コルネリア・ヘルマン  ピアノコンサートをお聴きして


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  1組
 私がコンサートを聴いて、特に印象に残ったのは「テンペスト」です。テンペストとは、嵐という意味があり、それは「ベートーヴェンの人生に沿って作られた」と現在は言われています。実際にベートーヴェンは波乱の人生を歩んできました。若くして耳が聞こえ難くなり、「ハイリゲンシュタットの遺書」には耳が聴こえない苦悩と、それに打ち勝ちたいという率直な願いが綴られてます。この時期のソナタにはそれにもがき苦しんだ後が感じられるそうです。私がもし難聴だったら、音楽に向かう心の余裕なんて失ってしまうと思います。
 しかし、ベートーヴェンは全てを音楽に捧げました。それ程、彼にとって音楽とは生き甲斐であり、人生の目的だったのでしょう。「テンペスト」の第三楽章は始めから終わりまで、ずっと速くて短い音の16分音符が続いています。それは、苦悩,迷い,不安,怒り,決心,挑戦など様々な感情が込められているのでしょう。それを、コルネリア・ヘルマンさんはとても的確に表現していたと思います。時には優しく、激しく、ゆっくりと。その音の響きは私の心を強く打ちました。ベートーヴェンの感情の起伏が伝わり、彼の辛さを心に訴えかけてくるのです。私もピアノを習っていますが、楽譜に書かれた記号の意味を意識していただけで、つまらない表面上の演奏をしていました。しかし、今回のコンサートを通して、私も作曲者の思惑や伝えたいことを意識して弾けるようになりたいと思いました。

 

 
  2組
 今回、コルネリア・ヘルマンさんのピアノリサイタルを聴いて、プロのピアニストの演奏と言うのは、人を引き付ける力があると改めて思いました。私は、小学生の頃からピアノを習っています。最初の演奏曲の「トルコ行進曲」は、一度弾いたことのある曲だったので、コルネリア・ヘルマンさんのような一流のピアニストの方が、学校に来て演奏してくださると聞き、どのような演奏をされるのか、とても楽しみでした。実際に聴いてみると、私には通して弾くのがやっとだった難しい曲を、とても素早く、テクニカルに演奏なさっていて、どうしてこんなに美しく弾けるのかと非常に感動しました。また、その後のシューベルトやベートーベンの曲も、自分には真似の出来ないような技巧的な部分が何度も出て来ましたが、それを少しのミスも無く完璧に演奏されていて、ここまでの演奏が出来るようになるために、恐らく想像を超えるような努力をされたのだと思いました。曲を表現することで、多くの人達から支持され、感動を与えるというのは、とても凄いことだと思います。ピアノを練習するのは大変で、何度か辞めてしまおうと思ったことがありますが、今回のリサイタルを聴いて、続けてきて良かったと思いました。私も、年に一度発表会に参加をしているので、そのような人前で演奏をする機会に、人々に感動を与えられるように努力していきたいと思います。
 
 
 
  3組

 私は今日コルネリア・ヘルマンさんによるピアノコンサートをお聴きしました。コンサートでは様々な曲を演奏していただきました。その中にはシューベルトやベートーヴェン、モーツァルトなど私でも聴いたことのある人が多かったので「どんな曲なんだろう」とわくわくしながら聴くことができました。モーツァルトの曲は「トルコ行進曲」でした。この曲は、モーツァルトの情熱と美しい感情、エレガントな楽趣が盛られていると調べてみると書かれていました。ヘルマンさんの演奏でも、私は初めを聴いただけで美しいという感想を持ちました。また、独特のテンポがあって聴いていてとても面白いと思いました。
 ベートーヴェンの曲では「テンペスト」を弾いていただきました。この曲はシェイクスピアの「テンペスト」を元に作曲されたと言われており、第三楽章は単独で演奏されることも多い有名な曲だと書かれていました。この曲もテンポが面白く、私はやや速めだったのかなと聴いたときは思いました。ですが、コンサート後に友達とこの曲について話をしたとき、その友達はやや遅かったと言っていました。聴く人によってその曲に持つ印象が変わるということを感じることができました。
 今日は短い時間での演奏だったけれど、普段自分ではあまり聴きに行こうとは思わないので、このような機会をいただけて、素敵な演奏を聞くことができて、とても良い経験になっただろうと思います。

  4組

 僕は今回のピアノリサイタルで、普段聞くことのできないプロの生演奏を聴くことができとても楽しい時間を過ごすことができました。今回の演奏の中でとても好きだった曲はモーツァルトの「ピアノソナタ」です。僕もモーツァルトの「ピアノソナタの第十五番」を弾いたことがありとても印象に残っていたからだと思います。モーツァルトの曲は心地よい良い和音が響くところや、軽快なメロディが流れるのでとても好きです。ベートーヴェンの「テンペスト」は緊張感のある曲で、スクリーンに映っていた絵を友達が「天変地異」が起きたみたいと言っていました。確かにその通りだと思いました。ベートーヴェンの曲は、勢いのあるメロディや重厚な和音を弾き、それをきっちりとテンポあわせて弾くことで、「天変地異」のように聞き取れたのだと思います。僕は今回の演奏会を聴いてよりピアノが好きになり、自分ももっとピアノの練習をしていこうと思いました。

 
  5組


 私は幼稚園に入る前から小学校4年生までエレクトーンを習っていましたが、プロのピアニストの演奏を聴く機会はほとんどなかったので、今回のコンサートを楽しみにしていました。実際に聴いてみると、やはり生の演奏は素晴らしく、心が落ち着きました。
 1曲目は優雅な曲だと思いました。中でも第一楽章「アンダンテ・グラツィオーソ」は、特に上品な感じがして、曲の世界観に引きずり込まれそうになりました。第三楽章は非常に有名な『トルコ行進曲』だったので聴いていて楽しかったです。
 2曲目は全体的にテンポがゆっくりで、1音1音がとてもきれいでした。特に和音の音色が美しかったです。
 3曲目はシェイクスピア作の『戯曲』を元にしているということで、亡霊の魔法、嵐や波の音、女性の悲しい感情などを想像しながら聴くことができました。ストーリーが浮かんでくるような気がして面白かったです。
 私はエレクトーンを習うのをやめてからずっと音楽は習っていませんし、音楽の授業以外で楽器を演奏することはありません。しかし、今回の素晴らしい演奏をお聴きしてまた弾きたくなりました。良い機会なので、久しぶりに弾いてみようと思います。また、音楽についてもっと学んでいきたいです。

 
  6組

 私はピアノコンサートを楽しみにしていました。なぜなら、小さい頃にピアノを習っていたからです。
 まず1曲目の『トルコ行進曲』は元のトルコ行進曲と全く違うので驚きました。章ごとに違う雰囲気がありました。モーツァルトにとってトルコ行進曲がどのように聞こえていたのか気になりました。
 2曲目の4つの即興曲では、なめらかな曲の中に強弱があり魅了されました。穏やかなメロディーに心が癒されました。
 3曲目は物語を想像しながら聴くと、場面によってリズムやメロディーが変化していることに気付きました。その点からこの曲は面白いと感じました。知らない曲でも、想像することによって色々な発見があることに気付かされました。
 第2楽章では悲しくも切ない気持ちが伝わってきました。島にいる娘の運命を暗示しているようにも聞こえました。
 今回のピアノコンサートでピアノの音がとても心に響きました。色々な感情が曲の中にあり、それを引き出しているようでした。知らない曲でさえも頭にスッと入ってくるような感覚に陥りそうでした。ピアノも含め音楽はとても大切なものだと思いました。 私はこれから身近に流れている音楽や音楽の授業での合唱や合奏などを1つ1つ大切にしようと思います。

 
 
  7組

 
コルネリア・ヘルマンさんのピアノ演奏はとても素敵で、心に残りました。聴いたことのある曲が多くずっと楽しい気分でいました。弾くだけでなく、その曲や作曲家についての説明もして下さいました。私は今までCDで聴いたり、コンサートを聴きに行ったことはありましたが、曲の背景などを詳しく知ったのは初めてでした。少し知識を持つだけでも、聴こえ方が全く違いました。曲の雰囲気や思いが捉えやすくなり、風景や街並みが浮かび新しい世界観を楽しむことができました。情景を思い浮かべることは大切なことだと思いました。また、有名な作曲家の住んでいた家が今も残されていることに驚きました。それがコルネリアさんの自宅のそばにあるなんて、素敵だなあと思いました。私もいつか巡ってみたいです。
 一番印象に残っている曲は『トルコ行進曲』です。私はピアノを習っていた頃、この曲を発表会で弾きました。最近もう一度、練習しなおしています。だから間近で聴くことができて嬉しかったです。指が見えなかったのは残念でしたが、ペダルの踏み方、表情など、感動する点が多くありました。曲の背景を学べたのも良かったです。自分で調べて次に弾く時は情景を思い浮かべてみたいと思います。
 音楽がもっと好きになる、音楽をもっと知りたくなる、とても素晴らしいイベントだと思いました。

 

  8組

 僕は今日コルネリア・ヘルマンさんのピアノの演奏をお聞きしました。
 ピアノを全く知らない僕でも感動するものでした。そして、耳に入ってくる音がとても心地よく、素晴らしい時間を過ごすことができました。
 学校でこんな演奏が聴くことができるなんて、なんて素晴らしいのだろうと思うとともに今の境遇の良さを改めて実感できました。
 今回のコンサートでは、3人の有名な作曲家の代表的な曲を、コルネリア・ヘルマンさんが弾いて下さいました。どの曲も良い曲だと思いました。
 そんな僕が一番心に残った曲は『シューベルトの即興曲D899』です。この曲は、静かで物悲しくもありますが、芯の通った力強さもある曲調で、とても心が安らぎました。
ヘルマンさんは、きっと僕には考えもつかないような努力をしたからこそ、このような演奏ができるのだろうと思いました。今回の演奏を通して僕たちに努力することの素晴らしさを伝えたかったのではないかと思います。
 ヘルマンさんからの力を受け取り、将来にむけて今できる事に全力で取り組んでいこうと思いました。
 今回のように一流のコンサートを聴くことことができるのは、江戸取だからこそだと思います。このような機会を無駄にすることなく、僕自身の教養をより深めていきたいと思います。