5組 K君

 僕は今回、田中優子先生の講演会をお聴きして色々なことを学び考えました。まず、入試改革のお話がありました。このお話の中でとても驚いたことは科目の合体です。田中優子先生によると、この制度はもう取り入れられている大学もあるとのことです。僕にとってこの科目の合体は少し困ります。なぜなら、一方の科目が苦手な場合、極端に点数が下がってしまう可能性があるからです。しかし、最近はグローバル社会になってきており、この入試改革によってグローバル社会に必要な思考力・判断力・表現力、さらにこれらが基礎になっている能力である主体性・多様性・協同性が試される試験になると思われるため、将来の自分にとっては良いことなのではないかと思います。だから、この入試改革が自分の世代から始まったとしても、マイナスにとらえずプラスに考えようと思います。では、どうすればそのような能力を身に付けられるかというお話もありました。田中優子先生によると、基本的な考え方は自分と同じ人はどこにもいない。唯一無二の個性的で貴重な存在である。その自己肯定感を実感できるかというものだそうです。僕はどちらかというと自分自身は好きなので、少しはこれらの能力が身についているように感じました。
 最後に、今回の講演会をお聴きして自分の知らないことが沢山分かったので、お聴きして良かったと思いました。同時にもう少しニュースを見て世の中のことを知らなければならないと思いました。今回学んだことを活かし、もっと精進します。






6組 Y君

 7月16日に田中優子先生の講演会に参加しました。まず、田中先生のお話を聞いて、入試改革が進んでいることが分かりました。私は、英語の入試改革が進んでいることを聞いたことがあります。今まで、「読み」、「書き」に偏っていた入試を「話す力」、「聞く力」を試すような入試に変えていくということです。田中先生のお話によって、英語の入試が変わっていくのは、主体性、多様性、協同性の力を試す試験に変えていくことだと思いました。
 また、近年、社会の中で「グローバル化」という言葉や、「グローバル社会」という言葉をよく聞きます。しかし、私は詳しくグローバルという言葉の意味を理解していませんでした。今回の講話により、グローバル化に私たちは対応していかなければならなく、グローバル社会の中で日本の独自性や、私個人の独自性や良さを周りの人々に主張していかないといけないと感じました。
 また、循環型社会の話についても考えさせられることが多くありました。まず、循環型社会を成立させるためには、一人一人が3Rであるリデュース、リユース、リサイクルの3つを意識して生活していかなければならないと思いました。また、新しい技術ばかりに目を奪われすぎずに、昔の生活の知恵を見直すことも大切だと思いました。今後の生活は、温故知新を忘れず謙虚に生きたいと思います。 



 



7組 I君

今回の田中優子先生のお話をお聞きして、現代も江戸時代もやはり他国との関わり無しに日本は発展しなかったのだと思いました。しかしながら、良好な関係でなく、財産や領土を巡って、紛争などの対立もあり、他国との平衡関係を保つことは難しいことだと思いました。
 田中優子先生は、このグローバル社会に生きていく上で最も大切なことは、相手に自分の意志を表現し、伝えることであり、そして伝えたり、決断したりするためには、その背後に確かな知識や思考力といったものがなければいけないとおっしゃっていました。それらの力をつけるのがまさに今です。近年では、グローバル化がますます進んでいますが、それとは裏腹に若者の学力低下が進んでいます。あらゆる物事が抽象的になってしまいます。そうならないように、より正確な力をつけなければなりません。その自覚はこれまでに無く、田中先生のおかげで再確認することができました。
 何事もやはり協力することが大切であり、協力するためには相互の信頼がなければいけません。さらに、それを築くためにも学力や思想がとても重要です。つまり、今の自分達の学習は、グローバル社会で生きていく上での学習であり、あらゆる物事を国際規模で考え、行動しなければならないときがいつか来るのだと実感しました。







8組 Sさん

 今回の田中優子先生の講話の中で胸に響いたお話が2つありました。
 1つ目は、「私たちは『思考』、『判断』、『表現』の3つの工程があり、行動している」ということです。このことに私は強く感動しました。私たちは、この工程を無意識に、誰からも教わったことがないのに行っています。そのような私たちに感動しましたし、このことに気づいた田中先生にも衝撃を受けました。もし、その『思考』、『判断』、『表現』の3つの中の1つが欠けてしまったり、不完全だったりしたら、上手く人に伝えることができない、もしくは、相手に誤解を与えてしまいます。そのようにならないために、私たちは、日頃から『思考』、『判断』、『表現』を意識的に気をつけなければいけないと思いました。
 2つ目は、「『よし、やった』が自己向上心の第一歩」というお話です。私たちは誰でも自己向上心がなければ生きていけません。「自分はダメな奴だ」と思いながら生きていても楽しくも何ともありません。私はそのように思いますが、それでも何か自分に不利になることが起こると、自分に自信がなくなり、気持ちが沈んだまま向上心が上がらなくなることがしばしばあります。そのようなとき、私は、どうすることもできなく、いつも時間に身を任せていますが、今度からそのようになってしまったら、田中先生のこのお話を思い出してみようと思います。そして、そのとき自分ができることを一歩一歩確実に進めていき、自己向上心を取り戻そうと思います。 





 



9組 I君

 今回、田中優子先生のお話をお聞きして、グローバルについて改めて考えるきっかけになりました。これから時が過ぎていくにつれて、社会は、どんどん国際的になり、異文化に対応できる人材を必要とします。
 法政大学では、未来を見据えて学生達に対応力を身につけさせるため、海外留学を推進しています。海外へ行って何を感じるのか。それは挫折です。人は挫折を経て成長すると思います。挫折を経ることで自分に足りないことと改めて向き合い新たな目標を見つけられるのだと思います。
 身近なグローバルと言えば、5年後の2020年に開催される東京オリンピックが思い浮かびます。様々な国から人が東京へ集まることによって、生活様式、言語、宗教などの文化において、僕たちのそれとの違いを知る良いきっかけとなるでしょう。僕は、東京オリンピックでどんな小さなことでも良いので、外国の方とふれあえるボランティアをしたいと思っています。
 僕の祖父は、法政大学の出身なので、田中優子先生が講演をして下さると聞いて、とても楽しみにしていました。僕は、法政大学の人間環境学部に興味があります。環境学部と言うと、ほぼ100%の大学が理系ですが、法政大学は、文系の立場から「持続可能な社会」を作ることを目指しています。僕は、文系なので、法政大学の人間環境学部で、田中優子先生の下で大学生活を送りたいです。







10組 T君

 グローバル化が進んでいる現代において、求められる能力が変化しつつあります。では、これからはどのような能力が求められるのでしょうか。法政大学総長、田中優子先生に講演して頂きました。
 私たちのほとんどが次に迎える社会は大学です。大学入試では、これまでと大きく変わる方法が進められています。それは、基本的な知識に加えて、思考力、判断力、表現力が求められていることです。日本で必要な能力は全く別のもので、他国との外交を進めるためには、これらの能力は非常に重要になっています。では、どのようにすれば、思考力や判断力、そして、表現力といった能力は鍛えられるのでしょうか。「言語能力は日常会話では十分に鍛えることはできない」と田中先生はおっしゃっていました。人生経験の少ない私たちが自分の複雑な感情を言葉で表現することは、なかなか難しいことです。しかし、私たちは、読書をすることで、多くの語彙を身につけることができます。グローバルな社会で唯一無二の個性である自分を表現するために有効な手段であり、今の私たちにとって必要なことであるということを学びました。
 今回、田中先生の講演を聴き、国際社会で活躍できるような人材に私たちはなりたいと、私は思うようになりました。お忙しい中、講演して下さった田中先生に感謝の意を伝えたいです。