紫 峰 祭 中 3 生 感 想

 

クラスの結束

 3年1組 男子  

 僕は今回の紫峰祭を終えて感じたことが一つあります。
 それは紫峰祭前日準備の事についてです。僕はクラス委員長であり、紫峰祭実行委員長でもあります。前日準備が始まる午前9時から自分が指揮をとっていかなければならないのですが、自分はその時間、紫峰祭のボランティア生徒の用事があって、クラスの準備を初め手伝うことができませんでした。用事は10時までだったので、10時にボランティア生徒の作業を終えて、クラスの所に行きました。僕はクラスに向かっている途中心配でした。クラスの準備がほとんど進んでいなかったらどうしよう、と。
 しかし、教室に着いたら、ちゃんと進んでいました。自分以外の実行委員や他の生徒ががんばってやってくれていました。僕はそれを見て安心しました。自分ができなくても、他のみんなが手助けしてくれることがよくわかりました。その後、自分も加わり、無事準備を終えることができました。結果的にクラス発表は1位をとれてとても良かったと思います。それに加え、クラスの結束がとても高まったことを、とても嬉しく思いました。
 

苦労と喜び

 3年2組 女子

 私は今年初めて紫峰祭実行委員に就きました。実行委員は思っていた以上に大変で、人に何かを伝える力・人をまとめる力・色々なアイデアを生み出す力など、様々な力が必要でした。クラスの研究発表の内容が「心理学」と「物理学」と「科学」と決まってからも、その中でどのような事をやるのか決めるために、ホームルームや勉強合宿のバスの中でも話し合いをしました。どのようなことをすればお客さんがより来てくれるのか、材料費はどうなのか、様々なことを考えながら内容を決めていくのは容易ではありませんでした。そして、着々と日にちが迫っていき、紫峰祭前日となりました。前日準備では、全員がお互いに協力していて団結力を感じました。みんなの前向きな姿勢を見て、自分も紫峰祭を成功させられるように頑張ろうという気になりました。
 そして、紫峰祭当日、沢山の方にお越しいただくことができました。実際にその場で実験をする人達もお客さんに楽しんでもらうために丁寧に分かりやすく説明していました。私はお客さんが笑顔で帰っていくのを見ると、頑張って良かったと思い、自分も笑顔になりました。そして、無事に三年間の紫峰祭を終えることができました。
 私は今回の紫峰祭でクラスがより一つになれたのではないかと思います。また、一人一人が頑張ればこんなに大きな事を成し遂げることができるということを学びました。この経験を活かし、来月の修学旅行にも良い思い出ができるようにしたいです。

悔いのない紫峰祭

 3年3組  男子  

 私は、今回紫峰祭実行委員を務めました。理由は、実行委員関係の仕事が好きで、中等部最後の紫峰祭を成功させたいという気持ちで希望しました。しかし、思っていたよりも大変なことがいくつかありました。一つは、みんなの意見をまとめて考えることです。一人一人違う考えを、どうすればより良いものにできるか、とても悩みました。悩めば悩むほど、まとまった時は嬉しかったです。自分の意見よりもすごく良いものができたことが何回もありました。二つ目は、みんなの都合が合わないことです。大掛かりな作業はたくさんの人手が必要ですから、準備が遅れてしまうことがありました。また、毎日残って作業してくれた人もいれば、数回しか残れなくてもその時は一生懸命手伝ってくれた人もいました。そうして無事紫峰祭を迎えることができました。今回の紫峰祭を通して、クラスメイトの団結力が強くなったと思っています。そして、みんなで一緒になって一つの大きな行事を終えることができました。
 また他のクラスや校内装飾、大ホールでの吹奏楽部のコンサートや演劇部の劇はとても素晴らしかったです。校内装飾ではもの凄く高い位置に装飾があり、階段には下から見ると一つの大きな絵になるように貼ってあるものもありました。また他のクラスではどれも目を見張るような展示で注目を集めるようなタイトルでした。残念なことにすべてのクラスを回ることはできませんでしたが、とても満足できました。
 今回の紫峰祭が中学生として最後の紫峰祭でした。僕は今回の紫峰祭が最も悔いのなく終えることができて良かったと思います。高校生になった自分たちがどのようなことをができるのか、他のクラスがどのような発表をするのか、今から楽しみです。

おもてなしの心

 3年4組  男子

 今年の紫峰祭は、中等部最後の紫峰祭となりました。そのため、今までよりも質が高く、たくさんのお客さんにも楽しんで頂けた良い文化祭にすることができました。
 このように、成功できたことには、いろいろな理由がありますが、その中で特に大事なことが2つあります。まず1つ目は、おもてなしの心です。紫峰祭は、自分たちが楽しむものではなく、来て頂いたお客さんに楽しんでもらうものです。そのためにも、どうすればお客さんに楽しんでもらえるかをしっかりと考える必要があります。私達のクラスでは、装飾や模造紙の配置などを見やすい位置に貼ったり、子どもや大人、そして高齢の方もみんなが興味を持ってくれるように説明したりといろいろな工夫をしました。その結果、たくさんの人に来て頂き、楽しんでもらえたと思います。
 次に2つ目は、仲間との協力です。今年私達の班は、実験をやることになっていましたが、紫峰祭の2週間ほど前に、予定していた数よりも多い数を用意しなければいけないことが急に分かりました。班員だけではとても終わらず、途方に暮れていた私達を助けてくれたのがクラスの仲間です。紫峰祭前で皆忙しいにもかかわらず、空いた時間に私達の班を手伝ってくれて、なんとか紫峰祭に間に合わせることができました。紫峰祭本番では、実験をとてもたくさんのお客さんに楽しんでもらえ、成功に終わらせることができました。苦労しましたが、実験を見て下さった方達のたくさんの笑顔を見て、本当にやって良かったと強く思いました。このように大成功を収めることができたのも、クラスの仲間が一丸となって手伝ってくれたおかげです。3年4組として紫峰祭ができて本当に良かったです。
 今回の紫峰祭では、様々な経験を積み、クラスの絆を深めることができました。今回だけのものにすることなく、これからの江戸取での生活や修学旅行など様々なところで生かしていきたいです。

心の支え

 3年5組男子 

 紫峰祭では、自分のリーダーシップの無さを痛感しました。夏休み前の準備の時点から、僕は自分の頼りなさに頭を抱えました。満足に話し合いもできずに夏休みに入ってしまい、創作を始める時間も遅れてしまいました。本当に辛かったです。僕の弱さが、クラス全体を遅らせてしまったのです。そんな時、共にクラスの中心となって動いてくれたメンバー、その指示で動いてくれたクラスメート、頼りになる仲間の姿がありました。それは、僕の心の支えにもなったのです。
  創作を始める時間は遅くなってしまったものの、先生の支えもあって、クラスのみんなは最後まで一生懸命、準備に協力してくれました。
紫峰祭後、みんなが何時間もかけて創った作品を壊したくありませんでしたが、作品を残すことは紫峰祭に「あの時ああしていれば・・・」という未練のような感情が生まれてしまうかもしれない、だからあえて壊す事を選択しました。
 クラスの中心となって進めていく上で、学んだ事があります。それは、「頼らなければ、頼られない」ということです。みんなを信用しなければ、指示も出せない、クラスとしても班としても進まない、そうすると、中心である者達が信用されなくなるからです。僕は、みんなに感謝しなければなりません。僕一人では絶対に完成には至らなかったし、みんなに多くの迷惑をかけてしまいました。
みんながいたからこそ、3年5組としての発表が完成したのです。個人としても、みんなのおかげで成長が出来た気がします。入賞にはなりませんでしたが、みんなで努力したという事実は変わりません。この経験をこれからも大切にしていきたいと思います。

紫峰祭で得られた達成感

 3年6組 男子

紫峰祭は、江戸取で行われている伝統行事の一つです。僕にとって今回の紫峰祭は、学校に入学して以来三度目であり、中等部最後の紫峰祭となります。
 紫峰祭では基本的に、自分達が興味を持ったことに対して自ら積極的に研究し、その結果何が得られたのかを明確に表さなければなりません。そのためには、自分達の言いたいこと、表したいものを、お客さんに対しておもしろく、かつわかりやすくするような工夫を凝らす必要があります。
 もちろん、それは決して簡単なことではありません。紫峰祭では、一クラスが一つのチームとなって一つの作品を作り上げます。やはり、十人十色という四字熟語があるように、皆考えが違えば、やりたいことも違います。ですから、それぞれの意見や想いを一つにまとめるというのはとても大変でした。
 しかし、だからこそ、自分がどうすれば良いのかわからずに困っていた時に助けてくれた仲間がいたのだと思いますし、自分の意見と相手の意見が食い違っても、そこから生まれる新たなアイデアは、決して自分だけで生み出せるものではありません。
 僕たちはこの二日間のために、その何十倍もの時間をかけて準備をしました。そして当日、お客さんに僕たちの伝えたいことを受け取って貰えたとき、そこでしか得ることのできない嬉しさや達成感に似た気持ちを、僕は感じることが出来ました。
 クラス発表として作った物は全て壊してしまいましたが、ここで得られたことはきっといつまでも消えることはないと思います。

最高の思い出

 3年7組  男子

 僕は今回の紫峰祭を終えて色々なことを感じました。今年は中等部最後の紫峰祭ということもあり、僕は紫峰祭実行委員になりました。盛大に行わなければいけないというプレッシャーもあり、最初は何から始めればよいのか全くわからず、このままで大丈夫なのか?という気持ちで一杯でした。ですが、学級委員長などの助けもあり、クラスのテーマや役割を決めることが出来ました。
 僕たちのクラスは「ギネス」についてです。毎年どこかのクラスには必ずある内容だったので少し不安もありましたが、クラスみんなで決めた内容を否定する気は全くありませんでした。皆がお互いに協力し合い、教室作りなどを、必死に行っていました。そして、やっとの思いで前日に、すべての用意が終わりました。
 そして当日、お客さんを迎える緊張感や、みんなで頑張って作った作品を見ていただく楽しみの気持ちで一杯でした。クラスのみんなの、自分から声をかけて発表したりする姿が今でも頭のなかに残っています。クラスみんなの活躍で、僕のクラスの研究発表は学年で2位になることが出来ました。1位になることは出来ませんでしたが、クラスみんなで賞を取れたことが何よりも嬉しかったです。こうして、中学校生活で最高の思い出を作ることが出来ました。卒業まで残りわずかですが、これからもこの3年7組で最高の思い出を作っていきたいと思います。

制服への憧れ

 3年8組 女子

  今年の紫峰祭は、来年度に小学校開校があるからだと思いますが、小さな子どもを連れて家族で来てくださっている方が多いように感じました。初日はあいにくの雨だったので、お客さんが少なくなることを予想していたのですが、その思いに反して二日間とも、とても多くのお客さんが来てくださっていたのでうれしかったです。
 私のクラスでは民族について調べたので、小さな子にとっては少し難しいテーマだったと思います。そのため、模造紙の内容について質問をしていただき、それに答えるという機会が何回かありました。そのなかの一人である、小さな女の子のお母さんに「制服がかわいらしいですね。この子も江戸取に入れたいと思っているんですよ。」と言っていただきました。外部の方とそんな風にお話することができるのはオープンスクールと紫峰祭くらいなので、少し緊張しましたが、そのようなことを言っていただけたことは本当にうれしかったです。他にも、教室の外の装飾を褒めていただいたり、調べた内容について褒めていただいたりもしました。
 外部の方とお話ししたことで、江戸取の制服や生徒に憧れてくださっている方がいることが分かったので、これからもそう思っていただけるように頑張ろうと思いました。


 

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