エマーソン弦楽四重奏団の感想

1組 

 エマーソン弦楽四重奏団の演奏を聴いて、歌詞の無い音楽にも心を突き動かす力があるという事に衝撃を受けました。私がよく聴く曲はほぼ全て歌詞があり、その歌詞に共感したりしてその曲を好きになります。ですから弦楽を聴いてわくわくしたり、興奮している自分自身にも驚きました。

 まず、一番はじめの音が耳に入った瞬間、背筋がゾクゾクし、リラックスしていたはずなのに緊張感さえ感じました。グラミー賞やグラモフォン賞、エイヴリー・フィッシャー賞の受賞や世界からの評価から、音楽家として一流の中の一流であることは知っていましたが、想像以上の迫力でした。だんだんと客席側に迫ってきているような錯覚に陥りました。また、自身の演奏を磨くだけではなく、学生への指導にも積極的であったり、音楽に対する真摯な姿勢に感動し、心から尊敬しました。技術だけでなく心で演奏をしているから、聴いている人の心をわしづかみにしているのだろうと思います。

 音楽を含む芸術は、生まれ持った才能やセンスも必要ですが、あらゆる人々に評価されたり、名誉ある賞をもらうまでの道のりは、決して並大抵の努力ではまかなえないものだと思います。ですから音に重みや表情があり、歌詞がなくても人にメッセージを与えているように感じられました。質の高い音楽に触れることで自分を見つめ直し、心にゆとりが生まれました。この経験を励みに、より高い目標の達成へ向けて努力をし続けたいです。

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        4組 

私は今回のコンサートで音楽の素晴らしさを知りました。私は音楽関係にあまり携わったことがありませんでした。しかし、この江戸川学園に入学してからたくさんの音楽と触れ合ってきました。その中の一つでもあり素晴らしかったです。私が聞いたことのない楽器の音を聞くことができ、普段このような系統の曲を聞かないので新鮮な感じがしました。今回お聞きして自分が今まで聞いてこなかった曲を聞いたり実際に弾いていただいたものを聞いたりすることがこんなにも楽しいことなのだなと思いました。私にとって音楽というものがどういうものなのかということを改めて考えさせられるきっかけともなりました。私にとって音楽とは人に楽しみを与え新鮮な感じにさせ穏やかなものだなと思いました。私がお聞きした曲は激しくなったり強弱などがあったりして音楽のことを全然知らない私にとってはこんなこともできるだという感動もありました。今回のような機会はあまりないのでとてもいい経験になりました。音楽と触れ合わせていただいたこととても感謝しています。また聴いてみたいです。私は歌うことが好きなので音楽とは多少の関わりはありましたが、曲の種類、作曲した人、何時代にできたかなど考えたことは、あまりありませんでした。しかし、今回いろいろと知ることができて興味を持つことができました。本当にいろいろなことをお教えいただいて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。エマーソンさんが弾いてくださった音楽の曲にとても魅了されました。関わりのなかった音楽を目前に見ることができて本当に良かったです。1年に一回ほどしかないこの機会を最近すごく楽しみにしていました。どんな曲を聞けるのかなと思っていました。聞いているとき穏やかな曲想になったり、静かな曲想になったりと変わっていき、集中してお聴きすることができました。弾いてくださってありがとうございました。

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5組 

 音楽を好きな私にとって、今回のエマーソンの演奏はとても心に染みる演奏でした。はじめはモーツァルトが始まったとき、聴いたことがない曲で、すごく新鮮な気持ちで聴くことができました。

 私はチェロの音色が大好きなのですが、ショスタコーヴィチ作曲の弦楽四重奏曲十四番は、第1、2楽章でチェロのソロが中心で、あの重くも繊細な音色に酔いしれてしまいました。素晴らしい演奏がこんなに身近に、さらに学校で聴けるということは、とても良い環境に恵まれていると実感しました。今回、弦楽四重奏を生で聴くのは初めてだったので、さらに弦楽に対する興味が深まりました。音楽をあまり聴かない人、クラシックをあまり聴かない人にもこれを機会にもっと音楽に触れてほしいです。

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 7組 

 私はこれまで、弦楽四重奏についてさほど詳しいことは知りませんでした。今回実際に演奏を聴いてみて、いくつか新たに知ることができました。例えば、私はチェロといえば低い音が出るものだとかり思っていましたが、曲中では私の想像以上に高い音が出ているところもあり、チェロは私が思っていたよりも音域が広いだと気付きました。

 また、演奏面についても、細かいリズムのところから一音を全員で合わせなければいけないところまで、4人の息がぴったりと合っていて、その正確な演奏に感動しました。「音楽は心のハーモニー」とよく言われますが、演奏を聴きながら4人心が通じ合っていることがよく分かりました。演奏者同士が演奏中にアイコンタクトを取りながら、笑顔で演奏しているのを見て、この人達は今楽しんで演奏しているに違いないと思い、聴いている私まで楽しくなりました。楽しいだけではなく、弦楽器のまっすぐな一本の線のような音色が3つの楽器で、4人分折り重なって美しくて、とても感動しました。このように、演奏者の楽しいと思う気持ちが、聴く側に伝わって、感動を与えることができるというのはすごいことだと思いました。4人の演奏者の心が一つなのはもちろんのこと、聴衆の心も一つになって、心から奏でるハーモニーになっているのだと思います。エマーソン弦楽四重奏団の演奏をいつかもう一度お聴きしたいです。

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        8組 

6月18日にエマーソン弦楽四重奏団が僕たちの学校に来て下さいました。毎年、素晴らしい音楽家の方が来て下さるので、今年も楽しみにしていました。今回のコンサートで初めてエマーソン弦楽四重奏団を知りました。1976年に結成し、グラミー賞を8回、グラモフォン賞を3回、エイヴリーフィッシャー賞を受賞しているそうです。

 演奏が始まると僕はとても良い気分になりました。第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロという弦楽器によって奏でられる音楽に、僕はとても気持ちが良くなりました。演奏の中心的存在であったバイオリンが、とても音色が華やかで表現に富んでいたという印象です。それにビオラ、チェロが組み合わさり、とても聞いていて心地よい演奏でした。このような素晴らしい演奏をしに僕たちの学校に来ていただいてとても嬉しく思います。

 僕は音楽には人の心を動かす力があると思います。心に染みて涙を流したり、頑張ろうと思ったり僕はします。音楽というものは素晴らしいなと思いました。

 

9組 

 今回のエマーソン弦楽四重奏団の演奏をお聴きして、音楽は本当に素晴らしいなと改めて感じることができました。今までにも何度か本校のオーディトリアムで弦楽合奏を聴くことがありましたが、今回のエマーソン弦楽四重奏団の演奏が一番心地よく聴くことができたように思います。

 今回の演奏でまず驚かされたのが、演奏の第一音目から4人の演奏者の楽器の音色が揃っているということです。そしてどの演奏者も、全身を使って音楽を表現しようとしているのです。4人というとても少ない人数の演奏ですと、一人一人の演奏のし方、テクニックが私達にも明確に伝わってきます。エマーソン弦楽四重奏団の演奏者の方々は、一人一人が個性ある弾き方をしていながら、それでいて4人の息がぴったりと合っていて、素晴らしい音色、ハーモニーを奏でているのです。やはりプロの演奏家は素晴らしいと、改めて感心させられました。

 実は私は、吹奏楽部に所属していながら、以前は「弦楽」にほとんど興味がありませんでした。しかし、こうして何度もオーディトリアムで弦楽のコンサートを聴いているうちに、心をリラックスさせてくれる「弦楽」もなかなかいいなあと思えるようになってきました。今回のコンサートで私の音楽の「食わず嫌い」は完全に払拭されたようです。

 江戸取では、総合学習の時間に色々なジャンルのコンサートや芸術鑑賞を行っています。これからもフルオーケストラの演奏や、ジャズのビッグバンドの演奏が聴けたらいいなと、期待しています。

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