コルネリア・ヘルマン ピアノリサイタルの感想

 

5組
 今回のピアノ演奏をお聴きして、音楽というのは国境を越えて人と人とを結びつけるものだと改めて実感することができました。 言葉は違っても、音楽は世界共通です。例えば、トルコ行進曲は誰もが聴いたことがある楽曲です。また、一つ一つの曲に感情が込められていたので楽しみながら聴くことができました。 僕自身も実際ピアノを習っているのですが、やはりモットーとするのは、「誰に伝えるのか、何を伝えるのか。」ということです。ただ単に弾いているだけでは相手の心には響きません。 強弱や抑揚をつけて自分だけのオリジナルの曲にして弾くことが大切です。
 また、演奏者が弾き終わった際、観客の拍手に対して、深々とお辞儀をする姿にとても感動しました。
お辞儀をすることは当然のことなのかもしれませんが、深くお辞儀をすることにより、心から感謝の意が伝わると思います。 お辞儀は礼節の一つであり、人として当たり前にできなければならないことです。 一つ一つに心を込めてこそ真のお辞儀となります。ですから、今回のお辞儀に対する姿勢を見習い、僕も形だけではなく心が籠もったお辞儀ができるように心懸けていきたいと思います。
 音楽が創る世界は、様々な色をもたらします。それぞれ感じ方が違うはずです。一人一人に音楽の素晴らしさを伝えられるように演奏すれば、演奏者も観客も、より一層音楽の素晴らしさを互いに感じることができると思います。 今回のピアノで言えば、一つの鍵盤が奏でる音が変化をもたらします。それに自分の感情などを加えることにより、自分だけの音楽となるのです。 僕がピアノの演奏を誰かに聴いてもらう際は、常に「誰かのために」弾こうと意識しています。 また、僕の夢は「人の役に立つような職業に就くこと」ですので、その夢に近づくためにも、今までの自分を見つめ直し、学校生活でより自分を高めていきたいと思いました。

 

      

 

 







6組
 私は今回のピアノリサイタルをお聴きして、知っている曲も、知らない曲もあり、いろいろなことを学ぶことができたリサイタルでした。特に「トルコ行進曲」はいろいろな機会に聴く曲だと思いますが、1楽章、2楽章はあまり聞いたことがなく、全体としてこういう楽曲だったということを初めて知り、とても楽しむことができました。
 そして、ヘルマンさんの演奏は、弾いている時の姿勢がとてもきれいだと感じました。また音楽を演奏すること自体、一つのパフォーマンスだということを実感しました。私も演奏をしますが、姿勢が悪いと思うので、今回の演奏を見習っていつもきれいな姿勢で演奏できるように心掛けたいと思います。
 ピアノを弾いている音をお聴きして感じたことは、一つ一つの音に心を込めて弾いておられたことがよく伝わってきました。私は、まだそこまでの域には達していません。 聴いている人が、心を込めて弾いていると思われるように私も心掛けていきたいと思います。 また、曲を演奏する前に、その曲の時代背景や作曲家の人についてのエピソードなど色々説明をしてくださったので、曲のイメージが持ちやすかったです。
 今回、このようなピアノの演奏を直接聞くことができて、普段あまり聴いたことがないクラシック音楽にも興味が湧きました。そしてピアノを弾く際に、今回私が感じたような、人に音を届けるような演奏を私もしたいと思いました。そしてピアノだけでなく、いろいろな演奏会に行き、多くの音楽に触れたいと思いました。

 

      

 

 







7組 

 私は、ピアノの演奏を聴くので好きなので、今回のコルネリア・ヘルマンさんの演奏を聴くことができて良い経験になりました。 3曲演奏していただきましたが、全て知っている曲でした。1曲目のトルコ行進曲は、私も習っていた曲なので当時を懐かしんで聴いていました。 トルコ行進曲は、モーツァルトが1783年の27歳の時に作曲し、第1章から第3章まであります。 第1楽章は主題と6つの変奏曲、そして優雅な主題とそれぞれ個性を持った変奏は聴いていて、うっとりするようなメロディーで大変親しみ易い曲です。 第2楽章は、単調で軽やかなメロディーでパリにあるサロンのような雰囲気を思わせる優雅な曲でした。第3楽章は、トルコ行進曲の中で一番有名で単独でよく演奏されます。 トルコ行進曲は、モーツァルトが作った他の曲と比べると少し方向性が違うような気がします。アクセントの付け方、音の強弱、オクターブの主題の前の一瞬の溜め所、16分音譜の感じ、コーダの独特さなど、何かが違います。 しかし、その独特の雰囲気だからこそ興味を惹かれ、世に広まったのだと思います。私もピアノを弾きたいという思いに駆られながら演奏に聴き入っていました。 コルネリア・ヘルマンさんの演奏をお聴きして、改めて音楽のすばらしさを思い知りました。ありがとうございました。

 

      

 

 







8組 

 私は、音楽の歴史や曲などをあまり知りません。強いて言えば、今回、ピアノで演奏してくださった、モーツァルトやシューベルト、ベートーヴェンが作曲した曲が何曲かわかるくらいです。私は、彼らの生い立ち、この曲を作曲した時代背景を全く知りませんでした。しかし、コルネリア=ヘルマンさんは、弾く前に曲や人物紹介をしてくださり、また、写真を交えて話をしてくださり、時代の流れがとてもわかりやすく、音楽の奥深さを改めて実感しました。このような説明と、ヘルマンさんの美しく情感のこもった演奏は、その時代を思い浮かんでくるようで、とても楽しめました。
 次に、音楽についてです。最近、中間試験が終了したばかりでした。そのような中で、演奏をお聴きしたので、試験の緊張で張り詰めて疲れていた心がとてもリラックスしてくるのが分かりました。このような音楽の作用をディストラクション効果というそうですが、私達人間の精神状態と音楽には密接な関係があるのだと思いました。音楽は、頭の中で思い浮かべるだけでも精神的にリラックスできる効果があるそうなので、私はつらいときや苦しいときには、「トルコ行進曲」のような勇ましい旋律を思い浮かべて、元気を出して乗り越えていきたいと思いました。生の演奏は圧倒的な迫力があり、今まで聴いたことのなかった部分もまとめて聴いてみると、また違った印象でもあり、とても新鮮な体験になりました。
 最後に、モーツァルト・シューベルト・ベートーベンについてです。彼らの時代は古典派と呼ばれ、ウィーンの都は音楽家にとって重要な中心都市であり、当時最も優雅な都市でした。250年経った今でも彼らが作曲したものが時を越えて伝えられ、現代にその息吹を残しているのだと思うとヨーロッパの伝統の重みと深い歴史をひしひしと感じました。また、そういう曲を今日の私達が弾いたり聴いたりしているのだと思うと、とても身近に感じることができました。 今回のピアノコンサートを通して、音楽の奥深さや魅力を再認識しました。人生や生活を豊かにする音楽を、これからも大事にしていきたいと思いました。

 

      

 

 







9組 

 今回はコルネリア・ヘルマンさんのピアノコンサートを鑑賞しました。僕は今までピアノに関してはあまり興味がなく、聴くことはほとんどなかったので、とても貴重な体験をすることができて良かったと思います。 ピアノの演奏はもちろんのこと、モーツアルトやシューベルト、ベートーベンの経歴や、3人の関係、音楽の都であるウィーンの文化などの話をお聴きして、ピアノだけでなくクラシック音楽に興味を持つきっかけとなりました。
 1曲目のモーツアルト作曲のピアノソナタ第11番イ短調は「トルコ行進曲付のピアノソナタ」として名高いものだそうです。モーツアルトの情熱と、美しい感情が盛り込まれているという説明を受け、聴いていてなるほどだと思いました。 穏やかな部分と、アップテンポで激しい部分が入り混じっていて、聴いていて心が揺さぶられる感じがしました。
 2曲目のシューベルト作曲の4つの即興曲はすごく滑らかなイメージを持ち、優しい曲だという感じがしました。シューマンが1つの大きなソナタ作品であるという指摘をしたことが分かる気がしました。
 3曲目はベートーベン作曲のピアノソナタ17番ニ短調でした。この曲も大変印象に残り、特に第3楽章のリズムが今でも脳裏に残るほど感動的なものでした。
 これら3曲を聴いて感じたことは、1つ1つの曲には作曲者の様々な魂が込められているということです。
色々な曲を聴くとき、作曲者はどういう思いで作ったのか、何を表現したいのかということを想像するのも楽しみの一つだと思いました。

 

      

 

 







10組 

 私は4歳からピアノを習い始め。中学校2年生のときに一度辞めて、今年から再び教室に通うようになりました。兄が最初に習っていたので、その影響でピアノに興味を持ち、弾き始めました。ピアノに出会ってから今年で12年目になるので、このようなタイミングでコルネリア・ヘルマンさんの演奏をお聴きすることができてとても嬉しく、そして勉強になりました。
 最初に弾いて下さったモーツァルトのピアノソナタは、親しみのあるメロディーで、とても聴き入りやすかったです。トルコ行進曲の明るいイメージがさらにきらきらしている様に聞こえました。右手をオクターブで移動させて弾いている部分がすごく格好良かったです。
 3曲目に弾いて下さったベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」は、私も一度弾いたことがあります。右手の特徴的なリズムによって淡々と曲が進んでいく感じが好きです。しかし、当時はまだテンペストを弾く技術がなくて、途中で諦めてしまいました。 今日の演奏をお聴きして、改めてテンペストの壮大さや楽章ごとに変わっていく曲の雰囲気、全体のスケールの大きさを感じることができましたので、もう一度テンペストに挑戦したいと思います。できるだけコルネリア・ヘルマンさんのように、その曲の良さが身に染みて伝わってくるような弾き方がしたいです。
 最後に、今日のピアノリサイタルはとても充実して意義のあるものになりました。私は今月の27日にピアノの発表会があるので、まずはそこに向けて、少しでも今日学んだことや感じたことを、演奏を通して、聴いている人たちに伝えていきたいと思います。また、コルネリア・ヘルマンさんのように感動を与えられるように弾けるように、これからも練習を頑張ろうと思います。