1組

 このカナダ修学旅行は今回で26回目にもなり、江戸取の大切な学校行事の一つでした。そして、みんなの気持ちが一つになって今回も成功だったと思います。さらに、35期生の一員として江戸取の良き伝統として引き継ぐことができてとても嬉しく思います。
 まず、今回の修学旅行を通じて、家族や先生方を始めとして、旅行会社の人、バスガイドさん、バスドライバー、ホテルの従業員の人たち、とこの他にも本当に多くの人たちの協力があって、それによっての修学旅行としての成功なので、感謝の気持ちをここにあらしたいと思います。
 今回の修学旅行は、私にとって始めての海外旅行ということもあり、そこで多くのことを学び、時には驚き、楽しむことができました。
 まず、一番印象に強く残ったことは、やはり言語としての「英語」です。
私の発音は悪く、まさにカタカナ英語での読み方になってしまいます。そのような状態で会話ができるわけないと考えていましたが、実際に普通に意思が相手に伝わり、自分でもかなり驚きました。しかし、本当に伝えたい内容を英語ではどのように表現すればよいのか分からなくなってしまうこともあり、非常に苦労する場面もありました。今回の修学旅行を良い機会としてリスニング力を向上させて、もっと多くの人とコミュニケーションをとりたいと思いました。様々な人の話を聞きたいし、もっと自分なりに話してみたいと思い、英語に対するモチベーションが高まりました。本当に良い経験になったと思います。
 
また、自主研修では事前にバスガイドさんの話から日本との文化の違いを感じることができました。日本では街中を歩いているとマスクを着用している人や、急いで走っている人を多く目にすることがあります。しかし、カナダではほぼ皆無で、むしろそのような行為は不審者だと思われてしまうこともあるそうです。他にも、弱い雨が降っていても、傘をささず歩いている人が多いことも驚きました。また、ホテル内でもベットメーキング料として枕元にコインを置くことや、朝食のスタイルなど違いを感じることができ、今まで日本を出たことがなかった自分の視野がとても狭かったことに気付きました。そして、もっと多くの国に行って世界を自分の目で知りたいと思いました。
 そして、なんといってもカナダの豊かで壮大な自然には感動しました。リスやシカ、ヤギ、クマといった野生の動物をとても近い距離で見ることができました。これも国立公園の入場料というものを通して、多くの人々の努力や意識によって成り立っているのだと考えさせられました。
生まれて初めて直に見た氷河はとても壮大で美しく、その自然美に圧倒されました。雪上車に乗ったり、実際に氷河の上におりてみたり、とても貴重な体験をすることができました。しかし、クロウフット氷河の一部が既に欠けてしまったり、アサバスカ氷河が次第になくなっているという事実もありました。カナダの人たちがどんなに頑張っても地球温暖化はカナダ国内だけで解決できる問題でなく、地球全体のすべての人々が協力しなければならないことです。私の貴重な地球に住む一人の人間として自然について改めて考え直させられる体験をしました。
 
また、修学旅行では時間厳守と挨拶の励行の徹底を通して、江戸取生としての自覚を持って行動することができたと思います。修学旅行の期間はあっという間に終わってしまいましたが、多くのことを知り、学び、そして、充実した日を過ごすことができました。単に思い出にするのでなく、今後の人生と生活にも活かしていけるように心がけていきたいと思いました。

      

1組 

 カナダ修学旅行に参加して、普段から指導を受けている時間の厳守や挨拶の励行などが改めて大事なことなのだと再確認することができました。他にも日本に居るだけでは学べないようなこともたくさんありました。
 一つ目は、当然、日本語ではなく英語がコミュニケーションの基本だったということです。
外国に行けば、英語を使用せざるを得ません。しかし、日本に居ると英語だけを使わなければいけない場面はほとんどありません。食べ物を頼む時も注文や飛行機のアナウンスなどすべてが英語なので、その場で聞いて理解をすることが大切になります。さらには、会話の際には、その場で聞いて相手のことなどを理解して考えるのが重要だと思いました。現地の高校訪問の時でも自分たちのグループのバディの高校生との会話の中でも詰まってしまうことがありました。このようなことがあると向こうの高校生も困ってしまう表情をすることがありました。話し掛けてくれた相手にも悪いし、何を話しているのか理解できない自分の不甲斐無く感じ嫌になりました。コミュニケーションは何にもまして重要なので、自分の意思を相手にある程度伝わるような会話ができたり、理解ができたりするようになりたいと思いました。
 
二つ目は、カナダの大自然です。日本にも山があるけれど、登山道でのゴミが多かったり、都会が近く多かったりするなど人間の手付かずの雄大な自然はあまり多くないと思います。しかし、カナダには日本では絶対に見ることができないものが多くありました。キャピラノ渓谷では足元が不安定な吊り橋や、日本では見たことがないような太く大きな巨木がそびえていました。カルガリー空港に着いた後の移動では高速道路のすぐ近くにクマなどの野生動物がいて日本に居ては見られないものを見ることができました。カナディアン・ロッキーの雄大な山脈を見たり、氷河の上を雪上車で移動したり貴重な体験をしました。そこでは雄大な景観の驚きと共にあの大きな氷河が年々溶けていっている様子を直接自分の目で見て理解することができました。普段、自分が絵葉書やインターネットなどを介して見てきた綺麗な風景と実際に体験してきたカナダの雄大な風景の規模が違って驚きました。そして、その自然の中に生きている動物にために高速道路を横断する橋やトンネルと作るなど日本の行政で行っている自然保護とは違ったものが多かったように思います。自分が今見てきたこの風景を次の世代までしっかりと残していかなくてはならないという気持ちを持つことができました。
 
この他にも外国に行かなければ体験できないことが沢山ありました。自分は英語が苦手だけれども、外国に行けばコミュニケーションのツールとして話したり、それ通して理解したりしていかなくてはなりません。実際に話をしてみると、そのスピードが速くて、よく理解できないことが多くありました。何よりも、緊張して簡単な質問もできなくなっていることもありました。これからも英語を勉強していき、いつかはしっかりと自然に相手とコミュニケーションをとっていきたいです。
 
この修学旅行では様々な人の助けや協力があって成功したと思います。綿密な計画をして下さった学校の先生や、自分の旅行のためにお金を支払ってくれた両親にこの素晴らしい自然を見せてくれたり、生の英語に触れさせてくれたり、貴重な体験をさしてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

2組

 私は、今回のカナダ修学旅行で思った以上にたくさんのことを学ぶことができました。この修学旅行に行く前に最も心配だったことは、言葉の壁です。今まで私は、授業以外で英語に関わる場面がほとんどなく、英語しか話が通じない、日本語が通用しない国に行くことがとても心配でした。
 しかし、現地のドライバーさんや店員さんはとてもフレンドリーで、積極的に話しかけてくれたり、私たちのとぎれとぎれの英語をちゃんと理解しようとしてくれたりしました。はじめは、自分の英語で本当に伝わるのかとても心配だったけれど、少しずつ英語を使っていくうちに不安が消えて、楽しく会話できるようになってとても嬉しかったです。
 
次に、カナダの自然はとても大きく雄大で、日本とは比べ物にならない素晴らしい景色をたくさん見ることができました。この六日間は天気が良くなかったので、雲で山が隠れてしまっていることもありましたが、どの景色もすべて写真に残しておきたいほど素晴らしいものでした。特にアサバスカ氷河では、バスの中では雪が降っていたのに、私たちが到着する頃には快晴で、とてもきれいな氷河を見ることができました。また、バンクーバーでは、カナダで三番目に大きな都市であるにも関わらず、バスで数十分のところにキャピラノ渓谷やスタンレーパークのような多くの自然が残っていたり、周囲を海と山に囲まれていたりしていて、高層ビルが自然に囲まれている景色はとても貴重だと思いました。日本はどちらかというと、都市と自然が別々に分けられているので、なかなか自然とビル群を一緒に見ることがありません。だから、カナダの雄大な自然は広い国土を持つカナダだからこその魅力だと思いました。
 そして、一番嬉しかったことは、ノートルダムスクールの交流会で友達ができたことです。
午前中だけの短い時間ではあったけれど、日本の学校とは違うことがほとんどで、とても新鮮でした。まず、一番違いを感じたのは授業です。日本では、先生の講義を聴いたり問題を解いたりすることがほとんどですが、ノートルダム高校では、生徒が積極的に意見を発表したりグループで議論したりしていてとても新鮮でした。私は意見を聞かれるとすぐに考え込んで思ったことをしっかり伝えられないことが多いので、そういった能力もこれからしっかり身につけて行けるようにしたいです。また、バディーの子は一歳下の子だったけれど、積極的に話しかけてくれてたくさん話をすることができました。
 今回の修学旅行では、先生方や旅行会社の方々、そして現地の方々と両親のおかげで素晴らしい体験をすることができ、とても感謝しています。今回学んだことを忘れずに、そしてカナダで触れ合った方々との関係を今回限りで終わらせないように、これからも交流を続けるようにしていきたいです。そして、いつかまたカナダに行くことができたら再会したいと思います。

      

2組

 僕は、修学旅行で強く印象に残ったことが大きく二つあります。
 一つ目は、バンフの自然の雄大さです。日本の地形は、いろいろな種類の地形が少しずつ混じり合っている、いわば箱庭のようなものですが、カナダではその一つ一つのスケールが非常に大きく、それに圧倒されました。まずカルガリー空港に着くと、どこまでも広がる平野に驚き、またバスでしばらく走ると急峻な山が何重にも連なる美しいカナディアンロッキーが目の前に迫ります。さらにその中では深い原生林や、何キロメートルにもわたる氷河、点在する湖などを見ることができます。日本では滅多に見られない野生動物も姿を見せ、その生活を垣間見ることができました。このような自然豊かなカナダでしか見ることのできない環境を見たり、またそれに実際に触れたりと、感動的な体験ができました。また、僕たちが行った国立公園内では、自然環境を保護しながらも観光資源として活用する、というように、人間の生活と自然環境が共存する方法を模索しており、これを見学することができたことは非常に勉強になったと思います。いま日本では富士山や屋久島での観光客による環境破壊が問題となっていますが、カナダの方法に学ぶことは多くあるのではないかと思います。
 
二つ目は、初めて本場の英会話を体験したことです。日本人である以上、他のどの言語よりも日本語を大切にすべきなのは当然のことですが、残念ながら国際化の中では日本語だけでは不十分で、ある程度の英語能力がなければならないのも事実です。実際にカナダには驚くほど多様な人種、民族の人々が居り、イギリス系以外の人々は母語ではなく共通語として英語で会話をしていました。これは、移民をあまり積極的に受け入れていない日本ではなかなか見ることのできない光景であると思います。僕は海外に行くのが初めてだったので、まともに会話ができないのではないかと不安でしたが、片言でもなんとか会話ができたのでほっとしました。特にノートルダムでは、あまり話せなくて沈黙してしまうのではないかと心配していましたが、バディの生徒が気さくに話しかけてくれたこともあって楽しい時間を過ごすことができました。こうした体験は今後の自信になるとともに、国際共通語としての英語の重要性を再認識させてくれたと思います。
 
頭では分かっているつもりなのですが、実際に海外に行ってみると日本との違いをとても強く感じます。言語の違い、習慣の違い、食事の自害、気候風土の違いなど、さまざまな違いがあります。こうした違いには戸惑ってしまうことも多いですが、それを乗り越えて人々が理解し合えるというのは、とても素晴らしいことだと思います。違いを感じて、カナダに親しみ、日本に誇りを持てたことは修学旅行で得たとても大きな成果です。世界の中での日本の認識や役割を意識することができたと思います。こうした機会を作ってくださった方々に非常に感謝しています。

 

 

3組

 私は今回の修学旅行に参加して、たくさんの体験をし、多くのことを学びました。
 
特に印象に残ったことの一つ目は、カナダの雄大な自然です。カルガリーに向かう飛行機に乗っているときから、どこまでも続くロッキー山脈が見えてとても感動しました。そして実際にロッキーを訪れてみると、そこには力強く壮大な山々が一面に広がっており、美しい湖や広大な大氷河が点在していました。中でもアサバスカ氷河の美しさは忘れられません。雪上車に乗るという初めての体験をして氷河へ向かい、青白く輝く氷の世界を見たときは、こんなにもきれいな景色が世界にはあるのかと想像を超える美しさに驚きました。透き通った氷河を歩いてみても割れることはなく、遠い昔から長い年月をかけて作られた氷河だと実感しました。また、このような豊かな大自然の中には数多くの野生動物が生息していて、バンフの街から少し離れたところではリスや鹿、羊が私たちの前に姿を表していました。この街の人々がロッキーの大自然を宝庫のように守り、動物と共生している様子を見て、私ももっと守るという意識を高めなければならないと考えさせられました。
 
二つ目は、学校訪問で現地の生徒と交流したことです。当たり前のことですが、バディといろいろな会話をして、国や言語は違うけれど、やはり考えていることはどの高校生も同じだということを感じました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、仲良くなり始めてすぐにお別れの時が来てしまいましたが、この出会いを無駄にせずに今後も連絡を取り続けたいと思いました。また、自分のバディ以外の生徒も日本人には感じられない持ち前の明るさで気軽に話しかけてくれました。現地の生徒と交流することで、お互いが言いたいことを必死になって伝えようとすれば必ず想いは届くということを学びました。それだけではなく、もちろん自分の英語力の乏しさも痛感しました。英語で話したいけれど語彙力がなくて話せないというもどかしさを感じて、もっと英語を話せるようになりたいと強く思いました。
 三つ目は、文化の多様化です。ガイドさんもおっしゃっていたのですが、特にバンクーバーではたくさんの民族が住んでいると思いました。アジア系の人々も多く、日本人かと思ってつい日本語で話しかけてみたら通じなかったという経験もありました。これは他民族国家であるカナダ独特の風景だと思います。このような国だからこそ、他民族である私たちにも街の人々は優しく接してくれました。バンクーバーでは毎年移民の方々が増えていると聞いて、本当に住みやすい街なのだとわかりました。
 
今回の修学旅行を通して、ロッキーの大自然やバンクーバーの都会の景色、そして人々の優しさなどカナダの魅力的なところをたくさん見つけられました。この六日間はとても楽しく過ごせましたし、一生忘れることはないと思います。私は、将来カナダのような大自然に囲まれた場所で英語を学びたいと思いました。

      

3組

 僕は、5月10日から5月15日までカナダ修学旅行に参加しました。僕は初めて海外に行くので、現地の人達とうまく話せるか、何か困難に見舞われたりしないかと不安でした。しかし実際に行ってみると、カナダの雄大な自然を感じ、自分たちの日本語が通じない状況に置かれることによって外国語の大切さを感じることができました。
 5月11日には様々な自然が豊富な場所を見て回りました。5月にもなっていまだに雪が多く残っていたクロウフット氷河にとても驚きました。その後訪れたシャーレ・アサバスカ氷河で太陽が反射してまぶしく感じ、見渡す限りの雪景色を見て、カナダの自然の寒さが作り出した光景に圧倒されました。また、緑に満ちたキャピラノ渓谷では、普段の生活では味わえない自然の心地良さを感じ、新鮮な空気を楽しめました。今は多くの環境問題が進行しています。僕たちが見た素晴らしい自然をいつまでも守っていくために、もっと自然に対しての理解を深めていきたいと思いました。
 今回のカナダ修学旅行で最も印象に残っているのは、ノートルダム高校の生徒達との交流会でした。僕は今まで外国人と話したことはなかったので、日本語が通じない相手と話すのはとても緊張しました。しかし、バディの生徒と共通の話題ができたので打ち解けることができました。バディの生徒と一緒に受けたカナダの授業は日本の授業とは大きく異なり、文化の違いを非常に強く感じました。将来、海外に出て、外国の方々と一緒に仕事をするときがきても、今回の経験を活かして落ち着いてコミュニケーションをとることができると思いました。
 
僕は今回のカナダ修学旅行では、日常生活では決して味わえない、カナダという異国の地の自然や文化や特長を学ぶことができました。今まで僕は、自然保護や環境保護のことについてあまり詳しく理解していませんでした。しかし、今回の修学旅行によって、自分たちが楽しんだ自然を壊したくないという明確な意識を持つことができるようになりました。また、ノートルダム高校の生徒達と直接会話することで、英語の大切さがとてもよく分かりました。バディと会話している中で、自分の言いたいことが伝えられた時は本当に嬉しかったです。僕たちは将来、国際化が進んだグローバルな社会の中で生きていくことになります。そのような時代で、積極的に他言語を話す人達とより良い関係を築き上げていくことができるようになりたいと思いました。

 

 

4組

 僕は今回の四泊六日のカナダ修学旅行に参加して、いろいろなことを知り、いろいろな体験ができたので、充実した修学旅行だったと思います。先ず始めに、初めての海外だったので、日本にいては感じることができない言語や通貨の違いで不便さを感じました。しかし、日が経つにつれて、カナダの文化や考え方に慣れてきました。僕は海外に行くからにはその国の文化に慣れ親しみ、その国の人の考え方を受け入れる必要があると思っていました。これから、もし海外に行く機会があったら、今回学んだことを活かしていきたいと思いました。
 今回の修学旅行の目的の一つに、感謝の気持ちをもって参加することであると認識していました。カナダ修学旅行が無事に終えられたのは両親のおかげです。しかしそれだけではなく引率して下さった先生方、旅行会社の方々、バスの運転手、バスガイドさんなど様々な人々のおかげであることを感じました。僕は旅行中、常にそれを忘れずに行動が出来たと思います。また、終わったからと言って感謝の気持ちを忘れることなく、これからもその気持ちを忘れずに学校生活を送っていきたいと思います。また、整理整頓など日常の生活において心がけるべきことも実行出来たと思います。
早寝・早起き・朝ご飯を食べるなど普段自分ができていないことができました。これはこれからも続けていきたいと思います。
 
僕は今回のカナダ修学旅行の目的として、異文化交流のみならず、今年新たなクラスメイトになった4組の皆と団結し、修学旅行が成功することを期待していました。自分たちが寝坊しそうになったとき、他の班が起こしに来てくれたり、集合時間も皆で声を掛け合って間に合うようにと意識して行動しました。これにより友達との意識も共有できて親交が深まった気がしました。これからも様々な行事に対してクラスで団結して、年度末にはこの4組が一番良かったと思えるクラスにしたいと思いました。
 
今回カナダ修学旅行に参加して僕は本当に良かったと思います。外国とは僕にとって未知の世界だったけれども、実勢に行ってみて、初めての体験ばかりでとても貴重な経験をさせてもらった感じがします。これからの学校生活においてこの経験を活かし、自分の夢のために頑張りたいと思います。

      

4組

 僕にとっては日本に出たのが今回の修学旅行が初めてでした。若いうちに貴重な経験をさせてもらったことで多くのものを感じとれたと思います。旅行に行かせてくれた両親や先生、ツアーコンダクターの方々、ホテルの従業員の方々などに感謝したいと思います。僕たちが大きな事故も無く、カナダ修学旅行が成功出来たのは多くの人が裏で駆け回ってサポートしてくれたからだと思います。ここでの経験を活かして人間として成長していくことが恩返しとなると思います。
 カナダは英語圏の国ですので英語での会話が求められます。旅行に行く前には積極的に話をすれば気持ちが伝わると言うことを聞いていたので、この修学旅行は積極的に行くことをテーマとしました。
行きの機内で本を読んで英会話を予習しておいたことで、機内において、グランビルアイランドでの市場、バンクーバー自主研修を終えた頃には自分がコミュニケーションをとれていることに気付き、嬉しくなりました。もっと学んで英会話を身につけたいと思いました。全体的に感じたこととして、今まで習ってきた英語と英会話は必ずしもイコールではないということです。勿論日本で広まっているようなありきたりの英会話や、テストのように長い構文を頭でつくって声に出すということでも伝わると思います。しかしネイティブの人たちはそのようなものは使わないし、スマートな英会話とは言えませんでした。また、英会話のスキルを上げるためにはリスニングの練習が必要だと思いました。こちらから気持ちを伝えてもその返事を聞き取れないのでは意味がありません。ただ今回の旅行ではもう一度言ってもらったりと粘り強く聞き取ろうとしたので自分なりの努力ができました。
 
今、どうして英語を学んでいるか。その本来の目的はこれからのグローバルな世界で英語が使えるようになることであって、テストで良い点をとるためだけにやっているのではありません。そのことを今回の旅行で感じたので目的意識を持って取り組んでいきたいと思いました。カナダは日本よりも面積が27倍もあり、それに比例してスケールが大きいことを旅行全体を通じて感じました。今回の修学旅行で得たものすべてを日々の学校生活に活かし、自分自身を大きく成長させるようにしたいと思います。そして、またいつかカナダを訪れたいと思います。
 

 

5組

 私は、510日から15日まで、カナダ修学旅行に参加しました。これまでに、何度か海外旅行に行ったことがありましたが、カナダは初めてだったので、色々な思い出が出来ました。
 
まず、カナダの雄大な自然がとても印象的でした。バンフで過ごした2日間、バスから見える風景には、森林がとても多く、街にも緑がたくさんありました。一日目にバンフのサプライズコーナーから見た景色はとても素晴らしかったです。森の中に聳えるバンフスプリングスホテルには、いつか泊まってみたいと思いました。二日目に見た、レイクルイーズやクロウフット氷河から見える山々も素晴らしい景色でした。日本では決してみられない景色でした。その中には実際に登ることが出来る山もあるそうです。カナダの空気はとてもきれいで気持ちが良かったです。
 
次に印象的だったのは、日本とカナダの文化の違いです。バンクーバーの自主研修では、スカイトレインに乗りました。日本とは違い、スカイトレインでは、改札に駅員さんがいませんでした。私達はスカイトレインの切符の使い方がよくわかりませんでしたが、次の日にガイドさんが説明して下さって、とても驚きました。スカイトレインでは、きちんと切符を買っているかチェックされないので、日本で同じシステムを取り入れたら、絶対に制度を悪用する人が多いだろうなと思いました。それと同時に、バンクーバーの治安の良さを感じることができました。カナダでは、人の温かさに触れることが出来ました。とても優しく、気軽に話しかけてくれます。また、手を振ってくれたり、ウィンクしてくれる人もいました。バンクーバーで自主研修をしていて、とても温かい街で、住むならバンクーバーがいいねと班員と一緒に話していました。バンクーバーの自主研修はとても充実していて、楽しむことが出来ました。
 
今回のカナダ修学旅行を通して、改めて仲間の大切さを感じることができました4日目の学校訪問は、交流会で31組になりました。31組で協力できたからこそ、バディとコミュニケーションを取ることができたのだと思います。交流会は、最初はとても不安だったのですが、何とか言葉が通じて、メールアドレスを交換するぐらい親睦を深めることができました。とても貴重な良い経験でした。他にも、今回の修学旅行では、班行動が多く、班員と接する機会がとても多くありました。いつもは、あまり話をする機会のない友達とも話すことができてよかったです。これからは、体育祭や勉強合宿もあるので、もっとクラスの友達と仲良くしていきたらいいと思います。
 
今回、このような貴重な経験ができたのは、まず、両親のおかげです。本当に感謝で一杯です。この感謝の気持ちを忘れずに、日々の勉強も頑張っていきたいと思います。

      

5組

 僕は、今回の修学旅行で、5組の学級委員長として出発しました。委員長となったのは、今年が初めてだったので、正直みんなが付いてきてくれるか心配でした。しかし、各班長もきちんと対応してくれたおかげで、本当に助けられました。修学旅行は、高校2年生の大事な学校行事です。この修学旅行を通じて、クラスの団結力は深まったのではないかと思っています。この先にある勉強合宿や紫峰祭などの大きな行事も乗り切れる気がします。たくさんの行事を通じて、委員長として人間的にも成長できるようにしていきたいと思います。
 
修学旅行の醍醐味は、学校訪問の交流会です。これまでに私達が授業で習ってきた英語を、実際に英語圏の中で試す機会でもありました。ノートルダム高校で、驚いたことは、日本のマンガについて知っているということでした。私達のバディはNARUTOが好きだと言っていました。日本では、アメコミが読まれることは、ほとんどありませんが、カナダでは日本のマンガがよく浸透しているということがよくわかりました。コミュニケーションが非常に取りやすかったです。また、慣れない日本語でコンニチハと言ってくれたことも、とても嬉しかったです。ノートルダム高校は、ここにもっといたいと思えるような素晴らしい時間を過ごすことができました。
 
カナダの大自然に直に触れることができました。最初に訪れたバンフでは、周りが全て山に囲まれていて、バスでどこに移動しても山が見える気色でした。大自然の中でもひときわ印象的だったのが、シャレーアサバスカ氷河で、雪上車に乗り、氷河の上に降りました。冬ではないかと思える景色でした。僕は氷河といわれたら、永久凍土のようなイメージを持っていたのですが、実際は、1年間で25mも氷河が動いていると聞いて本当に驚きました。今回も気温上昇に伴って、雪崩を目撃するなど、普段の生活では決して見ることの出来ない景色に感動を覚えました。ロッキー山脈と呼ばれる山々は、大昔の褶曲によってできたものであると、現地のガイドの方が説明して下さいました。ロッキー山脈にも山羊が住んでいるというのも驚きでした。また、街には鹿注意の看板もあり、人間が住む町にも動物がいることがわかりました。また、人間が壊してしまった生態系の回復を目指してアニマルオーバーパスやアニマルアンダーパスなどを、国や州が設置し、人との共存を目指していることに驚きました。今回の修学旅行では、特にバンフの大自然の景色に圧倒され、驚かされ続けました。全く知らなかった気色や光景で次々と目に入り、とても新鮮な気持ちで臨むことができました。また、親元を離れての海外旅行は、自分の行動に責任を持たなければならないということを強く自覚し、しっかりしなくてはと自分を奮い立たせることが出来ました。これからは、この素晴らしい経験を糧にし、生活していきたいと思います。普段は親がいろいろ面倒を見てくれているから安心して生活できるのだと、感謝の気持ちを持つことができました。知らないことや驚くことばかりでしたが、とても楽しい実りあるカナダ修学旅行でした。

 

 

6組

 私は、今回のカナダ修学旅行に参加して、自分の今までの狭い視野を少し広げることができたと思いました。
 まず、初日のバンクーバーでは、主にキャピラノ渓谷やスタンレーパークなどの観光でした。初日は観光ばかりで、集団行動をするため、英語で現地の人々と話すことはないだろうと考えていました。しかし、現地の人と目が合うたびに、「どこから来たの?」「日本人ですか?」などと、何度も話しかけられました。これは、日本とカナダの国民性の違いだと思います。日本人なら用事がない限り、知らない人と会話することはほとんどないと思います。しかし、カナダの人々は、全くの他人である私たちに積極的に話しかけてくれました。これには理由があると考えています。現地のツアーガイドの山田さんは、カナダは移民の国であるとおっしゃっていました。そこで私は、カナダは多くの民族や多くの国々の人々と共生しているので、日本人である私たちとも、気軽に会話ができるのだと考えました。また、ノー取りダム高校を訪問して、アジア系の人やアメリカ系の人などがいましたが、男女関係なく、みんな仲が良さそうでした。これらの点を踏まえて、日本人は少し相手との距離感をとるという意識が強くあると思いましたし、私たちは少し狭い範囲で活動しているのではないかと思いました。私たち日本人も、積極的に他人に話しかけたり、旅行をして見識を広げることが必要だと感じました。
 
次に、私はカナダの自然に圧倒されました。特に何千年もかけて作られたカナディアンロッキーや、針葉樹林には感動しました。何千年も前の自然が、未だ尚残っていることは素晴らしいことだと思います。しかし、その裏には人々の努力と悲しい現実があることを知りました。人々の努力とは、街の至る所にゴミ箱が設置されていて、ゴミが路上には落ちていないことや、人間の都合で作った道路の上には、生態系が壊れないようにするために、動物専用の道が作られていることなどです。悲しい現実とは、地球温暖化によって、カナディアンロッキーの雪や氷河が年々溶けて減ってきていることです。そんな中、私たちが雪上車に乗って氷河の上を歩く体験ができたことは奇跡的なことであると思います。
 最後に、江戸川学園取手高等学校の教育理念は、将来、世界で活躍する人材の育成という意味の「心豊かなリーダーの育成」です。一般的に裕福な国であると思われるカナダでも、お金を求めて私たちに話しかけてくる人を二、三度見かけました。こう考えてみると、絵会の貧しい国だと言われるところでは、もっと多くの人々が生活に困っていると思います。私の夢は、医療関係の仕事をすることです。先進国の日本で生まれた私たちだからこそ、世界規模で働いて、少しでも多くの人々を助けたいと思いました。そのために、カナダで知り得たことを糧にして、これからも一所懸命に学んでいきたいと思います。

      

6組

 カナダ修学旅行では、特に、自然や文化や、自主研修などを通して多くのことを学ぶことができました。
 まず一つ目に、自然に関してですが、バンクーバー地区のキャピラノ渓谷の吊り橋は、景色が素晴らしく、常に左右に揺れているので、渡りきるのには大変苦労しましたが、本当に迫力満点でした。とても清々しい気分になりましした。
 また、ロッキー地区では、ボウ滝やシャーレ・アサバスカ氷河などのカナディアンロッキーの広大な山々や、氷河の様相などを目の当たりにして、遥か過去にさかのぼる地球の歴史を実感し、カナダの人々が持つ自然保護に対する考え方や、生活の在り方を深く考えさせられました。そのことは、リスや鹿が人や車を恐れず、道路そばであっても我が物顔に歩き回り、のびのびと野生生活を営んでいる様子から、はっきりと感じることができました。とにかく、カナディアンロッキーの広大かつ、雄大でとてもスケールのある美しさには、とても感動し、新たな世界観を広げ、多くのことを学ぶことができました。
 
次に、文化面に関してですが、バンクーバーでは、現地のノートルダム高校を訪問して交流するというプログラムがありました。僕たちの班のバディは女子でしたが、自分たちの話せる範囲の英語で、学校生活の違いなどをなるべく積極的に話し、お互いに価値観や慣習の違いを感じながらも、語学の大切さを実感して、自己の見識を広げることができたと思います。この異文化への直接的な体験は、グローバル化の進む国際社会の中で生きていく上で、かけがえのない貴重な財産にすることができたと思います。
 
次に自主研修に関してですが、ギャスタウンの蒸気時計や五輪の聖火台などを訪れましたが、歴史の古さを感じることはできませんでしたが、やはり環境に配慮が行き届いている街であるという意識の高さが街中で感じられました。とにかく様々な場所がきれいで、ゴミもなく整然としていました。見学の際は、公共マナーに留意して、江戸取生として節度のある行動ができたと思います。
 もちろん他にもたくさんのことを学ぶことができました。例えば、バスの運転手さんや、レストランのウェイターさんに、必ず、“Thank you!”と声掛けすることなど、日本では馴染みのないことですが、海外では最低限行わなくてはならないマナーを学ぶことができました。最初はやはり違和感がありましたが、徐々に積極的にあいさつを交わせるようになりとても嬉しく感じました。
 
今回の修学旅行は、多くの人々の協力とサポートがあって実施されているということを痛感し、海外という非日常の中で本当に貴重な体験ができました。また、自分の日本人としてのアイデンティティーを確認し、自分たちとは異質なものを素直に受け止め、自分の価値観や考え方を検証する良い機会が得られました。外国文化に触れることで、自分の視野が広がりましたし、一歩大人として成長したように感じます。この旅行で得られたものを確実に実生活で活かせるよう努力していきたいと思います。

 

 

7組

 私はこのカナダ修学旅行でたくさんの自分にとってのプラスを発見できました。
 最も心に残った4日目では、学校交流会に自主研修と本当に英語三昧の一日で疲れもありましたが、それ以上に充実感で一杯の一日でした。交流会では、まずノートルダムの学生さんたちの歌とダンスの堂々たる披露に心の底からわくわくしました。パフォーマンスをしている学生さんも、周りの学生さんもみんな、全く緊張なんてしていないような素振りで、すごく明るく元気で、誰もが場を盛り上げようとしていて、壁を作らない感じが伝わってきてとても嬉しかったです。一般的に、日本人は恥ずかしがり屋で初めから打ち解けた感じで交流するタイプの人は少ないので、特にどちらが良くてどちらが悪いわけではないのですが、これは日本人にはあまりないカナダの人たちの良さだなと深く実感しました。
 またバディとの交流では、初めのうちは「文法的に合っているかな」などと不安もあり、頭の中で何度も話す内容を考えてから声に出して話していました。でも、いくらか話していくうちに、大人っぽい学生さんたちでもアニメや映画など興味がある物は同じである事に共感を覚え、とても話しやすくなりました。そうなると、文法も何も関係がなくなり、知っている単語を不器用に並べてでも何とか相手に伝えたいという気持ちが生まれていて、気軽にたくさんお話できるようになり、英語で会話することがすごく楽しくなりました。
 
また午後の自主研修では、今まで外国に行った時にお店の注文などはすべて父に任せっきりだったのですが、初めて自分で注文することができ、本当に嬉しさで思わず心が一杯になりました。これからの人生で海外旅行に行く機会が何度かあると思います。その時に今日のこの気持ちを忘れず、英語で話す事の楽しさを心に感じながら積極的に英語で話したいと心から思いました。
 最後に、もし「今回の修学旅行での最高の収穫は何ですか」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。「それは英語の楽しさと人々の温かさを感じたことです」と。
 「英語の楽しさ」。自分が普段口にする日本語ではない言語で会話をすることで、今まで机上の英語では見えなかった何か、そして今いる自分の一歩先の領域を感じることができたような気がして、とても満ち足りた気持ちになりました。
たしかに、大学受験に英語は必要です。就職にも絶対とまで言わなくとも、あるに越したことは無いかもしれません。でも、それより何より人生を豊かにするため、潤いを与えるため、もっと言えば、人生そのものに英語は必要なのではないかと深く考えさせられました。
 そして、人々の温かさ。街中であっても、学校であっても、どこであっても、カナダの皆さんは本当に親切でした。道を教えてくれたり、場を盛り上げようとしてくれたり、知っている日本語を話してくれたりと、たくさんの現地の方々の優しさを直に感じることができて、本当に幸せでした。バンクーバーでは福島の地震で被災した犬の里親になってくれる家庭があったり、横浜市と姉妹都市として交流しているので、これからも日本との関係を続けて欲しいなと思いました。当たり前のことかもしれないけれど、たとえ言葉が通じなくとも心はどんな国の人とも通じ合える実感がしました。
 よくよく考えてみれば、この修学旅行が学生時代最後の学校旅行でした。でも、小学校・中学校で林間学校に修学旅行と、たくさんのことを経験してきましたが、このカナダ修学旅行が最後の締めくくりとしてふさわしいものになったと振り返って今思います。このような充実したすてきな修学旅行を支えて下さった。たくさんの方々に心から感謝致します。

      

7組

昨年中等部から高等部に上がり1年間を過ごし、それから今年2年次に進級するまでは本当にあっという間の時間でした。だからこそ、今回の修学旅行も正直なことを言ってしまえば自分にとってなかなか唐突と言える行事であり、更にこれまで海外へ出たこともなかったことも相まって、期待よりも不安が大きかったというのは事実でした。しかし、今こうして修学旅行へ行ったことを思い返すと、楽しかった記憶の端から名残惜しさというものが沸々と滲み出てきます。言葉が上手く通じない国へと行き、そこで実戦経験もなかった拙い英語を使った日々が鮮明な思い出として綺麗な形で心に残っているというのは、やはり現地に降り立ち肌で感じた広大な風景、自分が今まで知る由もなかった素晴らしい文化、それらに出会えたからなのだと感じます。目を閉じ、横になれば、今でもカナダの景色は脳裏にはっきりと思い浮かばれます。自分の世界が広がったように思えます。世界観が変わった、という言葉はありきたりで感動が薄れてしまうかもしれませんが、それでも自分が日本に戻ってきた今この瞬間でさえ、自分がこれまで過ごしてきた国に対する目の向け方が変わったことは紛れもない事実です。もちろんそれは、目で見た景色に限定したことではありません。今回は一週間弱といった短い期間でのカナダでの滞在でしたが、その間において触れることのできた異文化の側面から、自分が今まで当たり前だと考えてきた日本文化との差異、また、国と国とが超えて持つ共通概念を学ぶことができ、本当に有意義な修学旅行が送れたのだと自身を持って断言することができます。まだ2年次に進級してから日は浅いですが、新しく結成されたクラスの友人たちと楽しく、そして十代の後半を生きる高校生として大変意味のある修学旅行を送れたことも、また嬉しく感じます。これまであまり交流のなかった友人たちとも会話をする機会があり、共にアサバスカ氷河に降り立ったり、キャピラノの吊り橋を渡ったり、バンクーバー市内を研修して回ったりと、数え上げれば際限がありませんが、カナダという特別な場所で築き上げた親密で特別な絆は、恐らくこれからどれだけ日々を積み重ねていっても廃れていくことはないと思います。自分たちにとっては慣れない環境であり、そして多く感銘を与えてくれた環境であったからこそ、そういったかけがえのない関係を築くことができたのだと僕は思います。最初は不安ばかりだった今回の修学旅行ですが、いざ終わってしまうと何とも言えない寂寥感に苛まれてしまいます。自分では後で後悔がないように精一杯楽しもうと思ってこの5日間を過ごしましたが、やはりもう少しばかり長く続いて欲しかったと、そう思ってしまいます。ですが、終わってしまったことにいつまでも執着していても得られるものはありません。今年は夏に勉強合宿が控えていますそれもまた、友人たちと切磋琢磨する一つの機会です。修学旅行で学んだことを胸に秘め、大切にしつつ、僕は更に前を向いていきます。この上なく有意義だった5日間を、僕は一生忘れないよう誓います。

 

 

8組

       先日、私たち高等部三十五期生は、三つの隊に分かれて四泊六日のカナダ修学旅行に参加しました。私にとっては、人生で初めての海外旅行であったし、入学当時から心待ちにしていた行事だったので、その分得たものも人一倍大きいと思います。
 カナダへ行って先ず感じたことは、自然のスケールが非常に大きいということです。バンフの街を取り囲む山々、緑でいっぱいの森林、その中を自由に歩き回るエルクやリスなどの動物たちなど、様々な面から神田は自然を矛後する意識が高い国だと思いました。特にアサバスカ氷河の上に降り立った時は、この美しさをもっと後の世代にも伝えていきたいという感情が生まれました。カナダだけでなく、地球上の自然をこれ以上壊さないために、できることをやっていきたいです。
 また、異国へ渡ったため、日本との文化の違いも感じました。お手洗いの形や、女性の髪型、宿泊先でベッドメイキング代のチップ。小さな事ではありますが、たくさんの違いを見つけることができました。四日目にあった現地の学校訪問では、現地バディとともに学校の内外を回り、学校生活においての違いも発見することができました。その際、私は苦手な英語をできる限り頑張って話したのですが、たとえそれが正確でなくても、伝えたいという意志があれば相手は絶対に理解してくれる、大事なのはチャレンジすることだということを学びました。
 そして私は、この四泊六日を通して、集団行動の大切さを改めて感じました。日本から遠く離れた国での旅行と言うことで、先生方からも日常生活以上のものを求められていたからだと思いました。宿泊先でのルームメイトは、自分を含めて二人という少ない人数でしたが、四日間相手と交流していく中で、信頼を深められたと思います。また、私の班は八人班でした。クラス内ではもちろん一番人数の多い班でした。班の中で初めて同じクラスになった人が七人中五人いました。そのため、旅行に行くまでは上手くやっていけるか不安に思ったこともありました。しかし現地に行った途端そんな不安も消え、八人で思い切り楽しむことができました。特にバンクーバー自主研修では、広く、かつ見知らぬ街に戸惑いもしましたが、あらかじめ待ちを詳しく調べてくれた人や、現地の人に進んで英語で道を聞いてくれた人や、八人という大人数の班員をまとめてくれた班長に助けられ、無事成功させることができました。これは八人で協力しなければ成し遂げられなかったことだと思います。カナダで深めた絆を、次に待つ体育祭でも発揮したいです。また今後の生活や学習にも活かし、学校生活を充実させていきたいです。

      

8組

        今回のカナダ修学旅行は、初の海外渡航ということもあり、不安な面も多くありましたが、普段生活している日本から遠く離れた、景色も文化も違う異国の地での体験から得ることはたくさんありました。
 まず一つ目は、言語をはじめとする文化や習慣の違いです。カナダの公用語は英語とフランス語で、現地での会話はほとんどが英語です。いわば「常にリスニング」という状態です。僕はとりわけ英語力に自信があるわけではないので、出発前には内心「行きたくない」と思っていた部分もありましたが、自分の行ったことが相手に伝わったり、自分の言いたいことが英語で表現できたりすると「勉強していて良かった」と心から思うことができました。自分の言葉が相手に伝わるのは嬉しいもので、最初は戸惑いばかりだった会話も、次第に喜びへと変わっていきました。そういった生活の端々の小さな喜びが集まって、バンクーバーを飛び立つ頃には「カナダに来て良かった」「また来たい」と思いました。
 二つ目は、カナダで見た景色です。前半に滞在したバンフでは、日本とはスケールが格段に違うカナディアン・ロッキーの山々が広がり、道路の周辺や各スポットで観ることができる景色はどれもカナダならではのもので、その大きさや美しさには圧倒されるばかりでした。例えば、二日目のアサバスカ氷河では世界でも珍しい雪上車に乗車しました。氷河の上に降り立つと、そこは一面の雪景色で、周りはカナディアン・ロッキーの山々に囲まれた普段生活している場所とはまるで別世界のような場所でした。心が洗われた心地がしました。
 三つ目は、友との生活です。高2になってクラスメイトが新しくなり、あまり関わりがなかった友人もいましたが、異国の地で寝食をともにすることで、より友情が育まれたように思います。今回の修学旅行ではクラス単位、班単位、部屋単位と団体行動が重要なポイントでした。特にバンクーバー自主研修では、中等部での九州修学旅行での長崎の自主研修よりもはるかに長い時間が与えられましたが、班長を中心として最後まで問題なく行動できました。ここで育んだ友情は、今後の学校生活にも活かしていきたいと思います。
 様々なことに心を動かされたカナダ修学旅行でしたが、忘れてはいけないのが、今回の旅行を支えてくださった様々な方々への感謝です。その方々なくして、今回のカナダ修学旅行の全日程を安全に終えることはできませんでした。カナダの修学旅行に限らず、夏に行われる勉強合宿や大学受験だって例外ではありません。この先の生活において様々な支えがなくては何事も成り立ちません。今後も様々な方への感謝を忘れずに勉強や日々の生活に全力で取り組みたいと思います。

 

 

9組

    私は今回カナダ修学旅行に参加して印象に残ったことがいくつかありました。
 1つ目はカナダの自然の壮大さです。私たちC隊はバンフが先だったので1日目から見たこともないような美しく大きな自然に囲まれていました。少し雨が降ったり曇ったりと、天候はあまり優れませんでしたが、サプライズコーナーで見た森の中に建っているホテルや、湖一面に氷が張っているレイク・ルイーズなど美しい景色を沢山目に焼き付けることができました。多くの自然を目にした中で一番印象に残っているのはアサバスカ氷河です。ガイドさんがおっしゃっていた「山は見えるときに見る、同じ所からでも同じ景色が見えるとは限らない」という言葉を改めて理解した場所だと思います。私たちが雪上車に乗る前は、運よく晴れていたので氷河一面を見渡すことができましたが雪上車に乗ってすぐ私たちが直前までいた所に突然雪が吹きはじめ、山の天候の不安定さを感じました。また雪上車でのぼった氷河の上はとても寒かったのですが、最後まで氷河を満喫できました。透き通るような水色の氷の上でなど、多くの写真も撮ることができたので、よかったです。私自身、氷河に行ったのは2度目だったのですが、簡単に見られるものではないと思うので、改めてとても良い経験になりました。また日本とは規模が違う大きな自然を感じることができてよかったです。
 2つ目は、友達の大切さです。修学旅行では班単位で行動することがとても多くそのたびに友達の大切さを実感することができました。お互いに朝準備ができているか確認し合ったりして、私の班は全ての日において5分前集合を守れました。また班長が常に班を引っ張ってくれたと思います。パスポートチェックなどでは遠い先生の所まで報告をしてくれたり、毎日班長会議の内容を全班員の部屋をまわって伝えてくれたりと、就寝時間ギリギリまでいつも働いて班をまとめてくれていました。自分がその立場だったとして、そこまでしっかり務められたかと考えた時に班長の大切さや大変さを改めて感じました。また班員の中で少し体調を崩した人がいた時は、班員全員で気遣ったり、お互いのことを考えながら生活できたと思います。修学旅行でまた絆が深まったような気がしますし、このクラスでよかったと思いました。これから先も、より仲を深めていきたいと思いました。
 
3つ目は交流会で感じたカナダと日本の違いです。授業の受け方や、先生と生徒の関わり方など日本とは違うことがたくさんありました。交流会を通してもっと英語を話せるようになりたいと思ったので、これからもせっかく知り合ったカナダの友人と連絡を取り続けられるように英語の勉強もしっかりやりたいと思いました。
 
最後に今回のカナダ修学旅行は、多くの方のおかげで、私たちは安全で楽しい旅行をすることが出来たのだと思います。お金を払って参加させてくれた親や、引率して下さった先生方、旅行会社の皆さん、現地のガイドさんといった方々に感謝し、今回の修学旅行で学んだことをこれからの生活に取り入れ、生かしていきたいと思います。

      

9組

 今回カナダに行くことは僕にとって初めての海外旅行でした。よって本格的に異国の文化に触れるのも、子供みたいな話ですがあんなに長く飛行機に乗ったのも初めてでした。カナダに行った感想としては本当にあっという間の5日間で、もったいない話ですが最初に訪れたバンフがずいぶんと昔のことに感じて、記憶もぼんやりとしてしまうほどです。おそらく初めてのことや珍しい視覚情報などが一気に入ってきて、見るだけで精一杯だったのだと思います。それでもこのあっという間の約1週間は僕の価値観を変えるには十分すぎる1週間でした。
 最初に訪れたバンフ。ここは着いた時にはわかりませんでしたが今思えば泊まるホテルからも山が見え、人口が少なく自然が多いということで、都会とは違う魅力がありました。実際友達がこのままバンクーバーに行かずバンフで5日間過ごしたいと言っていたようにとても過ごしやすかったです。バンクーバーと比べてもよりカナダという感じが出ていて初めて訪れた海外の場所がバンフでよかったと今改めて思います。
 
後半を過ごしたバンクーバーは大きい都市ということもあり、日本の都市と似ているところもあってグローバル化というものを少し実感できた気がします。それでもこのような街の造りは元々欧米で始まったものでありそれを日本が真似したはずなので、ある意味で「本場の都市」なのではないかと勝手に思っていました。印象としてはとにかくアジア人が占める割合が多く車も日本のメーカーが多かったのでバンフよりも自分たちが外国人として見られている感覚が少なかったり、海外にいる感覚が少なかったりといった感じでしたが、自主研修で店などに入ると話しかけられることが多かったり、自分で食べ物を買ったりと英語を話す機会は多かった気がします。
 
今回カナダに行ったこと、そしてそこで見たこと感じたこと全てが自分にとってとても有意義なものであったと思います。もし自分が海外旅行に行くとしてもグアム、アメリカ、ヨーロッパが最初に浮かび、アメリカの隣に位置するはずのカナダはなかなか思いつかないと思います。しかし行ってみて非常に住みやすいところでしたし、いつか必ずもう一度訪れてみたいと思いました。でもこのようなことを考えていると、果たして日本という国は、訪れた外国人が帰る時にもう一度日本に来たいと思えるようなところなのだろうかということも考えてしまいます。普段住んでいる場所が外国の人にとってはどのように見えるのかということも気になりました。
 
カナダから帰ってきて思うことは色々ありますが、一番大きいのは4年も英語を勉強して身についた英語力はこれだけしかないという、悔しさの感情です。英語はやっぱり大事ですし、聞けること、話せることでもっと外国が楽しくなると思います。そして自分に対しての自信も生まれてくると思います。そこでもう一度外国に行く時、その日を目標にしてこれからは英語を勉強したいと思いました。

 

 

10組

 私はカナダ修学旅行に参加する前に色々と心配をしていました。日本語が通じない、学校訪問では現地の高校生と会話がしっかりとできるだろうかなど、とても不安でした。できれば行きたくないなどと思ったりしたときもありました。特にバンクーバーでの学校訪問、交流会が不安でした。何をプレゼントしたら喜んでくれるか、その前に自分はバディと会話することができるのかどうかずっと悩んでいました。
 しかし、
交流会でバディの生徒はとてもやさしく私たちに接してくれて、言葉で伝わらない部分は紙などに書いて伝えると、相手も分かってくれてとても感動しました。短い時間でしたが、気持ちが通じ合えるということがこんなにも嬉しいことだと感じました。バディとはこれからもメールなどを通じて仲良くなりたいと思いました。
 
私たちは今英語を勉強していますが、今回の体験からもっとっと勉強しなければならないと感じました。今回会話ができない自分自身に悔しさが残り、バディが何を言っているのかよく分からない部分もありました。もっともっと勉強して、今度はしっかりと会話ができるようになりたいと思います。
 ノートルダム高校はとても元気で自由だという感想を持ちました。私は数学と英語の授業を受けました。どちらの授業も生徒が積極的に授業を受けていて、質問をすることが当たり前で、楽しんで受けているように見えました。先生達もとてもフレンドリーで、言葉があまり伝わらない私たちにも丁寧に図などを使って説明をしてくれていました。こういう授業ができたら楽しく学べるのだろうなと感じ、日本とカナダを比べて考えてみるとどちらも良い面があるのだと気付くことができました。
 観光ではガイドさんも日本の人で私の知らないカナダの事を話してくださり、楽しみながら学ぶことができました。研修ではバンフとバンクーバーで日本語を扱うお店があり、安心して行動することができました。
 
カナダで驚いたことは、挨拶が日本以上に日常的にとけ込んでいることと、自然をきちんと残して、自然と人間が共存しているということです。カナディアンロッキーの雄大さに圧倒されてその美しさにも感動しました。湖や川も人口に匹敵するくらい多くあると現地のガイドさんは話していました。動物愛護を徹底しているところが日本も見習わなければいけないのではないかと思いました。バスに乗っていて見た動物が車にひかれないように作った柵、動物専用の橋、道など動物を中心に考える姿勢に驚きました。岩や木もなるべく自然のままに残すようにしてあり、このように動物や自然をもっと大切にすれば、日本ももっと住みやすく、良い国になると思いました。
 
修学旅行がこんなにも楽しく、学んだことが多かったのは初めてです。修学旅行に参加させて家族や、このような企画を立ててくださった先生方に感謝したいと思います。

      

10組

 高校3年間の中で最も大きな行事、カナダ修学旅行に行きました。4泊6日という決して長い期間ではありませんでしたが、異国の地で様々なことを学びました。これからカナダで学んだことを振り返ってみます。
 1つめはカナダの大自然についてです。
バンフに向かうバスの中から観たカナディアンロッキーや氷河はとても美しく感動しました。これらが人類が誕生するよりも前にあったと聞いてたいへん驚きました。車道のすぐ脇には高さ2000m級の山々が連なるのを見ていると、人間は大自然には到底及ばないことを納得させられました。
 
日本ではなかなか味わえない広大な大地の自然を見て、自分がちっぽけな存在であることも分かりました。そしてこの自然を人間は大切にしていかなければならないと感じました。
 
2つめはカナダ人との会話です。何気ない店員との会話も自分たちにとってはすごく新鮮に感じました。そしてカナダ人は優しい人が多く、簡単な英語を使って会話してくれたり、ゆっくり話すなどしてくれました。そのおかげで僕も相手の言っていることが大分分かり、会話が成立したので良かったし、自信につながりました。僕は将来英語を使った職業に就きたいと思っているので、この体験は貴重でした。
 
3つめは自主研修です。バンフとバンクーバーで2回自主研修を行いました。バンフはすごく空気が澄んでいましたし、バンクーバーは高層ビルを間近で見ることができました。仲間と一緒にいる時間をたくさん取れて、絆も深まりました。バスに乗っての観光も良いけれども、このように街を歩いて散策して観光することもまた違った魅力があると思います。
 4つめはカナダと日本の文化の違いを学びました。チップを払うこと、食事の時のマナー、レジではみんな平気で待ち、店員と楽しそうに会話をするなど、日本では珍しい光景です。カナダ人は明るく、おおらかであると感じ、国民性自体が大きく違うことに気付きました。日本人以外の人と触れあうことで大きな刺激にもなりました。
 A隊では生徒指導もあり、遅刻者も出てしまいました。5分前行動ができなければ、次の集合の時に30分前に来るように言われるのは当たり前のことです。その自覚が不足していました。また、班行動をするので、班員一人のために班全体が遅れるということもありやるせない気持ちになるときもありました。しかし最後には班でしっかりと動けるようになりました。
 このように多くのことをこの修学旅行では学びました。最高の思い出になりました。ここで学んだことを今後の学校生活にも生かしていきたいと思います。そしてこのような素晴らしい旅行に参加させてくれた両親に感謝をし、このように楽しく勉強になるプランを考えてくれた先生方に感謝をしたいと思います。