2組
Rさん
今回は、NHKなどのテレビにも多数ご出演されている吉沢実さんのリコーダーの演奏をお聴きすることができました。リコーダーという楽器は自分の中では比較的身近な楽器であるように思っていました。小学校のころから音楽の授業でもリコーダーの吹き方などを習い、大体の人が少なからず何曲かは吹けるという楽器のイメージがあり、あまりリコーダーに「すごい」という印象は持っていませんでした。しかし今回の演奏では、私たちが普段目にするようなリコーダーで今まであまり聞いたことがないくらいすごい演奏が聴けました。たった1本のリコーダーだけであのような素晴らしい音楽を奏でられるのにはとても感動しました。
また、私が今まで出会ったリコーダーは小学校の時のソプラノリコーダー、中学に上がってからのアルトリコーダーの2種類くらいでした。でも、実際はリコーダーは大小さまざまで材料も違ったり、形も違ったりと本当にたくさんの種類があり、とても驚きました。
さらに、今回の演奏ではリュート、ヴィオラ・ダ・ガンバなどの普段はほとんど目にすることのない楽器の演奏もありました。特に、リュートは最初なじみが薄く、この楽器はなんだろうというイメージでしたが、ジブリ作品の「もののけ姫」の歌を少し聴いたとき、私がもののけ姫を見た時に聞いた音はリュートという楽器の音だったのか!と思い親近感が沸きました。
このような素晴らしい演奏をお聴きして、一見単純そうに見える楽器の奥深さ、すごさを実感することができました。貴重な生演奏をお聴きすることができて本当によかったです。
4組 Yくん
リコーダーアンサンブルの演奏をお聴きして僕が最初に思ったのは、楽器を演奏している姿の格好良さでした。以前にも聴いたことのある、オーケストラなどの多人数での演奏はもちろん素晴らしいと思いますが、今回のように3人だけの演奏でも、こんなに素晴らしい音楽ができ上がるのだということにとても感動しました。特に、今回メインで演奏されていたリコーダーは、種類は少し違うかもしれませんが、僕たちも音楽の授業などで一度は使ったことのある身近な楽器です。そんなリコーダーも、ここまで極めると格好いいと思いました。僕は幼稚園の頃から小学校4年生まではピアノを続けていたのですが、途中でやめてしまったので、もっと続けていればよかったと少し後悔しています。僕の周りにも音楽をやっている人が沢山いますが、格好良く楽器を演奏している姿に憧れを感じます。
今回演奏された中で一番印象に残ったのは、「膀胱結石手術の図」という曲です。麻酔なしで手術を受ける患者の苦しみを内包したという、物語性のある曲ですが、元は音符の集まりである楽譜から、手術の緊張感、切迫感が表現されていて見事だと思いました。ただ単に楽器を演奏するというだけなら、練習さえすれば僕にもできるのかもしれませんが、聴き手に対して表現するということはなかなか難しいと思います。僕は自分の気持ちを表現するということが苦手なので、特にそう思いました。素晴らしい演奏をありがとうございました。
5組 Nくん
今回のリコーダーアンサンブルではメインのリコーダーはもちろんのこと、リュートやヴィオラ・ダ・ガンバといったあまり日常的にふれ合う機会が少ない楽器を見て、その音色を楽しむことができました。リコーダーは小学生から最もなじみ深い楽器ですが、今回のアンサンブルでは大小様々なリコーダーを知りました。特に印象に残った曲は『グリーンスリーヴス』という曲です。リコーダーとリュートとヴィオラ・ダ・ガンバの3楽器が奏でる音色に思わず魅了されてしまいました。僕は小学校から音楽の授業でリコーダーを演奏していますが、吉沢実さんの優れた演奏には脱帽せずにはいられませんでした。また、リュートとヴィオラ・ダ・ガンバの演奏は初めて鑑賞しましたが、楽器の形状とその音色とのギャップには驚かされたものです。リュートの長田平八さんはもののけ姫の演奏を担当されたそうですが、ほんの一瞬だけ演奏して下さり、より一層親しみをもつことができました。ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏では特に膀胱結石手術の図という曲に興味を抱きました。まさに手術の激動ぶりが忠実に表現された演奏でありました。最後にプログラム外の誰もが知るクリスマスソングを演奏して下さりました。街でこれらの曲が頻繁に流れる時節ですが、スピーカーから流れる音声とは比べものにならぬ生の演奏は非常に感慨深いものです。特に、この3楽器が奏でる音色に触れる機会は人生において大変まれなことでしょう。芸術の秋は過ぎてしまいましたが、音楽を芸術科目に選択している身として今後も音楽をはじめ芸術に関心を持ち続けたいです。
6組 Kくん
ついに、今年最後のイベント教育となりました。今回は主にリコーダーの演奏をして下さいました。リコーダーは僕が小学校の頃や中学校の頃に接したことのある楽器でしたので、とても親しみやすく思いました。小学校の頃にリコーダーが好きでよく休み時間などに吹いていたことを覚えています。今回のイベント学習では様々なリコーダーが紹介されました。僕はソプラノリコーダーとアルトリコーダーしか使ったことがなかったので、新鮮な驚きがありました。演奏はとても素晴らしいもので、とても心地よくて、心からリラックスできるものでした。素晴らしい演奏の合間にはためになる面白いお話をして下さったので、とてもよい環境で演奏を聴くことができました。リコーダー以外にもリュートやヴィオラ・ダ・ガンバという僕がこれまで耳にしたことがない楽器の演奏を聴くことができ、とてもよい経験になったと実感しています。素敵な演奏をしていただき、ありがとうございました。
江戸取のイベント教育では普段の授業では経験することができない情操面をより強化する経験ができます。今年のイベント教育でも様々な経験をすることができました。来年のイベント教育でも講話や演奏会、演劇などいろいろなジャンルを体験することができることでしょう。卒業までの一回一回を大切にしていきたいと思います。
7組 Sさん
今回のリコーダーコンサートは、自分が吹奏楽部員ということもあり、前々からとても興味がわいていました。リコーダーは、私がイメージできるものは学校で吹くアルトリコーダーやソプラノリコーダーしかなく、それでいてただ簡単な曲をひたすらに吹いていただけなので、どんな技巧を見せてくれるのだろうとすごくドキドキしていました。
そしてコンサートをお聴きして、私はすごく心がふるえるような思いをしました。ただの笛を吹いているのにとても高い高音や指が見えないくらい速いトリル、そして哀愁を思わせるような美しいビブラート。その超技巧もそうですが、吉沢さん達の奏でさせる心に訴えかけてくるようなメロディーは私の心をつかんで離しませんでした。またこれらの曲の中でも、私には三つ印象に残っている曲がありました。一つ目は、「グリーン・スリーグス」です。私が今回演奏された曲の中で唯一知っていた曲であり、リコーダーでも少し吹いたことがあったので、どんな感じなのか一番楽しみでした。グリーン・スリーグスは学校で吹いていた時の私たちのようなものとは違い、ただひたすらに圧倒されました。自分の吹いていた曲をここまで素晴らしくできるなんて・・・。と思って、すごく感動しました。伸びやかなリコーダーの音にリュードやヴィオラ・ダ・ガンバの音が重なり合って心地よいハーモニーを作り出していて、つい身を乗り出して聞いてしまいました。二つ目は、いろいろな楽器の紹介です。私は元々、ヨーロッパが大好きなのですが、昔のドイツやフランス、イタリアのリコーダーの音の違いを聞き比べた時、その大きな違いと音色の差にびっくりしました。私は最初国が違っていても古いリコーダーなのだし、そこまで違いなどないだろうと思っていたので、ドイツらしい堅くしっかりとした音色、フランスの流れるような美しい音色、そしてイタリアの優しく甘い音色に古代ヨーロッパの技術の高さ、国をそれぞれの固有性に深く興味を抱きました。三つ目は、「冬、森、シャンソネッタテデスカ」という曲です。これは今まで全く聞いたことがない曲で、未知数なものでした。実際に聞いてみると、私は暗い音色や短調な響きが好きなのですが、冬の季節ならではのもの悲しいメロディーを角笛という笛で吹いていて、頭の中で冬の情景が鮮明に浮かび上がるほど素晴らしいものでした。
こうして聞いてみて、私は一つの楽器をすべての面において最大限に活かし、人を魅了する音の力と、それを吹く人の力の掛け合いを改めて感じることができました。人を感動させるには、技量の他にも強い思いと情熱がないといけません。その人達を楽しませたいと思うことで更に良いものにしていくことができます。このコンサートをお聴きしていて楽しんで欲しいという思いがすごく音を通して伝わってきて、心がとても温まりました。私も音楽を愛する者として、人を感動させるような音楽を奏でたい、そんな気持ちも沸き起こりました。
これからも私は、ここで抱かせてくれた気持ちを大切にし、いつの日か誰かを感動させられるような演奏ができたらいなと思います。
9組 Aさん
私は「リコーダーアンサンブル」でさまざまな音楽を聴いてとてもびっくりしました。
今まで音楽会で金管楽器や木管楽器のアンサンブルは聞いたことがあったけれど、リコーダーのはいったアンサンブルを聴いたのは初めてだったのでとても新鮮でした。
特に衝撃を受けたのはリコーダーがアンサンブルをする1つの楽器として使われていることです。なぜなら私たちにとって「リコーダー」は、学校の音楽の授業で使う楽器、どんな人でも音楽を楽しめる楽器、というイメージが大きいからです。それに、あまりに自分の身近にある楽器だったので、最初はトランペットやクラリネットのようなものと並ぶ楽器とは思えなかったからです。
次に、リコーダーにあんなにもバリエーションがあることがすごいと思いました。自分も吹奏楽部や習い事をしていたので、少しは音楽に関わったことがありました。しかし、1つの楽器に、あんなにたくさん種類のある楽器はなかったし、ましてやたくさんの種類を使い分けて動物にメロディを
覚えさせられる楽器なんてありませんでした。
次は音色です。私は学校でリコーダーを習ったとき、強弱をつけたり、ビブラートをつけたりすることは出来ませんでした。しかし、強弱やビブラートがはいったリコーダーの音色は、曲ごとに色々な想いが入っているのが伝わってきましたし、自分もそれぞれの曲に対する感情が湧いてきました。
私は、リュートという楽器を初めて見ました。リュートはとても変わった形でしたが、最初は、音色はギターのような音なのかなと思いました。しかし、もっと柔らかい音で綺麗だと思いました。また、曲を演奏しているときはリュートを叩いたり弾いたりと、リコーダーのようにたくさんある中から選ぶのではなく、一つの楽器で何種類もの音を出しているのを見て関心しました。
また、リュートは宮崎駿のスタジオジブリのアニメ映画作品でも出てきていると知って驚きました。いつもジブリの作品を見ると、登場人物や場面によって様々な楽器の演奏がされ、それに合わせて私たちもたくさんの感情が出てきます。リュートは、アンサンブルの中でも主を支えたり、主を目立たせたりしていたので、聴いていて本当に感動しました。次にジブリの作品を見るときには、リュートの音にも注目したいと思います。
今回のアンサンブルでは、自分が知らない楽器がたくさんありましたが、たくさんの音楽や演奏者の方の説明を聞けてとても楽しかったです。私は今まで、音楽に触れることはあまりなかったので、これからもっと音楽に触れる機会を増やしたいと思います。
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