イトロチェコ少女合唱団演奏会を聴いて
懐かしい思い出は歌とともに |
今回イトロチェコ少女合唱団の合唱を聴いて、感じたことは「音楽は世界共通である」ということです。音楽にはそれぞれの国の文化・風習などが表れていま す。歌には世界で歌い方、雰囲気などは違っても、何か通じ合うものがあります。私はアメリカの幼稚園のクリスマス礼拝でこれらの曲のいくつかを英語で歌いました。今回、これらの曲を聴いている間に知らないうちにその頃のことを思い出しました。思えば6年前に東日本大震災がありました。そんな時に被災地に向けて希望のエールとしておくられた歌、それが「花は咲く」です。 この歌は日本の国歌と同じくらい大切な歌だと思います。私の家でも水が一週間止まりましたが、生活に困っていたとき、テレビで外国の方々が日本へのエールとして歌っていた歌、 それが「花は咲く」でした。この曲は苦しさから立ち直るきっかけを作ってくれた思い出の曲です。そんな私の思い出の曲を日本と遠く離れたチェコの子供たちが歌っていると考えると、いろいろな思いがあふれてきます。歌にはいろいろな記憶を思い出させる役割があると思いました。 |
華やかな演出に魅せられて |
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大ホールに響きわたる「天使の歌声」 |
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個人の技術力とチームワークの結晶 |
僕はイトロチェコ合唱団演奏会を聴き、合唱団の一人ひとりの声
の美しさに感銘を受けました。あのような美しい声は、厳しい練習を重ねた結果だと思います。また、合唱団の皆さんの声はまさに言葉どおりぴたりと息が
合い、また、次の曲への移動も素早く、チームワークがとてもとれている印象を受けました。外国語の歌だけでなく、日本
の歌もきれいな発音で感動しました。 私たちのために演奏会をしてくださったイトロチェコ合唱団の皆さんに、とても感謝をしています。機会があれば、演奏会をもう1度聴きたいと思いま す。 |
言語の違いを超えた時間と空間の共有 |
まず第一に、言語が違っても幸福な時間を共有したいという気持ちがあれば言語の違いは関係ないことに気づきました。日本語で合唱する曲以外はどういう意味の歌なのかわかりませんでしたが、彼女たちの表情とハーモニーで、言語を超えた時間と空間を共有しているような感じがしました。気持ちを伝えるには言語というものは必ずしも必要ないのだと実感しました。これからの日本はグローバル化するといわれていますが、このような気持ちがあれば言語の違いがあっても乗り越えていけるはずです。 世界的にも有名な合唱団の演奏会をこの江戸取で聞けたことはとても貴重な経験であり、また一つ教養を深めることができたことに感謝しています。また、同じような年代の人たちが世界中を巡り、活躍していることにも刺激を受けました。この体験を忘れず、これからの学校生活を過ごしていきたいと思います。 |
自分の熱い思いを伝えたい |
イトロチェコ少女合唱団の皆さんのきれいな第一声を聴いた時、感動で心が震え、思わず鳥肌がたってしまうほどでした。
曲目が進むにつれ、圧倒的な歌声のすばらしさに、いつのまにか完全に聞き入ってしまいました。一番印象的だったのは、「花が咲く」という曲でした。東日本大震災の時に、復興を後押しするために作られた曲ですが、その曲を他の国の人たちが歌ってくれるところに、言いようのない嬉しさ
を感じました。その日本語による歌声は驚くほど流暢で美しく、私の心にその歌詞の意味がひしひしと伝わってきました。こう
した演奏会を学校で聴くことができることはとても貴重な体験だと改めて感じました。
曲の素晴らしさとともに感じたことは、自分と同じくらいの年齢の少女たちが世界の舞台で活躍していることです。 世界に通用するレベルに達するには相当な努力を要したことでしょう。将来、世界の人たちと関わり、人の心を動かす ことができる仕事をしたいと思っている僕は、いつか自分も、この目の前の合唱団の少女達のような自分の思いを伝えられる存在になりたいと 、彼女達の歌声を聴きながら考えていました。今回の演奏会は、自分にとって大きな刺激になりました。ありがとうございました。 |
魔法のような35人の不思議な歌声 |
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