研修旅行に参加して

 

1組 

 今回の研修旅行はとても有意義な物でした。主体的に行動することができた場面がとても多かったからです。挨拶の励行や時間厳守という研修旅行の実践課題をしっかりと自分たち自身の力で達成することができました。
 挨拶の励行では、はじめはただ大きな声を出してするだけで、形だけのものになっていました。しかし、武居先生のお話を聞いて、相手の目を見て心のこもった挨拶をすることが大切であると考えるようになりました。実際にそのような挨拶の仕方をしてみると、私自身もとても気持ちが良かったです。今後も正しい挨拶の励行を習慣化し、今後の学校生活でもしっかりとしていきます。
 時間厳守では、5分前行動が基準なので、さらにその上をいく10分前行動を心がけました。つねに一歩先を行く行動をすることで私たちのクラスが学年全体を牽引できるように心がけました。今後もその心を忘れずに続けていきたいと思います。
 また、今回の研修旅行では、友人を多く作ることができました。新しいクラスになってから一週間というとても短い時間だったので、まだ話したことのない人もいました。しかし、この研修旅行でクラスの皆と仲良くなり、クラスマッチを通して、多くの人と協力しあうことで友人関係を築くことができました。
 私たちのクラスは本当にメリハリのあるクラスだと思います。勉強など真剣に取り組むべき時間にはしっかりと集中し、楽しむ時は本気で楽しむ。だらだらとメリハリを付けずに生活することはなく、やるべきときはやるクラスだと思います。そのような雰囲気の良いクラスの一員になれたことはとてもうれしいです。私たち三十八期が卒業する年は創立四十周年の年なので、医学部に全員合格という歴史が残せるように、これからも皆で頑張っていきます。

 

          

 

1組 

 僕は研修旅行を通して、高等部に進学したことを改めて認識し、これからどのような生活を送ればよいか考えるようになりました。それだけでなく、研修旅行でたくさんのことを学び直しました。
 1つ目は、挨拶の大切さです。相手の目を見て大きな声で心を込めて挨拶をするというのは、できて当たり前のことですが、今までの自分は適当に挨拶をしたり、酷いときはまったくしなかったりと、できていませんでした。しかし、この研修旅行で、挨拶に気持ちを込め行うととても清々しい良い気持ちになりました。それと同時に今まで挨拶を適当にやってきたことを恥じるようになりました。これからは心を込めて挨拶をすることで、日々支えてくれる人への感謝を表していきたいです。
 2つ目は、真の友人関係についてです。ただ一緒にいて楽しいだけでは真の友人とは言えません。そのときは楽しいかもしれませんが後々「あのときやるべき事をやっておけば良かった」と後悔するかもしれません。私は、同じ高い目標を目指し切磋琢磨できる環境にいます。皆で一つの夢に向かって努力できるというのは、掛け替えのない支えになると思います。これからも学習だけでなく、様々なことをチームワークで乗り越えていきたいです。
 3つ目は、自学自習をする習慣を確立するということです。この習慣がついていないと大学に合格することはとても難しいです。研修旅行中は、夜に2時間以上勉強する時間がありました。いくら疲れている時とはいえ、それでも集中して勉強できないようでは、目標に届くことは不可能です。メリハリをしっかりとつけて、効率を上げて今後も取り組み、目標を達成したいと思います。
 私は、この研修旅行で高校3年間の生活を送っていく上での土台を築くことができました。そして、夢に向かって努力することを心に刻み、学校生活を有意義で充実したものにしていきます。

 

 






2組 

 中1のときの研修旅行から3年たった今回の高等部生としての研修旅行では、江戸取生としての自覚と責任を再確認する機会となりました。
 まず、研修旅行の第一の目的である「挨拶の励行」は、中入生からしたら当たり前のことです。 自ら積極的に挨拶をすることは、普段の学校生活でもできています。 しかし、中入生にもまだ足りていない部分は、相手に充分に伝わる挨拶をするということです。 ただ単に形式的に声を発するだけでなく、気持ちをこめた挨拶をすることで、自分の気を引き締めることにもなります。 この3日間の研修旅行でほぼ全員が実践できていたと思います。 今後、環境が学校に変わったとしても、一人ひとりが意識し、意味のある挨拶をしていきたいです。 私は、38期生が、他の学年も自分たちに38期生に続いて挨拶ができるような、学校全体の雰囲気をよい方向に引っ張っていける学年となって、伝統として後輩たちに受け継いでいきたいと考えています。
 次に、医科コースとして、医師に必要なコミュニケーション力、判断力、集中力などを高める機会になりました。 コミュニケーション力は高入生とも積極的に話をし、中入生とは今まで以上に仲良くすることで高めることができました。 しかし集中力は、残念ながら最後に先生方に注意されてしまいました。 一人の集中力が切れてしまうとあっという間にその波が広がってしまうのだと痛感しました。 反対に、一人がみんなを巻き込むように集中すれば、負けないように周りの人たちも一生懸命になることもわかりました。
 最後に、研修旅行で学んだ一つひとつのことを言われなくても自分から行動し、みんなを引っ張ることができる心豊かなリーダーとなれるよう、これからの生活に取り入れていきたいと思います。 この3日間はとても充実した日々になったので、これからも一生懸命にがんばっていきます。

 

          

 

2組 

 時間の長さや、その過ぎていくスピードは時計を見れば一目でわかるように、誰にでも同じ速さで流れています。しかし、感じ方は人それぞれ違うと思うのです。何かに熱中しているときは、時間はあっという間に過ぎるものです。能動的に過ごした1日も、とても短く感じられます。この2泊3日の研修旅行は、まさにそのような時間の流れを感じることができました。
 中入生の僕たちにとっては、中等部1年のときを含めると2度目の研修旅行でした。何を得て、どう感じたか。私はまず、自分がすべきことの再確認ができたと思っています。そのひとつに、挨拶があります。簡単なようでいて実は言葉にするのが難しいのが挨拶だと思います。心が変わって初めて形となって表れると、教えていただきました。心の通った挨拶は、互いに気持ちが良いものです。「ごめんなさい」「ありがとう」が素直に言えること。大切なものがまずそこにあると思えました。
 次に学習面です。中等部のときと違い、集中して取り組むことができたと思います。出発前に、学習計画を立てたことが良かったのかもしれません。クラスで取り組んだ「すき間時間」の重要性も身を持って感じることができました。大切なことを学びましたが、重要なことはこの研修旅行の後に生かすことができるかということです。さらに、江戸取で過ごす時間は3年を切りました。学校で学習することは勿論、自分の力で「なにか」を学びとって、自分なりに応用していく力を身につけなけなければなりません。今僕は「知る」に努めたいと思っています。たくさんのことを学んでいく中で、失敗もあると思います。そこから逃げたりせずに、「知る」努力をしていきたい。どんな経験も無駄なものはありません。可能性を発揮するのはこれからだと確信しています。
 

 

 






3組 

 今回研修旅行に参加して、まず私が学んだことは挨拶についてです。私がいつも挨拶について思うことは、挨拶がしっかりできる人は人間関係もうまくいっているということです。挨拶をされて不快な気持ちになるという人はいないと思います。また、江戸取は挨拶をするのが当たり前という素晴らしい環境で、私はその中で生活をしています。そのため私は江戸取生活の残り3年の間に挨拶を完璧にできるようにして、将来困らないような習慣を今から意識して身につけていきたいです。
 また、自学自習の習慣を確立することの大切さについても学びました。江戸取の授業はとても内容が濃く、充実しているため、予備校に通う必要はありません。しかし、いくら充実しているとはいえ、授業をただ単に受けるだけでは自分の夢や目標を実現させることはできません。江戸取の授業を予習と復習とで確実に自分のものとし、かつ自分の足りないものを自学自習で身につけて、初めて夢を実現させることができます。今の私は恵まれた環境にいて、夢を持ち、実現のために努力をすれば夢を叶えることができるような、そんな環境にいます。世界には夢を持っていても様々な事情によってその夢を叶えることができない人がたくさんいます。だからこそ、夢を叶えられる立場にいる私たちは、自分に与えられたチャンスを精一杯活かし、夢の実現に向けて一生懸命努力をしなければならないと思います。そのため、私は大人になって過去を振り返ったときに後悔しないように全力で努力していきたいと思います。
 最終日の学年部長講話では「教育が受けられることを当たり前のように思ってはいけない」ということを知ることができました。私は普段から何気なく学校に行って、何気なく授業を受け、そして何気なく課題に取り組んできました。しかし、マララ・ユサフザイさんの話をお聞きして、勉強したくても勉強できない人が世界にはたくさんいるということを知り、自分が教育を受け勉強できることの有り難みをとても強く感じました。これからは一つ一つの授業を大切にし、集中していくようにしたいです。
 研修旅行とは自分を変えるための旅行です。そして私は研修旅行に参加することで少しでも成長できたかを考えたとき、意識の面では変われたのではないかと思います。挨拶についても、自学自習の習慣の確立についても、研修旅行に参加したことで今まで以上に高い意識を持って取り組む必要性を感じることができました。研修旅行に参加したことで変化した意識を大切にしながら、毎日の授業に取り組み、そして一生懸命努力していきたいです。

 

          

 

3組

 中1の時の研修旅行と今回の研修旅行では内容がとても大きく変わっていたと感じました。今回の研修旅行は先生方がおっしゃっていたように、中1と比べて自分で考えて行動することが多くありました。具体的に何時集合と指示されたことは数回だけで、自分たちでしおりを見て行動することが求められました。そのような中でしたが、遅刻することもなく、5分前行動を徹底することができました。それぞれの班員が常に時間を意識すれば、大して難しいことではなかったと感じます。
 また、挨拶については武居先生の講話をお聞きして、挨拶に対する考え方が大きく変わりました。僕は武居先生がおっしゃっていたように、「こんにちは」などと言葉をはっきりと言っていませんでした。正直なところ、そこまで意識しておらず、癖で流れのまま挨拶をしていました。しかし、武居先生の講話の中で「礼節」についてのお話をお聞きして、今の自分に必要なことだと思いました。挨拶をするということは相手に敬意を払うことが大切です。相手の目を見て、通りすがりだとしても軽く頭を下げるだけで相手も気持ちよく挨拶を返してくれるのだと思います。
 今回の研修旅行の目的は校長先生がおっしゃっていた「人間性」を学ぶことです。中1の時に学んだことは、先生に挨拶をしようと言われていたから皆挨拶をしていましたし、5分前集合と言われていたから早めに集まっているだけでした。しかし、それから3年経った今、それらの行動について改めて考えてみると、その意味がよくわかるようになりました。挨拶だったら自分たちの為に何かを準備してくださってくれた人に対して感謝の気持ちを示す必要があるということを感じましたし、5分前行動に関してはこれから何か自分に対してくださる人に誠意を示す行為であり、また早めに動くことでその後の移動が速やかにする役割もあることがわかりました。 こうしてある物事の本質を理解することに意味があり、人間性が成長していくということに気付きました。こういったことは校長先生がおっしゃられた跳び箱の喩えで言うと、一番下の土台であり、社会に出たらできて当たり前のことです。そういったことに僕たちが自分の力のみで気が付くのは難しいので、先生方に教えて頂いています。 せっかく教えて頂いたことをその場だけで終わらせては全く意味がなくなってしまい、将来の役に立つこともありません。だから、今回の研修旅行で学んだ、自分で考え自分で行動することを進んで実践し、物事の本質を理解しようと努力することを、これからの高校生活の中で継続していきます。

 

 






4組 

 研修旅行での3日間、私たち38期生は寝食を共にし、あいさつや礼儀、友達と協力することや時間の大切さなどを学びました。それは研修旅行の中だけでなく、これからの学校生活や社会の中での必要不可欠なものでばかりです。
 まず挨拶についてですが、特に感じたのは、挨拶こそが人間関係の基本であるということです。例えば年長である先生方に対して周りの友達と同じ気持ちで話しかけることはできません。しかし、挨拶というコミュニケーションをとることはできます。深く言葉を交わさなく6とも、挨拶という手段があることで、お互いの気持ちを読み取ることができるのです。また初対面の人と初めて交わす言葉は挨拶であり、それによって第一印象やその後のつきあいも変わってしまうことになりかねません。目線や姿勢など改善すべき点はまだまだありますので、学校生活においても、しっかりした挨拶を実践していきます。そして良い人間関係を築くための最初の一歩としていきたいです。
 また、時間の大切さについても深く考える機会となりました。時間は有限であり、学校へ行っている間も、家で寝ている間も、こうして作文を書いているこの間でも、時間は私たちを待つことなく進んでいるのです。その重さはまさに命の重さである、ということに気づかされました。その時、私はいつもどおりの日常がとても輝いていると感じました。過ぎていった時間が再びやってくることはありません。だからこそ、一日一日がとても大切であると気付けたのです。そして、目の前の時間を大切にすることは、自分自身を大切にすることでもあります。それを忘れることなく、「今」を大切にする意識を高く持ちたいです。
 研修旅行を通して自分を変えることを私は自分に誓いました。考えるだけでなく、実際に行動に移していきます。学んだことに対して、考え、実際に一歩行動してみようと思ったのです。この小さな一歩は、きっと大きな一歩への礎となるはずです。明日から、ではなく、今から、頑張っていきたいです。

 

          

 

4組 

 僕は今回の研修旅行で、様々なことを学び、思い出し、そして改めて自分が非常に恵まれた環境にいることを再認識しました。
 中等部1年生の時にも同じように研修旅行に参加し、仲間と行動を共にする中で道徳の授業の大切さや自分を高められる環境が江戸取には整っていること、それらに感謝することの重要性などを学びました。今回の研修旅行では、そうしたことの意義を再確認することができました。
 もちろん、新たに学んだこともたくさんあります。特に鮮明な記憶として残っているのが、中学校の時と先生の接し方や態度が違うところです。中学校の時は、まず、先生方の御指導をしっかり守り、実践することが重視されており、先生がおっしゃったことをそのまま行動することにばかり意識が向いていました。しかし、今回の研修旅行はまったく異なっていました。先生は細かいところまで指導するのではなく、「自分たちで考えて行動しなさい」ということを言って、私たちの行動を見守ってくださいました。それはつまり、大人になりなさいということだと思います。大人とは、自分で考えて行動できる人を指します。義務教育を終えて、自分たちの意志で高校に通うことを決めた僕たちなら、そうした大人としての振る舞いができるはずです。僕はまだ大人になりきれていません。半分子供としての部分が残っています。そうした子供の部分を大人にしていくことが、今回の研修旅行で得られたテーマです。
 そして一番心に残ったのが、感謝という2文字です。
僕のことを小さいころから育て、苦労して稼いだお金をたくさん僕のために使ってくれています。これまでの僕は、その事を当たり前だと間違った認識をし、学校に通えていることを当たり前に感じていました。そうした気持ちを見直し、親への感謝の気持ちを再認識して生活するとともに、学習面、精神面において自分たちを導いて下さる先生方の御指導に対しても、いつも感謝の気持ちを持って学校生活をしていきたいと考えています。

 

 






5組 

 今回、高等部生活のスタートとして研修旅行に参加しました。慣れない環境の中、そしてハードなスケジュールではありましたがたくさん得たものや学んだことがあります。
 二泊三日を通して特に自分的に意識して変わったと感じたことは、挨拶をするということです。いままでの生活でも挨拶の徹底は行われていましたが、すれ違う先生方や泊めていただく方々に対し「いつでも、どこでも、誰にでも」というどちらかと言えば形だけを意識してしまっていたように思われます。しかし、本当に大切なことは「形」より「心」であると学び、一つ一つの挨拶を丁寧にするように心懸けました。今回の研修では相手の目をきちんと見て心をこめて言うということを実行できるようになったと思うので、それを当たり前のこととしてどこに行っても徹底していきたいと思います。
 もう一つの重要な実践項目である時間厳守について、私達は10分前集合5分前整列ができるように行動するということが目標でした。そこで必要なことは集団行動です。一人一人の協力が大切であると強く実感し、お互いに声をかけあう必要性を改めて学べたと思います。完璧にできたわけではないと感じていますが、確実に時間を意識して自分の取るべき行動を前もって把握するという習慣は以前に比べて格段に身につきました。
 また、この研修旅行を通して自分にできないことや改善すべき点を発見することができました。まだまだ足りないと感じた点は集中力です。自学習では、長時間自分のやるべきことに集中しきることができませんでした。計画を必ず達成するという強い気持ちが足りなかったと自覚しています。研修旅行という整った環境でなくてもきちんと集中していくためにも、より一層意識を高めてこれからの生活を送って行きます。
 高等部での生活の原点となる今回の研修旅行で学んだ良い変化は、これからの学校生活で必ず続け、悪い点はきちんと改善していけるようにしたいです。講話やLHRなどでお聴きしたことをもう一度良く自分の中で整理し、自分の目標に向かって努力していきたいです。

 

          

 

5組

 今回の研修旅行では、去年の勉強合宿と比べると大きく変わった点が2つあります。
 1つは、集中力を欠くことなく学習に取り組めたこと、そしてもう1つは講話などの人の話を聞く際の態度です。以前は1時間も学習すると集中力が途切れてしまいましたが、今回の研修旅行では常にやるべきことに集中して取り組むことができ、話を聞く際にはメモを取りながらも話されていることを理解することができました。この研修旅行で気付いたことは、「集中力が圧倒的についた」ということです。
 僕が今回このように集中力を身につけることができたのは、春休みに自分自身改善がなされたからだと思います。 春休みに「この時間は〜をやる」という具合にその時にやるべきことを明確にして過ごす訓練をしたのです。そして、もし時間が空いたら暗記物などをどんどん進め、隙間を作らないようにしていました。 いつの間にか身についていた習慣でしたが、今回の研修旅行を通して身についたことが目に見えてわかるようになり、自信につながりました。その自信が更にまた自分を高め、集中力を高めることができました。学年部長の木村先生が講話でお話されていた「自学自習の習慣の確立」という言葉を体現することができたのだと思います。
 このように、自学自習を習慣化すると、意識せずとも自学自習に取り組むことができるようになり、結果として研修旅行のような長時間の自学自習であってもやるべきことに集中して取り組むことができたのです。「自学自習の習慣化」「座る姿勢」など、まずは形から入ることが大切なのだと思いました。「形から入る」というと良い印象を感じていなかったのですが、「形から入って心を入れる」というやり方がいかに効果的なものであるかということに気付くことができました。
 今回研修旅行で学んだことは今後の学校生活はもちろん、将来社会に出たときにも必ず必要とされることです。研修旅行のような環境はもうありませんが、自分達でそういった環境を作りだし、更なる成長を目指していきます。

 

 






6組 

 研修旅行では多くの人が支えてくださり、その結果有意義な時間を過ごすことができました。今回関わりのあったすべての人に感謝したいと思います。
 中等部とは違い、高等部の研修旅行はやはり内容が濃いものでした。しかし、どちらにも当てはまることは、「江戸取生として、社会に出て、どのように生活すべきか」ということだと思います。
 先生方は、高等部38期生に期待をしていると言ってくださいました。学年部長の木村先生は「それを負担に思わないでほしい」とも仰いました。こういった言葉をしっかりと心に刻み付け、研修旅行で学んだことを糧に、高等部での学校生活だけでなく、その先の人生も充実させていきたいと思います。
 研修旅行中、多くの先生がとても興味深い講話をしてくださいました。一人一人の先生が伝えたいことは、正直に言うと私にとってレベルが高く感じました。しかし、どれも大切で欠かせないものだと強く思いました。特にそう思ったのは、生徒指導部長の武居先生がお話してくださった「礼節をわきまえる」ということです。相手を尊敬し、自分を謙遜する。それはとても美しい心のあり方だと思います。この考えを行動に表わすと、自然と行いが丁寧になるのではないかと考えています。同時にそれは何事にも全力で取り組むということにもつながるはずです。謙虚さを忘れないようにしたいと思います。
 研修旅行中はずっと集団で行動していました。その中で欠かせなかったのは、コミュニケーションです。相手に自分の気持ちを伝えるには行動で表わさなければなりません。その大切さを改めて痛感しました。「何も言わなくてもわかるだろう」と思いがちだった私は、相手に対する思いやりがなかったのだと思います。自分の都合を押し付けていたということです。コミュニケーションをとる時、相手のことを考えた言葉を選ばなければ、様々な障害になっていきます。そういうことをよく考えて行動していこうと思います。
 研修旅行で、自分に2つの課題がみつかりました。一つ目は、自主的に学習に取り組むことです。研修旅行中に自学習の時間がありましたが、2時間ずっと同じ集中力を継続することができませんでした。大学受験に向けて、長時間集中し続けることができる体力をつけていかなければいけないと思います。
 二つ目は、他者に対する思いやりです。相手に対する思いやりは自分の行動に表れるものです。相手が気持ちよく生活できるよう、自分を謙遜し、また相手を尊敬したり、大切に思うことを意識したいと思います。そしてよりよい人間関係の構築を目指していきたいと思います。

 

          

 

6組 

 僕たちは高等部38期生として、山梨へ2泊3日の研修旅行に参加してきました。中1の時にいったのにどうしてという気持ちもありましたが、今は参加することができて本当に良かったと心から思っています。この3日間は普段とは全く違う環境、サイクルでの生活でしたが、その中で仲間との親睦を深め、自分自身を高め、高等部生として自らを高めていく第一歩が踏み出せたと思います。
 1日目、校長先生、副校長先生、武居先生からそれぞれ講話をお聞きしました。その中で、武居先生の「礼節について」は、とても考えさせられました。それは、僕が小学生のころから空手を習っているからです。僕の流派の訓の最初は、「礼節を重んずること」です。武道をやっている者として、礼節を重んずることはとても大切なことです。そしてそれは人としても大切なことだと思います。日々の生活でも、校門の一礼をはじめ、しっかりと続けていくことができるように頑張ります。
 2日目はクラス対抗マッチを行いました。僕はソフトボールに出場しました。最初の試合は高入生の11組とでした。硬式野球部の人も多くいて、結果は負けてしまいましたが、クラスの仲間たちと力を合わせて頑張ることができました。普段話をすることがないクラスメートともコミュニケーションをとることができ、とても嬉しく思いました。途中から天候が悪くなってしまい、体育館に移動してドッジボールを行いました。負けが多かったですが、先ほど負けた11組にはドッジボールでは勝つことができ、クラスの団結力を感じることができました。
 3日目は自学習のあと、木村先生の学年部長講話をお聞きしました。自学習では、疲れて眠ってしまいそうな人もいまいたが、仲間同士で頑張ろうと励ましあいながら取り組むことができました。このようなことでも、少しずつお互いを高めていき、切磋琢磨することができたと思います。そして木村先生の講話では、マララ・ユスフザイさんのスピーチを資料としてお話しくださいました。この資料を読んで、とても感動しました。僕たちは当たり前のように学校に通い、勉強をしています。それがとても幸せなことだと、改めて気づかされました。当たり前のことが当たり前にできることに感謝をし、その「当たり前」のことを大切にしたいと思います。
 この3日間の研修旅行で学んだことを、今後の学校生活で実践し、充実した高校生活を送っていきたいと思います。

 

 






7組

 主体性のある人間でありたい。これは研修旅行を通して私が強く感じた決意です。主体性とは、自分の意志・判断によって、他から影響されることなく、自ら行動しようとする態度のことをいいます。例えば、誰かに何か言われないと行動を起こせないようではいけないのだという思いを強くしました。自分から時と場合を考えた上で心からの挨拶を行う。また38期生の一人の生徒としての自覚だけでなく、リーダーとしての自覚を持って注意を促す。などが挙げられます。実践5項目の1つである「挨拶の励行」について私は今までもきちんと行っているつもりでした。しかし、振り返ってみると改善点がありました。それは校門の一礼に対する姿勢です。立ち止まって一礼するという形に加え、心からの一礼をしてきたいです。「お願いします」「ありがとうございました」という思いを込めた一礼を実践し続けることで、愛校心を更に高めていきたいです。
 次に「時間厳守」。リーダーという自覚があるおかげで、1つ1つの行動に責任が生まれました。日誌の行動計画通りに、余裕を持って行動することができ、自分の成長を身をもって感じました。5分前行動をすることにより、一層密度の濃い時間を過ごせるようになりました。時間を守ることは自身の命を大切にすること。さらに他人の命を尊重することになります。
 団体生活を通して、相手の気持ちを尊重して行動することもできるようになりました。そして何より友人の良さをたくさん見つけられたことが喜びでした。真の友人とは互いを高めあうことによって得られるものです。高みを目指し努力していきたいと思います。今後の高校生活において心力・学力・体力を身に付け周囲に対する感謝を大切に成長することを心に誓います。

 

          

 

7組 

 「江戸取は変化の年である」と校長先生や副校長先生が仰いました。そして僕自身、高校生になって、全ての面において変わろうと思っていた考えが一層強くなりました。人は考え方を変えることで、行動も変えることができます。中等部までの僕はどちらかというと控えめでした。しかし高等部ではなるべく積極的になり明るくなろうと決めていました。よって今回の研修旅行では、挨拶を始めとして自ら進んで行動することができました。
 僕の将来の夢は教師です。一番の理由は「感謝と尊敬」です。僕は小学校や塾時代に多くの先生に助けられ、そして感謝をしていました。例えば小学校を休みがちになると担任の先生は心配してくれて、クラスのみんなが一丸となって応援してくれるようにしてくれました。塾の先生も同様です。先生方の励ましで合格することができました。もちろん江戸取中等部3年間でお世話になった先生方にも尊敬し、感謝しています。授業の説明が上手な先生や周りの生徒から信頼されている先生など、僕が憧れる先生が多々いらっしゃいます。これらの先生の良いところをバランス良く吸収し、完璧に近い先生になりたいです。
 努力というものは決して直ぐに効果がでるわけではありません。しかし諦めてしまえば良い結果は得られません。よって諦めることなく努力を継続することが大切になります。「諦めない天才」になるためにも、将来の夢を叶えるためにも、継続的な努力を実践していきます。今回の研修旅行は、高等部生としての原点になります。新しく高入生も入学してきました。中等部時代とは違った環境にあります。中入生、高入生ともに切磋琢磨できるようにしたいです。高等部では勉強が一層深みを増します。テストの科目も増えます。全教科で良い点をとるようにすると同時に、友達との繋がりも大切にしていきます。そうすることで自分の夢を更に具体化していきたいです。「夢は前にある」という教えを信じて3年間努力を重ねていきます。

 

 






8組

 高等部の入学以来の大きな行事である、2泊3日の研修旅行が行われました。 家や学校の近くではなかなか見られない雄大な自然に囲まれた富士山の麓で、仲間と共に様々な面での研修を行い、これから3年間、高等部で全力を尽くして努力しなければならないということを再認識したと共に、士気が高まりました。
 挨拶の励行については、相手の目を見て大きな声で挨拶が出来るようになり、この研修旅行で一番成長した点だと思っています。挨拶は人の印象を決めるものの1つです。明るく元気な挨拶をする人と、暗い顔で小さな声で挨拶をする人では、全く違った印象を持たれると思います。また、挨拶に心がこもっていなくて形だけのものでは、ただの安っぽいものになってしまいます。相手のことやTPOを考えた心のこもった挨拶をする事をこれからも心掛けていきたいと思います。
 時間厳守については、時間に余裕を持って行動するということが以前よりも出来るようになりました。本当はあってはならないことですが、忘れ物をした際にも、5分前行動よりも更に前に動いていたため、十分余裕を持って集合することが出来ました。
 2日目に行われたクラスマッチでは、友人関係を深めることが出来ました。今まで話したことがなかった人と話したり、一緒にプレーしたりすることを通して、クラス内の人間関係も距離が縮まったのではないかと思います。これから先の学校生活では、受験などの辛いこと苦しいこともあると思います。一人では辛いことも仲間と一緒に乗り越えるなら辛くはありません。そうした苦難を共に乗り越えられるような、お互い足を引っ張るのではなく認め合えるような、真の友人関係を築いていきたいです。
 自学自習の習慣の確立という点では、自分の集中力の低さを改めて実感しました。その原因は、主体性が欠けているところにあると思います。先生に与えられた課題をただ済ませただけでは高い学力は身につきません。自分には何が足りていないのか、今すべきことは何か、よく考えて学習することが学力の向上につながると思います。自分で目標を立てた主体性のある学習をすることで意欲を高め、集中力を向上させていきたいです。
 伝統の継承については、今まではあまり考えたことがありませんでした。今回初めて自分なりによく考えました。江戸取の偉大な先輩達は、努力に努力を重ね、今の校風を作り、または維持し、輝かしい進学実績を残してこられました。しかし、私達後輩の使命は、それを越えることだと思います。そのためには、先輩方の方法をそっくりそのまま真似ることではなく、良いところは受け継ぎ、悪いところは改善していく必要があります。そうするためには自主性がなければなりません。ただいわれたままに、あるいは他人が見ているから、規律を守るのではなく、誰も見ていないところでも規則を守り、努力できる人間こそ本物のリーダーになれるのではないかと思います。
 今回の研修旅行では、あらゆる面で成長し、高等部生としての意識を高める事が出来ました。学校生活においては学んだことを生かして、私達高等部38期生が江戸取を変えていくという決意を忘れずに、過ごしていきたいです。

 

          

 

8組

 今回、江戸取生として2回目の研修旅行に参加し、中等部とは違う緊張感を持って3日間を過ごすことが出来ました。研修旅行は、規律ある進学校の生徒として実践を通じて学校生活の基本を体得していく事を目的としています。中等部3年間で学んできたことを、今回の研修旅行で、高等部1年生としてさらに高い意識を持って再確認することが出来ました。
 時間厳守については、1日の行動計画の中で、5分間行動が出来るようにしました。5分前に行動が終わるのではなく、5分前には次の行動が出来る状態であるために、10分前行動を心掛け、余裕を持って行動しました。余裕を持って行動することにより、心を落ち着けて、次の行動に移ることが出来ました。
 自学自習の確立については、中等部の勉強合宿よりも集中して取り組めたと思います。研修前に計画した範囲を終わらせることも出来ました。今回の研修旅行を通じて、より時間というものを意識して生活するようになったと思います。1日、24時間の中で、学習時間も限られてきます。限られた時間を無駄にせず、どれだけ有効に使うことが出来るか、そこが夢に近づけるかどうかの分かれ目であると思いました。登下校の時間や、休み時間の少ない時間など、学校生活の仲で、まだまだ有効に使えてない部分は今すぐ改め、江戸取生として、受験生としての自覚を持って生活しなくてはいけないと思いました。
 高校生となったこれからの3年間は、これまで以上の努力が必要です。そのためにも、江戸取生が目指す、心豊かなリーダーの5つの心構え、教育実践5項目を、この研修旅行でもう一度思い出し、常に心掛けて生活することが大事なのだと思いました。挨拶や身だしなみ、言葉遣いなど、普段の生活の一部をしっかりやることで、心豊かなリーダーへと近づきます。普段の生活態度というものは、それを見ればその人自身がどういう人であるかがわかってしまうように、とても大切なことです。挨拶が出来る人と、そうでない人。身だしなみがしっかりしている人と、そうでない人。時間が守れる人と、そうでない人。どちらの人が信用でき、友人でありたいか、その答えは決まっています。 だからこそ、あたり前のようなことが大切なのだと思います。学校生活や社会生活の中で、思いやりの心が大切なように、勉強においても心が大切です。自分の目指す夢への思いが本物ならば、一生懸命になれるはずです。何をするにも、心というものが基本となり、大切です。思うだけ、書いただけにせず、実践してこそ意味があります。限りある時間、一日一日を大切にし、心ある生活を常に心掛けていきたいと思います。そして、夢を叶えるために、自分に厳しくし、努力をしていきたいと思います。

 

 






9組 

 私は3日間の研修旅行を通して、今の自分に対する考え方が変わりました。
 1日目の朝、学校に登校したときから先生方が立っていて、いよいよ研修が始まったと実感しました。私はいつもよりも大きな声で挨拶をすることができました。自分から挨拶をして、返事が返ってきたときは、とてもうれしかったです。
 時間厳守のことは、多くの先生方から言われていたことなので、早め早めの行動を心がけていました。そのため、私たちは1回も遅刻をすることなくすべて時間通りに行うことができました。これはすごく良かったと思います。
 2日目はクラスマッチを行いました。結果はあまり良いものではなかったのですが、クラスの絆を深めるだけでなく、学年の中も深められ、とても有意義なものとなりました。
 3日目の学年部長の先生のお話では、研修旅行の5つの目的を丁寧に確認することができました。また、決意文のお話や、江戸取を卒業した先輩方のお話もしていただき、大変参考になりました。
 マララさんが特別な人ではないという話をされたとき、確かにそうだと共感することができました。
 研修旅行という特別な3日間で、高入生である私たちがクラスの友達と仲良くなり、クラスの絆を深めることができ、クラスが1つになっていくのが分かりました。
 帰りのバス内研修で、担任の先生から高入生の自分たちを信じて、すべて自主的に動くのを待っていたというお話を聞いたときはとてもうれしかったです。
 この研修で学んだことを今後の学校生活にしっかりと活かしていきたいと思います。

 

          

 

9組 

 研修旅行は普段とは違う環境でとても新鮮でした。
 1日目は雨で、ウォーキングのときは結構寒くて、歩きにくく疲れましたが、めったに見ることができない景色を見ながら歩くのはとても楽しかったです。初めて見た木やその木が生い茂る自然の風景はとてもきれいで、さらに雨が降っていたこともあり、より一層風景の自然らしさを感じられました。
 校長先生、副校長先生の講話はいろいろと考えさせられる講話でした。
 「社会人の基礎力」の話では、社会人の基礎力は学生の間に身につけるもので、考える力、チームで働く力、そして前に踏み出す力の三つであるとお聞きした時、自分に不足しているものは前に踏み出す力であると感じました。
 「白」のお話では、自分の中には必ず悪なる自分と、善なる自分がいるという言葉が、心に残りました。善なる自分を磨き、悪なる自分をしっかりと押さえなければならないと思いました。
 3日目の学年部長講話では、先輩たちが最後にどのような思いで卒業したのか、どのような思いを抱いていたのかをお聞きして、僕も自分の夢を叶えたい、そして先輩方と同じように今の生活を一生の宝物として心に刻んで卒業したいと思いました。そのためにも、今を大切に過ごし、クラスメイトとの絆をもっと深いものにしていきたいと思います。
 僕はこの研修旅行の3日間で、挨拶の大切さを学び、仲間との間に絆を築くことができました。人とすれ違うときに挨拶をする。それは人との関わりの中で最も重要なことだと思いました。
 日ごろの学校生活でも、武道でも「礼に始まり、礼に終わる」と言えます。会う時の「おはようございます」「こんにちは」帰るときの「さようなら」など学校で当たり前にしている挨拶がこの研修旅行のおかげで、大切なものだと気付けました。

 

 






10組 

 今回の研修旅行で自分の考えが大きく変わったきっかけとなったことを主に二つ挙げたいと思います。
 まず1つ目は、集団行動の大切さです。今回の研修旅行では、移動の度に団体行動が求められました。食事会場や体育館、入浴会場への移動も班での行動でした。私はマイペースな性格で周りと合わせることが苦手で単独行動が好きなタイプでした。しかし、今回の研修旅行で多くの団体行動を経験し、周りと協力することでコミュニケーションを取る力がつきました。同じ班にもあまり話したことのない友達がいて、自分から積極的に話しかけました。すると向こうも心を開いてくれて、話が弾みました。班全体がそのような雰囲気になり、会話の絶えない楽しい班となりました。同じ班のメンバーのお陰で、3日間を乗り越えられました。
 2つ目は、夢を持つことの大切さです。江戸取には、夢を持っている仲間、夢を叶えるために入学した仲間が多いことを肌で感じました。私の周りも医師になりたい子、薬剤師になりたい子、いろいろな夢で溢れています。そして、江戸取という環境にいるがために、夢について恥ずかしがることなく堂々と話せる事も、とても嬉しいです。私は小さい頃手術を受け、それからずっと看護師を目指しています。医師の補助をしたり、患者に寄り添ったりする看護師に憧れの気持ちを抱きました。今まで10年近くずっと同じ夢を目指して頑張っています。さらに物心ついてから弟が生まれた事もあり、出産も身近に感じていました。そのために助産師の仕事に興味があります。学年部長講話で、大事な時期に無気力になってしまいながらも国公立医学部に現役合格した先輩の話がありました。夢を持つ人間は強いと思います。今回の研修旅行で友達と夢について語り合う事で、忙しさに紛れていた自分の夢を再確認する事ができました。
 これから3年間、看護師になるという夢を中心に生活していきたいと思います。そして常に上を見て勉強していきます。この先の道で何か悩んだ時、つまずいた時、この研修旅行を思い出します。絶対に忘れず、「初志貫徹」を目標にして努力します。

 

          

 

10組 

 研修旅行に参加して変化した事があります。1つ目はよりよい挨拶を行うようになった事です。以前までは挨拶はただ行えば良く、一度挨拶した人には挨拶しなくても良いと思っていました。しかし、研修旅行で挨拶は相手の目をしっかりと見て心を込め、会うたびにはその人に挨拶をするものだと学びました。そして研修旅行中に学んだ通りの挨拶を行うことができました。何も考えずに行う挨拶よりも、相手の受ける感じが良いだろうし、自分自身も温かい気持ちになりました。今後も学校やその他の場所でもこのような挨拶を行うように心に留め、日々実行していきたいと思います。
 2つ目は5分前行動をするようになったことです。私は昔から時間管理がルーズで、集合時間ギリギリに着くということが多かったです。しかし、研修旅行中の目標である5分前行動を常に心掛けていると、当たり前のように実行する事ができ、研修旅行最終日には10分前には集合場所にいることができました。また、集合場所に余裕を持って行くと、ギリギリに行く時よりも心にゆとりが生まれ、気持ちが晴れやかになりました。この5分前行動を今後も実行するためにも、常に集合場所にはゆとりを持って行くという生活をしていきたいです。
 3つ目は常に感謝するようになったことです。
そのきっかけはLHRの授業で出てきた錦織圭選手の敗戦直後のインタビュー内容でした。その内容は今まで支えてきてくれた人や企業に対して感謝を述べるものでした。なんて素晴らしい人なのだと感じたのと同時に、感謝を常にどんな場面で述べられるというのはとても大切なことなのだなとも感じました。その授業以来、朝食、昼食、夕食を作ってくれた方への感謝など常に感謝の気持ちを忘れずに生活する事ができました。そして常に感謝の気持ちを持っていると、このように生きることができるのでさえありがたく思えて、とても良い気持ちになることできました。

 

 






11組 

 研修旅行の前日はとても不安でした。江戸取の研修旅行は厳しいと聞いていたので、3日間を乗り切れるのか、と緊張しながら準備を進めていました。
 この合宿で私が目標としたのは、伝統の継承をするということです。普段学校にいるときとは違い、宿泊先の方々など知らない人がたくさんいる中で、どれだけ江戸取生としての自覚と誇りを持った品格のある行動ができるかと考えていました。宿泊先に到着し、従業員の方々が挨拶をしてくださる前に自分から挨拶をしようと決めていたため、気持ちのよい挨拶で入ることができました。
 2日目のクラスマッチでは、クラス全員が自分の種目に真剣に取り組んだのが素晴らしいと感じました。11組は終始笑顔で、全力でプレーしました。良い結果は残せませんでしたが、心の底から楽しむことができて良かったです。
 そして3日目。この日は前日から頑張ろうと気合いを入れていたことがありました。それは部屋を学年で一番きれいな状態で明け渡すことでした。全員がしっかりと片付けを終え、シートを廊下に出したときは、やり切ったという充実感があって気持ちが良かったです。それだけに11組のシーツのたたみ方が美しかったと先生が言ってくださったときは、本当にやって良かったと思いました。
 研修旅行ではたくさんのことを教わりました。校長先生が講話でおっしゃていた社会人基礎力のお話が心に残っています。失敗をしても、また一歩前へ踏み出す力、わからなくても最後まで考え抜く力、相手を思いやり、団体で動く力。これらが全て自分のものになったとき、初めて人は真のリーダーというものになる権利を持つ、という大変意義深いお話でした。また、学年部長講話を聞いたときはじっとしていられないような気持ちになりました。同じ学年には既に夢の実現に向けて、高い志を持った仲間がたくさんいるとわかったからです。早く勉強したい、早く自分の夢をしっかり定まったものにしたいと、焦るような気持ちでした。しかし、焦っていても何も始まりません。まずは早く登校し、できるだけ多く朝学習に参加したいと思います。
 慣れない非日常の生活の中で、志の高い仲間たちと寝食を共にし、そしてまた学校生活のスタートです。不安な気持ちはもう一切なく、何て素晴らしい学校に来たのだろうと思います。これから一層努力していきますので、これからもよろしくお願いします。

 

          

 

11組 

 研修旅行は厳しいながらもとても為になるものでした。
 入学してからの自分、研修旅行前の僕は、今思うととても未熟でした。新しいクラスでの生活に期待も持っていましたが、それ以上に緊張や不安を抱いていました。行動を起こすのも自分からなく他人任せにしてしまったり、気づいたことも他人に気を遣って言えないなど、クラスの仲間と本当の意味での友人関係を築けていませんでした。
 しかし、今回の2泊3日の研修で仲間と寝食をともにして、学んだこと、感じたことがたくさんあります。
 研修中は常に5分前行動を目標とする時間厳守でした。また常に班行動だったので、5人で考え、意見を出し合い、そこからどう行動するかを決め、それに従って行動することを心掛けていました。これは真の友人関係の一つの証であると思います。結果として、時間に余裕を持って行動することができ、目標を達成できました。
 食事の集合時などには、挨拶を大きな声で自信を持ってできました。また配膳、片付けでは最初、一人ひとりが自分のことだけで周りのことはあまり気にしていませんでしたが、日を重ねるごとに皆が周りに気を配り、仲間の分も配膳をしたり、仲間の片付けを手伝ったりと積極的な行動が取れました。そのことを機にコミュニケーションの幅が広がったのでとても良いことだと思いました。これからの学校生活でも活かしていきたいです。
 そして、校長先生をはじめとして、副校長先生、諸先生方の講話やLHRでは様々なテーマを掘り下げ、ものごとをより具体的に理解することができました。そして、規律面から社会面までいろいろなことを学ぶことができました。
 辛いこともありましたが、研修を乗り切れたことで自信が付き、自分の力となりました。何より1人ではなく、クラスで乗り越えたことに意味があると思います。今後の学校生活に、この研修旅行で得たことをぜひ活かしていきたいです。