中3 夏期勉強合宿 感想 
 

勉強合宿と自分

 3年1組 女子

  まず最初に勉強合宿に参加して体得したことは、長い時間勉強しても疲れないことです。勉強合宿では周りに友人がたくさんいました。自習学習の時疲れたなとか、少し眠いなと思ったときに友人を見るととても真剣に取り組んでいました。その瞬間に私の負けず嫌いの性格が出て、「頑張ろう」と思い自分の頬を叩いて気合いを入れました。友人は大切だなと思いました。
 二つ目に勉強合宿に参加してどんな自分を発見できたかですが、それは勉強が楽しいと思える自分を発見できました。勉強合宿での一日は長いようで短かったです。長く感じたのは一日がとても濃いものだったからであり、短く感じたのは一つ一つの時間に夢中で取り組んでいたからだと思います。
 三つ目に勉強合宿に参加しての決意については、充実した日々を過ごすことです。そして、将来のことをもっと考えることです。夏休みにしかできないことは夏休みにやるというのが私の考えです。だからメリハリのある生活をしたいです。そして将来の夢について現実的に考えていきたいです。
 四つ目に勉強合宿後、自分の本気度をよりいっそう高めるために東京大学を訪問しました。東京大学は、東大キャンパスツアーで訪問しました。キャンパスツアーでは私は友人と少し早めに東大へ行き、東大の学食を利用してみました。学食はボリュームのある内容でした。キャンパスツアーでは普段見られないところまで案内していただくことができ感動しました。研究室には見たことのない大きな機械が置いてありとても驚きました。そして、東大には多くの銅像があり、調べてみるとすばらしい方々が東大の教授で、最高峰には良い先生がいらっしゃると思いました。
 五つ目に、三年後の大学受験に向けての決意、志望大学をつかみ取るための決意についてです。私は東京大学に行きたいです。以前から行きたいと思っていましたが、今回キャンパスツアーに参加してみてさらに行きたい、という思いが強くなりました。学ぶなら一番良い環境で学びたいからです。志望大学へ行くためには勉強しなければなりません。私は社会が大好きです。社会を勉強しているときが一番楽しいです。他の教科も社会のように大好きになり積極的に勉強できるようにしたいと思います。ある眼科の先生が勉強は楽しいといっていました。私もその先生のように仕事が楽しくて楽しくてたまらない、と思えるような人になりたいです。そして、自分が本気でやりたい仕事を見つけ、その夢に向かって勇往邁進することができようにします。勉強合宿で体得し、発見した自分を忘れることなく、頑張る友人を思い出し勉強に励んでいきたいと思います。

 

頂点を皆で目指す

 3年1組 男子

  僕は勉強を苦であると思ったことは一度もありません。しかし成績が思うように向上しないときは苦でした。今、僕は勉強することが楽しいです。物事を好きになる第一歩はそれを行って楽しいかだと思います。
 今年の7月上旬にワールドカップがありました。いつもなら、あまり関心が湧かないのですが、今年はいつもと何か違いました。なぜならそこにはある一人の選手がいたからです。その選手の名前はネイマール。その彼の言葉は僕の心を動かすものばかりでした。一つ目として挙げてみると、代表に確保された席なんてない。有名かどうかではなくて、代表となった全選手は頑張らないといけないし、最大限の力を発揮しなければならないというもので、これはワールドカップ出場についてネイマール選手がコメントしたものです。僕の場合、確保された席とは医学部を目指すことであり、またそこを目指すには最大限の力を発揮しなければなりません。ネイマール選手も今は世界トップクラスの選手ですが、かつては多くの苦しみを体験しています。そんな苦しい時に彼は、「つらい時は誰にでもある。それはサッカーでも同じ。ボールが丸いようにサイクルなんだ。あるときはいいし、またあるときは悪いんだ。」と言っています。
 人生は変えられると池田先生から教わりました。考え方がマイナスなら行動もマイナス、プラスならプラス。その考えを変えることができるのは自分自身だと思います。昔よりも電子機器を使用する機会が増えた現在、僕は友達との関係を見直したいです。今はボタン一つで友達のような関係を築けてしまいます。しかし、そんな架空の世界の友達は本当の友達ではないと思います。僕は誰が一番というものではなく、一つの頂点を皆で目指し、お互いがお互いを信じていられる関係を築きたいです。たとえ自分が今のクラスの中の小さな一つの小片だとしても、周りから信頼されて、欠かせない存在になりたいです。僕はいつでも周りを楽しますことはできず、またおもしろいことを言って周りを笑顔にするクラスの中心的な存在ではありません。だから僕は、せめて皆が暗くならないように、いつでもずっと前を向いていられるようなクラスの灯火のような存在でありたいと思います。クラスで一番にはならなくても良いのです。ただ皆が笑顔でそれぞれが頂点を目指せるのならそれで良いのです。そのために僕は一生懸命、毎日を、自分の人生を全力で使います。時には苦しい時もあると思いますが、いつでも笑顔で、いつでもプラスの考えで中学三年の残りの日々を過ごしたいです。過去があるからこそ今の自分が存在するのであり、今の自分は未来へとつながっていきます。そこまでの道のりは険しくても、自分の目標を達成するために、毎日少しずつ向上できるようにしたいです。そのために三教科に力を入れ、一日最低二時間は勉強していきたいです。また東大キャンパスツアーで多くのことを学び、自分の意識を高めていきたいです 。
 


仲間の大切さ

 3年2組 女子

  勉強合宿に参加して学んだこと、得たものはたくさんあります。一日を有効に使えば、これだけ多くの時間を勉強にあてられるということに気づくことができたのもそのうちの一つです。長野へ行く前、正直とても不安でした。普段とは全く異なり、家では常に身の周りにあった娯楽がなくなった環境での生活を最後まで乗り切ることができるのか、それを私は一番心配していました。しかし実際に行ってみて、それほど辛いと感じることはありませんでした。初めの頃は自修学習が長いと感じ、途中で眠くなってしまうこともありましたが、それも徐々に慣れてきて最後の頃は二時間集中して取り組むことができるようになりました。パソコンやケータイ、運動といった娯楽が無い中で、五日間集中して勉強に取り組むことができたのは、先生方やホテルの方の支えはもちろん、周りには、常に真剣に勉強に取り組む仲間がいたからだと思います。疲れた時に、周りを見てみればがんばっている友達の姿があり、自分もがんばろうという気持ちにさせてくれました。今回の勉強合宿では改めて仲間の大切さを認識することができました。また、たくさんの人々の支えの中で一日十一時間の学習を自分が成し遂げることができたことに対し、とても達成感を感じました。
 今回の勉強合宿で学んだことをこれから生かしていくために、まずは夏休みの間も生活のリズムを崩さないようにしたいです。私は早起きが苦手で休みの日になると起きるのが遅くなりがちでしたが、この勉強合宿を機に気持ちを入れ替えたいと思います。そして、家で勉強する時に、勉強合宿での学習体制に近い形で取り組めるようにしていきたいです。約千二百日後の大学受験に向けてこの夏、本格的なスタートを切るためにも、このことを心がけていきたいと思います。
 私の将来の夢は医師になることです。高校では医科コースに入り大学ではもちろん医学部に合格することが目標です。こういった大学についての目標は持っていても、今まで大学受験というものはまだまだ先のことのように考えていました。しかし、実際に大学を訪れてみて大学受験がとても間近に迫ったように感じました。私は筑波大学の中と、筑波大学附属病院を見学しました。初めに敷地に入った時、あまりの広さにどこからどこまでが大学の敷地なのか分からないほどでした。附属病院もすごくきれいで、今まで私が行った病院では見たことの無いような機械がたくさんありました。私は祖父の診察に付き添って行ったので大学病院で働く現役医師と直接話すことが出来ました。先生はとても優しく、祖父もとても良い先生だと言っていたのできっとみんなから信頼される医師なのだろうなと思いました。最後に先生から「がんばって勉強すれば絶対合格できるからね」というメッセージをいただき、一段とやる気が高まりました。私も将来はこの先生のような誰からも信頼される医師になれるよう、残りの江戸取生活を有意義に過ごしていきたいです。
 

中高六年間のマラソンレース

 3年2組 女子

 私は勉強合宿を通して「学ぶ」ことの大切さや楽しさを知りました。今までも勉強を苦に思ったことはあまりありませんでしたが、今回の勉強は誰かに強制させられてやるのではなく自律的に、今自分に必要な事は何かと考えて取り組むことができ、三年後の大学受験に向けたスタートを切れたと思います。
 五日間という日程をただひたすら勉強に費やした勉強合宿でしたが、私はそこで「切磋琢磨し合える友人」の大切さを感じました。なかなか集中できず、ふと周りを見渡してみると真剣に勉強している友人がたくさんいてその姿に私も後押しされて、勉強を進めました。何においてもそうだと思いますが、人は一人ぼっちではできないことでも、周りに助け合える仲間がいれば高みを目指して努力していける生き物だと思います。ですから私はこの中等部二十六期生と共に大学受験に向けて全力で頑張っていきたいと思いました。
 次に、私は勉強合宿を通して勉強には必要不可欠な「集中力」を身に付けることができたと思います。今までは連続して九十分勉強するのが集中力の限界でしたが、勉強合宿では百二十分は集中力が持つようになりました。個々の持つ集中力が発揮されるのは勉強のときだけではなく、試合での走りや読書をしている時など、様々な場面で重要な役割を果たしていくと思うので、これからも高めていきたいと思います。
 勉強合宿中には竹澤校長先生の講話をお聞きする機会がありました。その中で「これを知る者はこれを好む者に如かず」という孔子の言葉をおっしゃっていました。これはまさにその通りだと思います。勉強もゲームのように捉えてしまえば楽しむことができ、だんだんと軌道に乗ってくると思います。ですから私も勉強を楽しめるようになるくらいまでやっていきたいと思います。
 私には夢があります。それはJICAの職員や国連職員などの国際関係の仕事に就くことです。その夢の実現、また受験も含め勉強に対するモチベーションを上げるために早稲田大学を見学して来ました。大学は想像以上にとても綺麗で広く、「こんなに素晴らしい所で自分の夢を叶えるために勉強出来たら、どれだけ幸せだろう」と思い、以前よりも受験に対して前向きな気持ちになれました。また活き活きとした大学生には活力をすごく感じ、私もそんな風になりたいと思いました。
 この夏休みは、ほぼ毎日のようにある練習や合宿を通して部活に対する熱意を高められ、毎日十時間以上勉強した勉強合宿や大学見学によって「文武両道」をより一層強く意識するようになりました。中高六年間にも渡る長いマラソンレースのゴールを気持ちよくゴールできるように勉強合宿で上げたモチベーションを下げることなく夏休みが明けてからも日々努力していきたいと思います。

甘さを乗り越えて

 3年3組 女子

 自分への甘さ。これは、今回の勉強合宿において、私が最も自覚した課題です。私は最近、パソコンに触れている時間が今までより圧倒的に多いです。中一、二の時には、私は勉強しかしていませんでした。でも、私はそういう生活が嫌でした。「好きな事」「趣味」それを持たない自分が理由もなく虚しく恥ずかしく思っていました。そんな、どこからか現れた壁にぶちあたった時、私の成績は下降していきました。でも今は趣味があります。その趣味を楽しむのにパソコンは必要でした。そして私は自分の部屋にパソコンを持ち込み、今まで勉強していた時間でさえも、その趣味にあててしまうようになりました。「試験前さえ止めればいいんだ」という言い訳をして。
 でも、今回の勉強合宿で、過去の勉強が楽しい時の自分に出会えました。それと共に、今まで自分を甘やかしてきたつけも回ってきました。
 私は勉強が好きです。勉強をしている自分、黒くなったノート、破れた教科書、そういうものは、私を安心させます。だから、私はずっと勉強していきました。過去の自分には10時間以上の勉強は当たり前でした。だから、中三になっても、変わらず余裕で勉強合宿を終えられる、そう思っていました。でも違いました。集中が持ちませんでした。つかれやすい体質になっていました。私は今の自分が嫌いです。勉強なんかで疲れて、自分の弱さを許してしまう。そんな情けない自分が大嫌いです。
 私は、夏休みで自分を変えます。自分をしっかり制限できる人になります。私は医師になる。それは、誰にも譲れない固い決心です。自分で自分の夢をほろぼすのは絶対に嫌です。
 私は合宿後、東京大学に行きました。ここを目指す、そう決めた人々の夢であふれていました。広かったのは敷地ではありませんでした。私の心が揺さぶられるような、そこに詰まった夢の大きさ、それが私の感じた広さでした。
 正直言うと、怖くなりました。私は、夢を本当に叶えられるのだろうか、そう思いました。大学に行ったら、日本の地図が見えました。そこから、強い意志を持つ人々が大勢いるのだ、と思いました。私はもっと勉強しなくてはいけない。もっと自信を持てる人にならなくてはいけない。学校だけじゃなくて、全国に、自分よりはるかに上の人がいることを思い出さなくてはいけない。自分の上を歩く人を追い越さなくてはいけない。
 私は自分に強くなります。休憩と勉強のメリハリを付けます。もう逃げている余裕はありません。私は絶対に医学部に合格します。

将来のためのもの

 3年3組 男子

  僕は、今回の勉強合宿を通して、たくさんのことを学びました。そして、その勉強合宿が大学受験に向けての本格的なスタートであることを念頭に置こうと思いました。
 まず、勉強合宿で体得したことは、自分に限界を作らないということです。自分は中学校に入ってから、これほど勉強したことはほとんどありません。家庭内での勉強では、始めてから、二時間半くらい経つと、「もういいや」と思って勉強をやめてしまうことが多くありました。休日にも、九時から十二時まで、三時間の勉強をしようとするのですが、どうしても、十一時半で終わらせてしまうことが多いのでした。これでは残りの30分が無駄になってしまいます。しかし、勉強合宿では二時間半より少し短い、二時間を何セットかしましたが、いつもより短い時間を何セットかしただけで、とても疲れてしまいました。ところが、合宿の三日目あたりで、二時間の勉強をすことがあまり苦になりませんでした。さらに、最後の三時間の勉強をすることも苦になりませんでした。非常に集中し、質の高い勉強ができたと思いました。今までの自分と比べて、とても変わったと思います。今までの自分の、勉強に対する集中力はあまり無かったと思います。そして、今までの自分は、自分に対して限界を作っていたということが悔しいと思いました。中学受験に臨んでいた時は、勉強合宿ほどの集中力で勉強していたと思います。中学校に入ってからの自分は、自分に甘く、緩んでいたと思いました。これからは、緩んでいた自分から、引き締めた自分へ変わろうと思います。
 次に、勉強合宿を通して、今までと違った自分になりつつあると思いました。今まで、自分は勉強を、「やらなくてはいけない物」、「疲れる物」だと考えていました。しかし、勉強合宿を通して、勉強とは、「大学受験のための物」、「将来のための物」だと感じるようになりました。今までの自分は目先のことしか考えていなかったと思いました。しかし、勉強合宿後の自分は将来のことまで考えられるようになったと感じました。そして、将来のことまで考えた方が、定期試験や大学受験、就職活動などに意識しやすくなると思います。これからは、目先のことにとらわれずに、将来のことまで考えるようにしようと思います。
 三つ目に、勉強合宿後の夏休みは、最低五時間は勉強しようと思います。午前中に部活をし、午後疲れていても勉強することになりますが、勉強合宿の時のように、一生懸命すればできると思いました。生半可な意識ではできないくらいの時間が丁度良いと思いました。
 そして、合宿中よりも本気になれるように、大学訪問をしました。日程や場所の都合でこの大学に行きましたが、これからの進路を考えていく上で、とても参考になりました。また、大学生や先生方がとても熱心な印象を受けました。志望大学合格のための残り千二百日を意識し、これまで以上に勉強に励みます。

感謝の気持ち

 3年4組 男子

 勉強合宿を終えて、僕は改めて友達は大切だと思いました。勉強と友情はあまり関係がないと思っていましたが、この合宿で友達がもし一緒に勉強していなかったら僕はこんなに勉強できたのか疑問です。
 僕達江戸取生には高校受験というものはありません。だから中学3年は一番気持ちに緩みができてしまう学年だと先生方から注意を受けていました。でも自分の中で気持ちの緩みを自覚しないまま中学3年生になりました。だから今のままの勉強で十分だと思っていたし、このままの成績を維持していたらその先に自分の叶えたい夢があると信じていました。しかし、友達の勉強に向かう姿勢や集中力の高さを目の当たりにしたら、自分の勉強の甘さに気が付きました。そしてまだまだ先のことだと思っていた大学受験は中学での学習と繋がっていると改めて思いました。
 長くて辛い勉強時間の合間に友達と食事したのもとても楽しかったです。食事はとても美味しく、このような素晴らしい環境を用意してくれたたくさんの方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです。それと同時にこの学校に通学させてくれている両親にも感謝しています。毎日の生活の中で友達、先生方や両親にも感謝の気持ちを示したことはありません。そのようなことを突然口にしたら、皆びっくりして「何言ってるんだ」と言われてしまい、僕は恥ずかしくてありがとうの心を伝えることはできないでしょう。でも、いつか皆にちゃんとお礼を言えたらいいなと思いながら勉強しました。
 それでも勉強時間はとても長く、早く帰りたいとも思ったし、居眠りをしてしまい先生に注意されたりもしました。ホテルでの環境はとても良く、いつもよりも少ない睡眠時間でもしっかりと疲れを取ることができました。そのため翌日、集中して勉強に取り組むことができました。家で一人で勉強をしているとゲームをしたくなったりテレビを見たくなったりと色々と誘惑があるのですが、合宿中はひたすら勉強に打ち込むことができました。
 僕は夏休みに筑波大学に見学に行って、学びの場として大学を見学して、大学に行くことが楽しみになりました。勉強合宿で1日10時間以上勉強した経験を忘れることなく、大学受験までの4年間勉強に向き合っていきたいと思います。

刻々と迫る大学受験

 3年4組 男子

  僕は、七月二十九日から八月二日までの四泊五日、信州松代ロイヤルホテルにて行われた勉強合宿に参加しました。この勉強合宿では一日十一時間、合計四十一時間の勉強時間が課されました。それは、僕にとってそのような経験は中学に入学してから初めての経験でした。しかし、僕は決して自分に負けず、勉強合宿をやり抜くことができ、充実した勉強合宿を送ることができたと思います。計画していた学習内容もしっかりこなすことができました。しかし、反省点もありました。五日間合計四十一時間という学習時間全てを有効的に使えたかというとそうではないかもしれません。途中で眠くなりペースが落ちてしまったり、集中力が切れてしまったりすることもありました 。長時間 持続させられるだけの集中力はまだ不十分であるということを実感しました。その不十分なところを気付かせてくれたのもこの勉強合宿のおかげでした。僕はこれまで休憩なしで何時間も続けて勉強することはほとんどありませんでした。それは無意識に自分の限界を決めてしまっていたのかもしれません。今回の勉強合宿ではその限界を打破できたのではないかと感じています。
 その一方で、今回の勉強合宿では勉強のこと以外でもいろいろ学びました。特に学んだことは挨拶についてです。挨拶は、今回の勉強合宿で日を重ねるにつれてできるようになってきたと思います。勉強合宿の前まで、これまで研修旅行や体験学習、普段の学校生活などで学んだ挨拶の大切さを少し忘れていたのかもしれません。今回の勉強合宿では、先生方、ホテルの方、近畿日本ツーリストの方、バスガイドの方やバス運転手の方など、僕たちの勉強合宿を支えて下さった人がたくさんいらっしゃいました。この方たちが支えてくださったおかげで今回の勉強合宿を行うことができました。その方々に挨拶すらできないということはとても失礼なことだということが今回わかり ました。 お世話になった方々にはしっかりと挨拶をするということをこれからも忘れないようにしていきたいです。今回の勉強合宿で、挨拶の大切さを見直すことができました。挨拶は社会に出てからも非常に大切なことなので、絶対にいつでもどこでも誰にでもできるようにしていきたいです。
 今回の勉強合宿を終え、夏休みに入りました。勉強合宿を通して、夏休みの学習に対するモチベーションが上がりました。この夏休みの学習で夏休み明けすぐに行われる期末試験の結果が左右されます。僕が四月に建てた定期試験で三十番以内という前回の中間試験で達成することができなかった目標をこの夏休みを通して、期末試験で達成させようと決意しました。勉強合宿で高めた学習に対するモチベーションをしっかりと維持し、夏休み中一生懸命学習に取り組んでいきたいと思います。
 大学受験があと三年半に迫りました。先生から「大学受験まであと1200日」という話もありました。では、僕は三年半前何をしていたのか思い出してみました。今から三年半前ということは、2011年二月のことです。中学受験をあと一年に控えた時でした。必死に勉強していた気がします。その2011年二月から今までの時間をもう一度過ぎたら大学受験が来るということです。大学受験までの残り時間が刻々と迫っているのを感じました。
 
僕はこの夏休みを利用して、筑波大学と日本医科大学のオープンキャンパスに行きました。オープンキャンパスでは説明会を聞き、施設を見学しました。オープンキャンパスを通して 、将来はこういうところで勉強したいと思うようになりました。そこで勉強するために大学受験を頑張ろうという気にもなりました。これから大学受験まで、三年半の期間がありますが、一日一日を大切にしていきたいと思います。そして大学に現役合格できるように頑張りたいです。そのために、毎回の定期試験を大切にしていこうと思いました。
 今回の勉強合宿を通して、学習習慣のこと以外にも、挨拶や集団行動についてなど、様々なことを学びました。その学んだことを日常生活に生かしていきたいと思います。



 

受験へのカウントダウン

 3年5組 女子

 勉強合宿では、事あるごとに次々と考えや感想が頭の中に浮かんできました。今回の合宿で学んだことは、勉強についてだけではありません。私が学んだり気付いたりしたのは「勉強以前にやるべきことがある」ということです。
 私は勉強を通して様々なことを学び、これからの学習体制を見直すのを一つの目標として勉強合宿に臨みましたが、勉強以外のことについても沢山学ぶことがありました。それは、当たり前のことを当たり前にすることが大切だということです。先輩方や先生方もよくおっしゃっている言葉ですが、実感するような機会はほとんどありませんでした。しかし今回の勉強合宿では、勉強以外のことではありながらも、そのようなことを痛感する機会が多々ありました。そのうちの一つが挨拶についてです。私は、勉強合宿は勉強することだけが目的でした。目標も自分なりに立てましたが、「挨拶」というワードは頭の片隅にあるだけでした。しかし、いざ勉強合宿が始まると、勉強以前にできないことがある、と感じました。これからは、どんな時であっても基本的なことをきちんと出来るように心掛けていこうと思いました。
 勿論、勉強合宿で学んだのはそれだけではありません。私は今まで自律的な学習をしたことがあまりありませんでしたが、今回の合宿では自分で教材を選び、計画を立て、実行する必要がありました。私は自分が計画した数々の課題が消化されていくのが、とても楽しく嬉しかったです。しかしそれは私だけの努力ではなく、周りにいる同級生の切磋琢磨する空気のおかげです。その空気は、時間が経つほどに高まっていきました。私に自律的学習の素晴らしさに気付く機会を与えて下さったのは、同級生だけでなく、先生方や両親、ホテルや旅行会社の方々です。感謝しています。その感謝の気持ちを忘れずに、自分を限らず、行動で示していきたいです。
 私は3年後の受験のために筑波大学に行きました。その時感じたのは、恵まれた環境の中で勉強することができるのは幸せなことなんだということです。私は小学校の頃から大学受験についてよく言い聞かされてきました。だから、大学に行くことは私の人生の中で必ずあることだと思っていました。しかし世の中には大学に進学できない人も少なくないと思います。自分に与えられた環境で、精一杯努力をしていきたいです。大学へ訪問して、私は焦っています。大学受験は遠い未来の話ではなく、今の私に繋がっていることなのだ、と実感したからです。既にカウントダウンに入っており、受験への準備期間である、と感じました。私は、心力、学力、体力のどれも自分に欠けているように思います。今いる環境を最大限に生かし、自分を限らず、日々努力し続けながらも確実に結果を残していきたいと思います。

夢をかなえるために

 3年 5組 男子

  僕は、この勉強合宿に参加して、いろいろな事を体得することができました。二つあります。1つ目は、集中力です。僕は今まで、1日中勉強するというような経験をしていなかったので、勉強合宿をやり遂げることができるか不安でした。はじめの2日間は確かに辛かったです。しかし、その次の日から長時間勉強に耐えられる集中力が身につき、2時間続けて勉強することが、辛くなくなりました。確実に集中力がついたと実感しました。2つ目は、やればできるという自分を発見できたことです。勉強合宿の前に11時間勉強と聞き、できるかどうか心配でした。しかし、実際やってみるとそうでもありませんでした。勉強合宿の前までは自分で自分の限界を決めつけ、できることもやらないということもありました。しかし、これからは、できる自分を信じて何事にもチャレンジしていこうと思います。
 次に夏休み中の取り組みについてです。学校の先生のおっしゃる通り、数学と英語が大事だと思うので、強化するよう取り組みました。具体的には、自分で問題集などを買い、それを繰り返し解くようにしました。勉強合宿で集中力がついたので、それを生かすことができました。これからもこのように平日3,5時間、休日5時間安定して勉強していけたらいいと思いました。
 この夏休み中に、大学を3つ訪問しました。慶応大と東工大と東大です。東大は僕が小さい頃から父親に何度も連れてきてもらったことがありますが、慶応大と東工大は初めてでした。どの大学も広く、とても施設が充実していました。その中でも、自分の価値観にしっくりくるのは東大でした。僕は将来建築の分野に進もうと思っています。その夢をかなえるためにも、この大学に入って勉強したいです。しかし、東大というのは日本で一番入るのが難しい大学です。だから、今からたくさん勉強していこうと思います。
 最後に、決意です。僕は今回行った大学のどこかに進みたいと思っています。東工大の赤本を買ってみました。中を見てみても、やはりどの問題も難しいです。これらの問題を3年後確実に解けるようにするには、相当の努力が必要だと思われます。3年後の大学受験に向けて、これからは、受験を意識して勉強していこうと思います。江戸取に入学してから今まで、もう2年半の月日が流れました。入学したのがついこの前のように早く感じ ます。だから、今から3年も同じようにとても短く感じるのではないかと思います。まだ時間があると思っていると間に合わなくなるかもしれません。そうならない為に、今から受験に向けて、しっかり準備をしていきたいです。
 この勉強合宿を通して、いろいろな事を学べたと思います。そこで得た集中力で、自分の限界を決めず、大学に合格するために、今からしっかりと勉強していきたいです。


 

勉強合宿が与えてくれた機会

 3年6組 女子

 「1日10時間以上の学習、」これを実践する勉強合宿。初日はあまり集中力が続かず、普段自分がいかにきちんとした学習をしていないかを思い知らされました。しかし、そんな私が最終日には、「私の中には真面目に勉強できる自分がいたのだ」と感じられるようになりました。この5日間で、私はいくつかの「新たな自分」を発見することができました。
 1つ目は「いつでも元気にあいさつができる自分」です。私は朝がとても弱く、自然とあいさつがおろそかになっていました。でも、今回先生方に繰り返し注意され、自分でも常に意識するようになると、だんだん声が出るようになりました。朝に元気なあいさつをすると、清々しい気分になり、1日の良いスタートをきれたような気がしました。「何事も元気なあいさつから」という言葉は本当なのだな、と思いました。
 2つ目は「娯楽がなくても耐えられる自分」です。私はとにかくテレビや映画が好きで、1日中見続けている日もありました。また勉強をしていても、いつのまにか漫画やネットに手を伸ばしてしまうこともよくありました。しかし今回、一切それらがない中で勉強をしなければならず、始めはどうなるのかと思いました。結局想像していたほど辛くならず、無事乗り切ることができました。これからはメリハリをつけて、学業の邪魔にならない程度に楽しもうと思います。
 3つ目は「眠気に負けず、決められた時間勉強し続けることができる自分」です。以前までは眠くなると寝てしまうか途中で止めてしまうという状態で、勉強から逃げていました。でも、今回は皆が頑張っている中自分だけ寝るわけにもいかず、とにかく耐えて手を動かしました。その甲斐あって、始めは周りによく起こされ、よく立っていましたが、最終日は一度も眠気を覚えることなく、3時間集中して学習に取り組むことができました。以上3点ですが、最後の点は自分でも驚きました。私の中には、まだ私の知らない自分がいます。これからもたくさんの良い自分を発見し、それを持続させていきたいです。
 勉強合宿の経験をふまえて、私はこの夏休み期間中に東京大学と筑波大学を見学してきました。両方、私が進学を希望している学部ではありませんでしたが、その大学への理解が深まりました。東大では、東大生自らがキャンパス内を案内してくださり、詳しい説明を聞くことができました。筑波大学では、日本語や日本文化に関する模擬講義を実際に受けることができました。また、大学生活の様子や宿舎での生活について聞くことができました。2つの大学見学で共通して感じたことは、自由に学べることの楽しさです。今はまだ決められた科目しか学ぶことができませんが、大学に行くと必修科目の他に自分の好きな講義を取ることができます。それが今から楽しみです。
 3年半後、私達は大学受験という人生の大きな分岐点を迎えます。自分にとって最も良い未来を突き進めるように、今から努力をつみ重ねようと思います。
 最後に、自分の勉強の姿勢を見つめ直すきっかけを作ってくださった先生方、家族、ホテルの方々に感謝申し上げます。

将来を見据えた勉強

 3年6組 男子

 僕は、勉強合宿に参加して、とても大切なことを得ることができたと思います。これまでの僕であれば、一日十時間以上勉強するなんて耐えられなかったでしょうし、そもそもそんなに勉強しようなんて考えもしなかったでしょう。そんな僕が勉強合宿を乗り切ることができたのは、やはり一緒に勉強してきた仲間の存在が大きかったのではないだろうかと思います。仲間がいれば、苦しいときや辛いとき、「みんな同じように頑張っている」と、自分に言い聞かせ、心の支えにすることができます。だから、仲間がいるのといないのとでは、持てるモチベーションが全然違うのだと思います。
 
また、僕は勉強を継続させるには、その場の環境や雰囲気も重要だと思います。漫画やゲームなどのようなものが手元にあったり、周りがさわがしかったりするような、集中できない環境の中では、勉強がはかどるわけがありません。だから、僕はこれらのことがそろった、勉強に最適な条件の中で勉強する機会はとても重要であり、ありがたいものであると思いました。そして、それと同時に、そのような機会を与えられた僕達はとても幸せで、恵まれているのだと思いました。
 僕の将来の夢は、医師や薬剤師などの医療関係の職業に就くことです。僕は、日本の最高峰である、東京大学へ見学に行き、その思いをより固いものにしました。東京大学は、僕の想像をはるかに超えた広さで、建物一つ一つがとても美しく、その日本一にふさわしい風格に、僕は感動を覚えました。この場所でのキャンパスライフは、さぞ楽しいだろうと、思いを馳せました。そして、この大学に医学部と薬学部があることを、とてもうれしく感じました。しかし、どんなに行きたいと思っても、実力が伴っていなければ実現させることはできません。だから僕は、勉強合宿は、大学受験に向けてその本格的なスタートを切るいい機会だと思います。難関大学に合格するためには、相当な学力が必要であり、学力は一朝一夕で身に付くようなものではありません。それ相応の努力をして初めて手に入るものです。だから、少しでも早くその努力をし始めることが大切になります。そもそも、せっかく中高一貫校にいるにもかかわらず、毎日をただ過ごしていくというのは、とてももったいないことであり、支えてくれた人達に対して申し訳ないことだと思います。勉強合宿を機に、より将来を見据えた勉強ができるようにしたいです。
 勉強合宿を経て、僕は自分がどんなに恵まれた環境の中で生活してきたのかを再確認することができ、また、集中して、しっかりと勉強することがいかに大切かを知ることができました。勉強合宿を無事終えることができたとはいえ、集中して勉強するということを継続していかなければ、難関大学合格なんて夢のまた夢だと思うので、気を抜かずに頑張っていきたいです。

弱い自分に勝つ

 3年7組 女子

 私は今回の勉強合宿に参加して、自分が成長できたと感じたのと同時に、夏休み後のこれからの学校生活の過ごし方を考えるよい機会となりました。合宿にいく前の私は一日約十時間も勉強できる気がしませんでした。そんなに長い時間ずっと机に向かって勉強したことがなかったからです。去年勉強合宿に参加した先輩から話を聞いてみると、「最初は辛いと思うが、だんだん慣れてくる」とおっしゃっていました。それを聞いてもまだ不安はありました。当日になり、長野に着くと早速九十分間の自習学習があり、合宿がスタートしたのだと改めて実感しました。その時間は正直集中力があまり続かず、辛かったですが、二日目、三日目と日にちが経っていくにつれて先輩がおっしゃっていた通りだんだんと慣れてきて、集中力が続く時間も増えてきました。これが成長するということなんだなと実感をしました。
 また他にも成長できたと思える点が三つあります。
 一つ目は弱い自分に勝てるようになったということです。自習中に眠くなってしまったとき、最初は自分に勝てず、そのまま寝てしまい、前の席で勉強することになってしまったりもしましたが。しかし二日目、三日目と日にちが経っていくにつれて、友達同士で励まし合ったり、自分から立って勉強したりと自分に勝つために行動し始めることができました。
 二つ目は生活面の中の挨拶です。初日から先生方が何度も繰り返しておっしゃられ、四日目の校長先生講話も校長先生が「自分自身の意思表示」「社会性の根源」とおっしゃっていた大切な挨拶ですが、やはり中一の研修旅行の頃のような挨拶はできていませんでした。しかし意識するように心がけたことで、最終日の昼食後は今までで一番大きな声でお礼が言えるようになったのが良かったと思います。
 この様に勉強合宿中に会得したものをこれから学校生活、大学受験前での学校生活の中で活用していきたいです。私は夏休み中に防衛医科大学と東京大学へ行きました。ここでは防衛医科大学の話をしたいと思います。この大学は倍率が非常に高く約二十三倍もあります。また他の大学と異なり、入学したら防衛省の職員になり、医師である幹部自衛官を目指して日々勉強したり、時には訓練をしたりします。今、私はこの大学に一番興味があります。在校生の方と一対一で話をしてみると皆さんハキハキと質問に答えてくださいました。その姿にあこがれを抱き、入学したいという気持ちが芽生えたのです。ですが二十三倍の難関を潜り抜けるには学力と人格ができていなくてはなりません。そのためにこの勉強合宿で会得した長時間の勉強する力、自分に勝つ力、社会の一員として挨拶をしっかりする力を使い、大学受験までに合格するにふさわしい者になります。

将来の夢への道

 3年7組 男子

 僕は勉強合宿の前、合宿のしおりを見てとても恐ろしく感じました。丸一日勉強をし、一日の学習時間は多い日で十一時間です。そのようなことを今まで僕は経験したことがありませんでした。しかし、しおりの一番最初のページにある「夏期勉強合宿の目的」を読んで、心の中に三年前の受験をするときに生じた「やるぞ」という強い意志が芽生えてきました。僕は勉強合宿で学習をする中で、長時間勉強しても自分が思っていたほど苦痛にならず、逆に余裕が出てきている自分を発見しました。今までは勉強している中で分からない問題に遭遇しても、あまり向き合うことをしませんでした。そして、分からないことに苛つき「勉強はあまり楽しいものではない」と心の中で思い込んでいました。しかし、今回の勉強合宿では長時間勉強するのに恵まれた環境や、分からない問題を質問できる時間を先生方が与えてくださりました。そのため自分が分からない問題にしっかりと向き合うことができ、問題が解けたときの喜びを今まで以上に深く感じることができました。また長時間の学習を集中してやり続けられたのは、やはり共に頑張った仲間たちの存在があったからこそだと思います。
 
勉強合宿四日目の最後の学習時間、僕はとても眠く、集中が切れかかっていました。しかし、隣に座る友人は目を擦りながら懸命に計算を解いていました。その姿を見たことで、僕は学習の終了時刻まで、集中を維持して問題を解くことができました。勉強合宿後、僕は去年の夏休みよりも計画的に勉強ができたと思います。さらに、長時間の勉強をいつもより集中してできました。勉強して問題を解くことを純粋に楽しむことができ、「勉強が好きな自分」に気づくことができました。また、僕は自分の学業に対する本気度を高めるために、筑波大学を訪問しました。姉が筑波大学の大学生なので、案内をしてもらいました。大学の施設の中には入ることはできませんが、図書館を見学をしたり、大学の食堂で昼食を食べたりしました。大学の敷地内はとても広く、自然が多いところでした。実際に自分が目指している大学とは違いますが、自分の目で大学の施設や大学生たちを見ると、ぼやけて見えにくかった自分の将来の夢への道が見えてきました。いずれもっとすごい大学に行きたいという気持ちがとても強くなるのを感じています。そのためには、三年後の大学受験に向けて、基礎となるこの中三時に勉強をしっかりとやらなければなりません。今、公立の学校に通う同学年の人たちは、高校受験のため必死に勉強しています。僕たちは三年後この人たちと大学受験で戦わなければなりません。今回の勉強合宿のおかげでで夏休みに受験への良いスタートダッシュが切れたと思います。このまま休むことなく、志望大学合格へ走り続けたいと思います。
 

今後のための努力

 3年8組 女子 

  私は今回の勉強合宿に参加して、考えたこと、学んだことがたくさんありました。
 勉強合宿に行く前は、本当に三日間乗り切れることができるのか不安に思っていました。勉強合宿一日目、二日目も正直言って辛かったです。普段とは違う長時間の学習時間、慣れない場所での生活、早く帰りたいと思っていました。だけれども、自分だけではなく、クラス皆で参加したから乗り越えることができたのだと思います。自分一人だけが頑張っているわけじゃなく今皆も頑張っているのだということが支えになりました。そのためか三日間、四日目、五日目は比較的楽に集中することができました。
勉強合宿を終えた後もだらしない生活を送ることなく、毎日早寝早起きをしてしっかりと勉強に打ち込む毎日を送ることができました。
 九月五日、六日に行われる期末試験の勉強も集中して取り組むことができました。おそらく今回の試験はおどろくほど成績が伸びるわけではないかもしれません。しかし、今後につながる一歩にはなったと思います。
 勉強合宿に行く前は正直言って長時間勉強することが苦手でした。しかも、まだやらなくても大事、と試験直前までだらだらと勉強を先延ばしにしているところもありました。本当なら、いくら勉強が嫌いでも、自分の将来のために集中して取り組んでいくべきでした。しかし、私の中の甘えがそうすることを拒んでいました。ですが、勉強合宿を乗り越えたことで、皆も自分の今後のために、努力しているのだから、甘えていてはいけないなと思うようになりました。まだまだ自分の中には甘えが残っています。だからこれから、その甘えを断ち切っていかなければならないと思いました。
 それに、夏休み中に大学見学に行くことで自分の中の意識が高まるのを感じました。私は筑波大学と、千葉大学の玄鼻キャンパスへ見学に行ったのですが、両校ともとても憧れました。玄鼻キャンパスでは残念ながら大学生の姿を見ることはできませんでしたが、筑波大学では多くの学生の姿を見ることができました。そして大学を見学しておどろいたのがその敷地の広さと外国人の多さです。特に筑波大学の広さにはおどろきました。移動はどうするのかとおもったら、校内の移動は敷地内を循環するバスか自転車で移動しているそうです。まるで小さな町のような広さでした。そして、敷地内を移動していると多くの外国人を見かけました。中学や高校とは違ったグローバルな環境にとても憧れました。
 今はまだ自分が大学生になったときの明確なビジョンは思い付きませんし、想像することもできませんが、自分もいつかは大学生になります。ですが今努力しないと有意義な大学生活は送れません。それに大学はあくまでも通過点であり、私の目標はもっと先です。だからこれからは努力を惜しまず、全力で勉強に打ち込みたいと思います。

有言実行

 3年8組 女子

 私の将来の夢は外交官になることです。外交官になるには、法学部など法律を学ぶ学部に入り、勉強する必要があります。法学部と言えば、文系の中で最難関と言われる学部のうちの一つです。私は、国立の大学に進みたいと考えています。国立の文系は理系が出来ないといけないということを聞いたことがあります。だから私は全ての科目を満遍なく勉強し、出来るようにしなければなりません。いくつかの科目に特化して勉強するのは簡単だと思いますが、全ての科目を出来るようにするには、相当な時間と努力が必要だと思います。しかし、私は努力をあまりせず今まで来てしまったように思います。それは私の意識の低さ、意思の弱さに由来するものだと思います。定期テストにおいても、試験勉強をしている途中で飽きて、「このくらいでいいや」と言って試験勉強を怠ったことが多々ありました。だから、私はいつもあと一点、あと二点の所で五位以内に入ることができなかった、ということがよくあります。私はその一点、二点にとても重みを感じています。なぜなら、それは努力した人のみが得られる一点、二点だからです。私はその「努力」が足りないから一点、二点を落としてしまうのだと思います。頭では分かっていても行動できない、そんな私を変えてくれたのがこの勉強合宿です。
 有言実行という言葉がありますが、私は勉強合宿を通して、それを学ぶことができたと思います。私はいつも口で言ってばかりで行動が伴わないことが多いという面があります。しかし、勉強合宿で事前に計画を立て、それを基に行動することで、自分が思っていたよりもたくさんの量を学習することが出来ました。私は「行動しない」ということで、自分に限界を作っていたのです。勉強合宿を通じて私は大きく変わることができました。私は勉強合宿に向けての決意として、バス内研修で、「中一の時の頑張ろう、という気持ちを思い出す」という決意を発表しました。私はその決意を達成することができたと思います。それどころか、今、私は「中一の時よりも頑張ろう」という気持ちに変化しました。私は「やればできる自分」を勉強合宿中に発見し、決意しました。「何でも精一杯やろう」と。勉強合宿の一日十一時間という学習を通して、私は少し自分に自信が持てるようになりました。自分には限界がない、ということを知ることができ、とても有意義な勉強合宿になったと思います。
 勉強合宿後、自分の本気度をよりいっそう高めるために、東京大学キャンパスツアーに参加しました。東大キャンパスツアーは私にとってとても刺激的なものでした。それと同時に東大に強い憧れを抱きました。このようなとても充実した場所で学ぶことができたら、とても幸せなんだろうな、と思いました。
 私は今のままでは、国立大の法学部に合格することは難しいと思います。三年半という期間を長い期間と考えず、一日、一日を大切にしていきたいと思います。そして、東大のような素晴らしい場所で学ぶことが出来ればいいな、と思っています。


 

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