卒業生を囲む会の感想

3組

                                                                                                     

   今回の卒業生を囲む会は受験生という立場で先輩方の話を聞いたので、今までとは大きく違った刺激を受けました。また、今回来て下さった先輩方はいちばん身近で馴染みのある先輩方でしたが、体験談を語っている姿はひとつ上の先輩とは思えないくらいたくましく、とても立派だと感じました。私が今回先輩方の話からいちばん身に染みて実感したことは、受験とは人それぞれに壮絶なドラマがあるということです。今までいろいろな先輩方が来て下さってたくさんの体験談を話されてきましたが、成功談を聞くことはできてもあまり失敗談を聞くことはできませんでした。今年来て下さった先輩方からは、何度も落ちて、ようやく受かったというような、どん底を経験して勝利を勝ち取った話をたくさん聞くことができ、本当の受験の恐ろしさを少し知ることができ、逆に私はそこから良い刺激を得られました。途中で失敗したとしても最後までやりきろうという諦めない心があれば、合格を勝ち取れる可能性は十分にあるということを先輩方が証明してくださいました。受験というのは最終的には自分を見失わずに最後まで信じられるかどうかだとわかり、今後つらい経験も待ち構えていると思いますが、それに負けない強い意志を抱き続けたいと思いました。そして中には足切りを受けて行きたい大学を受けることすらできなかった先輩や、「努力は必ずしも報われるわけではない」とおっしゃっていた先輩もいらっしゃいました。しかし、話を聞いているとそのどちらの先輩もやはり最後まで諦めずに努力していて、だからこそ失敗したとしても得られることは大きいとおっしゃっていました。もちろん志望している大学に入れることが一番の理想ですが、どちらの結果にせよ努力をして入試当日を迎えることが一番重要で、それまで努力したことから得られるものはきっと人生の糧となるということがわかりました。私も悔いが残らず、人として成長できるような受験にしたいと思います。私は今回この時期に現実的な話を聞けて本当に良かったです。私自身最近ようやく受験生らしくなってきたとは思うのですが、受験はそう甘くはないという先輩方の話を聞くと、今の私はまだ土俵に立っただけで全然スタートを切れていないように感じます。まだ時間はあると思って今まで過ごしてきましたが、そうしているうちにもう夏休みが目の前に控えている時期になってしまいました。夏休みに入る前の今が心を入れ替えるラストチャンスだと思います。ですから、あの大学に入れたらいいな、ではなく、絶対に入りたいという強い意志を持って、残された限りある時間を最後まで諦めずに、今からさらに頑張っていこうと思います。

4組


 毎年参加している卒業生を囲む会も、今年は3年生という立場もあってか、例年に比べ身近に感じながら聴くことができました。この会で、いままで疑問が残っていたこれからの生活が、まだ充分ではありませんが見えてきた気がします。まず、クラスの雰囲気です。今のクラスの朝学習や放課後の自習の姿勢は大変良いと思います。互いを尊重し、勉強の場を大切にしようとする気持ちが表れています。この雰囲気はこれから迫ってくる受験に対するプレッシャーにも皆で取り組むことで、乗り越えることができると思います。受験は団体戦だと言われる理由はここにあります。一人で勉強しようともわずかな時間で精神が崩れてしまいますが、皆で取り組めば、建築物の土台の礎のように、周りが頑張っているのだから自分も頑張ろうという気になり、一人の時に比べ、強い精神力でもって取り組むことが可能だと思います。このお互いを尊重する姿勢をより強くして、団結力でこれからの受験に取り組みたいと思います。二つ目に、点数の取り方です。2年生までに参加した、卒業生を囲む会では、その学年の勉強の取り組み方が主に取り上げられていて、点数の取り方などの具体的な話はなされませんでした。しかし今回は具体的なイメージを持つことができました。目標点数を720点とします。得意である数学、化学、物理で9割超えを目指します。すると残りの地理、国語、英語では8割を目標にすればトータルで720点に達します。これまでそのような目的意識もなかったため満遍なく、均等に取ろうとしていました。しかし漠然としたものであったのが、今回、自分にとってしっくりくるものに変化しました。そしてこのはっきりとした点数を見ると、自分がどのように取り組めばよいのか、どのように補強すればよいのかがつかめました。この感覚を忘れずに理系教科の強化、苦手科目の補強をしていき、目標点数に届くようにしたいと思います。最後に、モチベーションの保ち方です。高く保つためには、日々の生活習慣の改善、身のまわりの環境が良好であることが必要とされます。規則正しい生活でなければ、健康管理もままならなくなります。勉強をしている環境でも周囲が乱雑では気が散る一方です。生活習慣の改善や、身のまわりを整えるというのは、自身のためでもありますし、クラス全体にも波及していくと思います。分科会で先輩はクラスのためになる仕事を率先してやった、とおっしゃっていました。それを見習って自分もクラスのためになることをしていきたいと思います。残りの半年をクラスの友人と一緒に乗り切り、いつか卒業生を囲む会で話せる先輩として、ここを巣立っていきたいと思います。

5組

 私はつい最近まで、行きたい大学も学部もありませんでした。そのためか、モチベーションも上がらずだらだらと勉強していました。周りの人達が目標を定めて、自分の道に向かって、努力をしている中で、私1人だけ「なぜそんなに頑張るのだろう」と冷めた目で見ていた気がします。しかし、私にも今ではやっと目指したいものが見つかりました。今までとは違い、「もっと勉強法を工夫しよう」、「この問題集一冊を夏休みまでに完璧に仕上げよう」などじぶんなりに勉強することに対してあれこれ考えるようになりました。この意識の変化が次の模試に反映されればよいと思います。今回、先輩方の話を聞いて、ます最初に思ったことは、「さすがに、合格するだけの勉強をしているな」ということです。当たり前のことかもしれませんが、やはり、自分の勉強法はどこか違いました。それは、今の勉強法には、どこか不足しているということです。「先輩方のように勉強できていない。次元が違う」と思いました。しかし、そう思っているうちはダメなのだと思います。むしろ、それだけやらないと受からないのが現実だと思います、合格された先輩方の体験談を、ただすごいという一言で済ましてはいけないと思います。自分の参考にして、少しでも近づけるような努力をしなくてはいけません。私は、まだ全くといっていいほど基礎ができていません。夏休みに入る前に基礎を固めなくては、間に合わないのが現状です。いま、ちょうどこの時期が私にとって、非常に大切です。各科目1冊ずつ、完璧にすると決めた教材だけをひたすら取り組むことにしました。これは私の勉強の要領がよくないためです。あれこれ手を出すと、かえって消化不良になると思いました。このように、夏休みに入るまでの身近な目標を決め、勉強することにしました。これまでの2年間、勉強をサボってきたわけではありません。しかし、やり方がよくなかったためか、学んだことがほとんど定着していなかったということに今頃気が付きました。ただ、座っているだけで、実際には頭に入っていなかったのかもしれません。もしかしたら、受験に間に合わないかもしれませんが、しかし、今やれることを最大限にやるしかありません。ただ、闇雲に勉強するのではなく、自分の何がいけなかったのか、どうすれば効率よく学習が出来るか、何が足りなかったのか、一つ一つ考えながら、今後は勉強に取組みたいと思います。これらは、先輩方の話をお聞きして、私が一番学んだことです。今更、自分の勉強法に多くの抜けがあったことに後悔しても、もうどうにもなりません。ですから、入試本番で同じような後悔をしないで済むようにしたいと思います。また、先輩方もおっしゃっていましたが、何事も楽しくやった方が良いという言葉がとても印象に残りました。自分の目指す大学のことを考えてモチベーションを上げながら、勉強を楽しめるようにしていこうと思いました。

6組


 

 私は今回、卒業生を囲む会に参加して、これまで本気で勉強に取り組んできたのかと自分に問いかけました。私は中3の頃から勉強にしっかりと取り組んできました。これは自信を持って言えます。しかし、本気で取り組んでいたのか、と言われれば確かに得意教科に時間を注ぎ込んではきましたが、苦手な教科にはある程度の努力しかしなかったと思いました。しかしながら、高1になってから苦手な教科にも真剣に向かい合い、勉強してきました。また、高2の時も勉強しなかったわけでは無いとは思っています。ただ、最近私はどんどん人に追い越されていて、本当に不安になっています。人前では気丈に振る舞っていましたが、精神的に不安定であったと思います。今までやってきたことは、全然無駄ではなかったのか、私がやってきたことは何だったのだろうかと自分に問わずにいられません。しかし、今回の卒業生を囲む会の分科会において、聖マリアンナ医科大学に在学中の先輩から「絶対に夢を諦めないで欲しい」という言葉に、私は大学に行ってやりたいことも沢山あるし、夢もあると思い直しました。それだったら夢があることを支えにして受験に向かい合おう思えるようになりました。次に、卒業生を囲む会に参加して気付いたことは、大学合格を目指し、それがどんな結果だとしても「私はもうこれ以上の努力はできなかった」とはっきり言える、後悔のない大学受験にしたいと言うことです。しかし、今の私は筑波大学の医学群の先輩が仰っていたように、ただ3年生になってしまったという感じです。勉強時間は増えましたが、意識の中では、まだ受験は遠いという感覚が抜け切れませんでした。しかし分科会において、聖マリアンナ医科大学の先輩のお話では、「浪人生は最初からとても意識が高い」と言うことをお聴きして、このままでは浪人生に負けてしまうと思いました。だからこれからは意識の上でも受験生である、と切り替えていきたいと思います。また、東大文Uに合格した先輩が仰っていましたが、最後の一秒までをすべて自分の糧になるような受験にしたい、そのためには一分一秒を惜しんで勉強に取り組もうと思います。また、最後まで自分を見失わない受験にしたいとも思いました。私は、最近自分を見失っていましたので、自分の成績よりも他人の成績ばかりに目がいってしましたが、闘うのは私自身なのだということを今回、再度自覚しました。他人の言動に左右されるのではなく、自分としっかりと向き合って大学受験に取り組んでいきたいと思います。

 

7組


 

 卒業生を囲む会に参加するのは今回が3度目でした。年の近い先輩方のお話をお聞きすることができるということで、成績を上げるために必要な何かを得たいという気持ちで毎年参加してきましたが、今年はそれだけでなく、自分の現状を振り返って不安な点を明確にしてから臨んだので、これまでよりも有意義な時間を過ごすことができましたし、先輩方のおっしゃる一言ひとことがとても現実味を帯びているように感じられました。全体会では東京大学や筑波大学に進学された先輩方や総長大賞を受賞された先輩のお話をお聞きしましたが、受験勉強に関して全ての先輩が共通しておっしゃっていたことは、基本に忠実に取り組みこれと決めた教材を完璧に仕上げることが何よりも優先すべきことであるというということです。そして、ただがむしゃらに学習するのではなく、目標を見据えて今の自分にとって確実に身につくような学習をしていかなければならないという先輩もいらっしゃいました。このとき私は、自分に身につく勉強ができていないかも知れないと思いました。しかしこのようなことは決して今日初めて耳にした言葉ではないので、頭ではわかっていても実行できていなかったということではっきりと危機感を覚えました。私には苦手科目がありますが、勉強時間が極端に短いわけではないのにいつまでも苦手なままであるのは、無意識のうちに苦手を避けてしまっていたからなのだと思います。毎日の学習時間の各教科の配分を見直すともに、苦手科目についてはどこができないところなのかを詳しく分析して重点的に取り組んでいくような学習に切り替えていこうと思います。全体会の後の分科会では3名の東大の先輩がお話ししてくださいました。分科会では高3当時にどのように過ごしていたか、お薦めの参考書、模試の結果と活かし方など、全体会よりも具体的なお話をお聞きしました。精神的なことについて、音楽を聴くなどして受験本番までの期間を落ち着いて過ごすと良い、など詳しく話してくださいました。三人の先輩方のお話のうち、特に私の心に響いたお話をしてくださった先輩がいらっしゃいました。その先輩は私の目に、他の誰よりも本気で東京大学を夢見て、本気で合格したことを誇りに思っているように映りました。そしてつらいことがあっても決してあきらめずに努力して東京大学という夢を現実にした先輩の笑顔がとても素敵だと思いました。私自身も、両親に本気かと尋ねられても自分で自分にがんばれるのかと問いかけてみても、答えはいつだって「はい」です。今の私の不安定な成績ではとても合格できそうにありません。しかし合格できるまで努力し続けたいという思いが私にはあります。そして私のこの思いは先輩の笑顔によって勇気づけられ、以前より強固なものになりました。受験まで残された時間は限られていますが、後で振り返ったときに後悔の残らない受験生活にしていきたいと思います。そして、来年の卒業生を囲む会では後輩に誇りを持って話をする機会が得られるよう、立派な結果を残したいです。

8組


 

 私は、卒業生を囲む会に参加をし、勉強に対するモチベーションがとても高まりました。私が一番印象に残った先輩の話は、学校が開いてから、最終下校の時間になるまでずっと学校にいたけれど、何が身についたか分からず、いるだけになっていたというお話をお聞きし、私も同じ状態だと思いました。平日は毎朝7時に学校に来て、朝学習に取り組み、放課後は図書館などの自習室で閉館まで勉強し、休日も図書館などの自習室で8時半から閉館まで勉強しています。いままでは、部活をやっていて、休日は9時から5時まで練習していたので、休日に長時間勉強することは不可能でした。だから、4月頃は10時間以上座っていることも大変でした。しかし、今まで部活をやっていたのだから頑張らなくてはいけないと思い、閉館期間を目標に勉強していました。終わった後は、疲れてやり切った感じがしていました。しかし、最近はその生活に慣れてしまい、あまりやりきった感じがしていませんでした。一日を振り返ってみると、その一日で自分のためになっている勉強を効率よくできていたのだろうか、あんなに時間があったのに自分はこれしかできていないのかと思うことがよくありました。10時間以上自習室に籠もって勉強していることに満足していただけだったのだと思います。だから、今日の卒業生を囲む会で先輩から○○をすれば具体的に○○につながると考えるというアドバイスをいただき、私も実践していこうと思いました。英語の場合は、単語を覚えれば、文章を読めるようになる、音読をすれば、文章を読むスピードが速くなると考えていこうと思います。また、数学の場合は、青チャートを解けばパターンを理解し、問題が解けるようになる、古典の場合は単語や助動詞を覚えれば、文章が読めるようになると考えてこれから実践していこうと思います。また、私は苦手科目を勉強していると途中で集中力が切れそうになることがあります。勉強に集中できなかったら少し運動したり、5分間寝ると良いというお話もお聞きし、私も時間を決めて、少し運動したりして、集中力を高め、効率良く勉強していこうと思います。分科会には、慶応義塾大学の先輩、早稲田大学の先輩が来て下さり、どちらも私が憧れている大学なので、お話を聞くことができて良かったです。先輩は、高3の4月から過去問を解いていたというお話をお聞きし、とても焦りました。私は基礎がまだ完璧ではないので、早いうちに完成させなければいけないと思いました。また、合格最低点から逆算して、各教科ごとに明確な目標を立てたいと思います。今回の卒業生を囲む会に参加し、一生懸命勉強し、第一志望校に合格したいと思いました。このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。

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