5組 Sさん |
川口先生の講演会の大きなテーマは「宇宙」でした。私は以前から宇宙に対して興味がありました。専門的な知識については勉強中ですが、宇宙の壮大な感じや、どこまでも広がる未知の領域というところに魅力を感じています。私は、幕張メッセで行われている宇宙博にも足を運び、そして今回の講演会に参加して、宇宙への関心がより高まりました。 |
6組 S君 |
「無から有を作る」その言葉を聞いたのはいつ以来だったでしょうか。私は小さい頃よく親に連れられて筑波の博物館やJAXAに行っていました。そして小学一、二年生のときには上野の国立科学博物館にも足をのばしていました。そう思うと、私は科学や不思議なものを見たり聞いたりすることが好きなのかもしれません。私が科学者などの研究職に就きたいと考えるようになったのは、中学三年生の時でした。初めは「なんとなくいいなあ」と思っていただけでしたが、高校一年生の時に経験した東大、東工大、筑波大のオープンキャンパスを経て具体的な夢を持つようになりました。2008年にノーベル化学賞を受賞した下村さんのように、生物に元々存在する新しい化学物質を見つけて、がんの抑制など様々な分野に応用したいと思うようになりました。 |
7組 T君 |
僕は、今回の講話をお聞きして、とても感動しました。それは、川口淳一郎さんが僕の一番の憧れの人であったのかもしれませんが、一番の要因は、先生のおっしゃった一言一言が今後、将来を担っていく僕たち高校生に対してのメッセージで会ったからです。その中で一番考えさせられたことは、「今現在、目に見えているものは、すべて過去に生み出されたものにすぎない。未来のもの、新たな発見は全て頭の中にある」という言葉でした。僕は、この言葉を聞いて、その通りだと思いました。今現在僕たちが見ているもの、使っているもの、この世の全てのものが、かつて何らかによって生み出されて存在しているものです。 |
8組 T君 |
私は、今まであまり「はやぶさ」についての知識がありませんでした。「はやぶさ」について知っていることといえば、「イトカワ」という小惑星から土壌サンプルを持ち帰ってくることに成功したということぐらいでした。私は、今まで無人の小惑星探査機がそのようなサンプルを持ち帰ってくることは、簡単なことだと思っていました。しかし、今回、それはとても難しいことであり、それを成功させるために、様々な最先端技術が駆使されていることを知りました。その1つとして、燃料の効率が非常に高いプルトニウムを使用した「イオンエンジン」というものを知りました。「はやぶさ」は「イオンエンジン」を噴射し続け、目標の小惑星「イトカワ」に到着しました。「イオンエンジン」で長期間の航行の末、ランデブーに成功したのは世界初です。私は、やはり、日本の技術は、世界に誇れる素晴らしいものだと思いました。 |
9組 O君 |
私は講演を通して、人を育てるのは環境であることが印象的でした。先生は親の影響で宇宙に興味を持ったことから、やはり江戸川学園取手高等学校は勉強をする環境が整っていると思いました。環境が整っているのならばそれを無駄にせずにうまくやりたいと感じました。「思い込み、それは過去からの外挿から始まる。誰もが当然と思うこと、それは案外、思い込みに過ぎないことが多い。」自分が当然だと思っていたことが実は違ったということがあります。「見えるものは、みな過去のものである。」見えている物がこれからもずっと続くわけではない。日本人はとりあえずできることだけをする。できることだけをするのではなく常に新しいことを生み出さなくてはならないと思いました。不完全を恐れてはいけません。夢も見られない国が発展できるはずがないと思います。不完全であるからこそ発展することができるはずです。先生がおっしゃっていたようにできることだけを熟しているだけでは発展など見込めない。だからこそ、不完全を恐れずにポリシー先行のリーダーシップを持ちヨーロッパの国々に負けないようにして行かなくてはならないと思います。そのために興味や関心を持つことの重要さを認識し、挑戦し続けることを通して秘訣であるVW(ヴィジョンとワークハード)を意識し、夢を実現させたいと思います。
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10組 Sさん |
今回の講話は「はやぶさ」プロジェクトマネージャーを務めた川口淳一郎先生でした。最初に「リスクのない成功はない」という言葉がありました。宇宙開発はわからないことばかりですが、それに挑戦しなければ何も始まらない。これは私たちが何かをする上でとても大事なことだと思いました。 |