夢を語る会 中3生感想 

 

 

 医師・小児科医・歯科医     薬剤師     科学者・研究者 

 国際関係    弁護士 ・教師など

 

  医師・小児科医・歯科医  

家族の深い思い

 3年 男子     

 夢とは、誰もが一度は思い描き、そこに向かって努力するものです。反面、夢は儚く頼りないこともあります。これから先に待ち受けている困難に、どう立ち向かい、どう乗り越えるか。キーポイントは、そこにあるように思います。
 僕の夢は医師です。とても大きな夢ですが何年も前から変わることなく、現在に至っています。小さい頃、身体が弱かった僕は、病院通いばかりで、入院をすると違う階の移動もできず、部屋の中で過ごすばかりでした。小児病棟は、遊戯スペースもあり、大きなピアノや本も沢山ありました。母が帰ってしまうと、淋しさのあまり涙を流すことも多かったです。そんな僕にとって、白衣を着た先生は優しいスーパーマン的存在だったのです。
 僕は小児科医になりたいと思っています。なかでも、障害科学の方に進み身体の不自由な子供達や、知的障害の子供達の力になりたいと考えています。僕自身、脳性麻痺の疑いがありました。母は、医師からその可能性を否定できないと言われた時、言葉が全く出なかったと話していました。その思いは、当事者にしか分からない思いです。辛いとか、悲しいなどと簡単に言葉には出来ないデリケートな問題です。だからこそ、僕に出来る何かを見い出したいのです。先輩の言葉通り、生半可な気持ちで向かう夢ではありません。真剣に向かい合いたい夢であることは、間違いありません。
 今回、夢を語る会では、中等部3年生の代表として話をさせていただきました。会場には、中学受験の際にお世話になった、青木先生が見に来て下さいました。発表の前に少し話をする時間があり、僕にエールを送って下さいました。それは発表前に緊張していた僕にとって大きな心の支えとなりました。檀上から見る景色は、普段とは違ったもので、周りを見渡すと僕の心は一瞬空気に呑まれそうになりました。伝えることの難しさを身をもって感じた時間でした。同時に、今回の経験は僕にとって、貴重な体験となりました。それはこれからの生活に必ず活かすことができると思っています。
 今回会場には母と祖母も見に来てくれました。医師になりたいと伝えた時、涙を流し喜んでくれました。背中を後押ししてくれたことに本当に感謝しています。中学受験も含め、どんな時も僕の力となってくれる家族の深い思いに、僕は全力で答えたいと思っています。家族に勝る支えはありません。僕は必ず夢を掴みます。
 高等部進学まで残りわずかです。医科コースの面接も終わり、残りの中等部の生活を、きちんと目標を持って過ごすこと。そのことが、高等部での生活に繋がると思います。この冬期休暇を有効に使い、不足している部分の学習に力を注ぎたいと思います。 

夢をあきらめない

 3年 女子

「夢を語る会」の発表の中で、中3の岡田君の発表はとても衝撃的でした。自分では、十分夢について考えていると思っていましたが、十分に考えていないことが分かりました。私の夢は医師になることです。その思いは、中1の頃から変わらず、今も医師になりたいと強く思っています。しかし、いくら強く望んでも、医師になるには資格が必要です。国家資格を手にするためには、医学部に行く必要があり、医学部に受かるためには医科コースに行く必要があります。過去には、東大コースから医学部に受かった先輩がいるそうですが、やはり、同じ夢を持つ仲間たちと、3年間一緒に過ごせるのは、とても心強く、また、「一日医師体験」など、医師になる心構えを育てられる点では、医科コースに行くべきだと思います。
 先日、医科コースの面接がありました。私は成績があまり良い方ではなく、面接で自分のことを上手にアピールする必要がありましたが、とても緊張してしまい、思うようにアピールができませんでした。満足のいかない結果に終わってしまった面接、そして、良いとはいえない成績から考えて、「医科コースに落ちるかも知れない」という考えが、頭を支配しました。今まで、良くない成績を見るたびに、それを感じていたのですが、実感を伴って感じたのは、この日が初めてでした。それから、私は考えました。「もし、医者になれなかったら、何になろう」と。面接の日、家に帰るなり、暗い顔をした私を見た両親は、急に「医師以外にも、人の役にたてる職業はたくさんあるよ」と言い出しました。確かにそうかもしれません。しかし、やはりどうしても医師になりたいのです。医師になれるのだったら、何でもしようと思いました。そのために、私は今ここで宣言します。たとえ高1で医科コースに入れなくても、高2で入り、私は医師になります。医師になって人の命を救い、社会の役に立ちます。今からでも遅くないと思います。今、この瞬間から勉強を頑張ろうと思います。
 そのような思いを抱かせてくれた医科コースの面接ですが、もう1つ、どのような医師になりたいのか、ということも改めて考えさせられました。例えば、スーパー外科医の天野先生のような人物になりたい、と言う人もいると思います。私は、理想とする医師がいる訳ではありませんが、理想とする医師像はあります。それは、地元の小児科医の先生のように、話しているだけで、病気で弱った心を元気づけてくれるような医師です。その先生と話していると、いつの間にか症状が緩和されるような気がします。また、最新の知識を学び続ける医師にもなりたいです。『神様のカルテ』という本に、最新の技術を勉強し続ける医師が出てきます。彼女は、自分が最新の知識を学ぶのを怠ったせいで、最愛の夫を亡くしてしまいます。そのようなことは起こしたくないので、私は、目の前の患者さんにとって、その時の最前の判断を下せるような医師になりたいと思います。
 今回の夢を語る会、そしてその後の面接は、私にとって「夢」とは何か、なぜそうなりたいのかを考えさせてくれたよい機会でした。たとえ、高1で医科コースに落ちても、私は高2で入ります。私は夢を諦められません。私は医師になります。



夢を実現する覚悟

 3年 女子

 私の将来の夢は確かな技術と思いやりの心を持った医師になることです。医学を用いて人の命を助けることで、患者さんやその家族を笑顔にできる医師という職業に、私は物心ついたときから強いあこがれを抱いていました。
 つい先日、医科コース面接試験がありました。それは、夢を叶える第一歩であり、また自分の将来について真剣に考える良い機会でした。その結果、色々考えた末に「そもそも自分はなぜ医師になりたいと思ったのか」という疑問が浮かびました。特に明確な理由は思い浮かびませんでしたが、日頃お世話になっている小児科や内科の先生の姿やテレビドラマなどの影響が大きいのではないか、と思いました。中学受験の時にこの江戸取を志望した大きな理由の一つに医科コースの存在があったことを思い出したときには、夢の原点に帰れたような気がしました。
 この冬、私が一生忘れることが出来ない出来事がありました。それは、曾祖母の死です。曾祖母は私が生まれたときからそばにいるのが当たり前の人でした。だからこそ未だに信じることができず、また信じたくない気持ちです。医師であれば一度は必ず立ち会うであろう死の瞬間、こんなに悲しい空間の中で、自分はきちんと医師としての務めを果たすことができるのだろうか、そう思い、決意が揺らぎました。でも、曾祖母が自分の医師になりたいという夢を応援してくれていたと思い出したとき、この悲しみに共感できる医師になろうと思い直すことが出来ました。
 私が曾祖母の死後、すぐに駆けつけてくれたかかりつけの先生と看護師さんを見ていて感じたのは「医師の仕事は決して患者さんの病気を治すだけではない。対応一つで患者さんやその家族の心の負担を少しでも和らげることが出来る、それが出来て初めて一人前の医師と呼べるんだ」ということです。私も人の心を救える医師になりたい、そう思いました。
 私は去年の作文の中に、立派な医師になるために必要なこととして精神力、学力、体力、この3つを挙げました。今年はこの中に「話す、聞く力」を付け加えようと思います。症状を簡潔に、より分かりやすく説明したり、患者さんの世話話や悩みを聞いてあげるためには、これらの力が不可欠です。友達や家族とのより良い会話をしていけば、これらの能力を磨くことができるので、今から相手のことを考えてコミュニケーションするのを心がけます。
 自分の夢、医師について深く考えることの多かった中学3年の一年間、この一年で私は夢を実現する覚悟を身に付けることが出来ました。前を向いて、一歩、一歩自分の夢を叶えるために、これからも「心力・学力・体力」そして「話す力・話す力」を向上させることに力を入れようと思います。

高い意識を持った仲間達

 3年 女子

 私の冬休みは、今まで以上に規則的に過ごせた休みだったと思います。今までは今度こそはと思っても、結局後になって計画通りに行かず、根を詰めたりしていました。その理由として、今まで私は目標や夢が明確に定まっていないからだったと思います。それに、自分はどうせやってもだめだと思ったり、自分を信じることをしていなかったためだと思います。
 私は医師になることを迷っていた時期がありました。小さいころから親の影響で私は医師になると思っていましたが、中学に入って「自分のなりたいと本当に思うものになりなさい」と言われてから、どうして私は医師になりたいと思ったのか、それは本心なのかと自分に問いかけても、答えが明確に出てこず、かなり悩みました。本当になりたいのかは自分でも全く分かっていませんでした。しかし、夢や目標が定まっていなければ何に向かって、何のために勉強をしているのかもさえ分からなくなってしまいます。
 そんな時、弟が小さい時入院していた時のアルバムが出てきました。アルバムには弟が病気のベッドで点滴がいっぱいつながれていて横たわっている写真から、病気が治って、看護師さん達と笑顔で写っているものまでありました。それを見て、やはり医師はすごいと思いました。人の命という大変重いものを預かり、託され、その命を助けるために一生懸命やるというのはとてもすごいことだと改めて思いました。責任重大ですが、私もなりたいと思いました。今でも弟はとても元気に生活しています。それは、弟の病気を治して下さった医師の方がいたからです。私はその弟の病気を治して下さった医師の方に感謝の気持ちでいっぱいです。私もこのように、人の命を助け、感謝される医師になりたいと思います。しかし、夢や目標は語っていてもなれるものではありません。それに向かってそれなりの努力をしなければなりません。私は医科コースを受けました。そして、高い意識をもった仲間達がこんなにいると思うと、追いついていけるのか少し不安もありました。ですが、逃げていては意味がないと思いました。立ち向かおうと思いました。
 私はそこそこの所でいつもやった気になってしまい、結局成果もあまり出ません。面倒くさいと思ったり、これくらいでいいだろうと思うことが毎回です。私は自分を変えたいと思います。今の甘いままでは全く自分を変えることにつながりません。目的をまず定め、それに向かって努力していきたいです。今年の冬休みはまず、目的に向かうことはできたと思います。少しずつ少しずつやると長い期間かかってしまうと思いますが、確実にやっていきたいと思います。医師になるためには、学力以外のことも身につけておかなければならないので、そのことも留意して少しずつ身につけていきたいと思います。これから沢山やらなければならないことがあるので、気を抜かずに頑張っていきたいです。

世の中への恩返し

 3年 女子

  今年の夢を語る会は去年よりも気持ちをしっかり入れて臨みました。今まで参加していた夢を語る会も中等部として聞くというのは今年が最後でした。今まで大学受験をあまり意識していませんでしたが、中3の後半になるにつれだんだんと焦りが出たりするようになってきました。自分はこのままで大丈夫なのだろうかということです。高校生になれば、普段の生活は今までよりも何倍も早く感じ、あっという間に大学受験の本番を迎えることになります。その時きちんとやるべき事をやり、万全の状態で臨むには今のままでは絶対にいけないと思いました。大学受験というのは中途半端な気持ちで臨めば絶対に合格することはできません。全国規模で戦い、その中を勝ち抜いていくのです。そのためにはしっかり目標を持つ事が大切です。
 私は今まで、夢や目標というのは生きている間にそのうち見つかるだろうと思っていました。しかしそのようでは本当の夢ではありません。色々な事に挑戦し、その中で「将来この職業に就きたい、この職業に就いて世の中に恩返しをしたい。」そう思える職業に就くことが本当の夢だと思いました。
 
まだはっきりと決まった訳ではありませんが私は歯科医になりたいと思っています。歯科医になるためには歯科大学や大学の歯学部で6年間教育を受け、歯科医師国家試験に合格し、歯科医師資格という免許を取得しなければなりません。2006年4月からは資格取得後、研修施設の指定を受けた病院、診療所などで1年以上の臨床研修が義務付けられています。このように歯科医になるためにはそれまでの道のりがとても難関なのです。今のままの私ではこの夢はとうてい叶いそうにありません。このままでは夢を目指すだけで終わってしまいます。それを防ぐためにはやはり、努力することが大切です。できる人、受かる人、夢をつかむことができている人は皆必ず努力しているのです。努力なしでは結果を得ることはできません。今は不可能だと思う事でもこれから先、努力することで結果は大きく変わるのです。今回夢を語る会に参加し、改めて気持ちがしっかりと固まりました。
 先輩方の貴重な実体験を参考にできる事や、友達の夢を語っている姿を見ると私もこのようになりたいと思ったり、一緒に夢に向かって頑張っていきたいという思いが湧いてきました。
もうすぐ高等部に入学します。高等部の勉強は今よりずっと難しいです。基礎の部分でわからないところを今のうちにできるようにしていきたいです。まずは目先の目標からクリアし、将来の1番大きな夢に向かって頑張っていこうと思いました。自分の目標に向かって改めて考え、先輩方の貴重な体験を聞くことのできる素晴らしい機会を経験することができてとても良かったです。何か壁に当たったり迷った事があったとしたら、今回の気持ちを思い出し、頑張っていこうと思いました。そして夢を叶え、今度は私が後輩にバトンを渡していきたいと思いました。

信頼される医師を目指して

 3年 女子

 私は将来医師になりたいと思っています。中学2年生までは漠然となにか人の役に立てる職業に就きたいと考えてはいましたが、具体的になりたい職業というのはありませんでした。昨年、祖父がガンになったことがきっかけで医師になりたいと思うようになりました。ガンなどの様々な治療法の開発、薬の研究、また早期発見のできる医療器具の開発など医学に関わる職業にも関心を持つようになりました。
 このような職業に就くためには医学・薬学または医療の先端技術を学べる高いレベルの大学に進学しなければなりません。そのためには五教科すべてにおいて優れていることが不可欠になります。今の成績では、そのような大学に進学するのはとても厳しいと思います。今の自分に必要なことは、苦手科目を克服することと自分の得意科目を確立するということです。私はまだ毎日、宿題以外の勉強をするという習慣を身につけられていないので日々の学習をコツコツ続けていくことをしていきたいと思います。
 私が理想とする医師は、相手の立場に立って考えることができて信頼される医師です。そうなるためには、今から人格を磨く必要があります。具体的には、人の話をよく聞くこと、自分のためだけでなく他の人のためになるように行動することです。積極的に多くの人と交流を持ち、より多くの考え方を吸収し成長できるようにしていきたいと思います。またいかなることにもすぐに結果が出るわけではないので粘り強さも鍛えて行こうと思います。医療研究は最新の情報などを知ることが大切です。だから、今から最近の社会の出来事にも関心を持っていきたいと思います。
 医療に関する職業として、今までは患者さんと向き合う臨床医を主に考えていましたが、研究所という選択もあります。他にも調べてみると直接ではないけれど治療にたずさわる職業がありました。自分たちと関わるのは臨床医がほとんどですが、治療は多くの職種の人との協力でなりたっていることがわかり、改めて医師という職業には多くの知識が必要とされていることを認識しました。
 勉強面において医師になるためにはまだまだ劣っているので、細かく自分の治さなければいけないところ、やらなければいけないことを見直していきたいと思います。自分は怠けてしまうことがあるので、時間は限られているということをしっかり認識して、無駄な時間を少なくしていきたいです。また成績をあげるために一番大事なのはやはり授業だと思うので、ボーッとすることなく集中して受け、予習・授業・復習もちゃんと行っていこうと思います。高校進学を前にして自分のなりたいことが明確になってきたので、夢を実現させられるように一日一日を大切に自分の中の弱い心に負けず、努力していきたいです。

夢を実現させるために

 3年 女子

 私はこの中3のいろいろな行事において毎回毎回勉強に対する意識が変わりました。そこでいろいろな行事とともに一年間を振り返ってみたいと思います。
 まず中3で最初にあった行事は夏期勉強合宿でした。夏期勉強合宿では一日十一時間の勉強をし、他律的な学習から自律的な学習をすることを身に付けました。
また夢は後ろではなく前にあることを改めて考えさせられました。夏期勉強合宿の後から「短い締め切り」というものをやっています。「短い締め切り」をつくることによってより自律的な学習ができ、集中して取り組むことができます。「短い締め切り」もそうですが、私は小さな手帳に今日やるべきこと、やらなければならないことを全部書き出したりして計画的な勉強をするようになりました。計画を立てることによって、やることがたくさんあるときに頭の中がごちゃごちゃにならないで済むと思います。私は夏期勉強合宿で校長先生がおっしゃったことを思い返してこれからも自律的な学習を継続させ、常に前に向かって勉強することを意識していきたいです。
 次に印象に残った行事は筑波大学医学群キャンパスツアーでした。私の夢は小児科医になることです。地元でもあり、両親が働いている病院の近くでいろいろなことを学びました。特に印象に残ったのは江戸取の先輩が言っていた「生半可な勉強をしていたら患者さんが死んじゃうでしょう。だから今本気で勉強をするべきです。」という言葉です。確かに医師という職業は一歩間違えれば患者さんの死につながる肉体的にも精神的にも厳しいものです。それは勉強でも同じことが言えると思います。毎日のつらい勉強を乗り越えていかなければ将来の夢の実現にはとうてい及ばないでしょう。だから何のために学校に行って勉強しているのか、将来の夢を実現させるには何をしなければいけないのかなどたくさんいろいろなことを考えて生活しています。絶対に夢を実現させるという強い気持ちを持って毎日の勉強に取り組みたいと思います。
 三つ目は高等部進学説明会と医科コースについての全体指導です。私たちはもうすでに高校生の内容を学習しています。つまりもう大学受験に向けての勉強を始めているということです。高等部に進級すれば高一では医科コースか普通科コースに分かれ、高二では医科コースと理系と文系に、高三では医科コースと志望大学別のクラスに分かれます。もちろん高等部にあがると教科が増え、もっと難しい内容に入ります。しかし教科が多いといって気を落としてはいけません。大学受験というものはそういうものを努力して乗り越えてきた人しか合格はもらえないくらい厳しいものです。高一の段階でやる気がなければ高二・高三とあがっていってもやる気がないままになるでしょう。そこで高等部ではいろいろな選択をしなければなりません。まずは私たちが春から進級する高一では医科コースか普通科コースに入るかということです。私は医師になりたいので医科コースを希望しました。医科コースは医師になりたいライバル達が競い合うというとても厳しい環境で、しかも入れる人数がとても少ないコースです。医科コースは普通科コースと違って紫峰館があるのでとてもお金がかかるコースでもあります。つまり高いお金を出してまで両親が自分の夢の実現に向けてサポートしてくれていることだと言えます。
 私は小さいときから医師になることが大きな夢でもあり、江戸取に入学した一番の理由も医科コースに入るためでした。私は生まれてすぐにしていただいた心臓の手術に対する感謝とともに今度は自分が多くの人の命を助けたいと思います。また私の両親と祖父は医師であり小さいころからその姿を見て育ってきました。さっきも書きましたが肉体的・精神的につらい医師として働いている姿に誇りを持っています。私はこの三年間医科コースに入るためにいろいろなことを努力してきました。医科コースは紫峰館と学校の授業を両方完全に身に付ける必要があり、大変忙しくなりますが全部乗り越える自信があります。絶対に夢をあきらめないという自信もあるので、私ならできるはずだと思います。これから医科コースに入るためには質の高い勉強、難しい問題を解くことができる高い学力を身に付けたいと思います。医師として震災の復興に貢献するために絶対に医科コースに入りたいと思いました。
 このような三つの行事を通して勉強に対する意識が高まりより一層将来の夢に向けて頑張って努力したいと思いました

努力すればきっとできる

 3年 男子

 3人の夢を聞き、実際に仕事について 一企業戦士として活躍されている先輩方の話をお聞きして、自分も今できることを全力で取り組んでいきたいと思いました。3人の先輩方の話の中で共通していると感じるところは夢に向かって努力していくことだと気づきました。やはり、人というのは自分の夢をかなえるには努力なくして実現させることは不可能だと思います。努力していないと言っている人も、その人は我々のいう努力を努力だと思わずに自然とこなしていった人なのだと思っています。それを人々は天才と呼ぶのだと考えます。
 確かに人には人それぞれの生まれつきの能力や才能があると思います。しかしながら「習慣は才能を超える」という言葉を聞いたことがあります。つまり、勉強などにおいてそれらを努力することを習慣付けている人は、生まれつき優れた才能を持った人にも勝つことができるということです。すなわち天才というのはこの世には存在しないものなのだと考えています。常に努力し続けていれば、いずれその努力が習慣となって、才能を上回るはずです。私はその勉強などに対する努力を自身の習慣として確固たるものへと確立し、他の人の才能を上回るようにしていきたいです。
 前回の高等部進学説明会で印象に残っていることがあります。それは校長先生による説明の際に、全国統一中学三年生学力テストとそのアンケートの結果を紹介されたときのことです。アンケートの質問で「自分には良い所があると思うか」というものに良いところがあると答えた人が少なかったことに対して先生が、「みんな良い所があります。だからこの数字は100パーセントです。私が保証します。証明書を発行しても良い。」と強く断言してくださったことを覚えています。その先生の温かい言葉によって改めて自分に自信を持てるようになることができたのを覚えています。そうして自分は努力していけばきっとできると信じて、今回医科コースへ進学を希望しました。
 私の祖父が生死をさまよう状態にあった時、十時間以上もの長い時間祖父の手術をして無事に日常生活で暮らせる様に治して下さった医師の先生には心から感謝し、憧れを抱きました。現在では地方での医者不足は深刻な状態です。私はそれを少しでも抑え、地元の方々の身体だけでなく精神的なケアがしたいと思い、医療の道へ進むように決めることにしました。
 医者になるのには、これからは、苦難が待ち受けているかもしれません。それでも自分は、夢に向かって日々努力を怠らず、単なる成績を上げるための勉強だけでなく、自らの将来のための勉強をしていきたいです。

子供を勇気づけることができる医師

 3年 女子

 私の将来の夢は小児科医になることです。今年はその自分の夢について真剣に考える機会が多くありました。中一、中二、中三と私の夢はずっと変わっていません。
 私が小児科医になりたいと思った最初のきっかけは、小学4年生の時に心臓の手術をしたことです。失敗する確率はほとんどない、と言われていたものの、当時幼かった私は不安と恐怖でいっぱいでした。そんな中、私に明るく話しかけてくれたのは、担当の小児科の先生でした。車椅子に乗り手術室に向かう時、とても勇気づけられたことを私は鮮明に覚えています。私のように先生に勇気づけられた子供達はたくさんいるはずです。この先生のように子供に信頼され、勇気づけることができる医師になりたいと心から思いました。
 
また、今年私が医師になりたいと思う気持ちをより強くすることができた出来事がありました。それは、筑波大学医学群のキャンパスツアーです。私たちの夢の一歩先にいらっしゃる先輩方はとても輝いて見えました。夢を語る会で岡田君も話していましたが、その場にいた全員の心に響いた先輩の言葉がありました。「生半可な気持ちで勉強していたら目の前の患者さんが死んでしまう。」この言葉です。この言葉を聞いて、今の私ではこのままいってもこの責任を負うことはできない。今までの自分は甘えすぎていた、と現実を見ることができました。私は中学一、二年生の時に生半可な気持ちで勉強してしまっていました。中二から中三になるにつれて、家族や友達と将来の夢について話をする機会が増え、医師になりたいという目標を強く固めることができました。今のままではだめだと思い、中三になって学習方法を変えて今までより数倍頑張ってきました。しかし、今までの二年間の分を取り戻すことはできませんでした。とても後悔しています。こんなに悔しい気持ちにはもう二度となりたくありません。ならないためにも、これから高校生になるにつれて、人の倍以上学習していけるように努力していきます。もし、将来の私がこの作文を読み返しているのであれば、この気持ちを忘れないでほしいです。
 中学三年生になって筑波大学医学群に入学したいと心から強く思うようになりました。きっかけは、私が中二から受講している紫峰館の個別授業の担当の先生が筑波大学医学群の学生であることでした。大学内の雰囲気や様子を伺う機会が増え、興味を持ち始めましたその後、筑波大学医学群キャンパスツアーやオープンキャンパスに参加して、ここで医学を学びたいという気持ちが大きくなりました。また、茨城県の人口に対する医師の数が不足している、とよくお聞きします。地元の大学を卒業し、地元の医療に貢献したいです。
 今までに、こんなに自分の夢について考えることはありませんでした。自分の夢に一歩近づいている証拠なのではないかと思います。2015年には、より夢に近づけるように強い意志を持ち邁進していきたいです。

ポジティブな転換

 3年 女子

  病は気から。この言葉は本来、病気にかかったと思い込んでしまうことで本当に病気を呼んでしまう、というような言葉です。けれど私は、少し捉え方を変えます。「気持ちによっては、病も病ではない。」
 人の心は弱いです。すぐに悪い方に、悪い方にと考えがいってしまいがちです。だから、成績の上下ですぐに自信を失うし、人に裏切られれば、人を信用しなくなります。これは診療を受け入れる患者さんも同じことです。腕を折れば、生活、勉強に不安を覚える人は少なくないし、がんの宣告を受ければ、死に対する恐怖を誰もが、少しは感じます。私はそんな心、負けそうな人に光を与える医師になりたいです。死の間際でも、しっかり、全ての可能性を広げられる医師。そのような医師になるためには、患者さんからできる限りの情報が得られるコミュニケーション能力。そして、多くの治療法を提供できるだけの知識と技術。多くの医師から意見をもらえるだけの人望の厚さが必要です。
 
私はまずはじめに、コミュニケーション能力を伸ばしていきたいです。私は、人との会話はとても好きです。しかし、あまり自分から口を開くことはなく、聞いて笑うことが多く、また初対面の人と話すのはとても苦手意識があります。そこが、自分の中でも医師を目指していく身として直すべき点だと思っています。目を見て、相手と、自分から積極的にコミュニケーションをとっていく。これは、私の第一の課題です。次に私が改善すべきは、計画性のなさです。私はあまり計画に沿うということができません。それをふまえて、最近は、その予定が狂っても大丈夫なように、設定期間を多少短めにすることで余裕を持たせて、なんとか間に合わせています。しかし、やはり、そういう厳しすぎる計画であるために、「少しくらい」そういった甘えが出てきてしまいがちです。この甘え、己に対する緩んだ気持ちは、命を扱う医療現場において、あってはならないものです。ですから、私は現時点で、そういった甘えは断ち切り、しっかり決めた計画が終わるまでは寝ない、そして、それが可能な計画をたてる、ということを第二の課題とします。私は以前読んだ本に、死は人を素にする、死の前ではお金や地位もないからだ、というものがありました。そしてそこには、素であるからこそ、人はそういった場面で、本当に心に引きずってきたことを清算したり、本当に心からの愛を届けられる、ともありました。私はその方のように悪いものを良いものとして届けられる先生になりたいです。そのためにも、今を今としてしっかり頑張ります。


医者になりたいという夢への熱い思い

 3年 男子

 僕の夢は、医者になることです。
 僕がこの夢を抱いたきっかけは、僕が幼い時に起こった出来事です。僕が幼い時、祖父が心筋梗塞で突然倒れ、病院へ緊急搬送されました。そして、家族全員が心配している中で、命が助かる確率は低いといわれた手術を受け、無事に成功し、一命を取り留めました。そのとき、家族全員が不安から解放され、みんな喜びました。そして僕は、医者は患者さん自身の命だけではなく、その家族の心も救うことのできる素晴らしい職業であると思い、強いあこがれを抱き、自分も医者になりたいという夢を持つようになりました。
 また、最近は日本が医者不足に悩んでおり、特に地方の医者が不足しているということや、小児科等の医者が不足しているということなどをよく耳にします。それなので、僕は日本を担っていく次の世代の子供たちの健康を守る小児科医になって、少しでも、自分や自分の家族が受けた医療による恩恵を世の中の人々に返したいと思います。
 しかし、医者になるには、国家試験に受からなくてはならず、そのためにはまず、大学に入らなくてはなりません。そして、僕は筑波大学医学群に入りたいと思っています。なぜなら、筑波大学医学群は臨床実習の期間が他の大学の医学部よりも長く、習った知識をどのようにして使うのかや、医者としての心構えやノウハウなどの、医者として最も基本的であると同時に、最も重要なことを時間をかけて学ぶことができるからです。
 そして、夢を叶えるためや、筑波大学に入るためにも、来年はとても重要な一年になります。1月には、Z会模試があり、2月には期末試験と校内模試が、3月にはクラス分け試験があります。そして、3月には中等部を卒業し、4月には高等部へと進学します。また、高等部へ進学するということは大学受験までいよいよ3年を切ったということです。そして、大学受験では今年習ったことも試験範囲となります。Z会模試や期末試験などに向けて一生懸命努力をしながら、高等部進学や、3年後に控えた大学受験に向けての勉強を着々と進めていきたいと思います。
 また、これからは今以上に一日一日を大切にするようにして、夢への第一歩である筑波大学に入学できるようにし、また、自分の医者になりたいという夢への熱い思いを忘れずに、精一杯努力をして、自分の夢を叶えたいと思います。

 

夢への第一歩を掴む為に

 3年 女子

 私の将来の夢は、医師になる事です。今回の「夢を語る会」では、同学年の岡田君が、自分と同じ医師になりたい気持ちを語っていました。岡田君の話を聞いた時、私は素直に「このような人と一緒に勉強を頑張りたい」と思いました。
 医科コースについて深く考えるようになったことの一つとして、「高校進学説明会」がありました。そこで初めて医科コースの方針を知りました。この説明会は高校をしっかり考える良い機会となりました。しかし同時に、医科コースに入ったとしたら、やっていけるのか、モチベーションを維持できるのかと不安になりました。その不安を明るいものとしてくれたのが、「夢を語る会」での卒業生方の言葉でした。三人の先輩方の言葉に共通していたものは「今、目の前にあることを全力で取り組む」ということでした。「失敗などを恐れずに全力で取り組めば、必ず夢は叶う」というものでした。私は医師になる為に、出来る出来ないに関係なく何事にも挑戦し続け、いつかの成長につなげられたらと思います。
 12月25日に夢に近づく第一歩として、医科コースの面接を受けました。面接官を担当された竹澤校長先生と医科コース長の平野先生の真剣な表情を見て、筑波大学医学部キャンパスツアーの先輩方の言葉がふいに蘇りました。「生半可な気持ちで勉強していたら目の前の患者さんが死んでしまう」と真剣な表情で話された先輩方に、強い憧れを抱いた記憶があります。
 医師になる為に努力する先輩方。それを全力でサポートする先生方。前者と後者の心持ちや真剣さは同じなのだなと強く思いました。想いが同じだからこそ共に乗り越えられると思います。それらの気持ちは私達の親でも同じです。頑張って欲しいから私をこの学校に入学させてくれました。その期待に応えられるように、日々精進していきたいです。
 自分の夢を叶える為に、私は「今やるべきことプラスα」を重視するようにしたいと思っています。先輩方の、「今あることを全力でする」ことに加えて、少しでも将来につながることができたらなと思います。「プラスα」がみんなと差をつける重要なものになるので、物事一つ一つを「全力で取り組んで」いきたいです。
 私は、今切磋琢磨している仲間のように何でも効率よくできるわけではありません。だからこそ人一倍努力する必要があると思っています。医科コースという、人より一歩早く将来の夢の選択肢を絞った私には、いち早く夢に向けて準備ができるというメリットがあります。今のうちに生活サイクルを確立し、全てにおいて余裕を持ったスタートを切れるように心掛けていきたいと思います。
メリハリをつけた学習で、三年後は必ず目標を掴み取りたいです。


 

やりがいのある仕事

 3年 女子

 私は、夢を語る会で先輩や同級生、後輩の夢について語る姿を見て、そして同級生で夢を語る会で発表していた私と同じ夢を持った人の話を聞いて、より自分の夢への思いが強くなりました。私の将来の夢は医師です。きっかけは、5歳の頃、右腕を骨折して入院した時に、実際に医師の方と出会い、手術を体験して、尊敬し、憧れを持ちはじめたことでした。その時、私を担当してくださった先生がとても優しく、そのような所にも憧れました。しかし、私も将来になりたい職業について迷ったこともありました。私が小学5年生の頃、江戸取生の先輩方がバスで襲われたという、とても悲しい事件が起きました。私は、その時江戸取が第一志望で、また、小さい頃から江戸取の校舎を見ては、この学校に入りたいと思っていたので、そんな私にはとてもショックな出来事でした。ニュースなどでその事件について知り、私は泣きながらとても怒りを覚えました。そして、憧れの江戸取生を苦しめたこの犯人を裁きたいという思いで、裁判官を目指しはじめました。しかし、医師と裁判官では、理系と文系という正反対の職業になってしまいます。やはり、どちらかを選ばなければいけないと考え、ずっと以前からなりたいと思っていた医師を選びました。また、父が博士という職業で時々研究室にも行っていたので、理系のほうが身近に感じられるというのも、もう一つの理由でした。
 こうして、一時期迷いの時期もありましたが、やはり医師になりたいとより強く思いました。最近、祖父が重い病気にかかってしまいました。祖父を担当してくださった先生は若い女性の先生で、実際にこのような若い女性が医療の場で働いている姿を見て、より医師に対して憧れを抱きました。医師とは、なるまでもなった後も大変な職業だと思います。祖父が病気になった時に感じたことがあります。それは、病気はその人だけでなく周りの人にも強く影響を与えます。その時、医師の対応次第で患者さん自身も周りの人の気持ちも救うことができます。実際、祖父を担当してくださった先生は、祖父母に1時間以上手術の方法や後遺症など丁寧に説明してくれたそうです。医師とは患者さんの命だけでなく心も背負う責任の重い仕事だと感じました。しかし、同時にやりがいのある仕事だと思います。医師とは、いつも死と隣り合わせの分、人の命をすくったという感動はとても大きいと思います。
 最後に、私は医科コースを志望しています。私が医科コースに入れたら、残り3年という長そうで短い学生生活であり、受験までの期間を悔いのないよう全力で過ごしていきたいと思います。

 

今やるべきこと

 3年 女子

 私の将来の夢は医師になることです。しかし自分の今の学習では全然足りないことに気づかされました。私は自分は文系の方が向いているのではないかと思っていました。しかし医師になるためには理系に進まなければなりません。私は理系に進むことを諦めかけていました。しかし、夢を語る会で話していた人みんなが自分の夢を堂々と話している姿を見て、自分もこのままではいけないと思いました。夢は諦めるものではなく叶えるものです。理系の科目が苦手だからといって将来の夢を諦めるのはちがうと思います。自分の将来の夢をみつけることはとても大切なことです。私が医師になりたいと思ったのは医師である父の影響が大きかったと思います。人を助けるということは患者さん一人一人に責任をもつということです。どんなに大変でつらくても患者さんを助けることができるなら乗り越えていくことができるのだと思います。人を助けるという責任感は言葉では言い表せないほどのプレッシャーがあると思います。しかし、自分が学んできた技術を信じて患者さんを笑顔にするという職業はとてもやりがいのある仕事だと思いました。私はいつかこの人にみてもらいたいと思ってもらえるような医師になりたいと思っています。誰でもいいではなく、この人がいい、そう思ってもらえることが一人前になれた証だと思います。
私は中学生になって自分が決めた目標に向かって最後まで一生懸命に努力するということをあまりやり遂げたことがありません。中間、期末テストでもギリギリになってから勉強をやり始めるということがありました。そのやり方で成績が上がるはずがありません。自分で最初から限界を決めるのではなく、できるとこまで最後まで取り組んでいこうと思いました。「叶という字はマイナスにばかり考えると吐という字になり、プラスに考えると叶という字になる。」遠藤先生がおっしゃっていた言葉です。私はこれを聞いたとき叶という字にはこのような意味が込められているということをはじめて知り、そしてその通りだと思いました。私はこの言葉を絶対に忘れません。将来の夢が叶った時、この言葉を思い出してやってよかったと思えるように、今やるべきことをしっかりとやっていきたいと思います。今やるかやらないかでその後の人生は大きく変わってくると思います。自分は文系に向いているからという理由で夢を諦めるのではなく、まずはやれるところまでやってみようと思います。
 中学受験の時、いつも家族が側で支えてくれました。私は家族がいなかったら途中で諦めていたと思います。大学受験を成功させることが家族に恩返しできることだと思うので、一日一日を大切に夢に向かって日々精進していきたいと思いました。


 

医者になりたいという強い気持ち

 3年 女子

 私は夢を語る会に参加し、自分の夢についてもう一度よく考え直した時、医者になるという道を選んで本当に良かったと思いました。
中学二年生の頃、私は医者になるか薬剤師になるか悩んでいました。医者になる道を選んだ場合、医科コースを希望し、無事に入ることができれば今まで一緒に勉強していた友達が部活をしたり、家に帰宅している時に紫峰舘へ行って勉強しなければなりません。ほぼ毎日夜九時まで勉強し続ける覚悟が中二の頃の私にはありませんでした。普通科に行ったほうが楽だなと思っていました。
ですが、中三になりいよいよ進路について真剣に考えるようになった時に、やはりどれだけ大変な思いを高校生の時にしたとしても将来の自分の姿を想像してみたら、薬剤師よりも医者になりたいと強く思いました。薬剤師に救えない患者さんも医者には救うことができるし、やりがいがあると思ったからです。
 中三から医者になりたいと強く思うようになりましたが、中二で中だるみをしてしまっていたので成績が医科コースのレベルにとどくかとても不安です。冬休み前には希望調査票を書き、十二月二十五日には校長先生と平野先生との面接をしました。とても緊張して足が震えました。でも自分の医者になりたい思いを伝えることができたと思うので、結果発表の日を待ちたいと思います。
医科コースの合否はとても気になりますが、医科コースの試験は医者になるために必要な大学受験本番ではありません。絶対に来年一組として高校生活をスタートさせたいですが、もし普通科に進学することになったとしても大学受験で医学部に入学できれば、医者になるという夢を叶えることができます。実際に普通科から医学部へ入った先輩もいらっしゃるとお聞きしました。大事なことは医科コースに進学するか、しないかではなく医者になりたいという強い気持ちを大学受験本番まで持ち続けることだと思います。それができれば医者になる夢を叶えられます。
 私は腎臓内科医になって腎不全の患者さんを助けたいです。人工透析は週に三日、半日の拘束時間を必要とします。その度に私達が一年に一回打つようなインフルエンザの注射針よりももっと太い針を打たなければなりません。その苦痛は想像できないほど痛いと思います。その苦痛を少しでも無くせるような研究をしたいと思っています。その夢を叶えるためにも、医学部に入学するためにも、今この瞬間から気合をいれなおして勉学に励みたいです。最短のテストであるZ会のテストでは中学校生活すべての集大成として今までで一番良い点数、順位を取りたいと思います。


 

 

  薬剤師

自分らしく輝いている人

 3年 女子

 私には小学校六年生の頃からずっと変わらない夢があります。それは薬剤師になることです。中学生になってこの学校で将来の夢について真剣に考える機会をいただいて、薬剤師以外の職業についてみることを考えたこともありました。今まで以上に多くの職業を知り憧れ、悩むということを何度か繰り返しました。それでも最終的に行き着くのは薬剤師の仕事でした。
 あと三ヶ月で高校生になるという現実を痛感している今、大学や将来の夢をはっきりさせていかねばならない時期に突入していることに正直少し焦りや不安を感じています。高等部への進学説明会の時に先生もおっしゃっていましたが、進路を選択することは自分の可能性を確定していくことです。まずはじめの大きな選択には医科コースと普通科コースがありました。私が選択したのは普通科コースなので、また来年東大コースと普通科コースの選択があります。その選択をするまでの一年間、きちんと自分の将来の夢と向き合って全力で薬剤師という夢に向かって努力してみようと思います。
 薬剤師になるために私が必要だと考えているのは学力、調剤をするとき等に必要な正確な計算力、様々な研究に辛抱強く取り組む忍耐力、人に寄り添えるようなコミュニケーション能力です。私たち学生は今、しっかりと基礎となる学力を身につけて大学で薬学に関する知識を増やしていくことが薬剤師になるための第一条件です。知識がなければ資格も取れません。正確な計算力は薬の開発の研究にも調剤にも欠かせない重要な力です。一歩間違えれば患者の命だって落としかねません。忍耐力はどんな職業についても必要となってくるからです。だからこそ今のうちから身につけておきたい力です。コミュニケーション能力は特に調剤薬局などで働く薬剤師に求められる力だと考えています。たとえば、難病にかかってしまった患者さんに、「この薬があれば症状を少し軽くすることができるから大丈夫」と伝えて、少しでも患者の負担を減らしてあげるということも薬剤師の仕事の一つです。そういう意味では、常に患者の側で支えてあげるということも大切な役割です。
 私は以上のことを身につけるためにも、今は全力で学業に取り組み、人の心に寄り添おうとする気持ちを持つことが大切だと考えています。自分で思っているよりも大変なことかも知れませんが、少しでも理想の薬剤師に近づけるように努力したいと思います。私の尊敬している人も、何度もくじけそうになったけれど諦めようとする自分に負けたくないという思いがあって頑張ってきたと言っていました。成功している人、自分らしく輝いている人は心がとても強い人だと思います。私もそんな人になれるようにこの一年、悔いのいない生活を送っていきたいと思います。

 
 

医療の現場

 3年 女子

 去年の夢を語る会では、まだ将来の夢が決まっていませんが、気になっていた職業はありました。それは、薬剤師です。今年、東大本郷キャンパスツァーや筑波大学医学部キャンパスツァーを通して、薬剤師になりたいという気持ちを一層強くすることができました。
 筑波大学医学部キャンパスツァーで先輩がおっしゃっていた言葉があります。「生半可な気持ちで患者さんと接していたら、患者さんが死んでしまう。」その時、私は、
私が目指そうとしている医療の現場は、中途半端な気持ちでは入ることのできない場所であることを感じさせてくれました。それと同時に、患者さんの命を救うことができるのは、その現場にいるものだけなのだと分かりました。
 今年は、私にとって切磋琢磨することができる仲間が増え、大切さを改めて感じる年になりました。勉強合宿では、集中力が途切れてしまった時、疲れてしまった時などに、仲間が頑張っていると思って、自分も頑張ることができた場面がたくさんありました。他にも、試験勉強を友達と一緒にしていると、わからないところを質問したり、質問されたりして、楽しく勉強をすることができました。紫峰際や修学旅行でも、仲間と一緒に準備をして、当日は楽しんで、最高の思い出ができました。この仲間となら大学受験も切磋琢磨して、乗り越えることができるのではないかと思います。
 修学旅行で私は、留学をしてみたいと思うようになりました。APUでは、様々な国から来られた留学生と触れ合うことにより、世界の広さに圧倒させられました。留学生の中には、自分の国では、女性が勉強することがよくないと思われている。だから、自分がリーダーとなって国を変えていきたいという高い目標を待っている方もいました。世界には、いろいろな文化があり、日本では体験できないことがたくさんあります。そのような体験をいつかしてみたいと思いました。
 来年から高校生になります。高校生になると大学受験に向けての勉強が始まり、中学生とは大きく違う勉強内容になっていくと思います。今回の夢を語る会で、先輩が「将来のことは、わからない。やったことが将来につながると思って頑張る。」とおっしゃっていました。今、私がやれることは、中学生で習ったことの復習です。大学受験では土台となる部分です。今のうちにその土台を固め、大学受験の時にやっていてよかったと思えるようにしたいと思います。
 自分が行なった選択が合っていたのか不安になる時があります。その時は、「振り向くな、夢は前にある。」という言葉を思い出して、自分が信じた道を進んでいこうと思うことができます。これからも、一歩前に踏み出す勇気を持って、夢に一歩、一歩近づいていきたいと思います。



 

 

  科学者・研究者  

何事も諦めない気持ち

 3年 女子 

 私の夢は科学者になることです。
 私はこの作文で二つのことについて考えました。まず私は科学者の責任について考えました。科学者の責任は主に倫理責任、説明責任、社会的責任の三つがあります。科学者に倫理責任がある理由は、科学者の研究という行動が社会における他者の生活を全般にわたって左右するような成果、もしくは結果を導く可能性があるということを認識すると共に、悪い影響を避けるためには、自分の好奇心を抑制し、研究の方向を制御することも時には決断しなければならない。そういう倫理観が科学者には要求されるからです。そのため科学者には倫理責任がついて回ります。同時に専門家としての経験と知識が、常に義務や責任の追考に最適、最善であるとはいえないという事情に鑑みれば、研究の世界で起こっていることを常に一般の社会に対して開示、説明する義務もそこに生まれてきます。一般の社会もそこで起っていることを十分に理解した上で、専門家と協力しながら良い効果を得られる確率を増大させ、悪い効果を得てしまう確率を減少させるために科学研究を見つめていかなければなりません。科学は私たちの生活を豊かにしてくれるものですが、悪用しようと思えばいくらでも悪用することができるものです。だからこそ監視する人がいなければならないのです。そのために科学者は一般の社会に対して研究の内容を公開する説明責任を持つ必要があると思います。また現在では科学はあらゆる面で発展してきています。しかし、最近では過去に創ったものが原因となり、環境破壊などを引き起こしているものもあります。その例として地球温暖化があります。地球温暖化の原因の一つとして、冷蔵庫などのフロンによってオゾン層が破壊されてオゾンホールができ、そこから入ってきた紫外線によって地球の温度が上がっていることが挙げられます。これらのことから科学の社会への影響力はあまりにも大きく、科学は地球の環境を悪化させるものになりうるのです。そのため、科学者には自分が創ったものが社会にどのような影響を与えるのかということを考えること、すなわち、社会に対する責任を持たなければならないと思いました。これらを踏まえて確かに熱心に研究をしてよりよいものを創造することが悪いとはいえませんが、自分の創ったものが社会にどのような影響を与えるのかを考え、科学者一人ひとりがこれらの責任を持っていかなければいけないと強く思い生ました。
 次に私は科学者になるためにどのような取り組みをしていくのかについて考えました。まず科学者には英語が必要です。それは研究に必要な資料などが日本語で書かれているとは限らないからです。自分の科学の知識を増やすためにも英語力は必要不可欠です。そのために英語の学習を今まで以上に頑張っていきたいと思います。また科学者は何事も諦めない気持ちを持つことが大切だと思います。研究を最後までやり遂げる強い気持ちを磨くために、日々の生活の中でもその気持ちを持って行きたいと思います。そして、科学者には「見通し」、「段取り」の能力が必要です。それを養うために身近にできることとしては、紫峰祭や学校の行事に積極的にさんかした家の手伝いをすることがあげらです。それは「どのようにして頭と体を動かすのか」という特訓になるからです。これらのことを実践して自分の夢に近づいていきたいです。

航空宇宙関係のエンジニア

 3年 男子


 僕の夢は、エンジニアです。エンジニアでも
航空宇宙関係のエンジニアになりたいと思っています。
 まずは、なぜ僕が宇宙に対して興味などを感じたのかについてです。僕が、初めて宇宙について習ったのは小学生の頃でした。僕は、宇宙について習う前までは、この世の中に見つかっていないものはないと思い込んでいました。しかし、いろいろと学んでいくと見つかる可能性があるものはたくさんあると知りました。そこで、僕は先生の言葉の「人類が宇宙について分かっているのは全体の5%にも満たないんだよ。」という言葉を聞いた時、宇宙について一番魅力を感じ、興味を持ちました。他には、スケールの違いです。僕たちが、日頃使う単位の多くは、キロメートル、メートルなどです。しかし、宇宙では何億キロメートル、何億光年と想像ができない程の大きさにも心を惹かれました。
 次は、なぜエンジニアになりたいのかについてです。僕が、小学生の頃は日本人女性二人目の宇宙飛行士山崎直子さんについてテレビなどで多く報じられていました。そして、スペースシャトルディスカバリーがリフトオフしたのを見た時、このようなスケールが大きい未知な宇宙に飛ばす乗り物を作ってみたいと思ったのがきっかけでした。その後も、世界最高技術を持っているといわれている日本から飛び立った「はやぶさ」の偉業に感動しました。途中、通信途絶しながらも無事に六十億キロメートルの旅から帰ってきたと聞いた時、このようなまだまだ未知の宇宙を知る手がかりになるようなマシンを作ってみたいと心から思うようになりました。そして9月にはなんと江戸取のイベント教育で「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーをされていた川口淳一郎先生の講演会をお聴きすることができ、運命的なものを感じました。
 僕は、あと三、四か月で高校生となり、約三年後には、大学受験があります。僕は、航空宇宙エンジニアの夢を叶えるためにもたくさん勉強しなければなりません。今ままでは、苦手な分野があると、どうせ高校生になったらやるだろうと甘えて完璧にするまでやらず、あきらめていました。しかし、あと少しで高校生になり甘えることができなくなります。そして、周りの仲間たちも本格的に大学受験を視野に入れて勉強するでしょう。なので、周りに遅れを取らないようにするために、しっかりと勉強をし自分の夢を叶えたいと思いました。
 最後に、僕は宇宙について多くの魅力を感じると共に期待もしています。何に期待しているかと言うと可能性です。今日でも、まだまだ不治の病や原因すらもわからない病気があります。しかし、分からないことが多い宇宙ではこれらの病などを直すことができる医薬品などが見つかるという期待もしています。なので、人の役に立てるような立派な大人になるためにこれから何事も全力で頑張っていきたいと思います。   

     

自分の夢としっかり向き合った冬休み

 3年 男子

 今年の冬休みは、自分の夢をとても真剣に考える冬休みとなりました。中学三年生としてもっと自分の夢に真剣にならなくてはいけないと夢を語る会を聞いて強く思いました。同学年に夢を真剣に考えている人がいるということが、僕ももっと自分の夢としっかり向き合わなければいけないというきっかけになりました。
 僕の夢は科学者で、この夢は中学生で一度もぶれたことがない夢です。科学者というのは、大学や研究所などで研究することを専門にする職業を指します。このような職業に就くためには、大学院に進学し、博士課程を修了することが最低限必要な条件になってきます。これは文系、理系に関係なく学者と呼ばれるものになります。理系に学者になるためには、大学の理系の学部に進まないといけません。僕が目指しているのは東大の理学部で、大学を卒業した後も大学院に進まないといけません。大学を卒業できたからといって大学院に行かなくてはいけないので、大学卒業後も怠けている暇はありません。そして大学院に行ったからといって安心はできません。大学院に入ったら博士課程というものを取らなければいけません。この様に科学者になるということはとても大変な道のりであるということが再認識できました。僕がこの夢を実現するためには時間の使い方もとても重要になってくるということがわかりました。時間というものは限りあるものですから、その時間をだらだらと過ごすのか、勉強をして過ごすのかで、かなりの差がつくと思います。勉強をすると言ってもしっかりとメリハリをつけてやらなければ意味がありません。勉強をするときは勉強をする、遊ぶときは遊ぶといったことをメリハリをうまくできる人は成績も上がっていくと思います。逆にメリハリを付けられない人は成績も中途半端になって、高校にいったとしてもそのまま中途半端な成績のまま高校生活を終えてしまうと思います。このようにならないためにもいまからしっかりとメリハリを付けた生活を意識して行動にも移していきたいと強く思いました。
 次に、残された中学生活の過ごしかたです。僕が中学生でいられるのはあと三ヶ月しかありません。残りのこの三ヶ月をどう過ごすかで高校の生活も変わってくると思います。僕は、この三ヶ月をしっかりと勉強する三ヶ月にしていきたいと思っています。いままでで勉強の習慣が完璧についていたかと言われると自信がありません。ですから僕は、この新年が明けた所を節目として良い方向に進んでいきたいと思っています。いくら周りの人が応援にしてくれていたとしても、自分がやる気を出さないと応援してくれる人に対しても失礼になってしまいます。そして、僕はここが頑張り所だと思っているので頑張っていき、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。


 

夢への架け橋となる大学受験

 3年 男子

 年が明けて、三か月が過ぎれば、僕は江戸川学園取手高等学校に入学することになります。高校生になれば、大学受験や就職、そして自分の「夢」への道が、より一層明らかになってくると思います。だからこそ、この時期に自分が何を目指したいのかについて、よく考えなくてはなりません。
 「夢」を決める第一歩は、興味を持つことだと僕は思います。だから最初のうちは、様々な事に興味を持って調べてみることも大切でしょう。今の僕は、もっと多くのことを知る必要があると考えています。そして、高等部に入ると一気に身近に見えてくるのが大学受験です。いよいよ受験勉強という意識を持って学習に取り組んでいかなければなりません。
 大学受験へ向けての学習においてまず一番最初に重要なのは、どの大学、どの学科を志望するかということだと思います。大学選びでは、先に学科を決めた方が良いと両親に言われました。全ての大学と全ての学科を調べるのではきりがありません。自分がどの分野の道に進みたいのかをはっきりさせてから、その分野について各大学ではどのような授業をしているのかを調べるのが効率の良い方法だと思います。
 では僕は、どのような学科を選ぶべきなのかということを良く考えてみました。まず第一に決めているのは理系ということです。これは変わることがないと思います。僕の得意な数学を十分に活用できる学科を選びたいと思っています。しかし少し調べてみると、それだけではほとんど学科を絞れないことが分かりました。僕が興味を持っている学科は、理学系と工学系に分けられます。理学系では、純粋数学・情報科学・環境数理・地球惑星、工学系では、情報通信・システム工学などに魅力を感じました。ここに書いただけでも相当多いですが、調べてみることの大切さが分かったような気がします。さらにここからどの大学を目指すかを考えることになりますが、今の段階でそれを完全に決めるのは難しいようです。ただ、僕の行きたいと考えている分野で良い大学としては、東京大学、筑波大学、東京理科大学などが挙げられると思います。特に東京大学は日本で最高峰の大学なので、常に意識しておくべきだと思います。
 無論、このような大学に行くためには、日々の学習が欠かせません。しかし、学習に対するモチベーションを上げるためにも、大学の学科やその先の就職のことを調べ、考えることが必要です。学習あってこその大学、大学あってこその学習という考えを持つべきだと僕は思います。有意義で悔いのない高校生活を送るために、重要な事だと思います。

積極的に行った大学訪問

 3年 女子

 私の夢は、科学者です。科学者になりたいと思うようになった理由はいくつかあって、一つは小学校の頃によく理科の実験が行われていてその実験がとても楽しく思えたからです。この前、私は東京大学の柏キャンパスの一般公開に行きました。東大生が実際にいろいろな実験を行っていて、「誰かこの実験やってみたい人いませんか?」と、全体に声をかけられた時、自然と手をあげて「やりたいです。」と言った自分がいました。今、振り返るとやはり実験が好きな自分と、実験の結果の説明を東大生が行ってくれた時、少しでも理解しようと努力していた自分がいました。
 二つ目は、現代ではまだ見つかっていないものを見つけたり作り出すことをしてみたいからです。少し前、話題となっていたSTAP細胞や、天野浩さんたちが発見した青色発光ダイオードなどのニュースを見て、ますます、実験をする職業に興味を持つようになりました。また、これらのニュースを見て、実験といっても私の思っていた以上にたくさんの実験をしている人々が世界中にいて、結果を残すために日々血のにじむような努力をしていることに気づかされました。
 三つ目は、ある映画を見てきっかけとなりました。映画の内容は、DNA捜査によって検挙率100パーセント、冤罪率0パーセントとなった近未来が舞台となっていて、ある天才科学者が主人公です。この映画の科学者のように、世界中の人々の役に立つことができるような仕事に、憧れるようにもなりました。
 私は、中3になって新たに実行するようになったことがあります。それは、より多くの大学を訪れたことです。今の夢である科学者になるためには、まず良い大学に行かなければ難しいと思われます。その自分の夢に近づけるような自分に適した大学を選ぶためには、実際にいろいろな大学に訪れることが大切となってきます。だから、空いてる時間を見つけては大学に訪れました。実際に大学に訪れてみて感じられたこととしては、一つ一つの大学によって雰囲気が異なっていたことで、外からだけではなく建物の中に入れたり、大学の人たちと接しられたりなど、訪れなければなかなかわからなかったり知れない部分が自分で足を運ぶことで感じられることができました。
 私たちは、中学三年間をあと少しで終えようとしていて、もうすぐしたら高校生になります。高校生になれば、今よりも勉強内容は難しくなるでしょう。でも、そこで諦めてはいけません。自分の良い所はこれからも継続していくべきだと思うし、悪い所は修正していく努力をするべきだと思います。時にはつらくなって逃げたくなる時もでてくると思いますが、強い気持ちを持って、後ろは向かず毎日の積み重ねを大切にして自分自身を信じていけるようにしたいです。

 

安全な食品を開発するために

 3年 男子

 僕の将来目指している仕事は食品開発者です。なぜなりたいのかというと、現在ほとんどの食品に食品添加物が添加されています。この添加物はすべてが身体に悪いわけではありませんが、一部の添加物には身体に害を及ぼすものがあります。例えば、ソーセージやハムなどの食肉加工品に含まれる添加物である、亜硝酸ナトリウムなどです。亜硝酸ナトリウムは、食中毒などの原因となるポツリヌス菌を殺すために添加されています。しかし、亜硝酸ナトリウムは、発がん性があり、青酸カリと同じの約0.18グラムで致死量です。また、アセスファムKなどの人工甘味料は、カロリーを抑えたり砂糖よりも約200倍の甘味の刺激を感じるため、添加されています。しかし、それも発がん性があると言われています。他の安全な添加物を使用すればいいのに、利益やカロリーを優先して、亜硝酸ナトリウムや人工甘味料などを使用しています。ですから僕は、食品開発者になりそれらを変えていきたいです。
 食品開発者になるためには、栄養学や食品衛生といった食品に関する専門的知識が必要です。また、食品加工や分析、開発といったとても幅広い高度な専門的なスキルを身につける必要があります。そして企業の採用基準としてもその分野の専門的なことが求められるはずです。ですから、僕は東京農工大学応用生物化学学科に進学し、そこで安く手に入り安全な食品添加物を開発、研究したり発見したりしていきたいです。また、細菌学で亜硝酸ナトリウム以外の方法でポツリヌス菌を確実に殺せて、安全な物質も発見していきたいです。
 食品開発者になるための特に決まったルートや国家資格などはありません。しかし、僕は危険物取扱者や調理師免許なども、積極的に取得していきたいとも思っています。それがより深い食品開発者にになるためにもつながると思うからです。
 食品開発者は、地道な作業です。だから忍耐力は欠かせないものと言えます。また、一部の添加物は、ある一定までの、法律で決まった量までしか入れることができません。そして、ジュースなどに表示されている果汁何パーセントの表示も法律によって決められています。ですから、法律についても学ばなくてはなりません。
 東京農工大学応用生物学科は国立大学なので、入試科目は当然試験科目も多く、より早い時期からの準備、対策が必要です。中学時代よりももっと勉強していかなければ、なりません。今後は普段の授業を大切にし、大学入試までのきちんとした計画を立てて勉強していこうと思っています。


 

 

  国際関係

学校に通えない子供たち

 3年 女子

  私の将来の夢はJICAに入って世界の貧困層の人々を助けることです。
 
私がJICAに入りたいと思った理由は、長い間海外に住んで色々な国の人たちと接してとても海外に興味を持ったからです。英語にもとても興味があり、英語を使った仕事がしたいと思っていました。英語を使った仕事を調べてみても自分にあった仕事が見つからなくて、今まで将来の夢を聞かれても英語を使った仕事という漠然とした答えしか返せませんでした。しかし、テレビでアフリカなどの貧しい国で働いている人たちの特集を見て、「すごいな、私も貧困層の人たちを助けたい」と思うようになりました。そして私はその手助けをしているJICAについてよりよく知ってみようと調べてみました。すると、世界には貧困や紛争によって学校に行けない子供が五千万人もいることを知りました。学校に行けないということは文字の読み書きが出来ません。文字が読めないということは新聞や本などからいろいろな知識を得ることが出来ません。疑問に思った事を書物から学ぶことも調べることも出来ません。また薬をもらっても服用方法がわからずに間違えて服用して命を落としてしまうことが実際に起きています。私は文字が読めずに命を落としてしまう人がいるということなど想像したこともありませんでした。それは私が当たり前に学校に通うことができて、恵まれた環境に生きているからだと思います。私たちの暮らす日本では、学校でいろいろなことを学ぶのは当たり前で、それを有難く思ったり感謝したりということは今まで考えたこともありませんでした。私はこのようなことを知って、学校に通えない子供たちに出来ることは無いだろうかと考えるようになりました。私はJICAに入って学校に通えない子供たちのために、学校に通いやすくなるような環境にしたいと思います。具体的に何をすれば良いかなど私の課題は山積みで、もっともっと突き詰めて調べて行かなければならないと思います。
 JICAに入るために国際基督大学の教養学部に入って国際関係学を学びたいと思っています。国際基督大学には今のままでは絶対に入学することができません。今までは将来の夢が決まっていなかったので、何を目的に頑張って良いのかわかりませんでしたが、今は将来の夢があるのでそれに向かって頑張っていきたいと思います。来年からは高校生になるので今までの努力の仕方では駄目だと思います。私は英語が一番好きな科目なので、今までは英語の予習復習がほとんどで、他の教科は試験の前に勉強して試験後はあまり勉強していませんでした。今後は英語だけでなく全教科の予習と復習をして、試験のためではなく大学受験を意識して勉強していきたいと思います。是非とも将来の夢を叶えたいと思います。

外交官になるために

 3年 男子

 僕の将来の夢は、まず2020年に開かれる東京オリンピックにおいて通訳をし、その後、外交官として、他国と日本の関係に携わったり、貧しい国でその国の発展を手助けする人になることです。
 僕がこう思った理由は、坂本龍馬のような国を動かす人物になりたいのと同時に、ある冊子を読んだからです。その冊子の名前は「世界の貧しい子どもたち」です。この冊子にはわずか10歳でありながら、薬を投与されて戦争に行かされる子供や、小さな少女がゴミ山にて裸足でゴミなどを拾っていました。その冊子を見た時、自分より幼い子供がそんなことをしていると知り、とても驚きました。そして、そのような子供達を助けたいと思いました。
 僕の夢を叶えるために入りたい大学は国立大学法学部又は、東京外国語大学です。外交官になるためには英語の他にももう一つ言語を話せるようになっておく必要があります。さらに、東京外国語大学に入った場合、卒業するには英語を流暢に話せるようになっておくことが必須になるそうです。しかし、一番外交官になることができやすい大学というのは東京大学の法学部です。だから、一番に目指す大学は東京大学です。
 今の自分の学力や語学力では絶対に自分の行きたい大学へ行ったり、外交官になるということはできません。今、僕がしなければいけないことはとても明確です。まず学習時間を増やすということです。このことについては中学3年生にあがってから、長い間言ってきたことですが、未だに実現できていません。これはとても良くないことです。中学2年生の頃よりも、授業中に理解できることが多くなったことで成績は上がりましたが、学習時間の面ではクラスでも下から数えた方が早いです。
 次に、欠席についてです。校長先生もおっしゃっていたように、大学受験を成功させた先輩方のほとんどが高校一年生から三年生まで欠席がないです。これは、やはり「授業が一番」であるからだと思います。三ヶ月後には高校生活の始まりです。高校生活での欠席はゼロにするように毎日手洗い、うがいをするように心がけていきたいと思います。
 最後に、8時前登校ということです。僕が登校する時間は大体8時10分頃です。あと10分早く登校すれば間に合います。8時に登校すれば朝だけで40分学習時間を確保できます。だから、これからは早く登校し、朝学習の時間を確保します。
 このようなことをしっかりと直し、勉強をしっかりとすれば、志望大学にも合格し、外交官になるという自分の夢も叶うかも知れません。そのことをしっかりと心に留めて、これからの残りの三年間を頑張っていきたいです。

 

人の役に立つ仕事

 3年 女子

 私は中学校1年生、2年生と「薬剤師になりたい」と言っていました。その、薬剤師になりたいというのも私の中ではまだまだ漠然としていたので、この機会にもう一度きちんと考え直してみました。
 今年、修学旅行で私達は立命館アジア太平洋大学に行きました。そこでの交流で私は言語の隔たりも関係なくコミュニケーションを取れたことにとても感動しました。その後行われた夢を語る会でもう一度色々なことを考えてみたところ、あの時の感動と、立命館アジア太平洋大学のような外国語大学で学んでみたい、という気持ちがこみ上がって来ました。外国語大学の卒業生の就職先を調べてみると、外務省、銀行、大手自動車企業などと、そこに書かれた就職先はどれも一流と呼ばれている所ばかりでした。私が今回新たに見つけた目標は「外国語大学に進学する」というものだけなので、まだどのような職に就きたいかは決まっていません。ですが一つ、「人の役に立てるように働く」という所は外せません。これからの世の中はグローバル化がどんどん進み、日本語を喋ることが出来るだけでは恐らく通用しません。最近はテレビを見ていても、至る所で外国の話題が提示されたり、外国に関するCMも流れています。こういったグローバル化の流れに付いていくにはやはり何といっても英語力が必要です。しかし私は現状では英語があまり得意ではありません。そこで私は、現役の外国語大学生の従姉妹に相談をしてみました。従姉妹は、「少しでも興味があるなら今のうちから英語はやっておいた方が良いよ。まだ中学三年生なんだからこれから伸びるよ。」と言ってくれました。私は今まで自分の未来を決める大きな決断は親に頼り、流されながら決めて来てしまったものもありました。しかし今回は他の誰でもない、自分で決めたことなので、このような些細なことでは諦めてはいけないと思います。この前のLHRでも学んだ「決断の大切さ」を胸に、折角見つけた目標を大切に、潰さないように勉強をしていきたいです。そして、英語という科目はどこを受けるにあたっても必要となる教科なので、今復習が出来るうちに苦手分野の克服をしたいと思います。
 今回のこの夢を語る会により、私の中の大学受験への意識は格段に高くなりました。今までは内心、「まだまだ時間はあるじゃないか」と思っていましたが、もうあと三年しかありません。三年間で英語だけにとらわれずに、他の教科も並行して、身に付けるべきものはきちんと身に付けて、プラスアルファも吸収出来るようになれればと思います。そして三年後は、笑って江戸川学園取手高校を卒業出来るように、文武両道を貫いて学校生活を送りたいです。

英語を理解できないことの悔しさ

 3年 女子

 私の夢はまだはっきりと決まっていません。これだ、と思える経験がなく心を動かさせるものと出会っていません。ただ一つ言えるのは、海外と触れている職業に就きたいという漠然な気持ちがあることです。得に英語を活かしたいです。
 私が英語を使う職業に就きたいと思う理由の大半は、中一の時に初めて行った海外旅行での経験です。今まで習っていたはずなのにまったく理解できていないことに悔しさを感じました。なれない地で緊張していたのも一因だと思いますが、それも悔しみの一つでもあります。日本から離れただけでこんなにも萎縮してしまう自分が情けなかったです。会話などはもってのほかでした。店員が親切に話しかけてくれたにもかかわらず、私は驚いてとまどうばかりでした。
 そのような経験から、私はいつか再び海外を訪れ、必ず無念を晴らすと決心しました。二度同じ過ちを犯さないために英語を更に学びたいと思いました。
 夢は決まっていないけれど私は翻訳家という職に興味を持っています。英語を日本語でわかりやすく表現し、内容はそのまま小説として読みやすい文体へと変化させなければいけません。英語力と文章を構成する力、その二つを両立させるという点に魅力を感じました。一筋縄ではいかないけれど自分の手で様々な本の魅力を最大限に引き出し、多くの人に日本だけでなく海外の物語の良さを理解してもらえることを目標としていきたいです。
 翻訳家ともう一つ私が興味を持っている職は外交官です。日本と世界を結びつけるかけがいのない存在であると私は思います。海外との意思疎通がスムーズにできなければ紛争や争い事が少なくなり、悲しむ人が減ります。そのような存在になれたら社会に大きく貢献できますが、外交官になるには国家公務員一種試験に合格することが必須条件です。
 翻訳家になるのにも人を引きつける文章を書く才能が要り、外交官になるには高い学力が必要です。どちらも難しいものですが、あきらめる理由にはなりません。強い意志を持って努力すればなしうることです。しかし、私にはまだ強い意志がなく他のものにも目がいってしまうのが現状です。私の周りには夢が決まっている人もいれば、そうでない人もいます。個人差があるのであせらずに自分の気持ちを第一に考え目標を立てていきます。でもやはり夢がある人には憧れを感じてしまいます。自らの目標を決めて大学のことまで詳しい将来を描く姿は輝いているようです。いつか私も信念を貫いた目標を立て、進んでいける人になりたいです。
 私の夢は漠然としているけれど、今は学ぶことが第一です。何事も豊富な知識と経験がなければ成立しないと思います。将来、自分が後悔しない道を突き進んでいきたいと思います。


 

 

  弁護士・教師など

将来の夢のために

 3年 男子

 中学2年生の時までの将来の夢は国際関係の仕事に就くということでした。しかし、新たに中学3年生の生活がスタートし、もう一つ将来の夢が増えました。それは、弁護士です。
 今年、新たに増えた将来の夢である弁護士は、日本の職業の中でも、就職するのがとても難しい職業の一つです。必要とされる能力は、学力の他にも「スピーチ力」や「暗記力」などです。まず、「スピーチ力」についてです。弁護士に最も必要とされていることは、裁判で勝つということだと思います。そのため、裁判の中でいかに上手く話せるかが大きな問題となります。裁判での実績がそのまま、その弁護士の実績になると聞いたことがあります。別の言い方で言えば、その裁判でしっかりした実績を残さなければ、みんなに助けを求められる弁護士にはなれないということです。この「スピーチ力」は、色々な場面で養うことが出来ます。総合学習での発表、友達同士での会話などがあります。日常生活を送っていく上で、「スピーチ力」を養う機会は沢山あるので、その機会をチャンスと考え、しっかりと活用したいです。次は、「暗記力」についてです。弁護士には、膨大な量の法律用語とその意味を暗記する能力が求められます。法律用語の意味のちょっとした勘違いで裁判で誤審となってしまう可能性が無いとは断言できません。そのためにもしっかりと法律用語とその意味を覚える必要があるのです。この様に考えるとやはり、弁護士は頭の良い人がなれるのだなと改めて思いました。この頭の良い人になるには、たくさん勉強しなければなりません。今の自分には、一日の平均学習時間に満たない日もたくさんあります。弁護士になるような人は、毎日コツコツと勉強していると思います。一日の平均学習時間に自分の勉強時間が満たないということは、その分、遊ぶ時間が多いからです。「自分の将来の夢のためだ」と思って、少しずつ娯楽の時間を取り除いていきたいです。そうすれば、自ずと学力も、もっと上がると思います。また、弁護士になる一番の近道は東京大学の法学部です。東京大学の法学部は、東京大学の中でも偏差値が高い学部です。そのため人一倍努力する必要があります。小さなテストも大切にし、常にテストを精一杯に受け、自分のモチベーションを高めていきたいです。
 今年、将来の夢は二つになり、より一層勉強に力を入れなければなりません。今年の四月から高校生活がスタートします。本格的に受験に向けての勉強が始まります。一日一日を大切に、無駄の無い一年間にしたいです。将来の夢に向かって、また一歩前進出来るように頑張ります。
 

将来の自分へとつながる努力

 3年 女子

 私の将来の夢は、教師になってこの江戸取で働くことです。その思いは、今回の夢を語る会で強くなりました。なぜ江戸取の先生になりたいかと言うと、この学校生活が楽しいからです。友達や先生と話したり、勉強したり、部活に励んだりと、とても充実しています。だから、大人になって、この学校でたくさんの事を教えたいと思いました。夢を語る会では、同学年や下級生の人が自分の将来の夢について大勢の人たちに話すということは、とても勇気のいることだと思います。私は「私も頑張ろう」と思うと同時に、発表した人たちに対し尊敬の念を抱きました。
 教師になるということは、勉強面でも精神面でも、自分が伝える立場になるということです。つまり、自分の専門教科については完璧に、精神面でも強く、豊かなものでなくてはなりません。心を強く持つということついて、私には足りない部分があると思います。このことについての反省するべき点が今年は沢山ありました。中等部3年という中等部の最高学年という立場になって早一年が経とうとしています。「自分は3年生として、自覚や責任のある行動をしているか、後輩に恥ずかしい姿を見せていないか。」と自問しても、自信を持って「きちんをしていた」とは言えません。今回の夢を語る会でこれまでの自分を見つめ直す機会にもなりました。今頃、公立の同学年の人たちは、一生懸命に勉強しています。自分が何のために、この中高一貫校に入学したのか、それを忘れてはいけません。将来に向けて早いスタートを切るために、3年前、必死に頑張っていたということを常に胸に留め置きながら生活しなくてはなりません。一方、中3生としての残り3ヶ月の精神面での目標は「自律すること」です。自分で自分を律するということは容易ではありません。他の人に決められて生活する方がとても楽だと思います。しかし、それでは自分の成長はありません。自分の行動が何に結びつくのかを考えながら、自律した生活を送っていきたいです。
 また、勉強については、一つの教科が人に教えられるくらい出来ていなければなりません。そのためには、自分自身が深く理解していなければいけません。今の時点でその一教科を決めるのではなく、出来るだけ選択肢を増やしたいと思います。現時点の課題は、一つ一つの定期試験に対して、精一杯の努力をすることです。今までは、一教科は努力が足りないと感じることがありました。今、勉強するということは、目の前のテストのためではありません。今の努力が積もって将来の自分へつながります。普段の生活の中でも常に目的意識を持って努力していこうと思います。

一流のパイロットを目指して

 3年 女子

  私は今まで自分の夢について、あまり考えたことがありませんでした。私は今回夢を語る会を聞いて、自分は将来どんな職業に就きたいのかを冬休みの間、ゆっくり考えてみました。
 そしてこの冬休みを通して、まだ決まってはいませんが、私は将来パイロットになりたいなと思いました。私は空をみることが好きで、空を飛んでみたいと小さい頃思ったこともありました。また、自分が運転している飛行機から外の景色をみてみたいなと思いました。
しかし、パイロットになるためにはかなりの勉強量が必要です。また、責任感、判断力が求められます。そして体調管理を自分で行うことが出来なくてはなりません。パイロットは整備士やキャビンアテンダント、グランドスタッフなど多くのスタッフに支えられています。だから、周りと一緒に協力して働こうという協調性が欠かせません。操縦技術だけでなく、周囲の絶大な信頼を集めてこそ一流のパイロットといえるのです。
 パイロットになるためには、特に英語、数学、理科が大切です。わたしは中間テストで数学の成績を落としてしまいました。だから自分が解けなかったところをもっと何度も解き直し、自分の苦手をなくして、次のテストでよい結果を出せるようにしたいです。大きな夢を叶えるには、小さな目標を自分で立て、どんどんクリアしていくことで夢に近づけると思います。そしてちいさな目標も努力しなければ達成することは出来ません。努力は今したいと思って急に出来るものではないと思います。毎日毎日少しずつ努力を積み重ねることによって、どんどん力がつき、また努力しなければならなくなった時に人より多くの努力をすることが出来ると思います。私は今まで努力をすることはできていたと思います。しかし、夢を決めたことによってこれからもっと夢に向かって努力できると思います。
 そして今、自分が夢を叶えるために出来ることは勉強ももちろんですが、挨拶をする、学校を休まない、やらなければいけないことをするなど基本的ですがとても大切なことです。挨拶は将来も、とても大切なことで、学校を休まないとうことは自分できちんと体調管理をすると言うことになります。パイロットは空の上で交代することはできないので自分で体調管理をしなくてはなりません。そして、やらなければいけないことをしなければ信頼を得ることはできないし、責任感がない人になってしまいます。だから、基本的なことをきちんと行い夢に近づいていきたいです。
 私は夢は決まりましたが、まだどのような大学にはいるのかなどを決めていません。きちんと大学で何をするのかを考えて、毎日努力して、苦しくても諦めずに夢を叶えたいです。


 

スポーツ選手をサポートする仕事

 3年 女子

 夢を語る会では、多くの人の夢を聞きました。人それぞれ、様々な夢があり、それを聞き、とても感動しました。自分の夢をしっかり前向きに語れる事が、素晴らしいと思いました。
 私は、皆ほど多くを語る事が出来ません。実現出来る夢なのか、自分が本当にやりたい事なのか、再度考えてみました。そして、今まで夢として考えてきた事ではなく、本当に実現したい夢を見つける事が出来ました。
 それは、「スポーツに関わる事」です。スポーツに関わる仕事は、沢山ありますが、その中で、スポーツ選手をサポートする仕事を夢にしたいと思っています。スポーツ選手の身体だけでなく、心の両面からサポートする仕事です。もちろん、選手にとって、最も大切なのは身体であり、身体が丈夫でなければ、スポーツ選手とは言えません。しかし、それと同じ位選手の心のケアが大切だと思っています。心がしっかりしていないと、本来の実力を発揮する事は出来ないと考えるからです。
 夢を実現するために、勉強しなくてはいけない事は、まずは身体のしくみについて理解する事です。人間の身体の仕組み、運動する時にどの様に筋肉が作用するのか、どの様に筋肉が動いたら速く走れるのかなど、詳しく学びたいと思っています。また、心の面では、心理学の勉強が必要だと思います。メンタルケアは、人間の心を良い意味で操り、ベストな状態にすることが大切です。そのために、私は、早稲田大学スポーツ科学部を目指したいと思います。その学部は、私の夢の実現に、最も近い学部であると考えたからです。そこで、基礎を勉強し、夢に大きく近づきたいと思います。
 なぜ、スポーツに関係する仕事なのかというと、スポーツをする事も観戦する事も大好きだからです。そして、身体だけでなく、心の面も大切であると考えたのは、私のある体験によるものです。私の所属するバスケットボール部の試合の時、最初の二試合、緊張で身体がガチガチになり、練習で行ってきたプレーが全く出来なくなりました。悔しくて泣いていると、マネージャーが、三試合目にコートに出る前に、「次、思いきりプレーすれ大丈夫だよ。泣かないで、頑張れ。」と、励ましてくれました。そのおかげで心が楽になり、三試合目では、練習の様なプレーが出来、自分に悔いのない試合をする事が出来ました。このような体験から、身体だけではなく、心のケアが重要であると気付かされました。
 最後に、私の夢はスポーツ選手の身体と心の両面をサポートする仕事につくことです。2020年、東京オリンピックが開催されます。それまでにこの様な学問は更に発展していくことでしょう。その学問を一生懸命勉強し、夢の実現に向かっていきたいと思います。

 

アサーティブな人間

 3年 女子

 私の将来の夢は、国際連合の職員になることです。この職業を目指すきっかけになったのは、3年前に、ジャーナリストの山本美香さんを取り上げたニュースを見たことです。
 山本さんは、ジャーナリストとして世界の紛争国を取材し、現地で見聞きしたことを私たち日本人に伝えてきました。しかし2012年の8月20日に、シリア内戦の取材中にシリア北部のアレッポで政府軍の砲撃を受け、亡くなりました。この残忍な事件を聞き、胸が締め付けられる思いでした。それと同時に、同じ日本人として世界を股にかけ、紛争国の実態を多くの人に知ってもらいたいという気持ちから、自ら行動する素晴らしい姿勢に深く感銘を受けました。
 その後、私は山本さんの生前の活動をより深く知りたいと思い、インターネットで山本さんの著書などを調べました。その中で、最も心に残った言葉があります。それは、「戦争は遠い国のことだと思っていませんか。現代は一日半あれば地球の反対側の国へ着いてしまう時代です。国と国との距離が縮まっているのに、心の距離はどうでしょうか。」というものです。実際私も、心の中では遠い国のこととして「自分には、今はまだ関係がない。」と捉えています。この意識の低さを今から高めていく必要があると思うのです。
 次に、国際連合の職員になるための具体的な課題を示していきたいと思います。
 まず一つ目に、「大学院の修士課程を取ること」が第一条件です。国連人事センターのガイダンス資料では、出身大学や学部は選考に一切関係がない、と公言されています。しかし、専門分野・学部は後のことを考えると自分の自信につながる大切な要素だと考えています。なぜなら、国連職員の採用には、それまでの専攻と職務経験(キャリア)が一貫していて即戦力であることが求められているからです。私はこのことを踏まえた上で、筑波大学の国際総合学類に進学し、必要な力を養いたいと、改めて思いました。
 二つ目の課題は、「国連職員を目指すなら、英語もしくはフランス語で職務遂行が可能であること」です。現に国連職員として働いている日本人のほとんどは、英語そしてフランス語が堪能であると聞きます。現在の英語学習で精一杯の私は、とても衝撃を受けました。今学習している英語の文法、単語などを確実に定着させ、毎日の長文音読を習慣化することが、今できる対策だと思います。口で言うだけでなく、行動に移せるように努めます。
 三つ目の課題は、「JPO試験に合格すること」です。この試験は倍率が15倍と言われており、かなり狭き門であることは確かです。ここでも英語は中心科目になるため、前述したように英語の力を伸ばすことが重要です。
 これらの三つの課題は、どれも簡単ではありません。国連職員は相当努力しないと掴み取ることができない職業です。あと3年間の高校生活で、これらの課題に対応できる知識を蓄え、自分を向上させていきたいと思います。また、私はグローバル現場で求められる「アサーティブ」な人間に変わりたいと思います。欧米的な自己主張の強さは「アグレッシブ」であり、大切な要素ですが、グローバル化が進んだ現在、社会が必要としているのは、自分の主張することを通すというよりも、相手の意見を尊重しながら、自分の意見も述べるというアサーティブな人間なのです。日頃から周りの人と積極的にコミュニケーションをとり、相手と自分の両方を大切にしていきたいと思います。

 

自分自身に負けない

 3年 女子

 私は、中学生として過ごす最後の冬休み、もの凄く焦っています。
 冬休み直前、医科コースと、普通科コースの選択がありました。医科コース志望の友人は、志望理由をまとめたりと、とても真剣な様子でした。私は、比較的成績は良い方だと思います。けれども、あれほど真剣に将来を考えたことは無かったと思います。何となく勉強をして、それなりの成績を取って、こんなものだと自分を納得させる。自分の中で「やりきった」という状態でテストに臨んだことはないと思います。私には、圧倒的に覚悟が足りません。
 私は、将来、官僚になりたいです。覚悟を決める一歩として、初心に立ちかえる必要があります。私はどうして官僚になりたいと思ったのか。両親が前に官僚の方と関わりのある仕事をしていて、小さい時から彼らの話を聞いていた私にとって自然だったと思います。人間的に頭の良い人と対等に渡り合える舞台に立ちたいと思いました。政治の世界で人と人や、世界を結んでいるのは、政治家だけではないはずです。多くの人が見ているわけではないけれど、そこには確かに官僚の力があります。本当に格好良くて、憧れます。
 私が、彼らと同じ舞台に立つために、伸ばさなければならない力は学力だけではありません。いろいろなことに対応し、活用する応用力。いつでも仕事をこなせる体力。沢山の人と物事を円滑にこなせるコミュニケーション力。江戸取での学校生活、これから来るであろう大学生活の中でこれらの力を身に付けなければなりません。
 身近な目標としては、期末試験で450点以上取ることです。結果としては、国公立大学など、自分自身が心から行きたいと思えるような大学に進みたいです。沢山の友人に出会い、沢山の経験をして人間として厚みのある人になることが最終的な目標です。
 私たちは今、沢山の大人、環境に守られて生活しています。最高のものを与えられています。けれども、社会に出るとそうはいかないと思います。自ら、いろいろなものを得なければなりません。そして、いつかは人を守るような立場になるかもしれません。私は、人を守れるような強い人になりたいです。このままの生活を続けるのなら、私は強い大人になれません。今の状況、環境に甘えてばかりはいられません。どんな機会も無駄にはできません。自ら手を伸ばさなければなりません。
 これからは、自分を甘やかさないで、沢山のことに全力で取り組み、挑戦する。それが私の覚悟です。私は、自分自身に負けたくありません。

 

天職

 3年 男子

 私にとって、中等部生3人のスピーチは大変強い刺激になりました。しかし、それと同時に、弁護士という職業に対し、まだ本気になれていない自分を恥じることにもなりました。
 
夢は、なりたいと言っているだけでつかめるものではありません。しっかりとイメージをふくらませ、目標を決め、努力を積み重ねて行かなくてはなりません。彼らは、もうすでに目標を定め、自分の進むべき道を見つけていました。弁護士という職業は、被告人を助け、更正への手助けをするためのものです。この仕事をこなすには、法律をすべて覚え、それに則って弁護しなければなりません。つまり、何が正義で、何が悪かをしっかり判別することができないといけないのです。しかし、今の私には、まだ判別する能力が備わっていません。周囲の雰囲気にすぐに流されてしまいがちです。
 では、今の自分をどのように変え、どのような努力をしたらよいのでしょうか。まず、自分の楽観的すぎる思考を改めたいと思います。自分の長所でもあり、短所でもある楽観的思考は、今まで自分を助けてくれたことはありません。すぐに甘えてしまい、すべての能率を下げてしまっています。「今〜できなくても、明日から頑張ればいい。」といった思考は、今でも自分を苦しめます。これからは、この思考を「今できることは今やる。」という思考に改めようと思います。これをすぐに形にするのは難しいので、すこしずつ日々の課題をメインに、だんだんと形にしていこうと思います。「今できること」は無限にあるような気がしてしまいますが、今はまだ時間があると思い、良い意味で心に余裕を持ち、焦らず時間をかけて、それでもに夢に向かって着実に歩んでいきたいです。法学部がある大きな大学に入らなければなりません。そのためにはまず、学力をつけて、1つ1つのテストを大切にしていかなければなりません。1番近いテストはZ会で、その後もたくさん続きます。その全てのテストに対して万全の状態で臨めるようにしていこうと思います。外部での模試は特に、自分は江戸取を代表して受験しているのだという自覚を持って臨みたいです。制服を着ている間は、自分だけの名前ではないのです。学校の名前をけがすことがないよう、恥ずかしくない結果が残せたら良いと思います。また良い結果を残すことが自信にも繋がり、夢への大きな1歩となるでしょう。どうしてもっと早く始めなかったのだろうと後悔をしないよう、全力で取り組みたいです。自分が誇りを持って臨める職業、それが天職というものだと思います。もしも夢が叶ったら、胸を張って頑張りたいです。
 貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

 

「教師」への道

 3年 女子

 私の夢は「教師」になることです。私が教師になりたいと思ったきっかけは、小学校一・二年生の時の担任の先生が、字がとてもきれいで、いつも児童のことを第一に考えてくれるなど他にも良いところがたくさんあり、色々なことで素晴らしい先生だったのでとても尊敬していて、私の憧れでした。そして、その先生を目指そうと思うようになりました。
 教師になるために採用試験を受けなければなりません。その前に、大学に入学する、ということから考えようと思います。私の志望大学は、お茶の水女子大学です。そして、文教育部に入りたいと思っています。そのためには、しっかり勉強しないといけません。ただ入りたい、と言っているだけでは入れるわけがありません。三年後に大学受験があるので、それに向けて今からコツコツと頑張ろうと思います。今年は中学校生活最後の年なので、良い締めをしたいです。そして、高校に進学してから、さらに頑張って成長できれば良いです。
 教師に必要なものは、「学力」だけではありません。生活していく上で大切なことを教える、ということも教師の重要な役割だと思います。もし、間違ったことを生徒たちが学び、実際に社会に出た時にそれを使ってしまったら、大変です。だから、私は今のうちから日常生活で求められる必要不可欠なことを全て身に付け、正しいことを生徒達に伝えられるようにしたいです。生徒達が社会人になって活躍する時に、自分の教えたことが活かされている、と感じるのはとても嬉しいことです。そうなるためには、地道な努力が必要です。まずは、定期試験へ向けての地道な努力を始めようと思いました。
 私は、江戸取で送る高校生活において、まず今の生活を改めようと思いました。授業についていくのが、さらに大変になると思いますし、教科が増えるので試験の数が増えるのはもちろんのこと、それぞれの試験範囲も広くなるのだと思います。ですから、今の生活のまま突入してしまいますと、悪い成績をとってしまうと思います。確実に勉強時間を増やし、集中力を今まで以上に付けようと思います。「質の良い学習」が出来るように、どうすれば効率良く学習出来るのか考えてみようと思いました。また、「集中力」というものは、自分の意志が無いとつかないものです。時間を決めてその時間だけ集中する、といった感じでないと集中することは難しいと思います。自分が出来る方法で実践しようと思います。
 「教師」になるための道のりはまだ遠いので、「江戸取に入学したことによって近道を通ることが出来た!!」と胸を張って言えるように、この先も気を抜かずに必死で頑張っていこうと思います。早いうちに「夢への第一歩」を踏み出そうと思いました。

社会全体への恩返し

 3年 男子

 今回、「夢を語る会」で先輩方や自分と同学年の生徒のお話をお聞きして、自分が今、大きな節目にいることを改めて強く実感しました。他人の夢や目標を聞いて、自分の今の状況と夢を再確認し、これからに向けて考えることが大切だと思いました。
 僕の夢は会計検査院に入ることです。しかし、学校生活を続けていく中で、次第に「何故自分が会計検査院に入りたくなったのか。」と思うことが時々ありました。自分が江戸取を受験する際に抱いた志を忘れてしまっていたのです。僕がこの夢を抱いた理由は、受験をする中でたくさんの人のお世話になったことにあります。両親だけではなく、塾の先生や、いろいろな人達のお世話になりました。また、社会でいきていく中で、国からの学費の補助などがありました。そのような人達や社会に僕は恩返しをしたいと思っていたのでした。恩返しをする方法の一つとして僕は、税金の無駄遣いを調べる会計検査院に入ることを選びました。僕はこの冬休みの間、自分の思いについて深く考えました。考えた結果として僕はやはり、社会全体に恩返しができる会計検査院が良いと思いました。しかし、これから生きていく中で、考えが変わることもあると思います。今の夢よりも良いと思う職業があるかもしれません。もしそうなったとしても、社会全体に恩返しができる職に就くという信念はつき通していきたいと思います。
 会計検査院に入るという夢を叶えるためには、様々なことを今からしていかなければなりません。会計検査院に入るためには、東京大学に入学することを目標としなければなりません。今の自分では到底達成できるものではありません。自分の目標を忘れ、日々の勉強を怠ってしまっていた時もありました。その度に僕は、受験するために頑張った過去の自分や、期待してくれていた両親、今までお世話になった人達を裏切ってしまっていました。昨年は色々なことがありました。災害などで大きな被害を受けた地域もありました。そんな中でもその地域の人々は助け合って、救助活動をしていました。そのような光景を僕はテレビで見ることしかできませんでした。僕はまだ大人に比べれば力も強くないですし、救助活動も出来るわけではありません。しかし、別の方法で社会に貢献できるはずです。そのために僕はしっかりと努力していかなければなりません。自分や期待してくれている人達の為にも、甘い自分を払拭し、自分の将来を見据えて努力出来るような人になりたいです。
 僕は今回の「夢を語る会」を聞いた後、冬休みという貴重な時間をいただいたことで、改めて自分を見つめ直すことができました。このことを生かし、これからの学校生活を送っていきたいです。


 

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