1組 |
まず初めに、今回の劇団芸優座の公演は大変面白かったです。私はこの公演を見る前から「ベニスの商人」という物語を知ってはいましたが、それでも芸優座の皆さんによって爆笑の渦が何度も巻き起こされながらもストーリー自体が充実したこの劇は本当に楽しい気分にさせられるものでした。 |
2組 |
今回の劇を見て、ただただすごいなと思いました。シェイクスピアの本は一冊も読んだことはありませんでした。それは自分の中でそんな本はつまらない、今流行りの本を読んでいる方がずっといいという偏見を持っていたからです。正直に言うと今回の劇を楽しみにしていなかったし、見たいとも思っていませんでした。しかし、劇が始まり物語が進んでいくにつれて引き込まれていく自分に気が付きました。物語の中身もさることながら、劇に引き込もうという工夫が凝らしてあり、とても面白かったです。役を演じている人はハキハキとして堂々としているのがとても格好よく見えました。何か一つに一生懸命打ち込む方々によって劇に引き込まれました。 |
7組 |
『ベニスの商人』といえばシェイクスピアが記した喜劇として有名であり、また高い文学的評価を受けている戯曲作品の一つでもあります。今もなお、この作品は世界中の人々から愛され続け、更には現代の文芸活動にも大きな影響を与えています。それだけの作品のため、魅力的な脚本を適切に扱うことはなかなかどうして難しいことのように思われます。ですが今回の観劇会における劇は、そのような憂慮の余地もなく、徹底して洗練されていて、舞台の上の世界観に僕はいつしか心から引き込まれてしまっていました。今回のように学校という身近な場で、芸優座の方々の素晴らしい劇を鑑賞することが出来たことを、僕は非常に嬉しく、そして感動的に思います。 ベニスの商人の魅力は、やはり喜劇的な勧善懲悪の作風と個性豊かな登場人物にあると思います。作品形式が戯曲であるため、その表現者は紛れもなく舞台役者でありますが、今回の場合ではそれは芸優座の劇団員の方々でした。表現者に必要な能力は、まさしく構築された空想に自分を浸透させ、その上で体得したものを物語の受け手に躍動的に伝える部分にあると思います。「心に響かせる」という言い方はいささか安易であるかもしれませんが、受け手が「心に響いた」と感想を述べる作品、ひいては表現こそが、真に評価を受けた空想の伝達なのではないかと思います。そういった面で、芸優座の方々の迫真の演技力、そして作品の魅力を最大限に引き出す手法には、心の底からの興奮を覚えてなりませんでした。『ベニスの商人』の登場人物の一人である悪党シャイロックの人間性に対するシェイクスピアの描き方の議論は、現在でも至る所で行われていますが、物語の受け手が登場人物に抱く印象に関しても芸優座の団員の方々は悠々と、そして面白可笑しく表現されていて、あくまで懲悪一辺倒にならない作品の深みを引き出しているあたりに僕は表現者の真理を見出せたように思えました。シナリオ通りに身振り手振りをして物語をそのまま伝えるだけでなく、原作の裏に隠された価値を動作に変換して紐解き、あくまで喜劇の形式に則り小難しい展開は避けようとする演技が至極見事であり、僕は胸の昂ぶりを覚えると同時に憧れの念も抱きました。 僕は小説や舞台などの創作物に興味があり、色々と作品に触れる度に新しい発見をして、それがたまらなく嬉しいものに感じ、自分の価値観に微々たるものですが変化を見ます。芸優座の方々の熟練した演技と表現は、そんな僕に大きな感銘を与えてくださいました。僕は、普段はあまり劇場などに足を運ぶ機会もなく、間近で演劇を鑑賞することも出来ないのですが、だからこそ今回のような素敵な催しには感謝と感激をせざるを得ない心持ちです。『ベニスの商人』の観劇は、僕の人生において大変貴重で、意義のある経験となりました。 |
8組 |
「なんて素敵な舞台なんだろう。」 |
9組 |
今回の演劇を鑑賞し、僕は色々なことを感じました。 |
10組 |
今回僕は初めて「ベニスの商人」という劇を観ました。江戸取に入学するまでは劇を観たことがなかったので、とても良い機会になりました。内容も知らなかったので、始まる前から楽しみにしていました。 |