創立記念講話をお聴きして




1組


  A.O さん

 江戸取は今年で開校
37年目です。江戸取の卒業生の数はもうすぐ2万人を超え、私の目指す医学部へ進学した先輩方も数多くいます。私はあと一年で卒業です。先輩方の後に続けるように、さらに、先輩達を超えていけるように努力しようと思います。紫峰舘などで、また電車の中など思わぬ所で江戸取の卒業生、在校生の関係者の方にお会いすることがあります。そんな時、江戸取に改めて誇りを持ってもらえるような生活を心がけようと思います。
 今回、校歌の意味などについてはじめて知りました。とても美しい歌詞だと思います。また、江戸取生としての自覚のわいてくる歌詞だと思います。誇り高く、高らかに、歌い上げることができるように心がけたいと思います。
 今年は江戸取小学校が開設しました。毎朝守谷の駅前で小学生がスクールバスに乗るのが見えます。紫峰舘ではチャーハンを食べに来てくれた小学生もいます。良いお手本となれるように心がけたいと思います。
 小学校開設、双方向授業、いろいろなことが新しく取り入れられています。江戸取が常に進化していることを感じます。江戸取の進化の一部となれるよう努力したいと思います。

 江戸取の特徴である道徳の授業、心力・学力・体力の心力の部分は、いろいろな場面で役に立ちます。また、挨拶をする習慣も役に立ちます。江戸取で自然と身に付けたものは、どれも社会で生きるうえで大切なことだと思います。実際そういったことを江戸取入学以前はできませんでした。また、高等部で医科コースに入学してから、時間の使い方が分かってきたように思います。
 先日のウォークラリーでは、前を歩く35期の先輩方の姿を見て、力強さを感じました。医科コース生が夏休みのチュートリアル学習などでお世話になっている先輩方です。身近な先輩から学べることがたくさんあります。もうすぐ36期が最高学年となります。高等部の3年生は受験もあり、やはりこれまでとは一味違った学校生活になると思います。後輩にしっかり背中を見せられる先輩になろうと思います。 普段、意識しないと忘れてしまう、いかに恵まれた環境で勉強しているのか、といった事や江戸取の誇りを改めて実感することができました。江戸取の先輩方に続けるよう、江戸取生として誇りを持てるよう努力したいと思います。また、お手本となる先輩、憧れを持ってもらえる卒業生となれるようにしたいと思います。
 今の時期は少し気が緩みがちです。もうすぐ中間テストもあるので、しっかり気を引き締めて学校生活を送りたいと思います。




2組


  A.I さん

 今回行われた創立記念講話では、竹澤校長先生ならではのお話を聞くことができました。特に校歌を作ったときのお話は始めて聞いたのでとても興味深かったです。

 校歌の歌詞を作って下さった方が学校を見学に来た後に送って下さった手紙で、学校の周囲の自然や、学校から見られる風景を褒めて下さったと聞いて、私は確かにそうだなと思いました。
 私は、江戸取から見られる風景が好きです。夏場はかすんでしまって見えないことが多いですが、特に今の時期は空気が澄んでいるので最近できたスカイツリーはもちろん、富士山もくっきり見ることができ、また、利根川の上流の方を見ると埼玉の山々も見ることができます。夕方になると、夕焼けが毎日違う色で、うろこ雲とともに空を彩ってくれます。実験棟に真っ赤な夕焼けの光が差し込んで、校舎を赤く染める風景は、思わず写真を撮りたくなってしまうほど綺麗です。自分が住んでいる所ではなかなか見られない景色が江戸取では見ることができます。
 最近行われたウォークラリーも江戸取が今の環境にあるからこそできるものだと思います。そういった自然豊かで、視界を大きく遮るものがない河川敷にある中で勉強できるのは、江戸取の売りの一つだと思います。都心の学校など敷地の狭い学校ではグラウンドや体育館などが小さいことが多いですが、江戸取は、グラウンドが学校側に二つ、さらに土手の向こう側にもグラウンドを持っていて、体育館は二つもあります。しかも、この他に広くてスタンドグラスが印象的な食堂や本格的な公演ができる講堂もあります。こうしてみるととても恵まれた環境にいるという実感が湧いてきます。
 また、江戸取では、先生たちが分かるまで本当に親身になって教えて下さり、時には、今ある知識をさらに増やすために、発展的な内容まで教えて下さいます。最高の状態で勉強できるように朝の早い時間から夜の遅い時間まで一生懸命に私達をサポートして下さいます。外も内も勉強するにはこれ以上ない素晴らしい環境だと思います。
 他に校歌の中には、「世界を築く礎」や「時代を担う若人」など、今、世間で課題となっていることが歌詞で歌われています。特に近年グローバル化は、小中高、そして大学といったすべての学校で重要な課題となっています。グローバル化を創立初期の頃から意識して、教育に取り組んでいたというのはすごいと思います。
 この講話を聴いて、いかに自分は恵まれた環境にいて、最高の状態で勉学に励むことができる場所にいるのだということを改めて認識しました。この環境を自分の為により上手く活用できるようにしていきたいと思いました。




3組


  M.O さん

 今回の創立記念講話をお聴きしたことによって、私は、日頃の生活で忘れかけていた校舎の大切さや学校への愛情、そしていつも私たちのことを温かく見守って素晴らしいご指導をしてくださる先生方への感謝の気持ちを改めて感じることができました。
 私たちが毎日当たり前のように通っている校舎ですが、今から36年も前に建てられたもので、今までに34年分もの卒業生を輩出しているなんて、なんて歴史があってすごいものなのだろうと思いました。また、そんな学校に通えていることは、とても誇らしいことだと思いました。中等部校舎、高等部校舎ともに毎年少しずつ工事をしたり定期的に検査をして新しくしたりしていますが、それは私たち生徒が気持ちよく快適に過ごせ、学習に励めるようにという、素晴らしい配慮であり感謝しなくてはならないことだと思います。
 そして私は、私たちが学校に感謝の気持ちを伝えるためには何ができるだろうと考えてみました。それはやはり「校門の一礼をしっかりとする」ことだと思います。学年部長の時崎先生が「高等部36期生を一番校門の一礼ができる学年にする」とおっしゃっていたのがとても印象的で、今でも覚えています。私も、それはすごくいいことだと思っていますし、もちろん実践しています。朝、学校に入る前に一礼をすると「よし、今日も一日頑張ろう」とやる気がでます。私は最近、平日は12時間、休日も8時間ほど学校にいて学習に取り組んでいるのですが、登校するときは「今日も一日よろしくお願いします」の礼、下校するときには「今日も一日ありがとうございました」という気持で礼をしています。江戸取に在学しているすべての生徒がみんな、感謝と江戸取生としての誇りを忘れずに生活すれば、江戸取はもっともっとよりよい学校になると思うし、それをしていくのは私たち自身だと思います。
 ちょうど後数ヶ月で私は高3生になるので、後輩達のよい模範となるよう振る舞いたいと思います。今までもそのようにして先輩方から江戸取の「伝統」を受け継いできたのだと思うので、私たち36期生も今までの伝統を引き継ぎつつ新しい伝統を作って後輩達に伝えていけたらと思います。そして、毎日学校に通えていることを当たり前と思わずに、先生方だけではなく両親にも感謝の気持ちをしっかりと伝えようと思いました。




4組


  T.S 君

 私は創立記念講話を中1、高1のときにお聴きしたので、この講話をお聴きするのは3回目になります。高等部2年生になり半年が過ぎた今、勉強や部活によりいっそう力が入る中で先生方や友人たちのサポートに勇気づけられ、その力の有り難さをひしひしと感じています。そのため今回の講話は、過去にお聴きした2回の講話とテーマは同じですが、高等部2年生として改めてお聴きすると、校長先生の言葉の11つがまた違った重い響きを持って深く心に届きました。
 この講話をお聴きすると、自分自身のことをただ単に個人としてではなく、江戸川学園の生徒の1人として客観視することができ、いつもは当たり前だったことを再認識することで、新しい発見をしたり学校に対する感謝や本校生としての自覚を再確認することができました。
 講話の内容は江戸川学園の歴史や信念についてが主でしたが、その中から先生方の努力や苦労として熱意が伝わってきました。江戸川学園の歴史を振り返り、創立してから経った年数や合格実績など、そんなただの数から何か大きなものを感じます。先生方の熱い思いや先輩方の輝かしい実績、そしてその影に隠れた数々の苦労や惜しみのない努力によって江戸川学園の伝統が繋がれてきたことを考えると、私も同じ学校の生徒としてとても身の引き締まる思いがします。
 また、江戸川学園の環境についても一通り確認することができました。そうしてみると、今私が利用している本校の施設やシステムがいかに自分にとって役立っているか、いかに恵まれているかということを改めて感じ、日々感謝しなければいけないと思いました。
 このように江戸川学園について改めて確認すると、私がどれほど大勢の人に支えられ、その努力と実績の上に立っているということがよくわかります。その上で自分自身を振り返ってみると、最近の私はとても怠けていて、まだまだ努力が足りないように感じます。なにより、日々私たちのためを想っている先生方や江戸川学園の素晴らしい実績を残してきた先輩方、そして横を見ればいつも一生懸命に頑張っている仲間たちのことを想うと、自分が怠けていることが申し訳ないし、もっと頑張ろうと想えます。先生たちの想いや期待に応えたいし、先輩方の実績に恥じない成果を残して後輩へと繋いでいきたい、そして仲間たちと励まし合いながら切磋琢磨できたらいいなと想います。
 江戸取生としての自覚と誇りを持つとは、本校の歴史と大勢の人の想いを一身に背負うことだと私は考えます。そして本校生として恥じないよう、胸を張って日々努力して参ります。そしてこの覚悟は卒業後も持ち続け、江戸取OBとして立派な大人になりたいなと想いました。




6組


  A.K さん

 私は今回の講話を聴き、改めてこの学校に入学できたことを嬉しく思いました。校長先生のお話になったえどとりの歴史は長く受け継がれてきたものであり、その様な中36期生として通学できていることを誇りに思うと共に、先輩方のようにそれに見合う努力をしていかなくてはいけないと改めて思いました。
 学習面では、夏の勉強合宿を通して、1日の生活リズムを作ったり同じクラスメイトと一緒に頑張り続けることの大切さや達成感を味わうことができました。また、卒業生を囲む会では、もう受験に向けて勉強していかないと手遅れになるという危機感と、先輩方と今の私を比べたときの努力の差に圧倒され、私も今からやらないと間に合わないんだということをすごく思い知りました。そう思うようになったのも、多くの場面で先生方や先輩方の言葉があるからだと思いました。
 生活面では、朝学習や放課後の課外があり、朝から放課後まで勉強できる環境が整っているので活用しています。朝学習は高等1年生の時から、学校がある日は毎日来ています。決まった時間に家を出て、学習をするという生活のリズムができたと思います。放課後の課外についても復習をしてから取り組むようになり、より学習内容を理解できるようになりました。多くの方に「もう受験生と変わらない」と言われてから、少しずつ変わっていかなくてはならないと思うようになり、努力するようになりました。
 部活動に関しても、今年の3月に先輩が引退してから自分たちの代になり、この間の紫峰祭を無事に終えることができました。やっと慣れてきた部活動も来年の3月には私たちが引退すると考えると、1年はすごく短かったと思いました。先輩から教わったことを後輩に受け継いでいくことの難しさと責任感を改めて実感しました。
 自分たちの学年を越えて先輩方や後輩と活動できる時間はすごく楽しいし、上手くいかないこともありますが、その時に助けてくれる存在が先輩・後輩・同級生を問わず沢山いてくれて心強いと思いました。また、活動以外の場所で会ったときもすごく親近感があります。これも部活動に入ったことで味わえることの1つだと思いました。さらに、部活動だけでなく、他学年と交流できる場面が多くあり、その度に新たな交友関係を築く機会があるということを、これからも大切にしていこうと思いました。
 最後にこれからはさらに勉強が難しくなり精神的に辛い時期が来ると思います。その時に1人で耐えられないときは、友人と支え合い、切磋琢磨し合いながらお互いに成長し、乗り越えていこうと思いました。これまでのえどとりで築いてきたものを無駄にしないように過ごしていこうと思うと共に、受け継がれてきた伝統や新しくなっていく江戸取に劣らない努力をしていこうと思いました。




9組


  S.N さん

 今回の創立記念講話で今までと大きく違った点は今まで中学1年生と高校1年生だけがお聴きしていたのにも関わらず、今回は中高6学年全員がお聴きしたことです。私はこのことに先生方の気持ちが強く伝わってきました。先生方のその気持ちに対して、私がどう応えるかで私の将来が決まると想います。自分のためにも精一杯努力し、その期待に応えられるようにしたいです。
 私が周りの方々からの江戸川学園取手という学校についての話で少し印象深かった話が1つあります。それは私が中学3年生の時でした。帰りの電車の中で高校1年生になったら医科コースへの進学を考えているかどうかについて友達と話をしていました。そうしたら隣に座っていた方に「お医者さんになりたいのであれば、この辺りだと江戸取レベルじゃなきゃ無理だよ」と言われました。そう言われて自分たちが思った以上に大きな声で話していたのかと反省した一方、そう言われるだけの実績ある学校に通っていることに誇りをもちました。後で同じ車両で近くにいた別の友達にそんなに大きな声で話していたかどうかを確認したところ、わりと近くにいたにも関わらず、聞こえなかったと言われたので少し安心しました。この出来事以降、電車内で話す時の声の大きさ等にはより一層注意することにしています。その声をかけてくれた方からの江戸取は医者になるという夢を叶えることができる場所といった思いを裏切らないようにできたらいいと思っています。残念ながら私には医者になりたいという夢は無いので、その夢を持っている友人を応援したり、医者以外の夢も叶えることのできる場所として実績を残せるように努力していきたいです。
 私が江戸取に通いはじめてすでに5年が経過しようとしています。この5年間で身についたものとしてまず校門での一礼があります。最初は正直に言えば一礼するようにと言われたからやっているという部分が大きかったのですが、今ではすっかり習慣となっています。長期休暇明けの登校日にしっかりまた学校生活を送ろうと思うのも校門で一礼する時です。私が校門での一礼を習慣化することができたきっかけとして、車で出勤される先生方が止まって礼をされている姿を見たということがありました。注意して見るといつもどの先生でも実践されていることがわかりました。その姿に自分もしっかりやろうと思ったことを覚えています。これからもしっかりと続けていきます。
 115日の創立記念日を普通の休日ではなく、有意義な一日にしたいと思います。自分を見つめ直し、行動を改めるよい機会にしたいです。