卒業生を囲む会


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  1組

 「強まった医学部への憧れ」


 私は今回初めて卒業生を囲む会に参加することができて良かったと思います。東京大学や筑波大学に進学された卒業生のお話を聴く機会はめったにないことですし、勉強する時のコツなど参考になることばかりだったので良い経験だったと思います。
 この卒業生を囲む会で特に参考になった一つ目として勉強方法があります。私は卒業生の先輩方と同じように英語と数学を中心に勉強をして他の教科はテスト前に行うという方法で勉強していますが、私と先輩方と大きく違っていることは私の場合、問題を繰り返し解かないということです。東京大学に進学された卒業生の先輩は数学の問題集はボロボロになるまで何度も繰り返し解いたとおっしゃっていましたが、私は一度解いたら繰り返し解くということはありません。ですからこれからの定期試験や模試のためにも高校に上がった時に困らないようにするためにも問題は繰り返し解くということをしていきたいと思います。
 卒業生を囲む会に参加して参考になったことの二つ目は医学部についてです。私は医学部を志望していて、先日お話しして下さった先輩が筑波大学の医学部に進学された先輩だったので、とても良いお話が聞けたと思います。まず思ったことは高校で医科コースに入るためには定期試験や模試では良い順位を取らなければいけないということと、どの教科も頑張らなければいけないということです。また、筑波大学がどういうところかというお話も聞くことができて少し興味が湧きました。今回お話が聞けたことで医学部に対する憧れや医学部に行きたいという気持ちが強まったと思います。
 次に私が卒業生を囲む会に参加し、色々な参考となるお話を聞いて、これから大切にしていきたいと思うものがありました。それは授業です。授業は学習内容を理解する上で必要不可欠ですが、私は今まで授業中ボーっとしてしまうことがありましたが、これからは先生のおっしゃったことを全て聞き取るくらい集中し、黒板に書かれたことだけではなく、先生のおっしゃっていたこともきちんとノートに書くというように授業を受けたいと思います。特に数学は集中して授業を受けないと説明が理解できないと思います。これからは全ての授業に集中し、その日に勉強することは授業中に完全に理解し覚えるというふうにし、帰宅後には宿題だけではなく、その日の授業の予習、復習ができるようにしたいです。一つひとつの授業を大切にしていけば、まだまだ成績は上がると思うので、実践していきたいと思います。そして全てのテストで良い結果を出し、医学部に行きたいです。
 私が今回、卒業生の先輩方をすごいと思い尊敬するのと同じように、私も江戸取の後輩達から尊敬されるようになりたいです。

 
 

  2組

「自分の勉強方法を信じる」

 私にとって今回の「卒業生を囲む会」というイベントは初めての経験でした。この江戸川学園を卒業した立派な先輩方、つまり私たちの先輩たちが私たちにお話をしてくれるということを初めて耳にした時は、嬉しさと楽しみで気持ちが高揚している自分がいました。
 私たちの教室に来て下さった一人目の先輩は東京医科歯科大学の医学部に合格した先輩でした。大学では授業がすごく大変だけれど、サークルに熱中できるとおっしゃっていました。そして数学と英語だけは今のうちからしっかりやっておいた方が良いということも教えてくださいました。私の将来の夢は高等部で医科コースに進学して、医学部に合格して形成外科医になることなので、先輩のお話は実に私にとって興味深いものでした。自分の時間を削れる人が医科コースに向いていると聞いたので、それを頑張れた先輩をとても尊敬しました。その先輩は最初に「みんな可能性はある」と言って下さったので、私もこの立派な先輩に続くことができるように、努力を続けたいと思います。
 私の教室に来て下さった二人目の先輩は一橋大学の商学部に合格した先輩でした。大学は文系学部しかなくて、他の大学とは違って入学してから自分のやりたいことを決めることができ、とても雰囲気の良い大学だとおっしゃっていました。英語には一日に一回は触れた方が良いということも教えてくださいました。先輩が高3の時に受けていた一橋模試の結果はD判定で落ち込んだけれども、自分の勉強法を信じて継続してやっていたらどんどん自信がついたというのを聞いて、私は先輩のハングリー精神に感銘を受けました。私は中学二年生の時に英検二級を取得しましたが、先輩のお話を聞いて英語に対する気合が入ったので、近いうちに準一級も取得したいと思えるようになりました。最後の模試でA判定を取ることができたのは、自分自身で自分を信じ続けることができたからだと思います。
 今回の卒業生を囲む会での2人の先輩方のお話を聞いて、2人に共通していた部分が3つほどあることに気がつきました。それはまず、高校2年生からの猛勉強、中学生の時から英語と数学の基礎をしっかり固めて定着させてきたこと、そして何より最後まで自分の勉強法を信じ続けてきて合格されたということです。2人の先輩方は厳しい大学受験を乗り越えて、自信に満ち溢れている、そんな風に私の眼には映りました。
 世間で言う「すごい大学」には「すごい人たち」が集まって、互いに刺激し合っていると先輩がおっしゃっていたのを聞いて、私は自分の持っていた大学のイメージを良い意味で壊すきっかけとなりました。
 私も自分の将来の夢を叶えるために、今回先輩方からお聞きした勉強法や勉強に対する姿勢を、いつか自分にもやってくる「受験」の時まで忘れることのないように、これからの学校生活を送っていこうと思います。今回私たちにこんな素晴らしい企画を用意してくださった先生方、そしてわざわざ私たちのために再び学校に来て下さった先輩方に感謝しています。本当にありがとうございました。

 
 
 

   

  3組

「時間の大切さ」

 私が今回の卒業生を囲む会に参加して印象的だったことは、一年前や数か月前までは同じ学校に通っていた学生であったのに、それを思わせないようなとても生き生きとした感じが二人の先輩にあったことです。そして私は、大学に通って楽しそうな二人の姿にとても憧れを抱き、行きたい大学に合格して、早く大学に行ってみたいという気持ちになりました。
 私は、初めに東京大学文科一類に通っていると聞いた時、もともと頭がよく、天才のような方なのかと思っていました。ですが、実際に会ってお話をお聴きすると、中学生だった頃は私たちと変わらない中学生だったそうで、とても驚きました。先輩は高一の頃に東大受験を決意したとおっしゃっていました。私は、そのように強く決意したことが先輩を変えたのだと思い、このようなきっかけがとても大切になるのだと分かりました。そして私は今、当時の先輩と同じ位置にいるのだとしたら、今から変わればまだ伊藤先輩のように成功できるチャンスはあるのだと思いました。ですから、大学受験のこともしっかり視野に入れて、勉強を頑張っていこうと思います。
 元医科コースのクラスで医学部の先輩は、中学三年生のこの時期はとても重要で、得意教科を伸ばすことが大切だとおっしゃっていました。私は得意教科がなく、いつも安定しない成績なので、三教科の中で何か得意な教科を見つけて頑張りたいと思います。そして、私の将来の夢は医者になることで、そのために医科コースに入りたいと思っています。ですから、医科コースの生徒を決める今年の成績はとても重要になると思うのでしっかり勉強をしたいと思います。
 そして、二人の先輩が共通しておっしゃっていたことは、時間を大切にするということやけじめをもって勉強することです。先輩は、「今の五分間と大学入試前の五分間の時間は同じだから、今を無駄に過ごしてはいけない」ということを話されていました。私は、定期試験一か月前の一週間は時間がゆっくりに感じますが、試験一週間前はとても過ぎるのが早く感じます。またある時、毎日コツコツ勉強することを怠っていたので、試験一週間前に普段勉強しなかったことにとても後悔したことがありました。ですから、大学受験でこのような失敗をしないように、時間を大切にし、コツコツと勉強をしていきたいと思います。そして、時間を重視してだらだら勉強するのではなく、けじめをつけて内容を重視して勉強するようにしたいと思います。
 今回の卒業生を囲む会に参加したことは、将来のことを考え直すきっかけとなりました。そして、活気にあふれた二人を見て、とても羨ましく思い、自分も大学受験で成功したいという気持ちになりました。ですから、今回思ったことを心がけて過ごしていきたいと思います。

 
 
 

 
  4組

「勉強法は自分で探す」

  
 僕は卒業生を囲む会に参加して、今後の目標をしっかり持つことが大切だと思いました。僕は今まで様々な夢を持ってきました。特撮ヒーローだったり、テニス選手、昨年までは教師になりたいとも思っていました。しかし、その夢は今は持っていません。そのため、毎年必ず夢がない期間があります。そのため始めにお話していただいた 先輩の話の内容に感動しました。慶応を蹴って、自分が行きたいと思っていた一橋大学に入るという行動は、強い気持ちを持っていないとできないことだと思います。僕にはそのような気持ちを持てるものを大学にかかわらず持ったことがないので、これから探したいと思いました。
 もう一人の先輩がお話ししていた大学と専門学校との違いについて、僕はあのような考え方をしっかりと持てる人になりたいと思いました。
先輩の言っていることを全てが自分の心に残るものでした。僕は今回の卒業生を囲む会に向けて、質問を準備していましたが、先輩がおっしゃった「勉強法は自分で探す。」という言葉に自分の間違いに気づきました。僕は「休日の勉強方はどのようにしていましたか。」と聞こうと思ってましたが、この言葉によって自分に合ったものを自分で見つけようと思いました。先輩中3と高1が大事な時期と言っていました。僕は、今までそのような考えを持っておらず、早くても高1の冬あたりから大事なのだと思っていました。その理由がこれからの勉強は中3で勉強したものを土台としたものが多いと聞いて、今以上に頑張らなくてはいけないと思いました。その頑張る内容として僕は、数学を重点的に勉強しようと思っています。その理由は、6月9, 10日に行われた中間実力試験での結果が良かったためです。僕は今まで目立った成績が残せなかったので、これからも数学を得意な科目として、他の科目もしっかりと頑張りたいと思います。
 今回の卒業生を囲む会をきっかけとして大学についても考えるようになりました。大学を考えるのは高2になってからでいいと思っていましたが、自分の将来を大きく左右することなので早く決めた方が良いと思いました。僕には今のところ夢がないので、やりたいこともなく、なりたいことものもありませんでした。しかし、無理に夢をつくることもなく、好きなものができるところに入れば良いと思うようになりました。例えば、僕はゲームが好きです。なので、そのプログラムを作る技術を学ぶ大学や、実際にゲームをして大会に出るという大学もあるそうです。音楽も好きなので、音楽をつくる技術を学ぶ大学や、ピアノを習っているので、楽器の仕組みを学ぶ大学も良いと思いました。Youtubeという動画サイトの広告に「好きなもので生きる」という言葉があります。僕は、この言葉はとても良い言葉だと思いました。僕もこの言葉のように自分の好きなことで生きてみたいと思いました。
 江戸取に入って始めての卒業生を囲む会でしたが、自分と同じ場所で成功してきた人たちのお話を聞けたことはとても良い機会でした。僕もいつか、聞く側から話す側になりたいと思いました。
 

 
 

 

  5組

「自分に足りないもの」

 卒業生を囲む会に参加して、先輩方の受験勉強や大学生活に関するお話をお聞きする事ができました。このように大学生からお話をうかがう機会は他にないので、とても参考になりました。そこで、いただいたアドバイス等をもとに、自分に足りないものやこれから中高生の間にできる事について考えてみました。
 まず、大学受験のために一番必要な事は、もちろん勉強です。中高一貫校において、この中三という時期は中だるみの時期だと言われます。しかし、今から大学受験を意識してコツコツと勉強すれば、合格に結びつくのだそうです。一方、今の私はと言うと、正直なところあまり勉強できていません。そろそろ頑張らなくてはいけないと焦りを感じているものの、「まだ中学生だから大丈夫だ」という考えがどこかにあるのだと思います。まだまだだと思っていてもあっという間に高三になってしまうはずです。合格のために、一日の学習時間を一分でも増やしたいです。
 また、その中でも特に重要な科目は文系でも理系でも必要な英語だそうです。さらに、今はグローバル化が進んでいるので、将来英語が使えないと困る場面も多くなると思います。私は、小学生の時に英語教室に通っていた事もあり、英語は比較的得意でした。けれども、最近少し成績が下がってきたように感じています。その原因が何なのか、今までは全然分かっていなかったのですが、今回少し分かりました。おそらく、学習方法が良くなかったのだと思います。予習や文法の理解を重視しすぎて、復習が足りていませんでした。さらに、今回初めて分かった事は単語の重要さです。長文を読む時、たとえ文法が分からなくても単語を知っていれば大体の意味がわかるのです。これからは、今までとは学習方法を変え、英単語を少しずつ覚えていきたいと思います。
 しかし、家に帰ってからは宿題をやる時間くらいしか取れず、どうしたら予習や復習もできるのか疑問に思っていました。そのためには、空いている時間を上手く活用することが大切だとお聴きしました。登下校中の電車やバス、休み時間などのたった五分、十分の積み重ねが結果に結びつきます。教科書や単語帳を見るだけでも良いそうなので、少しずつ実践していきたいです。
 最後に、大学についてです。私にはまだ具体的な夢がありません。行きたい大学や大学でやりたい事も決まっていません。それは恐らく、職業や大学についてあまり知らないからだと思います。今回、先輩方のお話の中では大学生活に関するお話が沢山ありました。大学には単位があるので大変ですが、自分で時間割を組めたり、中学校や高校よりも専門的な事が学べたりして楽しそうだと思いました。勉強をする時も目標が明確になっている方がモチベーションが上がりますから、職業や大学について調べていきたいです。そして、その目標に向けて、今回のアドバイスをもとに日々努力したいです。
 
 
 

 

  6組

根拠のある「強気」にするために


 私たちは今回、先輩方のお話をお聞きするという貴重な機会を得ることが出来ました。書きたいことは山ほどありますが、その中から幾つかを書きたいと思います。まず、最初にお話をお聞きして感じたことは東大への強い憧れです。これまでぼんやりとしたイメージはありましたが、あまりはっきりとは考えていませんでした。しかし先輩のお話に出てきたような個性的な方々と、大学生活を送れたらどんなに楽しいだろう、東大に行きたい、そう強く思うようになりました。はっきり言うと、私なんかが東大を目指していいのか、高望みすぎるのではないか、そんな不安ばかりです。ですが、実際に江戸取にも東大に受かった先輩は何人もいます。ならば私にだって不可能なわけではない、そう信じ、先輩もおっしゃっていたように「強気」でいきたいと思います。
 さて、ではその「強気」を根拠のあるものにするためにはどうすればよいのでしょうか。まず一つ目に、先輩もおっしゃっていましたが、数学の問題集の徹底です。私は数学に一番苦手意識を持っていて、やらなければいけないと思いつつも、つい放置してしまうことが多々あります。10回反復するどころか、1度も解いていない問題を残して試験に臨むことすらあります。この原因になっているのはおそらくは見た目です。問題集のチェック表があまり埋まっていない状態で、なおかつ時間がないと、時間がかかりそうだし、無理か、と考えて放置してしまいます。なので簡単な問題は早く片付けておいて、脳に「ほら、あと少し。きっとすぐ終わるからとりかかろう」と言い聞かせ、まずは問題集を全部終わらせるところから始めたいと思います。また、やり直しをする気に慣れないのもおそらくこれが原因なので、週末へ後回しにせず、細かい隙間時間などで取り組んでいきたいです。   
 2つ目にやっておきたいことは、模試のやり直しをきちんとするということです。私は模試は受けたら受けっぱなしで、やり直しもほとんどしていませんでした。しかしよく考えてみると、確かに模試の問題には良い問題が厳選されているはずなので、下手に参考書に手を出すよりも、模試をやり直した方がよっぽど効率的です。ですからこれからは模試が返ってきたら表紙に「何月何日までにやり直し」と書いておき、いつのまにかやり直さないまま奥底にしまっていた、などということの無いようにしたいと思います。
 3つ目にやっておきたいことは第2外国語の勉強です。余裕があるというわけではありませんが、小学校の頃、受験勉強から現実逃避するように覚えていた百人一首が、今役に立っているので、いつもの勉強がつらくなったっときに少し始めてみようかと思います。
 今回のお話で私は多くのものを得ることが出来ました。そしてその中でも特に大きかったもの、それは東大への強い憧れと、勉強へのモチベーションです。これを胸に、日々努力を怠らず、勉強に取り組んでいきたいです。
 

 
 

 

 

  7組

「2つの大切なこと」

 僕は今回の卒業生を囲む会で、二つの事が重要だと思いました。
 まず、一つ目は日頃から小さな事をしっかりとこなして積み重ねていくということです。江戸取では当然の事だと思いますが、僕は未だに完璧には出来ていません。日々の提出物でも遅れてしまう事があります。また、小テストの解き直しをせず、解いただけにしてしまうこともあります。一個一個やるかやらないかだけでは大きな差にならないかも知れませんが、それを何度も積み重ねることで大きな差になるだろうと思いました。正直、小学校の頃は塾などのテストでも直前にやるだけでもかなり高得点をとることが出来ました。しかし、中学校に入ってから、特に最近は授業をしっかり聞いている他の人との学力の差がとても大きいと感じるようになりました。実際、授業を聞いていると、後で問題を解いてみた時、「そう言えば、先生がこんな事を言っていたな」と頭に残っていることがあります。そうすると、初めて問題を解いていても一回で解けることが多いです。しかし、授業でしっかり集中していなかった時は、一度解答や解説を見てからもう一度解き直さなければならず、とても効率が悪いです。また、授業で集中する方が、自分で参考書などを見て勉強するよりも長い間頭に残っています。このように授業に集中する方が圧倒的に得る事が多いと思うようになりました。また、勉強中でのメリットだけでなく、授業で集中するということは、自分の自由な時間を増やす事にもつながると思いました。 
 次にもう一つ思ったことは、やるべき事はしっかりやるという事でした。今回のお話をお聴きした時、先輩は「やることをしっかりやっていれば好きなことをしていい。」とおっしゃっていて、とても驚きました。そのお話をお聴きして、僕は勉強というもののハードルを自分で高く上げてしまっているのではないかと思いました。今まで勉強というものは毎日何時間もしなければ、あまり効果がないものだと思い、とても重い気持ちで勉強していました。しかし、今回の卒業生を囲む会を期に、一日数十分、一時間でも集中して取り組んだ方が、よく頭に入るのではと考えました。たった一時間と思えば気が楽で始めるまでの無駄な時間を過ごさずにすむと思いますし、勉強が嫌いとか、苦手とか、そのようなイメージを持たずにいられると思いました。
 今回、僕は卒業生を囲む会に参加できて本当に良かったです。先輩方のお話をお聴きすることで、いつもより更に頑張っていこうと思いました。

 
 
 


  8組

「勉強を生活の中に取り込む」

 四年後、私は大学受験をします。私はあまり明確に大学受験をイメージしたことがありませんでした。しかし、今回の卒業生を囲む会に参加して、大学受験を意識できるようになったと思います。
 今回、私の教室には東大生の先輩が来てくださいました。私は、東大生は話しかけづらいという印象を勝手に持っていたのですが、その先輩は終始笑顔で私たちの質問に答えてくださっていたので、いい意味で東大に対するハードルが低くなりました。その先輩は、中高生時代はずっと定期テストで上位だったそうなのですが、勉強するコツとして、「勉強を生活の中に取り込んで、特別なことだと思わないようにする」ということをおっしゃっていました。私は、いつも勉強する時は、最初のうちはやる気がとてもあるのですが、途中で集中力を失ってしまいます。今まで色々な工夫をして、集中力を持続させようと努力しても、どうしても治りませんでした。しかし、今回やっとその理由がわかった気がします。私は、勉強を特別なことだと考えているからです。勉強しようと思ったときは、スイッチを完全に切り替えて、無理やり勉強だけを考えようとしている私は、勉強を生活の中に全く取り込めていないと気付きました。今後は、空いている時間が出来たら少しでもいいから単語リストを眺めてみたり、電車の中でも勉強するようにしたりなど、生活の一部に少しずつ勉強を組み込んで、勉強ということが日常の生活の一部になるようにしたいと思っています。そして、もっと勉強に集中できるようになりたいです。
 また、もう一人の先輩は医科コースに所属していた先輩でした。医科コースがどんなものなのか私はよく知りませんでしたが、今回先輩のお話を聞いて、すごく医科コースが魅力的に思えました。例えば、医科コースの生徒向けの講話であったり、ボランティア活動であったり、医科コースでしか体験できないものというのが多くあることを知ることができました。それらは大学の推薦などでも役に立つ経験だと先輩はおっしゃっていました。そして、紫峰館では、真面目に勉強をしている仲間が常に少なくとも一人はいるので、集中して勉強できるともおっしゃっていました。それを聞いて、同じ志や夢を持った仲間がすぐそばにいるというのは、とても大切な事だと気付かされました。医科コースというのは、医師を志す仲間が常に隣にいるので、周りと高め合うことができて、とても魅力を感じました。
 そして、先輩が二人ともおっしゃっていたのは、大学生活はとても楽しいという事でした。大学にはいろんな人がいて、それぞれの人が個性を持っていて、本当に毎日楽しんでいるんだということが口調から伝わってきました。そんな先輩方に、私は憧れを抱きました。私も、後輩から「こんな風になりたい」と思われるような先輩になりたいと心から思いました。そして、自分の行きたい大学に行って、先輩方のような楽しい大学生活を送りたいです。そのために、今回先輩からお聴きした貴重なお話をしっかりと胸に刻んで、四年後の大学受験に備えたいと思います。