7組 Nさん

 今年のウォークラリーは私にとって4回目の参加です。何度経験しても疲れることに変わりはないので、歩く前は例のごとく億劫に感じていました。しかし、今回のウォークラリーは例年と違った発見が2つありました。
 1つ目は、クラスの雰囲気についてです。高等部2年7組は5月にカナダ修学旅行、7月に勉強合宿をクラスのメンバーで乗り切ったことに加え、10月の紫峰祭では研究発表の部で第1位を獲得しています。これらのおかげもあり、普段から仲が良いために10キロという長い距離を退屈せずに有意義に歩けたと思います。
 2つ目は、最高学年である高校3年生についてです。私たちも来年の今頃は同じような状況ですが、ウォークラリーが高校生活最後の行事である現3年生がどのような面持ちでこの行事に臨んでいるのかが気になりました。ウォークラリーはセンター試験の約80日前に行われます。センター試験を目前にして歩くことに意味を感じられるのかがわかりませんでした。しかし、学校に到着した先輩方の表情はとても清々しいものでした。私も来年のウォークラリーの際に、同じような表情で臨めるよう、今から努力を積み重ねていきたいと思いました。
 私たちの学年もウォークラリーは残すところあと1回になってしまいました。来年のウォークラリーを終えた時に悔いが残らないように、日々の生活をしっかりと過ごしていきたいと思いました。




8組 K君

 僕は、長い距離を歩くということは普段無いので、ウォークラリーを毎年楽しみにしています。また、ウォークラリーで歩いている時は、修学旅行の時のように、まだクラスの雰囲気に慣れていない時の空気とは逆に、全員が仲良く会話ができる良い空気だったのではないかと思います。今回は改めてウォークラリーの中で「江戸取らしさ」を感じ取ることができました。それは、挨拶とゴミ拾いです。各地点に先生が立っていらっしゃるのが見えると、江戸取生は、誰もが明るい挨拶を欠かさず行っていました。その挨拶に対し、先生方も挨拶を返して下さっている様子を見て、自然と心が晴れてきました。次に、ゴミ拾いについてです。ウォークラリーでは、単に歩くだけではなく、地域の環境にも目を向けているところに江戸取らしさが出ていたと思います。そして、自分が思っている以上にゴミが落ちていました。
 僕は年度当初、2年8組に知っている人が2、3人しかおらず、静かに生活しようと思っていました。しかし、徐々にクラスに慣れ、今はとても充実した生活を送ることができています。今が楽しいのは、明るく接してくれるクラスメイト、そして、優しい先生方の存在があったからです。日々周りの人に感謝し、良いクラスであり続けていきたいです。ウォークラリーは残り1回になりましたが、思い出に残るようにしていきたいです。



 


組 T君

 僕は、今回のウォークラリーに参加して、歩くことの大切さを学ぶことができました。ウォークラリーは中学1年生の時から毎年行われている恒例の行事です。約10キロメートルの距離を歩くので、かなりの体力を消耗します。日頃あまり運動をしない僕にとって、この行事は楽しいのですが、体調を崩すことがありました。
 今年のウォークラリーは例年に比べて、気温がかなり高くなり、いつもより長い間歩いていた感じがしました。中等部生はかなり大変だったと思います。
疲れのピークが来たのは折り返し地点の時で、精神的にも終わりが見えない距離だったので、かなり疲れていました。それでも後半は気温も下がり、涼しい風に吹かれながら気持ち良く歩くことができました。
 僕がウォークラリーを通して実践することができたことは、「友人と友情を深めること」「ゴミ拾いをするなど社会福祉に貢献すること」「体力をつけること」です。約10キロメートルを歩き終えて学校に着いた時には、疲れもありましたが、充実感と達成感を感じることができました。反省点としては、周りに住宅街がある所で騒いでしまったので、来年また歩く時にはそういうことがないようにしたいと思います。楽しい思い出になりました。





10組 S君

 今回、僕はウォークラリーに初めて参加しました。なぜかというと、昨年は部活の大会があり公欠したためです。昨年、友達からウォークラリーの感想を聞いて、その楽しさや良さを想像して、「どれだけ楽しいのだろう。せっかくなので天気がよいといいな。」と思っていました。実際に参加してみたらとても良いものでした。
 歩きはじめて、すぐに学校のバス停が土手から見えて、いつも使っている場所なのに新鮮な気持ちで見ることができました。また、少し進んだ所に双葉幼稚園が見え、園児が園庭で遊んでいました。普段よく見ている土手の上に実際上がってみたら、今まで見たことのない建物や自然を見ることができたのでよかったです。また、キャノンの工場の裏には畑があったり、普段使っている常磐線の利根川の橋の下を初めて見たり、自分が知っている取手市はほんの一部分にすぎないと実感することができました。
 また、歩いている間、クラスの友人などとたくさんコミュニケーションを取ることができました。普段はなかなか長い時間話すことがないので普段話さない話などもすることができたのでよかったのです。しかし、後半になるにつれ徐々に疲れが蓄積され、終盤は少し辛くなってきました。その分、学校に帰ってきたときは、とても達成感を得ることができました。
 今回のウォークラリーでは、友人との絆がさらに強まり、自然のすばらしさやゴールできた時の達成感など色々なことを学ぶことができとてもよかったです。



 


1組 A君

 実際にクラスの仲間たちと一緒に歩いてみると、違った意識が芽生えていたのに気が付きました。教室で切磋琢磨している良き仲間たちと歩きながら談笑していると、一人の時とは心持ちがまったく違っていました。また、一人の時では気付くことができなかった秋の風景や道ばたの草花の変化など新しい発見がありました。また今年のウォークラリーでは二つのことを感じることができました。
 一つ目は、江戸川河川敷の自然の豊かさです。もし、都内の学校に通っていたら、同じウォークラリーという名称の学校行事があっても、このような素晴らしい自然環境の中を歩いて楽しむことができなかったと思います。今の時期になると校舎からは雄大な利根川の河川敷に赤く染めながら沈んでいく夕日も観ることができます。ウォークラリーのコースも、校舎に戻る頃には白い校舎もやや赤く染まりかけていてとても印象的でした。そして、僕たちは仲間たちと一緒に学舎に戻ってきたという清々しい気持ちと、10kmを歩くことができたというほどよい疲労感がありました。
 二つ目は、江戸川学園取手高等学校の教育理念である「心力」・「学力」・「体力」の3つに改めて考える機会を得ることができました。普段、登下校では取手駅から校舎までの約2.5kmの距離しか歩くことができません。だからウォークラリーの10kmという距離は、仲間と歩いていたものの途中で疲れて、心が折れてしまう瞬間もありました。途中立ち止まろうかと思うときもありました。しかし、仲間たちが周りで同じように歩いているのです。途中で諦めるのでなく、完歩するという目標に向かって一歩一歩を大切にしていくことが大切だと理解できました。




2組 Y君

 僕は今回のウォークラリーを経て、更にクラスメートと親睦を深めることができました。友達とこんなにも長い間話すことはあまりないので、意外な話を聞くことができたりして大変有意義に過ごすことができました。僕はほぼ毎日取手駅と学校の間を歩いていて、歩くことは健康に良いことだと実感していました。例えば、歩くことで体を目覚めさせることに繋がり、朝学習にも集中できます。そして、さらにこの行事を通じて歩くことの楽しさや歩くことの効用を理解することができました。また、ウォークラリーを行っている最中でこの前の大雨の被害が少し見られました。当時、あと1mで利根川が氾濫する程まで雨が降っていました。ニュースでもその被害を見て、改めて自然の脅威を感じました。そして、実際に取手駅から天王台駅の間の大きな橋に、この前の大雨での水かさを表す線が上昇しているのを見て、その災害の怖さを知りました。江戸取の周りには自然が多く、部活のランニング中もしばしば感じていました。しかもウォークラリー当日は天候にも恵まれて、自然が素晴らしく見えました。もう僕たち高校2年生に残された行事は、とても少なくなってしまいました。数少ない残りの行事をしっかりと楽しみつつ、更に友人やクラスの親睦を深められるように今後も生活していきたいと思います。