渡部潤一先生講演会の感想


 1組

 今回は渡部潤一先生の「天文学について」の講演会でした。この講演を聴くまでは、天文についてあまり興味を持っていませんでした。しかし、今回の講演で宇宙は素晴らしいものだと思いました。また宇宙は、私達が日常的に考えられない程スケールの大きいものだとわかりました。

 私がこの講演会で一番印象に残ったことは、冥王星のことについてです。何年か前に冥王星が惑星から外されたということは知っていましたが、なぜ外されたのかは知らず疑問に思っていました。「太陽の周りを回る」「十分な質量があり、重力が強いため丸い形になっている」「周りに比べて圧倒的に大きいもの」という3つの定義を満たしていないと、惑星と呼べません。惑星の定義が作られたことによって冥王星が惑星から外されたということがわかりました。

 そして、最後に見せていただいた宇宙の映像はとても魅力的なものでした。その映像で地球の大きさは宇宙のなかではすごく小さくて、宇宙の広さに圧倒されました。また、どのように惑星が並んでいるか、どこに星座があるのかよくわかりました。

 天文は普段の生活では使わないと思っていましたが、惑星の順によって曜日が決まったりしていて、意外と私達の生活に大きく関わっていると思いました。これからは、何事にも興味を持っていきたいです

 

 今回の渡部先生の講話をお聴きして、宇宙の偉大さや星の素晴らしさを知ることができ、とても感動しました。

 僕が一番印象に残ったことは、国立天文台のアプリです。地球を遠くから見る映像はとても感動し、今でも鮮明に覚えています。家に帰ってさっそくダウンロードし、少しいじってみました。やはり感動しました。そしてなにより、今回の講話でびっくりしたことは、冥王星が惑星として外された理由です。もともと冥王星が惑星から外されたということは知っていましたが、渡部先生のお話によると、冥王星は、小さな星の集まりで出来ているかいないかという話題があり、実際調べたところ冥王星は、星が集まってできていたということがわかり、惑星ではないということが判明されたということになりました。僕はそれを聞いて、宇宙に対する意欲がすごいなと感動しました。

僕の将来の夢は、宇宙関連の仕事に就くことです。僕が宇宙に対して疑問に思っていることは、宇宙に広さはあるのかということです。僕はそのことを、ぜひ自力で証明したいです。僕も渡部先生のように、宇宙についてとても詳しい人になりたいと思いました。そして宇宙に関する夢を、ぜひ実現させてみたいです。


 2組

 私は天体分野が苦手でした。しかし、渡部先生の講演をお聴きして天体分野はとても興味深いものだと思いました。その中でも、私が特に興味深いと思ったことは、「なぜ冥王星が惑星からはずされたのか。」ということです。私は、冥王星が惑星からはずされたことは知っていましたが、それがなぜなのかは知りませんでした。まず冥王星が惑星からはずされた大きな原因の一つとして惑星の定義が作られたことがあげられます。今までは、惑星の定義はなく、歴史が作っていました。惑星の定義は、太陽の周りを回っていること、十分重く、重力が強いため丸いこと、その軌道周辺で群を抜いて大きく、他の同じような大きさの天体が存在しないもの、この三つが惑星の定義です。冥王星の場合、2005年に冥王星より大きな直径をもつエリスが発見されたことから、三つ目の条件にあてはまらず、惑星からはずされてしまいました。一つ目、二つ目の条件を満たし、衛星ではない天体を「準惑星」と言います。冥王星はこの準惑星の中の一つです。また、エリスも準惑星の中の一つです。冥王星は惑星から降格されたというと、悪いイメージがありますが、見方を変えれば冥王星は準惑星という新しいカテゴリーの代表格として存在しているとも言えます。このように、一つの現象でも、様々な方向から見ることで、プラスにもマイナスにもなります

 最後に、渡部先生は「天文学者は誰が見てもあっと思うものは注目しない、ごみのようなカスのような見えないものを探している。」ということをおっしゃっていました。私はこの言葉を受けて、渡部先生は天文学のお話をされたわけですが、先生のお話は天文学以外にも、実生活においても応用できると思いました。例えば、人間関係にもおきかえることができます。私は今まで自分の目に映る友達の姿しか見てきませんでしたが、表に出ていない考えを推察したりすることで、より深い人間関係を構築できるのではないかと思います。昨年度学んだ道徳の授業で他者との個性を認め合い、多様性を受容することにも繋がる、とても貴重な講演でした。渡部先生、本当にありがとうございました。


 

 私は今回の渡部潤一先生の講演をお聴きする前は天体にそれほど興味もなく受験のときも苦手分野でした。そして、講演が始まった時もただ眠らないようにメモをとっていただけでした。しかし、渡部先生の講演を聴いているうちに、天体の面白さを知ることができました。渡部先生のお話は中学生の私たちでもわかりやすく、とても面白いお話でした。そして、私たちにまだまだ不思議が残る太陽系について調べる楽しさを私たちに教えてくださいました。

 中でも、私が興味を持ったことが2つあり、まず1つ目が惑星の定義についてです。今まで惑星の定義が決まっていなかったのに、ちゃんと星の区別が付けられていたのも凄いと思いました。そして、惑星の定義ができたことで、星は「惑星」「準惑星」「太陽系小天体」の3つにわけることができるようになりました。そして、この3つにわけたことで、冥王星は太陽系から外されたのです。外されたと言うとランクが落ちたように聞こえるかもしれませんが、ランクが落ちたわけではなく、準惑星の代表格となっただけなのです。2つ目は、彗星が予測出来ないということです。日食などは予測出来るのに彗星が予測出来ないなんて驚きでした。実際に、今までも何回も外れています。そして、次の彗星の予測は今年の12月上旬の明け方の東の空に満月並の明るさの彗星のアイソンが出るそうです。

 
私はこの機会に星空の観測を始めようかと思っています。渡部先生も予測出来ない、それが楽しいとおっしゃっていました。確かに、地球上のことに比べて宇宙は未だに謎が多く残ります。その謎がこれからどんどんわかるようになるのが楽しみです。



 3組

 私は、今回の渡部潤一先生の講話をお聴きして、天体について今まで以上に興味を持つことができました。

 まず最初に私は、渡部先生が色んな著書を出していていることに驚きました。私たちがよく目にする図鑑などの作成にも携わっていることがわかり、すごいなと思いました。

 そして、講話ではたくさんの天体についての話をお聴きしました。その中でも私が一番印象に残っているのは、大きいスクリーンを使って色々な天体を紹介していただいたことです。私たちの住んでいる地球や、太陽などはもちろん全く聞いたことのないような名前の天体がたくさんあってとても面白かったです。また、このような興味深い講話をお聴きすることができて本当に良かったです。

 今までは、学校で習ったり塾で習ったりする内容で満足して、天体についてそれ以上自分から学ぼうとすることはありませんでした。しかし、今回の講演会で天体についてもっと知りたいという意欲がわいたので、渡部先生の講話から学んだことなどをふまえて、自分でも調べてみたいです。

 そして最後に、これからは今回の渡部先生の講話でお聴きしたことを、これからの学習に活かして生活していきたいです。


 

  今回の講演会のテーマは大まかにいうと宇宙ということで、自分自身の苦手分野だったため、話の内容をきちんと理解できるか、正直不安でした。しかし渡部潤一先生は、私たちにも分かりやすく、笑いも交えながら話してくださったので、とても楽しく、難しい内容についても理解しながら聴くことができました。渡部先生は、冥王星が太陽系から外された理由や周期について話してくださいました。冥王星の話では、ほかの惑星との違いを詳しく知ることができ、また、日食や月食の観測に使われる周期の計算の仕方までも、質問に応じて説明してくださいました。これらの話で、苦手だった宇宙についても、少し興味関心を持つことができました。

 未知の世界である宇宙を舞台に研究をされていることが本当に凄いことであると思いました。研究を続けていられるのは、宇宙に対する探究心が尽きないからだと思います。私も、普段の学習から、「なぜ」「どうして」という探究心を大切にして、それぞれしっかりと理解をし、身に付けていきたいと思います。そして、今回の講演会で得たことを、活かしていきたいです。


 4組

  今回の講話では天文学について渡部潤一先生がお話をしてくれました。私は小学校の時、理科で天体の勉強をしましたが、そのときは覚えるのが大変難しいというマイナスのイメージを持っていました。しかし、今回の講話でそのイメージはなくなりおもしろい、もっと調べてみたいと思いました。

 宇宙にはたくさんの星があり地球もその一つです。私たちにとって地球はものすごく大きいですが地球を出てみてさらに遠くまで進むと地球が小さく見えて他の大きな星がたくさんあります。どんどん遠くに進んでも、進んでも、大きな星以上に大きな星があると言うことを知って宇宙は本当に広いんだなと感動しました。

 去年、金環日食が起こり江戸取でも見られるということで希望者で金環日食を見るイベントがありました。残念ながら私は参加しなかったのでとても後悔しています。次に取手近辺で観測できるのは約100年後だそうです。しかし大人になってからは仕事や旅行で観測できる場所に行けるかもしれないので機会があれば今度こそは見たいと思います。私は曜日が作られた起源を今回初めて知りました。暦の歴史などは聞いたことがありますが曜日についてはどうしてできたんだろうと、考えたことがなかったので今回知ることができて良かったと思いました。

 流星群や彗星の予報は天文学者でも大きく外れることがあるそうです。流星群に関してはたくさん見られるだろうと予測していたのに全然流れてこなかったり、彗星はすごく明るく見えるだろうと予測していたのが実際には非常に暗かったということがあるとおっしゃっていました。ですが「そういったことがあるから天文学はおもしろい」と思い天文学者を目指したそうです。私もその話を聞いて確かに予測できないのはおもしろいし、その予測を確実にしたいと思いました。星や太陽、月などについて知らないことがとても多くあり驚きました。渡部先生にいろいろなお話を楽しく、わかりやすく教えていただいて興味が一段とわきました。今回の講話で学んだことを忘れずに将来の役に立つことがあれば良いと思います。これからも天文学について本やインターネットを利用して調べ勉強していきたいと思います


 

 私は今までにも小学校の行事や親に連れられてプラネタリウムに行ったことはありましたが、今回の渡部潤一先生の講演をお聴きするまでは天文学にあまり興味を感じませんでした。しかし今回は違いました。渡部先生のお話は私たち中等部生にとってもわかりやすい内容でしたし、パワーポイントも音が鳴り、わかりやすい上に楽しみながら聞くことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。

  私は神話が大好きですが、天文学には星座の神話も含まれることを知りました。神話にはケンタウロスが出てきたり、ゴーゴンが出てきたりすることもあるため、とても人間離れしているところがあります。そうしたところが好きなのですが、滑稽なところがあったり、また何も隠さずに人間の愛情について書かれているものが多いため、とても人間らしさを感じます。そんな神話の他にも、私が好きなものがあります。それは流れ星です。流れ星には流れている間に願い事を3回言えば願い事が叶うという話があります。小さい頃は流れ星を見ると、必死で3回願い事をしていました。小学校に入り2年生ぐらいの頃には短縮して願い事を言うことを思いつき、とにかく3回言い終えるように声を出して言っていたことがありました。しかし、今は1回だけ心の中で唱えるようにしています。人から聞いた話ですが1回だけでも願いは叶うようだし、心から願えば夢はいつか叶えることができると信じているからです。

 日頃思っていること、やっていることが天文学につながっていると思うととても興味がわいてきます。これは渡部先生のお話をお聴きしているときに私が感じたことですが、将来の夢や職業につながっていくかもしれないと思いました。また新しいことを知り、考えることができました。これからも興味の幅を広げていきたいと思います。すばらしいお話をしていただきまして、ありがとうございました。
                               


 5組

 今回の講演会では宇宙の星と太陽系についてでした。もともと宇宙には興味があったのでこの講演会を楽しみにすることができました。講演会は、なぜ冥王星は惑星からはずされたのか、というところから始まりました。冥王星が惑星ではなくなったのは知っていましたが、なぜ外されたのか、その理由は知りませんでした。お話によると、冥王星は惑星の定義にあてはまらなかったので、準惑星になり、その代表となったのです。

 他にも流れ星が来る日や、天体のおもしろさなどの話もお聴きしました。そのなかでも特に印象に残ったものがあります。それはmitakaというものです。これは地球から始まって、太陽系、銀河へと見ていくことができます。これを見て宇宙は広いという当たり前の考えをさらに深めることができました。地球から始まり他の惑星が見えてきたかと思うと、小さくなって太陽系が現れ、また小さくなると色々な星も出てきて、太陽系が見えなくなったと思うと星がいくつも集まり大きな銀河が現れて・・・と宇宙の広さを実感できました。

 また、近々くる彗星の予測をしてハズレることがあるという話がありました。きれいに見えると思っていたのに全然見えなかった時や、またその反対の時もあったそうです。しかし渡部先生はそれがおもしろいと言っていました。私はその言葉もまた印象に残っています。
 
 この講演会でさらに宇宙は凄いしわからないことがまだまだたくさんあるんだなと思い、それが天体の魅力なんだと思いました

 
 

僕は今回、渡部潤一先生の講演会をお聴きして冥王星はなぜ太陽系から外されて太陽系外縁天体に分類されたのか分かりました。惑星と準惑星との違いは、まわりに似たような星があるかないかとおっしゃっていました。図鑑で調べたら、冥王星は岩石と氷でできていて、表面は窒素やメタンの氷で作られている事が分かり、準惑星でした。そして、二〇〇六年に打ち上げられた探査機ニューホライズンが二〇一五年に冥王星に接近する事が分かりました。この探査機が冥王星で何を調べるのか興味があります。また冥王星の軌道が一七度傾いているとおっしゃっていました。そして、調べたら他の太陽系外縁天体も軌道が傾いていて、冥王星より少し大きい準惑星のエリスは四十四度も傾いていることが分かりました。

 次に彗星が地球から見られる日の予測や、金環日食や皆既日食が起こる日を予測する天文学者の方々はすごいと思いました発見した方法で周期を計算して、地球にいつやってくるかが分かるので、僕達は常にニュースで情報をもらい、去年は、金環日食を見ることが出来ました。あの時は、とても感動し、一生忘れられない思い出となりました。図鑑で調べたら、彗星の仕組みは、ガスやちりが光って見えるもので、ちりの尾とガスの尾に分かれていて、頭部を取り巻いて光っているのもガスやちりで、この部分を、コマということでした。今年の十二月上旬の明け方にハレー彗星が見られると予想されていて、僕はとても興味がありぜひ見てみたいですが、日時がはっきりとしてないので、絶対に見られるか分からないのでドキドキします。

今回の講演会で知らなかった宇宙のことがたくさん理解できました。天文学者の方々は、まだまだたくさんの未知の世界がある宇宙を、一生懸命研究し、観察して、新しい情報を僕達に届けてくれます。本では難しく解説していることを、わかりやすく丁寧にお話していただいたので、宇宙のなぞに興味を持ちました。これから本などを読み、宇宙のことをもっと調べたいです。

6組

 渡部潤一先生の職業は天文学者です。研究内容は太陽系の中の小さな天体(彗星、小惑星、流星など)の観測的研究です。特に彗星・流星を中心に太陽系構造の進化に迫っています。今回の講演会では、金環日食や、しし座流星群、ハレー彗星などいろいろなことを学びました。

 最初は、金環日食について学んだことを書き記したいと思います。そもそも金環日食というのは、地球の自転と月の公転が偶然交わり、太陽が月によって隠される現象です。しかも、部分日食とは違い、太陽の大部分を隠されるので、太陽のコロナだけが見えることがあり、これをダイヤモンドリングと言います。そして、去年の520日に金環日食は起こっていて、このときは東京から鹿児島までの広い地域で観測ができました。金環日食は朝だったので、このときは家で見ていました。リングが出来たときも見ていたので、綺麗に思いました。しかし次に、取手で見られる金環日食は2312年の48日です。見ることは、出来ないので、自分のずっと後の世代の人に見てもらうことにしましょう。

 次に流星・彗星について書き記したいと思います。流星も彗星も星が流れ落ちるのだから、一緒だと思っていたので、調べてみました。流星というのは、夜間に天空のある点で生じた光がある距離を移動して消える現象です。原因は、太陽の周りを公転する小天体で流星物質といわれるもので、これが大気圏などに突入した時に出る摩擦で燃えたものを流星と言います。彗星というのは、太陽系小天体の主に氷と塵からなり、太陽に近づき、一時的な大気であるコマや、コマの物質が流出した尾を生じるものを指す。コマというのは、彗星核の周囲を取り巻くエンベロープ(星雲状のガスやダスト)につけられた名称です。彗星が太陽に近づいた時に放出された塵が、流星の元となります。

 このようなことを今回学び、宇宙の神秘に興味が出て来ました。人間とは小さなもので、まだ宇宙には分からないことが、たくさんあると知りました。とても貴重な体験が出来て、良かったです。


 

 今回、天文学についての講演会をお聴きしました。私はそこで大き二つのことを学びました。

 一つ目は、宇宙のスケールの大きさです。私たちは「宇宙」と一言で言ってますが、実際には私達の想像もつかないスケールだと知りました。例を挙げると、昨年の五月二十一日に日食(金環日食)がありました。日食は太陽・月・地球の順にほぼ一直線上に並んだ時生じる現象です。しかし、その日の天候など、様々なコンディションがそろわないと綺麗に見られず、東京では百七十三年ぶりに観測でき、次に観測できるのは三百年も先の話です。私たちは今まで教科書や本で日食の写真を見ているのでどういうものかを知っていますが、これはめったに見ることのできない神秘的ことなんだと実感しました。また、今の科学でも宇宙について一割もわかっていないそうです。そう考えると、いつも見ている星や空が大きく偉大なものに見えてくる気がします。

 二つ目は、チャレンジ精神です。渡部先生は小学校の頃に流星になると大騒ぎしていたのに、流れ星が一つも降らなかったことへの疑問を持ち、天文学者を目指したそうです。たとえ私に同じことが起こったとしても、「なんだ見えないのか」と愚痴をこぼすだけで終わってしまう気がします。小さなことにも、自分自身の手で調べることは簡単なようでとても難しいと思います。そして、天文学者になり、今まで続けられる天文学への想いの強さを尊敬しました。

 私は将来、理系の職業に就きたいと思っています。そのためには今回学んだように、教科書に書いてあることなどにとらわれるだけでなく、何気ない小さなことにも好奇心を持てるようにしたいです。そして「教科書にも載っていない、まだ人間の知らないこと」があるということを忘れないようにしていきたいです。そうすることで、将来につながる新たな発見や自分に合ったものに出会えると思います。講演会を通じて様々なことを考えることができました。これからの学校生活にも生かして生きたいです。



 7組

 僕は、渡部潤一先生のお話をお聴きして、思ったことがいくつかあります。

 一つ目に思ったことは、冥王星のことについてです。僕は、以前、冥王星が惑星から外されたことについて、疑問を抱いていました。しかし、講話をお聞きして、この疑問が晴れました。冥王星より大きい小惑星が見つかったから、冥王星は、惑星から外されてしまったのだなということを理解することができたからです。そして、もともと、惑星と小惑星の基準が決まっていなかったので、このときにはじめて、「球体であるかどうか」、「その星と同じくらいの大きさの仲間である星がいるかどうか」という二つの定義を新たに定めて、冥王星と、冥王星よりも大きく、最近発見された小惑星は、球体であり、惑星と衛星という関係ではない仲間の星がいたので、準惑星という部類に含まれるようになったということも、理解することができました。

 二つ目に思ったことは、彗星と流星のことについてです。僕は、今の天文学なら、どれくらいの明るさで、どれくらいの大きさで、どれくらいの数の流星が流れるということなんて、簡単に計算することができると思っていましたが、正確にわからないこともあるのだなということがわかりました。しかし、日食や月食などといった、ある程度近い場所で起こる現象は、かなり高い確率で計算し、わかるということもわかりました。

 三つ目に思ったことは、太陽系のことについてです。大昔は、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星などといった、たくさんの惑星があるということはわかっていませんでした。中世の時は、まだ地球のすぐ近くにあるような惑星や天体しか見つけることができませんでしたが、だんだん文明が進んで行って、望遠鏡がつくられて、遠いところでも、ある程度のところの惑星や天体なら見つけることができるようになり、さらに文明が進んでカメラをつくることができるようになってからは、さらに遠いところにある天体の写真を撮ることができ、発見することができるようになったということを聞いて、中世から現代に至るまでにとても大きく文明は進歩したのだなと思いました。そして、惑星の発見によって、昔のカレンダーは作られ、いまのカレンダーもその名残として、日、月、火、水、木、金、土、と受け継がれているということや、天体の動きによって、一年は三百六十五日となったので、角度は一周で三百六十度になったということもよくわかりました。僕は、昔の人々から今の人々が発見してきた天体によって自分たちの生活が成り立っているということがよくわかりました。そして、天文学は、たくさんの人々のいろいろな役に立っているということがよくわかったので、天文学は素晴らしい学問だなと思いました。


 

 今日の渡部先生の講話をお聞きして、今までは天文などにはあまり興味がなかったのですが、渡部先生の講話の内容はとても面白く、興味深い話ばかりでした。天文にも少し興味がわきました。私が一番驚いた事は、思ったよりも地球が小さかった事です。宇宙の全体画像を見た時、地球から遠ざかっていくにつれて宇宙の壮大さにも驚きました。また、冥王星が他の星と比べて極度に傾いている事に驚きました

 また、私は「すばる望遠鏡」について興味をもったので調べてみました。まず、すばる望遠鏡とは標高四千二百メートルのハワイ島マウナロア山頂にある大型光学赤外線望遠鏡です。光を集める鏡の有効口径八・二メートルという大きさばかりでなく画期的な観測性能を達成するために数々の新しい技術革新で装われた、新世代の望遠鏡です。そして、望遠鏡の役割はまず何よりも、多くの光を集めることにあります。すばる望遠鏡は、単一鏡として世界最大級の口径八・二メートルをもち、天体からの微弱な光をも集めます。高い解像度を実現するための様々な工夫が施されており、解像力の高さは、世界の大型望遠鏡の中でも特に高く評価されています。この性能は、望遠鏡を設置する場所を慎重に選び、最新の技術を駆使することによって実現されました。次に、「すばる」の由来です。「すばる」は、プレアデス星団という何個かの星の集まりの事を和名で言ったものです。遠く奈良、平安の時代から親しまれてきた星の大和言葉であり、「すまる」から転じたとされています。

 すばる望遠鏡は、太陽系内でもこれまで見えなかった微かな天体を発見しつづけています。私も、この講話を機にもう少し天文にも目を向けてみようと思います。



 8組

 私は今回の講話が天文学についてだと知ったときは難しい講話だと思い、講話内容についていけるかどうか不安でした。しかし実際に講話をお聴きしたところ、とても面白く興味深い話でした。その中でも私が特に面白しく、興味を持ったお話があります。

 その一つは冥王星が惑星から除外された詳しい理由についてでした。私は太陽に近い惑星から順に、水金地火木土天海と覚えて冥があればリズムが良くなると考えていたくらいでした。ですが、冥王星が研究すればするほど惑星とは異なるものになっていったことや、惑星の科学的定義がなかったことにはとても驚きました。私は天文学などにも完全でない部分が多くあるのだと感じました。

 次に彗星の予想などの話はとても興味を惹かれました。私は去年の5月21日に金環日食を見ることができました。しかし、様々な天体現象をはっきりと見ることはできません。だから私は天文学は未知のものであると再確認しました。

 そして最後に宇宙の姿を見るコンピューターのプログラムについてです。このプログラムで宇宙を見ていくと、私たちや様々な生物が暮らすこの大きな地球は太陽系から見れば小さいものです。もっと大きな目で見ていくと地球はもう見えなくなってしまいます。私はこの壮大さに圧倒されました。そして私にはもうひとつ驚くことがありました。それは渡部潤一先生の著書である「太陽系大地図」を持っている事です。早速読み返してみると彗星の項目であるページに彗星がいつ出現するか予想がつかない部分も天文学の面白さであると書いてありました。

 宇宙はあまりにも私たちが知る部分は少なくて未知です。だからこそ答えをひとつでも多く知ろうとして足を踏み入れていくのです。これは宇宙についてだけではありません。すべての学問において知ろうとする力が必要です。そして私はこの力を本校で身につけながら宇宙の不思議も知りたいです


 

 私は今回の講演を聞いて考えたことが沢山あります。まず一つ目が惑星についてです。先生は私たちに冥王星についてお話してくださいました。冥王星は2006年まで太陽系第9惑星とされていました。しかし今まで定まってなかった惑星の定義が、科学者たちによって決められたら冥王星は小惑星に分類されてしまいました。

 ではなぜ突然に惑星の定義が定められたのでしょうか。また、なぜ人々の宇宙に対する知識は深く広いものとなったのでしょうか。現代の望遠鏡はとても巨大です。すばる望遠鏡も8.2メートルという口径を誇っています。そうした技術の発展により、人間が見ることのできる規模はどんどん広くなっていき、やがて冥王星の大きさに疑問を持つようになります。冥王星は実はとても小さいという事実に気づくとともに、冥王星と同等の大きさの星を見つけてしまいます。これではいつ冥王星を越える大きさの星が現れるか分からないと判断した人々は先生を含む数人の天文学者を集めてグループを結成し、調査した上で惑星を定義づけし、さらに「小惑星」という新たな枠組みの作ったそうです。私はこの話を聞いてとても感動しました。理科というものが身近なようで、とても遠くのように感じ、とても面白いとも感じました。

 二つ目は「流星」についてです。先生は「流れ星について予測ができるが、確率がとても低いものである。でもその絶対でないところがまた面白い。」といわれていました。先生の言葉には、星に対する深い愛情があったように思います。私には何かを深く愛し、一途に取り組むといった経験がまだありませんが、それでも先生から感じることができました。私も将来、何か一途に取り組むことができ、他人に自慢することができる何かが欲しいと思いました

 三つ目は「地球」についてです。先生が講演の終わりに見せてくださった映像で見た地球はとても青く、美しかったです。私はそんな地球を見て環境について考えました。今、地球温暖化が進みつつあります。それに対抗するためにLED電球や太陽光発電の研究が進められています。しかし、工業の発展が進むにしたがって悪くなるばかりです。これから時間をかけて改善していくべきであると思います。しかし、地球温暖化が改善されても「ゴミ問題」が残っています。日本の富士山も世界遺産に登録されるまでは観光客によって捨てられるごみに悩まされました。ごみを回収する人間と増やす人間。増やす人間がいる限り地球環境は良くなくなっていく一方です。今回の講話は地球や宇宙に対する認識を改めるよう機会になり、また、それらを考えること、研究していくことが重要であることもわかりました