中2 コルネリア・ヘルマン

ピアノリサイタル感想

初めてのピアノコンサート

 今回が生まれて初めてお聴きしたピアノコンサートでした。僕のある親しい友達は、幼稚園のころからピアノを習っていたので、ピアノコンサートに行く機会が行こうと思えばありましたが、僕は一度も聴きに行ったことがありませんでした。僕が習っていた習い事は、塾や水泳等の勉強やスポーツ関係でした。ピアノやバイオリンなどの楽器を使う習い事は習ったことがありませんでした。
 今回のピアノコンサートや昨年、学校で聞いた弦楽四重奏のように一流のプロの演奏家を学校にお招きし、音楽を楽しめたことは、僕にとって大変貴重な体験になりました。友達みんなも貴重な体験になったと思います。

 コルネリア・ヘルマンさんの選曲には、知っている曲、知らない曲どちらもありました。知っている曲は特に、指の動き等も注意深く気にしながら、聴くことが出来ました。プロの指使いは速く、正確で、身体全体を使って動き、音の強弱をつけていました。
1日にどれくらいの練習時間が必要なのだろうと知りたくなりました。いつもの講演会のように、質問をする時間があったらぜひ質問したかったとも思いました。

 演奏が始まる前に先生から「演奏の時に音を立ててしまうと演奏する方が集中力を乱してしまうことがあるのでマナー良く鑑賞するように」とおっしゃられ、皆、この注意を守ったことにより、演奏を最後まで楽しく聴く事が出来たことも良かったと思いました。

 

音楽の楽しさ

 私は、コルネリア・ヘルマンさんのピアノコンサートを通して、有名な音楽家達の生涯や、音楽の楽しさを知ることができました。
 私は、ピアノとは縁がなく、ピアノに関してあまり興味がありませんでしたが、今回プロピアニストのコルネリア・ヘルマンさんの演奏を聴き、ピアノに興味を持つことができました。
 一曲目は、W..モーツァルト作曲のトルコ行進曲付きピアノソナタ第11番イ短調K.331という曲でした。一部分は、聞いたことがありましたが、全部を聞いたのは初めてのことでした。初めは、ゆっくりとした曲で、終わりになるにつれてだんだんとテンポが速くなっていく曲でした。
 二曲目は、F..シューベルト作曲の4つの即興曲D.935より第2番変イ長調という曲でした。落ち着くような穏やかな曲でした。
 三曲目は、L..ベートーヴェン作曲のピアノソナタ第17番二短調Op.31-2という曲でした。CDで聞いたことがありましたが、生で聴くのは、本当に心にしみるものでした。一楽章ごとに雰囲気が変わり、楽しく聞くことができました。
 コルネリア・ヘルマンさんは、自分自身がピアノを楽しみ、見ている人にも、音楽の楽しさ、素晴らしさを伝えてくれました。プロピアニストの演奏を生で聴くという貴重な経験をすることや、ピアノに興味を持つきっかけにもなり、とても良かったです。これからは、今まで意識していなかった部分にも耳を傾け、様々な芸術に対する自分の視野を広げていきたいです。

圧倒的な表現力 

 今回私はコルネリア・ヘルマンさんというプロのピアニストの演奏を生で聴くことが出来ました。このようなとても素晴らしい演奏が聴けたことは本当に嬉しいです。
 一曲目はモーツァルトのピアノソナタ第11番イ短調
K.331「トルコ行進曲付き」でした。トルコ行進曲は私自身も演奏したことがある曲でした。その曲は右手と左手のバランスがとても難しい曲です。しかし、コルネリア・ヘルマンさんはその難しい曲を優雅に演奏されていて「やはりプロは違うな」と感心しました。

 二曲目と三曲目は私の知らない曲でした。しかし、コルネリア・ヘルマンさんの演奏の圧倒的な表現力に感動し、今でも私の心の中にはあの美しい音が残っています。
 私はピアノを弾くときはいつもアップテンポの曲を弾きます。どちらかというと気持ちを落ち着け、滑らかな演奏を要求される曲が苦手だからです。しかし、これからはコルネリア・ヘルマンさんのような美しく滑らかな演奏ができるように、日々研究していきたいと思いました。
 
このような素晴らしい機会を頂き本当にありがとうございました。

努力の当然の結果

 今回のピアノリサイタルを聴いて、改めてピアノの魅力に触れた気がしました。私もピアノを習っているので、ピアノを弾くことの難しさも充分承知しています。しかも、ピアノの練習を一日でも怠ると指が怠けてしまい、やらなかった分を取り戻すための練習はとても大変です。
 コルネリア・ヘルマンさんの素晴らしい経歴をプログラムで見せて頂きました。幼いころから、様々な賞を取られているので、ものすごく練習をされたのだと思います。練習をすることは何においても大変ですし、くじけそうになる時もあります。でも、その先には練習を頑張った分の結果がちゃんとついてきます。達成感もあります。だから、コルネリア・ヘルマンさんが現在、世界的なピアニストとして活躍されているのは、これまで頑張り続けた当然の結果であると思います。私もコルネリア・ヘルマンさんのように、ピアノだけでなく、すべてのことに対して、一生懸命練習して頑張っていきたいです。
 次に、今回演奏していただいた曲の中で一番印象に残っている曲があります。それは、一曲目の曲中に出て来た「トルコ行進曲」です。この曲はモーツァルトが作曲した有名な曲です。私も知っていますが、とてもテンポが速く、指をすばやく動かさなければならないのでとても難しい曲です。そんな難しい曲をコルネリア・ヘルマンさんはとてもリズミカルに弾いていてすごいと思いました。私も今練習中なので、いつか上手になれるように頑張ります。

夢のように素晴らしい演奏

 私は12月2日にコルネリア・ヘルマンさんのピアノコンサートをお聴きしました。私はベートーベンの「テンペスト」が一番心に残りました。理由は二つあります。
 一つ目は、コルネリアさんのピアノの強弱のつけ方がとてもはっきりしていてきれいだったことです。ここの場面は嵐で、ここは魔法をかけているなどというのがとてもわかりやすくてすごくよかったです。一つ一つの音が丸く聞こえたり、強く激しく聞こえたりしてとてもきれいでした。
 二つ目は、演奏者のコルネリアさんの表情が少しずつ変わっていったところです。とても気持ちを込めてピアノを弾いていることがわかりました。私もテンペストの話を思い出し、目の前にその情景が見えるような感じがしました。
 また、これ以外の曲もとてもきれいでなめらかに聞こえました。とても聴き入ってしまい、途中ではっと我にかえると、夢の中にいたような感じがしてとても不思議でした。私はピアノを習っていますが、このようになめらかに自分の思うように弾けたことがないので、もっとたくさん練習してピアノを上達させたいと思いました。
 私は今回のコンサートでいろいろなことを学べたのではないかと思いました。これからのコンサートやリサイタルでもたくさんの事を学べたら良いと思いました。次の演奏会が楽しみになりました。本当にありがとうございました。

ストーリー性のある曲 

 私はピアノリサイタルと聞いた時、あまり興味がわきませんでした。しかし、演奏を聴き始めた時には、自分でも気づかないくらい熱中していました。
 まず、モーツァルトが作曲したトルコ行進曲についてです。私の友達にピアノを習っている人がいて、よくこの曲を弾いてくれました。途中で指を速く動かす場面があったのをすごくよく覚えています。私はこの曲が大好きなので、生の演奏を聴くことができてとても嬉しかったです。
 次に、ベートーヴェンが作曲したピアノソナタ
17番です。この曲には演奏者のコルネリア・ヘルマンさんがおっしゃっていた通り、ストーリー性があり、聴いていてとても楽しかったです。最初の方は、小さめの音で、とても不思議な感じがしました。そして、しばらく経つと音が大きくなって、とても焦っている感じがしました。シェイクスピア作の戯曲であるテンペストを元に作曲されたと言われています。私は本を読むことが好きなので、それも読んでみたいと思います。
 私はこのリサイタルを聴いて、前よりももっと音楽が好きになりました。これからは、
J-POPや洋楽だけでなく、クラシックも聴いてみたいと思います。また音楽の素晴らしさを改めて実感出来たので、良かったです。
 

儚くも美しい姿

私は今回ピアノリサイタルに参加して、私達が普段コミュニケーションに用いる言葉や手振りだけではなく、ピアノなどの音階の組み合わせで情景や気持ちを表現できることに気づき、とても感動しました。また、音楽はまるで絵画のように人々の前にその状況を映し出し、その人の捉え方によっても情景が変わるという素晴らしいものだと気づきました。また、強弱などの技法によって雰囲気が変わっていました。
 私は以前ピアノを習っていたことがあります。ピアノも文字と一緒で弾く人の心を映し出します。このように音楽はたとえ同じ曲だとしても、同じ人が弾いたとしても二度と同じ演奏はすることが出来ません。一回きりの演奏しか出来ないのは、儚い気もしますが、その一回の演奏に賭ける音楽の姿が儚くも美しい姿を映し出しているのではないかと思いました。
 私はこれから音楽を聞いたり、演奏することがたくさんあると思います。もし、そのような機会に出会った時は一度きりの音楽に対して真剣に向き合い、一瞬の時を大切にしたいです。
音楽は時に歴史を語り、人の心を語り、情景を語ります。音楽に自分が何を語りかけられているのか向き合っていきたいと思います。
 時を超えても伝わる音楽は昔の人と現在の人を結びつけて間接的な交流が行われているように思います。今回のピアノリサイタルで音楽の深さを学べてとても良かったです。


 

人を惹きつける心地よい音色

 私は今回のコルネリア・ヘルマンさんのピアノの演奏をお聴きして、努力することの重要さを改めて感じることができたと思います。
 今回は、ピアノを弾いて下さっただけではなく、その曲が作られた背景や、作曲家たちが暮らしていた家の画像や映像なども用意して下さいました。そのため、ただ聴いただけの時よりも深い感動を抱けたのではないかと思いました。
 特に、最後に弾いて下さったベートーヴェンの「テンペスト」はとても印象に残りました。シェイクスピアの『テンペスト』は前に読んだことがあったのと、この部分はこのような場面を表現しているのだということを丁寧に説明していただけたこともあり、場面を想像しながら聞けてとても楽しかったです。
 しかし、今回のコンサートで私が楽しく音楽を聴くことができた一番の理由は、コルネリア・ヘルマンさんの演奏にあったのだと思います。人を惹きつける心地よい音色で本当に凄いと思いました。そんな風に楽器を弾けるようになるには、生まれ持った才能もあるかもしれませんが、同時に日々の練習という絶え間ない努力が必要だったのではないかと思いました。
 
今回の演奏会を通して、努力を積み重ねていけば、その量と同じだけの報いがあるということを私は学びました。これからは様々なことに全力を尽くして努力していきたいです。


 

戻る