創立記念講話 感想文

 

 

 

 1組 Oさん

 江戸川学園取手高校が最初の生徒を迎えてから三十五年が経ちます。私が生まれたのはたったの十六年前です。その数字の差はとても大きいものです。江戸取の三十五年の中には何千人という人の思い出や想いが詰まっているのだと思うと、自分が今感じる痛みや喜び、悩みはちっぽけなものなのかと、少し寂しくなりました。そんなちっぽけな想いが積み重なると、大きな未来へ羽ばたけるのだと思います。
 講話の中で校長先生は『心豊かなリーダーの育成』についてお話をされました。私は将来、心豊かなリーダーになりたいと強く思います。書道の審査に不公平があった事件について知り、改めて『公平さ』について考えるきっかけとなりました。高校に入学してからことあるごとに色々な悩みがありました。周りからの環境、自分の内面、そして特に人間関係でもがくこともありました。そんな中で今一番重要視されるべきだと考えるのは『公平さ』です。自分の芸術作品が公平に審査されなかったことにより、どれだけの人がどれだけ悲しんだことでしょうか。公平に判断されなかったらどこに悲しみをぶつけたらよいのかわからなくなります。公平さがあるからこそ、努力し、競争し、その集団全体の意識や技能が向上できるのだと思います。
 また、『心豊かなリーダー』には『公平さ』が必要不可欠です。ただその場にいる人に指示をだして集約をしていくことは極端に言えばだれでもできます。ですから、江戸取が協調している“心豊かな”という言葉は道徳的な要素が多く含まれていて江戸取の特色が強く表れている部分だと思いますし、私の好きな言葉でもあります。“ただ技術だけで命を救うだけでなく、温かい心で人を救う人になりたい。”と強く望み、江戸取へ入学しました。それまでは、自分の考えであるにもかかわらず、“心で人を救う”という表現に自分自身が少し違和感を覚えていました。そんな時にこの言葉に出会い、体に電撃が走りました。“これこそが私が求めていたことなんだ!”と不思議な安心感もありました。『心豊かなリーダー』は周囲の人々を公平に受容し、物事を公平に判断し、できるだけ多くの人にとって公平な結果や結論を定めなくてはなりません。また、それに加えて冷静かつ迅速な判断力や、個々を見る能力と全体を見る能力も必要となるはずです。つまり、『心豊かなリーダー』となるためには色々な力がバランス良く必要になります。
 私は将来医師と宇宙飛行士になるという二つの夢を持っています。前者には医療チームを統率する力、後者には世界の代表の中でも役割を果たす責任力が必要になります。どちらにも共通していることは“心豊かなリーダーである”と自他共に認められていることです。そのために、感謝の心を決して忘れずに、今できることを努力していきたいです。


 2組 Iくん

 私は、江戸川学園取手高等学校が今年で36周年を迎えるにあたり、これまでの学校が歩んできた歴史を重く感じました。創立当初は全国でそれほど知られていない存在であったものが、今では全国でも有数の進学校になっていることに改めて驚きを感じました。現在に至るまでの先生方や先輩方の苦労ははかりしれません。先生方や先輩方にはこれからも感謝していきたいと思います。
今回、創立記念講話をお聴きして、果たして私たちが先輩方の苦労に報いているか疑問に思うことがいくつかありました。今回の講話を機会に今の生活を反省したいと思います。
 まず一つ目は学習面での不十分さです。中等部生からの学習に対する姿勢は、大方真面目に取り組み、その結果として学年の中でも良い成績を得ていたと思います。そこで自分はもう充分にやっているのだと思っていました。しかし、それは大変驕った考えでした。成績が上の方であるというのも学校内だけの話であり、全国にはもっと上位の成績の人がいます。大学受験が全国の人との戦いであることを考えると、学年の中で一番でもない自分は満足すべきではないと思います。志望大学に合格するという目標を達成するためにも、現時点の自分に満足することなく、日々向上し続けていきたいと思います。
 二つ目は規律の面での問題です。最近の私は、今年度初めに行われた研修旅行で学んだ生活上で守るべきことを忘れていたと感じました。公共交通機関でのマナーや学校内での挨拶といった人間としてよりよくなるための努力を怠っていました。将来において社会で活躍するためには、挨拶や謙虚さが必ず必要となります。こういったことを日々の生活の中で常に意識して、実践していきたいと思います。
 江戸川学園取手高等学校は、創立以来「規律ある進学校」として実績を挙げてきました。今の私たちは先輩方の努力に対して報いていないと思います。今回講話をお聴きして、改めて江戸取の生徒としてふさわしい行動ができるよう、そしてそれを周りの生徒に伝えていけるような人間になりたいと思いました。
 



 3組 Kさん

 私は校長先生のお話をお聴きして、一番思ったことは、伝統の継承ということでした。今まで先輩達がつくりあげてきたこと、例えば東大合格者の人数だとか、すばらしい私立中学や高校をつくりあげてきたことなどについてです。先輩達が、一生懸命勉強されて東大に沢山合格されています。私達が勉強を怠けて、東大に行く人がほとんどいなかったら、卒業された先輩方や、先生方の顔に泥を塗ってしまうことになります。そのようなことにならないように、私達はきちんと勉強しなくてはならないと思います。
 特に私達は、中学校1年生の時から、成績が思わしくないとか、生徒指導が多いとか言われ続けてきました。あまりにも言われすぎて、中等部3年のころには、そうした注意に麻痺してしまっていたように思えます。先生方の注意や指導を、ただ嫌だと感じるのではなく、自分達を救いたい、改善させたいという思いから仰っているのだと気付き、改めるべきだったのです。自分を例にあげれば、私は課外を一度も受けたことがありません。部活に入っていて忙しいということもありますが、高3に姉がおり、姉に何でも聴けたということもあります。それだけでなく、そうした環境から、先生方に質問したりすることも一切ありませんでした。面倒だというとても思い上がった考え方からそうしていたのです。しかし、その姉も高3になり、私に教えることもなかなかできなくなってきています。そうなって初めて、自分のこれまでの勉強のやり方が、不十分だったことに気付かされました。これからは、先輩達の伝統をしっかりと引き継げるように、謙虚な気持ちで、課外や先生方を活用した学習に切り替えていこうと決意しました。
 また、勉強面だけでなく、部活の伝統も継承していかなくてはなりません。江戸取の女子バレー部は、今はなかなか1回戦も勝てないのですが、以前は県の上位にいったこともあるそうです。他にも、硬式野球部が強く、甲子園に行ったとのことでした。しかし、今はチア部を除くと、ほとんどの部活が活躍できていません。理由は他校に比べて練習量が少ないからだと思います。学習量が、他校に比べて圧倒的に多い進学校だということがその理由なのです。しかし、進学校の部活はどこも弱いかというと、そうではありません。例えば土浦一高のバレー部は、県でも常に上位にいます。練習時間がとれないなら、練習内容をその分濃くしていけば良いのです。もちろん、今の私達に一番必要なのは勉強です。しかし、部活も大事です。文武両道を目指して、部活のない日は朝からてきぱき勉強し、夕方に走ったり、筋トレをしたりすれば、体力の基礎をつくっていけるはずです。どこまでできるかわかりませんが、先輩達の伝統を継承すべく、精一杯努力していきたいです。
 最後に、今回の創立記念講話をお聴きして、これまでの自己中心的な考え方を改め、課外を活用し、先生方に質問するなどの方法で、自分の学力をアップさせていきたいと決意することができました。文武両道を目指して、部活の練習方法も変えていくつもりです。まだまだ不完全な36期生ですが、全力で頑張ることを誓います。貴重なお話をありがとうございました。


 4組 Kさん

 私たちは、高等部36期生として入学してきました。36期生ということは、江戸取が建てられて36年目ということです。この36年間で私たちの先輩は江戸取の伝統を受け継ぎ、沢山の結果を残して下さいました。私たちは、江戸取生であることを誇りに思い、責任を持って行動することが大切です。
 江戸取では、「心豊かなリーダーの育成」を教育理念としています。そもそも、「心豊かなリーダー」とはどういう人のことを言うのでしょうか。単に勉強ができていれば良いという訳ではありません。人に信頼されるような人でないといけないということです。人に信頼されるようになることは簡単ではありません。人は、全員が全く同じ考えを持っている訳ではないので、より多くの人に信頼されるのは本当に難しいです。心豊かなリーダーを目指し、毎日を送ることは大切なことだと思います。
 江戸取では先輩から話を直接聞ける機会が2回あります。ひとつは卒業生を囲む会、もうひとつは夢を語る会です。卒業生を囲む会では、現役で大学に受かった先輩から大学受験のことについて、夢を語る会では、大学を卒業し社会で活躍されている先輩から働いている会社について話を聞くことができます。先輩方は私たちのために学校に来て話をして下さるので本当に感謝しています。先輩方の話を聞くと、大学受験に合格するために、今何をしておくべきか明確になります。また、将来の夢についても考えるきっかけとなります。今年の夏休みには大学に行くという宿題が出されたおかげで、色々な大学に行きました。どこの大学に行っても、格好よくて、一人一人が輝いていて、私も早く行きたいと思いました。目標を早いうちに決めておくと、それに向かって頑張ろうという気持ちになり、ますます勉強がはかどると思います。
 江戸取は卒業してからも関係が深いと思います。自分が経験したことを後輩に伝える機会があったり、部活でも後輩と連絡をとりあったりします。また、お世話になった先生方にも会えたりします。これも江戸取の伝統なのかもしれません。マナーを守ること、学校の規則を守ることも先輩から受け継いできたことです。これは、どこに行っても当たり前のことかもしれませんが、先輩から受け継いできた伝統のひとつです。36年間の伝統を私たちの代で破らないように努力していきます。また、先輩方はすばらしい結果を残して卒業していきました。私たちも先輩方に続いて良い結果を残し、後輩に受け継いでいきたいと思いました。これからも感謝の気持ちを忘れず学校生活を送りたいと思いました。


 5組 Mさん

 江戸川学園取手高等学校が設立されてから36年目になりました。改めて歴史のある学校だと感じました。たくさんの先輩方がここで学び社会の一員になっていると思うと、自分もしっかりしなくてはと思います。
 私の地元に江戸取出身の先輩がいます。その方は銀行に勤めており、私の母とよく江戸取の話をしてくれます。母によると、その先輩は、よく「江戸取出身の人は他の人と違う。礼儀が正しくて、常識があってとても誇りに思う。」と言うそうです。私たちは自分より上の先輩方を見て学びます。そして、後輩の見本となれるように頑張ります。きっとずっと昔から続いてきて今に至っているのだと思います。先輩達が築き上げてきたものが現在にも伝わっているというのは一種の伝統だと思います。それを私たちもずっと先の未来の江戸取生に伝えていけたらいいな、と思いました。今回のお話で、江戸取が昔から心力・学力・体力の三位一体の指導を行ってきたことを意外に感じました。理由は先輩達が少しずつ方針を変えていったと思っていたので、驚いたのです。私が入学してから4年目の後半に入りました。江戸取での生活にも慣れ、愛校心も芽生えていき、自分の学校が悪く言われるのがとても嫌です。中1のときに学んだ道徳の授業は当時、なんでこのような事を考えるのか?と思っていましたが、今思い返してみると、道徳の授業があったからこと、今の自分がいるんだと思います。明らかに小学校での私と変わりましたし、様々な事について他の人の意見を聞くことが出来ました。いろんな方向から物事を考えることができるようになりました。なぜ、わざわざ学校という場所があるのか、考えたことがあります。自分で参考書をみて勉強すればいいのではないか、と考えが出ました。しかし、中学校に入ってすぐに学校の大切さがものすごく分かりました。一人だけだと出来ないこと、相手の立場になって物事を考える、一緒に仲間と切磋琢磨し合えることを教わりました。また先輩方の頑張りなども学校生活を通して伝わってきます。やはり学校という場所はなくてはならない重要な場所だと改めて感じました。先輩方の頑張りを後輩達が見てるというのは、きっと学校設立当時から続いていることだと思います。私がここで強く思うことは、学校の校則を守り規律ある進学校でいたいということと、後輩達から憧れるような存在になりたいということです。将来、自分の母校となる江戸取が、いつまでも変わらない素晴らしい進学校であってほしいので、先輩方が頑張って築きあげた信頼や努力などを後輩達に私たちが伝えていけたらなと思います。また私たちをみて、後輩達が見習わなくては、という気持ちを持って欲しいなと思いました。
 36年目の高校と、27年目の中学校。これからも続く長い歴史の中で、誇りとなれるような学校にしていきたいです。


 


 6組 Kさん

 今回の校長先生からの創立記念講話は、三年前の江戸取に入学してやっと慣れてきた頃以来でした。そう考えると、中学一年生だった時の私は何を考えていて、何を勉強していたのだろうと思い返しました。
 中学生だった自分と高校生の今の自分とでは、勉強や部活、日常の過ごし方に対する意気込みや責任の重さが明らかに違います。まずはじめに、勉強面のことについて考えました。この江戸取は、中高一貫校、そして大変だった中学受験がようやく終わったということもあり、中学一年生の間は、はっきりとした目標がなく、ただただ授業を聞き、宿題をする、という日々が続いていました。そして中学二年生に進級し、部活にもきちんと出るようになりました。これは、二年生になり、新入部員である後輩をきちんと迎えられる先輩にならなくてはいけない、と自覚したからです。そして、はじめての部活の合宿にも参加し、練習する意気込みを自分で再確認できました。また、勉強面では相変わらず大学受験がまだまだ先のことのように感じられて、実感が湧きませんでした。しかし、二学期期末テストの総合順位で優秀者の表に載ったことをきっかけにして、中学三年生では定期試験で高得点を狙えるように努力しました。そして、来年はいよいよ高校生だということで、今までの基礎を固めなくてはいけない、という気持ちが出てきました。部活では、中学生の中では最高学年として、身の振る舞いなどにも注意するようにしました。
 そして、今年に入ってついに高校生になり、少しずつ大学受験に近づいているのだ、という実感が湧きつつあります。高校生になって、先生方が「大学受験」という言葉を出す回数が圧倒的に増えました。一日一回は最低でも聞くということは、それだけ意識して勉強に取り組まなければ数年後の大学受験にはとうてい受からない、ということなのだと気づきました。大学受験を意識してなのか、みんなの意欲的な話が多く出てくるようになってきました。これまでの自分のやり方でいいのか、置いていかれるのではないのか、と不安になります。この不安な気持ちを解消するには、やはり勉強をするしかないと思います。部活では、副部長を務めさせてもらい、より一層打ち込む日々が続いています。来年に向けて、部活での知識や後輩への指導の仕方をきちんと学んでいきたいです。
 校長先生は、講話の中で、規則やルールの話をされました。周囲からの期待、沿線からの注目に、今までの江戸取の先輩方が築いていらした伝統の重みを感じました。36期生としての私達のすべきことは、もしも先輩方が江戸取にいらした時に、前よりも良くなっている、と思っていただけるような学校にしていこうと一人一人が思うことです。高校一年生である今が受験に向けての意識を考える時、36期生として頑張っていきたいです。


 7組 Tさん

 私は講話をお聴きするまで今年度の高等部一年生が三十六期生であると聞いても、中等部のときより長いということくらいしか思いませんでした。しかし、その数字は、私たちの先輩方が積み重ねてきた長い歴史を示しているものだと感じました。そしてまた、私たちが後輩へと積み重ねていかなければならないと思いました。
 今まで先輩方は江戸川学園取手高等学校の生徒として、歴史をつくってきたと思います。私たちもその歴史を作るために、ルールを守ると言うことは不可欠なことだと思いました。私たちの誰かが一人でもルールを破ったり、校外で他の人の迷惑になるようなことをしてしまったりすると、学校全体の評価が下がってしまいます。自分一人の考えのない行いが他の人にも迷惑をかけてしまうので、自分が江戸取の一人であるという自覚をもって生活していきたいです。
 また、自分が他の人の迷惑になるような行動をしていなかったとしても、他の人がしているのを見たとしたら、注意をして全体で良い雰囲気にしていきたいです。

 一部の人がルールを守らないが為に全体の信用や頑張っている人の信用を下げてしまうことは校内だけでなく、校外でもあてはまることだと思います。最近、私がよく耳にするニュースはこのようなことばかりです。大きなニュースでは有名企業や有名百貨店のメニュー誤表示です。これも一部の店舗がメニュー誤表示をしたことで、そのレストランだけでなく会社全体、もしかしたらその会社がスポンサーをしているところや系列の会社にも影響がでてしまうかもしれません。関係のない人まで巻き込んでしまいます。私はこのようなことは絶対にしないように気をつけようと思います。誰かが何かをすると、良いときも悪いときも所属している団体などに大きな影響を与えてしまうと言うことを頭にいれて生活していきたいと思います。
 江戸取生として、歴史を積み重ねていくとともに自分の魅力をみがいて心豊かなリーダーになれるような努力も同時にしていきたいと思います。人間的魅力と言われてはっきりと思い浮かぶものはありませんが、まわりの人や、友達を見て、学ぶべきところは学び、自分に吸収できるようにしていきたいと思います。そして人間的魅力もつけて心豊かなリーダーとなれるようにしたいと思います。


 8組 Yさん

 11月5日が江戸取の創立記念日ということで、校長先生から創立記念講話をお聴きしました。江戸取は1978年に創立され約35年間の歴史を持っています。この35年間は、私たちの先輩方、そして先輩方に関わったすべての人によって築かれたものです。私は今回の講話をお聴きして二つの決心をしました。
 まず一つ目は、自分が江戸取生であることに誇りを持つことです。創立記念講話をお聴きするのはこれで2回目ですが、中1生の時にお聴きしたときとは、やはり違うものを感じました。中1生の頃は江戸取にまだ入学したばっかりで、いまひとつ江戸取生としての自覚が足りなかったと思います。高校1年生になり、3年以上江戸取にいると周りの学校とは違うということが身に染みて分かります。私には姉がいるのですが、姉は私とは違い公立の学校に行きました。公立の学校は規則がゆるく、基本的に生徒を自由にさせます。規則が厳しい江戸取が嫌だと思った時もあります。しかし、私が江戸取に入学したことには何か理由があるのだと思います。周りの学校に通っている友達をうらやましく思ったことはありますが、そう思っていても現実は何も変わりません。「今」を楽しむか、「将来」を大事にするか。私は「将来」を大事にしたいです。今の私にはまだ愛校心が足りないように思います。江戸取生の一員であることに誇りを持って外部の方に対しても胸を張れるように、一日一日しっかりとした、本校生としてふさわしい行動をしていこうと思います。
 二つ目は、勉強を頑張るということです。江戸取にはすばらしい大学合格実績があります。実際、私の所属している部活の先輩方も、名高い大学に入学されました。江戸取は、進学校である分、勉強に多く力を入れています。先生方もとても熱心に授業をして下さいます。その環境、気持ちを無駄にしてはいけません。将来、社会で活躍するため、今頑張らなければいけません。勉学に励まないのなら江戸取ではなく、他の学校で好きなことをやっていた方がいいです。3年後、私たちは江戸取を卒業します。その時、「江戸取に入学して良かった」と思えるように、将来を見据えなければなりません。今自分がすべきことは何か。毎日楽しく遊ぶことなのか。やりたいように、好きなように生活することなのか。違います。簡単なことです。「勉強」です。日々努力をしていれば、何か得られるものがあるはずです。それが何かは分かりませんが、きっと「このために私は江戸取に入学する運命だったんだ」と思える出来事が起こると思います。
 江戸取での生活も、あと2年です。本当にあっという間に時間は過ぎていくものだと感じます。今時分にある時間をどう使うか。それを決めるのは、自分です。優秀な先輩方の背中を追って、いつか追い抜けるように頑張っていきます。

 


 9組 Kさん

 今回の講話の中で最も心に残ったのは「江戸川学園取手高等学校の先輩達が築いてきた歴史を自分達が引き継ぎ、頑張ることが大切である」ということです。以前にもこのような言葉を聞いたことがありますが、入学して多くの行事を経験したからこそ、この言葉の重みがわかりました。体育祭などの行事でも規律を正しく守って参加していることもそうですが、毎年先輩達が残している大学合格実績はすべて先輩達の努力が作り上げてきたものです。また、入学当初は厳しいと感じていた校則も、社会に出てから評価されているという先輩達のお話を聞いて、社会で胸を張って生きていけるように考えられているのだなと思いました。そしてこの校則を守って生活できているのも、先輩達がきちんと守っている姿を見せ、引き継いでいっているからなのだなと思いました。こうした先輩達の努力を無駄にしないためにも、私たち後輩が江戸川学園取手高等学校の伝統を引き継ぎ、さらに良い方向へと発展させていくことが大切だと思いました。
 具体的には、まず校門の一礼をしっかり行うということです。入学当初は形だけ行っていましたが、今では「今日も一日宜しくお願いします。」という気持ちで行うことが自然にできていると感じています。校門一礼を行うことで、学校に来たという気持ちの切り替えをしっかり行うことができ、一日をとても充実して過ごすことができていると思います。だから私はこれからも毎日行い、いつか生徒全員が行えるようになればいいなと思います。
 次に、人格形成についてです。体育祭の応援団や、卒業生を囲む会を通して多くの先輩に出会いました。先輩達の多くに共通しているのは、誰に対しても優しく、規律を当たり前に守り、一人一人尊敬できるというところです。どんな時も誰に対しても優しく接することができることは、人としてとても大切だと思います。また、先輩達一人一人本当に見習わなければと思うところが沢山あります。私は公立中学校出身で、多くの色々な先輩を見てきました。しかし、江戸取の先輩や友人ほど尊敬できる人はあまりいません。私も先輩や友人を見習って、人に優しく、規律を守り、周りの人から尊敬されるような人間になりたいと思いました。
 私たちは今、高等部三十六期生として江戸取にいます。これからの江戸取、自分の未来を良くしていくためには、学習面・生活面・体力面の三つを両立させて努力していく必要があると思います。学習面では、次の授業からより一層意識を高めて参加していこうと思います。生活面では、常に思いやりの心、礼儀を大切にしながら規則正しく安定した生活を送っていこうと思います。江戸取で生活していく中で、人間としての魅力というものを身につけながら多くの場面で努力をし、伝統を引き継いでいこうと思います。私はまだまだ未熟ですが、胸を張って社会に出られるように胸を張って頑張りたいです。


 10組 Hさん

 江戸川学園取手高等学校に入学して早くも半年が過ぎました。最初はなれなかった緑色の制服、今は何も感じることはないけれど、外に出て周りの人達からしてみればとても目立つものです。だからこそ、この制服を見れば、「江戸取の生徒だ」と分かる人々は多いみたいで、よく声を掛けられることがあります。「あっ、江戸取なんだ。礼儀正しいね。」と近所の人に言われます。よく考えてみれば、こう言われるのも数々の先輩方がより良い歴史を築き、外の世界、社会の中で学校の教育理念である「心豊かなリーダー」として活躍してくれているからこそなのだと、今回の創立記念講話をお聴きして、改めて感じ、理解することができました。「心豊かなリーダー」となるために江戸取で行われている「心力」「学力」「体力」の三位一体の教育。火曜日に行われる道徳の授業やLHR、校長先生の講話。毎朝の朝学習の時間、イベント教育などの様々な時間が「心豊かなリーダー」としての人間を築いているのだと良く分かりました。そして何よりも私に身近なものと言えば部活動です。教育方針のもとである「体力」。文武両道を江戸取りで行っていく上で、先輩達が築きあげてきた伝統の大きさをとても感じています。特に外部での練習試合では、他校の先生や生徒への挨拶、プレーをする上での行動、上級生に対しての態度や行動、自分では普通のことだと思っていたことが、他校との差を感じ、すごいことだったのだと知り、とても驚きました。私はこのような伝統を築いてくれた先輩を持つことができたことを誇りに思い、幸せに思います。私も素晴らしい伝統を築くことのできる、規律ある三十六期生でありたいと思いました。そのためにも「心力」「学力」「体力」をバランスよく身につけて、自分たちの目標に向かって、良き仲間達とお互いを高めていきながら、江戸取生活の時間を大切にしていきたいと思います。そう思うことができたら、今は道徳、LHR、たくさんの先生方の講話、毎朝の朝学習の時間、部活動を大切に思うことができました。そして、今までの自分の甘さを見直すことができました。すぐに実行できるかは分からないけれど、江戸取の校訓である「誠実・謙虚・努力」の三つを大切にし、伝統を崩すことなく残りの2年半の生活の中で、後輩に尊敬してもらえるような、「心豊かなリーダー」へと成長していきたいと思います。江戸取での生活にも慣れてきた今このタイミングで創立記念講話をお聴きすることができてよかったです。これを機に初心に返って、自覚を高めていき、江戸取生として恥ずかしくないような振る舞いができるようにしていきたいです。このようなことを思える江戸川学園取手高等学校に入学できたことを誇りに思います。三十六期生は素晴らしかったといわれるように努力し、友人達と切磋琢磨していきたいです。



 


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