渡部潤一先生講演会 感想文

 

 

 1組 Oさん

 

「宇宙に行きたい!

 渡部先生のお話を聞いて、自然とそう思いました。もともと星や空などの天体に興味があった私は、よく夜に星を眺めていました。星はすごく遠くにあるのにどこの空からも見えることが不思議でたまりませんでした。また、金環日食などの現象が起きる時間までもが、今では計算でわかってしまうというのは、天文学者たちが研究に研究を重ねてきたからこその技術だと思います。あんなに遠く離れた星との距離や位置を求めたり、衛星を開発し、調査をしたり、日々進歩している天文学はこれからもっと正確な情報を得られるようになるのではないでしょうか。

 私は今まで天体観測は好きでも、過去にあった、彗星の予測がはずれたことや、銀河系が思っていた以上に大きかったことは、知りませんでした。さらに、宇宙人の信憑性も化学に基づいて可能性を知り、とてもわくわくしました。ますます夜が楽しみです。渡部先生のお話を聞けてよかったです。

 

 

 1組 Oさん

 

 私は、宇宙にとても興味があります。特にブラックホールが大好きでNewtonという雑誌やその他ブラックホールについて書かれた文献を読むのが趣味で、家にはブラックホールについての本が15冊以上あります。ビックバンやホワイトホール、ブラックホールでタイムトラベルができるかもしれないこと等、興味をそそる内容が沢山あり、天文学の面白さは無限大だと思います。一生に一度は宇宙に行ってみたいという夢もあります。また、それらを読んでいくと、案外身近なところに可能性があるということをよく感じます。外に出てふと上をみた時、そこに未知であり様々な可能性を秘めたものが広がっていると思うと、不思議な気持ちになりますし、何より希望がもてます。しかし、その可能性を現実にするためには、一つの物事を突き詰める努力が必要です。それは、普段の生活にも言えると私は考えます。最後までやり切ろうとする気持ちと、探究心、忍耐力は私達の日常の密度を濃くしてくれるはずです。ですから、時には悩むこともあるでしょうが、その時は宇宙のように広い心と精神力をもってとことん悩むべきですし、また疲れた時は美しい星空を眺めて一休みするのも必要だと思います。このように考えると、宇宙は理科的なことだけでなく、教訓をも示してくれる、私達人間にとってとても近い大きな哲学者でもあると思えました。

 

 

 2組 Oくん

 

 僕が渡部先生の講話をお聴きして思ったことは、人間と宇宙の規模についてです。

 一つ目に考えたことは、人間の技術力がとても高いということがわかりました。先生が例にとっていらっしゃったのは、東京から富士山の百ワット電球にいる一匹の蚊を観察することでした。この話からも、今は百年前では考えられないほど技術が進化していると思います。これだけを見ると、人間は僕の考えとしては宇宙にいる生物の中でもトップレベルの能力を持っていると思います。

 先生のお話を聞いてもう一つ思ったことは宇宙の規模・スケールの大きさです。先生のお話を聞く限り、宇宙には絶対に生命がいるということでした。しかし、人間が今いる太陽系以外の系外惑星にいる可能性が高いということでした。太陽系外を超えて宇宙を探査しようとすると、現在の人類の技術が高いといっても、数千万年はかかってしまいます。結局、宇宙で生物を発見するには宇宙のスケールに対抗できるほど強大な技術力が必要であると思います。その技術を生み出すのはただ一つ時間のみです。現在の指数関数的な技術力の向上が億単位の年月続けば宇宙のスケールに匹敵する技術力を身につけることができると思います。しかし、最も地球が安定していた恐竜の時代でさえ、約一億年で終わってしまいました。人類が誕生してからまだ三百万年しか経過していないのにも関わらず、今までの地球環境では考えられないほど多くのエネルギーを消費しています。このままでは人類が滅びることはほぼ確実だと思います。ですから、今自分にできる節電・節水が地球の寿命を延ばし、人類の技術力向上につながって宇宙人に会うことに最終的につながるのではないかと思いました。

 

 

 2組 Sくん

 

 今回渡部潤一先生の講話をお聴きして、天文学についての様々な知識や渡部先生が天文学者になろうと思った理由、現在研究を進めていることなど様々な事柄について知ることができました。

 まず金環日食についてです。僕は去年、学校の校庭で行われた金環日食の観察会に参加しました。僕は、金環日食が起こる理由については知っていましたが、実際に自分の目で見てみるとこのようなことが起きることについて、とても不思議に思いました。また、実際に目にしたときはとても感動し、宇宙について興味をもつきっかけとなり、将来宇宙に行ってみたいと思いました。

 次に、宇宙生命についてです。今現在、宇宙生命体について確認されていませんが、最近、宇宙生命体がいたのではないかと思われる証拠が数多く発見されています。正直に言うと、僕は最近まで宇宙生命体の存在について、実在する可能性は低いと思っていました。しかし、今回の渡部先生のお話をお聴きし、天文学について学ぶことによって、本当に実在するかもしれないと思うようになりました。このことについて結論を出すためにはより多くの研究を積み重ねていく必要があると思います。将来このことについての結論を出すことができるように、自分が天文学者になって研究してみたいと思いました。

 最後に、僕は渡部先生のお話をお聴きして、普段あまり考えることのない天文学についての理解が深まり、また一つ将来の夢の選択肢が広がりました。将来の夢に向けて、今できることを一つ一つ積み上げていきたいと思います。

 

 

 3組 Kさん

 

 私は今回の渡部潤一先生の講話をお聴きして、宇宙について、その広大さを改めて感じることができました。私は今回の講話をお聴きする以前から宇宙が大好きで、そのきっかけとなったのが、渡部先生のお書きになった本でした。だから、渡部先生がこの学校に来るということを知った時は本当に嬉しい気持ちで一杯でした。そして、実際に講話をお聴きして、感じることが沢山ありました。

 まず初めに驚いたことは、太陽系以外に地球と同じように海におおわれた惑星があるということです。しかも、中には陸が全くないものもあるとのことです。これを聴いた時には本当にびっくりしました。幼い頃から地球ほど奇跡がそろった惑星はないと思っていたので、その地球と似た惑星があるなんて、思ってもいませんでした。また、渡部先生は我々の銀河系や他の銀河系にも地球のように、生命を育んだ惑星があるかもしれないとおっしゃっていました。その惑星が、どんな生命を育んでいて、どんな環境にあるのかは分からないけれど、宇宙人がいるのかどうかということはずっと疑問に思っていたことなので、いるかもしれないということを今回知ることができて、本当に嬉しいです。

 渡部先生の講話の中で一番忘れられないことは、やはり地球から銀河系の映像や火星探査機の映像を見せてもらったことでした。地球から銀河系までの映像は本当にきれいで、映像を見ている間ずっと動けないでいました。渡部先生は宇宙の広大さを私達に伝えようとして下さっていましたが、この映像を見て、そのお気持ちが本当によくわかりました。私達の住んでいる地球は銀河系のほんの一部分にすぎなくて、その銀河系も宇宙のほんの一部分にすぎません。宇宙の中の本当にちっぽけな存在である地球にくらしている私達は、もっとちっぽけな存在なのです。そんな私達がかかえている悩みなんて、本当にちっぽけなものなのだと、思い知らされた感じです。今回、渡部先生から教えられたことを、忘れないようにしたいです。火星探査機の火星着陸映像はもの凄くて、思わず息を呑んでしまいました。私達は簡単に火星に探査機が行ったように思っていましたが、あんなに凄いシステムで火星に着陸していたのだと知り、驚きました。同時に、この火星探査機着陸成功の背景には、色々な人達の努力があることに気付かされました。探査機本体を作る人、それを操作する人、それを打ち上げる人など、多くの人の努力があって、初めてこの火星着陸は成功したわけです。沢山の人が、人類の進歩のために貢献しているのだなと分かりました。

 最後に、私は今回の渡部先生の宇宙に関する講話をお聴きして、本当に色々なことを知ることができました。宇宙にはドキドキ、ワクワクするようなことが沢山あります。私は将来、宇宙関係の仕事に就きたいと考えています。今回渡部先生の講話をお聴きして、一層その思いを強くしました。時間を無駄にすることなく、今を最大限に活用して、この夢を実現したいと決意しました。

 

 

 3組 Oさん

 

 今回の渡部潤一先生の講演会は、今までで一番楽しみで、ドキドキしていました。先生の本は、何冊か読ませていただきましたが、どれもわかりやすい図や美しい写真と共に、未知の空間である宇宙を高校生の私でもわかる身近なものに例えて説明されていて、どんどん引き込まれていくような本でした。講演会では、本では知ることができなかった宇宙ついて沢山語ってくださいました。

 渡部先生は、冥王星を惑星から外し準惑星として決定した最後のメンバーの一人ということで、世界にも影響を与える天文学者です。今回の講演会でのテーマは、宇宙に地球外で生命は存在するのかということでした。この議題は様々なところでもとりあげられていると思います。生命が存在できる条件として、「水」があげられていました。私の生活している環境で、水はなくてはならないものだとは思いますが、存在して当たり前という考えが定着していることも確かです。しかし、火星にはかつて水が存在したのかもしれないということがニュースになることが、地球に存在する水の貴重さを感じさせます。

 また、「超新星爆発」のお話もありました。私は、超新星爆発を、元素を含むガスが宇宙空間に放たれるという単純な解釈しかしていませんでした。しかし渡部先生は「私たちは星のかけらからできている」と素敵な言葉で表現されました。生と死を繰り返す星々の活動が、生命つまり私を作り出していたことは、遠く夢のように感じていた宇宙が近くに感じられました。

 私が今までに興味を持った宇宙の話題は、SETI計画です。簡単に言うと、地球外の文明を探そうという計画です。宇宙からの人工的な電波信号を探したりするらしいのですが、私が気になったのは、宇宙人からのメッセージを受診するのではなく、私たちの方から宇宙人にメッセージを送るというものです。電波によってメッセージを送ったり、探査機のプレートに男女の姿や地球の位置を示す図が描いてあるそうです。ですが、速い電波でも数万年はかかり、探査機でなんてさらに上をいく年月がかかることになると思います。ただ、いつか地球外の生命、いわゆる宇宙人によって探査機が回収され、地球からのヒントを頼りに訪ねてくる日がきたとしたら、そこでどんな交流が行われるのか、想像するだけでワクワクします。

 私の将来の夢は、宇宙の神秘に迫る探査機の開発に携わることです。特に、今回先生がお話してくださった地球外生命体の発見に少しでも近づけるような物を、自分の手で作りあげてみたいです。今回の渡部先生の講演会は、大きな宝物になりました。未知の宇宙だからこそ、自分なりの「なぜ?」を持って、これからも学んでいきたいと思います。

 

 

 4組 Nさん

 

 私たち人類が住んでいるこの地球は、約四十六億年も前に宇宙に誕生しました。やがて、雲ができ、雨を降らして海を作りました。地球は約一億年もの年月をかけて形成されました。そうして人類が生まれ、進化をし続け今に至りました。そんな私たちですが、まだまだ地球のことや宇宙のことでわからないことがたくさんあると思います。今回の講演会でいくつか挙げられていましたが、それだけではなく、暗黒物質やブラックホール、火星などについての研究も進められているものがたくさんあります。私は小さい時に群馬県に住んでいましたが、周りは山だらけで決してビルなんかありませんでした。それで夜になると都会独特の光がないので辺りが暗くなり、電灯の明かりだけになります。また、空気が澄んでいるので星がとても綺麗に見えていたのを覚えていますし、時々群馬県の家に帰ってみると星がいつもよりも格段に澄んで見えます。星が目に映る度に「宇宙ってどこまであって、その外側はどうなっているのだろうか」「宇宙人っているのかな」と考える時期がありました。今でもNHKの教育番組や特集番組で宇宙についてやっているとつい見てしまいます。今回の渡部潤一先生の講演会はとても勉強になりましたし、何よりも「宇宙・天文学」に対してとても関心が持てました。実際、天文学とは言えるかどうか分かりませんが、中学三年生の時の理科で天文分野を習っていた時、授業がとても楽しく思えました。宇宙にはまだわからないこともたくさんあると思いますが、それと同時にたくさんの可能性も秘めていると思います。天文学を学ぶことはそれを知る為の第一歩なのかもしれません。そう思うと学ぶことさえ楽しく思えてきます。宇宙に秘められた可能性は、私たちに夢や感動を与えてくれると信じています。

 

 

 4組 Sくん

 

 僕は昨年の5月21日の朝、早く学校にきて金環日食を見ました。これは茨城で見られるのは実に173年ぶりらしく、次に茨城で見られるのは約三百年後なのだそうです。こんな貴重な体験ができて、本当に良かったと思います。何百年に1回しか見られない日食。ならば僕は何百年に一回しか現れない天才。になれば良かったのですが、残念ながらそうではないので何事も地道に努力して頑張っていきたいと思います。

 さて、今回の講演会で渡部先生が主に話して下さったのは、「宇宙に生命は存在するのか」についてです。僕はもともとこのように考えていました。「もし地球以外に生命が存在するのであれば、世間でたまに騒がれているUFOや謎の生命体が地球に来ていることも考えられなくもないが、これらはもしかした未来の人間がタイムマシンのようなものに乗って過去を見に来ているだけではないか」というものです。結果、この地球以外に生命は存在しないと考えていました。しかし渡部先生が「生命の材料も、育む場所も、宇宙のどこにでもある」と話された時、「やはり地球以外にも生命が存在するのか」とどこかで疑っている自分がいました。また、いてほしいと願う自分もいました。その生命が必ずしも我々に悪影響を与えるわけではありません。むしろ、我々が知らないことを教えてくれたり、知識を共有するなど、我々にとって良い影響を与えてくれるのかもしれません。今地球ではたくさんの戦争が起こっています。しかし、もし宇宙から敵が攻めてきたら人類はどうするのでしょうか。地球ないでの戦争をやめて、宇宙からの攻撃に備えるべきだと僕は思います。僕が生きているうちに地球外生命体を発見できたらいいなと思っています。まだまだ何もわかっていませんが、いつか分かる日がくることを願っています。

 

 

 5組 Tさん

 

 私は元々宇宙についてとても興味があります。そのため、地球の大きさの比較や太陽系以外の星の生命が存在する可能性についての話にとても惹かれました。私たちの住んでいる地球は自分たちから見ると、とてつもなく大きいものだと感じます。しかし、宇宙の中では地球は比較されないくらい小さいのだ、とこの講話を聞いて改めて思いました。宇宙は全体の96%がダークエネルギーとダークマターであり、未知の領域がほとんどです。解明されているたったの4%であってもかなり大規模なものです。天文学では天文単位や光年といった単位を使います。太陽系を含む銀河系が約100kmあるので、その3倍もある銀河を考えると地球外生命体もいると思いますし、その可能性をあきらめるような天文学者はいないだろうと思います。そのように考えると、天文学者になるためには簡単に諦めない心力が必要だと思いました。今は計算で遠い宇宙の様々な大きさを測っているのでまだ誰も見ていないものがたくさんあります。いつかは誰かの手によって遠くまで見られるようになって様々なことが解明されると思いますが、解明される毎に更に次の疑問が浮かび上がると思います。天文学者の好奇心がおさまることはないのだろうと思いました。天文学者になるためには、ただ星が好きなだけではなく宇宙の謎の追究する好奇心が一番大切になるのだと思います。私は将来、宇宙関係の仕事に携わりたいと思っています。今回ご紹介があった動画の中で火星に着陸するシーンを見て、一人の研究ではなく、多くの人たちの協力がここまで素晴らしい結果を生み出すのだと思いました。エンジンの開発やパラシュート作りが出来たからこそ新たな発見が生まれ、一つ一つの機械が繊細に作られているからこそ天文学者がその結果をもとに研究結果をまとめるなど、お互いの力が最大限に活かされているのだと思います。宇宙と一言にいっても、それは海洋学や生物学といった分野に共通する点が多いように思います。私も宇宙の謎を解くメンバーの一人になりたいと思いました。

 

 

 5組 Hくん

 

 私は渡部潤一先生の講話をお聴きして、宇宙への関心がより深まりました。私は小さい頃から宇宙に興味があり、よくプラネタリウムに行ったり、山に星を見に行ったりしました。そのような中で、私は地球外生命体により興味が湧きました。私は宇宙が好きですが、それ以上に生物が好きです。今、地球の生物の起源は多くの説があり、はっきりとは分かっていません。原始の地球の海に存在した物質に紫外線などをあてるとアミノ酸が出来ることはわかっていますが、未だにタンパク質がどのように出来上がって、細胞が出来上がったかはわかっていません。中には、地球最初の生命体は地球外から隕石によって地球にやってきたという説もあります。ですから、地球上生命体の発見や、その痕跡の発見は、地球の生命の起源の解明にも大きく近づくと思います。私は今回の先生の講話をお聴きして、火星にも興味を持ちました。火星の極の部分で、氷が発見されたことや、火星探査機のキュリオシティの事などは、ニュースで知っていましたが、その写真や、キュリオシティがどのような形をしているのか等は、初めて知りました。火星に氷があるということは、火星に昔、液体の水が存在した可能性が高いと言うことです。そうしたら、火星にも生命が存在した可能性もあります。火星で生命の痕跡が見つかったら、宇宙に生命の謎の解明に近づくと思いました。私は、将来、生物に関係した仕事に就きたいと思っています。私は今回の講話で、生物と宇宙が大きく関わっていることが分かりました。そして、関わりがなさそうな所にも、意外な関係を持っている可能性があることがわかりました。これからは何事にも興味を持ち、「キュリオシティ」の名前のように、好奇心旺盛にいきたいと思いました。

 

 

 6組 Hくん

 

 僕は今回の渡部潤一先生の講演をお聴きしている最中に、以前どこかで関連する内容に接したことがあると思いましたので、そのことについて考えていきたいと思います。まず一つ目は「地球と似た惑星」のお話についてです。僕は昔塾でニュートンという雑誌を読んでから宇宙について興味が出て来て、今でも読んでいます。そのニュートンに書いてあった惑星はケプラー22という恒星の周りを回っているケプラー22bという惑星です。ケプラー22bとの距離が地球と太陽の距離よりも若干近いらしいです。さらに地球よりも引力が低いため、水が星全体を覆っているような形となるそうです。他にもグリーゼ667c星系などたくさんの生物が住んでいるかもしれない星々が技術の進歩によって見つかってきています。ただ、今回の講話で話されていたグリーゼ581星系の6番目の惑星は現在無いとされている説が有効とされているらしく僕は少し残念でした。

 次に「火星に生命はいるのか」のお話についてです。僕はいると思っています。なぜかというと、水がある証拠が次から次へと火星探査機キュリオシティによって見つかってきているからです。地球上でも最初の方の生物は嫌気呼吸だったので、多分そんな感じで生物がいるのではないかなと僕は思います。

 最後に今回の講話をお聴きして、やはり宇宙にはまだまだわからないことがたくさんあってすごく興味深くて、そして面白いなと思いました。さらに理科は化学、生物学、物理学、そして地学といろいろなものが密接していると思いました。僕は将来、化学を受けていきたいのですが、今回の講話を受けて、他のジャンルにも興味が出てきました。ですので、それぞれを個別視しないで、一生懸命、勉学に励んでいきたいと思います。

 

 

 6組 Yくん

 

 僕は天体分野が得意ではありませんが、興味は前々から持っていました。特に小学校低学年の時に筑波宇宙センターに行った時は、宇宙開発に憧れを持っていました。小学校の時は、自分の見ている星が何年も前に出た光だということがとても不思議でよく兄の望遠鏡で星を見ていました。そののち僕は自動車に興味を持つこととなり、宇宙開発を夢に持つことはありませんでした。しかし、スキーをしに長野の山に行った時など、夜空がきれいな所に行った時にはよく星を見ていました。太陽よりはるかに大きい星がいくつもあり、広い宇宙のどこかに私達人間のような生物がどこかに存在しているかもしれないなどと、いまだに解明できないことがたくさんある事が天文の魅力かなと僕は思います。

 僕が渡部先生の講話の中で最も興味を持ったのが、キュリオシティのお話でした。最初に火星着陸のCGを見た時はとても驚きました。地球から遠く離れた火星で、あのようなことが起こっていたのかと想像すると、天文学にはいろいろな先端技術が集まっているのだなと思いました。僕は宇宙のどこかには生物がいると信じています。誰も見たことのない空間もある宇宙なので、たとえ生物の誕生が奇跡であっても、同じ奇跡が別の場所にもあって、いつかは、その生物を人間が見つけることができたらいいなと思っています。

 「今では何でもインターネットで調べれば答えらしきものが見つかる」という渡部先生のお話は、とても印象に残りました。やはり、何事においても誰かが何らかの方法で出した答えではなく、自分で出したはっきりとした答えを持たないと意味がないのだと思いました。また、同時にこれからは、そのような答えを自分で出すことのできる力をつけて、僕の夢である科学者になれる日が1日でも早く訪れるように、努力していきたいです。

 

 

 7組 Tさん

 

 私は宇宙にある数々の星や銀河、ブラックホール、惑星などのCGがきれいで、その美しさに見とれたときに宇宙に興味を持ちました。徐々に宇宙間の物に対する知識が増え、ブラックホールは実際には肉眼で確認することができない、星の誕生と消滅、星の色などの知識をただパソコンの様々なサイトから情報をかき集めることで知り得ていました。小さい頃には、十二星座の神話を調べられるだけ調べたり、姉と共に星座早見表を持って寒い冬の夜に「あれがシリウスだよ。」などと教えてもらいながら星空を見たことを覚えています。このように私は小さい頃から星に興味があって、今回の渡部先生の講話も、大変おもしろかったです。私は生物学的な視点でしか生命の誕生を見ていなかったので、渡部先生が「生命の誕生は容易なのかもしれない。」と仰ったのには驚きました。学問形式により 一つの事象がどのようなことであるかが正反対になってしまうという点も新しく知ることができました。もう一つ、生物学的に生物の起源は海だと認識していましたが、「人間は星の成分からできている。」と渡部先生が仰ったときも驚きました。最初は水素とヘリウムしか存在しなかったのに、星が誕生して鉄までが発見されて、超新星爆発で現在の周期表にたどりついたということ、地球外生命体に向けて暗号化した手紙を送り、返事が来るのは最低でも四万七千年後であるということなど様々なことを渡部先生は教えて下さいました。最も印象的だったのは、こんなに研究者の皆さんが研究していても、まだまだ宇宙は謎だらけであるということです。そんな底無しの謎を解明しようと研究なさっている人たちにあこがれを感じています。私も何かしらの分野で謎を解明したいと思いました。

 

 

 7組 Sくん

 

 今回、渡部潤一先生の講演会に参加して、僕は初めて宇宙はおもしろいものだと思いました。中学生の理科の授業のときは星座や太陽などのことを学びましたがあまりおもしろいとは感じませんでした。しかし、今回の渡部先生は講演の最初に去年起こった、金環日食の話をしてくださいました。去年僕は学校で金環日食を見たとき、とても凄いものを実際に見られたことに感動をしました。そんな、自分も実際に見られたことから話して下さったので興味を持って講話を聞くことができました。

 地球以外に生命体はいるのかと言われると僕はいると思います。先生は条件さえ揃っていれば生命体は存在するとおっしゃっていて僕としては、宇宙は太陽系や銀河系だけでなく他にも色々な星があり、数え切れないほどのたくさんの星の中に一つくらいは生命体が存在する星があっても良いと思います。先生がおっしゃっていたように、世界ではNASAが火星に探査機を送ったり、宇宙へ向け電波を送ったりなどと世界各国で宇宙開発が行われています。

 今回先生の講話をお聞きし、宇宙の途方もないスケールに魅了されました。このような機会がなければ、僕はこの話を知らないままだったと思うと本当に講演会があってよかったと思います。これから、さらに宇宙開発が進んでいき、今までわからなかったことがわかる日が来ると思います。それでも、さらなる謎の解明に向け進み続けるのだと思います。将来、このような関係の仕事ができるように今から勉強をがんばっていきます。今回は講話をしてくださってありがとうございました。

 

 

 8組 Iさん

 

 私は、7月10日水曜日に、渡部潤一先生による、天体に関するお話をお聴きしました。

 私は、去年の日食まで、特に天体の不思議な現象について考えたことがあまりありませんでした。しかし、2012年5月21日月曜日の午前7時32分43秒から、7時37分42秒までの何百年に一回といった、とても珍しいこの日食を、江戸川学園取手中・高等学校の生徒として、日食グラスを使って観察しました。あまり、天体に興味がなかったとはいえ、小学校から理科の授業で宇宙や星などの天体に関する内容をある程度は学習してきたので、私も少しの知識は持っていました。しかし、こうした予測がきちんと秒単位でできるようになったのは最近だということを今回の講話ではじめて知り、びっくりしました。学校の帰り道、昼間、夕方、そして夜と、さまざまな時間でいろいろな空を見る機会があったからか、夏のさそり座・冬のオリオン座などを見て、「星って何でできているのかな」とか、夕方の空を見て、「なんで空が赤っぽくなるのだろう」などと感じてはいました。金環日食の時も、やはり観察する前は、「日食ってなに?」程度でしたが、やはり、実際見ると、「なぜこのような現象が起きるのだろう」などと、前より興味が深まってきたような気がしました。こうした経験を通じて私が学んだことは、あることについての知識があると、そのことを「もっと知りたい」と気持ちが増してくるものだということです。いろいろな知識を持つことは大切だと知りました。

 今回の渡部潤一先生のお話でも、沢山の知識を得ることができました。そして、以前より天体に対して興味が出てきたような気がします。これをきっかけとして、更に天体の知識を増やしていこうと思いました。この貴重な講演会をお聞きできる機会があって、とても自分にプラスになったと思います。

 

 

 8組 Sくん

 

 今回、渡部潤一先生の天文学についての講話をお聴きしました。先生は、織姫様と彦星様が6秒に一回出会っていることになるなどといった、とてもわかりやすくおもしろい話を交えて天文学についてお話して下さったので、天文学に関する意識を深める良い機会になりました。

 渡部先生の話でまず印象に残ったのは、宇宙に生命が存在するのかという話です。宇宙人についての話は僕も非常に興味のある話ですが、先生は宇宙に生命が存在するのかという事を、天文学的視点から話して下さいました。酸素があり水がありと、生き物が生きていける環境が偶然にそろった事で私たちはこの地球に生きている事ができていますが、宇宙に地球のような生命が存在する星があってもおかしくないはずです。宇宙には日常の疑問と違うレベルの神秘的な謎が多数あって、とても魅力的だなと改めて思いました。

 また、去年の金環日食についてもお話がありました。僕は学校で行われた金環日食観察会に参加せず、生で金環日食を観察することができませんでした。しかし、ニュースなどでみた動画や写真での様子はとても美しく、その時見なかった事を非常に後悔しました。渡部先生が次に見ることができるのは300年後ぐらいだということをおっしゃっていて、とても珍しい体験なのだと思いました。だから次にそのような天体の珍しい現象が起こるときは積極的に見ておこうと思いました。

 今回の講話を通して星についての関心が高まりました。小学校や中学校で勉強してきた星を実際に見てみることは、とてもおもしろいことです。たまには夜、空を見上げてゆっくりと星を観察するなどといったことをしてみるのも良いことだと思いました。

 今回の渡部先生のお話を通してとても天文学に興味をもつことができたので、今後の学習に生かしていけたら良いなと思うとともに、他の分野でも興味をもって知識を深めて行けるような事を、更に増やしていきたいと思いました。

 

 

 9組 Yさん

 

 今回の講演会では渡部潤一先生から宇宙についての貴重なお話を伺いました。渡部先生は数々の著書も出版されています。まず、先生は今回のような講演会を開くと必ずでる質問だからと「地球以外の星に生命は存在するのか」という内容について語られました。先生はこの宇宙のどこかに生命が存在してもおかしくないとおっしゃいました。まず、地球のように生命の要素がある、水がある星が存在するのか、という点ですが地球のように水が存在することができる位置をハビタブルゾーンというそうです。このハビタブルゾーンを少しでも離れると水は存在できません。例えば地球より一つ太陽に近い水星は平均気温470℃、気圧は90気圧だそうです。また、地球より一つ太陽から遠い火星は-43℃、0.003気圧だそうです。この話を聞くと、結構厳しいのかなと思えるのですが、水の存在する可能性のある星はこの宇宙に1億個以上あるそうです。例えば、エウロパという星などだそうです。火星にも水が流れたと思われる跡があったそうです。また、彗星も成分の8割方が氷でできているのだそうです。次に生命の要素ですが、その一つである糖が生まれたばかりの星のまわりで確認されたそうです。つまり、水も生命の要素もこの宇宙にはいくらでもあるらしいです。だから、地球以外の星に生命が存在してもおかしくはないということです。
 次に火星探査機の着地の映像を拝見しました。これには困難な点が主に3つあったそうです。まず過去に例のないパラシュートと逆噴射を利用して着地するという方法をとったこと。次に時速2万キロを越えている速度を約7分間で減速しなければ、地表に激突する危険があったこと。最後に、地球からリアルタイムで操作ができず、自動操縦に任せるしかなかったこと。この3点だそうです。火星探査機が無事火星に着地できて感動したとみんなもいっていました。最後に、彗星が地球から見られるそうです。太陽系を横切る彗星は4つあり、そのうちのアイソン彗星が見られるそうです。楽しみですね。
 今回のお話を聞いてあらためて宇宙の壮大さを感じました。私たちにとって地球は普通だけれど、全然普通ではなく奇跡なんだと再認識しました。でも、私は先生がおっしゃるようにこの宇宙のどこかには生命が存在するのではないかと思います。宇宙は私たちには分からないほど広いのですから。それから、家で少し調べてみたところ、「junichi」という小惑星(小惑星6052)があるそうです。これは渡部先生の業績を記念して発見者である北海道の天文家の方がつけたそうです。自分の名前の星があるなんてとっても憧れます。


 

 

 9組 Oくん

 

 私は、今回の渡辺潤一先生の講演会を終えて分かったことがいくつかあります。それは、天文学の世界では、いまだに発見されていないものや、事実が確認されていないような現象がたくさんあるということです。地球以外の星でいまだに生物などといったものが確認されていないこともその一つだそうです。

 火星探査の話になった時に、二〇一二年、キュリオシティ火星探査機による活動が実施されて以降、現在でも活動中であるそうです。このキュリオシティ火星探査機は、火星調査で一定の成果は挙げているそうです。そしてさらに驚くのが着陸時にエアクッションを使用せず、空力ブレーキを使用して着陸するという新しい着陸方式が使用されていたことです。CG映像でしたが、SFのような素晴らしさが現実にもなったと思いました。

 こういった火星を外側から探査するのではなく実際に火星に着陸し、状況を撮影したり、地盤のサンプルを採取し、X線などを用いて分析するなどといったことも現実に行われており、火星に対するなぞが一つ一つ少しずつ消えていることは確かだそうです。

 天文学の世界と生物学の世界では、主張が大きく異なることがあるそうです。地球以外の星で生物が存在とする主張するのは天文学をやっている人たちが中心だそうです。しかし生物学の世界では、地球以外の星では生物は存在しないという意見が大半を占めているそうです。やはり、地球以外の生物や星のことを議論するのは難しいということだと思いました。 

 彗星を地球から観測することが可能かという予想は大変難しいらしく、ときには国立天文台に対して大バッシングが浴びせられる時もあるそうです。私が思うに、職員の方は、天文学について毎日必死に、努力をされていると大きく感じられました。

 このようなこともあり今後世界における天文学はさらに発展していき天文学上大きな発見が起こると思います。技術的にも、やはり限界があるそうですが地道になぞを消していき人類に新しい希望を与えてくれていると思います。また、科学的な進歩につながる発見が起きるかもしれません。そして宇宙は、無限大であり永遠に発見があると自分は信じています。

 最後になりましたが、これからの時代、天文学以外にもたくさんの人類による発見は起きていくと思います。そしてこういった、素晴らしい研究をしている研究者や学者さんには極めて尊敬の気持ちと感謝の気持ちがわきあがってきます。今回の講演会は非常に有意義な時間を過ごせたと感じることができました

 

 

 10組 Hさん

 

 『星が死んだり、超新星爆発を起こす事によって水素や他の元素、貴金属が生まれる』このお話を聞いて、私にとって遠くはるか彼方の存在であった天文学がとても身近なものであり、人間が生きて行く上でとても大事なものであるのだと分かりました。その中でも印象に残っている事が二つあります。

 一つ目が地球とはとても奇跡的な存在であることです。金星のように太陽に近ければ、表面温度や気圧が高すぎてしまう。逆に火星のように遠ければ、表面温度や気圧が低すぎてしまう。その二つの惑星の間に絶妙なところに位置している地球は大気ができ、海があり、植物が生まれ、動物が生活する事ができる奇跡的な惑星なのだと思いました。また、環境問題についても改めて考えさせられ、地球を大切にしなくてはいけないなと思えたことから、天文学とはすべての原点なのだと分かりました。

 二つ目は火星についてです。火星には昔、水があったということを聞いて驚きました。しかも、掘れば氷が出てくる。今、話題の火星移住計画にとても興味を持つことが出来ました。

 渡部先生のお話を聞いて天文学を身近に感じることができたので、今度夜空を見上げるときはいろいろなことを考えながら観察していきたいです。今回は本当にありがとうございました。

 

 

 10組 Gくん

 

 内容は主に天文学について、渡辺潤一先生による講演会をお聴きすることができました。

 先生はいくつかのテーマに分けて宇宙の謎に迫る話をされました。その中でも火星の話が印象的でした。小学校、中学校の国語の教科書に宇宙に関する論説文が載っていました。どちらも違う話ですが、共通している話題がありました。それは、我々人類はいずれ火星に住むことができるのかという話題でした。人類は第二の地球になりうる火星に住むための訓練をしているのではないのでしょうか。例えばファーストフードなど人類はどんな場所でも生活できるように鍛えているのではという生活を送っている気がします。この宇宙と実生活を絡めてみたりするとまた違った面白さが出てきます。私は火星に人類が住めるのではという考えにとても興味がわいた一人でした。また先生は映像を使ってシミュレーションを見せて下さったり、宇宙の銀河系についてもお話してくださいました。まるでプラネタリウムにいるような臨場感あふれる映像で、理系のお話でつまらないかなと思っていた私も気づいたら映像に見入り、もっとお話が聞きたいと思いました。これからぜひ機会があれば天文学について知っていきたいです。また日食、月食をはじめとする現象も見ることができればいいなと思います。

 



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