「津田真理とN響の仲間たち」
    のコンサートをお聴きして

3組 

 今回、私はN響と津田真理さんの演奏 をお聴きしました。
 最初の演奏はアイネ・クライネで、皆がよく知っている曲でしたが、本当にきれいな演奏でした。たった五人による演奏であったにも関わらず、とても重厚感のある音楽で、楽しんで聴くことができました
私はどちらかというと高音よりも低音の方が好きなので、コントラバスの音が聴いていてとても心地よかったです。N響の方が説明で、ヴィオラやコントラバスは重要な裏方であるとおっしゃっていましたが本当にその通りだと思います。私は吹奏楽部に所属し、トロンボーンを演奏していますが、トロンボーンは中低音というくくりにあり、きざみや伴奏などの裏方をすることがよくあります。最初の頃は裏方であるのをつまらないと感じたこともありましたが、裏方の重要さに気づいてからは自分のパートにとてもやりがいを感じるようになりました。今日の演奏の土台をつくっていたとも言えるコントラバスは本当に素敵でした。私も部活の演奏であのようになりたいです。
 また、津田さんを交えた演奏も本当にすごかったです。自分の役割を理解した上で演奏をしているため音のバランスがとても良く、また、弦楽器にピアノが加わることで迫力も増していて、聴いていてとてもわくわくしました。また、曲を聴いていると様々な情景を思い浮かべることができ、楽しかったです。
 今回のN響と津田さんによる演奏は、聴く者を心の底から楽しませてくれるものでした。今度の演奏会で、私もこのような演奏をできるように頑張りたいと思います。
 

5組 

 今回のコンサートは本当に楽しいものでした。私はピアノを習っていたのでピアノのことはよく分かりますが、バイオリンについては全く分かりませんでした。ですが、今回のコンサートに来て下さった方は、最初に楽器の名前から音色まで教えて下さり、その後も聞いていて楽しむことができました。また、今回はもともと知っている曲がほとんどでした。
 1曲目からとても有名でなじみのある曲で、聴き入ってしまいました。2曲目は落ち着いた雰囲気の曲で、低音の曲でした。3,4曲目と続けて演奏を聴いて、たった4つや5つの楽器でこんなにもそれぞれ印象の違う曲を演奏できてしまうのかと、当たり前のことかもしれませんが、とてもすごいと思いました。よく聴いていると、どんな印象を伝えたい曲なのかということが、何となくですが、分かった気がします。5曲目はついに待ちに待ったピアノ演奏でした。本当にただただすごいと思いました。ショパンの難しい曲を、とてもなめらかにきれいに弾いていて、思わずひきこまれてしまいました。
 プロのピアニストはこんなにも、いとも簡単そうに弾いてしまうのかと、感動でした。とても憧れました。最後に、すべての楽器での合奏でした。楽器が多くなると迫力があります。アンコールの曲では手拍子もありとても楽しく聴けました。今回のコンサートで、ピアノ以外の楽器にも興味が沸いてきました。また、クラシックを聴いてみたいと思います。
 
7組 
 僕は今回の演奏をお聴きして、クラシック音楽の新たな一面を見つけることができました。
 
これまで江戸取で何度もすばらしい演奏をお聴きしてきましたし、僕もピアノを習っており、クラシックを弾いてきました。ですが、これまでの僕の中でのクラシック音楽には、時代的にも古いので、どうしても堅苦しいイメージがありました。しかし今回の演奏で、そのイメージは完全に打ち壊されました。
 最初の曲、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を聴いた瞬間に深く感動しました。さまざまな場面でよく耳にする大変有名な曲ですが、聴き慣れた曲だからこそ、実際の楽器の音で聴いたときの感動は格別なのだと思いました。聴いた曲一つ一つ、雰囲気が違い「演奏者はほとんど変わっていないのに、ここまで曲調を変えることができるのか」と感激しました。
 そして、一番感動した点は、演奏されている皆さんが楽しんで演奏されていたということです。
 まさに、【音】を【楽】しんでとおっしゃったのがとても印象的な光景でした。
 音楽において、演奏技術や表現力なども重要だとは思いますが、一番大事なことは楽しむことなのだと思いました。これはクラシックだけでなく、あらゆるジャンルにおいて当てはまると思います。今回の演奏会で、音楽の本当の楽しみ方をあらためて学ぶことができましたし、そんなすばらしい演奏会に参加できたことに深く感謝したいと思います。ありがとうございました。
 
8組 
 今回のコンサートは津田真理さんと五人の弦楽奏者によって行われました。それぞれの楽器は、津田真理さんがピアノ、木全利行さんと森田昌弘さんがバイオリン、小野富士さんがヴィオラ、藤村俊介さんがチェロ、佐川裕昭さんがコントラバスでした。
 曲は有名なものばかりで、とても耳に心地が良かったです。一曲目を演奏した後、少し解説がありました。その内容は、クラッシックは楽しむものだ、ということでした。固苦しく聴くのではなく、リラックスして、楽しんで欲しいとのことでした。
 全部で7曲の演奏でしたが、2つ目の曲は、ヴィオラとコントラバスだけというもので、低めのゆるやかな曲調がとても珍しく、心地良かったです。3曲目の、プリンクプランクプルンクという曲は、軽やかなメロディーで、気持ちがはずむようでした。途中で、弦をはじく以外にも、ピアノや楽器の側面、あるいは声など、色々な音が丁度よく入りとても楽しかったです。 4曲目のエレジーとポルカは、ソビエト時代の悲惨な様子と、少し半狂乱な楽しさがとても感じられて、胸にくるものがありました。
 その後の津田真理さんの弾いたピアノは、とても美しく魅せられました。最後は、皆の知っている曲で締めましたが、皆手拍子で盛り上がり、楽しむことができました。クラッシックで楽しむことができたのはこれが初めてです。また楽しめたらいいなと思いました。
 

10組 

 今回、「津田真理さんとN響の仲間たち」コンサートをお聴きして一番感じたことは、オーケストラの曲でも意外と身近に存在しているということです。
 1曲目は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でした。この曲はモーツアルトが作曲していて、食事の際のBGMとして作られた曲だそうです。モーツアルトの数ある作品の中でも最もポピュラーな楽曲として紹介されていましたが、確かに私も聴いたことがありました。この曲は私にとって聴くと少し寂しい気持ちになる曲です。小学生の頃、掃除の時間の合図や大きな休み時間の時は普通のチャイムではなく、クラッシックといわれるような音楽がかかっていました。そして今回、最初に演奏されていたこの曲は、昼休みの終了を知らせる音楽でした。給食が終わり、楽しい昼休み。昼休みの後は掃除の時間だったのですが、週に一度だけ掃除がなくて、昼休みの時間が2倍になることがありました。その日にその音楽が流れると、自分だけではなく他の友達の顔もいつもより悲しそうに見えたことをよく覚えています。この曲のように今まで堅苦しいと思っていたクラッシック音楽は、実は身近なものであることが分かりました。聞いたことがある曲、知っている曲が沢山ありました。その中でも特に心に残った曲は、ショパンの幻想即興曲です。メロディーだけでなく、ピアノを弾いていた津田真里さんの表情の変化も印象的でした。
 今回、このコンサートを通してクラシック音楽をとても身近なものとして感じることができました。Jポップと呼ばれるような音楽はよく聞いていたけれど、クラッシック音楽は音楽の授業くらいでしか聴く機会がありませんでした。演奏の途中の曲紹介の話の中にあった「音楽という字は『音を楽しむ』と書く」。この言葉が印象的だったのですが、この言葉の意味が少しわかったような気がしました。Jポップだけでなく、様々なジャンルの音楽にも興味を持って、聴いてみたいと思いました。