齋藤孝先生の講話をお聴きして

1組 

 立って二人組を作って。拍手して、ハイタッチして。

 全てが衝撃的で、新鮮でした。先生がお話を始められた瞬間オーディトリアムの中に楽しさが生まれたような気がしました。皆で立って課題をやり始めた瞬間、活気が溢れて、まるでその場の空気に魔法がかけられたような瞬間でした。

 その空気から私が学んだことは、話すことは活気を作り出すということです。雑談するだけでその場が浮き立ったようになりとてもハイテンションになれました。動物だったら鳴き声。人間には言葉という優れた能力があるのだから、もっと多くのことを言葉で話すことで読みとるべきなのだなと思いました。本当に雑談は、人を元気づけ、場の空気を変えて新しい段階に進める雰囲気を作り出すのだなと思いました。人を元気づけることは裏を返せば自分も元気になることにつながると思いました。そうしたら、自分の活力にもなるということが分かりました。人との軽いけど面白い、否、軽いから面白いのか、そのような面白い歯切れのよい会話を私も心がけてしてみることで自分も変わることができるのではないかと思いました。今日の講話で一番強く感じたことは、

 「話す力、雑談力」=「生きる力」

ということを強く感じました。

 

 

 

 

2組 

 僕は、今回の講話をお聴きして、日常生活の価値観が変わりました。三つに分けて書きたいと思います。

まず、一つ目は「人の前ではもっと堂々とするべきだ」ということです。210組のM君は講演の日だけで、1000人以上の生徒の中で4回も発表しました。このことは、本当にすごいと思います。自分から積極的に意見を述べていく人間こそ、今の社会に最も必要とされる人材の資質だと思いました。

次に、二つ目は「人の話を聴くことの定義を考え直さなければならない」ということです。授業中、先生の話を聴いているのに、どうも頭に入ってこない、それは先生の授業内での話を要約することができなかったからだと思います。話を要約できないということは、その話の全体像がつかめていないということになり、結果的に何を言っているのか分からない、という事態になってしまいます。

そして、三つ目は「人との他愛のない会話をすることから、知らない人との仲は深まっていくのだ」ということを知りました。このことを私達は自然にやっていたりするのですが、その相手は自分の好きな友人や、家族などの身近な人に限定されてしまっています。そうではなく、初対面の人相手でも気軽に自ら話しかける力が必要で、そういう力をつけていきたいと思います。

最後に、今回の話をお聴きして、人と人とがつながることはとても楽しいことなのだということを改めて認識しました。

 

 

 

 

4組 

僕は人とコミュニケーションを取ることが苦手です。なぜなら見知らぬ人と会話をすることが苦手なのも理由の一つですが、そもそも声をかけたり、かけられたりされることが恥ずかしいと感じるからです。しかし、いつまでも人とコミュニケーションを取ることを苦手としていては社会人になったときに必ず困るだろうとも思っています。相手から声を掛けてもらうのを待っていては何も始まらないので自分から行動を起こせるようにしていきたいと思います。次に、相手と会話するときについてです。確かに友人と会話するときは話が合うのでとても盛り上がります。しかしそれではいつも一部の相手としかコミュニケーションを取っていないことになると思います。僕は自分の話したいことばかり話す癖があるので相手の話をよく聞くようにし、雑に相づちをうつのではなく相手がさらに話したくなるようにさらに話を盛りあげられるような聞き上手になることでより色んな人と仲良くなれるのではないかと思いました。また相手の方へ顔だけでなく体を向け、相手の目を見て会話することもとても大切なことだと思いました。コミュニケーションをとることは日本の中だけでなく、世界共通で人としてとても大切なことだと思います。これからは知らない人と会話をすることが恥ずかしいから、苦手だからという理由で逃げることをしないでできるだけ積極的に日本でもたとえ外国だとしても人とかかわりを持っていきたいと思います。

 

 

 

 

7組 

 向き合って握手する、ハイタッチする。それだけで自然と笑顔になり、知らない人と和やかに会話できる。それも男女や学年関係なく、ホール全体が楽しい空気になる。大げさですが、私にはまるで齋藤先生が、みんなに魔法をかけたように感じました。

 今回、齋藤先生のお話をお聴きして、まず先生のトークのテクニックに驚きました。先生は自分の意見をはっきりと述べられます。たとえ自分の考えが他の人のものとは違う、少し変わったものであっても、ごまかすことなく堂々と口に出す、それが人々の興味をより引きつけるのだと知りました。常に堂々としているということは、大人になるにつれて難しくなります。謙虚な日本人には自己主張することを悪いことのように捉える風潮があり、少数派の意見を述べることは、とても勇気のいることです。しかし、今日、齋藤先生のお話で自己主張することの大切さに気付きました。勇気を出して自分の考えを言ってみる、コミュニケーションをとってみる、他人に対する防衛線を一歩踏み込んでみることで、相手も初めて心を開いてくれるのだと今日感じました。

 積極的な姿勢をとるということは、コミュニケーション上だけでなく、学習上でも必要なことです。自分で考え、動くことでより多くのことを知ることができます。大切なのは自ら自分の世界を広げていこうとする姿勢なのだと今日学ぶことができました。

 

 

 

 

8組 

 今回の講演会の内容は、コミュニケーション力についてでした。コミュニケーション力とはいわゆる社交性のことで、齋藤先生はこの先いかに社交性が必要になるかを教えて下さいました。齋藤先生がおっしゃったことの中で、僕は特に「勇気をもって行動する」という言葉が印象的でした。勇気をもって行動できるというのはそれだけでアドバンテージになります。今回の講演会でも同じです。齋藤先生に指名される前に手をあげた生徒が多数見られました。手をあげて皆の前大声自分の意見を話すというのは勇気が必要です。それをすぐに行動できるのは尊敬できると思いました。他にも、色々な喩えを織り交ぜながら社交性や、将来に役立つことを教えて下さいました。僕は今回の講演会をお聴きしてコミュニケーション力がまだ僕には足りてないことを実感しました。もっと他の人のことを考えて社交性を養っていき、社会に出た時に役立てたいです。今回の講話でそのことに気付くことができてよかったです。

 

 

 

 

 

10組 

「コミュニケーション能力」それは今日本人にとって最も足りないものではないでしょうか。コミュニケーションがとれないとせっかく自分の意見を持っていても人に伝えることができません。そうなれば、アイデアも生まれず仕事ができないという事に繋がります。
斎藤孝先生のいう雑談力はコミュニケーションをとるという行為のきっかけになるとても大切なことで、これがなかなか日本人、特に私たち学生世代に多いように感じます。何気ない一言や興味のないことかもしれませんがその雑談力次第でどんな相手ともコミュニケーションをとって仲良くなれるのだと改めて感じました。先日私たちは修学旅行でカナダへいきましたが、向こうの人々はみな街中であったり、ホテルのエレベーターであったりしても、出会った私たちにとても心地よい笑顔であいさつをして話しかけてくれました。それに比べて日本人はどうでしょうか。街中で出会ったり同じ空間にいたりしても、皆知らん顔をします。むしろコミュニケーションをとっている光景の方が珍しいくらいです。私たちも学校の中で本当に仲の良い友達以外とはなかなか話そうとはしません。しかし、私は初めて会う人やなかなか話す機会がない人ほど、コミュニケーションをとることが大切だと思います。そうやって見ず知らずの人に話しかけ、雑談で盛り上がれるようになって初めてコミュニケーション能力というのではないでしょうか。これからグローバル化が進み、コミュニケーション能力が必要な時代になります。そういった中で、私たちにとって「コミュニケーション能力」は一つのキーワードであり、我々に一番足りないものです。私はその第一歩として斎藤孝先生の雑談力を身につけたいです。