雅楽をお聴きして


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  1組
  私は今回雅楽をお聴きするまで雅楽というものを知りませんでした。ですから、今回の雅楽の鑑賞はとてもよい経験になったと思います。
 雅楽は昔から日本に伝わる伝統的な音楽の一つであり、琵琶や箏などの楽器を使った世界最古といわれている合奏音楽です。私は最初雅楽というものがどういったものなのかよく分かりませんでしたが、解説の方がとても丁寧に雅楽の古楽器、装束について説明してくださったので、内容をより深く理解することができ、楽しむことができました。
 楽器紹介のときも、ひとつひとつの楽器の音色を聴くことができ、曲を聴く際もそれぞれの楽器の音を楽しむことができました。また、越天楽という歌を実際に歌うことで、雅楽の曲の旋律を身近に感じることができました。
 今回実際に歌ったようなものを唱歌というのだそうですが、昔から雅楽の楽器の稽古の前には、必ずこの唱歌を歌って覚え、その後に楽器の演奏法を習うそうです。私は楽譜を見ながら楽器の練習をするのだとばかり思っていたので、楽器を習う以前に歌を覚えなければならないというのは、とても驚きました。初めは雅楽は格式が高く、親しみ難く感じていた私でも江戸取の校歌を雅楽の演奏に合わせて歌うことで雅楽に親しみを持つことができました。
 
私は今回雅楽をお聴きしてとても感銘を受けました。昔から続いている伝統的な日本文化を伝えていくのは素晴らしいことだと思いますし、これからも続いていってほしいと思いました。私もこれからも雅楽や能や狂言といった伝統的な日本文化をしっかり学んでいきたいと思いました。
 

  2組
  私は今回の総合学習で初めて生の雅楽演奏を聴きました。お正月の初詣の時に聴いたことはありましたが、やはり生の演奏は迫力が違いました。
 私が特に気になった楽器は笙と箏です。笙は和音で演奏されていたので、細い糸がいくつも集まったような感じがしました。笙の音から始まった平調音取は何だか聴き慣れない音色だったからか、少し不気味な感じがしました。
 もう一つ気になった
箏は普段部活で演奏しているので、他の楽器よりも親しみを持って細かい点まで鑑賞することが出来ました。
 しかし、いつも使っている箏とは弦や爪の種類が違うのを知り驚きました。また、雅楽で使われている箏も演奏してみたいと思いました。
 他の楽器も一つずつ丁寧に演奏を交えながら解説して下さったので理解を深めることが出来ました。雅楽で校歌を演奏して下さった時、前奏からいつも聴いている校歌とは雰囲気が違ったので聴いていて新鮮な感じがしました。
 音が高かったせいか、少し可愛らしい感じがしたので、私は雅楽の校歌の方が普段のものよりも好きかなと思いました。今回の雅楽鑑賞は日本の伝統芸能の一つを知ることが出来た貴重な体験となりました。
 
このような機会をきっかけに、古くから続くことを大切にすることの重要性を再認識できました。
 また、これからの部活で一層熱心に取り組んでいきたいと思います。そして伶楽舎の演奏者の皆さんが、私たちに伝えて下さったように、これからは私も含めて日本人はもちろん、外国人の方にも箏やそれ以外の日本の伝統文化を伝えていくべきではないかと思いました。

 

  3組
 今回の総合学習の時間では雅楽を鑑賞しました。雅楽は中国の儀式に用いられる音楽だったそうです。なぜあんなにゆっくりとした音楽が、発達してきたのかがよく分かりました。また、今と昔では人の価値観は違うのだなと実感することもできました。
 今回の雅楽で一番に気がついたことは、
いろいろな音楽でも今の音楽を再現することは可能だということです。今回は江戸取の校歌を演奏していただきました。でも私はいつもと異なる音質で少し違和感を覚えました。
 近代の音楽でもまた昔の音楽を再現することはできますが、やはりなにかが違うと思っています。多分これは昔と今では音楽のとらえ方が違ったからだと思います。
 昔の音楽は形式的で、自分の権力を表すものであり、近代のものは娯楽の方面に音楽が使われていたのだと思います。
 私は音楽を知ることで歴史の知識を深めることができることに感動しました。
 最後に伶楽舎の方々は今回は陵王を演じていました。動きがとても特徴的で、とてもゆっくりだったのですが、恐らく形式的なところで使われたのだろうということ感じました。
 今のフォークダンスとはまた違った味があり、見ていてとても感動しました。
 
今回の雅楽の演奏を通じて、私は古代中国の歴史に興味を持つことができました。これまで昔のことにはあまり興味が無かったのですが、このような機会にいろいろ調べる事もまた勉強のうちだと思いました。これから私は、昔の楽器についていろいろ調べていこうと思いました。
 
  4組
 僕は今回の演奏まで「雅楽」という言葉を知らなかったです。ただ僕は今回の演奏を通じて、とても新鮮で幻想的な不思議な気分になることができました。そして雅楽が楽しく、とても興味をそそられるものだと感じました。また、僕はその独特な音色とどの国の音楽とも違う雰囲気に興味を持ち、とても好きになりました。雅楽の楽器にはさまざまな種類があり、それぞれ全く違う演奏法があることを知りました。
 そのさまざまな楽器の中で僕は「笙」という楽器に最も興味をもちました。笙はその他の楽器に比べて、とてもきれいな音を奏でているように感じました。楽器の説明では笙は何本もパイプがあるため和音で演奏することができ、息を吸っても吹いても音が鳴るため長時間音を出し続けることができるとおっしゃられていました。
 ただ、日本人の多くの人が僕のように、雅楽についてよく知っている人は少ないと思います。雅楽は現存する合奏音楽として世界最古の音楽です。この貴重な文化を伝えていくためにも、学生に聴かせることはとても大切なことだと思いました。

 
  5組
 今回の総合学習で、私は生まれて初めて雅楽を生で鑑賞しました。今までお正月や神社で行われているのをテレビで見たことはありましたが、生で見たのはこれが初めてでした。
 
自分は今筝曲部に入っており琴を習っているので、雅楽の楽器の筝がとても身近に感じられました。筝の音色はとてもきれいでした。私たちの部活では琴がメインですが、和音でサブで聞こえてくる筝もまた違った感じでいいなと思いました。そしてもう一つ私が興味をもったのは琵琶です。琵琶は学校で平家物語についての授業を受けたとき写真で見たことはありましたが、実物を見ることも音色を聴くのも初めてでした。私が想像してたよりも琵琶は音が柔らかくとても良い響きでした。今回の総合学習の時間はとても貴重な体験になりました。また雅楽を鑑賞してみたいです。
 


 

  6組
 僕は今回の雅楽を聴くまで、一度も雅楽の生の演奏を聴いたことがありませんでした。
 実際「雅楽」を今回の演奏で初めて知りました。僕は雅楽というものをほとんど知らずに演奏会に臨んだわけですが、聴いてみて音がとても落ち着いており、なんだか秋の虫の鳴き声のような音楽だと感じ、特に「笙」という楽器についてそのように強く思いました。それでいて日本古来の厳かさを「太鼓」や「琵琶」などの楽器を通して感じました。だから雅楽というのは日本人の感性の豊かさと日本古来の尊厳が表れている音楽だと思いました。
 次に「平調音取」という音楽を聴いて感じたことは、僕が初めて想像していたような、重く味わい深い音楽ではなく、端的に言うと、
淡々としていてそれでいてブレがなく、きれいな音を奏でているなと感じました。また、意外にもオーケストラのように、各パートそれぞれが分担されているわけではなく、いろいろな楽器が一体となって演奏されているということに少し驚きました。
 
僕は演奏だけでなく「舞楽」というものにも感動しました。僕は「舞楽」という言葉もこの演奏会で初めて知りました。知識もなかったので、能のようなものかなと思っていました。しかし、実際は全然違うものであると感じました。能というものは「うたい」と「はやし」によって踊るといった踊り中心のものですが、舞楽は音楽と踊りの二つから成り立っています。
 「陵王」という舞楽を見ていて一番気になったのは、音楽が最後の方になると、様々な音が混ざって、少し聞き取りにくいと感じました。しかし、その落ち着きのないように感じる混ざった音楽の中にも、一定のリズムのようなものがあって、そのことに気付いた時、
僕は舞楽というものの美しさに感動しました
 今回、あまり知識なくこの演奏会に参加したのですが、その分、
雅楽を素朴に楽しむことが出来て良かったと思います
 僕は歌はあまり得意ではありません。しかし、音楽は好きです。
自分の中にある音楽の枠をはずして、自分の音楽の世界を広げていきたいと思いました。

 

 

  7組
 今回の演奏会を通じて様々な古楽器について学ぶことができました。例えば、音色が龍の鳴き声を模したもので、ビブラートをかけず力強く吹くとよい『龍笛』など、様々な古楽器についての吹き方、音色、演奏の中でどのような位置を示しているかなど、かなり詳しい説明をしていただき勉強になりました。
 
曲については、その曲の背後にある歴史や物語についても話していただき、雅楽はかなり歴史深いものだと理解することができました。
 特に始めに演奏された「陪臚」に僕は興味をひかれました。まずは「平調音取」についてです。この曲は、平安時代の文化の特集、大河ドラマなどをテレビで観たときに必ずと言って良いほど、よく耳にする曲だったのですぐに興味をひかれました。
 次に「陪臚」ですが、僕はこの曲の歴史に興味をひかれました。それは、752年に行われた東大寺の大仏開眼供養で、この曲が演奏されたという記録が残っているとお聴きしたからです。1200年以上前に演奏された曲を聴くことができ、歴史の奥深さを感じた気がしました。
 このように、今回の演奏会を通して『雅楽』を通じて、音楽は勿論のこと、歴史についても更に高い関心を持つようになりました。
 元々、僕は歴史が好きな科目なので、このような古くからある楽器や曲については元々興味はありました。今回の演奏会で益々興味が湧いたので、雅楽についてもっと調べてみたいと思います。
 
 


  8組
 私が雅楽演奏を生で聴いたのは今回が2度目になります。1度目は北海道に住んでいた小学6年生の時の北海道神宮での生演奏でした。その時は楽器の演奏だけだったので、幻想的な綺麗な音色だなという印象と、神社での演奏・衣装から伝統的な音楽なのだろうなということしか分かりませんでした。しかし今回は、1つ1つの楽器について解説していただいたので、それぞれの音色を確かめながら深く聴き入ることができ、とても感銘を受けました。 また雅楽で校歌を演奏してくださったので、格式高く難しいイメージだった雅楽をより親しみ易く感じることができました。
 現代の音楽を雅楽で表現したり、解説を交えることで、
私たちの世代にも伝統文化を分かり易く伝承し、普及に努められている姿はとても素晴らしいと思いました。
 
私も同じ日本の伝統文化である茶道部で学んでいるので、伝統文化を伝承していくことの大切さを改めて感じることができました。
 
今回のように直接伝統文化に触れることのできる貴重な機会を大切にして、他の日本の伝統文化についても考えてみたいと思いました。