1組 

僕は法政大学総長田中優子先生の話をお聞きして、将来社会に貢献するために必要な大切なことを学ぶことが出来ました。

 1つ目は、「視野を広く持つ」ということです。

先生は、「日本のことを知るには世界のことを知らないといけない」とおっしゃっていましたが、これは日常にもつながることだと思います。例えば、相手と話している時に相手の気持ちを理解するためには、相手の気持ちの背景を知る必要がある場合があります。それを理解し、自分がどのような考えを言えばお互い意思疎通ができるかということを考えることは、「思考力」「判断力」また、先生がおっしゃる「視野を広く持つ」ということにつながるのではないかと思います。

 また、先生は「文学、日本と世界の歴史、美術などがわかって初めて江戸時代のことがわかる」とおっしゃった時、僕はもっといろいろなことに興味を持っていくことで、今まで気が付かなかったことが気付くようになるということを改めて知らされました。 

 2つ目は、「コミ二ュケーション力」「表現力」についてです。

僕は、「地球温暖化」や「アフリカの貧困問題」など、世界が協力して解決しなければならない大きな問題に対して、言語や宗教などの壁を越えた話し合いをしなければいけないので、「語彙能力」「外国語能力」を身につけて、もっとわかりやすい言葉や表現におきかえて説明できるようにして、「事実を正確に表現する力」「情報整理力」も身につけることによって、いろいろな人と共に、現状を詳しく知り、それに対する一番の対応策を作りだしていくことが出来ると思うので、これらの力は大切だということを改めて強く感じさせられました。             

 3つ目は、「他者の考え方や感じ方に耳を傾ける」「自分自身の考え方や感じ方も尊重する」「お互いを尊重して相手にも自分にも嘘をつかない」ということです。

このことを聞いた時、自分の考え方や感じ方にもっと「絶対なる自信」というものを強くしていかなければいけないということを強く感じました。

 僕は将来、既に大きな問題となっている「地球温暖化」や「アフリカの難民問題」などを解決していきたいです。

そのためには、いろいろな人たちの意見をきちんと聞き、自分の意見もきちんと自信を持って堂々と言うことが必要で、誰もが納得できるようなより良い社会、世界を、いろいろな人たちと共に築き上げていけたら良いと思います。







2組 

今回の田中優子先生講演会は、「これから、どのような能力が求められるか?」というテーマで、入試改革案、どうすればそのような能力をつけられるか、グローバル化がなぜ必要か、ということを学びました。一つ目に入試改革案についてです。大学入試は、僕達の世代からセンター試験がなくなり、知識の量だけでなく、思考力・判断力・表現力を基礎として、主体性・多様性・協同性も求められてくるといいます。二つ目は、その新しい入試改革案で必要になってくる力をどのようにつけるかについてです。それは、自分はこの世に一人しかいないという「自己肯定感」を持ち、他者の考え方や感じ方に耳を傾け、自分自身の感じ方、考え方も尊重するということです。そうすれば、思考力や判断力、表現力が身に付き、新しい入試にも対応することが出来ます。そして、田中先生が総長を務めている法政大学でも特に力を入れているグローバル化についてですが、辞書でのグローバル化の意味は、『世界規模に広がること。また、その結果、政治・経済・文化などが国家の枠を超えて広がり、世界はどんどん画一化していくこと。グローバリゼーション。』となっています。今の時代、世界はどんどんグローバル化してきています。そこで必要になってくるのは世界におけるシティズンシップ教育です。シティズンシップ教育とは、シティズン(市民又は公民)とシップ(性質・状態・精神)が組み合わさって出来た言葉で、「市民性」という意味の言葉です。このシティズンシップ教育はグローバル化に変化に対応し、主体的思考力を育て、公正な判断力・主体的・自立的に市民として育成することです。このように、日本はどんどんグローバル化してきています。そのため、今の日本に必要とされるようなグローバルな人材になれるように、勉強や運動をがんばっていきたいと思います。 

今回、講演をしてくださった先生は、法政大学の総長で数々の賞を受賞されている田中優子先生です。田中先生のお話の中であった入試改革とは、私たちの世代から大学入試の形式が変わってしまうということです。グローバル化が必要だとされている今、思考力・判断力・表現力という三つの「能力」が重要視されています。江戸取の学習目標である「主体性」とは、三つの能力を基礎としたものです。私たち江戸取生は世界に羽ばたくリーダーとなるために学んでいます。リーダーとは、特別なことをたくさんするのではなく、基礎となる土台をきちんと積み重ねた人材のことだと私は考えます。世界に羽ばたくためにも三つの能力を身につけていきたいです。具体的には、田中先生が教えてくださった考え方をすることが重要です。それは、唯一無二の個性的で貴重な存在であり、私と同じ人はどこにもいないと思う、自己肯定感です。この考えをもち、生活する中で、自分で自分の行動を選ぶ習慣をつけることが大切です。常日頃から周りの人に流され、何となく生活していては、絶対にリーダーになれないと思います。一つの会社の中で、世界各国の人が働いている現代でリードしていくためには、三つの能力と基本的肯定感、または社会的肯定感をバランスよく、使いこなしていかなくてはなりません。学校での道徳の授業などでも、社会と自分という関係を考えています。江戸取で学んでいることに感謝し、よりいっそう頑張りたいです。今回、田中先生の講演会に参加して、これから必要とされる人材のことや、三つの能力、自己肯定感の大切さを学びました。今までのことを深く反省し、これからにつなげていきたいと思いました。




 



3組 

田中優子先生の講話をお聞きしている中で「これからどのような能力が求められるか」とありましたが、私は先生がおっしゃっていたことから表現力だと思います。

私達の学年はぎりぎり完全な大学の入試改革になっていません。それでも、大半は入試改革によって内容は変更されています。ですから、入試改革によって変わった試験で最も必要になってくる表現力を今のうちに身につけておきたいと思います。また、表現力は試験のためだけでなく、日常生活でも重要な役割を果たしていると思います。本当に伝えたいことを淡々と話しても相手には何が重要なのか、何を伝えたいのかは分かりません。だから、伝えたいことをどのように表現すれば良いか考えなければならないのだと思います。私は、ロングホームルームノートや道徳ノートがどんなに大切かが分かりました。動作で伝えるよりも言葉で伝える方が圧倒的に難しいのは今までの経験からわかっています。だからこそなるべく動作を使わずに言葉でどう表現したら良いかを研究する必要があると思いました。

 そして、パンフレットにも書かれていたように「あなたと同じ人はどこにもいない。唯一無二の存在である。」とありましたが、基本的自己肯定感と社会的自己肯定感の違いが本物と偽物くらいしか分からず、いまいちピンときません。この講話をきっかけに二つの違いがきちんと言葉にしていえるようにしたいです。今から出来ることは何かと考えると、やはり相手の意見を尊重しつつ自分の意見も尊重するということだと思います。私はどちらかというと自分の意見を尊重しがちなので、相手の意見を尊重してそれによって自分の意見がつぶされないような丁度よいコミュニケーションをこれからの日常生活で活用していきたいです。

 最後に、私は日本国民として日本のことを知っておく必要があります。先生が最初におっしゃっていたように、日本のことを知るにはまず世界のことを知っておく必要があります。そのためにも、私はこれからの社会や国語などの授業を役立てていきたいです。







4組 

本日の講演会では、様々な話を聴くことができ、とても勉強になりました。

 先生は、いつも着物を着ていらっしゃいます。そして、講演会では最初に着物の紹介をしてくださいました。江戸時代から透けている布があり、今でもそれが受けつがれていることを知り、驚きました。私は教科書やその他の本を読んで、着物の重ね具合によって四季の花などを表現することを知りました。それは、四季のある日本ならではの文化ですし、着物は何となく夏は暑いイメージがありますが、技術によって着やすさが考えられていたことがわかりました。

私は絵を描くのが好きで、着物の柄にも興味があります。もっと着物について調べたいと思いました。

 次に、入試改革について、お話をいただきました。以前から、私が大学入試の時は入試が変わると聞いていましたが、今回は、どのような入試なのかを具体的に教えていただきました。センター試験はなくなり、高等学校の基礎学力テストをはじめ、各大学の個別選抜の小論文が必要とされる入試改革の内容は、こんなにも変わってしまうのか…。と驚きました。今までのマーク式とは違い、表現力が必要とされます。私は、頭には浮かんでもそれをうまく表現できず、もどかしい思いをしたことが何度もあります。でもそれは、表現するための言葉が見つからなかったことでもあるので、これからも読書を続け、自分の中にある感情を表現する言葉を身につけ、さらに、他人の意見に耳を傾けられるようになりたいです。

 最後に、いろいろな大学で、英語のみで行われる授業があることを知りました。それは海外で活動する時にも役に立ちます。このように社会 や海外で暮らすときに必要な能力を身につけられる環境が、江戸取にもあると思います。これからも、様々なことに挑戦し、学んでいきたいです。




 



5組 

 僕は、今回の田中優子先生の話で実感したことや、なるほどと思うところが沢山ありました。
 先生は、講話の中で、今入試改革として取り上げられていることとして、「思考力・判断力・表現力」の三つの言葉を取り上げていらっしゃいました。今の僕はこの三つのうち、どれも足りていません。例えば、「思考力」では、慌てて考えてしまい、失敗に陥ってしまうことがあります。「判断力」では、「その行いは、果たして良い事なのか、悪い事なのか」ということをとっさに判断出来ないことがまだあり、後悔することもあります。「表現力」では、相手への説明の足りなさで、「何の事?」とたまに聞かれたりしてしまい、情けないと思うこともしばしばです。このように足りていないところが沢山あることを、今回の講話で改めて認識できたので、今回の講演会を機に、この三つの力を養ってくという目標ができました。
 さらに先生は、その三つの言葉の能力はどうすれば身につけられるかという考え方まで教えてくださいました。それは、「自分と同じ人はどこにもいない、唯一無二の個性的で貴重な存在であり、その事を実感することで、自己肯定感を感じるはずだ」ということです。今の僕は、それを実感することが出来ます。なぜなら、僕は六月の末に祖父を亡くして、悲しむ人が沢山いました。そのとき僕は、命の尊さを知ることが出来ました。命はこんなにも貴重で、その人の個性や人格も他の人とは全く違うということを思い知らされました。
 また、先生は、その能力をつけるための方法として次のようにも話して下さいました。「子供が生活の中で、自分で行動を選ぶ習慣をつける」、「基本的自己肯定感と社会的自己肯定感を区別し、前者を育て続ける」と。ぼくは、習慣をつけるといってもすぐに挫折してしまい長続きしません。ですが、基本的自己肯定感を育てなければいけないと思うと、そのくらいのことは難なく乗り越えられます。どんなに辛く高い壁があろうとも、皆が踏ん張り乗り越えられれば、僕たちの生きる社会は必ずグローバルな社会として発展していくだろうと強く思いました。
 もう一つこの講話で思い出したことがあります。それは、言葉を発したり、行動したりしとき、それが人の真似であっても言葉を発する人が違えばそれは個性となるということです。良いと思ったこと、正しいと思ったことはどんどん真似ていきたいと思います。
 将来へ繋がる大きなヒントを教えて頂きありがとうございました。
 







6組 A君

今回の講演を聞く前は、田中優子先生がどういう方なのかは知らなかったのですが、講演の会場に行く前に配られたパンフレットを見て、とてもすごい方ということわかり、講演を聞くのが楽しみになりました。日本私立大学連盟常務理事やサントリー芸術財団理事などのいろいろな責務をこなしていたり、法政大学社会部教授から総長まで任せられているということから、田中優子先生は責任感があり、なんでもきちんとこなす人ということがよくわかりました。田中優子先生はいろんな意味で江戸取生が目標とできる人だと思います。総長としてリーダーシップを発揮して、その一方できちんと自分に与えられた仕事をこなせるというのは、とてもすばらしい人だと思います。

今回の話のテーマは「これから、どのような能力が求められるか?」というものでしたが、特に気になったのが、「思考力・判断力・表現力」が基礎になるというところです。この3つは常に関連し合っていて、現在のグローバル化してきている世界で生きていったり、人とコミュニケーションをと ったりするために必要となってくると思います。そもそも勉強とは一人が個人で生きていくためのものだから、この3つの能力が基礎になるのはいいことだと思います。また、その能力を身に着ける環境を学校は提供してくれているので、自分でもそういった能力を取り入れるための努力をしようと思います。また、グローバル化は世界におけるシティズンシップ教育の必要性といった理由のほかに、考え方が違う人にも耳を傾けたり両方を尊重して自分にも相手にも嘘をつかないというような精神面を成長させるという目的もあるのではないかと僕は思います。今回の講演で学んだことは自己肯定感を持つことが大切ということです。道徳の授業でも教わりましたが、自分を大切にしなければ他人を大切にはできないと思うので今回学んだことを忘れずきちんと責務を果たせる人を目指して頑張りたいです。




 

 


7組 

 僕は、法政大学がスーパーグローバル大学だと知って、今回の講演会への関心が高まり、たいへん楽しみになりました。なぜなら、僕の夢は、海外で働くことだからです。これから、ますますグローバル化が進みます。つまり、日本も他国との関わりがいっそう重要になるのです。そんな中、僕は海外で働くことを志しています。そして、その夢を叶えるためには、どの大学に入るかをよく考えなければなりません。法政大学は、今のところ第一志望というわけではありませんが、江戸取から今年は41名合格しており、また、スーパーグローバル大学で、海外との結びつきが強い企業への就職に強いのではないかと思われることから、進学先として視野に入れています。
 さて、これから大学の入試改革が行われ、総合的な学力が求められるようになるということです。田中優子先生は、思考力と判断力と表現力、また主体性と協働性が必要であるとおっしゃっていました。これらは、日常生活においても重要なことです。他人との関わりにおいて、僕は、自分の考え方を押し付けすぎたり、逆に相手が正しいと思うあまり自分を低く見過ぎたりすることがあります。今回田中先生は、自己肯定感を育てることと相手を尊重することとの両方が大切であるとおっしゃっていました。今後心掛けてゆきたいと思います。
 僕はこれまでもグローバル社会については意識していたつもりでしたが、「江戸時代に第1次グローバリゼーションがあり、今は第4次グローバリゼーションだ」というような歴史的な視点は持っていませんでした。今回、新しい視点を学ぶことができ、たいへん有意義なお話が聞けたと思います。

 




8組 

僕が田中優子先生の講演会に参加してとても大切で、これから気をつけていこうと思ったことは「これから必要になってくる能力」についてと、「自己肯定感」についてです。この2点は今、自分に足りていない部分でもあり、これから身につけていかなければいけない部分でもあると思います。これから必要な能力については、先生のお話の中から思考力、判断力、表現力、主体性、多様性、協働性などではないかと思いました。これらは様々に組み合わせたり、自分で選んだりして「よし、やった!」という成功体験によって伸びていくのだと思いました。その中でも思考力と表現力は特に大切で、会議などで発言する際に、発言したいことを考えてまとめ、それを言葉で表現していくために必要ですし、協働性は文化が違う人と一緒に働くために必要になってくるのだと思いました。自己肯定感については特に「社会的自己肯定感」という言葉は初めて聞きました。外的要因による肯定感なので崩れやすいということですが、これは他の人からの同調や評価によって変わるのでつくられやすくて壊れやすいのではないかと考えました。又、テストの結果によって得られる自信も外的要因ということです。テストの結果で嬉しいと感じることも大切だと思いますが、これで左右される自信は確かに壊れやすいと思います。壊れにくい肯定感というのはやはり自分という存在が貴重であるという自覚を持つことが大事で、自分を信じることのできる力の事ではないかと考えました。この「基本的自己肯定感」を勉強や学校の生活の中で得られるようにしたいと思いました。でも自分だけを大切にしていてはなかなか友達と良い関係を築けないのでバランスが大事だと思います。自分も友達も両方大事にしなければならないということです。友達の意見を尊重しながら自分の考え方も大切にしていくのはとても難しいと思いますが、これはグローバル化していく世界の中で必要になってくることでもあるのでやはり重要なことなのだと思います。