1組

 私は吹奏楽部でクラリネットを吹いていますが、弦楽器は木管楽器とどう違うのかとても楽しみにしていました。そして今回の演奏会をお聴きして特にすごいと感じたことは、指揮者がいないのにずれたりしないことと、箏のように軽くて高い音や、とても低い音まで自由自在に出せることです。私は楽器を演奏するだけで精一杯で指揮者を見ることすらできないのに、弦楽四重奏団の方々は他のメンバーと合わせられた余裕のある演奏ができるところがすごいと思います。
 今回の演奏をお聴きして一生懸命に練習を重ねると、ここまで美しい演奏が出来るのだと思い、あこがれを持ちました。また、私は今よりもずっと美しい演奏が出来るようになりたいとさらに強く思いました。これからはうまくなりたいという意識を常に持って一生懸命に励みたいと思います。
 そしてこれからクラリネットを吹奏するときに活かしたいと思ったことがあります。それは身体を傾けたりすることによって曲想に合わせた感情表現をすることです。三曲目の演奏の時に、弦楽四重奏団の方々が身体を前後に傾けて感情表現をしているのを見て、聴く人に美しい演奏だと思ってもらうにはこういうことも大切なのだと思ったからです。
 今回の演奏会はとても有意義なものになったと思います。これからも弦楽や木管楽だけでなく、幅広い音楽に興味を持ち、色々な演奏を聴いてみたいです。



2組

 18日にエマーソン弦楽四重奏団の皆さんが曲を演奏してくださいました。私はこの演奏団の名前をこれまで聞いたことがなかったのですが、演奏団の紹介や獲得した賞などを聞くと、すごい人たちなのだろうなあと思いました。結成30年というのにも驚きました。
 私はこういうコンサートをこれまで聴いたことがなかったのですが、演奏が始まると、聴いている内にどんどん音楽に吸い込まれていくようでした。初めに演奏された「弦楽四重奏曲第16番」は最初からリズムがよくて楽しかったです。中でもわたしは第三楽章のメヌエットがよいと思いました。他と違っていろいろな変化があり、おもしろかったです。私はその音楽を森の中で楽しく遊んでいるような感じだな、ととらえていたのですが、粗野な民俗的要素を取り入れたとあったので、確かにそういうとらえ方もできるな、と感心しました。私は後ろの方に座っていたのですが、最後の全員が思いきり音を出すところで、あの4楽器だけによってホールの後ろまで大きな音が響いたのですごいなあと思いました。同時に次は前の座席で聴きたいな、とも思いました。
 「弦楽四重奏曲14番」はチェロ中心で演奏されていたので、前に演奏されていたものと違って低い音できれいなメロディでとてもいいなと思いました。私はこの音楽の中で、バイオリンを指で弾いているところが一番印象に残っています。後ろの席まで音を届かせるためには相当頑張る必要があると思います。
 そして最後に弾いてくださったベートーヴェンの曲にはとても感動しました。今までの曲の中で一番、演奏者と私達が一つになれるような感じで、ポーズも決まっていてとてもかっこよかったです。私はこの方たちのように音楽はできませんが、勉強で頑張り、熱意を保ち、世界中で活躍できる人間になりたいと思います。
  


3組

 私は今回の演奏を聴いて、世界で活躍する人たちの演奏はやはりきれいだなと感じました。そして、すごいなと思ったことがあります。それは、演奏している4人の方すべてが「目」を見合ったり、呼吸を合わせながら演奏していたということです。 私には吹奏楽の経験があるので、このことの重要さはとてもわかるのですが、曲を何人かで演奏する時は一人一人がリズムやタイミングなどを意識して演奏しなければなりません。これらがずれてしまうときれいな曲を奏でることができないからです。 これをやるのはとても難しく、たくさん練習をしなければなりませんが、エマーソン弦楽四重奏団の方はきれいな音を奏でながら、これをやっていたので、本当にすごいなと思いました。
 実際、私は小学生の頃、吹奏楽のコンクールで金賞を取るために一生懸命練習をしていましたが、一人でも練習をさぼったり、適当にやったりすると、いくら合奏をしてもうまくいかないということがありました。コンクールの結果は惜しくも銀賞でしたが、私は部員が一丸となって練習に励み、頑張れば金賞をとれていたのかなと思いました。研修旅行で習ったチームプレーや協力する心が大切なのだと思います。
 チームプレーや協力する心は色々な場面で役に立ちます。私は今、吹奏楽部に入っているので、これから合奏などの機会が多くなると思います。そのときはエマーソン弦楽四重奏団の方々をお手本にし、チームプレーや協力する心を養っていけたらなと思います。
 


4組

 私達は、6月18日にエマーソン弦楽四重奏団の演奏をお聴きしました。
 一番最初の曲は、モーツアルトの弦楽四重奏曲第16番・変ホ長調でした。この曲は、第一楽章から第四楽章まであります。第一楽章はアレグロ・変ホ長調で私は初めて聴いた曲でした。それでもヴァイオリン2台とヴィオラ、チェロの4つの楽器の音のバランスがとれていてとてもよい曲だと思いました。第2楽章は、アンダンテでとても鋭い曲でした。きれいに強弱がつけられたところや何人かがヴァイオリンの弦を指ではじいて演奏しているところもあり、とても響きがよかったです。第3楽章は、メヌエットでなめらかで優雅な感じがしました。第4楽章は、アレグロ・ヴィヴァーチェで、この曲は第一楽章と少し似ている所もありとてもよかったです。
 次に演奏された曲は、ショスターコービッチの弦楽四重奏曲14番という曲でした。この曲は、第一楽章から第三楽章まであります。この曲の第一楽章から第三楽章は激しい曲で、第一楽章の初めからとても激しい調子でした。この曲にもヴァイオリンの弦を指ではじいて演奏するところがあり、ヴァイオリンの弦をはじく音がよい音だということが分かりました。テンポも速い曲なのに少しの間違いも無く演奏していたので感心しました。
 私は、音楽を聴くのが好きなので、今回エマーソン弦楽四重奏団の立派な演奏をお聴きすることができ、貴重な体験となりました。
これからも学校などで行われるコンサートや講演会などをよく聴いて成長していきたいと思います。
 


5組

 私は、エマーソン四重奏団の演奏会を終えて、強い感動を受けました。オーディトリアムの中にひびく四人の演奏家の方々の奏でる2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの四つの楽器のきれいな音色が吹奏楽部員である私の憧れになりました。また、四人の方々の音量の大きさにも驚かされました。あれほど大きな音で演奏していらっしゃるのにも関わらず、音程がずれることなく、テクニカルで繊細な音がとてもすばらしかったです。
 今回の演奏会を通して、私が勉強と音楽に共通して言えると思ったことは、「最後まで努力した人が勝つ」ということです。中には、天才肌で一度見たり」聞いたりしたことはほとんど覚えてしまう、という人もいるかもしれませんが、やはり、優秀な成績や実績を残しているのは、人一倍努力を重ねた方だと思います。
 私も楽器をやっているのですが、幼稚園のころから始めたピアノは長続きせず、小学4年生でやめてしまいました。部活で始めたテューバは今でも続けることができ、やはり練習をすればするほど、それにともなって、実力もつきました。
 これから私は、今回の演奏会で学んだことを生かして、勉強や部活により一層励んで努力していきたいと思います。
  
 


6組

 私がエマーソン弦楽四重奏団のコンサートを聴いて思ったこと感じたことを書こうと思います。それは、一つの目標に向かって一生懸命やることの大切さです。
 私はヴァイオリンを習ったことはありませんが、エレクトーンを少し前まで習っていました。エレクトーンは年に一度発表会がありました。私が習っていたところではグループレッスンをしていたので、発表会は十数人で一つの曲を仕上げるというものでした。だから、みんなが発表会を成功させるという目標に向かわないと、息が合わずに上手くいきません。私たちはみんなが発表会に向けて一生懸命努力することができたので、当時は大成功をおさめることができました。
 今回のエマーソン弦楽四重奏団の方たちの演奏は、音楽のレベルこそ私たちのエレクトーンと比べものにならないくらい高いものですが、音楽に向かう気持ちは似ているところがあるように感じました。私たちは発表会を成功させるという目標に向かって気持ちを一つにしましたが、エマーソン弦楽四重奏団の方たちは、聴いている人たちに曲の素晴らしさを伝えるという目標のもとに一つになっていたように感じました。曲の素晴らしさが私の胸に届いてきました。このような素晴らしい演奏を聴くことができて、本当によかったと思いました。
 今回の演奏をお聴きして、一生懸命努力すれば願いが叶うということがわかりました。自分もそうした経験をしていたことを思い出しました。先日行われた中間試験では、不本意な結果に終わった教科がありました。試験に対してもそうですが、何をするにしても、目標を立てて一生懸命努力していきたいと思いました。
   


7組

 僕がエマーソン弦楽四重奏団の演奏会を聴いて思ったことは二つあります。
 一つ目は、エマーソン弦楽四重奏団の方々が、とても楽しそうに楽器を演奏していたことです。楽器を弾くごとに身体を前後左右様々な方向へ揺らして身体全体で音楽を表現していました。一番最後に弾いてくださった曲では笑顔で弾き終わった後に、感極まっているように思えました。
 二つ目は、三種類の楽器の調和がとれていてとても良い音色を醸し出していたことです。ヴァイオリンとヴィオラとチェロは全く音色も音の高さも違うのに、不思議と調和がとれて一つの音楽になっているところにとても興味を引かれました。なぜ全く違う音同士なのに一緒に演奏すると聴いていて気持ちよくなる音が出せるのか考えていました。そう考えると音楽というのは不思議な芸術だと思いました。
 今回のエマーソン弦楽四重奏団の演奏会では、とても素晴らしい曲を聴けました。今回の演奏会で芸術の一端に触れられたと思います。
   


8組

 私は弦楽のコンサートを聴いたのは初めてです。その曲と雰囲気に圧倒されました。
 曲では楽章ごとのイメージの違いが特に印象的でした。穏やかなところではとても気持ちが揺らぐような感覚を、明るいところではそれとは真逆に気持ちが高揚するような感覚を味わいました。4人の演奏者の息がとてもあっていて、全員で一つの曲の表現をしているのがとてもよく伝わってきました。私は昔ピアノを習っていました。そして現在は吹奏楽部に所属しています。ピアノの発表会では他の人の演奏を聴いたり、自分が発表したりしました。しかし、今回のようなプロの人の演奏はやはり感じるものが何か違いました。今回のコンサートのように迫力と情熱が伝わってきたのは初めてでした。今回のコンサートで感じた演奏に対する情熱や迫力は今後部活動などで音楽活動をしていく中で生かしていこうと思いました。
 私は滅多にないこのような機会にコンサートを聴けたことがとても嬉しかったです。私は部活動ではパーカッション担当なので弦楽についてはあまり詳しいことは分かりませんが、それでも自然と引き込まれる雰囲気の中、感動という言葉が自然に口から出そうでした。私はこれから音楽に触れるときにはエマーソン四重奏団の雰囲気を忘れずにしていきたいです。そして私もいつか自然に人が引き込まれていくような演奏がしたいです。