齋藤孝先生の講話をお聴きして

1組 Aさん

「意識の量を増やせ!」これは今回の講話で一番印象に残った、斎藤先生のお言葉です。なぜなら、同じ毎日を送っていても「意識の量を増やす」ことで、自分の行動のもたらす先が見えるようになる。そして、「これだけのことをすれば、これだけの結果が出せるのだ。」と、自分に自信を持つことができるようになるので、試験や人間関係で自分の望む結果を出すことが簡単にできるようになる、という考えに共感したからです。さらに、斉藤先生がこの言葉をおっしゃったあとに続いて私たちも大声で復唱したので、より印象に残りました。

 私は以前、斎藤先生が出版された「声に出して読みたい日本語」などの本を何冊か読んだこともあり、また、斎藤先生が講話の中でも紹介してくださっていたNHKの教育番組の「にほんごであそぼ」は毎日欠かさず見ていたので、日本語は声に出すことでより記憶に残り、声に出さないとわからない面白さを感じることができるということは知っているつもりでいましたが、今回久しぶりに斉藤先生と一緒に声を出して、なるほどそうだったなと思い出すことができました。声に出すと覚えていられるというのは、日本語に限ったことではないので、受験勉強真っ最中の今、やはり単語や熟語表現、文章などを声に出して音読することで、英語力の向上に繋げていこうと強く決心しました。受験までに覚えておかなくてはならないことは英語だけではなく他にもたくさんあるので、声に出しながら覚えていきたいと思います。

 次に「雑談力を身に付けろ」というお話がありましたが、これは本当に大切なことだと実感しています。私は幼い頃から家族と話すのが大好きだったので、今では知らない人とでも普通に挨拶をしたり世間話をしたりすることができ、そのことによる貴重な出会いも数多くありました。しかし周りを見ると、知らない人とは何も話せず、黙っていて目さえ合わせることができないという人も少なくありません。斉藤先生もおっしゃっていましたが、グローバル化の進む現代で生きていくためには「雑談力」は欠かせないと思います。これからも、自分なりの雑談力を磨いていきたいと思います。小さいころからテレビで見ていた斉藤先生にお会いすることができて、とても嬉しかったです。私たちのために貴重なお話をどうもありがとうございました。

 

2組 Bさん

 斉藤先生がおっしゃったことで、最も心に残ったことは、「意識の量を増やせ」ということです。意識の量が足りないから、小さなミスをしがちになったり、周りに気を配りことができなかったりすることがあるということでした。意識の量が増えると、余裕ができて、冷静に自分の行動を決定することができるそうです。私は、勉強で計算ミスなどのケアレスミスをすることや、日常生活でもうっかりしてしまうことがあります。やはり、それは意識の量が足りないからだったのだと思いました。どうして意識の量が足りなかったのかというと、それは自分の周りを見て吸収しているつもりでいて、ただ受け流してしまっていたからだと思います。例えば授業中に、先生の話を聞いて真面目に授業を受けているつもりでいましたが、その自分が受けた授業を再現できるかというとなかなか難しいと思います。齋藤先生は、人の話を聞くときに、その後に自分が再現するつもりで聞かないと、人の話を聞いたことにならないとおっしゃっていました。この、「人の話を後で再現するつもりで聞く」ということは実践していきたいと思います。これも意識の量を増やすということの一つです。高校生活の限られた時間を、意識の量を増やすことで密度の濃い時間にできるようにしたいです。

 それから、今回の講演会では聞く側が発言する場面が何度もありました。自分から手を挙げて発言する人がたくさんいて驚きました。江戸取生は皆の前で発言するのはあまり得意ではないイメージがあったからです。同じ学校の人が、皆の前で発表しているのに感心するだけではなく、私もそういうことをできるようにならなければならないと思いました。これから大人になって仕事をしていく上で、大勢の人の前で自分の意見をはっきり言えるということが大事になると思います。学生のうちから皆の前で発表する練習をしておいたほうが良いと思うので、機会があれば積極的に発表をしたいです。

 

3組 C君

  僕は今回、齋藤孝先生の講演会に参加して、様々なこと、特にコミュニケーションの大切さについて学びました。まず始めに「意識の量を増やす」ということがとても大事であると今回の講演会で実感しました。僕はこの言葉を先生が覚えるつもりで大きな声で言う、とおっしゃってその通りに大きな声で復唱したため、とても印象に残りました。さらにその後、あの広い大ホールで高等部生全員の前で発言するというとても希少な経験をし、復唱したみんなの声を聴くということで絶対に忘れることが無いだろう、と思うくらいまでに印象に残りました。あの時、千人超の人が一体となり、自分に向かって飛んできた発言はとても強烈で、言葉の力に改めて気づかされました。

 次に、英語で積極的にコミュニケーションをとることの楽しさに気づかされました。もともと僕は英語が苦手で、好きではありませんでした。しかし今回、簡単な英語から会話を始めて、それをどんどん膨らましていくという会話方法はとても面白く、興味深いものでした。日本人はシャイな人が多いですが、あのような方法で会話術を鍛えていけば、グローバル化が進むこの世の中ですから、今まで以上に世界へ羽ばたいていく日本人が増えていくのではないかと思いました。

 三つ目に、複数の人数が集まったグループで意見を出し合って何かを作り上げるということの面白さも感じました。今回、「江戸取のマスコット」を考えてみるという題材で話し合いましたが、その一つの題材でも、とても周りの友人との会話が盛り上がりました。江戸取の学校目標は「心豊かなリーダーの育成」ですが、就職して社会に出て、リーダーとなる時は「指示待ち人間」ではなく「指示出し人間」とならねばなりません。会社に入ってリーダーとなる人々は企画や運営を行うのであると思いますが、そういったところに活きてくる話し合いができたと思います。普段から今回のようなことを定期的に行っていけば、社会に出てから必ず役に立つ日が来ると思いました。

 このように、今回の講演会を通して様々なことを学びました。これからの生活において、まずは「意識の量を増やす」ということを、意識をもって行なっていきたいと思います。

 

 

 

4組 D君

  僕は、齊藤先生の「日本語力とコミュニケーション力」の講話を聞いて、「本当の」コミュニケーション力について色々考えました。まず、「本当の」コミュニケーション力とは何か、ということです。将来、自分が社会人となって相手と話す時、自分の知っている知識などをただ単に相手に伝えていくだけでは、相手とコミュニケーションが取れているとは言えません。自分の力知識をひけらかしている、一方的に相手にものを言っているからです。相手とコミュニケーションを取る、ということは自分の考えを相手にも理解してもらい、それに関してしっかりと意見が交わせるということです。そのためには、まず初対面の相手とも気軽に意見が交わせなければなりません。そのための話題の作り方などを講話で教えていただきました。どのような話題の振り方をすればよいのか、どのようにすれば相手に共感してもらえるか、何人かのグループで話をする時、全員がしっかりと話せるようにするには、どのような話題でいけばよいのかを学びました。これらは、社会に出てからだけでなく、学校生活においても必要なことです。総合学習などのグループ学習の時に異性と一緒だから、というだけで話し合いに参加できないようではとても困ります。自分から話題を振っていくような勢いでなくてはいけません。そのことを自覚し、これからの学校生活、さらには社会に出てからも全くの初対面の人ともコミュニケーションをとれるようにしていこうと思います。

 次に、声についてです。いくら自分の強い主張があったとしても、それをボソボソの小さい声でしゃべられては、どのような主張なのかが一切伝わりません。また、相手が聞こえるか聞こえないかの小さな声でボソボソと話したら、聞いてる側としてもよく聞こえないばかりか、次第にイライラしてきます。これは、たとえどのような良いことを話したとしても、相手に賛同してもらう可能性は限りなくゼロに近く、せっかく行った仕事が水の泡になってしまうこともあります。主張する、という意味の英単語insistsistは語源的にみると、stand、立つというところからきているようです。自然と立って言うような勢いで、相手に自分の感情ごと伝わるように、を目標として努力していきます。

 今回の講話をうけて、コミュニケーション力というものがどれほど大事なものかがよくわかりました。知識だけの人間になるのではなく、自分の意見をしっかりと伝えられるような人間になっていきたいです。

 

5組 E君

 見ず知らずの他人や、立場や考え方の違う人と少しの時間で距離を縮めるためには、「会話」は欠かせません。例えば、相手は何が好きなのか、どのようなことに興味があるのかというようなことを、お互いが知るということは、人間関係を作り上げる上で効果的な方法だと思います。そのようなコミュニケーションをするときは、受け身になるのではなく、自分から話すことが大切だと感じました。自分の好きなことについて、2人ペアになって話すという課題が出されたとき、僕は違うクラスの全く知らない人とペアになりました。最初は、全く話すことが出来ませんでしたが、思い切って自分のことを話すと、その後の会話がとてもスムーズになりました。お互い相手が話しし始めるのを待っていると埒があかず、自分から一歩近づくことで相手との距離も縮めやすく、楽しくコミュニケーションできるのだと思います。齋藤先生のお話を聞いて、他者とのコミュニケーションにおいて、雑談力はとても重要だと感じることが出来ました。日常の何気ない会話は社会の中でその環境を作り上げる一つの要因ではないかと思います。日々、私達は、友人や家族、近所の人と何気なく会話をしています。その話は必ずしも重要な内容ばかり含んでいるわけではありません。しかし、お互いが仕入れた話を話す、例えば、こんなことがあったらしいという情報交換が行われます。それによって、互いに新しい考え方を見つけることができ、知識が増えるということに繋がる可能性があります。つまり、雑談をすることで日々、人は成長できるのです。

 また、同じ話題でも、人によって言い方は様々ですから、話している時の表情や、聞いているときの相槌などの反応、態度によって様々な評価を受けます。面白い話をすることで評価されることもありますが、一緒に話をしていて、楽しいと思える雰囲気を雑談の中で作る人がより高い評価を得られるのではないかと思います。その高い評価を得るためには、いかに何気ない話を切り出せるかということと、どれだけきちんと話を聞くことが出来るかという2つことが重要になってくるのだと思います。相手の話をどのように聞いているか、興味があるのか、つまらないと感じているのか、そのような心持ちは相手にも必ず伝わっているはずです。もし、つまらなさそうに聞いていると思われれば、相手も喋りたくなくなるでしょうし、その場の雰囲気も悪くなってしまいます。しかし、頷いたり、相槌を返せば、会話は寄り弾みます。初対面の人とも打ち解け、良い人間関係ができると思います。相手が聞きたいと思うこと、知りたいと思うことを考えて話すことも必要だと思います。今回の齋藤先生の講演は、これまでになくアクティブで楽しいものでした。今後の生活に於いて、大変ためになるものでした。

 

 

 

6組 F君

 私は齋藤孝先生の講演会があるのを知って、前々から楽しみにしていました。先生の著書である。「若いうちに読みたい太宰治」や「齋藤孝の一気に読める!偉人伝」は父が持っており、近いうちに読んでみようと思っていました。講演会の前に配られた資料を読んでみると、齋藤孝先生の著書の内容がいろいろと書かれていて、とても興味がわきました。斉藤先生はこういう本を書いているのだと感心しました。特に、齋藤孝先生の「質問力」の理量にあった一文で、相手に話させる能力については興味深く感じることができました。実際に講演を拝聴すると、講演においても齋藤孝先生はコミュニケーション力について話しをされていて、相手、特に知らない相手と如何に上手に対話するのかについて仰っていました。質問の上手な人は、相手の苦労や積み重ねてきたものを掘り起こすような質問をする事によって、少なくとも相手にとっては深まった話ができた印象になると仰っていました。一番私の印象に残ったのは、「言葉に必要なものが何であるか」ということを仰っていたときです。相手に伝えるために一番必要なのは言葉ではなく、伝える意志だと先生は表現されていました。英語で回りの人と対話、自分の好きなものを紹介してくださいと言われたときはとても焦りました。しかし、先生は「大事なことは難しい英語ではなく、コミュニケーション力なのだと」仰っていました。私はその言葉を聞いて自信が沸いてくることを感じました。

 今回、江戸川学園取手に齋藤孝先生が来ていただいたことは非常に価値ある出来事だったと思います。少なくとも私はとても多くのことを学びました。これからの社会において、真面目で内気な人間であり続けるより、自分や周りの意見をしっかり聞ける齋藤孝先生のような人間になりたいと思います。