田中優子先生講演会

中2生の感想

グローバル化に適応する力

 「入試改革が始まっています」と田中先生はおっしゃっていました。五教科のテストや討論など考える力や主体性を重視したものが考えられています。入試では主に「思考力、判断力、表現力」があるかが問われていることもわかりました。そしてこの3つの力はグローバル化に適応するための力でもあると思います。
 世界には色々な宗教や民族、価値観を持っている人がたくさんいます。その人々の考えに耳を傾けて他者を尊重するためには、先ほどの
3つの力が必要だと思います。「グローバル化とは順応ではなく対応である」という言葉はとても大切な考え方だと思います。人に合わせることではなく自分の意志をはっきり持つことが大切です。
 ではその
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つの力をつけるためには何をすればよいのでしょうか。それは「読書をすること」だと思います。読書をすることによって語彙力を増やすことができます。また本の作者は幅広いテーマのことについてそれぞれ独自の意見で私たちに語りかけてくれます。そのことにより自分の知らなかった世界、未知なる世界を知り、様々な考え方に接することができます。さらに総合の授業や紫峰祭の準備をすることにより3つの力に加えて主体性、多様性、協働性もつくため、より世界に対応する力がつけられます。だから学校生活の中でこれからも、社会に必要な力をつけていきたいと思いました。

 

グローバル化する社会のリーダー

 は今まで、大学入試の改革というものを意識していませんでした。大学入試の改革というのは大きく分けて二つあり、一つは知識重視の問題から思考力重視の問題へ変わるということ、そして二つめは高校3年生からではなく、高校1年生から大学入試が始まる可能性もあるということです。
 僕は今まで家や学校で勉強する中で、覚えることに重点を置き、あまり考えるということをしませんでしたが、思考力重視の方向に変えていきたいと思います。また、二つ目に関しては大学入試を中2のこの時期から見据えていくことで、難関大学合格の道につながると思うので、この大きな目標に向かって努力していきたいです。
 また、田中優子先生はいま大 学や色々なところでグロバル化が進んでいるとおっしゃっていました。グローバル化する社会のリーダーとなるためには高い英語能力が必須条件です。そのためには、日々の英語の授業で習ったことを復習してインプットするだけでなく、アウトプットして話せるようにもしていくことが必要であると思います。また、英語を話す試験がある英検なども積極的に受験していきたいです。そして世界がグローバル化する中で高いコミュニケーション能力も必要とされています。高いコミュニケーション能力を身につけるためには、紫峰祭の準備の中で積極的に働くことが必要とされています。そうすることで人をまとめ上げる力が身に付き、グローバル化する社会のリーダーに近づいていくと思います。
 
この講話をお聴きして世界がグローバル化することによって日本の大学入試の制度も変わってきているのだと思いました。これからは自分も世界のグローバル化に対応する能力を見つけるために日々の授業、生活、行事を大切にしていこうと思いました

多様性の尊重

 私が田中優子先生の講演をお聴きして、特に印象に残ったことは、「多様性の尊重」についてです。
 入試改革で求められる能力を身に付けるために必要なことの一つが、「多様性の尊重」です。多くの人は、自分と違う考えや文化などを、変わった考え、おかしい考えとして否定してしまいます。しかし、自分とは違う考えに耳を傾けてみることで、学ぶことや気付くこともあるかもしれません。将来、世界で活躍できるような人になるためには、多くの人の意見を聞き入れ、全ての考えを尊重することがとても大切だと思いました。
 
そして、その中でも良いと思う意見について自分で考え、判断し、決まったことを表すという一連の作業をどれだけ大切にすることが心豊かなリーダーになれるかどうかを決めていくのだと思いました。だから、自分とは考え方が違うとしても、耳を傾け、学ぶことを増やしていきたいと考えております。
 また自分の意見も大切にしなければならないことも学びました。多様性の尊重とは言っても、全て相手の考えに合わせる必要はありません。相手の考えをしっかりと聴いた上で、同じ考えなら同じ、違う考えなら違うと、自分の考えを述べることが大事だと感じました。お互い、意見を聞き合うことで学ぶことがあります。だから、聞くか言うかのどちらかにならず、相手に意見をしっかりと述べ、相手の意見を聞けるように改善していきたいと思います。
 今回の講演会で学んだことを、日常生活に取り入れていこうと思います。そして、大学入試合格に向けて頑張っていこうと思います。

グローバルな思考力

 私は今回、私たちの将来に役立つお話などさまざまな興味深い内容について、田中優子先生の講話でお伺いすることが出来て、とてもよかったと思いました。特に、私は、入試改革についてとても関心がわきました。今の高校生の先輩方はセンター試験でテストが行われていますが、私たちの代では入試制度の変更に向けて変わってくる可能性があるというお話がありました。そのようなお話は、以前にも少しだけは聴いたことがありましたが、今回の講話を聴くまではそこまでは詳しく知りませんでした。しかし、今回詳しく聞いたおかげで、どのように勉強をし、生活を送っていく必要があるのかということを考えるようになりました。その入試改革が行われるとき、求められるものとは、「思考力・判断力・表現力」といった三つのことや、「主体性・多様性・協働性」といったものだそうです。こういった力はすぐに身につくものではないので、今から将来に向けてたくさん頑張らなくてはならないことにも気づきました。
 次に、田中優子先生が大切であるとおっしゃっていたことを思い出してみました。それは、日本の歴史のことを知るには、まず世界のことを知っていかなくてはいけないということです。私はそれを聴いた時には、逆ではないのかと思いましたが違いました。私は身近にあるものだけを知っていてはだめで、もっと視野を広げていこうと思いました。歴史を学ぶこと一つをとってもグローバルな思考力が必要であること、こういった考え方は私自身を大きく成長させてくれるものだと感じました。
 最後に、田中優子先生の講話を聴けて本当に良かったと思います。そして今回のことをこれからの生活へと活かしていきたいと思います。

 

毎日の努力

私は今回の田中優子先生の講演会を受けて、これからの大学入試に向けての勉強の仕方について考え直すことができました。
 私は英語が苦手なので、英語を頑張らなくてはいけません。しかし、単語を覚えることができていないので、まずは覚えることから始めなくてはいけないと思います。田中優子先生もお話していたことで、コミュニケーション能力が大切だということがありました。英語ができないと外国人の方とはコミュニケーションをとることはできません。今ではグローバル社会になっているので、外国人の方とコミュニケーションをとるためにも英語は得意科目にしなければいけないと思いました。
 また、大学受験の時や就職試験の時には勉強だけではなく、思考力・表現力・選択力などの力も必要になってきます。このような力は、学校生活の中からたくさん学んでいくことができ、実践していくこともできると思います。また、本を読んでいく中でも学んでいくことができると思います。私は本があまり好きではないのですが、必読図書の二十冊は一年間のうちに読めるようにしていきたいです。物語文なら比較的読めるので、物語文から始めて説明文まで読んでいけるようにしたいと思います。このような力は受験の時以外にも活用する機会はあります。仕事についてからもこのような力は必要になってくるのではないかと思います。だから、今のうちに身に付けておきたいと思います。
 私は今回の講演会で、勉強は苦手な科目を作らないように努力することと、人間性を良くしていくことがこれから必要になってくることだとわかりました。この二つは大人になってから急にできるようになることではありません。だから、勉強は毎日努力し、人間性については日々の生活の中でしっかりと学んでいきたいと思いました。
 

グローバル社会で生きていくために

 今回、田中優子先生の講演をお聴きして、私は大学受験のこと、表現力のことなどたくさんのことを学びました。
 「大学入試の方法が変わる」、このことをお聴きしたとき、私はとても心配になりました。つまり今までとは違う変化に打ち克たなければいけないと思いました。変化に対応するのは、とても難しそうですが、これからの社会は常に変化していくものだと思います。田中先生は、そのような社会で打ち克つために表現力や判断力が必要だとおっしゃっていました。最近はグローバル化という言葉をよく聞きますが、大学入試が変わるのはそのような人材を求めているからだと思いました。私の将来の夢も外国と深く関わります。そのことを今から考え、思考力、判断力、表現力を常に考えておきたいと思いました。
 先生は、江戸時代の頃からグローバリゼーションがあったとおっしゃっていましたが、江戸時代は日本もたくさん外国と関わっていたことに気づきました。日本のことを外国の人たちに知ってもらいたいということもあるので、もっと日本の歴史や文化に関する知識を高めていこうと思いました。今は少し苦手としている英語もこれから、私には欠かせないものとなるので、苦手にしないように英語をもっと勉強していきたいです。今回の講話をお聴きしてグローバル社会で生きていくために必要なことをたくさん学ぶことができました。これからの生活に学んだことをどんどん生かしていきたいと思います。
 外国との関わりの歴史や将来の日本について深く考えさせていただきました。ありがとうございました。

唯一無二の存在

 私は今回田中優子先生の講話をお聞きして、これから求められる能力とその能力をどの様に身に付ければ良いのかを考えてみることにしました。
 まず初めに、私たちに将来求められてくる能力というものに対して、直接関係する機会は入試改革だと思います。大きく変わるところは、知識量を求めるのではなく、思考力、判断力、表現力を求められる入試になるということです。これらの求められている能力を身につけていく為には、フィールドワークやプレゼンテーション、議論の場、チームで企画・達成する場が必要であり、その環境を整えるのが学校の役目だとおっしゃっていました。この江戸川学園には様々な行事や総合学習を通じて、これらの能力を鍛える環境がすでに整っています。環境が整っているからには、やるかやらないかは私たち自身にかかっています。
 
この前も、体験学習のプレゼンテーションで発表させていただきました。私たちにとってあまり経験することがない貴重なことが出来て、その様な場を用意して下さったり、相談に乗って下さった先生方をはじめとする皆さんにとても感謝しています。これからも、この様な場や機会があるときは積極的に取り組んでいきたいと思います。また大人になれば、今よりずっとプレゼンテーションをする機会が増えると思います。子供のうちから評価され、失敗を反省していき、人の良さを認めて、人を惹きつけられる発表をしたいと思っています。
 次に「判断力」というものについて自分なりに考えてみました。判断力はリーダーなど人の前に立ち、人を集めるときなどによく求められるものだと思います。だから委員長などリーダーの責任を伴い、その人がいなければ成り立たないという大役に積極的に就いていきたいと思います。そうすれば、唯一無二の存在であるという自己肯定感も養えると思います。
 最後に、私は自分の将来のために、様々な事に参加し、自分を磨いていきたいと思います。

独自性の開発

 「グローバル」という言葉は私が江戸取に入学してから何度も耳にしています。初めて聴いたのは入学式の校長先生のお話でした。2020年には東京オリンピックが開催されて、日本全体のグローバル化がどんどん進んでいくことでしょう。そのような社会の中でグローバルなリーダーになるための条件とは何かということを校長先生に話していただきました。今回の田中先生の講演会の中でもそれらのことにつながるお話がありました。
 江戸時代に起きた第一次グローバル化では、外国に合わせるのではなく、独自性を開発することが大切だったとわかりました。それは現代の社会においても同じことが言えると思います。独自性を開発するには、自分を受け入れる自己肯定感が必要です。それは、自分で目標を設定して達成するという経験を繰り返すことで身につきます。
 田中先生の著書『グローバリゼーションの中の江戸』を読んで、グローバリゼーションとは社会や経済や国や地域を越えて地球規模で繋がること、そしてそれは悪い言い方をすれば、軍事力や経済力のある国が、価値観や経済政策を他国に押しつけることによって統一させているということでもあるとわかりました。私は今までグローバリゼーションは良いことであると決めつけていましたが、必ずしも良いことばかりであるとは言えないと知りました。
 私は学校の授業の中で、英語が一番好きです。海外に興味を持った時、自然と英語に関心がわきました。今よりもグローバル化が進んだ時でも対応できる英語力とコミュニケーション力、そして自己肯定感のもと、自分に自信を持って前に進める人間になりたいと思います。


 

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