勉強合宿に参加して

1組 

 この夏に私は色々な体験をすることができました。あんなにも長い時間他の事を忘れ、勉強したのは高校受験を控えた中学校三年生の夏以来でした。しかし、前回の経験と比較して大きく異なる点として、前回のように与えられる課題をただ解くのではなく、今回は自分で何をすべきか考えて、自学習をすることができる時間が多かったことでした。敵に挑むためには先ず自分をよく分析する必要があると思います。大学受験を目前の敵とするのであれば、それに挑むには現地点での自身の実力や状態を熟考し、自分を正確に知ることが大切であると私は思います。正確に書くのであれば、勉強合宿以前の私は、自分の事を正確に掌握しているつもりでしたが、本当は見えていませんでした。今になって見つめ直してみると、大学受験に対する焦りがなかったのです。自分に何が不足しているのか曖昧だったのです。だから自分勝手な楽観視をしていたので、不思議な余裕に浸っていたと思います。しかし私は、この勉強合宿を通して気付かされました。勉強合宿に真剣に参加していると、今の自分に足りないものを反省する機会を持つことができました。それは上手く言葉で表現をすることができませんが、楽観視していた私を焦りの底に突き落としたのです。自分は何と無知で周りが見えていなかったのだと反省することばかりで、私は考え込むことが多くなっていました。そして、ここで変わらなければいけないと決意しました。一日十一時間半の勉強で得た知識量よりも、私の考え方を変える機会となった方が今回の合宿の一番の収穫であったかもしれません。
 この合宿を私はとても辛い学校行事の一つだと感じました。朝はいつもより早く起床し、食事や風呂などの時間以外をすべて拘束されたと感じていました。今振り返ると、よく耐えられたものだと思います。その合宿の中でも印象に強く残ったのは食事でした。切磋琢磨する良き仲間たちとの間での緊張感で、張り詰めた空気が漂う静寂の中からの唯一の開放感でした。そこで一息つくことができなかったら、私はあの五泊六日間を耐え抜くことはできなかったと思います。食事中の仲間との談笑は辛いのは自分一人ではない、共に闘う仲間たちが周りにこんなにもたくさんいることを再認識できる時間でもありました。一緒の目標を持って努力できる仲間の存在というのは、本当に素晴らしいと感じました。自分は一人ではないと気付いた時、その人はそれまで以上の力を発揮することができるはずであると私は確信していました。
 勉強合宿を終えて、今私は得たことが二つあります。一つ目は、「新しい決意」と、二つ目は「受験への焦り」です。焦りは、負の感情なのかもしれません。しかし、その負の要素もしっかりと含めて、今後の自分の糧にしていきたいと決断しました。押されても、押されても必ず強く跳ね上がるようなバネのようになりたいと思います。受験までの時間は勿論そんなに残されていません。しかし、私はその残された限られた時間の中で、自分の可能性を試してみたいと考えています。自分の欠点を完全に補うことはできませんが、今では、やるべきことが少し見えてきたと思います。勉強の方法や授業に対する意識など改めていかなくてはいけないことが、厳しかった勉強合宿をやり遂げて明確になってきました。以前よりも確実に忙しくなっていくと感じています。しかし、その忙しさの先に充実感を見出せたのなら、私は私の理想に一段と近づくことができると思います。この五泊六泊の合宿は私に行動を起させる機会となりました。私は、この素晴らしい仲間とやり遂げることができた経験を忘れることなく、これからの生活に活かしていきたいと思いました。 

    

1組 

 私が今回の夏期勉強合宿を通じて考えたことが主に三つあります。
 一つ目は、「自分の勉強に対しての姿勢」についてです。
勉強合宿という与えられた特別な空間で長時間の学習に励む中で私は自分自身の勉強に対する姿勢を見つめ直すことができたと思います。今回の勉強合宿で自分の勉強に向き合っている姿勢を改めて考えてみた時、非常に気になったことは「集中力」でした。普段は経験をしないような長時間の学習の中で、私は集中力を継続させることができず、時々途切れてしまうこともありました。その度に、自分の集中力のレベルの低さを痛感することになりました。集中力を向上させることは簡単なことではありません。そして、特別な方法もないことを理解しています。日々の学習の小さな積み重ねが大切で、細部にまでこだわって集中していかなくてはなりません。自分で意識しなければ集中力を向上させることができないと思います。今回の勉強合宿で改めて確認した自分の反省点をしっかりと意識してこれからの生活で変えていくことが今回の勉強合宿を価値あるものにしていくのではないかと思います。
 二つ目は、「仲間たちの存在」についてでした。
今回の勉強合宿では、自分の集中力が途切れてしまったり、また、眠気と戦ったりすることもありました。そのようなときに、この勉強合宿では私の周囲にたくさんの良き仲間たちがいました。私たちの医科コースのメンバーは変わることなく、ほぼ全員が一年と三ヶ月間という時間を共有してきました。他のクラスとは違ったクラスの雰囲気や良き仲間とのつながりを、今回の勉強合宿ではより強く感じることができました。とても近くに非常に頼れる仲間がいたからこそ、この勉強合宿は成功したものだと思います。改めて仲間の大切さを身に沁みて感じることができ、その大きな存在に感謝しなければならないと思いました。今回の勉強合宿で学校の仲間と寝食を共にする行事は終わってしまいました。だからこそ、勉強合宿を心から愉しむことができました。何よりも、周りの仲間の存在が自分自身にとって大きなものだったのか感じることができました。今回の勉強合宿は自分の中でかけがえのない思い出の一つになり、大切な財産となりました。
 三つ目は、「勉強合宿の存在理由」についてです。
私は勉強合宿に参加する前に先生がおっしゃっていた「本来は勉強合宿などしないで、一人できちんと勉強できるべきだ。」という言葉がとても印象に残っています。確かに言われてみれば学年の全員がきちんと一人で自学自習ができれば勉強合宿に行く理由はまったくないのです。私はこの事に気付いて、自分の中で考えてみて、本当の勉強合宿の存在理由がわかったような気がしました。これに気付いていなければ勉強合宿に参加しても何の意味がなかったかも知れません。勉強合宿という特別な環境でいつも以上に仲間が近くにいて、その中で勉強をしなければいけないという状況で初めて具体的に自分の進路、将来を客観的に深く考えていけるようになったと思います。勉強合宿はたくさんの刺激を受けて自分に対して本気になれる場でなかったのかと、私は考えることができました。
 これから先の学校生活で今まで以上に自分と向き合い、自分自身と戦っていくことになると思います。
今回の勉強合宿で得たことを自分の糧にして自分の道を切り開いていきたいと決意をしました。 

 

 

2組 

 私は、夏期勉強合宿に参加して、多くの事を学ぶことができました。
 まず一つ目は、仲間の大切さです。今回の合宿は一日に
12時間勉強する時間がありました。普段は、休日に1日に12時間勉強することはまずありません。この合宿の間、原則決まった時間以外は、机に向かったままです。普段のように集中力が切れたからといって、休憩をとったり、勉強をやめることもできません。合宿に行く前は、一日に12時間もの間、勉強をし続けられるか、とても不安な気持ちになっていました。合宿を乗り切れる自信もほとんどありませんでした。一日目と二日目は、時間ばかりを気にしていました。そのため、私にとっての一番の課題は「集中力の維持」でした。まず私は、集中力が切れたとき、周りの友達を見るようにしていました。皆が集中して取り組んでいる姿を見ると焦り、自分ももっと頑張ろうと思えました。もし、一人で112時間勉強し続けているのなら、つらくて大変な思いばかりしていたかもしれません。友達と一緒に、全員で一つの目標に向かって頑張ることができたからこそ、少し大変なこともありましたが、楽しく充実した時間を過ごすことができました。更にまた友達との仲が深まったように感じました。勉強は自分との戦いです。受験は、自分で乗り越えていかなければならないものです。しかし、同じ目標に向かって頑張っている友達が周りにたくさんいます。合宿は終わっても、勉強、受験はこれからです。大変なこと、つらいことも皆で乗り切っていきたいと思いました。
 そして二つ目は、勉強のリズムです。
この合宿を通じて、自分がどの教科が好きで得意なのか、またどの教科が苦手なのか少し分かるようになりました。一番の課題であった「集中力の持続」も、自分がどれだけ集中力が続くのか知ることにより、時間を短く区切って短時間集中していくことで集中力を持続させるようにできました。普段はあまり家で勉強していなかった教科を重点的にやっていると、最初は全く分からなく大変に感じていた分野や範囲も時間をかけることで少しずつ理解することができました。1つの小さな理解が少しずつ積み重なっていき、勉強が楽しくなっていきました。同時に、しっかり理解していなかったところが明らかになっていき、勉強をしなければいけないと強く感じるようになりました。友達がどんな風に勉強をしているのかを知る機会にもなったため、色々な方法を試して、自分に合う勉強法を確立していこうと思います。
 夏期勉強合宿を終えて、合宿はとても良い環境を整えられていたのだと改めて思いました。合宿が終わっても、受験はこれからです。合宿で得た様々な貴重な体験を、日常生活にどれだけ取り入れていけるかが、もっとも重要です。夢や目標を実現するために何が必要なのかを見究めて、これからの日々に学習に取り組んでいきたいです。 

    

2組 

 727日から81日までの六日間、僕は勉強合宿に参加しました。この六日間は今まで経験した中で最もつらい六日間だったかもしれません、しかし、僕にとってはそのつらさ以上にかけがえのない貴重な時間となりました。
 合宿に行く前、僕は学習の計画を綿密に練りました。この勉強合宿を充実したものとするため、時間の割り振りや学習内容などをうまく調節していました。勉強の計画表を作っているうちに、だんだん「本当に僕はこの勉強合宿をやりとげることができるのだろうか」という思いが頭に浮かんできました。六日間で合計
55時間の学習時間というのは、おそらく今までで最も濃いものでした。他にも、色々と悪い考えが浮かんできました。勉強は、やらされていてはいつまでたっても伸びません。このままでは受け身の学習で終わってしまう、と思い、勉強合宿中は自ら意欲的に勉強していこう、と決心しました。
 そして、僕は箱根にあるホテルへ勉強合宿に参加しに行きました。やはり、
112時間の学習というのはつらいものでした。初めの頃は「必ず勉強合宿を成功させてやる」という意識を高く持つことができましたが、中盤になってくると、体に疲労がたまってきて、勉強に集中する事が厳しくなってきました。しかし、そんな中でも眠ってしまうこともなく学習することができました。これは、環境の良さによるものだと思います。朝はラジオ体操や森の散歩などによって体をリフレッシュさせ、夜は温泉に入って体を休めることができる。勉強中は周囲に一生懸命取り組む友人の姿を見ることによって、それを自分の励みとして奮起することができました。これらの良い環境の中にいたからこそ、僕はつらい時期を乗り越えることができたのです。そして勉強合宿が終盤になってきたころ、僕は自分の変化に気付いてきました。勉強をするという行為があまり苦にならなくなってきたのです。勉強を始める時もすっと入ることができ、時計を見なくても終わりの時刻が大体わかるようになってきて、勉強が生活の一部になっていると感じることができていました。これはこの勉強合宿の目的の1つでした。自ら学習に取り組む習慣を身に付ける。この目的を達成し、僕は無事に勉強合宿を終えることができました。
 行く前にはあんなに憂鬱だった勉強合宿も、終わってみたら少し恋しく思ってしまいます。この勉強合宿ではいろいろなことを学ぶことができ、とても有意義な時間にすることができました。この勉強合宿が成功したかどうか聞かれたら、胸をはって「成功した」と答えることができます。こんな環境を作ってくれた両親や先生方に感謝しつつ、今回の事が無駄にならないように、これからも努力し続けていきたいと思います。

 

 

3組 

 今回の勉強合宿は、中学三年生のときの勉強合宿とは違う成果を得ることができました。中学三年生の時は一日に十時間も勉強するというある意味挑戦のような気持ちで勉強合宿に臨んだ結果、自分の限界を知ることができました。今回はそのような挑戦の気持ちではなく、勉強合宿をきっかけとして勉強に対する姿勢を切り替えるつもりで臨みました。また中途半端に取り組むのではなく、確率や三角関数など一つの分野を完璧にしようという思いで臨みました。実際に勉強合宿行ってみると、一度経験しているからか一日中勉強することに辛いという感情は抱きませんでした。そして、やることを明確に決めて自分なりの目標をもって臨んだので、長いと思っていた自習時間もあっという間に終わっていました。普段家ではなかなか集中して勉強することができないので、こんなにも集中している自分に驚きました。しかし日が経つにつれて、集中力が切れそうになったり、眠気に襲われたりする時が多くなりました。そんなときには周りにいるクラスメートが集中して取り組んでいたり、眠くても立って頑張っていたりする姿を見て、自分も頑張ろうという気持ちになりました。そして、今まで立つのは恥ずかしいことだと思っていましたが、みんなが頑張っているのに自分だけ寝ているほうがよほど恥ずかしいと思うようになり、私も眠くてどうしようもない時は進んで立つようにしていました。このように、私にとって一番支えになっていたものは仲間の存在でした。一人で頑張っているのではなく、仲間と共に乗り越えようと思えたからこそ最後まで努力することができました。今回の勉強合宿を通して、共に努力したのはただの友達ではなく、お互いを高め合うことのできる仲間だと気付くことができました。そしてこれから受験に向けて本気で努力していくのに、この仲間となら頑張れる気がしました。そんな大切な仲間の存在に気付けただけでも勉強合宿の成果はあったように思います。
 勉強合宿は先生方を始めとし、たくさんの方々の協力があって作られた特別な環境だったので、いつもよりも集中して勉強に打ち込むことができました。その結果、今までよりも勉強に対する意欲が増し、やるべきことがたくさん見つかりました。普段の生活では一日に十一時間も勉強する環境を作ることは難しいですが、そんな時間のない生活の中でどれだけ勉強時間を確保できるかが、これからの課題だと思います。このモチベーションを保ちつつ、夏休みでまた新たに何かを得られるように、今後の学習スタイルを考え直していきたいです。この勉強合宿に参加して、今後受験に向かって必要なものは集中力や体力、そして忍耐力や仲間の力などたくさんあるということを学びました。もしこの先辛くなるようなことがあったら、周りを見てお互いに切磋琢磨できるという関係をもっと仲間と築いていきたいと思いました。 

       

3組

 私は今回箱根で行われた五泊六日の勉強合宿で、気付いたことが三つあります。一つは自分自身の弱さです。私は今回の合宿で本当に弱い人間だなと思いました。しかしながら、今回の合宿は達成感がありました。それは、周りの友人のおかげであると思います。友人が自分の隣で頑張っている姿が励みとなりました。このことから勉強というのは団体戦であるということがわかりました。
 二つ目は、中学三年生の時からの成長です。私たちの学年は、中学三年生の時にも同じ場所で勉強合宿を行いました。今でも覚えているのですが、その時私は数学の問題集をすべて終わらせるという目標を立て、実際に終わらせることができました。この時の達成感はものすごいものでした。私の今回の合宿の目標は、「受験に繋がる勉強ができる集中力をつける」でした。なぜこのような目標にしたかというと、中学三年生の時、自分の課題をやり遂げた後、それに満足してしまい、ほとんど勉強をやらなかったという失敗をしたことから、この勉強法のままだと、受験には繋がらず、ただの自己満足で終わってしまうと思ったからです。また、合宿が終わったからといって、その後も努力をし続けることができなかった要因の一つに、集中力の欠如というものがあったのではないかと思ったからです。私はこの目標を今回の勉強合宿で達成できました。ここで感じた達成感は中学三年生のときに感じた達成感とは全く別物で、自分自身が少し前進できたのではないかと思います。
 今回の勉強合宿は、心・技・体の三つの部分で自分を強くしてくれました。「心」の部分では自分の弱さに打ち勝ち、目標へ向かって走り続ける強い意志の形成。「技」の部分では、一日十二時間の中で学んだことによって得られた新しい知識。「体」の部分では、丸一日勉強することを五日繰り返す体力と集中力。この三つが強くなったことで今後の生活の中でも以前より勉強できるようになると思います。これが三つ目の点です。しかし、日常生活では様々な用件や部活等で勉強合宿のように一日勉強というのは難しいです。その中でも最大限勉強に時間を当てるためには、計画する力、そしてそれを実行する力の二つの力が必要です。今後この二つの力を養っていき、本格的に大学受験に向けた勉強をスタートさせ、東大に合格できるように今回得られたものを忘れずに努力していこうと思います。私は今後の高校での勉強と部活を全力で取り組むことで、一生の宝とし、その後の人生の糧にしていけるようにしたいです。

 

 

4組 

 7月24日から8月1日までの五泊六日の間、私たち高等部35期生は夏期勉強合宿に参加しました。江戸取生として、仲間と寝食を共にする最後の機会でした。行く前は楽しみでもあり、少し不安でもありました。しかし、いざ箱根に着き、机に向かうと、精一杯やりきらなくてはいけない、生半可な気持ちで臨んではだめだと強く思えました。中3の時も同じ場所で同じくらいの時間を勉強していましたが、私だけでなく全員が全く違う気持ちで取り組んでいたように思います。受験の天王山といわれる夏の始め、辛いときでも自らを奮い立たせている仲間の姿は輝いていて、感動しました。「まだ中3」と甘えていられる時期はとうに過ぎ、自分自身の位置ならどれだけのことをこなしていかなければならないかを考え、行動することの難しさを身をもって体験できたと思います。事前に立てた計画に沿って実践し、足りない部分を見つけて補強するという自分にあった勉強法を確立することもできました。本当に得るものが沢山ある勉強合宿でした。二日目くらいから腹痛に悩まされ、辛い五日間でした。しかし、皆も頑張っていました。一人も気を抜くことなく頑張っていました。私だけが弱音を吐くわけにはいかないと勇気をもらえました。また、高いお金を出して「行ってらっしゃい、後悔しないくらいやってきなさい。」と言って送り出してくれた両親や、夜遅くまで会議を重ねて私たちのために全力を尽くして下さった先生方にも、挫折してしまっては申し訳ないとも思いました。私の周りの人の力無しではこれだけ充実した六日間は過ごせませんでした。中山副校長先生の仰っていた話の中にaffectionという言葉がありました。各家庭での愛、先生方からの生徒への愛、ホテルの方々から私たちへの真心、全てが一つとなった結果あの素晴らしい環境が整い、私たちは勉強だけをしていれば良かったのです。感謝の気持ちでいっぱいです。そのいくつもの愛が、眠気に負けそうなとき、集中できないときの心の支えとなってくれました。中3の時以上に大切な時間でした。このような合宿を企画して下さりありがとうございます。私たちのクラスでは一人が遅刻してしまい、どんな勉強合宿になってしまうのだろうかと不安に思っていましたが、想像よりもずっと良いものでした。35期生の皆と過ごした五泊六日を忘れません。そして、来年度の冬に迫っている受験に挑むときにこの経験は必ず私の糧となってくれることと思います。受験は団体戦です。良いスタートを切れたので、この調子で夏を乗り切り、休み明けの9月にひと味違う私となって皆と会えるように努力を怠ることのない日々を送りたいと思います。江戸取という団体の足を引っ張らないように、寧ろ統率できるよう頑張りたいです。 

    

4組 

 今回の勉強合宿は二回目ということで、中3の時とは違った、より実りのある合宿にしようという意気込みで参加しました。中3の時は、ただひたすら次から次へとやってくる勉強時間を消費し、やり終えたという達成感を得て満足していただけのものでした。では、今年の勉強合宿を振り返ってみて、中3の時と比較し、より実りのあるものとなったかを考えていきたいと思います。中3の時は自学習中や授業中の居眠りがとても多かったのですが、今年は少なかったと思います。眠くなったら自ら起立したりするなどの対策をとったおかげであると僕は思います。しかし、少しであっても居眠りをしてしまったということも事実です。やはりそこが自分の弱さ、つまり弱点なのだと思います。合宿が終わって、果たして自分の弱点とは一体何なのだろうか考えました。勿論、勉強面で見たときに、英語が弱いことや、数学が弱いなどいろいろあるのですが、熟慮した結果、やはり気持ちの弱さが一番であると思いました。先ほど挙げたように居眠りをしてしまうのも気持ちが弱いからです。今回の勉強合宿で、わずかながらでも気持ちの弱さが克服できたのではないかと思います。そう考えているうちにもう一つ思うことがありました。こんな気持ちの弱い僕でも何故合宿を乗り切れたのかということです。それは僕は友達の存在があったからだと思います。休み時間時話をしているだけでも頑張ろうという気持ちになりますし、自分が「もうだめだ」とか、「辛い」と思ったときにまわりが一生懸命に勉強しているのを見ると、自分もしっかりしないといけないと思わせてくれました。やはり支えてくれる友達の存在というのは大切です。今回の場合ではホテルの従業員の方々も、環境面で僕たちを支えて下さいました。また、今回の合宿の費用を出して下さったのは両親です。このように挙げていけばきりがありません。それを考えたときに、勿論勉強を自分のためにするものであって、誰か他人のためにするものではありませんが、そうした人たちの期待に応えるためにも結果を出す必要があります。「ありがとう」と言えば十分に感謝の気持ちは伝わります。しかし何よりも感謝の気持ちを伝えるには結果を出すことが一番だと思います。 最後になりますが、今回の勉強合宿では、勉強面での成長がありましたが、一番の成果は気持ちの面での成長です。克己心の大切さに気付き、またそれを少しではありますが体得しました。これから立ち向かっていく大学受験は半分以上は気持ちの勝負であると言ってしまっても過言ではありません。その意味でも今回の勉強合宿は中3の時よりも実りのあるものであったと言えると思います。大学受験への第一歩になったと思います。 

 

 

5組 

私は今回の勉強合宿を通じて得た経験によって、夏休みに大きな影響を与えることができました。
 まず、勉強合宿がどのようなものであったかというと、私にとってとても貴重な時間でした。普段は部活動に参加しているため、休日でも
1日中勉強するということはなく、1日中勉強することに慣れていませんでした。最初は、1日中勉強することがとても嫌でした。朝から夜まで一日中勉強するなんて、とても耐えられないと思っていました。普段から少ない勉強時間しか確保できないのに、普段の何倍もの時間、連続して学習することは、とても辛かったです。しかし、23日目と過ぎていくうちに、やっと終わったという感覚から、もう終わったのかと感じるようになりました。この感覚は、合宿前日に先輩が仰っていた通りでした。先輩は、最終日になったら、「まだ、合宿を続けたい」と思うようになると仰っていました。私は、そんなはずはない、あるわけがないと思っていました。しかし、その言葉通りになってしまいました。ちょっと悔しかったですが、嬉しくもありました。
 勉強合宿がどういうものであったかを一言で言い表すことはできません。しかし、これから始まる辛く苦しい受験勉強の大きな第一歩になったのは確かです。
 さて、勉強合宿が終わって何日か経過している訳ですが、去年までと比べて、大きく異なっていることがいくつかあります。それは、暇な時間の使い方と、部活と勉強の関係性です。去年までは暇な時間は遊び、だらだらと過ごしていたのに比べて、今年の夏はそのような怠けたことはほとんどありませんでした。これまでは、部活動のある日に、昼からの練習であったら、遅く起きて、ゆっくり学校に行っていましたが、最近はそのようなことはなく、朝早く起きることが多くなり、部活動の前に少しでも勉強時間に充てるようになりました。
 これはきっと勉強合宿の成果だと確信しています。ただ、勉強合宿だけ集中して、真面目に勉強合宿に向かい合うのではなく、そのあとも継続して勉強を続けることが出来ているのは、勉強合宿を通じて、勉強に対する姿勢が変わったからです。去年までの夏休みはお世辞にも勉強をしていたとは言えませんでした。しかし、今年は夏休みだから遊ぼうとは、考えておらず、しっかりとこれまでの遅れを取り戻そうと必死になって勉強に向かっています。
この大きな意識の変化できっと夏休みを無駄に過ごすことはないでしょう。必ず、これまでの分も取り戻せるように頑張りたいと思います。

    

5組

 

高校2年生の夏期勉強、私にとって2日目となる勉強合宿でした。1回目はもちろん、今回も不安を抱えての参加となりましたが、中学3年の時とは、不安の中身が少し違いました。中学生の頃は、まだ目標といってものがなく、やりたいことも見つかっていませんでした。そのため、勉強をやらされているという感覚が強く、こんなに長時間勉強することは可能だろうか、途中で飽きて眠くなってしまわないだろうかということばかり考えていました。また、眠くなって怒られてしまわないか心配でした。中学生の頃は、かなりの時間を睡眠に費やしてしまったという記憶があります。
 しかし、今回の合宿は違います。教科別に細かいスケジュールを立て、毎日必ず全教科に取り組むという目標をもって参加しました。私は、合宿にいく前まで、夜10時には布団に入るようにしました。また、朝5時には起きて、登校前に1時間勉強するという朝型の生活をしていました。夜11時まで勉強し、11時半に就寝するという合宿生活に体がついて行けるか心配でした。
 合宿1日目と2日目は、自分で眠たいと感じたら起立して勉強しました。しかし3日目4日目には、慣れない生活に疲れがたまってきたせいか、少し寝てしまい、先生に起こされてしまうという失態がありました。
 この6日間の合宿は、自分では頑張ったつもりでしたが、充実していたとは言えるものではなかったと思います。ただ、分かったことは、自分には十分な睡眠時間が必要なことと朝学習が向いているということです。もちろん受験に向けて、勉強時間を増やしていかなければなりませんが、まず、短時間集中して学習に取り組むこと、決まった時間に布団に入るためにテレビを見る時間をなくし、パソコンも必要以上に開かないということを基本にして、必要な学習時間を確保し、日々の授業を大切にしていきたいです。

 「受験は団体戦」とよく聞くように、この勉強合宿では、周りの仲間に刺激され、自分も頑張ろうと思うことが何度もありました。隣の人を起したり、分らないところを互いに質問したり助け合うことができました。
また、自分の集中力が切れて、周りを見渡してみると、頑張っているクラスメイトの姿が目に入り、自分も頑張らねばと思うことがありました。
 今、私に出来ることは、無駄をなくし、限られた時間を有意義に使うことだと思います。誘惑に負けそうになったときは、頑張っているクラスメイトの姿を思い浮かべながら、一つ一つ前に進んでいきたいです。
そして、いつでも勉強できる環境に感謝することを忘れずに、全力で取り組んでいきたいです。

 

 

6組 

 私は今回の夏期勉強合宿に参加して、本当に貴重な体験をしました。今回の勉強合宿を目前にして私は、大きな緊張感と期待を胸に抱いていました。多くの先生方が、この勉強合宿は本当によい経験になるとおっしゃっていました。また、卒業した先輩方も多くの方々が口を揃えて、この合宿は、これから受験を控えた私たちの、受験への道のりの大きな第一歩となるだろうとおっしゃっていました。そういうわけで、私も今までで一番勉強することになるだろう今回の勉強合宿で、今までの自分とは一変させようという気持ちで、せっかくいただいた大きなチャンスを無駄にしないようにしようと考えていました。
 そしていざ勉強合宿が始まり、想像をはるかに超えたつらさを味わうことになりました。そのつらさというのは、精神的というよりは、体力面でとても大変だということでした。正直今までこれほど勉強した経験がありませんでした。そのため、睡眠と食事と入浴以外はほぼ学習時間であるという状況に、どうしてもからだが先に追いつかなくなってしまいました。しかし私は、せっかく自分を変えるチャンスを無駄にしたくはありませんでした。そのため、学習時間中は睡魔と闘いながらも頑張って起きようと努力し、その分、夜はみんなで早めに寝て、できるだけ長く体を休めるようにしました。朝は部屋のメンバーで声を掛け合って起こし合い、できるだけ早く朝の集合場所に行くのを目標にしていました。この5日間は確かに大変だったけれど、それ以上に本当によい経験ができたと思います。私はできるだけこのリズムを崩さず、残りの夏期休暇を過ごしていきたいと思います。初めにも言いましたが、数多くの先輩方や先生方がおっしゃっていたように、勉強合宿はもちろんですが、それ以前に、この夏期休暇のスタート自体が、私たちの受験態勢のスタートでもあります。夏期休暇が私たちの受験態勢のスタート地点であることにも利点があると思います。それは、学校という縛りがない分、自由に自分を鍛錬できるという点です。強制された環境がないので、良い方悪い方どちらに進むかは全くの自分次第です。長期休暇だからといって自分に甘くして、一度落ちてしまえば、誰かから助けがあるわけではないので、そのまま落ちて行く一方です。
 勉強合宿で得たこの規則正しい生活リズムを、同じようにしっかりと刻み続けていくことこそが大切だと思います。きっとこの夏期休暇で、やる気のある人と、そうでない人の差が今まで以上に極端に現れてくると思います。これからはいかに自分に厳しくして努力できるかが分かれ道になってくると思います。ですから、私は目標をしっかりと見定め、計画を立て、計画的に物事に対処していき、これからの時間を決して無駄に過ごすことのないよう努めていきたいと思います。
 

    

6組 

 今回の勉強合宿で学んだことは、勉強は受動的にやるものではなく、能動的にやらなくてはならないということと、同じクラスの人達が集まって学習することは非常に意味があるということです。というのも、今回の勉強合宿の大きな目的は、自分自身に対して、受験生としての意識改革を行い、本格的な受験勉強のスタートを切るという点であるからです。一日12時間の勉強なので、勉強している途中に学習意欲を失ってしまい、学習に集中できなくなってしまうことがあります。そういった時に、周囲で一生懸命取り組む友人の姿を見て、自らの励みとし、自らを発奮させ、自分自身から進んで勉強をしているという実感を得られ、お互いに切磋琢磨し合って学習効果を向上できると思います。このように、切磋琢磨して自分自身と相手の長所を向上させ、引っ張っていくことは大切なことだと思います。よく受験は団体戦だと言われますが、それは全員で良い雰囲気を作ってお互いに切磋琢磨し、向上心を持って全員で良い結果を残すことなのだと改めて思いました。
 また、夢や目標を持っていた方が強くなれるということを学びました。夢や目標といったものは、貧富の差や民族や宗教などに拘わらず、どんな状況に置かれた人々でも自由に抱くことができます。でも、ただ夢を抱くだけでは自分を見失ってしまうことになります。なぜなら、夢は見るものではなく叶えるものだからです。すなわち、夢を本当に実現したいのであれば、自分としっかり向き合い、弱味と闘い、高い壁を乗り越えていかなくてはなりません。そのためには、学習を継続的に行うという習慣をしっかりと形成して、意欲を持って自ら進んで自修できるような人間を目指していきたいです。日頃の地道な努力の積み重ねがあれば、基礎力が盤石となり、必然的に自分自身の成績も上がると思います。
 合宿中は、眠気に襲われたり、身体的にもつらいことが多くありました。でもそういう時、自分の周りを見れば、必死になって頑張っている仲間の姿がありました。それを見ると自分も励まされ、自分の原動力となりました。またさらに、自分が事前に計画した学習計画のほぼ全てをやり遂げることができました。これは大きな自信となりました。これを今後の受験勉強の計画作りにも大いに活用して、手応えをつかみたいと思います。そして一歩でも自分の志望大学合格の実現に近づくことができるよう努力したいと思います。
 高等部における大きな行事であるカナダ修学旅行と、夏期勉強合宿も終わり、高校生活も折り返し地点を過ぎようとしています。どんどん迫ってくる大学入試に向けてしっかりと準備に準備を重ね、学習の地盤を築きたいと思います。後になって悔やむことがないように、余裕を持って受験勉強を始めたいと思います。

 

 

7組 

3の時の勉強合宿は、学習に対しての基礎体力をつけるために強制的に行われたような記憶が残っています。しかし、今回は勉強を「やらされている」という意識ではなく、「自ら学ぶ」という意識を持ち、主要3教科の学習に焦点を絞り基礎力の徹底を目標にして取り組みました。
 
111時間学習という日々を6日間過ごすことにより、様々な考えを持つようになりました。その中の一つは、「慣れ」です。例えば、今まであまり運動をしてこなかった人が毎朝30分走ることにしたとします。最初は辛いと感じ、やめたくなるかもしれませんが、何日か同じことを続けていると身体が慣れてだんだん辛くなくなってくるものです。勉強合宿も同様に、最初の12日は11時間の勉強時間について行けませんでしたが、最終日には「あと3日ぐらい続けられるんじゃないか」という気持ちになりました。しかし、「慣れ」には悪い面もあります。身体が慣れてくるに従って、ただ何となく勉強して、実際にはあまり身に付いていないのではないかと心配になったりもしました。今まで経験のないことを継続していく上で重要なのは、途中で挫折することなくやり続け、その中で悪い習慣をつけないよう、常に自分の取り組む姿勢や内容について自問することだと思います。また、仲間の大切さについても学ぶことができました。僕のクラスでは、眠くなったら自主的に席を立ち、立って勉強しました。その際、教室の前にある教卓で勉強する時は、「合格ハチマキ」を巻こうと男子で決めていました。一見おかしな光景に見えますが、実際のところ僕は気に入っていました。自分が、眠くなっている時に、クラスメートが合格ハチマキを巻いて教卓で勉強している姿が目に入り、自然とやる気が湧いてきました。おそらく、このようなクラスでなかったら僕は勉強合宿を満足にやり遂げることができなかったかもしれません。夏休みが明け、再び学校での生活が始まったら、今まで以上にクラスの仲間を大切にしていこうと思います。
 合宿を終えて家での生活に戻った時に、僕は試しに合宿と同じように
1日過ごしてみようと考え、実行に移しました。しかし、午前のスケジュールを終えた時点で、かなり疲れてしまい、午後はスケジュール通りに勉強することができませんでした。後日、友達と一緒に勉強する機会がありましたが、その時は1人の時よりも集中することができました。前述したように、自分の目の前に努力している仲間がいると、自然に自分も頑張らないとという気持ちになります。
 僕は、東大という高い目標に向かって努力するクラスに属しています。
11人の行動や態度でクラスの雰囲気が変わってしまうということは、これまでの学校生活で十分に経験しています。だからこそ、クラスのためにプラスになる行動がとれるよう自覚を高め、着実な努力をして日本の最高峰である東京大学に合格できるよう、これからの道のりを歩んでいきます。

    

7組

 「箱根」と言われて僕の頭に浮かぶのは「箱根駅伝」です。毎年、テレビ中継を見ているのですが、とても辛そうな顔をして走っている分、ゴールに辿り着いた選手達の顔をみると大変感動します。そんな箱根で僕たちは今夏、勉強合宿を行いました。
 勉強合宿では多い日では
11時間強の学習を行いました。始めはやはり辛いものでした。長時間、机と椅子に向き合わなくてはならず、眠気にも何度となく襲われました。しかし、日数を重ねるごとに、だんだんと集中できる時間が増えていきました。それは、「教室の雰囲気」が一番の理由だったと思います。自分の集中力が切れても、周りのクラスのみんなが一生懸命学習に取り組んでいるのを見て、自分自身の未熟さを感じ、再び勉強に集中できたということは何度となくありました。「受験勉強は個人戦ではなく団体戦だ」という言葉を聞いたことがあります。その通りだと学習しながら強く感じることができました。また、勉強へのモチベーションの向上も強く感じました。僕は勉強合宿で英語の参考書を三周しました。勉強合宿に行く前は、考えられなかったことです。これができたのは、やはり、集中できる環境に置かれたからではないかと思います。そして、学習を続けていく中でだんだんと達成感を感じ始め、それが勉強に対するモチベーションの向上に繋がったのだと思います。そうした時間を過ごし、僕は大きな達成感を抱えて勉強合宿を終えることができました。
 僕が勉強合宿に集中して取り組めたのは、周りの環境があったからに他なりません。だからこそ、問題なのは勉強合宿が終わってからでした。残りの夏休みは自分
1人で勉強に取り組まなければいけません。ですが、僕は無事に勉強合宿で学んだことを活かして、この夏を過ごせたと思います。例えば、「もう少し勉強しよう」「あと1時間」と徐々に自分自身のハードルを高く設定して学習に取り組めるようになったと思います。これは、勉強合宿での長時間の学習の成果だと思います。この夏、理想的な勉強ができたのかどうかは結果が出なければわかりませんが、合宿で得たものを無駄にしなかったということは確かです。
 今回の勉強合宿では、いろいろなものを身につけることができました。自習監督をして下さった先生方、三度三度の食事を準備して下さったホテルの方、合宿に行くお金を出してくれた両親など、たくさんの方々に支えてもらいました。これらのことを無駄にしないためにも、合宿で学んだことを定着させなければならないと思います。そして、その期待に応えるためにも、しっかりと結果を残していき、自分の理想の将来に到達できるよう努力を積み重ねることをここに誓います。

 

 

8組 

 江戸取のみんなと行く勉強合宿は、今回で二回目でした。中三のときのものと比べて、一日の勉強時間や日数自体も増え、受験生らしい合宿であったと思います。「勉強合宿」と聞くと、勉強ばかりの合宿で辛そうだと考えがちですが、高等部三十五期全員で参加する合宿としては今回が最後だったのもあり、少し寂しい感じもしますが、とても楽しみにしていました。遊びに行くわけではないですが、宿泊となると、やはりわくわくします。
 今回の勉強合宿でのわたしの目標は、不得意科目を好きになることでした。不得意な科目には、マイナス意識を持ってしまいがちです。できないということに自分勝手に言い訳をして、あまり勉強をしてきませんでした。その苦手を好きになるにはどうしたらよいのか、合宿前に考えて見ました。得意科目というのは、好きだからたくさん勉強をする、問題がわかる楽しさを知っているからどんどん得意になるのだと思います。苦手科目はその逆ですそこでわたしが出した解決法は「今までのその教科に対する感情を全てなくして、一から勉強する。とにかく量をこなす」でした。どの教科も、たくさん量をこなせば、理解できたときの喜びを感じられると思ったからです。そしてそれを今回の合宿で実践しました。やはり最初の方はわからないことだらけで、飽きてしまったり、眠くなったりしました。そんなときは、科目を変えてみたり体を動かしたりして気分転換し、何とかその日予め決めていた目標の課題を終えることができました。今回の勉強合宿を通じて学んだことはテストで点数が取れないからといってその科目に対して勝手に自分の中で感情を持つべきではないということです。苦手な科目もわかったときの喜びは得意科目がわかったときの喜びと同じものです。やらないからできないのです。自分がそもそも生まれつきできないようになっているのではありません。よく先生方が「たくさん勉強をして後悔した人はいない」とおっしゃっています。本当にその通りだと思いました。きちんと勉強ができるのは今だけです。そのチャンスを逃がさないようにしなければなりません。
 来年は、勉強合宿のような日が毎日続くのだと思うと、少し気が重くなります。しかし、今まで育ててくれた親、そして何より自分のためにも、これはやらなければならないことです。周りには頼れる先生方、一緒に努力できる仲間がいます。今回の勉強合宿も、わたし一人では絶対にやり遂げることができませんでした。あと一年と半年ほどしかない時間の中で、自分がどれだけ頑張れるかで、未来は決まってしまいます。勉強合宿での目標は達成することができたので、これが自信となって、今後もたくさんの目標を立て、それをこなしていきたいです。残り一年半、仲間と共に一生懸命頑張りたいと思います。

    

8組

僕は今回の勉強合宿に参加するまでは正直に言うと勉強合宿に参加したくないと思っていました。なぜかというと勉強合宿では一日十二時間の勉強というスケジュールで今までこの量の勉強をしたことがなくて不安だったからです。そして勉強合宿が学生としてみんなと一緒に宿泊する最後の行事で、本格的に受験勉強が始まってしまうという寂しさがありました。この寂しさはこの学年で一緒に過ごす時間は限られているということを実感したということと、大学生に少しずつ近づいてきているので江戸川学園の生徒としていられるのもあと少しということがわかったからです。
 しかしいつかは大人に変わらなければなりません。ですから、この学校を卒業するときは笑顔でいられるように努力しなければなりません。笑顔でいるためにはこの学校に在籍している間に充実した生活を送ることや、大学受験を良い結果で終わらせることが大切になってくると思います。
 この寂しさを乗り越えることによって一皮むけることができると思います。受験の天王山は夏と、よく言われます。今年の夏休みの過ごし方によって来年以降のことが大きく変わってくると思います。良い方向に持っていくためにも今回の勉強合宿のようにしっかりと取り組みたいと思います。なぜなら勉強合宿では周りにたくさんの仲間や先生たちがいて、集中して勉強ができる雰囲気が作られていたからです。しかし家庭学習ではたった一人で勉強と向き合わなければなりません。つまり勉強合宿のときより勉強に対する意識をより高く持たなければならないということです。勉強合宿では、集中力が途切れて勉強することができていないとき、仲間が集中して勉強している姿を見て、自分も頑張らなくてはいけないと思うことができました。五泊六日を終えて確実に以前の自分とは変わることができたと実感できるような夏休みを過ごしたいと思います。
 夏休みを成功させるには、普段の学校生活のスタイルを崩さないことだと思います。起床する時間が遅くなったり、だらだらする時間を余分に取ってしまうと学校があるときに築いたスタイルを壊してしまいます。また一度怠けるスタイルを身につけてしまうと、元のスタイルに戻すことは難しいと思います。ですから、一日一日をしっかり意識をもって過ごしたいと思います。
 また夏休みの宿題である大学訪問をすることによってモチベーションを上げることができます。また具体的な進路を考えることによってもモチベーションを高くすることができます。
 今が自分の人生の分岐点だと思うので一つ一つのものごとを大切にしていきたいと思います。

 

 

9組 

 中入生である私は、2回目の勉強合宿への参加しました。2年前に行った勉強合宿でできたこと、できなかったことなどを思い出し、今回は前回よりも有意義な合宿にしようと誓い、この合宿に参加しました。しかし、中等部の勉強合宿よりも日程がハードであったので、内心、大丈夫かなと心配もしていました。
 ついに、合宿に合流する日がやってきました。箱根高原ホテルに着いたとき、とても空気がおいしく感じました。それほど暑くもなく、勉強するには良い環境でした。昼食を食べて、まずは自習から開始しました。初日ということもあってか、とても集中できて、時間が経つのが早く感じられました。それと同時に、勉強が楽しいと思いました。明日からも頑張ろう、そんな気持ちで初日を終えました。
 次の日以降は、朝に体操または散歩をしてから自習や授業、というスケジュールでした。日を追っていくにつれ、疲れがたまってきて、勉強が辛い、と思うことが増えました。でも、自分の周りではたくさんの仲間が一緒に勉強しているんだと思うと、改めて、頑張ろうと自分を奮い立たせることができました。こうして、私の勉強合宿は、苦しいこともありながら、終わりを迎えました。
 さて、今回の勉強合宿で、私は今までに取り組んだことのないもの、例えばセンター模試の過去問等に取り組みました。高3の受験生が受けるものでも、もう私たちが解ける問題はたくさんあって、今学んでいることは、大学受験に直結するんだなと実感し、受験に対するモチベーションが上がりました。今回の合宿に参加しなければ、受験への意識は高まらなかったはずなので、有意義であったと思います。また、今回は今習っていることの復習や予習等ではなく、もっと先の大学受験のための勉強をしました。受験生はこのようなことを勉強するんだなとわかるのと同時に、自分がどのくらいの時間で、どのくらいのことができるのかを知ることができました。これは、これからの学習の参考としていきたいと思います。
 今回の合宿で、私はたくさんのことを学びました。一番大きかったのは、先程も述べたように、一緒にいるから頑張ろうと思える仲間の大切さです。本当の大学受験の辛さ、恐さを知ったとき、共に戦える仲間がいるということはとても励みになると思います。ライバルでもあり、仲間でもある友達と、切磋琢磨できるように今から心がけていきたいと思います。
 最後に、これから先苦しくて自分に負けてしまいそうになるときこそ、仲間の顔を思い出して、一歩を踏み出してみようと思います。今回の勉強合宿を通して学んだこと、それを忘れずにこれからも努力して日々精進していきたいです。
 

    

9組 

 今回自分がこの勉強合宿に参加して思ったことは、一つは想像よりあっという間に終わった、ということでした。
 自分は、出発前までは、5泊6日というスケジュールを、とても長いものだと思い、正直行きたいとは思えませんでした。そして実際に勉強合宿がスタートしてからも、1日目と2日目は、自習1コマずつがとても長く感じ、合宿に対してやはり予想通りに長く辛いものだという印象を持ちながら過ごしていました。しかし、3日目に入ると、それまでの2日間で合宿の日程に慣れてきたこともあり、気付くと昼食、気付くと入浴、といった感じのペースで時が流れ、長いということを感じなくなり、想像より早いペースで日程が進んでいくように感じました。それ以降は何の問題もなく、6日目まで過ごすことができました。
 そして、仲間と協力して過ごせた、ということも、とても良いことだったと思います。友達と一緒に同じ場所で勉強し、友達が勉強に励んでいる姿を見ることで、自分も更に頑張れるということを、今回もとてもよく実感できました。これは、中学3年生の時の勉強合宿の際にも先生方が仰っていたことで、その時にも実感したことなのですが、今回は中学3年次よりも長いスケジュールだったからか、その時よりも強く実感しました。また学習時以外でも、特に班行動の時に仲間の存在の重要性を再確認しました。これは、今回の勉強合宿が長く感じなかった理由の1つであると思います。今回、班で協力できたことにより、遅刻などの問題が1度も起きることなく、順調に日程が進められたことは、とても意味のあることだったと思います。朝も班員で協力して起こしあい、時間に対しても常に班員全員が時計を意識して遅刻することがないように行動できました。そのような班全体での協力があったからこそ、この勉強合宿が円滑に進んだのだと思います。
 このように、今回の勉強合宿を通して、学習に取り組む姿勢についてはもちろん、友人と寝食を共にしつつ学習できたことで、友人の存在の大きさについても実感することができました。
 そして、もちろん勉強面に於いても得られたものがありました。勉強合宿のスタート直後は、時間の経過も遅く感じており、なかなか集中することができませんでした。しかし、スタートから少し経って徐々に慣れてくると、自分の学習のペースを掴めてきたように思いました。元々自分は、あまり長い時間集中を継続することができません。ですから、今回の勉強合宿でも、1コマ110分の自習時間は、自分にとって決して短いものではありませんでしたが、自分のペースも保ちつつ時間を使うことで、思ったよりも上手く自習に取り組むことができました。常に自分のペースで学習をするのではなく、決められた時間の中に自分のペースを合わせるよう意識して学習することで、より高い集中を保ち、時間を有効に活用することができたと思います。
 このように、今回は、名前こそ勉強合宿ですが、合宿全体を通して、学習面に加えて生活面に於いても得たものが数多くありました。今回得たもの、経験を今後最大限生かしていくことができるよう、受験勉強、そして学校生活に励んでいきたいと思います。

 

 

10組 

 江戸取の大きな行事の1つである夏期勉強合宿が終わりました。5泊6日という短い期間でしたが、充実した日々だったと思います。私は今までどこかに泊まり1日中勉強するという経験を1度もしてきませんでした。ですからこの勉強合宿を乗り切ることができるかどうか本当に不安でした。1日約12時間の学習の中で、自習時間は自分の立てた学習計画に沿って学習を進めていきましたが、自分が思っていた以上に時間はあっという間に過ぎてしまい、計画通りにいかないこともありました。自分が思っているより学習するのに時間がかかってしまうということに今回の合宿で気付くことができたので、今後に生かしていきたいと思います。
 そして、何よりも心強かったことは今回の合宿は江戸取35期生全員で挑戦したということです。普段一緒に笑いあっている友達がすごく真剣に学習している姿や、眠くなったら自分から立ち上がり目を覚ましているところを見て、私も頑張らなくてはいけないと思うことができました。
 勉強が辛くなってしまった時もありましたが、普段から一緒に学んでいるクラスの仲間の頑張っている姿に私は何度も何度も救われました。今までの江戸取の先輩方もこのような経験をして、今の立派な姿になったのだと思うと勇気をもらえました。来年にはもう高3になり受験生と呼ばれる立場になります。自分の行きたい大学に合格するためには、毎日の努力が必要であり、必ず努力した人は報われると思います。高校3年生になれば1日何時間も勉強しなければならないと思いますし、その学習の計画も人から指示されるものではなく、自分自身で考えることになります。そのような時期が来る前にこのような経験ができて本当に良かったと思います。
 また、今回の夏期勉強合宿では5分前行動や挨拶など人として基本的な事を改めて思い出すことができました。それにこの夏期勉強合宿ではクラスという集団で動くことが多かったので、集団行動における1人1人の立場などを改めて考えることができました。そして、朝食や昼食、夕食を用意、調理してくれたり、私たちが快適に勉強できる場を設けてくれたホテルの方々や一緒に5泊6日を見守ってくれた先生方にも感謝をしたいと思います。
 朝のラジオ体操やウォーキングなどはとても気持ちよく、気分転換としてすごく良かったです。もう高校生活の中でみんなで泊まることは無いので少し寂しいですが、学校では切磋琢磨しながら勉強はもちろん、人としても成長できるようにしたいと思います。今回の夏期勉強合宿では仲間の大切さや、人への感謝の気持ち、そして今後自分がどのように過ごしていくべきかなど様々なことを考えたり、感じることができました。そのことは自分自身を成長させたのではないかと思います。この仲間達で無事に勉強合宿を終えることができ、本当に良かったと思います。今回学んだことは今後の学校生活で生かしていきたいと思います。

    

10組 

 今回僕は勉強合宿に参加しました。1日12時間という勉強をしましたが、これは高校3年生の1日平均学習時間の10時間を2時間も超えています。始まる前は想像を絶する状態になることは間違いないだろうと考えていました。それと同時に少し楽しみでした。なぜかというと、僕は今年の夏は合計200時間の学習をしようと計画を立てており、その最初に合宿で気合いを入れることができると考えたからです。また、来年やってくる高校3年生、受験生としての日々のデモンストレーション、弾みにもなるとも考えたからです。
 初日は半日移動して、半日勉強しました。約6時間の学習でした。自分で振り返ってもしっかりと集中して取り組めたと思います。ここでは英単語200の暗記に成功しました。食事はおいしく、風呂も温泉で快適、勉強以外に何もしなくて良い生活は結構楽だと考えました。しかし勉強合宿は甘くありませんでした。
 2日目の朝、これが勉強合宿の厳しさだと実感しました。初日楽だと思っていた学習も朝は眠気との戦いでした。集中力は全く続かない。手は全く動かない。そんな中で必死の思いで何とか学習を乗り切りました。昼以降もあまりペースに乗ることができませんでした。こんな状態で本当に残りを乗り切れるかどうか不安でいっぱいでした。
 3日目を終えて4日目に入ったときでした。朝の学習もなぜか自然に集中でき、手も初日の状態と同じ感じになってきました。自分でもなぜそうなったのかは分かりませんでしたが、なぜかすごい勢いで学習をしている自分がそこにいました。限界を乗り越えることができた。自分でそう感じました。そこからはもう、2日目の朝に感じた弱気な気持ちはありませんでした。これならばいける。そう感じました。
 周りで一緒に学習している友達のがんばりも、自分の励みになりました。ちょっとさぼろうかな、ちょっと休もうかなと思って隣を見ると必死になって頑張っている友達がいる。そのやっている教材には自分の知らない英単語が書かれている。それを見ると、自分ももっともっと頑張らなければという気持ちが湧いてきました。
 今回の勉強合宿では様々なことを学びました。まず人は意識次第でどんなことでも乗り切れるということです。絶対に2日目には乗り切ることは無理だと思っていたこの勉強合宿も、必死の思いで頑張り乗り切ることができました。これは来年の受験にも言えることです。最後まであきらめないということも今回改めて実感しました。そして、仲間の大切さです。僕は運動部に所属しているので仲間の大切さは分かっているつもりでしたが、今回の合宿で辛いとき支えてくれるのは仲間であるということを再認識しました。さらに、ホテルの人たちや先生方が自分たちを見守ってくれていたからこそ、この合宿に参加でき、無事に終えることができたのだと思います。それをしっかりと感謝したいと思います。