エマーソン弦楽四重奏 中3生感想     

チームワークの大切さ

 3年1組 女子

  私は今回のエマーソン弦楽四重奏団の公演をお聞きして、音楽というものに興味を持ちました。事前に配布されたパンフレットに目を通した限りでは、「グラミー賞か、すごいな」ぐらいにしか思っていませんでしたが、実際に演奏を聴いてみると、今まで脳内を占領していた眠気が一気に吹き飛んでしまいました。あまり深く音楽について知っているわけではありませんが、素人にもわかる素晴らしい演奏だったと思います。一番良いと感じたことは、四人の息がぴったりだったところです。リズムを聴いていてとても心地よかったし、チームワークの大切さ、努力することの学びました。元々の才能もあると思いますが、30年間同じメンバーで演奏活動を続けていることはすごいことだと思います。世界的に認められるレベルになるということは、想像もつかない苦労があったことと思います。
 私にとっての苦手教科は数学と理科です。得意な国語と比べると大きな差があります。卒業生を囲む会に来てくれた先輩方が言っていたように、繰り返し問題を解くことで実力をつけたいと思います。繰り返して学ぶことが大切なのだと実感しました、エマーソン弦楽四重奏団の方達も繰り返し繰り返し練習したことで世界的なレベルになったと思います。私の努力はまだまだ足りないのだと思います。
 今回の演奏会をお聴きして、私はクラシックについての知識が少ないことに気づきました。今回の演奏された曲について詳しく知りませんでした。江戸取では毎年このような芸術に触れる機会が何度か設けられています。今回は今までのコンサートにも増して感動が大きかったように思います。その分今までより集中して聞くことができましたが、もっと予備知識があればと思いました。私は勉強の合間に音楽を聴きます。私が好きなのは日本の歌手だったので、これからはクラシックにも手を伸ばしてみたいと思いました。今回のすばらしい経験を元に、これからの学校生活を充実したものにして生きたと思います。

 

努力の積み重ねの大切さ

 3年2組 女子   

 ‎今回エマーソン弦楽四重奏の演奏をお聴きして、たった4人しかいないのに、音色が乱れることもなくきれいに揃っていて本当に素晴らしい演奏だと思いました。
 私は今回のコンサートをとても楽しみにしていました。何故なら私は小学1年生から5年生くらいまでの約4年間、バイオリンを習っていたからです。音楽の習い事というと、主に連想されるのはピアノです。バイオリンは、あまり身近にあるという感じではありません。私は小さいうちに経験しておいて良かったと思っています。バイオリンを習っていたということもあり、その音色がとても好きです。たった4本の弦ですが、弓を使って低い音から高い音まで出すことが出来ます。さらに弓の力加減で音の強弱が変わります。あの大きさで、バイオリンはとても豊かで美しい音色を奏でます。
 このコンサートでは私のよく知らない曲ばかりでしたが、それでも4つの楽器がとても美しいハーモニーを奏でていたことが伝わってきました。指揮者はいませんが、4人の呼吸がぴったり合っていました。何回も何回も練習を重ねてきたからだと思います。たくさん努力した結果、美しい演奏が出来るのだと思います。私自身も努力を積み上げて、自分の夢を実現したいと思います。
 これからもしバイオリンに触れる機会があったら、もう一度きちんと習ってみたいです。
 

 

異国の人とのコミュニケーション

 3年3組 男子

  今回、エマーソンの四重奏の演奏会をお聴きして、思うことが多くありました。まず、指揮者がいなくても一人一人のミスもなく、迫力のある音や静かな音もあり、とても素晴らしく思い夢中になりました。僕は音楽の授業のアルトリコーダーやソプラノリコーダーでしか音楽に触れることがなくて、今まではヴァイオリンやコントラバスのような楽器には興味がありませんでした。しかし、今回の演奏を聴いて、少しでもいいから音楽の授業以外の楽器に触れてみたいと思いました。
 そして、今回一番強く思ったことが。プロについてと、音楽の意味です。プロは難しいことを簡単にこなしているように見えます。しかし、どんなプロでも最初から吹けることはなく、たった1時間ほどの演奏のために、何十倍もの時間をかけて練習しているし、一人一人のミスなく演奏をするためには、多くの練習時間と労力をかけているのだろうと思いました。また、音楽は演奏者の心も音と共に伝えるものであって、異国の人と話をするためには言葉が必要ですが、音楽は言葉がなくても相手に伝えることのできます。今回音楽は異国の人とのコミュニケーションの手段の一つであることに気づくことができました。
 最後に自分の決意です。自分の得意なものや好きなものを職業にしているということはすごいことだと思います。自分のなりたいものになれる人はほんの一握りしかいません。自分のなりたいものになるには、誰でも知っているように、努力が必要です。今回の演奏を聴いて、世界の中の天才と呼ばれる人の中で努力をおろそかにした人はいないと思いました。だから、僕も決して努力をおろそかにせず、自分のなりたいものになれるように頑張っていきたいと思いました。そして、今回このような音楽に触れる機会を与えてくださったことに感謝しなければなりません。

届けたいという思い

 3年4組 男子

  私がエマーソン弦楽四重奏団の演奏を聴いて強く感じたのは、4人の息がとても合っていたとうことです。私は吹奏楽部に所属しています。去年、部の同じ楽器の人たちとアンサンブルをしましたが、人前での演奏に慣れていないうえに練習不足だったところもあり、テンポが揺れてしまったり、タイミングが合わなかったりと、思うようにいきませんでした。しかし、今回演奏してくださったみなさんは、お互いを見て合図をするなどということもしていないのに息がぴったりと合っていて、テンポが揺れることもありませんでした。強い信頼関係があり、本当にたくさんの練習を積んでいるからこそできることなんだろうなと思いました。
 吹奏楽は吹いて音を出す楽器がほとんどなので、弦楽器の演奏を聴くのはとても新鮮でした。4人で弾いているとは思えないほどの迫力があり、また曲調によって音色も多様に変化していました。弓を弾いて音を出すピッチカートも印象的でした。楽器の演奏の仕方を大幅に変えられるのも弦楽器ならではだと思いました。そして、一つの楽器の音域の広さに驚きました。
 今回の演奏を聴いて、「音楽において大切なものは何だろうか」と考えました。エマーソン弦楽四重奏団のみなさんは、楽器が体の一部であるかのように全身で音楽を表現していました。音楽は、感情や伝えたいことなど色々なことが表現されたものです。演奏する人が、聴く人に届けたいという思いや様々な気持ちを込めて演奏しないと、聴く人には本当の音楽は届きません。ただただ譜面に書いてある音を指示された通りに演奏するだけでは良い音楽は創れません。気持ちのこもった音楽を創っていくために、今回の演奏を聴いて学んだことを生かして努力していきたいです。




 


 

切磋琢磨しあえる関係

 3年5組 男子

 私が今回の弦楽四重奏を聴いて、まずすごいと思ったことが音程の正確さです。
 音程が四人でぴったりあっていたので、和音がとてもきれいに響いていました。
 私は吹奏楽の演奏でステージに上ることがよくあるのですが、ステージの上ではとても緊張して音程がいつもよりも高くなってしまうことがあります。しかし、エマーソン弦楽四重奏の方々はみんなの音程がぴったりあっていて、その技術にとても感動しました。
 また、演奏中に、音符が細かいところでも四人の息がぴったり合っていたことに驚きました。例えば、最後にサプライズでやって頂いた弦楽四重奏曲14番の最終楽章は、テンポが早いところもあれば遅いところもある、四人で合わせるのが難しそうな曲でしたが、小節の入りや切りが四人でぴったり合っていてとてもかっこよかったです。これらの技術は長年の経験によって培われてきたものであり、私が簡単にできる事ではありません。四人の息がぴったり合う、ということは四人がお互いのことを信頼しあっている、ということです。
 私は吹奏楽をやっていますが、演奏を聞いていて参考になることがたくさんありました。それらを部活動で活かして、友達と切磋琢磨して技術を高め合い、部員と信頼しあえる関係になれるように頑張りたいと思います。
 

あっという間の一時間

 3年6組 男子

 今回のイベント教育では、エマーソン弦楽四重奏団の演奏を聴きました。
 まず、エマーソン弦楽四重奏団とは、1976年に結成されたアメリカの弦楽四重奏団で、ニューヨークを拠点に活動しています。ドビュッシーやショスタコーヴィチなどの近現代の音楽を得意としていて、演奏する曲によって第一と第二のヴァイオリンが入れ替わるのが特徴です。二人のヴァイオリンとヴィオラ、そしてチェロの四人で構成されています。今までに二十枚以上のアルバムを出していて、そのうち約十枚がグラミー賞(最優秀室内楽録音賞)を受賞しています。
 今回のコンサートでは、モーツァルトの弦楽四重奏曲第十六番、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第十四番の二曲を聴きました。今までに何度もイベント教育で演奏会を聴いていましたが、エマーソン弦楽四重奏団の演奏を聴いてとても感動し、どんどん聴き入って、あっという間に約一時間の演奏が終わっていました。そして、今回の演奏によって、西欧の音楽がとても面白いものだと思ったので、これからは積極的に聴いていくようにしたいです。そして、西欧の音楽だけでなくアメリカや日本の音楽、時代では近時代からそれよりも昔のものまで幅広く聞いていきたいです。

気持ちのこもった演奏

 3年7組 女子

 私が今回弦楽四重奏を聴いて強く感じたことは、一つ一つの音に感情がこもっていたことです。曲に気持ちが入っていて、聴いていてとても楽しかったです。私は吹奏楽部で演奏をする時に、楽しそうに吹いたりするなど、聴いている方にも自分の気持ちが伝わるように吹いてますが、実際、後でその演奏を聴いたりしてみると、自分が精一杯やれたと思っても、あまり気持ちが伝わっていなかったりします。けれど、弦楽四重奏団では四人の演奏家がみんな気持ちをこめて演奏した分、その曲のイメージにぴったりな迫力ある演奏ができていて、本当に感動しました。
 私が他にすごいと思ったことは、四人の息がぴったりだったことです。二人ならお互いの音を聞きあって、そろえることが出来ます。けれど、四人で合わせることは難しいと思います。指揮がない分、細かい所などは合わせづらいけれど、全くテンポが揺れることもなく、感動しました。
 強弱の差が本当にすごかったとも思いました。ピアノのときは静かな雰囲気でピアノらしく弾けていて、フォルテのときは、迫力のある大音量で、かっこいい演奏でした。強弱がついてることは音楽でとても重要なことだと思います。強弱がついている分、聴いていてすごいなとも思います。
 今回のような素晴らしい演奏をきけることはめったにありません。本当に貴重な経験ができて良かったです。

一人一人の責任

 3年8組 女子 

  私は今回の演奏会をお聞きして、とても刺激を受けました。四人しかいないのに、一人一人が自信を持って自分のパートをきちんと弾いていて感動しました。
 私は吹奏楽部員ですが、人数も多いせいか、自分のパートを責任もって吹けないことがあります。ですが、今回の演奏会をお聞きして、そのようなことでは話にならないことを思い知らされました。大人数で行う吹奏楽やオーケストラとは違い、少人数て行うアンサンブルは、一人一人の音がよく聞こえます。そのため、間違えてしまうことは大きなダメージとなり、聞いている側もミスがわかってしまい、信頼がなくなってしまいます。私も大人数だからといって間違えてもいいというわけではないので、できるだけ減らすためには、練習の積み重ねはとても重要になると思いました。
 これらのことから、一人一人が音程をしっかりとってリズムもあっていれば、何人で合わせても良い音楽になるということを学びました。これからはこれらのことを意識して、より良い音楽を作っていきたいと思います。


 

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