9組 Yさん

 今回、私は、津田真理さんとN響所属の方々の演奏を聴くことができ本当に嬉しかったです。それは、私も同じく楽器を奏でる者だからです。私は2歳からピアノ、小学校4年生からフルートをやっています。ですから私は、音楽を演奏することも聴くことも大好きです。
 まず、N響のみなさんの演奏をお聴きして、私は弦楽器を演奏したことがないのでヴィオラの音がどのようなものなのか知りませんでした。ディッタースドルフのヴィオラとコントラバスのためのソナタを聴いて、初めてヴィオラの音を聴きました。演奏家さんによって違うのかもしれませんが、柔らかくて優しい音だなと思いました。聴いてとても安心しました。他のヴァイオリンやチェロ、コントラバスもとても音色がきれいで心地よかったです。いつかN響のコンサートを聴きに行きたいと思います。
 次に津田真理さんのピアノをお聴きし、音色がカラフルでした。以前、テレビで津田真理さんが演奏している番組を拝見しました時も凄いなと思いましたが、今回、生でお聴きし、感動すると共に音に思いを乗せるのが本当に上手だと感じました。私も津田真理さんのようなピアノが弾けるよう、これから頑張ろうと思います。
 津田真理さん、N響の方々、演奏して下さり本当にありがとうございました。楽器の紹介や曲の解説などをして頂き、今まで知らないことを知ることができました。またプロの演奏が聴けてとても楽しかったです。本当にありがとうございました。 






10組 J君

 今回僕は、津田真理さんとN響の仲間たちコンサートを聞けて、改めて音楽の良さを知ることができました。僕が持っている電子辞書にクラシックのフレーズが内蔵されていて、よくクラシック音楽を聞いています。その中には、今回演奏して頂いたアイネ・クライネ・ナハトムジークやラデツキー行進曲なども入っており、これらの曲は僕のお気に入りの曲でした。やっぱり、生での演奏は電子辞書とは全く違い、細かな音も聞こえ、迫力がすごかったです。また、津田さんのピアノは、とてもなめらかで、素晴らしかったです。僕の席からは、ピアノの鍵盤が見え、手の動きがとても素早くて驚くほどのなめらかさでした。僕の妹もピアノを習っていて、大学生も出る発表会も見に行くことがあるのですが、津田さんのピアノの演奏は比べものにならないほどすごい技術でした。
 また、木全さんが曲の準備の間にいろいろと解説して下さり、初めて知ったこともたくさんありました。それは、ヴァイオリン属はヴァイオリンが元々あったものだと思っていましたが、元々ヴィオラがあり、その後にヴァイオリンができたということを知り、とても驚きました。また、弓の部分が馬の尻尾で、弦の部分が羊の腸を使っていることを知っても驚きました。曲についてのお話もいろいろして下さり、アイネ・クライネ・ナハトムジークは元々、BGMとして使われていたというお話を聞き、これほど良い曲なのに聞き流す程度のものではもったいないと感じました。集中して曲だけを聞くと、作曲者の喜怒哀楽が伝わってきてとても感動することができました。今回生でプロのコンサートを聞くという貴重な体験ができて本当に良かったです。




 



1組 Hさん  

 今回の演奏会ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの四つの弦楽器とピアノの演奏をお聴きしました。一度耳にしたことのある曲も多く、とても聴きやすかったです。演奏の他にも、演奏者の皆さんがマイクをとって曲の名前、作曲者、使用している楽器の説明をしてくださいました。気さくに語りかけてくださり、敷居が高いと思っていた、クラシックに親しみがわきました。また、作曲者の心情や苦労、その曲の時代背景を知ることで、よりその曲を理解できた気がします。演奏された曲のなかには、ヴァイオリンの弦を指ではじいて演奏するものもありました。ヴァイオリンの弦が羊の腸でできているというお話しにも驚きましたが、指ではじくだけの演奏は初めてでしたのでさらに驚きました。軽快な音がとても良かったです。
 私は先日大ホールで行われた校内コンサートを聴いてから、クラシックが以前より好きになりました。私達は進路のことで悩んだり、勉強のことを考えたり、最近考え事をすることが多いです。その中でクラシックコンサートを聴いても、一つ一つの曲に集中して落ちついた気持ちで鑑賞することができました。クラシック音楽は、集中力とイマジネーションを育む環境を作り出すと思います。







2組 N君 

 僕は今回のコンサートを非常にリラックスして聴くことができました。それはN響の方が、クラシックというと身構えてしまうかもしれませんが楽しんで聴いてください、とおっしゃってくださったからです。N響の方々の一曲目は、モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でした。これは有名な曲なので、僕も知っていましたが、曲名の意味は、今回初めて知りました。ドイツ語で「アイネ」(一つの)、「クライネ」(小さな)、「ナハト」(夜)、「ムジーク」(音楽)で、あわせて小夜曲という意味だそうです。
 そして、ピアニストの津田真理さんの演奏の一曲目は、ショパンの幻想即興曲でした。この曲は、先日開催された校内コンサートでも聴いていて、比較はできないけれど、その時演奏していた方もとても上手で聴き入ってしまったのを覚えています。

 僕はこれまで、クラシック音楽というものをあまり意識したことはありませんでしたが、今回のコンサートを聴いて、クラシック音楽はリラックスして聴くと、体が心地よくなるのを感じ、作曲した人も演奏している人も凄いと思いました。僕はこれから音楽を勉強に取り入れて、リラックス効果を得られたらいいなと思います。




 



3組 K君

 僕は、音楽についての知識はほぼ皆無ですが、音楽を聞くことは好きです。しかし、よく聞いている音楽は、最近の人が作った歌です。あまりクラシック音楽を聞く機会はほぼありませんでした。中等部生のときまでは、昔の音楽を音楽の授業で聞いたことがあるので、タイトルまで分かるのですが、時々テレビのBGMや、お店で流れている音楽を聞いたことはありますが、タイトルを知らないので、今回はとても勉強になりました。また、音楽にストーリーがあることも知りませんでした。「川で泳いでいる魚が釣られる」という場面を細かく分けて、それを台詞など、全く省いて音楽だけでそれを伝えるということは、非常に難しかったと思います。今回演奏した人達のパフォーマンスにも感動しました。いつもそういう音楽を聞くことは音だけか、その曲に合った映像が流れるかで、生で演奏を見ることはほとんどありません。演奏者の体の動きでその音楽の迫力が伝わってきました。音楽は聞くだけでは分からないということが分かりました。また、ピアノを弾く指の速さが聞いただけでは分からないくらい速かったです。音楽だけで表しているはずのストーリーが頭の中でイメージすることができました。
 このように、ほとんどない機会に出会うと、これほどたくさんのことを知ることができて、とても勉強になったので、これからそういう機会に出会えたらより一層きちんと見て、聞いて、今後の人生に役立てたいです。







4組 Kさん 

 私は何度かクラシックコンサートへ行ったことがありましたが、ここまで楽しかったクラシックコンサートは初めてでした。ただ曲を聴くだけではなく、曲の意味や、楽器の役割の説明がとても興味深く、新たな発見がたくさんありました。
 前半のストリングスの演奏で一番印象に残ったことは、「プリンク・プランク・プルンク」で、普段は弦を弓で擦って弾くことの多い弦楽器を、弦をつまんで音を出す、ピチカートのみで演奏をしていて、明るく楽しい曲でした。曲の雰囲気と同様に、題名の由来もユニークでおもしろかったです。
 ピアノソロで初めて聴いた津田さんの演奏は、静かで物悲しい雰囲気の曲だったのですが、強く響きました。私は、ピアノの鍵盤は重くて、難しいイメージがあるので、静かでなめらかな音がとても印象に残りました。穏やかな木漏れ日が思い浮かび、作曲者の気持ちを想像することができました。
 一番楽しかった曲は、最後に演奏して下さった「ラデツキー行進曲」です。観客も拍手で演奏に参加することはポピュラー音楽のライブのイメージしかなかったので、演奏者の方々と一緒にリズムに乗ることができて、とても嬉しかったです。
 今回のコンサートをきっかけに、クラシック音楽についてより深く知っていければ良いと思います。