ウォークラリーに参加して

7組 M君

 僕は、今回のウォークラリーに参加することで、いつもの授業では学ぶことができないことをたくさん学び、感じ取ることができました。
 まず、その1つは、土手沿いの自然の豊かさです。いつものように授業を受けている時は、感じ取ることはあまりできませんが、少し土手を歩いて行くと、様々な種類の草や木、虫などに出会うことができ、とても心が落ち着き、一時だけですが、時間を忘れて歩くことができました。
 次に感じたことは、10キロメートルという道の険しさです。江戸取では、「心力」、「学力」、「体力」の三位一体を教育理念としています。僕は、この10キロメートルの道のりを歩ききることによって、体力だけではなく、心力も同時に鍛えられていると思いました。僕は、サッカー部に所属しているので、あまり苦ではありませんでしたが、運動部に所属していない人の中には厳しかった人もいたと思います。だから、体力もしっかり鍛えなくてはならないと思いました。
 また、歩いている間に友人と話すことによって、いつもはあまり話さないお互いの将来の進路についてなどを話し合うことのできる良い機会にもなりました。そして、いつもあまり話す機会が少ないクラスメイトとも話をすることができ、少しクラスの団結力を深めることができたと思います。
 これらのことのように、ウォークラリーによって、普段では感じられない新鮮な喜びや感動があり、クラスの友人達との絆を深めることができたので、来年、再来年もウォークラリーに参加することで、この感動を蘇らせることができたら良いと思います。 






8組 T君

 僕は、去年のウォークラリーが中止になってしまったため、今回が3回目のウォークラリーでした。中学1年生、中学2年生の時のウォークラリーは、距離が長くて、とても大変だったという思い出と、友達と楽しく歩けてとても楽しかったという思い出があります。今回、高等部生になって初めてで中等部時代から数えて3回目のウォークラリーをとても楽しみにしていました。
 そして、ウォークラリーが始まりました。自然に囲まれ、清々しい気持ちで楽しく歩いていましたが、僕はあることに気づきました。それは、タバコや空き缶などのゴミが多く捨てられていて、それらが自然を汚しているということです。だから僕は、歩きながら、ゴミを見つけたらどんなものでも拾いながら歩きました。そして、ゴミを1つ拾うたびに、なんだか僕が自然を守っているようで、とても気持ち良かったです。それに、友達とマナーを守って歩くことは、とても楽しいことだと思いました。
 最後に、今回のウォークラリーで、僕は、自然を綺麗にすることの大切さを学びました。僕は、これからは、教室などに落ち着いているゴミ等も積極的に拾い、自然だけではなく、日頃自分が生活する所もしっかりと綺麗にしていきたいと思いました。







9組 H君

 秋の好天の中、実施されたこの行事は私にとってとてもよい思い出となりました。高入生として初めての参加となり、どのような行事か、だいたいのイメージはできていたのですが、実際に長い時間を歩いてみると、よい運動になりましたし、行事後の数日は、しっかりと歩いたことによる心地よい疲労感が残っていました。今、この感想を書きながらもすがすがしい余韻があります。
 今回のウォークラリーでは往復で10kmという距離を歩きましたが、行きの時と比べると折り返してから疲労感を感じることもありました。そして、一歩一歩の歩みが遅くなってきた感じもありました。しかし、そんな時にある運動部員の級友が私のことを気遣ってくれたのでしょう。文字通り私の背中を押してくれたのです。そんな
友の応援を受けつつ、ただただ歩く中で、友とともにいることで、時間の経つことを忘れることができました。男同士の熱い友情といった普段は目に掛けることのない一面を、こうした特別な行事の中で垣間見ることができたことが素晴らしいことであると思いました。友の知らなかった一面を知り、友情を深めることができたと思います。また、数時間という時間を歩くことで、一人一人が自分と向き合い、自分を見つめ直すきっかけとなったと思います。自然の中を歩くことで心が落ち着く面も多々あったとも思います。教室外であったことで、普段とは違う仲間の一面を見ることができたこともよい思い出となりました。今回のウォークラリーに参加した意義が十分にあったと感じました。







10組 A君

 担任の竹下先生より、ウォークラリーという学校行事があることを聴き、どのような行事であるのか、最初は想像できませんでしたが、クラス単位で歩く体力向上を目的とした行事であることを知り、自然あふれる江戸取ならではの学校行事だなと感じました。ウォークラリー当日は晴天に恵まれ、クラスの友達と親睦を深めるよい日となりました。10kmのウォーキングは、高校3年生から中学1年生までは大変に長い列となり、すごいなと感じました。また双葉幼稚園の子たちがずっと手を振っていて、クラスのみんなが手を振り返している場面は、とてもほのぼのしました。ウォーキングは想像以上に大変で、高校受験の頃と比べてずいぶん体力が落ちたなと感じましたが、自然の中をこれだけ歩くことはすがすがしく気分のよいものでした。中学校時代は部活動で6kmのランニングなどを行っていたのですが、約2時間のウォーキングは運動不足だった体にちょうどよかったと思います。また普段は2時間も友達と話をすることはなかったので、色々な友達と話すことができ、友達の意外な一面などを知ったり気の合う趣味あったりと有意義な時間となりました。今回のウォークラリーでは、自分の体力をつけることができ、友達と友情を深めることができたので、とても中身の充実した学校行事だったと思います。







1組 Hさん

 私は高入生なので今年のウォークラリーが初めての体験となりました。小学校でも中学校でもマラソン大会はありましたが、沢山の友人と会話をしながら歩くということはしたことがなかったのでとても楽しかったです。ウォークラリーでは江戸取のそばを流れる利根川沿い10kmを歩きますが、普段は利根川の土手に行くことは許可されていないので、すぐ隣にあるにもかかわらず、私は行ったことがありませんでした。利根川の土手からは沢山の建物が見え、「こんな場所、あったんだ。」と驚かされました。緑に囲まれたところを歩いていると心も体もリラックスし、クラスメイトの新たな一面を見ることができました。江戸取はいたる所に緑が使われていますが、緑が選ばれた理由がとてもよくわかりました。マラソン大会では体力をつくることができますが、ウォークラリーでは心も体も成長させることができると思います。江戸取では心の教育に力を入れていますが、ウォークラリーで友人と語り合うことはとても良いことだと思いました。10kmの長い道を歩くのはとても大変でしたが、それ以上に沢山のものを得ることができました。来年のウォークラリーにも楽しく参加したいと思います。







2組 N君

 今年のウォークラリーは絶好の晴天に恵まれ、高1での最高の思い出になりました。ウォークラリーに参加して感じた第一のことは、クラスの友人と一緒に歩きながら様々なことを話すことが出来て、クラスの友情の絆が一層強くなったということです。いつもは余り話さない人とも話すことができました。1年2組は、紫峰祭でもクラスの大勢のメンバーが協力して優勝したほどクラスの結束が堅いのですが、このウォークラリーを通してさらに絆を強めることができたと思います。
 ウォークラリーを通して実感した第二のことは、江戸取は本当に自然に恵まれているということです。ススキの穂が並んでいる堤防の上を歩いていると、赤トンボが飛んできたり、バッタが跳ねていたりと様々な生き物を見ることが出来ました。また、どこまでも高く澄んでいた空の美しさも特筆できると思います。江戸取の周囲には高い建物が全くないために、東京のスカイツリーも見えます。江戸取の堤防から見る夕日と富士山は絶景だと思います。特にこれから寒くなると富士山が鮮明に見えるようになります。
 今回のウォークラリーを通して、自分の置かれている教育環境のすばらしさを改めて認識することができました。