東京交響楽団コンサート
中2生の感想

 

人の心のまとまり

 今回のコンサートをお聴きしてプロは凄いと思いました。まず、プロの絶対に手を抜かず、どんなこともしっかりと準備するという意識を学びました。
 
私たちがホールに入る前に既に練習をしている演奏者の方がいました。たくさん演奏をして慣れているはずの人でも、本番前にはしっかりと練習をするのだと思いました。プロになっても怠けることなく、練習し続ける精神を学びたいと思いました。
 そして演奏では、大人数での素晴らしい演奏に圧倒されました。これは全員が真剣に演奏をしているからこその素晴らしさだと気付きました。みんなで何かを成しとけることには、個人が頑張るだけでなく、みんなと合わせようと思うからこそ、成し遂げられるのだと思いました。全体の中での自分の役割をきちんとこなすことで団結出来ます。誰かがひとりでも自分の役割を果たさなければ、自分の代わりはいないので、演奏の完成度は低くなってしまうと思います。私は集団行動の中で自分の役割をしっかりと果たすことの大切さを学びました。それと、ひとりひとりが上手なだけではあのような演奏は出来ないと思います。たくさんの人の心が重なり合い、まとまるからこそオーケストラとして演奏が出来ます。全員が自己主張するのではなく、何かの音を引き立たせるために小さな音で演奏する楽器もありました。
 私は音楽に詳しくないけれど、とても今回の演奏に感動しました。私も誰かを感動させられる人になりたいと思います。

 

チームワークの大切さ

 今回、大ホールにて東京交響楽団の演奏をお聞きしました。中でも一番印象が強かった曲は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。この曲は弦楽器だけで演奏されていました。全ての楽器を使っても相当な迫力があるにも関わらず、弦楽器だけでも心に染み渡るくらい感動しました。私は、小学校の時、吹奏楽部の人たちの演奏会などで曲をよく聞いていました。毎日練習しているためとても上手でした。吹奏楽部の演奏も迫力がありましたが、東京交響楽団の人たちの演奏はその倍以上の迫力でした。一曲奏でるだけで、あの広い大ホール全体に響きわたっていました。やはりプロの方は全く違うと思いました。
 そして、メンバーが心を一つにして楽しく演奏しているのがもの凄く伝わってきました。全員の息が合っていたり、笑顔で奏でていたりというような様子を見たらメンバーの仲が良いことがすぐに分かりました。何よりも、指揮者の方がとても明るく、ユーモアのある人で、時々生徒たちに笑いを起こしていました。指揮者の方が構えると、楽団の方たちは楽器を手に持ち、集中して奏でていました。あのような音楽を聞くことが出来たのは、楽団の方々のチームワークによるものだと思います。団結していないと、演奏が出来なくなってしまうからです。そこで、チームワークの大切さを改めて実感することが出来ました。
 仲間一人一人を信頼し、助け合って、そして素晴らしい演奏をしてくれた東京交響楽団の方々に感謝し、私も自分のクラスのチームワークが良くなるように心がけたいです。 

 

みんなで一生懸命取り組む素晴らしさ

 音楽は、限りないほど壮大で、人に感動と衝撃を与えられるものだと改めて感じました。楽器は自分の趣味だったり、何かのきっかけで始める人が多いと思います。そして、上達していき、発展すると自分の専門分野などになります。今回演奏してくださった東京交響楽団の方々は、一人ひとりの方が楽器のパートを務めていましたが、これはとても難しいことです。楽団の中のたくさんの人々と一つになってメロディーを奏で指揮に合わせるという事は、絶対にミスは許されないということです。そして、その中でも一番大切なことは、心を通じ合わせて演奏することだと感じました。
 作曲者はどんな事を考えながら作曲したのか、後世にどんな想いを残したかったのか、東京交響楽団の方々はそんな事まで考えながら演奏されていたと思います。その磨かれたメロディーからはたくさんの熱意が感じられました。そこから音楽は人と人を繋ぐことができ、新たな感情を生み出してくれるものだと気付きました。私は幼い頃からバイオリンを習っていて、今でも続けています。今回の演奏をお聴きして、楽器の弾き方から音楽の素晴らしさまで、たくさんの事を学ぶことができました。
 今後はこの体験を活かして、もっともっと自分の音楽的な表現力・発想力を発展させていけたら良いなと思っています。
そして、周りの人たちにも真の音楽の魅力を知ってもらえるような演奏が出来るようになりたいと思いました。今日の演奏は一生の思い出になりました。

 

心を込めた演奏

 6月24日に東京交響楽団の演奏会がありました。私は、クラシック音楽が好きなので、この演奏会がとても楽しみでした。今回は、エドワード・エルガーの「威風堂々」とモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と、ドヴォルザークの「新世界」を演奏していただきました。
 まず、最初にエルガー作曲の「威風堂々」の演奏でした。私は、主旋律しか聴いたことがありませんでした。曲が始まると、ホールに音色が響き渡り、とてもきれいでした。主旋律の部分では、オーケストラの団員の方が、とても情熱的に演奏してくださり、ホールが大きく膨らんだように感じました。
 次にモーツァルト作曲の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏でした。今回は第一楽章から第四楽章まで、全てを弾いてくださりました。私は第一楽章と第二楽章は、何度か聴いたことがあったのですが、第三楽章と第四楽章は聴いたことがありませんでした。ですから、どんな曲なのだろうと楽しみにしながら聴いていました。第三楽章と第四楽章は、第一楽章と第二楽章の優しい音色とは違い、楽しそうな旋律でした。
 最後に、ドヴォルザークの「新世界」を演奏していただきました。曲の初めの旋律は、夕方の町の放送の時にいつも流れている音楽だと思いました。最後の方になると、初めの優しい旋律ではなく、とても力強いメロディーになりました。
 今回、いろんな活動をされている、東京交響楽団の演奏を聴くことが出来て、とてもうれしかったです。どの団員の方も心を込めて演奏してくださっているのが、一番、印象的でした。

音楽の魅力、そして力

 今回は、東京交響楽団のみなさんによるコンサートをお聴きしました。私は、今までにオーケストラを聴いたことがあったのに、初めて聴いた時と変わらない感動でした。私の母は、クラシック音楽が好きで、これに関係する沢山のCDを持っています。このCDの音楽を私が幼い頃、頻繁にかけてくれました。また私はクラシック音楽に今でも触れる機会が多くあり、様々な曲のメロディーがたまに、頭の中を流れています。
 何度も聴いたことのあった曲なのに、一曲目の「威風堂々」の演奏が始まった瞬間から、ホール全体に響く音は、私を魅了しました。この時私は、実際に生演奏している音楽が、普段聴いているCDの音楽と、比べものにならないほど、聴いている人の心の奥まで届き、迫力のあるものだと思いました。
 また、二曲目の、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や、三曲目の「新世界」では、楽器のそれぞれの音色を聴くことができました。様々な種類の楽器の音を合わせると、楽器により音の高低があるため、音のバランスが偏ってしまうことが多くあります。ですが、今回のコンサートでは、力強くはっきりとした音色のトロンボーンや、ホルン、トランペットなどはもちろん、優しく、滑らかな音色をもつクラリネット、ハープなどの旋律まで、聴き取ることができました。一つ一つの楽器の音色はとても綺麗で、印象的ですが、この綺麗な音色が調和することでさらに、迫力を感じました。
 最近は、なかなか生の音楽を聴く機会はありませんでしたが、今回の東京交響楽団の方々による、コンサートをお聴きできて、とても嬉しかったです。また、機会があったら、オーケストラのコンサートを聴きに行きたいと思いました。
 

努力の積み重ね

  東京交響楽団の方々の演奏はとても素晴らしく、感動しました。最初の曲は「威風堂々」でした。この曲は音楽の授業で一度聴いたことがありました。この曲の一番印象深いところは軽くて飛ぶような音楽から突然川の水面のような音楽になるところです。私はこの部分が面白くて好きです。
 私は音楽が好きで吹奏楽部に入っています。楽器同士の音を合わせるのは、違う楽器があればあるほど難しくなります。それは、一つ一つ楽器にも特徴があるからです。そして、そのそれぞれの音色がきれいに重なるととてもきれいな音になります。そのきれいな音色にするにはとても高い技術が必要で、東京交響楽団の方々はその高い技術があるのだと思いました。彼らの演奏は、一つの声のように感じました。一人一人の楽器が重なり合って一つの声となり、その声が音楽に乗って流れてくるようでした。
 
私は経験は浅いし、技術もありません。しかし、彼らも最初からあんなすごい演奏はできないと思います。日々の練習や努力の積み重ね、そんなほんの少しのことを少しずつやることで得られるものがあると思いました。それは音楽に限らない話だと思います。勉強も日々の少しの計算練習で計算力はかなり上がります。私はとても面倒くさがり屋なので、そんな日々の努力をいつも怠ってしまっています。これはとても悪いことです。そういったことを音楽を通じて教わったような気がしました。
 普段、オーケストラの演奏を聴く機会が少ないので、今回の演奏会はとても貴重な体験でした。今回のように学校が計画してくださった貴重な機会を大切にしたいと思いました。

基礎を大切に

 私は東京交響楽団の方々の演奏をお聴きして、メンバーが一生懸命演奏している姿を見て感動しました。決して手を抜くことをせず、一つ一つの曲に集中して取り組んでいたからです。一つの曲を仕上げるというのは簡単そうに見えて、実はとても大変なことなのです。特に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は素人から見ても、とても難しい曲に聞こえました。音が一つ一つ正確で、私も東京交響楽団の方々のように綺麗に響く音を目指していきたいです。
 そのためには基礎を大切にしていかなければなりません。どんなに上手な演奏者の方でも基礎練習を欠かさず行っています。曲を練習することより、基礎を重視していて、1日練習が出来る日は、4〜5時間位「スクール」と呼ばれる音階練習を全音階行うそうです。私は音楽家の人が基礎を大切にすることと、私たちが勉強の時に基礎を大切にするのは、同じ事だと思います。基礎がなければ誰だって、躓いてしまうし、バランスが悪くなると思います。だから今後、私は音楽でも勉強においても基礎を大切にして、ただダラダラと時間を過ごすことがないようにしていきたいと思います。
 
また来年もオーケストラの方々に来ていただきたいと思いました。東京交響楽団の方々、素晴らしい演奏をありがとうございました。

相手のことを考える

 私が今回のオーケストラの演奏を聴いて最初に感じたことは、気持ちを込め、さらに相手のことを考えるということは、音楽にも大切なのだということです。
 私は、吹奏楽部に入っていて、合奏などをします。そのとき私はただ譜面通り吹いてしまい、気持ちを入れたり、周囲のことを気にしたりする余裕があまりありませんでした。しかし、今回のコンサートで指揮者の方が、合奏をするときは相手のことを考えたり、気持ちを込めたりすることが大事だということをおっしゃっていたのを聴き、確かにその通りだと思いました。これを機に、自分自身も周りを気にして、さらに気持ちも込められるように演奏していきたいです。
 今回の演奏で特に心に残ったのはドヴォルザークの「新世界より」です。この曲中にある、ホルンのソロや汽車のような音、そしておなじみのメロディーの部分等がとても印象に残りました。他にも「威風堂々」や「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も自分たちが聞いたことのあるフレーズがあり、とても楽しく聴くことができました。
 今回のコンサートで学んだこと、感じたことを吹奏楽部での活動で生かせるようにしていきたいです。

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