筑波大学医学 専門学群

キャンパスツアー 中3生 感想

人の命を預かる仕事

 3年 女子

 筑波大学に行きたい。これは前から思っていましたが、これまで実際に行ったことはありませんでした。だから筑波大学がどんな大学なのかも知らなかったし、どうして筑波大学に行きたいのかも答えられませんでした。しかしながら今回、キャンパスツアーに参加して筑波大学の事も少しは分かったことで、今まで以上に筑波大学に行きたいと思えるようになったし、もっともっと努力して勉強していかなければならないという自分の意識を高められた気がします。
 私が今回、先輩方から聞いた話の中で一番心に響いているのは、やはり、「適当にやってたら患者さん死んじゃうから。」という言葉です。当たり前の事だと言えばそれまでですが、医者になることの大変さを分からせてくれる言葉だと思います。人の命を預かり治療するのですから、どんな事があっても助けるという強い気持ちがないと駄目だと思います。だからこそ人一倍の努力をしないとなれない職業であり、就いてからもさらに努力が必要なんだろうと思います。今、私が中学で学んでいることをも医師になる為の勉強であると考えて、適当にやるのではなく、一つ一つの事に対して一生懸命やっていこうと思います。
 また、今回話を聞いた中に、実習期間が長いというものがありました。私の現時点での目標は、小児科医になることですが、それがいつか変わるかもしれません。だから、長い実習期間の中で、自分が何科にあっていて、本当になりたいのは何科なのか、そういったところを考えられることが良いと思いました。
 もうすぐ一学期が終わり、二学期に入れば紫峰祭や修学旅行とあっという間に時間が過ぎて、高校への進学が待っています。最初の目標は医科コースに入ることです。二学期の中間試験結果も影響するので、今回の試験における自分の最高順位を更新できるように、毎日努力していきたいと思います。この学年は、三分の一程度の人が医者志望なので、同志を持った友達と共に切磋琢磨していきたいと思います。大学でも友達は大切にしておいた方が良いと先輩がおっしゃっていました。これから様々なことを通して、クラスメートをはじめとする学年の人達と仲良くなっていきたいです。
 筑波大学に行ったことで、もっともっと頑張らなくてはいけないと改めて思うことができました。今回キャンパスツアーに参加して、とても良い経験になりました。

 

素晴らしい先輩方

 3年 女子

  私は前回、東大キャンパスツアーに参加しました。その時と比べ、今回は先輩からたくさん話を伺うことができました。ツアー時間は予定より一時間半位オーバーしましたが、時間なんて気にしない位充実した時を過ごせました。私はツアー中、色々なことを思い、感じました。
 まず、秋山先輩の話が面白いと思いました。先輩は頭の回転が速く、質問にも率直に答えてくれました。立て板に水を流すように次から次へと色々なお話をしてくださり、とても面白い先輩だと思いました。秋山先輩によると、筑波大はチリという国のように南北に長いそうです。敷地もとても広いので、移動手段はほとんど自転車のようです。筑波大の敷地はとても広いです。江戸取10個分以上あるそうです。私はそれを聞き、とても驚き、信じられませんでした。
 先に、「今回は先輩からたくさん話を伺うことができた。」と書きました。ツアー前、筑波大の医学部の先輩というと、勝手な先入観で勝手な想像が頭の中で膨らんでいました。でも実際は想像と全然違いました。賢いけれど、先輩方は皆さんが全く気取った感じがなくて、良い意味でその辺を歩いていそうな方たちでした。
 今まで私は、いかにも賢そうな人が素敵だと憧れていました。でも、先輩方を見て、賢いだけでなく、面白い話ができたり、笑ったり、運動ができたり、色々な面を持っている人が素敵だと率直に思いました。素晴らしい先輩方と会うことができて私はとても幸せです。
 また、同じ江戸取から医学部に行った先輩でも、人それぞれ考えとか、タイプとか違うと思いました。だから私も別に型にはまる必要はなくて、自分らしく生きて良いんだと思いました。
 物理的なことに目を向けると、建物は質素な感じだと思いました。でも大学は学ぶ所だからそれ位が丁度いいです。筑波大学は森の中にあるような感じでした。とにかく自然が豊か。そこら中に緑がありました。
 ツアーに参加するのは自由ですが、受け身ではなく、積極的に行動すると、より楽しくなるし、吸収できるものも増えると思いました。実際、今回のツアーはとても楽しく、様々なことを知ることができました。
 秋山先輩の話を伺って、私は余計医者になりたいと思いました。医者の仕事はハードですが、毎日が勉強で知識が増え、充実感も大きいはずなので、私にとってそれはとても嬉しい条件です。第一に、直接感謝される仕事をしたいという思いが前提条件としてあります。
 最後に、このツアーを企画して下さった遠藤先生や先生方、先輩方、ありがとうございました。

 

未来を想像して

 3年 女子

 私は筑波大学に行って、医者になりたいという思いがものすごく強くなりました。
 大学の見学にいったのは今回が初めてで、いろいろなことに驚かされました。まず大学ではみんなが真面目に勉強をしているイメージがありました。しかし、実際私が見た大学は、生徒がいきいきしていてとても自由な感じでした。大学は自分の好きな勉強ができて、自分の好きなサークルに入れるとても良い場所だと思いました。医学部に入れると解剖の授業だったり、手術の練習だったりと、私にとってとても魅力的な授業ばかり受けられるので今すぐにでも受けてみたいと思いました。筑波大学の先輩方は、授業で御遺体の体を使わせていただいてて解剖し、手や足の先から頭までのつくりを学ぶとおっしゃっていました。私は人間の体の中に興味があるので実物を見て細かいところまで学びたいと思いました。そんな経験ができることがとても羨ましいです。筑波大学に行き、本当に私は医者になりたいんだと再確認できたので良かったです。少し前に、動画で模型の血管と血管を針で縫うのを見て、すごく感動したのを覚えています。手術をするだけが医者ではないのはわかっています。地道な作業もあるけれど、でも医者にならないと手術はできません。とても大変な仕事ですが、自分が行った手術で患者を助けたいので、他のどの仕事よりもなりたいのです。
 筑波大学の先輩方は全員医科コースを卒業してきた先輩ばかりでした。今回の質疑応答の時間におっしゃっていた「医科コースの利点」を聞き、医科コースに入った方が医学部受験には強いことがわかりました。そして医科コースに入れるだけの頭がないと医学部受験は難しいということも思い知らされました。中途半端な気持ちで挑んではいけない受験です。受験に中途半端な気持ちで挑んで、もし受かったとしても、その後の大学生活や仕事を充実させることができないでしょう。私の今の学力では医科コースにも入れません。腹を決めてものすごく集中して勉強していきます。中途半端ではなく本気になって勉強します。まずは次回のテストで100位以内か50位以内を目指そうと思います。学力をあげて医学部の受験に全力で挑み、絶対合格してみせます。
 私は医者になって自分の手で手術をし、病気を治したいと言う気持ちは誰よりも深いものだと自信を持って言えます。しかし気持ちだけで医者はできないので学力も上げます。そして遠藤先生の「マイナスの言葉を言わないで、努力し続ければ夢は叶う」という言葉を胸に頑張ります。
 Imagin the future.
自分が医者になっている姿を想像し、そうなることを信じて、夢を叶えるために努力していきたいです。

私の覚悟

 3年 女子   

 ‎ 今回の筑波大学医学部キャンパスツアーに参加して、より一層医者になりたいと思いました。医者として直接、命を助けたいと強く強く思いました。
 今、勉強机の前に筑波大学の大学病院と医学部のポストカードをいつでも見られるように、夢を目指せるようにと思って飾っています。  
 
「振り向くな、後ろに夢はない。夢は前にある。」という、夏期勉強合宿の結団式における校長先生の言葉を心に刻み、コツコツと努力して、絶対に何があっても医者になりたいです。これが私の覚悟です。
 筑波大学キャンパスツアーに行く前に、参加生徒全員に対して遠藤先生からオリエンテーションがありました。その時、現高3生が中3生だった時に紫峰祭の研究発表で調べた亀田総合病院についてお話がありました。千葉県鴨川市にある亀田総合病院は最新の医療設備が整った大きな病院で、眼下には海が広がり、最上階には純白の霊安室が
あるそうです。いつか機会があったら亀田総合病院の見学に行けたらいいと思いました。

 

無限の可能性

 3年 男子

 「筑波大学に行けるのか」と聞かれたら今の僕は「無理です」と答えるでしょう。今、同じ学年の生徒とは差があります。その差は始めからあったわけではありません。人の実力はそれぞれ異なります。ですが、差は埋めることが可能です。相手が自分よりも高い所にいるのなら、自分は相手の二倍、三倍努力をするべきです。
 「相手」とは僕にとって大学受験をする人達全員です。たとえ今は友人で会っても受験当日では敵になるのです。僕らは今は友人と協力しつつ一つの目的を達成しようとしています。それはサッカーやバレーボールのようなものです。サッカーでは、ストライカー一人ではシュートをきめるのはむずかしいです。そこでストライカーは他の仲間にアシストをしてもらうのです。バレーボールでは、アタッカーは一人では得点を獲得することはできません。リベロやセッターがいるからこそアタックをすることができるのです。特にバレーボールというスポーツは「ボールを床に落とさなければ負けない」のです。決して一人だけが突出して出来ても何も意味がないのです。一人も欠けてはいけない存在であり、コートの中では全員が味方です。
 僕らも同じです。最強の敵は最強の味方、最強の味方は最強の敵なのです。僕らにとっても友人は考え方によって敵にも味方にもなるのです。このような考え方をすると誰も信じられなれなくなるかもしれません。友人を敵視するかもしれません。それは一番やってはいけないことです。自分が相手より劣っているのなら、自分が最強の存在になればいいのです。最強と最強が組めば、そこから生まれる可能性はほぼ無限大です。最強の存在になるには休んでいる余裕はありません。力ずくではなく、一つ一つ壁を乗り越えていくのです。忍耐力と信念があれば人は何でもできると僕は思います。
 将来的に喜ぶのも悲しむのも自分です。「変われ!」という思いがあれば人は変われるはずです。どれだけ努力して力をつけても上には上がいます。自分の夢のために、今日を、一分一秒を無駄にすることはできません。たとえ思い通りにならなくても、努力していて良かったと思えるように自分の力を最大限に発揮したいです。

先輩方から得たもの

 3年 女子

 私の将来の夢は小児科医になることです。小さい頃からの夢であり今も変わらないため今回のキャンパスツアーは良い機会だと思い参加させていただきました。先輩方から受験の時の様子や大学での生活など色々な話を聞くことができ、とても良い経験となりました。どの先輩も皆、受験の時は紫峰館で勉強していたと聞き、成功する人というのは自分が集中できる環境を見つけて勉強に励むことができる人ではないかと思いました。私は普段、家のリビングで勉強していて場所を変えることがありませんでした。だから、これからは図書館や紫峰館などさまざまな場所を利用して自分が一番集中して学習に取り組める環境を見つけたいです。また、ほとんどの先輩が友達の大切さについて話してくれました。私も勉強合宿で友達の大切さをとても実感したばかりだったので、すごく共感することができました。大学受験の時はもちろん、大学に入ってからも友人は欠かせないものだと聞き、仲間のありがたさを再認識すると共に、これから先も付き合っていけるような友人を作っていきたいと思いました。
 その他にも今回のツアーに参加してこそ得られたものがたくさんありました。中でも、今までより更に医師になりたいという思いが強くなったというこの気持ちは、何にも変えることのできない素敵な財産となりました。話をしてくださる先輩方の姿はキラキラと輝いているようで、その姿を見ているだけでも大学での生活が楽しく充実していることが伝わってくるようでした。私も充実した大学での生活を送りたいという思いが先輩と話しているうちにだんだん強くなってきました。
 
医師になるためには大学で6年間勉強した後国家試験に合格しなければなりません。大学での試験や国家試験の勉強に比べれば受験勉強は楽だったと聞いた時、医師になることの大変さを改めて感じました。その時、今まで私は医師になりたいという割に表面的で色々な事にかこつけて自分を甘やかしてきたのではないか、私は弟の分まで勉強すると決めて江戸取に入ったのではなかったか、そんな思いが頭をよぎりました。しかし私達にはまだ時間があります。気持ちを入れ替えるチャンスもやり直すチャンスもあります。実際、私はこのキャンパスツアーで気持ちを新たにすることができました。先輩達にできたことが私達にできないということはありません。やったことがないことはやってみればいい、できないことはできるようにすればいい、ツアーを終えてこの作文を書くうちにそう思えるようになりました。筑波大へ行く前、まさかこんなにたくさん収穫があるとは思いませんでした。先輩方の実績を越えるためにも、これを機に新たな気持ちでがんばっていきたいです。


 

自分を変える

 3年 男子

 私は筑波大学医学専門学群キャンパスツアーに行って、自分があと三年半で目指すもののレベルの高さを肌で感じました。私は医学部を目指しています。それを実現する為に、何をしなければならないのかは、江戸川学園取手校でお世話になっている先生方々や親戚等の助言で分かっているつもりです。しかし、大抵の時は考え方と行動が一致せず、必要な勉強が出来ていません。それではダメだということも理解しています。池田先生が「言われたからやるのでは駄目だ。誰かに言われたからではなく、自ら物事に取組まなければ意味がない。自らが重要だ」とだとおっしゃっていました。私もその通りだと思います。
 私の体験談なのですが、江戸川学園取手校に入学するため、中学受験をしましたが、受験の1週間前には、一日十二時間以上、自ら必死に勉強をしていました。その頃は一日にいくら勉強しても、苦にならず、普段誰かに言われて勉強していた時より、知識の吸収もより早かったような記憶があります。自らやると言う事は、すべての事に対して必要であり、とても重要だと言う事を夏休みの東大キャンパスツアーと今回の筑波大学医学専門学群キャンパスツアーで再認識しました。
 大学見学をしている時にふとこの様に思いました。あと約三年で希望校を決めなければならないのに、全然大学を見学していないと思いました。私が今まで見学した大学は、東京医科歯科大学、東京大学、筑波大学の三校だけです。それに、先生方がおっしゃるには、高校生の三年間は、中学の三年間と比べると、とても短いそうです。今でも短いと感じている私にとっては、とても想像できません。しかし、私達が将来行くかもしれない主要な大学を見学していない方が圧倒的に多いです。ですので、これから機会があったら、それをしっかり活用し大学訪問をしていきます。
 見学の最後に卒業生の先輩達から頂いた話の中で印象に残っているのは成績の順位です。先輩たちは常日頃からテストの点数は良く、上位だったと聞いて、「確かにそうだろうな」と思ったのと同時に、少し残念に思いました。「日常が全て。塵も積もれば山となる」と言う言葉が浮かびました。今の私の成績は上位ではなく、中間だからです。しかし、東大キャンパスツアーで先輩方が「三年間一生懸命勉強すれば、誰だって志望校に合格できると体験談を交えておっしゃっていた時には嬉しかったです。
 私の大学受験までには、三年少しの期間があります。ですので、今から一生懸命勉強すれば、志望校に現役合格が出来るはずです。私は高校1年生では医科コースには入れないかも知れません。しかし、高校二年生、高校三年生でも編入することが可能なのだそうです。そして医科コースでなくても医学部に入っている人もいるので、自分を見つめ直して、自分を改善し、長所を伸ばして、自分の夢を叶えられる様、日々少しずつ努力を積み重ねます。まずは、後期中間テストに向けて、モチベーションを上げて、自分の可能性を広げるためにも、一日を大事に過ごしていきます。

あきらめない気持ち

 3年 女子

 医学部限定のキャンパスツアーは、この間の東大キャンパスツアーとは違った刺激を受けました。
 私が、筑波大学の医学部キャンパスツアーに参加することを決めたときに、驚いたことが一つありました。それは、めったに受かることのできない医学部に、たくさんの江戸取の先輩方がいることです。今回は医師を目指している私にとって、今まさに、医学部生として大学に通っている先輩方に接触することができたことは、他の中学三年生より恵まれています。この良い機会は自分が大学受験をするときに、勇気となり自信をつけてくれると思います。先輩方がおっしゃっていたことを自分と重ね合わせて深く考えたいと思います。
 私は、先輩たちはもとから頭が良いから受かったのだと、勝手に決めつけていました。それは、自分の学力がまだ全然足りていないことから逃れようとしているからであって、実際、先輩方の江戸取生時代、受験期の話を聞くと、たくさんの辛い思いをしたからこそ、今、充実した生活を送っているのだと、自分の甘い考えを直してくれました。先輩方の中には、推薦に落ちて、必死に勉強して自分の力で合格を勝ちとった人もいました。一番大切なことは、最後まであきらめない気持ちであるということが身に染みてわかりました。
 医学部に行きたい人はたくさんいます。今回のキャンパスツアーに参加していた学年の仲間も、三年後にはライバルになります。しかし、今はお互いに切磋琢磨しあう大事な仲間です。仲間を大切にすることも重要だと先輩方がおっしゃっていた意味は、高校三年生の受験期になったら理解できると思います。今はまだ、ふざけあったり、おしゃべりしたりするためだけの友達かもしれませんが、受験期にはライバルながらも、心を支えてくれる大事な存在となります。今までに関わってきた友達は、江戸取を卒業したとしても、自分の支えとなってくれるように信頼関係を強めていきたいと思います。
 勉強合宿、東大キャンパスツアー、そして今回の筑波大学医学部キャンパスツアーは、勉強に対するモチベーションが高まるとても良い機会となりました。実際、夏休みの過ごし方が変わり、期末実力試験も、自分の中での過去最高点を取ることが出来ました。テストが終わった後でのキャンパスツアーも、気持ちが抜けていた自分に喝を入れてくれました。テストがないからといって、さぼっていてはだめだと痛感しました。夢に向かって毎日少しずつ進んでいくことが今の自分には必要です。これからも、計画的に無理しない程度に勉強していきたいです。
 先輩方のように自分の夢を達成し、笑顔で大学生活を送れるように、一生懸命頑張って日々前進していきたいと思います。
 

仲間と共に努力すること

 3年 男子

 僕は今回筑波大学医学部キャンパスツアーに参加して筑波大学はどのような大学なのか、医学部という学部はどういった学部なのか医学部へ行くためにはどうしたらよいかなど医学部の先輩方から様々なお話をしていただき、医学部についてたくさんのことを学びました。
 僕は今まで将来大学の医学部に入学したいとおもっていませんでした。しかし、僕の周りの友人は医学部を目指している人が少なくありません。だから僕も医学部について興味を持ちました。そこで筑波大学医学部キャンパスツアーに参加し医学部について色々なことを知ろうと思いました。
 筑波大学は全国でもトップクラスの大学で、その中でも医学部は特にレベルが高いです。そんな学校へ入学された先輩方からのお話はとても貴重なものでした。大学の校内はとても広く、スポーツが盛んでとても楽しい大学だとお聞きしました。また、医学部生でも他の学部の人たちと交流する機会が多く、友人が作りやすくて大学生活を送るのにとてもいい環境だと思います。
 医者になるためには大変な努力をする必要があります。筑波大学へ入学することは、医者になる為の大きな近道になるのではないかと思います。しかし筑波大学などのレベルの高い大学、特に医学部への入学は少しの努力では不可能です。トップレベルの学校は全国のライバルが受験します。多くのライバルを相手に大学入試を勝ち抜くためには、周りの人の何倍もの努力をする必要があります。絶対に受かってやるという気持ちを持ち続け、多くの仲間と一緒に努力することでつらいことも乗り越えることができます。それは今だけではなく、社会に出てからも大切になってきます。江戸取生活の残り三年半は今まで以上に仲間を増やし将来の夢についてよく考えながら努力していきたいと思います。
 筑波大学キャンパスツアーでは医学部について色々なことを知り、興味を持ちました。僕は将来医学系の仕事に就きたいと考えるようになりました。これからはこのような機会があったら積極的に参加し、自分の将来について詳しく考えていきたいと思います。

学べることは贅沢なこと

 3年 男子

 憧れの筑波大学は、僕が思い描いていた空間より遥かに大きく、キャンパスの周りの自然の豊かさは壮大で、グウランドや図書館、附属病院の設備の充実さなど、何を取っても素晴らしく、胸がワクワクしました。
 十五年前、僕はこの筑波大学附属病院で産声をあげました。全前置胎盤だったため、寝たきりの生活を余儀なくされていた母は、とても辛い生活だったと言います。早産は覚悟していたようですが、僕は三十七週までお腹に居ることができました。当時、同じ境遇で万全の状態で出産出来た人は居なかったそうで、僕は「奇跡の子」と称されたそうです。その後も、決して順調ではなく、脳性麻痺の疑いで大学病院に一年間通院したり、喘息で入退院を繰り返したりと大変だったと聞いています。その度に、僕は優秀な先生方に助けていただきました。本来ならば、この世に誕生していなかったかもしれない命。無事に誕生しても、下肢に障害が残るといわれていたので、健康に生活出来ていなかったかもしれません。そんな特別な思いでツアーを巡っていました。
 今回、先輩の話を聞いて、医師への道のりの大変さ、過酷さを改めて感じました。勉強だけでなく、解剖など慣れるまでは時間がかかるでしょう。ひとつひとつ乗り越えて初めて医師になれるのだと思いました。同時に精神力の強さが求められる職業だとも感じました。そんな中で仲間を持つことの大切さを教えられました。受験もそうですが、同じ境遇だからこそ、打ち明けられる悩みや苦しみがあると思います。互いに支え合ったり教え合ったり、相談出来る人を作ることは、とても大事だなと思いました。仲間の存在は、自分にとっても相手にとっても、心強いものになるでしょう。僕は、時々気持ちが揺らいでしまう時があります。成績の伸び悩みが将来と結びつかなくなったりすると、すぐに落ち込んでしまうのです。しかし、先輩の話を聞いて、弱い自分に決別しなくては夢は掴めないと感じました。目先の事に一喜一憂していては前に進めないのです。まず揺らいだ気持ちを持たないことだと感じました。これからは強い志を持って医師という職業を目指していきたいと思います。
 最後にツアーパンフと一緒に、ある日の新聞記事の一面をコピーしていただきましたが、僕も同じ記事に目が止まり一読していました。彼がいう「貧しいけれど何でも話せるいい家族。不幸だと思ったことはない。」この言葉に僕は心を打たれました。貧富の差が生じる世の中。世間の風はまだまだ冷たいです。本当に学習する意欲があっても、出来ない子供がいることを忘れないでいたいと思います。学べることは、とても贅沢なことだと思います。彼の様な努力家を目標に、僕も精一杯の努力をしていきたいと思います。

江戸取に入学した意味

 3年 男子

 僕が今回筑波大学医学部キャンパスツアーに参加して、江戸取卒の先輩がおっしゃったことの中で強く印象に残っていることは3つあります。一つ目は、「勉強方法は人の数ほどある」ということです。四人の先輩方は中高時代、ひとりひとり勉強方法が違っていましたが、皆さんは共通して良い成績を維持されていました。僕はまだ自分の勉強方法をはっきりと見つけていないので、早く先輩方のように確立したいと思いました。学年が上がるごとに少しずつではありますが成績が上がってきたので、これからもより良い勉強法を工夫して身につけたいです。
 二つ目は「友達を大切にする」ということです。ふだんから、冗談を言い合ったりして楽しく過ごす仲間はいますが、これから高校生になり模擬試験や外部試験を受験することになって仲間がライバルになったとしても、お互いに勉強を教えあって励ましあったりできるような関係を築きあげていきたい思います。
 三つ目は「夢は諦めてはいけない」ということです。先輩方は、生半可な気落ちで医師を目指してはいけないとおっしゃっていました。僕にとっての将来の夢、職業とは何か。 僕は、この夢という言葉を聞いたとき、気持ちが揺らいでしまいした。ただ、それは悪いことではなく、自分自身を見つめなおす良い機会になったのだと思います。僕の父が医師であること、江戸取に入学して、多くの友人が医学部を志望するようになってきていることなどに流され、これまで深く自分と向き合わずに逃げてきました。そんな自分には別れを告げる時が来たと思いました。 
 僕は、小学生のころから漠然と医学の道に進みたいと思っています。そして今回のキャンパスツアーを終えて、今心の中にあるのは、やはり医学部に入学し、基礎系医学の研究者になり、患者さんを助ける医師たちを支えていきたいということです。
 この江戸取に入学した意味は何なのか、僕は今日から何をしたら夢に近づけるのかをじっくり考え、日々努力を継続していきたいです。

努力は必ず報われる

 3年 女子

 私は、今回筑波大学で先輩の話をきいて思ったことは二つあります。一つ目は、「努力をすれば必ず報われる」ということです。話をしていただいた先輩方に共通していることは、誰でも努力をしているということです。私の今回の夏休み明けの成績は悲惨でした。私は、中学一年、中学二年のときの夏休み明けの試験で成績が良かったのは、みんながあまり勉強いていなかったからだと思い、今年の夏休みも気長に勉強していました。このことはつまり、私は、努力をしていなかったということになります。しかし、先輩方の話を聞いてみると高校三年生の時は、毎日十時間以上勉強していたと言います。
 私は、中学三年生の時はどれくらい勉強していたのかなと思い、「中学三年生の時の成績はどうでしたか。」と聞いてみると、やはり定期試験では十番台前後だったと言います。私は、この話を聞いて、ここが私と先輩の努力の差なのだなと、自分の努力のしていなさを改めて痛感しました。ですから私は筑波大学見学を終え、努力をする為の第一歩として実践し始めたことが一つあります。それは、朝七時に学校に来て勉強するということです。このことは、この三年間いつも思っていたことなのですが、「私は家が遠いから来られない」と勝手に思い実践しようとしてきませんでした。しかし、先輩の内の一人に私は家が遠かったから、電車の中では必ずやるようにすると決めてやっていたと言っていた先輩がいました。だから、私もこれからは家が遠いことを理由にして何かをやらないことはやめようと決心しました。
 私がもう一つ改めて思ったことは、「医者という仕事に就きたい。」ということです。私は、大学でどういうことをしているのかということについても聞きました。すると、とても楽しくてとても充実していると先輩方はみんな言っていました。しかし、一人の先輩が「医者は生半可な気持ちでやっていたら、患者さんが死んでしまう」と言いました。私はこの言葉にとても心をうたれました。それと同時に、医者になりたいという思いが強くなったのも確かなことです。医者という仕事は無数にある職業のなかでも最も責任が重い仕事の内の一つです。しかし、私は今も苦しんでいる患者さんをつけてあげたいという思いは強く持っています。私はこの強い思いを叶えるために、努力をし続けなくてはいけません。努力をすれば必ず報われます。この言葉は、先輩方が教えてくれた大切な言葉です。この言葉を胸に、日々の努を怠らず将来の夢である医者になるために、頑張っていきたいです。



 

見つけた、新たな選択肢

 3年 女子

 自然に囲まれ、緑あふれる町にある、筑波大学。大学と町との境目が分からないほど融合され、またその広大な土地は全国有数です。国家試験の合格率も非常に高く、とても興味を持ちました。
 私は今年の夏休みに、友人と一緒に初めて筑波大学の見学に行きました。その時見学したのは日本語・日本文化学類だったので、今回医学部に行ったことで筑波大学への理解がより深まりました。この両者は分野的に全く異なりますが、実際に通っている学生を見てみて、1つの共通点を見つけました。それは、「学生生活を思いきり楽しんでいる」ところです。高校時代とはまた1つ違った自律的学習や乗り越えなければならない高い壁があったりと大変なはずなのに、先輩方から受ける最も大きな印象は「楽しい」でした。そこで私は、「もしかすると、先輩方は一生懸命頑張ることに楽しさや喜びを感じているのではないか」と思いました。確かに、私も自分が成長できたと感じると少なからず嬉しくなります。無駄な努力など存在せず、成功しようが失敗しようが、それまでの努力は貴重な経験となる。そう思うと、少し勇気が湧いてきます。
 私が先日学校のツアーで行った東京大学と今回の筑波大学の違いの1つは、やはり場所と広さでしょう。東大は東京にあるということもあっていくつかのキャンパスに分かれており、周りは柵で囲まれていました。それと比較して、筑波大学は全国でもめずらしく、すべての学部が1つの町に集まっていました。また大学内と外の区別をつけるのが難しく、町と一体化していました。雰囲気も、東大は古めかしい建物が建ち並び、穏やかながらもおごそかなイメージでした。筑波大学は至る所に木々があり、芝生があり、とにかく自然に溢れていました。ほのぼのとしていて、心が安らぎました。のんびりとした時間を過ごすのが好きな自分に合った環境だな、と思いました。
 私はこのツアーの前まで、筑波大学はあまり志望大学の視野に入れていませんでした。しかし、今回筑波大学の様子を間近に見て純粋に良い大学だな、と思いました。宿舎も非常に近く、キャンパスが分かれていないから様々な分野を専攻する学生と関わりが持てる。また、自然に囲まれたのどかな場所でのびのびと学習できる。そんな大学での生活はきっと有意義かつ充実したものになると思います。先輩方の姿を見て、それを感じました。ほかにはない大きなやりがいを感じることのできる職業、医師になるのを目指して頑張る医学部生の背中には、日々の忙しさや独自の悩み、そして何より将来への希望が見えました。今回のツアーで学んだ新たな可能性を進路選択に活かしたいです。


医学部の厳しさと奥深さ

 3年 男子

 僕は、「筑波大学医学専門学群キャンパスツアー」に参加して、これからの自分について、よく考えることができました。
 僕は、用事が入ってしまったために、夏季休暇中に行われた、東京大学のキャンパスツアーに参加することができませんでした。その後、自分で東京大学へ見学に行き、大学の素晴らしさを心身で感じてみて、また、自分一人では大学の詳しいことや、その本質的な魅力を理解することができない自分の非力さをしってみて、「キャンパスツアーに参加すればよかった」と、心から後悔しました。同時に、次にキャンパスツアーがあったら、絶対に参加しようと心に決めていました。だから今回、菅野先生が、「筑波大学医学部のキャンパスツアーがある」とおっしゃった時、僕は、一人では分からなかったことを知るチャンスだと、とても嬉しく思いました。
 実際、今回のキャンパスツアーは、僕が想像していたよりもずっと充実したものになりました。筑波大学に行って思ったことは、東京大学もそうでしたが、とにかく広いということです。この広い場所で過ごすキャンパスライフは、さぞ楽しいだろうと思います。また、先輩達のお話を聞いて、医学部の厳しさと奥深さを知りました。筑波大学の医学部は、他の大学とは異なり、研修期間が長いということに、僕はとても興味を持ちました。たくさん研修をすることができるということは、医師を目指す人にとって、とても魅力的なものだと思います。これは、一人で見学に行ったのでは得ることができません。今まさにその魅力を感じている先輩の口から聞くからこそ得ることができたのだと思います。このことは、僕の筑波大学に入りたいという気持ちを、より強いものにしてくれました。
 僕の将来の夢は、医師や薬剤師などの医療関係の職業に就くことです。今回のキャンパスツアーを経て、僕はその思いをより具体的に、また、より強いものにすることができました。しかし、いくら行きたいと思っていたとしても、それを実行に移さなければ意味がありません。東京大学においても、筑波大学医学部においても言えることですが、これらの大学に合格するためには、相当な学力と、努力が必要になります。今回の一学期期末試験で僕は、大きな失敗をしてしまい、これまで競い合ってきた仲間達に大きな後れをとってしまう結果になってしまいました。この時期にこのような失敗をしてしまうことは、医学部コースを目指している僕にとって、とても痛手になると思いますが、きちんとこれを挽回し、さらに上を目指せるように、これまで以上に勉強に力を入れたいと思います。
 僕は、今回のキャンパスツアーに参加し、筑波大学の良さを実感したことで、自分の将来についてより深く考えることができ、そして、医学部コースに入りたいという思いをさらに強くしました。このままモチベーションを高めて、三年後の大学受験に向けて、より一層力を入れて準備していきたいです。

同じ目標に向かって頑張る仲間

 3年 女子

 私は今回、筑波大学医学群医学類のオープンキャンパスツアーに参加して医者になりたい、医科コースに入りたいという気持ちがより大きくなりました。
 夏休み中の勉強合宿で自分がやろうと思えばやれると気づき、東大のオープンキャンパスツアーでは日本の最高峰の大学に通っている先輩方のお話をお聞きすることができて、だんだんとモチベーションが上がってきていました。しかし、夏休みという長い期間休みが続いた状態で、勉強をやった日は一日五、六時間やりましたが、やらない日は全くしないという不規則な生活を送っていました。また自分一人で勉強するので、どうしても嫌いな教科を後回しにしてしまい、今回の期末テストでは好きな教科と嫌いな教科の順位に大きな差ができてしまいました。ですが、センター試験では嫌いな教科だからといって点数を落とす訳にはいきません。次回のテストは医科コースに行けるか行けないかを決める最後のテストなので、嫌いな教科を出来るだけ好きになれるよう努力し、好きな教科でケアレスミスなどをしないようしっかりとテスト対策をしていきたいと思います。
 医科コースにもし入ることができなかったら、私の性格上医者になるという夢を叶えるのは難しいと自分で思っています。もちろん夢をずっと持ち続けて努力し続ければ叶うかもしれませんが、 医学部に入る人だけが集合している医科コースの中で勉強したほうがモチベーションも上がるし、環境も整っているのでがんばれると思います。夢は一人で抱くより、切磋琢磨できる友達と一緒に抱いたほうがその夢に大きく近づくはずです。
 今回の筑波大学のオープンキャンパスツアーに参加した人たちはほぼ全員医者になりたいという夢を持っていると思います。同じ夢をもっている仲間であると同時に、医科コースの試験の時にはライバルともなる存在です。しかしまたその試験 に合格できたら、三年間ずっと同じメンバーで医学部合格という目標に向かい、一緒に頑張る仲間です。筑波大学の先輩方は学年がちがうのにもかかわらずとても仲が良かったです。医学部は全体数が少なく他学年同士での交流も多くあるとお聞きしました。また部活などでは他の学部の人とも交流できるそうです。夢が 違っても夢を追いかけるため努力しているのはどの夢でも同じだと思います。友達は大事だと改めて感じました。
 これから大学受験までの約三年間、辛いこともあると思いますが、友達と切磋琢磨し合いながら、医学部合格という目標につながる最初の分かれ道である医科コースのテストに向けて日々努力していきます。

ミスが許されない仕事

 3年 女子


 「将来、私は、どんな職業に就いたらいいのだろう。どんな仕事をして、社会の役に立ちたいのだろう。」中学生になってから、今まで何度も、将来の夢や進路について考える機会を与えられてきました。中一の頃から憧れている「薬剤師」の仕事、そして、周りの友人達の多くが「医学部に進んで、医者になりたい。」と言っているのを聞いて、最近、気になり始めた「医者」の仕事。自分がどちらの職業に向いているのか、どちらを目指すのか、迷うようになりました。今回、筑波大学見学ツアーに参加したのは、どちらの道に進むのか迷っている私に、何か決めるきっかけが見つかるかもしれない、と思ったからです。
 筑波大学を訪問し、先輩方のお話をお聞きして、「いつか私も、後輩に胸を張って紹介できるような大学に進学したい。」と思いました。そのために、モチベーションを高めていき、学習時間を伸ばしていきたいと思います。
 先輩方の話の中に、「友達は大切。」という内容が何度か出てきました。中一の頃、HRや道徳の授業などで、「切磋琢磨していける友人の存在がこれから大事になっていく。」と言われたことを思い出します。中学三年生になり、このことを実感する場面が多くなりました。定期テストに向けての試験勉強をしている時など、友人達が勉強をしている姿を見ると、「私も負けていられない。」と思い、一生懸命勉強をしようという気持ちになります。先輩方は、「大学に入ってからも、中学・高校時代の友人に悩みの相談をしている。」とおっしゃっていたので、切磋琢磨し合える友人を、卒業後も大事にしていきたいと思いました。
 ツアーで大学内を見学している際、先輩から、大学入試の当日、江戸取の卒業生である筑波大学生が後輩の激励をしているという場所に案内していただきました。江戸取生はセンター試験を筑波大学で受け ます。三年半後は、私の番です、センター試験本番で筑波大学を訪れた時、今回のツアーで感じたことや決心したことを思い出し、志望校に合格できるよう頑張りたいと思います。
 「生半可な気持ちで患者さんと接していたら、患者さんが死んでしまう。」と先輩がおっしゃっているのを聞き、「私が目指している職業は、人の命に大きくかかわっているのでミスは決して許されないのだ。」と改めて強く感じました。実際に医療の現場に立った先輩が身をもって感じた言葉であるため、もし、自分が医療現場で働く立場になった時には、患者さんの願いや気持ちを受け止め、自分ができる最大限のことを患者さんのためにしていきたいと決心しました。
 今回のツアーで、今まで漠然としていた夢が、少しずつはっきりとしてきました。将来、医療に関係する仕事に就きたいという気持ちがいっそう強くなりました。


 

希望と夢に溢れた仲間たち

 3年 女子

 今回の筑波大学医学群キャンパスツアーは、以前の東大キャンパスツアーに参加した人の要望があっての開催だったということを知りました。「折角だから行ってみよう」と興味本位で参加したツアーでしたが、忘れることのない良い勉強になったと思います。
 キャンパス内を案内してくれた先輩方は全員現役合格の人で、私はそれを聞いただけでもモチベーションが高まり、未来に向けて頑張っていこうと思いました。
 ツアー開始直後の先輩方のお話は、とても興味深いものでした。「入院体験」であったり、「人体の解剖」の授業があるそうです。このような話はきっとこのようなツアーでしか聞く機会がないなと思いました。先輩方が大学生活を話しているとき彼らの目はとてもいきいきしていたように思います。心から楽しんでいないとこのような生活はきっと送れていないと思います。
 キャンパス内はとても広くて、大学に通っている学生も迷ってしまうのではないかと思ったほどでした。見学中に入試本番の、受験する教室も見ました。3年後にここで私たちが受験している様子を思い浮かべてみると、不安と緊張でいっぱいになりました。
 最後に質疑応答の時間をとってもらいました。本来ならこのような時間がとれないぐらい時間が延びてしまっていましたが、質問する人が絶えることがありませんでした。その様子を見て、私は、みんなしっかりと今後の事を考えているのだなと思いました。私は、これからは、こんな希望と夢に溢れた仲間たちと道を進んでいくのだなとうれしく感じました。
 先輩方のアドバイスの中で、「医者はいい加減な気持ちでやるものじゃない」「本当に心から人の病気を治したいと思っていないのなら、医者にはならないほうがいい」という厳しい言葉がありました。もっともなことだと思います。しかし、先輩方がこんなにも力強く言うのは、自分たちが苦労してきたからだと思います。だてな気持ちでないからこそ乗り越えられたのだと思います。
 今回のツアーでは、実際に授業を受けたわけではないし、病院に入ったわけでもありませんでした。しかし、ツアーに参加する前と後では、こんなにも心の面でのやる気が変わるものなのだなと思いました。
 3年後、またここで受験をする時に自信に満ちて臨めるように、今から心を変えて仲間と共に努力していこうと思います。

素晴らしい環境

 3年 女子

今回の筑波大学見学では、大学の建物などを見て回るだけでなく、医学部の先輩から色々な話を聞くことができたのがとてもよかったです。
 筑波大学は、とても広かったことが印象的でした。見学した中で個人的に気に入った場所は、芸術専門学群のところです。外から見ることしかできませんでしたが、すごく印象に残っています。私は絵を描くこと、特に見たままに描くことが好きなので、大学の素晴らしい環境を羨ましく思いました。
 先輩方は、さまざまな話をしてくれました。医学部の話では、入院体験をしたり実際に遺体を解剖したりすることを聞いて、想像していなかったことまでしているのだと驚きました。また臨床実習が他の大学よりも多くできることなどを聞いて、筑波大学の医学部が良いと言われている理由がわかった気がするし、大学を決めるときに、ただ偏差値が高いからとかではなく、行きたい学部の特色も見て判断すべきだと思いました。
 先輩方の話を聞くと、皆受験勉強は大変そうでした。確実に今の私よりも何倍も勉強していると感じ、私もまだまだ頑張るべきだし必死になって勉強しなくてはいけない時期が確実にやってくるので、今のうちから少しずつ慣れておく必要があると改めて思いました。紫峰祭が終われば、放課後の時間も少しは確保にできるようになると思うので、続けることを意識して少しずつ学習時間を伸ばしていけるように頑張りたいと思いました。
 私は、まだ医者になりたいわけではないし、将来何になりたいとかいう夢はまだはっきりとしていません。中3の間に医科コースを希望するか決めなくてはいけませんが、私には特に医科コースに行きたいと思うきっかけも見つけられずにいるので、おそらく医科コースには入らないと思います。しかし、医者になりたいと思ったことは実際にありますし、医者という職業に興味は少しはあるので、今回の筑波大学見学は価値のあるものだったし、モチベーションも上げることができました。よく将来のことを考えて、もし途中で医者になりたくなったときは医科コースへ編入するという選択もできるので、その時にチャンスを逃さないようにまずは勉強すべきだと私は思いました。
 一度上がったモチベーションを下げてしまわないように、たとえどのような道に進むとしても、仲間と切磋琢磨し合いながら大学受験までの間、よく考えて自分のやりたいことを見つけていきたいです。


立派な医師になるために

 3年 男子

 僕は、今回行われた筑波大学医学群キャンパスツアーに参加して、良かったと思ったことが二つあることです。
 一つ目は、時間をかけてじっくりとキャンパスを見学できたことです。
 以前、僕は筑波大学に行きましたが、あまり時間がなく、じっくりと見学することができませんでした。しかし、今回は江戸取を卒業した先輩が案内して下さったので、とてもじっくりと、詳しく見学することができました。そのため、筑波大学のキャンパスは、とてもたくさんのものが整備されていて、施設が充実している事が分かり、自分もこの大学に入りたいという意志をより強いものにすることができました。
 二つ目は、江戸取を卒業して、今は筑波大学医学群に通っている先輩方のお話を聞けたということです。
 今までも、インターネット等を使って、筑波大学について調べたことはありましたが、実際に今、医学群に通っている先輩方は、自分たちの体験を混ぜながらカリキュラム等について話してくれました。その中で特に、臨床実習が他の大学に比べてとても長いことが印象に残りました。人の命は、知識のみを使うだけでは救えないと思います。知識をきちんと身につけた上で、命を救えるだけの技能を持っていなければならないのだと思います。筑波大学では、そのきちんとした技能を身につける期間が、他の大学に比べて長いので、自分の医師になるという夢を叶えるためにはとてもいい大学だ思いました。
 先輩の話で印象的であったのは、生半可な気持ちで勉強していたら、患者さんが死んでしまうという話でした。
 医師になって、人の命を救うためには、絶対に医師になるという強い意志を持って勉強しなければなりません。それは中三のである今からやらなくてはならないと思います。なぜなら、今の勉強の成果が、大学受験で表れ、合格することによって大学に入るといったように、今の勉強は、医師になるという夢を叶えるための第一歩であると思うからです。
 11月には、二学期中間実力試験があります。それに向けて勉強し、試験でいい結果を出せるように努力していきたいと思います。
また、次のステージである大学受験に向けても努力していきたいです。そして合格を掴み取り、国家試験にも合格して、人の命を救 い、そしてたくさんの人たちの役に立てるような立派な医者になりたいと思います。


 

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