3組 S君 

 私達高3生にとっては最後の体育祭でした。練習から気合いが入り、どの団が勝つのか全く予想のつかない状態。練習しても練習しても不安で、何度もリハーサルを重ねました。そして迎えた体育祭当日。集団行動からはじまり、江戸取らしい開会式を行い、私は宣誓の生徒代表として気持ちを引き締めて参加することができました。競技には全力で挑み、そして、戦略を持って戦うことで、仲間との絆を感じ、深めることができました。男子の騎馬戦では応援、選手ともに盛り上がり、一位を獲ることができました。そのとき、黄色組の結束力をとても感じました。応援披露では、今までにないほど楽しく演技を披露することができました。練習してきたことが全て出し切れたと思っています。結果においては優勝とはなりませんでしたが、たくさんの思い出が私の中には残っています。江戸取で最後の青春を駆け抜けることができました。「全力で挑む姿が一番輝いている」最後の体育祭を通してこのことを感じる場面がたくさんありました。このような経験はなかなかすることができないと思います。江戸取生として最高の体育祭を作り上げることができ、本当によかったです。支えてくださった、先生方、家族、そして仲間の皆、本当にありがとうございました。




4組 Kさん

 高校生活最後の体育祭で私は青組応援団のダンスリーダーを務めました。他の団に比べダンス経験者の少ない青組で1からダンスを作ることになった時、私はとても不安でした。踊り終わった時に、「青団でよかった」と思ってもらえるような楽しい踊りを目指して作りました。しかし、曲、振り付け、隊形、などを1人でやるとなると体力的にも精神的にもとても大変でした。そんな時に支えてくれたのは周りの友達、後輩、部活の仲間、そして先生方でした。相談に乗ってくれたり、手伝ってくれたり、1人で心細かった私はとても助けられました。私は春までチアリーダー部に所属していました。私が振り付けなどで困っていた時、色は違うのに、構成や振り付けなどをためらうことなく手伝ってくれた部活の仲間が沢山いました。なかなか上手くいかず悩んでいた時に担任の先生や他にも沢山の先生方が相談にのって下さいました。沢山の人の支えがあって私は青組応援団の6分30秒の作品をつくることができました。自分の周りには、沢山支えてくれている人がいるということを改めて感じました。当日まで、朝、昼休み、放課後、休日など、沢山練習をしました。青組は学年の隔たりなく、みんなで協力して練習をしていました。とても楽しかったです。最初の頃は参加人数が少なく練習が成り立たない日もありましたが、だんだん増えていき、最後の方は大人数でかけ声を出しながら、楽しんで練習することができました。本番でも自分達の中では100点の応援披露をすることができたと思います。団長、女団長をはじめ、青組応援団全員の気持ちが1つになった応援披露ができました。結果は悔しくも4位でしたが、本当に最高の思い出です。青組でよかったと思います。苦しいことも沢山あったけれど、最後まで諦めず、みんなで頑張った応援団は一生忘れることのない大切な思い出になりました。


 

5組 Mさん

 今年の体育祭は私の青春の特別な1ページとなりました。なぜなら私は青組の応援団長に立候補したからです。その理由は二つあります。一つは目立つことが好きだということ、二つ目は自分より大きな声を出せる人がいないと思ったからです。女団長になって本当に嬉しかったのですが、当日まで様々な困難に直面しました。団長との連携や集団をまとめる難しさを肌で感じ、一度は辞めようかとさえ思いました。しかし、最後まで諦めずに続けました。それは私を支えてくれる多くの友人や後輩達がいたからです。その人達は私の相談を聞いてくれ、励ましの言葉を数多くかけてくれました。それにより、自分がしっかりしなくてはいけないということを改めて強く思うことができました。
 体育祭当日は私にとって最も楽しい日となりました。青組の人達で応援以外のところで気持ちが通じ合うことができたからです。競技以外の場面で声を合わせたり、盛り上げたりと一致団結をすることができました。応援の結果は4位に終わってしまいましたが、総合順位は2位で、準優勝となりました。終わった後に、やはり女団長を辞めないでよかったと思い、最後までやることの達成感と大切さを味わうことができました。





6組 Sさん

 私は今回の体育祭で、大勢をまとめる大変さと、一つのものに向かって努力する楽しさなど多くのものを学びました。私は赤組の女団長として、1ヵ月間という短い間でしたが、毎日朝早くに来て準備をしたり、みんなに聞こえるように大きな声で話したり、ダンスやかけ声、立ち位置を教えたりしました。百人以上をまとめることは想像以上に大変でした。私達は「仲良く楽しく」ということを心に留めて練習をしました。応援団は高校生の有志なので、練習の呼びかけをすれば沢山集まってくれるだろうと思っていましたが、中々集まらない日が多く、焦りばかりがつのりました。でも、体育祭が近づくにつれて沢山の人が練習に来てくれるようになり、大きな声で楽しそうに踊るみんなを見て、体育祭が終わってほしくないなと思いました。毎回練習に来てくれたり、練習がなくても声をかけてくれたりする人がいて、とても嬉しかったです。体育祭当日は沢山の人が競技中の応援に参加してくれて、自分が競技に出ているときの声援がとても力になりました。そして、午後の応援合戦は赤組が最初でした。昼休みが終わってすぐだったので、集まりが悪くとても焦りました。応援が始まると、いつもより大きい声をみんなが出してくれて、心から女団長をやることができてよかったと思えました。二年連続W優勝は果たせませんでしたが、赤組のみんなと楽しんで体育祭ができたので本当によかったと思います。今までで最高の体育祭でした。


 

9組 K君

僕は今回、白組の団長をやらせていただきました。僕が中三の時の団長がサッカー部の尊敬する先輩で、とても格好良かったので、僕は中学三年生の頃から団長をやる!そして応援披露ではソーラン節をやりたいと思っていました。体育祭が終わった今、団長をやって良かった。そして白団で良かったと、思っています。僕は団長になることが決まった時、一つの目標がありました。それは「白団をW優勝に導くこと」。やるからには結果が欲しかったですし、何より白団のみんなと勝利を分かち合いたかったからです。その結果応援賞では一位をとることが出来ました。本当に嬉しかった。頑張って練習して来て良かったと思いました。
 
本番のみんなのパフォーマンスは踊っている自分でも鳥肌が立つほど興奮しました。それは、みんなが一つになっていることを実感したからだと思います。本番のみんなのパフォーマンスは本当に素晴らしかったです。やり終えた後のみんなの顔は、笑顔に満ち溢れていました。きっと楽しく、やり切ってくれたのだと思います。また、たくさんの子から「白組で良かった!」「応援団楽しかった!」と言った声が聞けました。中には「来年団長をやる!」という子もいました。僕たちを見てそう思ってくれたことも嬉しいですが、江戸取の伝統をしっかり引き継げたので安心もしています。
一緒に白団を引っ張った女団長を始め、副団長、ソーラン節を素晴らしくしてくれたダンスリーダーのみんな、ありがとう。この白団の団長になれたことを誇りに思います。最後になりますが、体育祭に携わっていただいた先生を始め、生徒会、各部活動の方々ありがとうございました。来年の体育祭での後輩の活躍を見るために、これから勉強に精進していきます!!



10組 Nさん

 5月30日、青空の下で第38回体育祭が行われました。私は去年、部活の試合で体育祭に出られなかったので、今年は本当に楽しみにしていました。今年の体育祭の思い出はたくさんあるのですが、本当に心に残ったことを一つ書こうと思います。
 それは、何と言っても応援優勝できたことです。私は、白組女団長をやらせて頂きました。女団長は中学生の頃からずっとやりたいと思っていたので、選ばれた時は本当に嬉しかったし、私が女団長になったからには絶対に優勝に導く、そう決心しました。ですが、部活の引退試合も近く、あまり応援団の練習に参加できない日々が続きました。こんな女団長に付いてきてくれるのか? 皆に認識されているのか? 不安が尽きませんでした。しかし、体育祭が近づくにつれて、白組全体が盛り上がってくるのを実感できました。そして当日の朝、HRで団長の言葉が書いてある紙を読んで、白組は最高の団長を持ったな、白組は絶対優勝する、そう思いました。
いよいよ応援披露の時、入場前の団長の「俺らは今一つになっている」という言葉は、一生忘れません。披露が終わった時、私は観客の方々の「おおー」という声と自然に湧き起った拍手にとても感動し、何とも言えない達成感や、「終わってしまった」というさみしさなど、たくさんが入り混じった感情の中にいました。閉会式の結果発表。二位で黄色組が呼ばれた時には、もう涙が止まりませんでした。嬉しさと共に白組を優勝に導くことが出来た安心感もありました。全部終わった後、友達が「ありがとう」「最高の女団長だよ」と言ってくれて本当に嬉しかったですし、女団長をやってよかったと思いました。白組みんなで優勝を掴み取った、この最後の体育祭を、一生忘れません。そして、K君と、団長・女団長が出来たことは私の誇りです。
 白組へ。最高の体育祭をありがとう。