星の話を聞くと、常陸大宮の天文台を思い出します。その時、ログハウスに泊まりました。夜になって外に出ると、周りには満天の星がありました。このとき、星がとてもきれいだと感動した一方で、僕はこんなにも小さいということ、昔から今までずっとこの景色は変わっていないのだということを感慨深く思っていました。地球には偶然の重なりで奇跡的に生物が生まれたと感じていたのかもしれません。
しかし、今回の講演会で、別の星にも生物がいるのではないかという話を聴いて、とても驚きました。生物の授業ではこんな奇跡は他にはないという話を聞いていたので、なおさら驚きました。しかし、よく考えてみると、生物学はミクロの観点から、天文学はマクロの観点から生物というものを観ているように思います。僕の場合はミクロからしか観ていませんでしたが、今回の講演会を経て、違う観点もあることを学びました。ただ一つの観点からではなく、天文学、生物学、そして他の学問からも観ることができれば、より完全になるのだと気付きました。今回の講演会をお聴きして、ものごとの見方がとても広がりました。ありがとうございました。(Kくん)
僕は最近顔を上げて夜空の星を眺めることをしていません。僕が見ていない夜でも星は常に夜空で輝いています。けれども星にも死ぬというものが訪れることを聞いて、とても驚きました。しかも、その星が死ぬ瞬間は見た目大変美しいと感じました。
火星にも生命があるかもしれない、僕はそんな事を考えた事はありませんでした。生命があるのはこの地球だけだと思っていました。もし実際火星に生命があるとしたら、生きる意味についてもう一度考え直すことができるのではないでしょうか。生命が偶然誕生し、次の世代へと受け継がれていくのは必ず意味があると思います。だから、僕らは命の意味について考えます。しかし、いくら考えても明確な答えにはたどりつかないかもしれません。それでも考えることを続けることで、何かしら安定状態に行き着くのではないでしょうか。
渡部潤一先生のお話には天文学者としての好奇心を多く含んでいるように見えました。そして、渡部潤一先生は僕達にとても分かりやすく、面白く話してくださったので、天文学の道の世界についてもっと知りたいという気持ちになりました。
夏はとても星がきれいに輝く季節です。今年は望遠鏡で夜空を眺めたいです。(Nくん)
私は天文学者である渡部潤一先生の講演会に参加して、天文学に触れることができました。多くの美麗な写真や動画を紹介しながら、主に『宇宙に地球外生命体は存在するか』という講演をして下さいました。
講演の終わりに渡部先生が天文学者になった理由について紹介していました。それは1970年代、非常に明るい大きな彗星がやってくると国立天文台が発表した時にさかのぼります。当時小学生だった先生も含め日本中がそのニュースに湧きました。しかし結局そのような彗星は現れず、国立天文台は非難を浴びたそうです。そこで先生は「日食や月食、日の入りや日の出の日時は正確に計算できるのに、なぜ流れ星や彗星の予測は正確にできないのか?」と思い、これが先生が天文学者になった理由だそうです。
宇宙全体の96%がまだ謎(暗黒物質) で、仮に知的生命体に送った手紙の返事がもらえるとしても4万7000年後である、という例を聞いて天文学には予測ができないことやはずれることもあるとわかりました。渡部先生はそこに面白さを見出して天文学の研究を続けていらっしゃいます。私も天文学はまだわからない事が多いからこそ面白いのだと思います。
今年の12月上旬、明け方の東の空に彗星が現れるかもしれないそうです。それが当たっていてもはずれていても天文学の面白さに変わりはありません。この講演会で天文学への興味を深めることができて嬉しく思います。(Aさん)
僕は小さい頃、星座早見盤や本などを見たりして、星や星座の名前を覚えていましたが、宇宙の中に他に生命や水が存在するのかどうかはあまり詳しく考えたことはありませんでした。今回の講演会では、星の超新星爆発やNASAの火星での調査、金環日食、彗星、そして宇宙のスケールの大きさなど、天文学について分かりやすく話して下さり、宇宙の神秘や面白さを実感することができたと思います。
僕は、大学受験に向けて勉強しているところで、大学受験では、決まっている答えをいかに正確に出せるかが求められています。しかし、渡部先生が、天文学には偉い学者でさえ分からないことがまだ数多く残っていて、自分は未知の答えを探すために研究を続けている、とおっしゃっているのを聞いて、大学進学後は、既存の答えだけではなく、未知の答えも追い求めていく探求心が大いに求められていることを学びました。今年は受験勉強をもちろん精一杯続けていきますが、ただの受験のためだけの知識を詰め込み勉強だけではなく、世の中の分からないことをもっと知りたいという知的好奇心を持って知識を吸収していくことのできる勉強をしようと思います。そして、将来は自分の力で物事を考えることのできる人になりたいです。
最後に、渡部先生のお話をお聞きする機会に恵まれたことを感謝しています。(Yくん)
今回、お話しくださった「宇宙と生命」についての内容は私にとってとても興味深いものでした。私は子どもの頃から宇宙には興味があって、小学校の夏休みの自由研究ではよく父と一緒に自宅の望遠鏡から様々な星を観察していました。ちょうどその頃、地球と火星が最接近したことがあり、火星の観察も行いました。その当時から火星には水が存在していたということは言われていましたし、生命がいたかもしれないという説もありました。しかし、そのことに関しては自分は否定的な立場でありました。昔からパソコンなど機械に興味があったからかもしれませんが、自分にとって宇宙人と幽霊は同じようなものであって、どちらも存在しないと考えていたからです。しかし、今回の渡部先生のお話を聞いて、自分の中の考えが変わりました。宇宙には地球とよく似た星が存在することはおそらく事実であること。したがって、生命が存在している星があるという確率も決して低くはないということを知ることができたからです。それを証明するためにたくさんの天文学者が協力して、この課題に向かっていることをお聞きしました。どれだけ時間がかかるかはわかりませんが、できれば一度は見てみたいと思いました。(Nくん)
僕は、今回の講演会を終えて考えたことがいくつかあります。以前テレビ番組に出演している渡部さんを見たことがあったので、とても集中してお話を聞くことができました。まず始めに僕が考えたことが、火星探査装置についてです。お話の中で、火星探査装置を火星まで運び、そして土壌調査などのイメージ映像を見たのですが、僕がまず思ったのは、探査機を火星まで運び、そして調査するという目的を成し遂げるために様々な分野の高度な技術が集約されているという事についてです。火星探査の主な内容は火星での調査です。しかし、そこまで運ぶためにはロケットやパラシュート、断熱材、そして軌道を決めるための計算など、様々な物が必要です。少しでもミスが生じれば失敗してしまいそうな事なのに、きちんと火星に送り届けることができるというのは、とてもすごい事だと思います。また、別々の分野にいる人達が協力して1つの物事に取り組むのはとてもおもしろそうだと思いました。たくさんの人が関わって初めて探査機を飛ばすことができるということがとても素敵だと思いました。2つ目に僕が考えたのは、星の寿命についてです。渡部さんはお話の中で星にも寿命があり、死ぬ時に爆発するとおっしゃっていました。僕は星が爆発することを今まで知りませんでした。宇宙にはまだまだ分からない事、知らない事はたくさんあります。いつか宇宙の仕組みを理解できる日が来たらとても素敵だと思いました。とてもおもしろい講話でした。(Kくん)
地球で生命が生まれたのは、偶然なのか必然なのか。もし必然なのであれば、この宇宙は生命で満ち溢れていることになります。
生命とは不思議なものです。奇跡とも言える生命の構造が、もし条件さえ揃えば必ず創られるものなのであれば、この宇宙の物理・化学法則は本当に美しく、すばらしいものだと思います。
生命の進化の過程で、文明の発達が高確率で起こりうるかということは、僕の考えでは悲観的です。地球、いや、人類が科学文明を持ったことさえ奇跡的なものだと考えています。しかし天文学によって科学文明が地球にしかないと分かっても、それはつまり人類はその奇跡に感謝すべきだということに他なりません。もちろん「今」も感謝しなければならないのですが、宇宙を知ることによって地球のすばらしさが分かることも、天文学の意味の一つです。これは全ての天文学者の共通理念のはずです。
人間には、知りたいことが多すぎます。そして宇宙には、それ以上の不思議があります。
全てを知ることはできなくても、全てを知りたくなってしまう強欲さを人間は持っています。しかしその欲をもって、人類はここまで文明を発達させてきました。それが凶と出るか吉と出るかは分かりませんが、少なくとも学者たちは、人間は偉くなんかないということに気が付いていると、改めて感じました。(Oくん)
今回の渡部潤一先生の講演会をお聞きして、小さい頃に抱いていた宇宙への漠然とした憧れ、好奇心を思い出すことが出来ました。歳を重ねるにつれて、自然現象の話を勉強絡みでしか考えられなくなり、いつの間にか好奇心というものを失っていた様に思います。
渡部先生のお話で現代の科学技術が自分の想像を遥かに凌駕する所まで進んでいるのだということを実感しました。考えただけで気が遠くなるような観測を行い、未知の世界を探求していく天文学のスケールの大きさは計り知れません。また、その天文学の世界に小学生のころ芽生えた感情のまま突き進み、今では世界的な学者となった渡部先生自身の生き方にも、個人的に憧れ、尊敬の感情を持ちました。理系の学者というと、ひたすら実験室にこもっていたり数字と向きあっていたりと堅いイメージで、宇宙生命といったような話には否定的なものだとばかり思っていました。しかし天文学者はほとんどその存在を信じているというお話を聞き、もちろん根拠に基づいた上でのお話ですが、ロマンチックな一面を持つ学問という風に思え、とても魅力を感じました。僕も小さい頃から、宇宙生命は広い宇宙にはいくらでも存在するのではないかと思っていたので、天文学者のみなさんの研究を応援したいと思います。(Sくん)
今回、渡部潤一先生の講話を聞いて、大変勉強になりました。講話を通して、私は本当に宇宙生命はいるのかもしれないと思うようになりました。それは今まで全く信じていなかった訳ではなく、宇宙生命というと宇宙人と考え、宇宙人はよくTVや映画で用いられたりしてますが、架空上の生物と考えていたからです。しかし、講話で生命条件について聞いてから、そう考えるようになりました。生命条件についての話で特に驚いたことは、当たり前に思われる酸素や鉄といった多くの物質は、星が死ぬ時に核融合することによってできたことや、宇宙にはもともと、水素とヘリウムしか存在していなかったということです。他にもたくさんのことを教えていただきましたが、これらのことから、今こうして自分たちが生きることができているのは、宇宙ができてからの全ての積み重ねなのだと思いました。
このように、宇宙についてたくさんのことをわかりやすく、そして面白く教えていただきました。宇宙を理解するのはとても難しそうですが、もっとたくさんのことを調べて知りたいと思いました。宇宙にはまだたくさんの未知のことがあります。その中で1つでも新たな発見をできたらいいと思っています。そのために、これから勉強を頑張って、大学で天文について調査できるようになりたいです。(Oくん)
まず簡単に一言言わせてもらうと、今回の講演はおもしろかったです。以前から宇宙に興味を持っていたことから、僕の志望学部は地球惑星科学部というところでした。そして今回の講演をお聞きして改めて「宇宙について学びたい」と思いました。どこでそう思ったかというと、宇宙のスケールの大きさを表した動画を見てからです。あれは本当にすごいとしか言えません。僕らが住んでいる地球が小さな点になるほど宇宙は広く、星雲がものすごくきれいだったのが印象的でした。
僕が今現在この場にいることも「すごいことだ」と思いました。それは奇跡的と言っても良いでしょう。星が爆発してかけらとなり、そのかけらをもとにまた星が誕生して、爆発してかけらとなるそのような繰り返しによって地球ができ、太陽から近すぎず遠すぎない位置に誕生したことにより、水の惑星として存在し、生命が誕生しました。このような奇跡の積み重ねによって僕らは存在していられるのだと感じました。だからこの奇跡に感謝です。
将来宇宙の研究に携ることができるような人材になり、宇宙の96%を占めるなどの物質の研究に参加できたらどれだけ楽しいことでしょう。だから今それをすることが僕の夢です。(Hくん)
僕は星を見ることが好きです。小学生の頃の休み時間によく星の図鑑などを読んだり、母にプラネタリウムに連れて行ってもらったりしました。また、よく晴れた夜空を眺めて、自分の知っている星を実際に目で確かめたりしました。
今回の渡部潤一先生の講話は僕が小学生の時に見上げたあの夜空を思い出させてくれました。その時僕は星座などに含まれている有名な星々が地球からどれくらいの距離があるのかなど知らなかったので、映像で大変わかりやすかったです。また、僕自身も前から気になっていた地球以外に生命が存在する星があるかというのには大変興味深く面白かったです。まさかてんびん座の中に生まれた当初の地球と同じような星があるとは思いませんでした。僕は先生の講話をお聴きして、やはり宇宙の中に僕たちのような独自の文明を発達させる生き物が存在していると思います。確かにこの地球は奇跡で満ち溢れていますが、同じような星がないとは必ずしも言い切れないはずです。それは実際に宇宙に出て調べないと存在しないという証明が明確にならないからです。僕は今受験生ですが、学校の帰りにでもまた小学生の時と同じように夜空を見上げてみようと思います。また、渡部先生の講話を聴く機会がもしあれば、ぜひまた聴きたいです。今回江戸取で講話をなさっていただきありがとうございました。(Wくん)
今回の講演会は自分にとって非常に興味深いものでした。宇宙はいまだ未知のものであり、ほとんどが解明されていません。人類は昔から天動説や地動説を説いたり星を眺めてはそれらを結んで星座を作ったりと、宇宙に関して思いを馳せてきました。今では高性能の望遠鏡などを駆使して研究が行われていますが暗黒物質などといった未知のものが多くあり、天文学者をはじめ多くの人類が興味を持っていることだと思いますし、自分もその一人です。宇宙が魅力的だと思う理由は実際に触れることができず、今現在の姿をなしていない、つまり過去に恒星が出した光を元に研究するという、何かタイムマシーンにでも乗ったかのような感覚になり想像力をかき立てるからです。今、自分たちが見ている星はもうすでに無くなっているかもしれないのです。それを研究することはとても美しいことだと感じます。それに伴い宇宙の広大さもとても魅力的で神秘的です。広大な宇宙の中で文明を持った生物がいるのか、宇宙の果てはどうなのか、宇宙はどうやって誕生したのか。このようなことを考えていると人類が誕生して今まで生きてた期間は非常に短いです。人類の存在は宇宙ではちっぽけな存在にすぎません。広大なものを目前にすると日々の悩みや後悔は小さいものです。宇宙の中のちっぽけな存在だからこそ人類は日々一生懸命生きていくことが大切だと思います。最後に今回の渡部先生の講話をお聞きした日の夜、家に帰ってふと夜空を見上げてみました。都会の空に光る星は数少ないですが夜空の向こうには何億という星が存在していることを考えると、今ここで生きていることに対する有り難みを感じることができました。(Tくん)
文系の生徒にとって「宇宙」はあまり関係のない学問分野ですが、宇宙は万人に通じるおもしろさがあります。例えば、昨年話題になった金環日食は、文系・理系に関係なく皆が熱中しました。宇宙には、言いようのないほどロマンチックな魅力があり、それは多くの未知のことがらに支えられています。今回の講演の主題でもあった「宇宙人は存在するか」というテーマについては、答えがまったく見当も付かない問題について、数学的な思考方法を用いて解決しようとする試みがとても興味深く感じられました。
しかし、未解決なことが多く曖昧な宇宙に関心が集まるのはもう一つの要因があります。それは「美しさ」です。彗星は、古代日本でも観察されていますが、その姿は美しいことにくわえて、どこか儚さを感じさせます。渡部先生が紹介してくださった写真を見てもとても美しいと感じました。
これまで私は、96%が分からないと言われている宇宙について、これほど小さな地球を中心として考察するのは無理だと考えていましたが、今回の渡部先生の講演をお聞きして、少しでも宇宙の謎を解明しようとする努力が日々なされていることを知りました。今回の講演をお聞きして、私たちの身近にこれほどロマンチックで不思議なものが存在しているということを、改めて実感することができました。また、機会をみつけて夜空の星を眺めてみたいと思います。(Oくん)
私はよくNHKの番組であるコズミックフロントを見ていたので、渡部潤一先生のことはテレビの上で存じていましたが、今回実際に渡部先生を目の前にその講演をお聞きすることができ、とても光栄に思いました。
渡部先生は宇宙の神秘や広大さ、そして美しさとユーモアを交えて話してくださり、はじめから最後までとても興味深く、わくわくしながら聞くことができ、とても有意義な時間をすごすことができました。
私が特に興味をひかれたのは、宇宙の美しさについてです。渡部先生はパワーポイントで様々な宇宙の写真を見せてくださいましたが、私はその美しさに終始心をひかれていました。決して肉眼では見えないような星の神秘的な姿が写し出されており、いつか実際に自分の目で見てみたいと思いました。
また、今回のテーマであった宇宙に生物がいるのかどうかということですが、私が思っていたよりも生物の存在する可能性が高いと考えられているのを知り、とても驚きました。そして、地球外にいるかもしれない生物に対して手紙を送ったと話を聞いて、やはり誰でも地球外生命体に対する関心を心の中に持っているものだと思い、宇宙のもつ何かしらの人を強くひきつける力というものを感じました。
最近は忙しくてなかなかゆっくりと夜空を見上げることができませんが、どこかにひまを見つけてじっくり星を見上げ、宇宙への思いを馳せてみようと今は思っています。(Sさん)
私は今回初めて天文学者の渡部潤一先生のお話をお聞きしました。天体は以前から好きだったので楽しく学ぶことができる良い機会となりました。天体に関しては、随分前から好きでハワイのマウナケアでの満天の夜空や朝日はとても感動しました。このとき国立天文台ハワイ観測所にも行き、大変天体に興味を持ちました。
また私は歴史や考古学に興味や関心を持っています。この観点から見ても天文学は非常に興味深いと思います。昔の遺跡には天文台がよくあるためです。しかも非常に高い水準であったことは最近分かってきたことです。今も昔も星々は人を魅了するものなんだと思います。そして人々は神秘、未知なこととして研究を重ねてきたのだなと思っています。
今回の講演の話の中心は、宇宙に生命体は存在するのかということでした。今回のお話をお聞きして、あらためてこれだけ星々があるのに地球と同じような環境の場所が存在しないと考える方が不自然ではなのではないかと思いました。また、人間という創造物も宇宙の中の一つのかけらから出来ているというのは、宇宙の好きな私にとっては非常に嬉しいことでした。でも同時に人もいつかは宇宙に帰ってくのだろうとも考えました。天文学者というのは非常に長い時間の中で生きているんだとも思いました。今回お聞きしたお話の中に出てきた数字は私にとってはとても気の遠くなりそうなものでした。いつの火かこの成果が出る日が来るといいなと思いました。宇宙は広い、だからこそよく分からない。しかしその分研究が楽しいのだと思いました。ためになるお話をして下さった渡部先生誠にありがとうございました。(Kさん)
自分は元々は理系志望で大学で天文学をやりたかったので、今日の講演はとても面白いと感じました。「宇宙人がいるかどうか」ということは、きっと人類があれば誰もが一度は疑問に思うことであると思います。渡辺潤一先生をはじめとする天文学者は皆、地球外生命体は存在すると信じているらしいです。自分も講演を聴いて地球外生命体は存在すると思いました。どうしても地球に住んでいると、地球だけが特別なものであるととらえてしまいがちですが、実は、地球も、他の惑星も天体とあまり変わらない、ごく普通の天体であるそうです。このことが、地球外生命体がいると天文学者が信じている一番の理由だそうです。また、渡辺潤一先生は、天文学で一番面白いことは、予測が外れることにあるとおっしゃっていました。このことは確かに、自分でも面白いと感じます。例えば、スポーツでも一番面白いと呼ばれるのは奇跡の逆転劇や勝てないと思われていたチームが勝ってしまったりするところにあります。天文学でも同じで、計算が合っていて起こるだろうと予測されていた天文現象が起こらないこともあり、全く注目もされていない天文現象が起こってしまったりすること、そのことが面白いようです。自分は今回の講演を聴いて、宇宙のスケールは大きいと改めて感じました。同時にまだわからないことがたくさんあるようです。そういうことが明らかになっていく日が来ることを楽しみにしています。(Kくん)
今回の講演会は、国立天文台の副台長である渡部潤一先生による天文学についての講演でした。
渡部先生の講演を聞いている中で、宇宙生命は存在するかという話があり、その話の中にあった地球と同じような星は宇宙の中に存在するか、という話がありました。その話の中で渡部先生は、地球は太陽との距離がちょうどよいハビタブルゾーンと言われるエリアにあるとおっしゃっていました。また、同じ太陽系の中にある火星や金星などと比べてみると、どちらも太陽から近すぎて暑かったり、太陽から遠すぎて寒かったりして、ちょうど良い環境の星は太陽系の中にはないそうです。また、太陽系ではない宇宙にある星の中でハビタブルゾーンにある星はあるのかというと、この広い宇宙にたくさん存在しているらしいです。ということは、いま僕たちが生活している地球よりも何億や何千光年も先の星で、僕たちと同じようなことをしている生物がもしかしたら存在しているのかもしれません。しかし、いまの科学力ではその様なことを知ることもできませんし、また分かったとしても人類が地球圏の外を普通に行き来するのにはまだ何世代も先の話になると思います。ただ、その様な広い宇宙の外へといつかは進出するかもしれないということを考えると、地球上の争いなどがくだらないことであるかのように思えました。(Iくん)
私は、小学生の時、星を見るということが好きでした。しかし、今は、自分から進んで星や空を見ようとすることが少なくなっていると思います。
まず、渡部先生は、去年の金環日食のお話がありました。自分は、通学途中で少しだけしか見ることができなかったので、今思うともっとしっかり見ておけばよかったなと後悔しています。このような天体現象はそう何回も人生の中で見れるものではないということを今回の話でわかりました。次に見れる天体現象を見逃さないようにしたいです。
次に宇宙生物の存在の可能性についてのお話をききましたが、自分は宇宙生物が存在すると思っています。それは、先生のおっしゃっていた通りとても広い宇宙の中でこの地球以外に生物がいないとは考えられないからです。今回のお話では生命をはぐくむ材料は、どこにでもあると聞きました。しかし生物が発生するかということはよくわかっていないとも聞きました。自分は生物学的なことなどはよく分かりませんが、まだまだ宇宙にはわからないことだらけであることを実感しました。
先生のお話を聞いて、宇宙の広大さを感じることができました。それと同時にもっと宇宙について知りたいと思いました。まずは、宇宙を身近に感じることができる夜空の星を観察していきたいです。(Kくん)
私は今回の渡部先生の天文学のお話に大変興味を持ち、とても充実した時間を過ごすことができました。五つのポイントのうち、一番感銘を受けたのは、地球が存在する以外の宇宙はどこに存在するのかという点です。
私たちの住む地球は銀河系に存在しますが、私は宇宙というのは銀河系のみを指すのかと今までは思っていました。しかし、それは大きな間違いだったのです。地球が存在している銀河系というのは、広大な宇宙のほんの一部分でしかなく、銀河系のように複数の恒星を有する大きな天体がいくつも存在しているのです。私はそれを聞いてとても驚きました。銀河系というのは直径がおよそ十五万光年あるという話を耳にしたことがあります。十五万光年というのはとても想像できない大きさです。しかしそんな大きな天体が銀河系のほかにもたくさんあるのです。
今はまだ銀河系以外の天体について詳しく分かっていません。それどころか銀河系についてもまだまだ解明されていない謎がたくさんあります。私たち地球の人間が宇宙について徹底的に解明することができるようになるのは先の未来のことになると思いますが、私が生きている間に渡部先生のような素晴らしい先生方が少しでも宇宙について解明してくださることを心から期待しています。(Oさん)
私は、今回の渡部潤一先生の講演を聴いて、天文学に非常に興味を持ちました。私は星が好きで、天文学者を目指していた時期もあったということもあり、渡部先生のことは以前から知っていました。だから、今回のような機会に恵まれとても光栄に思いました。
私が特に印象に残ったのは、火星の惑星探査機キュリオシティについてです。キュリオシティは昨年8月に火星に着陸してから、火星表面の土と岩をすくい取り、内部を解析する作業をして、過去と現在の火星における生命を保持できる可能性について調査しているそうです。見せていただいた映像ではそれほど大きくは見えませんでしたが、実際には車一台分とほとんど同じだと聞き、とても驚きました。また、中等部の頃、紫峰祭の研究発表で火星に宇宙人はいるのか、という題材を研究したことを鮮明に覚えています。
また、地球から遠ざかって宇宙を眺めた映像を見せていただいた時は、気の遠くなるような思いがしました。普段何気なく眺めている星が、実は何年もまえの光であることを改めて思い知らされ、悠久の宇宙にくらべ人間の寿命がいかに短いかを実感しました。今回の講演会で、今まで知らなかったことを知ることができてよかったです。(Tさん)