中等部2学年

       10フォー・ブラス コンサートを聴いて        

2016.10.12

楽器も人間も協力して

僕は、今回のコンサートの中で特に心に残った曲は「魔弾の射手」です。なぜならこの曲は、音の高低差があってテンポが速いのでとても演奏が難しい曲だと思ったからです。でも、コンサートではしっかりとしたリズムで僕達を魅了してくれました。また、オリジナルの「10・フォーブラス」ファンファーレを演奏してくれました。明るく良い曲でとても聴いてて気持ちよかったです。そして、最後にアンコールとして、1人の演奏者から始まって1人ずつ曲に参加していき最後に全員で演奏をする曲を聞きました。それは互いの楽器の音が合わさりあってとても良い音色が出ていました。僕はコンサートを聴いて楽器も人間も協力することが大事だと改めて学ぶことができました。


 

音楽をもっと「勉強」したい

 10月12日の10フォー・ブラス コンサートに参加してとても素晴らしい音楽にふれることができました。たくさん演奏してくださった曲の中で1番印象に残ったのは最後の曲です。だんだん、人数が増えていくのがとても魅力的でした。また、個人個人の奏でる音がとても綺麗で心がやすらぎました。また、特徴的なリズムがあったりハモリがそろっていたりと素晴らしかったです。音楽に合わせて手を叩くことがあったりとても楽しかったです。私は音だけの曲があまり好きではありませんでしたが、少し興味が持てました。今回のコンサートは私の中で音楽に興味を持つきっかけでした。このような音楽が聞けることにとても感謝しています。
 何曲か聞いていくうちに自分の中でその曲についていろいろ想像したり考えたりするようになりました。
例えば、オペラ「魔笛」〜アリアという曲ではプログラムに書いてあったように古代、エジプトの場所を想像し、その架空の世界でおこった出来事がどんな曲になったのか考えました。このように想像し、考えることができると演奏してくださった曲がとても印象に残ります。また、より一層楽しむことができました。そして、曲が終わるごとに大きな感動がおこりました。今回のコンサートは1時間という短い時間でしたがとても楽しめたので、自分でコンサートのチケットを買ったりして他の音楽にもふれていければいいなと思いました。
 音楽にはすごい力があると実感させられました。10フォー・ブラスの方々には私達に素晴らしい演奏してくださってとても感謝しています。普段はあまり興味深く授業を受けていませんでしたが、これからはきちんと音楽の授業で様々な曲を聞いていきたいです。そして、自分でも演奏できるようになりたいです。今回のコンサートは10フォー・ブラスの方々の日々の練習がこのような素敵な音楽を奏でたのだと思います。私も音楽での歌やリコーダーなどのテストで綺麗な音を奏でられるように日々努力したいです。また5教科だけでなく芸術科目もしっかりと学んでいく姿勢をとりたいと思いました。

 

音楽によるメッセージを感じとる   

 僕は,今回のコンサートのプログラムを見た時に,とても懐かしい感情を思い出しました。現在僕は音楽とはあまり接することのない生活を送っていますが,小学生のころ習っていたピアノの先生に「幅広い分野の音楽に触れることが大切」と事あるごとに言われ,先生はよくクラシックのCDを貸してくれました。その内容はピアノ曲だけではなく,オーケストラの楽曲もあり,その中にモーツアルトの「魔笛」がありました。その時は何となく聞いていたのですが,今回のブラスアンサンブルを実際に聴いて,先生が僕たちに伝えたかった意味を改めて考えました。音楽を通してその国の歴史について考える機会になったり,音楽を通して様々な国の人と意見を交換したり,感情を共有できるなど,先生はピアノを上達するという目的だけでなく,僕たちがこれからの社会で生きていく中で身につけてほしいことを,音楽を通して伝えてくれていたのだと思ったのです。

 

どこかで聞いたような懐かしい音楽  

 まず初めに、聞いていて思ったことがありました。聞いて見ると、今ある楽器だけで弾いている様に思えませんでした。僕はこれまであまり コンサートを聴く機会がありませんでした。しかし、今日の公演などを見ていると、ホルンを弾く時に手を使って音階を変えていたりと音楽の世界の深さを学ぶことができました。チューバを弾いている人の話はとても面白かったです。時々、どこかで聴いたことがあるような曲もありました。最後の曲では、みんなが手拍子をしてみんなで楽しく曲を聴くことができました。トランペットの時には、楽器の大きさによって音の高さが違うこと を知りました。一番小さいトランペットの音を聞いたときは 音が高くとてもびっくりしました。トロンボーンの時に手を前後に動かしていて、忙しそうだなと思いました。チューバを演奏している時に思ったのは、楽器が大きく 重そうで弾くのが大変そうでした。
 10フォー・ブラスの人たちは若い人達から成り立っているのに、どの人もハンブルク・ヒィルなどの一流のオケーストラに所属していて 本当にすばらしい集団なのだと思いました。2013年にはフェリックス・メンデルスゾーン音楽院コンサートにて第2位を受賞されたそうです。
 今ではドイツ国内外のコンサートだけではなく、MDR夏の音楽祭などにもゲストとして参加し、活躍しているそうです。
きっと、彼らの音楽を聴いて感動した人がたくさんいるはずです。彼らの音楽を聴いて勇気づけられた人もいるかもしれません。 僕もその一人でした。

 

キラキラと奏でるたくさんの楽器たち

 私は10フォー・ブラス・アンサンブルのみなさんが奏でる素晴らしい音楽を聞く事が出来ました。こんな機会はめったになく、とても貴重な体験でした。まず一流の音楽家たちの音楽を聞く事さえも普通はあまりできない事であるので、ありがたく思いました。そんなアンサンブルのみなさんの演奏をお聞きして感じたことが二つあります。

 一つ目は、「いかに音楽を楽しむか」ということです。様々な曲を演奏していく中で、みんながみんな音楽そのものを楽しんでいて、リズムにのって揺れてみたり、足や指を鳴らして拍子をとってみたりなど、見ているこっちが楽しくなってくるほどのものがありました。そして、大勢観客がいる中でステージに立つため、緊張するはずが、みんなにこやかに笑って私たちに安心感と音楽の楽しさを与えてくれました。彼らが音楽を愛していることが身にしみてわかりました。私自身楽器を習っている身であり、音楽を楽しんでいるので彼らにはかないませんが、気持ちがとてもよく分かりました。

 二つ目は、「団結する」ということです。これは、体育祭や紫峰祭などと同じことです。みんなが集まり団結しなければ何もできないし、せっかく集まっていても団結しなければ何も生まれない、協力することによって素晴らしいものが出来上がるのだということを、これまで何度も体感してきました。アンサンブルにおいては特に、一人ひとりが自分に合ったペースでどんなにきっちり演奏できていたとしても、それが周りのみんなと合わなければ全く意味がないのです。みんながぴったり揃えばとてもきれいなハーモニーが生まれます。しかし、それはとても難しいことです。それにもかかわらず、彼らはきちんと息を合わせてやり遂げていました 。

 人は機械ではないため失敗する時ももちろんあります。しかし、それを理由にしていたらきりがないので、まずは失敗を出来る限りしないように努力をし、もししてしまったのなら、深く反省をしながら一生懸命にまた楽しみながら取り組めばよいのです。これは、10フォー・ブラス・アンサンブルから学んだことです。これを自分の頭の片隅に置いておき、立ち止まった時に思い出せたらいいなと思います。
 

 

演奏者として「三つの課題」を発見  

   今回は10フォーブラスの演奏をお聞きしました。私は吹奏楽部に所属しているので、今回の演奏を楽しみにしていました。そして、とても素晴らしいと感じました。私は演奏を聴いて、3点ほどの課題を見つけました。
 まずは、たてがそろっていたことです。演奏者たちは指揮者もいない中でタイミングがしっかりとそろっているのはすごいなと思いました。私はそこから、演奏者同士で気持ちを合わせることが大事なことだとあらためて感じました。
 続いて、音のひとつひとつがホール全体に響き渡っていたことです。音を広い空間にいるすべての人に届けるのには、息をたくさん吸うこと、そしておなかで音を支えることが重要になっています。私はそれがなかなかできません。短時間でたくさんの息を吸えるようになる練習、一定の大きさで音を出す練習をこれからしていきたいと思います。
 最後に、ピアノからフォルテの幅が広いことです。私の場合、ピアノを吹くと音に芯がなくなってしまい、フォルテを 吹くと音が割れてしまいます。これからはこのことを意識して練習していきたいです。
 なかなかプロの演奏を間近で聴くことはありません。とてもいい機会となりました。10フォーブラスのみなさん、ありがとうございました。

 

少人数でも迫力のある音楽

 ぼくは、10フォー・ブラスのコンサートを聴いて、まず、指揮者もいないのに、みんな最初から息がぴったり 合い、音色もすごくきれいでびっくりしました。これこそまさに、「美しい音色」という感じでした。和音もすごくきれいでした。違う楽器がたくさんいる中で、きれいな和音をつくり出すのは、難しそうだなと思いました。あと、タンギングも、とても上手だったです。音の迫力も、人数が少ないのに、すごく迫力がありました。アンサンブルは、人数が少ないので、間違えたときに、すごく目立つので、相当高い技術が必要だなと思いました。
 ぼくは、今回の10フォー・ブラスの演奏を聴いたことは、人生で、貴重な経験になったと思いました。

 

“音を楽しむ”のが音楽

 私は10フォーブラスのコンサートを聴いてまず思ったことは、海外のプロの方の演奏はなかなか聴くことができないということです。私たちのために演奏してくださった10フォーブラスの方々に心から感謝を伝えたいです。
 私がこのコンサートの中で一番好きだった曲はアンコールで演奏してくださった曲です。もちろん曲としても好きでしたが、手拍子で聴いている人も演奏に参加できることがとても楽しかったです。
 私は吹奏楽部でパーカッションパートを担当しています。パーカッションパートは主に打楽器を担当していて、パーカッションのリズムが崩れると演奏全体のリズムが崩れてしまいます。また、パーカッションは指揮を見てリズムを合わせています。しかし、10フォーブラスには指揮者がいません。また、アンコールでは手拍子というパーカッションがいましたが、この手拍子は演奏を聴いての手拍子なのでとてもリズムが合いません。にもかかわらず、演奏ではテンポやリズムがとても揃っていて驚きました。
 また、聴いていて10フォーブラスの方々がとても楽しそうに演奏しているのが表情から伝わってきました。私は吹奏楽部で以前「もっと笑って!!」と言われたことがあります。しかし、楽器に集中すると、つい真顔になってしまいます。“音を楽しむ”のが音楽です。10フォーブラスの彼らのように、聴いている人たちと、自分自身も楽しめる演奏をできるようになりたいです。