2組
 私は卒業生を囲む会に参加して多くのことを学ぶことができました。
 大ホールでの全体会では,高等部で医科コースだった先輩の話が特に心に残りました。先輩は,高校3年生のときに,第一志望だった大学の推薦入試をあきらめ,志望校を変えざるを得なかったそうです。その気持ちの整理の過程で,自分は医師になりたいのであって,その第一志望の大学に合格したという事実がほしいのではないことに気づいたそうです。私はこの話から,どんなときも「医師になりたい」という初志を忘れないことが大切だと思いました。
 そして,受験までは意外と時間が少ないということも気づかされました。
以前にも高校1年生から3年生までの3年間は,あっという間に過ぎるとは聞いていました。まだ1年生で,あと3年もあるという考え方ではなく,逆にもう3年間しかないと考え方を切り替えて,今から少しずつでもコツコツと毎日の学習を積み重ねていこうと思いました。
 教室に場所を変えての分科会では,高等部で医科コースだった二人の先輩の話で,こちらもとても参考になりました。先輩は,遊ぶときは遊ぶ,勉強するときは勉強するというめりはりをしっかりとつけることが大切とおっしゃっていました。だらだらと中途半端な勉強をするよりも,遊ぶ日と勉強する日をしっかり分けて,勉強する日は今まで以上に集中して取り組みたいと考えるようになりました。また,先輩は,勉強の質は量を積み重ねていくことによってだんだんと上がっていくので,ある程度の量をこなしていくことで質を高めると良いとおっしゃっていました。今後は私もいろいろな勉強の方法を試してみて,自分に合った勉強方法を見つけて集中して取り組めるようになり,この量と質を上手に兼ね備えることで2倍,3倍の成果を挙げていけるように,だらだらと時間ばかりかける勉強ではなく,登下校中の電車やバス内などでのすき間時間も上手に活用して,時間を生み出し学習できる姿勢を身につけたいです。
 今回の卒業生を囲む会では,先輩方から大学での生活の話や学習についてのアドバイスを頂き,今後の学習に対するモチベーションがとても上がりました。これを医師になりたいという初志を忘れないようにしつつ,役立てて生きたいです。最後に先輩方の実績を超えることが後輩の務めです。それを達成できるように毎日の小さな積み重ねから大切にしていこうと思います。

 

        

 

 







3組
 今回、卒業生を囲む会に参加して、改めて自分がこれから進む道について考えてみました。
 私が現時点で進みたいと希望している大学は外国語大学です。私の英語の成績はそこまで良くない、というかむしろ悪い方です。そんな英語の苦手な私が外国語大学を目指そうと思った動機は大きく分けて二つあります。 まず、中学3年生の時に行った修学旅行で、アジア太平洋大学に行ったことが一つです。修学旅行に行く前までは私は外国語大学には全くといってよい程興味がありませんでした。 しかし、アジア太平洋大学に半日お邪魔をさせてもらい、大学の学生さん達と交流をし、異文化に触れることの楽しさを知りました。元々、私の従兄弟が二人とも外国語大学に在学していることもあり、外国語大学に興味が湧きました。そして、私はアジア太平洋大学のような異文化交流のできる大学に進学したいと思うようになりました。二つ目は、先程述べた従兄弟の影響です。従兄弟は幼い頃外国に住んでいたので、帰国子女ということもあり、英語が得意でした。私は、外国語大学に進学したいと思うようになるまでは、従兄弟達に「帰国子女だから」「頭が良いから」などと、勝手に理由を付けて目指すのを諦めていたのです。 しかし、従兄弟達に相談をしたり、話を聞いたりしているうちに、それまで憧れであった外国語大学、そして従兄弟達の姿が私の目標の対象になっていきました。この二つの動機によって、私は外国語大学に進みたいと思うようになりました。 しかし、まだまだ私の力は不十分です。そんな思いの中行われた卒業生を囲む会では、卒業生達が口を揃えて、「高1年からやれば遅くない。」とおっしゃっていました。何度もいろいろな先生、そして先輩たちから言われてきた言葉です。高1年からなら私もまだセーフです。しかし、高1生でいられるのも残り9ヶ月半しかありません。この期間を悔いのないように生活したいです。また、あと1ヶ月程したら、高校生としての初めての夏期休暇が始まります。今年の夏期休暇は中等部の時のものとは違います。ただ単に宿題をやって過ごすのではなく、9月6日から始まる期末試験に備える勉強をしたいと思います。 期末試験は4日間あるので、今まで以上に負担も増えることだと思います。ですから、事前からきちんと準備をして、爽やかな気持ちで挑みたいと思います。 特に英語で苦手な部分を重点的に勉強して、期末試験で高得点を取れるよう努力をしたいと思います。今回の卒業生を囲む会で学んだことを活かして、頑張っていきます。

 

        

 

 







4組 

 卒業生を囲む会に参加して、自分が高校生になって大学受験が意外と遠いものではないと思うようになりました。今まではまだ高校1年生だからあまり勉強しなくても大丈夫と思っていたり、受験はずっと先のことだと思ったりしていました。でも、このままでは気付いた時には手遅れになってしまうかもしれません。そうならないためにも早い段階から受験への意識を持つようにして、少しずつ、計画的に準備をして後悔しないようにしたいです。
 また、日々の授業や予習・復習の大切さについて感じることができました。高校生になってから小テストが多く、大変だと感じていましたが、小テストの勉強を疎かにしているのでは、小テストを受ける意味がないという先輩の言葉がとても印象的でした。基礎力を固めて、定着した知識をアウトプットするのに必要なものですから、これからは小テストを疎かにしないでしっかり勉強していきたいと思います。
 授業は最も大切なものだと思います。授業をしっかり聞いていればその場で理解でき、覚えられることが増え、テスト前に急いで勉強をする必要がなくなると思いますし、勉強は人から教えてもらった方が自力で一から理解しようとするよりも何倍も効率が良いと思いますので授業を大切にして質の高い学習をしていきたいと思います。
 また、授業があったその日にその授業の内容を復習することも大切だと思いました。習ったことは1日経つとほとんど忘れてしまうものです。だから、まだあまり忘れていないその日のうちに、もう一度確認をすることで自分の記憶を確かなものにしていきたいと思いました。
 たくさんの先輩たちが早い段階から高い目標を持ち、それに向かってたくさんの努力をしてきていることがわかりました。私はまだ行きたい大学も、将来就きたい職業も、明確には定まっていません。だからこそ、様々なことに一生懸命取り組み、興味を持ち模索していかなければならないと思っています。そして見つけた夢に向かって進んでいきたいと思います。
 今回のお話を聴いて、今までの自分の悪い生活習慣を改めて、より良い習慣を基にした生活を送りたいと思います。また、私は学習時間が短いので、質を大切にしながらも量も増やしていきたいと思います。そして、今までの先輩たちの実績を超えられるような力を付けていきたいです。努力は絶対に無駄にならないという言葉を励みにして辛いことがあっても努力し続けていきたいです。

 

        

 

 







5組 

 「光陰矢のごとし」とよく言います。私自身、気付いたら中等部の3年間が過ぎ、もう高校生になってしまいます。高等部でもそれと同じように、もしくはもっと早く時間が過ぎていくことでしょう。そうした中で、私は大学受験までにどう過ごし、どのように勉強していくのか。今までも考えていましたが、改めてきちんと考えるためのうってつけの機会になったと思います。
 先輩方のお話をお聞きしてまず思ったのは「大学生への憧れ」です。大学では自分の好きなように時間割が組めたり、自分の好きな研究に専念できたりします。高校で学んだことを更に発展させた学問も学ぶことができます。とにかく、大学生は楽しいだろうなと思います。しかし、何もしないまま楽をして自分の望む大学に入れる訳がありません。努力して、勉強して、大学入試に臨まなければなりません。しかも、私の目指している東京大学は日本で一番難しく、楽に入れる大学ではありません。もう今すでにスタートを切っていなければならないのです。
 私は先輩のお話をお聞きして、全教科満遍なく鍛えていかなければならないと思いました。大ホールで発表してくださった先輩も、教室に来て下さった先輩方も、不得意教科が足を引っ張ってしまって東大を受験するにあたり、大変な経験をされたと仰っていました。だからこそ、私は不得意教科は作らず、どの教科もできるように今の時点から苦手な分野を無くしていきたいと思いました。また、一つ一つのテストを大切に、全力で取り組むことの重要性も分かりました。一つ一つのテストを大切にしていくことは毎日の授業を全力で受けるということです。それが積み重なっていくことで成績も上がっていくと思います。一日一日の授業を大切にして、きちんと学習していきたいです。
 今回発表してくださった先輩は、成績=勉強量×効率であると仰っていました。勉強量だけ増やしても効率が悪ければ思うような学力向上は臨めません。効率が良くても肝心な量が無ければもちろん同じです。先輩方のお話を参考にして自分なりの、自分にあった勉強法を見つけて、これからの自分に生かしていくことが大切だと感じました。
 私達は、なぜ勉強しているのか。決して、大学受験に勝ち抜くためではありません。目先の目標は大学に合格することでも、それを最終目標にしてはいけないと思います。私達は夢という本当の目標を叶えるために大学受験をしているのであり、それを忘れずに勉強していこうと思いました。夢を叶えるためにも、大学受験までのこの3年間を有効に過ごしていきたいです。

 

        

 

 







6組 

 今回、卒業生を囲む会に参加してまず思ったことは、普段から授業をしっかりと受けなければいけないということです。つい最近、高等部に進学して初めての定期試験となる中間実力試験がありました。中等部では多くても7教科くらいでしたが、高等部に進学すると中間実力試験だけでも10教科、期末実力試験になればさらに教科は多くなります。ここまで教科が多ければ、試験1週間前に対策を始めても間に合うわけがありません。普段から授業をしっかりと聞くことで、基本をしっかり押さえることができます。また、授業中に理解することでその後の復習にもつながりますし、試験前だからといって慌てることもありません。江戸取の授業はしっかりしているので、一時間一時間が本当に大切です。休んでしまうと取り返すだけでも一苦労です。だからこそ、普段から体調管理にも気をつけて、学校を休むことがないようにしなければいけません。 授業をきちんと受けて復習をして、内容を定着させていきたいです。そして、一つ一つの定期実力試験や校内模試、外部、さらに授業中の小テストなどもおろそかにしないようにしていかなければいけないと、今回強く感じることができました。
 高等部に進学し、大学受験がさらに近づいてきました。そして、その第一歩として文理選択があります。今回私たちの教室にきてくださった先輩方は、江戸取在学中のコース、文理選択、全く違う先輩方でした。東大コースのメリットや普通科コースのメリット、また文理の授業の違いや大学選択で出てくる差など、話を聞くことで初めて分かる内容、知ることができる内容が多くありました。そして改めて自分がどのコースを選択すべきなのか考えるきっかけ与えてくださいました。この文理選択は大学や学部、さらに自分の将来までを左右するものになります。私はまだ自分のやりたいことをまだみつけていません。自分のやりたいことが分かっていれば、文理を選択することもできますが、今の状況ではどちらに進むべきか迷ってしまいます。理系から文系への変更はできるけれども、文系から理系の変更は難しいから迷っていれば理系へ進むべきという話などは聞いたことがあります。しかし、一番良いのは自分のやりたいことを見つけて、それに基づいて選択することです。今回の先輩方のお話から、改めて本格的に色々と調べ始めなければいけないと感じました。
 高校生になって2ヶ月あまり経ちました。だんだんと生活にも慣れ、初めての定期実力試験も終わり少し心の余裕が出てきました。7月には1回目の校内模試があります。そこでは、中3の既習内容が出題されます。しかし、普段の授業では期末実力試験に向けての範囲の学習をしていくことになります。新しく習う範囲を定着させつつ、復習もしっかりして、校内模試、期末実力試験に向けて対策をしていきたいです。そのためにも、日々の授業をしっかりと取り組みたいと思います。
 今、間近にせまっている試験も大切ですが、将来進むべき道についても本格的に考え始めなければならないということを、今回の卒業生を囲む会を通して改めて実感しました。何も知らないままでは進まないので、調べたり、人に聞いたり、自分の興味、関心があることを探し、将来に向けてしっかりと考えていきたいと思います。  

 

        

 

 







7組 

 今回、卒業生を囲む会に参加して、私の心に一番強く残ったものが、「量あってこその質」という言葉です。東京大学文科一類に合格された、先輩がおっしゃっていました。先輩は、バレー部に所属されていて、同じ部活である私の妹から、よく話を聞いていた先輩でした。部活が始まる数分前や、部活が終わってみんなと一緒に帰るまでの時間でさえ、勉強していたそうです。(私は人の何倍も努力しないと。)と思いながら、謙虚に努力し続けて東大に合格されました。本当にすばらしい先輩で、憧れでした。 先輩自身もおっしゃっていましたが、どうしても東大に入りたいという強い思いと、負けず嫌いな性格、これは受験の成功に大きく関わっていると思います。先輩の話をお聴きして、天才と呼ばれる人だけが東大に入れるのではなく、たとえ地頭はあまり良くないにしても、努力し続ければ道は拓けるのだという勇気をもらいました。だからこれからは、わずかな時間でも学習時間に利用する努力を惜しまず、何事にも全力投球したいです。
 分科会で来てくださった三人の先輩方は、みんな基礎を固めることの大切さを教えてくださいました。三人の先輩方の話を受けて、難関大学に合格するために特別な勉強法など存在しないということを改めて思い知りました。そして、まず何より教科書の内容を完璧に理解することが大切で、日々の学習の積み重ねを大事にしたいと強く感じました。
 私はバドミントン部に所属しているのですが、部活をやめようかと本気で考えた時期がありました。部活をすることによって、ただでさえ学習時間が減るうえに、練習もハードなので家に帰るとすぐに寝てしまう日々が続いていたからです。そして成績も下がり、親に部活を続けていていいのかと言われてしまいました。正直迷いましたが、やはり私はバドミントンが好きで、勉強を理由に部活をやめることだけはしたくないという気持ちがあったので、勉強と部活の両立を親に宣言し、今は勉強も部活も頑張っています。確かに時間は制限されますが、あえて時間をなくすことも一つの手です。時間がない方が時間に対する感覚がシビアになり、使い方も上手になると思うからです。部活は絶対に引退まで続けて、良い結果を残したいです。
 素晴らしい実績を残して卒業された多くの先輩方に共通して言えること。それは、全員が学校の授業を中心に学習をしていたことです。私の今後の目標は、授業に集中すること、メリハリのついた生活を送ることです。具体的には、朝型の生活を続けて勉強と遊びのけじめをつけたいと思います。
 将来、希望の大学に合格して、今度は卒業生として江戸取生全員に話をする立場になりたいです。先輩方を超えるくらいの努力をして、なりたい自分になれるよう努力していきます。