3組 Y君

 私は、今回卒業生を囲む会に参加して、東京大学に合格した先輩方はどのような学校生活を送っていたのかということを知ることができました。
 東京大学に合格する人というと、私の中では元々天才のように頭のいい人がほとんどだろうという勝手なイメージがありました。しかし、先輩方のお話を聞いていると、そのような人は少数であり、努力をした結果だったということが分かりました。また、東京大学だけではなく、多くの有名大学に合格された先輩方の共通点は、最後まで諦めず気持ちの面で負けないということと、すべては自分の気の持ちよう次第であるということが分かりました。
 私は今まで親や先生方に勉強をしなさいと言われたから一応勉強する、というような消極的な姿勢で勉強をしていました。しかし、大学受験まで残り1年しかないと分かっていても未だに「やらされている勉強」をしているのはとても大きな問題だと思います。そこで、私が実践しようと思ったことは、自分でやると決めたことは必ずやるということです。具体的には朝学習です。現在、8時に登校して朝学習に参加していますが、これからは7時半には学校に到着して、少なくとも1時間は学習時間を確保できるようにしたいです。このような短い学習の積み重ねが最後には大きな力になると思います。
 今回の卒業生を囲む会は自分の将来や勉強方法などを見直すよい機会となりました。忙しい中、いらっしゃってくださった先輩方に感謝したいです。




4組 Nさん

 耳に痛いと思ったことは、「得意科目で文理選択をしたほうがいい」「数学ができないで理系にいるのは良くない」ということです。私は数学を含めた理系科目全般を苦手としています。誰だって文系に行ったほうが良いのでは、と勧めるでしょう。しかし、私には理系で叶えたい夢があり、文系で遠回りしている時間はないのです。
 その為にまずは、英語と数学の基礎力の定着が最優先だと気付きました。数学が苦手という点で、周りの理系の人からは大きく差が付いています。入試では得点源となるこの2つの科目の基礎の定着を、人よりも多くの演習量でまかない、身に付けることで周りとの差を埋めなければいけません。目先の勉強合宿での課題の一つになるでしょう。
 理科の定期試験を大事にする、ということも印象的でした。今まではただ、定期試験の為に覚えるだけで、根本から理解はしていませんでした。そのせいで今年度の本編の授業で「前に学習したよね」と言われて戸惑うことが多く、少し後悔しています。センター試験は教科書に書かれていることを問われる問題です。すなわち、一回の定期試験の範囲を完璧に理解していたら、受験勉強のときの負担が減り、他の科目に時間を充てることも可能になります。時間の有効活用の為にも、一回の定期試験を大切にしていきます。
 分科会では、モチベーションの上げ方や眠くならないようにするコツを聞きました。このように、自分なりの方法を模索することが達成感を感じ、効果を期待することができるのだと思いました。
 気が付けば、この卒業生を囲む会もあと一回になりました。それだけ受験も差し迫っていることになります。今年もまた先輩方と同じようにあの壇上にあがって話せるようになりたいと思いました。それには結果を出さなければいけません。残された時間を最大限に使い、志望校に向かって努力をしていきます。 



 



5組 N君

 今回、先輩方のお話を伺い、又、校長先生がおっしゃったように、「夏を制する者は受験を制する」ということで、夏休みの過ごし方について考えてみました。夏休みには勉強合宿がありますが、先輩からは「自分でサイクルを決めて勉強した方がいい」とのアドバイスを頂きました。今年の夏は、まず苦手科目である英語に力を入れ、克服したいです。次に、得意科目を極めるまで行いたいです。そして、古文単語や英単語の基礎を完璧にしたいです。この三つが私の今年の夏の目標です。
 先輩方が口をそろえて言うように、英語はとても大切であり、自分で勉強せざるを得ない状態にすることだとおっしゃっていたので、私は夏休み期間中、学校が開いている日は9時に登校し、シニアスタディルームで6時間勉強します。英語は逃れることはできない科目ですので、フォレストを一日一章進め、この夏で一冊を完璧にします。また、英単語は、毎日寝る前に100個の単語覚え、データベースを完璧にします。こうすることで、英文法、英単語をマスターすることができると思うので、この英語だけは毎日何があろうともやります。
 得意科目である化学・物理は毎日1時間、問題集を行い、期末試験の範囲を完璧にします。また、数学は毎日1時間、基礎問題を行い、余力があれば、応用問題も行います。このようにして、
時間にメリハリをつけ、サイクルを築いて、夏休みを過ごそうと思います。 





6組 M君

私は、今回の卒業生を囲む会に参加して、一年半後に行われるセンター試験・大学受験と、そこに達するまでの勉強や生活の仕方や、先輩方の経験談などといった貴重なお話を聴くことができました。
 今回の卒業生を囲む会は、高校一年生の時と比べてみると、違ったもののように感じました。それは、昨年までの私は、全く大学受験に対して、意識することもなく日々を送ってきて、漠然と国立に受かればいいなと考えているだけでした。高校2年生になった今の私は、大学受験の大変さや苦しさなどを知るようになり、私が考えていたよりも何倍もの努力と根性が必要だということが分かりました。
 私の将来の夢は2つあります。1つ目は、工学・理学の分野に進んで、デバイスなどの開発に携わることです。そこで、人々の生活をより便利にさせる物を作り、老人の介護がより楽になる物を作りたいと思います。2つ目は、心理学です。人々が様々な状況に置かれたときに、どのような行動をしたり、どのような表情をしたりするのかを調べて、分析して考えてみたいです。また、パーソナリティ障害などを持っている方のメンタルケアなど、どのようにすれば良いか考えるということも魅力的に感じます。どちらの夢も、目指してみたいのですが、とにかく、様々な人々を安心させ、喜びを与えられるような私になりたいです。このような夢は、あっても努力をしなければ叶うことはありません。ですから、自分にできることを一つ一つやっていきたいと思います。




 


7組 Sさん

 今年は東大コースに入ったということもあり、卒業生を囲む会に参加するにあたっての心構えが昨年までとは少し違いました。そんな状況で参加した今回は、3つの価値のあるものを得ることができました。
 1つ目は「勉強せざるを得ない環境にすると勉強が捗る」ということです。私は昨年度初めて放課後や休日にシニアスタディルームで勉強をしたのですが、家では勉強が出来ない私でもこんなに集中できるものかと驚かされました。周りの集中している人たちに「負けたくない」という意地で机に向かうようになり、今では勉強が最も捗る場となりました。
 2つ目は「自分で考える」ということです。どの教科でも自主的に学ぼうとする姿勢は大切だと思います。特に苦手教科であれば、なおさらです。私は数学が苦手なのですが、「問題を見たら瞬時に解けるくらい繰り返し解くべき」とおっしゃっていたので、今後の長期休暇を利用して自分で考えながら繰り返して、苦手を克服していきたいです。
 3つ目は時間の使い方についてです。私は苦手科目だと集中力が持続できず困っていたのですが、「行き詰まったら得意科目をやればいい」という言葉に救われました。今までは、それは逃げだと考えて集中していなくても続けていましたが、今後は少しずつ改善していけそうです。
 昨年までは遠いものに感じていた大学受験が、高校2年生になって一気に近いものになったように感じました。今回の卒業生の方のお話から学んだことを活かして、後悔だけはしないように今から少しずつでも努力を重ねていきます。





8組 Tさん

 私は、卒業生を囲む会に参加して、将来について、今までの考え方と変わったことがあ3つりました。
 1つ目は、行きたい大学の順位が変わったことです。私は、早稲田大学や慶応大学のレベルの大学はあまり視野に入れていませんでした。しかし、先輩方のお話を聞いて、高い目標を定めることの大切さが分かりました。
 2つ目は、得意科目があることの重要さです。私にはこれといった得意科目がありません。このままでは、もし、本番の試験の時に、何か1つの科目でも失敗してしまったら、その教科を補充することができる科目がありません。だから、私は、1番好きな英語を中心に数学と世界史を得意科目にしたいです。
 3つ目は、試験勉強などをしている中で、私には無駄にしている時間がたくさんあることに気づきました。机に向かっている時間がたとえ長くてもあまり集中していなかったり、ぼんやりとしてしまったりして、ノルマが達成せず、毎回試験前日に慌てて勉強しています。このままでは、皆に与えられた時間が同じであるにもかかわらず、勉強に対して充実感を得られずに受験を迎えてしまう気がします。今の私に足りないものは、集中力です。集中力は、勉強だけではなく、将来仕事に就いたとき、集中力がないことで人に迷惑をかけてしまうことになると思います。今から集中力を高められるように努力したいと考えます。
 今回、卒業生から受験についてのお話を聞くまでは、受験勉強は高3になってから始めれば良いと思っていました。しかし、高2でいかに今までの勉強の基礎ができるかが重要であると思いました。そのために、自分でできる限りの努力をして、定期試験で全科目8割以上点数を取ることを目標に頑張りたいです。