7組 T君 

 5月30日土曜日、江戸取における一大行事である体育祭が開催されました。私は黄色組の応援団に参加しており、この日の応援披露のために三週間ほど前から練習に加わっていました。高等部3年生の先輩方主導の下、様々な工夫を織り交ぜながら、この日のために練習しました。だから、私にとって体育祭は今までの練習の成果を見せる場であり、黄色組が応援優勝を勝ち取って、江戸取の体育祭にその名を刻む場でもありました。
 当日、様々な競技が進行していき、いよいよ応援発表です。この一瞬で、今までの練習で覚えたことを出し切らなければならないと思うと、とたんに緊張が高まりました。そして自分達の番となり、成功を祈りながらゲートを飛び出しました。ダンスの最中は、とにかく練習で覚えたことをしっかりと出し、練習の際に繰り返した失敗に気をつけながら、笑顔で踊ることを心がけました。そうすると不思議と緊張は次第に無くなり、練習で得たものをほとんど出し切ることが出来ました。完璧ではありませんでしたが、ダンスが終わった後にはなんとも言えない達成感がありました。
 その後も様々な競技が行われ、競技に参加する人はもちろん、応援する人もそれぞれの色やクラスの下、全力で優勝を目指して戦い合いました。その結果、赤組が優勝し、黄色組は三位にとどまりました。気になる応援順位は惜しくも二位でしたが、とても充実した体育祭でした。







8組 O君

 今年の体育祭は、前日の真夜中に激しく雨が降っていたので、当日中止にならないか心配だったのですが、晴天に恵まれたのでよかったです。そして、今回僕は仲間と協力し合うことは大事だなと思いました。僕が出た競技は、ロープジャンピングとクラス対抗リレーと部活対抗リレーでした。
 ロープジャンピングでは、練習の時は回す人と跳ぶ人が合わなかったりして、記録が伸びなかったので不安でした。しかし、本番では皆が声を出し合い、失敗してもすぐに切り替えをすることができ、一位を取ることができました。自分一人の力では絶対無理でも皆の力を合わせれば、可能性は生まれるのだと思いました。
 次に出た種目はクラス対抗リレーでした。僕は第一走者でした。そこでもまた、僕は仲間の大切さを実感しました。僕はスタートダッシュが遅れてしまい、最下位でバトンを次の人に渡しました。その時僕は、自分のせいで負けてしまったと思いました。しかし、残りの三人が頑張ってくれたおかげで、なんとか予選を突破することができました。そのとき、うれしい気持ちは半分でした。なぜなら、次の決勝でまたスタートで失敗したらどうしようと考えていたからです。しかし、クラスメイトから励ましてもらい、先生からはよく頑張ったと褒められました。そのおかげで僕は決勝で多少緊張したものの落ち着いて走ることができました。もし、クラスメイトや先生が励ましてくれていなかったら、僕はまたスタートで失敗してしまったかもしれません。
 今回の体育祭を通して、人は一人では生きていけない、ということを改めて実感することができました。これからは、助けてもらうだけでなく、誰かを支えられるような人になりたいです。




 



9組 G君

 高校の体育祭は、僕が高校生になってから初めて参加しました。昨年は、所属している部活のため参加できず、僕にとっては中等部以来でした。中等部での体育祭もとても楽しいものでしたが、高等部では、競技種目に棒引きが加わったり、応援団に参加することができるようになったりしているので、前日からとても楽しみにしていました。
 結果として、僕の所属していた赤組は体育祭で2連覇することができました。どのチームもとても頑張っていて、なかなか大差がつきませんでした。男子も女子も関係なく、特に棒引きや騎馬戦はまさに意地と意地のぶつかり合いのようでした。中高の全員の生徒が各色のために戦い、そして、それぞれがとても楽しんでいるのを見て高校で経験する一つ一つの行事を大切にしたいと感じました。
 江戸取の体育祭は行われる前から始まっています。毎日のように応援団は練習していたり、皆で同じ色のTシャツに寄せ書きをしたりするなどして下準備をしています。その準備があるからこそ、楽しいのだと思うし、当日は熱くなるのだろうと思います。僕自身はこの体育祭は今までで一番楽しかったと思いますし、実際に今回は特に盛り上がったと思います。
 そして、高3生の先輩方にとってはこれが江戸取生活で最後の学校行事です。先輩方が全力で引っ張って下さったからこそ、今回のような体育祭ができたと思うので、来年は自分もそのように全力を尽くしたいと感じました。






10組 O君

 今年は昨年やっていなかった応援団もやって充実した体育祭になったと思います。3年生とともに参加する最後のイベントで、私の団には野球部の先輩や仲良くしてくださる先輩が多く所属しており、先輩方の最後の体育祭、今までで一番気持ち良く楽しめるようにやっていただきたかったので、応援団もやりました。毎日練習をやった応援披露では4位という悔しい成績でした。総合でも惜しくも2位という結果で3年生に勝たせてあげることができませんでした。でも最後には3年生が「楽しかった」「青団で良かった」など話していらして、3年生が楽しめたのなら、私は満足だなと思っていました。後輩達が楽しめたのも、団長やダンスリーダー、その他の3年生が盛り上げてくれたから、私たちは楽しめたのだと思います。3年生に感謝したいと思います。
 私たちのクラスの成績は、リレーが1位、800メートル1位で、ロープジャンピングは惜しくも3位という成績でしたが、学年成績1位という結果で、私はとても嬉しかったです。私たちのクラスは硬式野球部が多く、なかなか練習する時間がなかったのにもかかわらず、ロープジャンピング3位というのはすごかったと思います。
 
今回の体育祭で一番嬉しかったのは、クラス対抗リレーの優勝です。決勝では他のクラスみんな速くて、3位に入れるかも不安でした。本番では1走、2走、3走の3人が1位でつないで来てくれて、楽に走ることができました。3人に感謝したいです。
 
今年の体育祭は団としてクラスとして最高の1日を過ごすことができました。来年も今年以上にもっと盛り上げていきたいです。




 



1組 K君

私にとって今年は二度目の体育祭実行委員でした。昨年より仕事量が増え,責任も重くなりました。体育祭実行委員の主な仕事は,体育祭に関するクラス連絡と,当日の召集係です。前日までは体育祭での並び方や,諸注意などをクラスへ伝えていました。その中で,クラスの体育祭への気持ちの高まりを日々感じていくことができました。最初は隅の方で座っていた人が,本番が近付くにつれ,練習に積極的になっていくようすがとてもうれしく感じたことを覚えています。担任の先生がおっしゃっていた,「クラス内に温度差がないように」ということができたと思います。
 体育祭当日は朝からとても暑く,開会式での長袖はとてもつらくなるほどでした。一糸乱れぬチアリーダー部のダンスによって始まった競技は順調に進行し,自分の仕事も滞りなく進んでいましたが,中学生の騎馬戦のときに問題が起こりました。騎馬の組み方がわからないということから始まり,組む相手が決まっていないなど,さまざまな問題が発生しました。中でも一番困ったのは,手袋をもってきていない人がたくさんいたことです。あとになって中学生の体育祭実行委員の連絡ミスによって発生したということが分かり,仕事に対する意識が欠けていると思いました。
一度引き受けた仕事は,きちんと最後まで責任をもってやることが自分の評価につながり,人に信頼されるようになるのだと思います。
 
体育祭実行委員を二年続けて務めたことによって,学年が上がると物の見方も変わることや,それ相応の責任がつきまとうということを実感しました。2年間で学んだことを活かして,来年も体育祭実行委員になり,より良い体育祭にしたいと思います。







2組 Aさん

 今回は5度目の体育祭でしたが、私の中では年々記憶に残るものとなっています。その一番の要因は、応援団に入ったことです。私は部活でもダンスをやっているので、高校1年生の時はダンスをしたくて応援団に入りました。しかし、応援団に入り、学年が上がるごとに応援団で優勝したいと思うようになりました。
 応援団の練習は休日や放課後にもあり、とても大変でしたが、そのおかげで同じ色の応援団の先輩や後輩とも仲良くなり、絆が深まっていったように思います。そして今年は、私たち白組が応援賞1位をとることができました。競技での結果はあまり良いものではありませんでしたが、私にとって応援賞を取れたことはとても大きな喜びとなりました。そして、今年の体育祭が最後の行事である応援団の高3の先輩方と一緒に喜びを分かち合うことができ、とても心に残る体育祭となりました。
 来年の体育祭は、私たちが引っ張っていくことになります。もちろん応援団に入るつもりです。ダンス面では力になれると思うので頑張りたいです。そして、今年の先輩方のように、他学年の生徒の心にも残り、楽しかったと思える体育祭にしたいです。高3にとって体育祭が大学受験に切り換える1つの区切りであり、最後の1年を乗り越えるためにクラスの仲間との絆を深めるチャンスでもあります。それに相応しいものとなるよう全力で取り組もうと思います。