信 州 体 験 学 習
中 2 生 の 感 想

体験して学ぶ面白さ

 「とても充実した時間だった。」それが私の体験学習で感じた素直な感想です。学校を出発する時、私はこれからどんなことを体験出来るのだろうというワクワク感、緊張、不安などたくさんの思いが入り交じっていました。しかし、体験学習が終わり、取手駅に戻った時は淋しさでいっぱいでした。
 私は体験学習前に3つの目標を立てていました。1つ目は「時間厳守」、二つ目は「自然と触れ合い、自然について深く考える」、3つ目は「皆と協力し、和の心を持つ」です。時間厳守は中1の時から習慣となっていたため、研修旅行より成長を感じました。ただ、二日目、まとめ学習の時間の遅れからロスタイムがでてしまったことが改善点だと思いました。しかし、その他の時間は部屋長を中心としてみんなで時間厳守がしっかりできて良かったです。
 二日目、この日は私が最も楽しみにしていた地質分野の環境学習でした。一歩山の中に足を踏み入れると、自然の壮大なスケールに圧倒されました。学習の中で本物の露頭を見た時、この露頭1つで昔の時代やその時の環境までわかるということの凄さを感じました。また、実際に鉄平石という岩石の標本を作るという貴重な体験をさせていただきました。標本を作るということは思っていた以上に難しく、大きさ、色、厚さなどを考えて作らなければなりませんでした。普段の勉強だけでなく、実際に体験して考え、学んでいくことの面白さに気がつきました。また、環境学習の最後にインタープリターの先生が、人が山に道を作ったことにより出来てしまった露頭に連れて行ってくれました。そして、「人は便利さを求めると、一見良いように見える時もあるが、時には多くの自然を破壊していることがある。」とおっしゃっていました。私にはその言葉がとても心に響きました。人間にとってはプラスなことであっても環境にとっては大きなマイナスになるということを学びました。また、自然のことをより身近に感じられたことにより、今の日本の現状を肌で感じることが出来ました。三つ目の目標では、一日目の飯盒炊爨で「一緒に野菜を洗おう。」、「手伝って。」など、たくさん声を掛けてもらったことがとても嬉しかったです。火の加減や調理時間などを話し合って、より良い方法を探してカレーを作りました。後で食べた時、ご飯は少し固かったです。でもみんなと協力して作ったから、とても美味しかったです。バスの中や部屋の中で、班の友達とたくさん話しました。今、思い起こしてみるとこれも体験学習で得られたことの一つだと思います。みんなとても優しく接してくれました。中2になってからほとんど話したことのない人とも多くの話す機会を持つことができました。すると、みんなに対するイメージも変わり、より絆を深めることができました。私はこれらのことから友達を作るということの原点を学び、江戸取での日常生活に戻っても友達に自分から話しかけたいと思いました。
 私は体験学習において、成長することができ、乗り越えたという自信がつきました。今、担任の先生がおっしゃった「この体験学習はこのクラスのメンバーで行く最初で最後のものです。」という言葉の重みが分かった気がしました。

 

 

その場に応じた挨拶

 6月16日から18日にかけて、信州で二泊三日の体験学習に参加しました。
 私が信州体験学習で強く印象に残っていることは、全部で三つあります。先ず一つ目は、体験学習一日目に行った飯盒炊爨です。飯盒炊爨はすべて、作ることを初めからやらなくてはならなかったので大変でした。しかし、飯盒炊爨を行ったことより 、集団生活において大事な団結力を強めることができたのでよかったです。また、火おこしなど人生で初めての経験をすることができてよかったです。
 二つ目は、体験学習二日目に行った環境学習です。私は、鳥類の班の一員として環境学習を行いました。鳥類では鳥の観察だけでなく、鳥の生息地などを学ぶことができました。また、普段なかなか触れ合うことのできない自然に触れ合うことができて、いい思い出になりました。
 三つ目は、三日目に行われた環境学習です。私は、ロープウェイで山に登りました。ロープウェイから見た八ヶ岳は少し霧がかかっており、見づらい場所もありましたが、青々とした木々に迫力を感じました。少し肌寒かったのですが、神社を見たり、鹿が荒らした木を間近で見ることができ てよかったです。
 これら三つのように、体験学習では色々な初体験をすることができました。目的として、「時間厳守」「挨拶の徹底、励行」「本校生としての自覚を高め自立心を養う」がありました。「時間厳守」に関しては、毎回必ず決められている時間の五分前には集合場所についていることができました。二つ目の「挨拶の徹底、励行」関しては 、会った人に大きな声で、相手の目を見て挨拶をするだけではなく、その場に合った適切な挨拶をするということが求められました。初めのころは決まりきった挨拶しかできませんでしたが、少しずつ「行ってきます。お世話になります。失礼します。」などその場に応じた挨拶ができるようになりました。三つ目の「本校生としての自覚を高め自立心を養う」に関しては、私は班長だったので班長としてするべきことを一人ですることができました。また、他人に迷惑をかけないように心がけました。さらに、積極的にインタープリターの先生に質問をすることなど、あまりできなかった部分があったので、すぐに直しできるようになりたいです。初めての体験や江戸取生としていろいろなことを改めて学ぶことができてよかったです。そしてこれら学んできたことを今後の学校生活で実践していけるように頑張ります。

 

体験学習を通じて学んだこと

  今回の体験学習は、中学生になってから二回目の宿泊学習でした。
 「体験学習」という名前の通り、普段よりも多くの自然に囲まれた環境の中で、私は三つのことを学びました。
 まず一つ目は「場に応じて元気よく挨拶をすることの大切さ」です。中学1年生のときから挨拶は大事だと言われ続けてきました。今回の体験学習では食事会場の出入りや、読書会場に入るとき、先生方やホテルの方とすれ違ったときや、バスの乗車時など挨拶をすべきときがたくさんありました。その中で、私は一日目の昼食会場に入るとき、声が小さかったと思います。でも、その後は、自分自身の中で出来る限りの大きな声で挨拶をしました。そこで、挨拶をきちんとするととても気持ちが良いことを実感しました。二日目や三日目では朝から大きな声で挨拶をしました。元気な挨拶をすると眠気も覚めるし、気分がとても良かったので、いつもの学園生活でも教室に入るとき、先生とすれ違う際には元気な挨拶をしようと思いました。
 二つ目は「時間厳守の大切さ」です。日常生活の中で遅れてはいけない場面は多々あります。例えば、電車やバスの発車時刻や友人との待ち合わせ時間、授業開始時間などです。今回の体験学習でも、朝の読書の時間、環境学習の集合時間、まとめ学習の集合時間や入浴時間も当然遅れてはいけません。その中で私が守ることが出来なかったのは、二つ目の朝の読書の時間です。私の班の仲間の準備が遅れてしまい、集合時間に間に合うことが出来ませんでした。ホテル内では班員で行動をしなければなりません。一人が時間を守らないと同じ部屋の友人だけではなく学年全員、学校全体に迷惑をかけてしまいます。だから、何があっても絶対に時間は遅れてはいけないと思います。
 最後の三つ目は「仲間と協力することの大切さ」です。今回の体験学習では特に「チームワーク」や「リーダーに協力すること」などが求められました。行動するときは常に部屋ごとの班です。班員全員が団結して行動することが大事です。それが出来れば様々な場面で時間短縮ができ、効率が良くなります。私の班のリーダーは、とても責任感の強い子でした。私たちはリーダーに協力しようと指示をきちんと聞き、てきぱきと行動をしました。私たちが好き勝手に動いてしまうとリーダーに迷惑がかかってしまうので気をつけました。
 私は、二日目が「気象班」でした。山の天気は変わりやすく、午前中には雨が降ってしまいました、そのおかげで、八島湿原の保護センターに入り、学習をしました。午後は雨が止んだので車山の頂上まで自分の足で登りました。登っているときは石や泥の上を歩いていたので、とても大変でした。苦労してたどり着いた頂上の景色は最高です。この感動は一生の思い出です。
 今回の体験学習を通じて、学んだことはたくさんあります。来年の修学旅行では、時間厳守できるように心がけたいと思います。

世界を変える「輪」

  今回の体験学習ではクラスメートと集団行動をするとともに信州の大いなる自然にふれることが出来ました。私はこの体験学習の中で生活面でも環境面でも意識の持ち方に大きな変化があり、成長することが出来たと思います。
 生活面では、集団行動の基本でもある、あいさつや時間厳守だけでなく、周囲への気配りや自分から積極的に行動し、周りのリーダーとなっていくこともできるようになったと思います。私ははじめの頃は遠慮しがちで挨拶も積極的に行動することも出来ていませんでした。しかし、この体験学習を通して友達との仲を深めることが出来ました。また、貝森先生のお話で『失敗をどんどんすることによって成長する。どんどん失敗してください。』というお言葉がありました。このお言葉によって、私の消極的な考えや不安はなくなり、積極的に行動し、周りをまとめていけるようになりました。同じ部屋で友達と生活することによって、周囲への気遣いを身につけ、場に応じた挨拶をも身につけることにより、社会性が身についたと思います。
 環境面では八島ヶ原湿原などの湿原、富士見高原や諏訪湖の雄大な自然を体感し、学習することによって、地球温暖化などの環境問題について深く考えることが出来たと思います。これらの自然を体感することにより、自分の住んでいる場所がどれだけ開発などにより壊されているかを痛感しました。更に、信州のような雄大な自然を残していくためには、その土地の人達の努力だけではなく、観光に来た人など、外部から来た人の努力なしでは残していけないと感じました。それを物語るのが、都市部と信州の差だと思います。都市部では、もう森林などの豊かな自然はほとんどなく、自然を残していくために公園にしたりしなければ残していけない状態にまでなっています。この状態を打開していくためには、「一人一人が」どんなささやかなことでも環境問題解決の役に立つのであればどんどん実践していってほしいと思います。こういう取組みをしているのを見て、家族や親せきが始め、友達が始め、友達の友達が始め、その家族が始め・・・と、良い「輪」が広がっていくと思います。この良い「輪」はやがて世界中へと広がり、世界を変える力を秘めていると思います。まずは、その輪を作り出していき、これを広げ、様々なところで出来た輪と協力し合って様々なことを解決していきたいと思います。このようなことは人に頼っていてはできません。ですから今回の体験学習で培った「自立心」を持って取り組んでいきたいと思います。
 今回の体験学習では、生活面まで幅広いところで成長することが出来たと思います。今回学んだことを生かし、これからの日常生活や学校生活をより良いものに出来れば、今回の体験学習は成功したと言えると思います。

楽しい体験

 私は今回の体験学習で様々な事を学ぶことができ、たくさんの思い出を作ることができました。
 まず第1日目です。1日目で一番印象に残っているのはハイキングです。1日目のハイキングは雨が降ってしまいましたが、それもよい思い出になりました。また、飯盒炊爨も印象に残っています。家でカレーを作る事は今まであった事でしたが、火をおこすところから自分たちでするのは初めてだったので大変でした。お米も火加減に注意しないといけなかったので炊くのも難しかったです。でも、おいしくカレーを作る事が出来たのでよかったです。ご飯もおいしく炊く事ができました。私は一度カレーを作るだけで大変だったので、毎日ご飯を作っているお母さんはもっと大変だと思うので、これからは今までよりもお手伝いをしようと思います。
 2日目は、グループごとに分かれての行動で「水生昆虫」を選び学習をしました。音無川と大門川に行き、たくさんの水生昆虫を捕ることができました。50種類以上の昆虫を捕ることができましたが、ほとんどがカワゲラやカゲロウ、トビケラでした。音無川と大門川でも同じ昆虫が捕れるということが分かりました。川に行く前に映画を見たのですが、その時に、昆虫それぞれの特徴を知ることができました。実際に川に行ってみたら、流れが速くとても冷たかったです。虫を捕るのも大変でした。魚を捕ることができている人もいて、すごいと思いました。川から帰ってきてからの学習では、インタープリターの方に川の汚れのことなどについて教えてもらうことができました。2日目のグループ学習では様々な体験をすることができ、水生昆虫や川のことについて学ぶことができました。
 最後に3日目についてです。3日目は諏訪湖に行きました。諏訪湖では遊覧船に乗り、諏訪湖の水質調査をすることができました。水質調査では諏訪湖は水質が何性なのかと透明度について調べました。これにより、諏訪湖はアルカリ性であることが分かりました。また、透明度は自分の目で見て調べることができました。インタープリターの方が昔は今よりもさらに濁っていたと教えて下さいました。だから3日目は諏訪湖について学習することができました。
 私は今回、3日間の体験学習を通してさまざまな楽しい体験をしていく中で、色々なことを学ぶことができました。今回、体験学習で学んだことをこれからも忘れずに生かしていきたいです。

知識を知恵に

 「経験」とは、自分自身の能力を高める上で最も大事なものだと思います。今回二泊三日の体験学習を通して、印象に残っている経験が二つあります。
 一つ目は、クラスメートや班員と協力しあったということです。私は部屋長として責任感をもって班員をまとめました。廊下での私語を注意しあったり、五分前行動を心がけるように注意を促しあったりしました。最初はなかなかまとまりませんでしたが、体験学習が進んでいくにつれて、班全体がまとまろうという雰囲気になりました。一人一人が自分の行動に責任をもつことが思いやりの心をもつことにつながると思います。このようにまとまった行動ができたため、状況に合わせた行動がとれたと思います。入浴時、時間に間に合って行くことができなかった時には、遅れている人に声をかけたり、誰かが時間を見て「まだ時間があるよ。」と優しくしてあげたりということを班だけでなく、クラスで行うことができました。しかし時間に余裕をもって行動できなかった班があった時がありました。その時は反省を生かして、次の日にクラス全体で声をかけあい、改善するためには自分達がどうするべきかと自主的に考えていき、結果改善することができました。このように体験学習を通して、クラスの団結力がとても高まったと思います。
 二つ目は環境学習で知識が知恵となる経験をしたことです。これは体験学習が終わっても、ずっと鮮明に覚えていることです。私は二日目の環境学習は水生昆虫の講座に行きました。最初はなかなかつかまえることができませんでしたが、だんだんとコツをつかみ水生昆虫が住んでいそうな場所がわかるようになってきました。大門川に行ったところで、班の男子がサンショウウオをつかまえました。私はその時、素直にすごいと思いました。それと同時に自分もつかまえてみたいと思いました。しかし私には無理なのではと自分自身に自信がもてずにいました。その時ふと昔に読んだ「山椒魚」という小説の一部を思い出しました。あまりきちんと覚えていませんでしたが、なんとなく思い出した情景は、石と石の間にサンショウウオがいて、草が近くに生えていたということでした。それと音無川でつかんだ流れが少し緩めで浅い場所にたくさんいるということを元にサンショウウオを探してみました。すると私はサンショウウオをつかまえることができました。この時、自分のほんのわずかの記憶にあった知識が、最近手に入れた知識とともに知恵にかわる瞬間を経験しました。これにより私は自分自身に自信をもつことができ、自分がうまれかわったような気分になりました。
 私はホテルを出て学校へと戻る時、校長先生のおっしゃっていた目の覚めるような思いをしました。自分の知識が役立ったことに、とても満足感を覚えたのです。知識の大切さを知り、江戸取での授業を大切にしようと改めて思うことができました。
 私は今回の体験学習で得た重要な経験を一生大切にしていこうと思いました。そしてまた充実した学校生活をおくろうと思います。

一人一人の良いところ

 私が今回の体験学習で心に残ったことが三つあります。一つ目は飯盒炊爨の時に班員のみんなで力を合わせてカレーとご飯を作ったことです。私は今回の六人のグループで力を合わせて協力して行動をしたのは初めてでだったのですが、一人一人の気遣いや、みんなの試行錯誤で出来たカレーライスは、ご飯は少し芯が残っていたけれど、とても美味しく作ることが出来たと思いました。また、このグループで協力したのは初めてなのにすごいと改めて思いました。これからの一年間で、クラスのみんなと協力し合うことは何度もあると思うので、一人一人の良いところを生かし合い、高め合って、全員でどんどんレベルアップしていけるように頑張ります。
 二つ目は、二日目の環境学習の時に、クラスや性別関係なしに協力し合って調査をしたことです。その中でも一番感動し心に残ったことは、鉄平石(安山岩)の採掘場でハンマーを使って鉄平石を割ってみたり、露頭のスケッチをとったりしたことです。なぜなら、鉄平石を割るには軽くヒビの入っている鉄平石を協力して班員と一緒に探し、ハンマーを代わる代わるに使う必要がありました。しかし、協力している班員の中には同じクラスだった友達や、同じクラスの友達も一緒の時もありました。話したことも見たこともない人と協力するのは思ったよりも大変で、それに加えて私は人見知りなので、話すだけでも大変でしたが、班員の一人が一生懸命話しかけてくれたおかげで、私も早いうちからなじむことが出来て、協力し合うことが出来ました。私は、そこで改めて人見知りだからといって、話しかけなかったり、協力しなければならないところで協力しない人がいると、本当に困るのだろうと思いました。これから私は人見知りだからとか、人と話すのが苦手だからという理由で引っ込んでしまわないで、前へ前へ出て行けるように頑張っていきます。
 三つ目は三日目のホテルを出るときのクラスの雰囲気です。何故なら、初日は集団行動なので協力はするけれど、挨拶の声などはあまり出ていなかったし、周りをよく見ての行動は良くできていなかったけれども、三日間の内に日に日にみんなが声を出してきていたし、私が布団をたたんでいる時に、私の部屋の人たちは周りを見て、はがしたシーツを綺麗にたたんでくれました。人は意識をすることによって三日間でこんなにも変わるのだなと実感することが出来ました。この体験学習で学んだことをこの場で終わりにしないで、これからも続けます。

当たり前のこと

 今回、体験学習に三日間行って、改めて学んだことが二つあります。
 一つ目は時間や場、状況に合わせた挨拶をするということです。挨拶というのは人の印象を決めるのにとても大切なことです。体験学習では時間や場、状況に合わせるという今までよりも一つ高いレベルのことを身につけられるように努力しました。しかし、よくよく考えてみるとそれは当然のことです。相手に気持ちを伝えるのが挨拶の本来の役割です。それを考えれば時間や場、状況によって挨拶を変えるのは礼儀なのだと思います。また、挨拶は姿勢と心が備わっていてこそのものです。しっかりと大きな声で礼をする、これが姿勢です。しかし、これだけで気持ちが備わっていないと意味がありません。これと逆の場合も同様です。二つが備わって初めて挨拶と言えるのです。そのことに感謝し、それを形に変える。挨拶はこういうことではないかと思います。
 二つ目は自発的に積極的に学ぶということです。体験学習の二日目の環境学習でそのことを実感しました。わからないことをわからないままにしない。わからないことがあれば、まず考える。それでもわからなかったら質問する。そしてまた考える。そして答えに辿り着く。この過程が大事だということに気がつきました。積極的に学ぶ姿勢というのは、その答えが知りたい、その問題を答えに導きたいと思うからです。ということは積極的に学べていない時は、まだ学ぶことに対して何かしらの壁を作っているということになります。だから、積極的に学ぶということは、学ぶということの本質を捉えるということになるのではないかと思います。また、学ぼうとする姿勢も大切ですが、それを実際に行動に移すということの方がもっと大切です。これも挨拶と同じですが、思っているだけでは駄目なのです。姿勢と心があってこそ自発的に積極的に学ぶということができるのです。
 体験学習を通して学んだことは、他にもたくさんありますが、共通点があります。それは、どれも前から言われてきたこと、いわば、当たり前のことです。ですが、当たり前のことを当たり前のようにできていないのが現状です。それができない今、どうすればよいのか、その答えは簡単です。当たり前のことを必死にやろうとすればよいのです。当たり前のように無意識にやろうとするからうまくいかないわけです。当たり前のことを意識してすれば、きっとできるはずです。話が矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、意識してやっていけば、いずれ当たり前のことが無意識に当たり前にできるようになるのです。
 この三日間は今までにないとても貴重な時間でした。これが無駄にならないように、まずは物事を意識して行動していきたいです。

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