中等部1学年 ウォークラリーに参加して
 

 

1組 

 爽やかな秋風の中、僕たち中学1年生にとって初めてのウォークラリーが行われました。雨が心配されましたが、運よく晴れ、実施することができましました。普段は教室で親しくしている友達たちと、今日は2列で大名行列のように列をつくって、歩きながら話をしたり、本校の周りの景色を楽しんだりしてい歩いているうちに、あっという間に10キロを歩き、学校に着いてしまいました。
 学校を出て折り返し地点までは、多くの友達が本当に楽しそうに歩いていましたが、終盤は急に元気がなくなってきました。確かに僕もかなりの疲れを感じましたが、このウォークラリーで歩く利根川河川敷の自然はぜひ見ておかないともったいないし、このような体験ができる学校もそう多くはないはずです。そして肉体面だけでなく精神面も鍛えられると思い、頑張って歩きました。
 帰りは住宅地側の土手を歩いてきたので、取手付近の建物や施設が間近に見え、遠くには筑波山も見えました。いつもはただの山のイメージだったのが、今日ばかりは、噂通り、紫峰に見えました。江戸取は校舎から東京スカイツリーや、富士山も見えます。やはりこの緑が多く、恵まれた環境で学習できることはこの学校の誇るべき宝だと心から思いました。
 歩き終わった時の快い疲れは僕の心をリフレッシュしてくれました。おかげで今の勉強がとてもはかどっているような気がします。ウォークラリーは、体力だけでなく、心をリフレッシュさせ、効率よく勉強ができるようになる最高の機会だと思います。来年も楽しく参加し、自分を鍛え上げたいです。そして、しっかり学習と体力作りに励んでいきたいと思います。


2組 

 「歩く」とは、足を交互に前へ動かして進む行動のことです。そんなことは私たちにとって当たり前のことですが、その歩くという行動を十キロメートルも続けているととても疲れました。ですが、そんな、自分の体力不足を思い知らされたウォークラリーも、今振り返ってみると実にさわやかな気持ちになることがます。
 江戸取生として初めてのウォークラリーは、少し夏を思い出させるような日差しの中行われました。雲の隙間から、青い空までのぞかせていました。
 歩くルートには草木がいっぱいあり、舗装されていない道がある程でした。自然のパワーとはすごいもので、取手駅から江戸取までの距離は余裕で歩けました。完璧にコンクリートで固められた道を歩くよりも、自然がある道を歩いたほうが、ずっと楽しいものです。なぜなら、景色が変わって見えるからです。「こんなに景色が違う、こんなところまで歩いたんだ」と思うと、嬉しくてこころがはずみました。
 しかし、どう思ったところで体力のない私が疲れないはずがありません。私の水筒が空になった頃、先生にどれほど歩いたか伺って、「半分ですよ。もう少しです、頑張って下さい」と言われた時は少し衝撃でした。「まだ半分だったんだ。それより、あと半分歩かないといけないのか。早く学校に戻りたい。」帰りの半分はそんな気持ちで一心不乱に歩いていました。するとどうでしょう、思いのほか早く学校に着きました。行きよりも帰りのほうが早かったように感じました。
 今回のウォークラリーは、行きと帰りで違うことを学んだような不思議な感じがしたということと、心が洗われた気分になったのが印象的でした。そしてなにより、諦めない努力をし続ける大切さと大変さを体験することができました。来年のウォークラリーは今よりも成長した自分で臨みたいと思います。

3組 

 私はウォークラリーを終えて、歩くことの大切さと、協力する大切さを学びました。毎日、取手駅から江戸川学園取手中学校までの2・5キロメートルを重い鞄を持って歩いているとはいえ、その4倍の10キロメートルはさすがに、最後のほうでは疲れ切っていました。行く前までは余裕だと言い張っていたのに、実際に歩いてみると思った以上に大変でした。それでも、そんな中で頑張れと励ましてくれる先生や、友達がたくさんいたおかげで私は無事10キロメートルを歩ききることができたのだと思います。
 それと自己管理もきちんとしなければいけないと思いました。私は上下ジャージを着ていきましたが、結局最終的に脱いでしまいました。大体4キロメートルあたりで脱いで荷物になってしまったので後から思うと着ていかなければよかったと思います。
また水分補給に関しても水筒1本、約1リットル持っていきましたが、すぐに無くなってしまい途中にあった蛇口を使って何とか水分は最後までもちました。ですが、その蛇口は公園の中にあったため、公園の周りを歩いていた私たちのためにあったのではなく公園を使用している方々のためにあったはずです。だから、公園の蛇口にお世話になるのではなく、事前に水筒を2本持っていくなどの工夫をするべきだったのだと思います。
 今年は、初めてウォークラリーに参加したため直さなければいけない点がたくさんありました。来年は、今のうちから疲れないようにするさまざまな工夫を考え、自己管理のできたみんなで支えあえる充実したウォークラリーにしたいと思います。

4組 

 私はウォークラリーを初めて経験して、大変だけれどきれいな景色を見ることができたし、先輩や友達に会えたりなど、楽しいこともたくさんありました。いつも土手は体育の授業で途中まで行くぐらいしか通ったことがないので、その先に行くことができてよかったです。学校の近所に住んでいる方々に挨拶をするとき、元気に挨拶をすると近所の方が喜んでくれていたので、江戸取の生徒は周りの人達に大切にされていて、その思いを無駄にしてはいけないと思いました。また挨拶をすることで自分も相手も良い気持ちになれると思います。これからも挨拶を続けていきたいです。ウォークラリーでは、約十キロほどの距離を歩きましたが、今まで知らなかったことに気づいたり、友達と話をしたりして、より友好関係が深まったと思います。またこの長い道のりを歩くことでこれから先の将来、それこそとても長い道のりを行くことになるので、ここで深めた友好関係をもっとより良いものにし、共に歩んでいきたいです。またクラス外の友達や先輩方に会うことで、あと半分頑張るぞとやる気が出てきました。もう入学してから半年のうちに、私の周りには支えてくれる、支えあえる人達がたくさんできたのだなと実感し、そんな存在を大切にしていこうと思いました。私は友達とのコミュニケーションなどを通して、みんなと会えて良かったなと思いました。今回のウォークラリーでは、とても大切なことをたくさん思いだすことができたり、感じさせてくれました。一生懸命に何かをやり遂げた後のすがすがしさ、挨拶の大切さ、江戸取生を大切に思ってくれている人々の存在、友達や先輩方など、支えてくれる人の存在などです。ウォークラリーは少し疲れましたが、体力づくりの場でもあり、需要なことに気づかせてくれる大切な行事であることがわかりました。来年も楽しみです。


5組 

 ウォークラリーは10qの道のりをひたすら歩くという行事です。先生方は、このウォークラリーを通じて一体何を伝えたかったのだろうと、歩く前に僕は疑問に思いました。このウォークラリーの間、自分が注意されたり、他の人が注意されているところを何度か見たりしました。その注意されている理由は、横に広がって歩いて一般の方の通行の邪魔になってしまったり、歩くペースが遅くて後ろの人達を困らせたりということでした。先生方は、このようなことに気づいて欲しかったのではないでしょうか。集団でも個人でも周りをよく見るということと、他の人への気配りを大切にするということです。集合したときに、「目配り、気配り、思いやり」という言葉で話されていたことを思い出しました。僕たちは友達と話していると、あまり周りのことが目に入らなくなってしまいます。登下校の時にも注意しなくてはならないと思いました。
 もう一つ思ったことは、みんなで同じ道を歩くということです。普段の登下校は時間もばらばらで、バスを利用する人もいれば歩く人もいる、車で送り迎えしてもらう人もいるというように、手段もばらばらです。ウォークラリーは同じ時間、同じ場所を、同じ方向に向かって、中高の生徒が歩きます。みんなで同じ事をするというのは、他の行事ではないことです。折り返し地点で先輩から声を掛けられている人もいましたが、他の行事とはまた違った連帯感のようなものを感じることができました。
 ウォークラリーは来年以降もあると思います。今年学んだことを生かして、これからのウォークラリーをもっと充実したものにしていきたいと思いました。

6組 

 私がウォークラリーに参加して思ったことは、私たちが歩くのはただの一本道だけど、ただ歩いているのではなく、ちゃんとした意味があるのだということです。はじめは、長い時間をかけて、変わることのない一本道を歩くのはつまらないし、あまり意味のないことに感じられました。しかし、同じクラスの仲間と歩くことによって得ることはたくさんありました。
 まず、「歩くことの大切さ」です。普段から、取手駅からえどとりに来るまでを歩いている人は、歩いていない人よりは楽にウォークラリーを最後まで歩くことができたとおもいます。なので、普段から歩くということは、すごく大切なのだとわかりました。私も今度から、友達と歩いてみたいと強く思いました。
 さらに、クラスの仲間と二列に並んで歩くことによって、「みんなで一緒に歩ききることができた。」という意識が生まれ、団結力がより一層深まったと思います。参加できなかった人や、途中でギブアップしてしまった人も、いい思い出になっただろうし、来年のウォークラリーに向けての意識が、高まったと思います。
 そして一番に、歩くことは楽しいことだと思いました。もちろん、周りの迷惑にならない程度ですが、友達と一緒にしゃべりながら歩きました。それは、単純にすごく楽しかったです。私は、またこのウォークラリーに参加したいと思いました。
 ウォークラリーは、私にとって、また、みんなにとっても、楽しくそして勉強になった行事になりました。私は、このことを、日々の生活の糧にして、充実した学校生活を、おくりたいです。

7組 

 今回、僕は初めてのウォークラリーに参加しました。出発前には、10キロくらい、簡単に歩けると思っていました。そして、最初の3キロくらいは、まだまだ余裕を持って歩くことができました。しかし、だんだんと疲れてしまい、半分の5キロくらいの所では、「もう歩きたくない」と思ってしまうほどでした。これがあともう1回分あるのだと考えると、さらに疲れが増したような気がしました。そこからさらに歩くと、もう足に限界が来てしまい、早く学校に着きたいと思ってしまいました。それでも、折り返しをする頃からは涼しい風が吹き始め、心地よく感じることもできました。折り返してから、学校に向かって歩いている時には、見覚えのあるものが、ひとつ、またひとつと見つかり、そのたび嬉しい気持ちになることができました。そして、学校が見えてきた時には、足が少し軽く感じられるようになりました。ようやく学校に到着した時には、本当に嬉しい気持ちになりました。歩いている最中は本当にたいへんでしたが、終わってみれば少し寂しいような気もしました。
 今回のウォークラリーでは、普段見る機会のない、たくさんの場所を見て回ることができました。ぼくは、取手に住んではいないので、取手市のことをよく知りません。しかし、ウォークラリーに参加することで、僕の知らなかった取手市がたくさん見つかりました。ひょっとすると、僕の住む町にも、僕の知らない場所がまだまだたくさんあるのかもしれません。もし、地元でウォークラリーに参加する機会があれば、是非参加してみたいという気持ちにもなりました。また、今回のウォークラリーでは、まだまだ体力不足だと感じたので、これから体力作りのために、登下校の時になるべく歩こうと思いました。

8組 

 僕はウォークラリーに参加し、途中で諦めなければ必ず面白くなるということが分かりました。僕はウォークラリーの前に最後まで歩けるかどうかがとても不安でした。理由は小学校の時の持久走でいつも最下位を走っていたからです。今まで歩いたり走ったりすることに対してあまり良い結果が出ていなかっただけに、自信がありませんでした。だから今回歩く距離が10kmと聞いたときはとても不安でした。
 ウォークラリー当日、自分の気持ちは歩きたくないという気持ちで一杯でした。しかし実際に歩き始めたら体力的につらい時もありましたが、みんなと歩くのが楽しいと感じました。8組は一番後ろを歩いていましたが、ずっと前方に先輩たちや友達が歩いているのを見たら自分もみんなと一緒に最後まで歩いてゴールしたいと思いました。多分、一人であの距離を歩いたら途中で諦めていたと思います。みんなが諦めなかったから僕も諦めなかったのだし、僕が諦めなかったので他の誰かも頑張れたのだと思います。やればできるんだという気持ちが自分の中で生まれたのがとても嬉しかったです。きっと途中で諦めてしまったらもうちょっと頑張れたかもしれなかったかな?という気持ちがその後もずっと続いてしまい、もやもやしたままでいたと思います。小学生のときよりも心も体も大きくなっていて、しかも江戸取に入学できたのだから昔出来なかったことも今はできるのではないかと思います。そしてそれは途中で諦めなければ必ずできるという気持ちが大切なのでこのウォークラリーの経験をこれから生かしていきたいと思います。