1組 Aさん

今回の勉強合宿は本格的な受験勉強をスタートさせる良いきっかけにするため、1日12時間勉強という過酷な試練を乗り越え、さらにそれを日常生活にもつなげることで、合格へとより近づけるようにしたいと思いました。
 合宿の序盤はまだ気力があり比較的集中して学習に取りくむことができましたが、終盤へと向かうにつれ疲れが溜まり集中力が落ちてきました。そんな時にどれだけ我慢して自分を限界まで追い込めるかを意識しました。また私は合宿中に改めて友人の大切さを痛感しました。自分の中でかなり限界が来ていて気持ちが負けそうになったときに、友人と何気ない会話をすることで気分転換ができたり、あるいは自習中に周りの友人の必死に頑張る姿を見て自分ももっと努力しようと思うようになりました。受験は団体戦であるという言葉の意味について合宿を通して理解できるようになりました。もちろん個人の努力は大切ですが、集団の中で仲間でもありライバルでもある友人と切磋琢磨し合うことで、個人ではできなかったことも達成することができると思いました。特に医科コースはそれぞれのつながりが強くまとまりのある集団である利点を生かし、医科コースはできて当たり前の集団となり、自分自身もその一員として堂々と胸を張れるように成長していきたいと思います。
 勉強合宿はゴールではなく単なる一つの通過点であるにすぎないということを忘れないようにします。もちろん達成感は大切ですが、そこで終わってしまっては無意味だと思います。今回学んだことを最大限に生かして、自分自身のさらなる成長へとつなげていきたいと思います。そして受験合格、さらに医師になる夢を叶えることができるようにこれからも努力を積み重ねていきたいと思います。







4組 Y君

 夏期勉強合宿に参加して自分は自分の中の勉強に対する意識が変わると共にいろいろなことを学ぶことができました。
 一つ目に友人の大切さです。勉強合宿は、自分が辛い、逃げたいと思う時も周りのみんなが一所懸命に勉強をしている姿を見て、自分も頑張らないとだめだという気持ちが出てきて頑張ることができました。この勉強合宿では、友人から刺激を受けたからこそ頑張れたのだと思います。このように、切磋琢磨し合えるような仲を普段の学校生活の時から築いていけたら良いと思います。最初は集中力がもたず居眠りをしていた生徒や周りを見たりして落ち着きがないような生徒も最後にはみんな頑張ろうという気持ちになり、周りで寝ている生徒を起こしたりクラス一体となって勉強していました。
 二つ目は、勉強に対する姿勢です。自分は勉強合宿に入る前は、辛そうだから嫌だなと思っていました。そして勉強合宿の初日、二日目とモチベーションも低く、集中できていませんでした。この二日間はただ眠気に耐え、作業のように勉強をしていました。しかし、三日目から自分はこのままでは、この勉強合宿が無駄になると思い奮起し、モチベーションを高く保つことができ、充実した日々になりました。この勉強合宿で感じたことは、集中力が自分には足りないということです。勉強面や部活面を考えても集中力は、とても役立つと思うので、これからは、集中力を高めることが大切だと思いました。またこの勉強合宿での反省点を今後の学校生活に生かしていかなければならないと思います。普段から勉強する習慣があれば、この勉強合宿の初日から集中して取り組めたと思うので、初日、二日目と集中できていなかった自分は、日頃から勉強の習慣が無いということです。これからは、この勉強合宿を変わるきっかけとして、勉強する習慣を作っていきたいと思います。
 三つ目は、礼儀や規律についてです。勉強合宿では、挨拶を徹底して行い、人としての精神面についても大きく成長できたと思います。また、五分前集合も人として当たり前の礼儀を身に付けられたと思います。
 今後の学校生活では、切磋琢磨し合える友人関係を築き、お互いを刺激し合い、勉強の時は集中力を高く持ち、毎日朝学習を行い、勉強の習慣を確立し、充実した生活を送ります。




 



5組 Iさん

私は、中学3年生の時の夏期勉強合宿に参加できなかったため、今回の勉強合宿がどのくらい辛いのかよく分からないまま参加しました。
 実際に参加してみて、2日目、3日目はとても辛かったです。夕食後には眠くなってしまい、先生や友達に起こされることが何回も続きました。授業が少なく自習が多かったので、集中力がきれてしまうこともよくありました。しかし、だんだん慣れてきて、同じ教室にいるクラスメイトが自主的に立ち上がり集中して学習に取り組む姿に励まされました。
 勉強合宿中の教室の雰囲気はとても良かったと思います。私は英語と数学に集中的に取りくむつもりだったので、期末試験の範囲である英語と数学の問題集を持って行きました。教室はとても静かだったので、数学の問題を解くのに集中することができました。一度取り組んだところでも何度も見直し、本当に集中できない時には英文法の問題集や英単語を覚えていました。
 勉強合宿中は一日の学習がとても長いように感じましたが、思っていたより少し楽でした。一日にこんなに長時間勉強することはあまりないので、想像することができませんでしたが、思っていたよりもスムーズに慣れることができました。朝礼、食事、入浴、睡眠以外はほとんどが勉強でしたが、思っていたよりも楽に過ごせたのは周りの友達やクラスメイトがいてくれたおかげだと思います。教室で私と同じように一生懸命学習するクラスメイトがいて、部屋には愚痴を言っても励まし合える友達がいて、勉強する環境としてとても良かったと思います。
 勉強合宿で長時間勉強をしている中で、私は部活の先輩が話していたことを思い出しました。先輩は薬学部に進学し、毎日勉強ばかりで酷いときには1週間で10時間ぐらいしか睡眠をとれない時があったと言っていました。大学での話をお聞きして、勉強合宿で長時間学習した後では、勉強もサークル活動も頑張っている先輩を尊敬する気持ちが強まりました。私も勉強とそれ以外の活動の両方で精一杯努力できるようになりたいと思いました。







6組 Y君

 この合宿で僕が特に痛感させられたことは「受験は団体戦」であるということです。近くで誰かが寝てしまったら、お互いに声を掛け合い、それぞれが勉強に集中できるようにする、体力的及び精神的に疲れ、辛そうにしている仲間がいれば励まし合い、再び目の前の問題に取りかかる。更には、難問の壁にぶつかってしまい、それを乗り越えようと努力してもなかなか越えられず、諦めてしまいたくなったこともありました。しかし、そんな時に周りを見渡すと、同じように壁にぶつかってしまい悩みながらも必死になって乗り越えようとし、成し遂げている仲間がそこにいるのです。ここで自分が諦めてしまってはいけないと自分を奮い立たせ、そこから前進するための力をもらい、頑張ることができました。これからは、「受験は個人戦」などと考え、一人でいては決して得ることができなかったものです。「受験は団体戦」であるからこそ、精神的にも強くなり、互いに高め合っていくことでそれぞれがより高い目標へと向かっていけるのだと気づかされました。これらのことから僕は、仲間の大切さとその存在の偉大さをより知ることができました。
 更に感じさせられたことは、今まで僕がしていた勉強は、ただ知識の丸暗記をしていただけであって、真に知識を身に付けることができているわけではなかったということです。知識とは普段の生活に役立ててこそ意味があるものであり、とっさにそれができていないということは即ち、真に知識が身についていないことに他ならないのだと気づかされました。普段それを応用して使うことができないにも関わらず、試験の時だけそれができるということは決してあり得ないと思います。普段から応用して役立てることができるよう、身につく学習をすることの大切さを知ることができました。
 これで一段落するのではなく、次に進むことができるかどうかが勝負を分ける要因であると自覚し、これからも邁進していこうと決意しました。





 



7組 Uさん

 「勉強合宿を乗り切れたくらいで自信を持ってはいけない。」と勉強合宿最終日に兼先生がおっしゃった時、私はすごくショックを受けました。私は中学3年生の時の勉強合宿以来、何日にも渡ってあれほど長時間勉強する機会が無かったため、終わった時は達成感でいっぱいだったからです。しかし、勉強合宿が終わってからしばらくして、先生がおっしゃっていたことを思い出したとき、確かにこれで満足してはいけないと思いました。高校3年生にあがって本格的に受験生になれば、この勉強合宿のような生活が当たり前になるのだと思ったからです。
 高2になって、友達や大学に進学した先輩方と受験勉強の話をすることが多くなりました。受験を乗り越えた先輩から、「高2の模試で成績が下がったかもしれないけど、高3になったら浪人生も入ってくるからもっと下がるよ。でもその中で勝ち抜かなきゃいけないんだよ。」という話を聞くたびに私はどんどん自信がなくなっていきます。今のままで東京大学に入れるかどうかと言えば、絶対に無理だと思います。さほど努力もしないで不安ばかりが大きくなっていくだけなのですから。でも、この不安を取り除くためには、やはりひたすら勉強するしかないのだと思います。勉強の悩みは勉強で解決する。悩む暇があったら、その時間を勉強に費やします。 







8組 Sさん

 中等部3年生の時以来の勉強合宿でしたが、その重みには中等部の合宿をはるかに上回るものとなりました。今回の勉強合宿では、自分の中の受験に対する意識が大きく変化したのです。
 まず、私は持って行く教材を英語と数学の2つに絞りました。どちらも私が一番苦手とする教科です。普段の勉強で避けがちであった、その2教科のみを持って行くことで自分の中の苦手意識を克服しようとしました。何が何でもやらなければならない状況の中での勉強は不思議と予想していたよりも全く苦痛になりませんでした。はじめに、自分の中の受験に対する意識が変わったと述べました。それはどういうことかというと、「自分はもう受験生だ」という気持ちがとても強くなったということです。勉強合宿で学んだことは学習習慣の大切さだけではありませんでした。1日10時間を超える学習時間の中で、私の反省点も多く見つけることができましたし、友人や先生の存在がどれだけ大切なのかというのも実感しました。青野先生が「受験は団体戦だ」とおっしゃっていました。この合宿は、高等部37期生という団体が互いに励まし合い一人一人が努力して創り上げたものだと思いました。このような素晴らしい機会をいただけて心からありがたさを感じます。
 勉強合宿の前と後では明らかに私は変わりました。この変化を一時的なもので終わらせることのないようにしたいです。とても大変な合宿でしたが、そこで得たものを必ず今後の自分につなげていこうと思います。そして、受験生としての高校生活をスタートしたいです。