体験学習 感想文

 1組

 自ら求めて学ぶ姿勢を身につけることの大切さ、体験学習を通して改めて実感したことです。与えられた課題を確実にこなした上で、自修時間の確保に努めることが、私の今後の目標となりました。学ぶことの楽しさを教えてくれたインタープリターの方々を始め、お世話になった多くの人に感謝したいと思います。

 一日目の飯盒炊爨では、班のみんなと協力し、カレーライスを作りました。普段当たり前のように美味しいご飯を食べていますが、食事を作る事の大変さをつくづくと感じました。自分たちで作ったカレーライスは、やはりとてもおいしかったです。ただ、固いお米を口にした時、炊飯器で炊いたお米を毎日食べている自分が、どれほど恵まれているのかを思い知りました。それと同時に、親に対する感謝の念を抱きました

 二日目の環境学習は、最も印象に残っています。地質の班で、実際にハンマーで石を割り、四角形にする作業を行ったり、岩のがけを登り輝石を探し、採集したりしました。机の上ではできない貴重な体験を通して、学ぶことの楽しさを感じました。“参考書の内容を頭に入れることも大事だけれども、学ぶというのは知識の詰め込みではないんだよ。輝石という石の性質を記憶するよりも、実際に自分の目で確かめてみる方が大切なんだ” インタープリターの方がおっしゃっていた言葉です。私はその言葉に心を動かされました。学ぶことの意義を再確認できた気がします

 三日目は遊覧船に乗り、諏訪湖の水質調査をしました。自分の手で白色円盤を水中に沈め、目で確かめることで水の透明度がわかったときは感動しました。水質は以前よりよくなっているそうです。たくさんの人々の努力で、今の諏訪湖が存在するということを学びました。遊覧船の中から、ゆったりと景色を眺めながら、楽しい時間を過ごせました。

 団体生活をすることによって、友人関係が広がりました。今後の学校生活でもよい関係を築いていくために、思いやりのある言動を意識します。また、体験学習で徹底した挨拶は、相手の目を見て気持ち良くすることを心がけます。私は部活に入っているので、部活に入っていない人と比べれば、学習時間も限られています。だから、時間を有効活用する姿勢を確立することが重要になります。けじめをつけて集中して行えば、成果は出ます。朝食前の1時間、電車内での20分間の学習の積み重ねを大事にして、コマ切れ時間を有効に使う努力をしていきたいと思います。

 体験学習を通して、学ぶ喜びを感じられました。充実した楽しい三日間を過ごせたのは、とても素晴らしい体験をさせてくださったおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、今後の学習への取り組みに結び付けていきます。

 

 今回の体験学習を通して、私は学ぶことの楽しさ、友人の大切さを実感することができました。一日目の飯盒炊爨では、班の人全員で協力し、おいしいカレーを作ることができ、料理の大変さなども味わえて、とてもよい経験になりました。みんなの一生懸命な思いと、協力してできたという達成感がつまったカレーだったからこそ、おいしく感じられたのだと思います。みんなで一つの物事をやりとげたということは、大きな喜びとなりました。この時、友人ってなんて素晴らしいものなのだろうと、心から思いました。

 また、私がこの三日間を通して一番印象に残ったことは、二日目の「縄文のビーナス」です。ここでは、尖石考古館の館長さんを務めていた浜さんが、興味深い話をたくさん交えながら、一つ一つ丁寧に説明してくださいました。尖石考古館で、今見つかっている国宝の中でも一番古いと言われている「縄文のビーナス」を間近で見た時は、とても感動しました。浜先生も「縄文のビーナス」については特に熱く語ってくださり、大切に思っていることが伝わってきました。また、八ヶ岳山麓の縄文ムラでは、縄文人の住居跡を見学しました。普段の歴史の授業では、教科書や資料集などの写真を見るだけですが、実際に見てみるとその迫力に胸をうたれました。中は予想以上に広く、暖かかったです。このような住まいを考えた縄文人と柱の穴の跡だけから竪穴住居の全体像を作り上げた現代人のものの考え方の広さにとても感心しました。実際に様々な体験をすることで、机上で学ぶよりもはるかに多くの知識を身につけることができました。その上、楽しみながら学ぶことができたので、より一層心に残るものとなりました。これは、浜先生の分かりやすく興味を引く説明なしでは得られなかったことだと思います。だから、忙しい中時間を割いて私たちに話をしてくださった浜先生にとても感謝しています。

 三日目の環境学習でも、インタープリターの方が車山の山頂から下りる途中途中で様々な植物の説明をしてくださいました。天気はあいにくの雨でしたが、山頂からの景色は素晴らしく、生まれて初めて見るものでした。私の住んでいる所からは見ることのできない景色を山頂から見ることができて本当に良かったです。

 この三日間で私は楽しみながらもたくさんのことを得られたことを無駄にせず、最大限に生かし、また体験学習の目標であった三つのことをしっかりと頭に入れて、学校生活を送っていきたいです。特に私は、時間の有効活用ができるように努力していきたいです。勉強する時と、休憩する時とのけじめをつけて、規則正しい生活スタイルを築くことが今私がやるべきことだと思います。小さいことから一つ一つ積み上げていき、将来へとつなげていきたいです。

 2組

 私は今回の体験学習に、「時間を有効活用する姿勢を確立する」「団体生活によって協調性と互譲の精神を学ぶ」「体験学習を通し、自己の学習姿勢を確立する」という主に3つの目標を持って臨みました。「時間を有効活用する姿勢を確立する」については、三日間を通して、まだ課題の残る一番しっかりしていない部分です。この三日間の行程はとても大変でした。それにもかかわらず、時計をあまり見ずに行動し、集合がぎりぎりになってしまうことがありました。ですが「時間を大切にし、有効活用する」ということは、これからの自分にとって最も大切なことだと思います。私は部活動をやっているので時間をつくるのが大変です。だからこそ時間を大切にしていかなければならないと思います。私は今回の体験学習で、「時間を有効活用する姿勢を確立する」ことはできなかったものの、前向きに考えてみれば、「時間を有効活用する大切さ」は学べたので、これからの学校生活で学んだことを踏まえて実践していきたいと思います。

 次に、「団体生活によって協調性と互譲の精神を学ぶ」という目標は一番よく果たせたと思います。美味しいカレーを作るために班の皆で分担し、協力し合うことができました。目が痛くて辛そうな班員に向かって「大丈夫?代わろうか?」等の相手を思いやる声掛けも聞こえてきて嬉しかったし、私自身も交代したりとながらも、皆と協力してカレーを作ることができました。互譲の精神は特に、班行動で果たすことができました。体験学習では基本的に班行動でした。班行動というものは一人が遅れれば、皆が遅れてしまうように班全体に関わるものでした。だからこそ、班全体を見渡して、譲り合いをしながら、自分は何をすれば班全員のためになるのかと考える事ができるようになりました。今まで私の心にあった、自分のことを思う気持ちの一部が、相手のことを思いやる気持ちに変わることができたと思います

 最後に、「体験学習を通し、自己の学習姿勢を確立する」という目標については、これからに繋がっていくようなことを得ることができました。私は二日目の環境学習で「地質」を選択しました。その理由は単に、一年生の時地学が好きだったからという理由でした。しかし、インタープリターの先生の話を聞いていると私の知らなかったことは沢山ありましたが、楽しくてたまりませんでした。理科の分野でこんなに楽しいと思えたのは初めてでした。こんな気持ちを始めて体験したことで、「勉強が楽しいと思えるくらいまで勉強しよう」と思うようになりました。

 私は三日間の貴重な体験を通して果たせなかった目標もありましたが、三日間で以前より成長することができたと思います。体験学習で出来るようになったことはこれからも継続し、課題の残る部分は改善していくことでより一層、人として成長していきたいと思います。


 

 六月十九日から二十一日まで、長野県茅野市白樺湖で体験学習が行われました。体験学習では普段の生活とは違い、テレビ・パソコン・携帯電話がなく自然に囲まれた生活の中で普段できない体験をしました。その普段できない体験で私は、たくさんのことを学びました。

 学んだことの1つ目は、時間についてです。体験学習は団体行動なので遅れることはもちろんあってはいけませんが、さらに五分前行動で時間に余裕を持つことも大切です。そして、このわずかな五分という時間でも沢山のことができます。例えば、黙想をして心を落ち着かせたり、読書をしたりすることができます。このように、時間厳守のために五分前行動を行うことの大切さ、時間を有効活用する姿勢を学びました。

 2つ目は、挨拶についてです。体験学習は沢山の方のおかげで行うことができました。だから、支えてくれた沢山の方に感謝の気持ちを込めていつでも、どこでも、誰にでも、元気に挨拶することはとても大切です。特に食事会場で挨拶の大切さを学ぶことができました。初日は全体的に挨拶ができず、私自身も自分の席へ向かう、ということだけに集中してしまい、あまり挨拶ができませんでした。しかし、遠藤先生から注意を受けて、挨拶をすることの意味、大切さをもう一度確認することができ、そして2日目、3日目はきちんと挨拶をすることができました。

 3つ目は、学習についてです。体験学習では2日目、3日目に環境学習を行いました。環境学習では普段できない体験をすることができました。私は2日目の体験学習で霧ヶ峰の植物コースを選択しました。植物コースは御射山から八島ヶ原湿原までを植物を観察しながらハイキングをしました。一番驚いた植物はイタドリです。イタドリは茎の部分を食べることができ、マスカットのような酸っぱい味がして、とてもおいしかったです。よく、テレビや本で、生えている植物をそのまま食べているのを見ますが、まさか自分ができるとは思っていなかったのでとても良い経験になりました。そして3日目は諏訪湖コースを選択しました。諏訪湖コースは諏訪湖の水質調査を遊覧船に乗りながら行いました。諏訪湖の透明度とペーハー値を測定しました。諏訪湖の透明度は1.3で、霞ヶ浦と同じくらいか少し透明でした。ペーハー値は7.5でアルカリ性でした。今までになかった分野の知識を学ぶことができてとても良かったです。

 4つ目は、友達の大切さについてです。私は今回の体験学習で友達がいて良かったな、と思う場面がたくさんありました。例えば、一日目のハイキングや二日目の環境学習でのハイキングの時に、私は何度か滑ってしまいそうになりました。そんな時、友達は「大丈夫?」と声をかけてくれました。また、飯盒炊爨で、カレーに水を多く入れすぎてしまった時も、「大丈夫だよ。」と言ってくれました。私は優しい友達ができて、本当に良かったです。そして、私は友人にとても良い影響を受けました。同じ部屋の友達です。その友達は時間を見つけては勉強をしていました。私も勉強道具を持って行きましたが、あまり時間はないだろうな、と思っていました。だから、その友達の時間を有効にする姿勢と勉強をする姿勢がとてもすごいな、と思いました。今回の体験学習で確実に友人関係を築くことができたと私は思います

 私は、今回の体験学習で沢山のことを学びました。そして、学んだことを今後の学校生活で実践していきたいです。五分前行動をし、時間を有効活用すること、いつでも、どこでも、誰にでも、元気な挨拶をすること、今までになかった分野の知識を学ぶこと、友達と切磋琢磨することを実践していきたいです。



 3組

 私達中等部26期生は、619日から21日まで体験学習に行き、たくさんのことを学ぶことができました。1日目の飯盒炊爨では、部屋の班7人で、カレーを作りました。私はあまり料理が得意な方ではないのですが、班のみんながアドバイスしてくれて、美味しいカレーを作ることが出来ました。このとき、みんなが一致団結してカレー作りをしたことでより美味しくできたのだと思います。2日目の環境学習で、私は「水生昆虫の観察から、水環境と環境問題を探る」を選択しました。

 信州の水はとてもきれいであろうと考えていましたので、どのような昆虫が生息しているのかとても楽しみでいました。また、実際に川の水を見たことがなかったので、どのくらい川の水が綺麗なのか、実際に体感してみたいと思い、この講座を選択しました。インタープリターの先生のお話を聞くと、今回行く2つの川でも水環境が違うので、生息している水生昆虫は違う種類になるとおっしゃっていました。そこで、2つの川はどのように環境が異なるのか、とても興味が沸きました。今回行った音無川と大門川でも見るだけで分かる違いもありました。音無川の周りはコンクリートで固められていて、川幅も大体の場所で同じでした。大門川は周りが森になっていて、大自然の中に流れている川という印象をうけました。実際に水生昆虫を捕まえて比べてみると、大門川のほうが圧倒的に多くの種類の水生昆虫が生息していました。音無川には汚れた水を好む水生昆虫も生息していましたが、大門川には一匹も生息していませんでした。このことからも、音無川と大門川の水環境、水質の違いが分かりました。事前学習で調べていた水生昆虫以外にも珍しい生物も見ることが出来、川の水環境についても、知ることが出来たので、とても充実した学習ができました。

 3日目は諏訪湖での水質調査でした。普段体験することが出来ない諏訪湖の透明度の測定やpHの測定を体験しました。1人ずつ体験させて頂いたので、自分の目で確かめることが出来ました。ここでは、諏訪湖の水環境についても知ることが出来ました。

 私は生活委員として、食事の号令の担当もしましたが、それによって自分はクラスの委員長や副委員長と共にクラスを引っ張っていけないという自覚が高まりました。

 この体験学習でとても貴重な体験をさせていただいたことに感謝をし、これからの学校生活に、普段の生活にこの経験を活かし。学習に対しても更に意欲的に取り組んでいこうと思います。

 

 体験学習は私がずっと楽しみにしていた行事の1つです。1年生の時の研修旅行は江戸取生としての生活習慣を確立させるということが目的の旅行でした。だから、特に新しいことや興味のあることを学ぶということは出来ませんでした。しかし、今回の体験学習は日頃の授業だけでは学ぶことが出来ないことを、自ら体験することで知ることが出来ました。自分で体験して学んだことはよく記憶に残りますし、思い出に残ります。

 私は2日目に「縄文のビーナス」の講座を選択しました。以前から歴史に興味があった私にとって、初めて生で見る土器や土偶はとても魅力的なものでした。また、尖石にまつわる昔話や、縄文時代の家に関する仮説についても興味が沸きました。

 仮説に基づいて作られた縄文時代の家に、実際に入ってみた時には、沢山の感想と疑問が沸きあがりました。そこのすぐそばにある尖石考古館には、大量の土器が展示されていました。大きさは大小さまざまで、模様も1つ1つ僅かに異なっていました。土器の周りには、あらゆる装飾がなされていて、あまりの技術の繊細さに驚かされました。しかし、それらの土器をよく見てみると、割れた跡がいくつも見つかりました。

 果てしなく長い年月を地中で過ごしてきたわけだから、それは仕方がありません。後の説明で知ったことですが、展示されていた土器は、発掘された当初はほとんどがばらばらにくずされていたそうです。それを、現代の技術を駆使して丁寧に修復していったそうです。古代の作品の美しさにも感動しましたが、そんな素晴らしいものを現代によみがえらせることができる今の技術にも感動しました。しかし、私があらゆる縄文時代の遺産の中で、最も胸を打たれたのは、やはり縄文のビーナス・仮面の女神です。まず、展示室の雰囲気から他のものとは異なりました。展示室にその2つの作品だけが陳列されている光景は、少し異様でした。でも優しげな青い光に包まれてゆったりと並んでいるその様は、どこか私達を落ち着かせてくれました。優しくほほえむ縄文のビーナスと鋭い眼光の仮面の女神。見た目の印象は全く異なるのに、堂々たるその姿には共通するものがありました。是非もう一度見たいと思いました。

 3日目は「富士見高原コース」を選択し、ゴンドラを利用して山を登っていきました。山の上から見る八ヶ岳と雲海とのどかな田園風景のコラボレーションは、何とも壮大でたとえようのない素晴らしい風景でした。少し歩いていくとスズランの群生地に着きました。そこでも、私は心に残る素晴らしい風景に出会いました。スズランがかわいらしく咲いている先に、木々が生えその後ろに山がそびえている風景はとても綺麗で美しかったです。この富士見高原に来てよかったなと心から思いました。

 長野県には、夏休みに毎年旅行で来るのですが、今度の旅行は八子ヶ峰もいいなと思いました。

 今回の旅行では、あまり天候に恵まれず、雨でずぶぬれになりながらハイキングをしました。でも、こんな厳しさを含めての自然です。私はこの体験学習で本当の自然の美しさを学ぶことが出来ました。

 4組

 今回の体験学習では様々なことを学びました。特に2日目の体験は印象深いです。自然に関して今まで考えたことのない考え方をしました。八島湿原は日本の最南端にあるドーム状をした高層湿原です。また8千年の時を経ています。8千年もの時を経ていることを知っていれば自然に手出しできないと思います。八島湿原だけでなく他の草原、湿原においても理解することが大切です。

 霧ヶ峰高原に広々とした草原が多いのは標高が高く気温が低いこと、風が強く霧が発生しやすい、という理由が挙げられます。また草原を維持するために野焼き、刈り払い、樹木の抜き取り、棚の設置などが行われています。そのような中、草原、湿原への踏み込みや乱獲、ペットの連れ込みなどを行う人がいます。霧ヶ峰高原からすれば私たちは客です。人の家に行った際に人の家を荒らすことと、高原を荒らすことは同じです。自然を大切にする意識とモラル、謙虚な気持ち、草原維持への理解と協力があれば自然を荒らすことはできないはずです。自然の主人公は人間ではありません。人間は自然のごく一部であることを考えてくださいとインタープリターの先生に言われました。植物を動物が消費し、動物を菌類が分解し、菌類が無機物として植物が消費します。これらをふまえれば人間が自然の主人公でないことが理解できます。人間がトップであると思っている人は少なくないはずです。人間は自然界の一部に過ぎないことを理解し、地球を大切にする世界市民へなってもらいたいと先生は話されていました。自然を大切にし地球を大切にしていきたいです。

 他にも自然の力強さもまた知りました。植物は子孫繁栄のために群をなして、より多くの土地を得ようとします。実際に私が見たのは松の群の中にレンゲツツジが入り込んでいるところでした。普段なかなか入ることができない力強さを物語っていました。それ以外にもタンポポが日に当たるように周りの植物より高く伸びること。オオバコが人間に踏みつけられた後に植えるには人間の靴に種をつけること。そうした実際に見たり、聞いたりしたことからも自然の力強さを感じました。

 一番感動したことは、コバイケイソウの白が広がる景色を見たときでした。コバイケイソウは湿地に咲く花のため水の流れもわかりました。ミズナラという木の葉の裏は柔らかく、蕨は苦い、と目、手、舌、など普段は意識しないところで植物を感じることができ、植物班を選んでよかったと思いました。途中で先生が柵を見て「みっともない」とつぶやいていたことがとても心に残っています。柵がなければ人間は自然の中に入り荒らしてしまうのでしょうか。いつか柵がない状況で自然を楽しむことができる日がくればいいなと思います。道徳で学ぶ相手に対する思いやりの心は人に対するものだけではありません。植物にも思いやりの心を持ち自然を大切にしていきたいと思います

 

 この体験学習を通じてたくさんのことを学びました。そのうちの2つの話をしたいと思います。

 1つは挨拶についてです。1年生の時の最初の挨拶は小さい声でボソボソ言っているように思えましたが、今回体験学習の最初の挨拶は1年生の時よりも3倍くらい大きな声が出ていたと思います。1年以上江戸取での生活を送り、「なれ」も出てきてはいましたが、先生方に教わったことが根強く残っていることが改めて実感できました。挨拶はされる方もする方も気分がいいものです。また、朝家族や先生方に「おはようございます」、友人に「おはよう」ということによりこれから一日が始まる、今日もがんばろう!という気持ちになります。だから挨拶は日々の生活に欠かせない大切なものです。体験学習では何回も挨拶しました。ホテルの従業員さんや先生がたの気持ちのこもった挨拶はとてもうれしいものでした。自分も気持ちを込めて挨拶してみて感じたことは、感謝の気持ちは挨拶に表すことできると思いました。また挨拶と同時に会釈をすると、より相手に感謝の気持ちが伝わると思います。ふと周りを見てみると多くの人が挨拶と会釈の両方をしていました。そのとき頭の中に「すごい」という文字が浮かび上がったことをよく覚えています。私の家の近所の中学生は挨拶をしない人がいるというのは母から聞いていましたが、それどころか挨拶しても無視する人もいたそうです。きっと常に挨拶していないから急に人が通っても反応できずに挨拶ができないのでしょう。そんな中で江戸取の中学生は気持ちのこもった挨拶を心がけ、頭を軽く下げ大きな声ではっきりと挨拶しています。やっぱり小学生のときと違って中学生になってくると多少は自分から挨拶をするのがなぜだか恥ずかしく思うこともあります。それらを踏まえて考えてみるとやはり江戸取生はすごいなと思います。そして全体だけでなく私自身も成長したと思います。終わって振り返ってみると去年よりも気持ちのこもった挨拶ができていたと思います。また、挨拶することが恥ずかしいという気持ちもなくなりましたし、大きな声ではっきりと挨拶できるようになりました。

 2つ目に学びの姿勢についてです。私は二日目に諏訪大社に行きました。私たちが歴史で学んだたくさんの人たちが絡んでいました。ひとくくりに諏訪大社といっても有名な武将から農民まで幅広く関係しています。たくさんの背景があることがわかりました。それらのことを深く調べ学ぶことで頭の中でいろいろな知識と結びつき大きくひとつにまとまりました。私はこの体験から一つのことを深く掘り下げて調べ学ぶことが大切だということを学びました。



 5組

 私にとって今回行われた体験学習は、様々なことを学ぶ良い機会となりました。この三日間であまり話すことができなかったクラスの人と話したり、飯盒炊爨では班で協力して準備や片づけをしたりと、みんなで協力できたと思います。みんなで協力した飯盒炊爨で作ったカレーとご飯はおいしくて、協力すると大変なことも乗り越えられ、協力することは大事だということを学びました。これからのクラス全員で協力しなければならない行事は紫峰祭です。成功できるように、みんなで協力して、一生懸命がんばりたいと思います。

 5分前行動は、今回クラスでは守ることができていたと思います。数十秒や1分の遅れは1回だけ出てしまいましたが、他は全て5分前集合を守れていた気がします。私の班は10分前に到着する、あるいは部屋を出るなどして、班全体で時間に余裕を持って行動していました。そうすれば、万が一のことがあっても対応できる可能性は大きくなります。学校生活の中でも、5分前行動、5分前着席はがんばりたいと思います。

 今回、特にこれからも徹底しなければならないと思ったことは「挨拶」です。初日は中々できなくて、遠藤先生に注意を受けてしまいました。本当ならば、注意をされなくてもきちんとできていなければなりません。私自身も初日は元気な挨拶が出来ていなかったと思います。2日以降は、ホテルの方やJTBの方、先生方、バス会社の方々にもしっかりと挨拶が出来たと思います。

 特に三日目は一番良かったと思います。これからも「いつでも、どこでも、誰にでも、何度でも」ということを心がけて、学校でもしっかりとした挨拶をしたいと思います。2日目の学習が終わる直前に、インタープリターの先生から、「日本にもこのような素晴らしい学校があることを知りました。ぜひ長野県の小中学生にも伝えていきたいです。」という言葉をおっしゃって頂いた時、正直に言うと嬉しかったです。そのようにおっしゃって頂けると、しっかりやって良かったと思います。それで、三日目には自分に自信がつき、元気な挨拶が出来たと思います。なので、これからもしっかりがんばろうと思いました。元気な挨拶をすると気持ちが良くなります。将来働いてからも大事です。きちんと挨拶をして、挨拶の出来る大人になりたいです

 体験学習が終わったからといって、挨拶をしなかったり、5分前着席を守らなくていいということは、決してありません。体験学習の後なので、さらに出来ていなくては体験学習に言った意味がありません。学校生活でも再度気を引き締めていきたいです。また今回の体験学習にかかわった家族、インタープリターの方、ホテルの方など、本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

 私は体験学習で、協調性と互譲の精神、学習に対する新しい見方を学ぶことが出来ました。まず1日目からです。体験学習ではクラスメイトと寝食を共にします。同じ行動をすることで、相手の気持ちを考えることが出来ます。そうすると相手に対して思いやりの心を持つことが出来ます。思いやりこそが団体生活をしていく中で、とても重要だと思います。飯盒炊爨では、一人ひとりの仕事をきちんとやりながらも、お互いを助け合うことが出来ました。体験学習を通してみても、そういう場面がたくさんあったと思います。お互いに譲り合うという気持ちも、しっかり学ぶことが出来ました

 協調性や互譲の精神などは、社会に出ても大切なものです。一緒に仕事をしていても、助け合わなければ1つの仕事をやり遂げることはできません。なので今回はよくそのことについて学ぶことができたと思います。

 二つ目についてです。体験学習で特に楽しかったのが、環境学習でした。そこでは、新しい発見や考え方などを学ぶことが出来ました。私が入った班は、北八ヶ岳の地質についてです。この班では地層を見たり、山に登って石を採取したり、実際に石を割って中を見たりしました。今まで身近にあったものの新しい一面を見ることが出来ました。また、いつもと違う学習をすることで、より深く日々の勉強に取り組むことが出来ると思います。諏訪湖の遊覧船でも水の透明度などを測る時も教科書には載っていないようなことを知ることが出来ました。

 また環境学習では、学習面だけではなく、たくさんの感動に出会うことが出来ました。地層を見たときには色や形が違う層が何重にも重なっているのを見て、地球の歴史の古さを実感できました。こういうことは、教科書を見るだけでは、あまりピンときませんでしたが、実物を目で見ると、「大きいなあ」という気持ちが自然と湧いてきました。他にも、山を登るとき、大きな岩があって登るのは大変でしたが、頂上に着いた時には達成感があったし、頂上から見た景色は、雲と木、空が一番に広がっていて、とても感動したのを覚えています。

 この体験学習では、いつもの学校生活では学べないようなことを改めて知ることが出来ました。また、友達のことをよく知ることができたし、あまり話したことがない人とも仲良くなることが出来ました。体験学習で学んだことをそのままにしないで、しっかりと生かしていきたいと思います。

6組 

 私は、体験学習に行く前は楽しみな気持ちと不安な気持ちがありました。しかし、当日になるとそんな不安は無くなり、体験学習から帰ってくる時は今以上に江戸取生としての自覚を高めようと思いました。この三日間は一年生の時の研修旅行とはまた一味違う体験学習になりました。一年生の時はまだ中学校生活に慣れていなくて、友達とあまり話すことがありませんでした。しかし、今年はもう中学校生活に慣れ、友達とも早く仲良くなることが出来ました。

 一日目の飯盒炊爨では、私はカレーを担当しました。作る時間をなるべく早くしないといけないので、最初の頃は「早く。」と急かされたりもしました。そんな中でも冷静に作業が出来た人もいたので見習いたいと思いました。結局、カレーのルーは思っていたよりも上手に出来、お米の方は芯が残っていましたが食べられないほどではありませんでした。カレーはあまり好きではなかったのですが、みんなで作ったので美味しく感じられました。短い時間でしたが、この中で全員で協力することや互いに出来ないことはカバーしあうといった様々なことを学びました。

 二日目の「霧ケ峰の気象」では霧が濃く、頂上では目の前がほとんど見えませんでした。また、気温も十度と、六月とは思えないくらい寒かったです。霧が晴れた時は遠くの方に霧がかかっていて、霧や雲を見下ろすことが出来ました。その景色はとても幻想的で飛行機に乗った時を思い出させてくれました。

 三日目の環境学習では、自然のスズランを見ることができ、ゴンドラからは野生の鹿も見ることが出来ました。今までは人工的に育てられたものや飼育されたものしか見たことがありませんでした。だから今回は、私にとって初めて自然のものを自分の目で見ることが出来ました。鹿を見た時の場所がとても急斜面だったので、そんなところを歩くことに驚きました。こういった体験から自然の力ってすごいなと思うようになりました。

 この体験学習では、自然を大切にすることだけでなく、自分のことを自分でやるということも学べました。一日目が雨で体操服が濡れて靴下が汚れてしまいましたが誰も洗濯してくれる人はいません。その上、洗濯機も無いので手洗いで汚れが落ちるまで根気強く洗わなければいけませんでした。家にいる時は服が汚れても洗濯カゴに入れるだけでしたが、今回はこういったことも経験し、親の大変さも分かることが出来ました。晴れていた方が気分的には良かったかもしれませんが、雨が降っていたからこそ、このことは学べました。これからは体験学習で学んだことを必要以上に生かせるような江戸取生になりたいです。

 

 今回の二泊三日の体験学習では、学んだことや改めて考え直すようなことが沢山ありました。それらの三つについて述べます。

 一つ目は、自然の豊かさとそれの様々な問題点について改めて考え直すことがあったことです。私は二日目の体験学習で「野鳥を通して植生や自然の変遷を探る」という講座を選択しました。主に野鳥を観察し、鳥に関する知識を増やすことができましたが、インタープリターの先生は鳥類についてだけでなく、それぞれの鳥に関係する植物や動物、生態系などについても話してくださいました。それによって私は、自然界というのは全てが繋がっているのだなと実感しました。しかし、私が鳥類を観察した八島ケ原高原や踊場湿原では人間が自然の中でゴミを捨てたり、観光によって人間が増え、草や花が踏まれて緑が減ってしまったりしているそうです。私は、自然が破壊されつつあるということは知っていましたが、実際に実物や看板を見て、もっと真剣に取り組むべきなのかもしれないと思いました。鳥だけでなく、様々な自然に触れることができた貴重な時間だったと思います。

 二つ目は、協調性や互譲の精神について、自分の中で、自分なりに心掛けたことです。体験学習の目的の中に、「団体生活を通して協調性と互譲の精神を学ぶ」とありました。私はこのことを大切にして過ごしていこうと思っていました。クラスメイトと寝泊りを共にする、行動を共にするときに大切なのは、協調性や互譲の精神が必要だと思ったからです。違う環境で育ち、違う考え方を持つ、自分とは違う人々と同じ生活をすることは、すれ違いや思わぬ非難の言葉が心に湧き出ることもあると思います。しかし、その上で皆と行動を合わせて協力し、助け合うことができる人になりたいと思いました。クラスの人々と共、団体生活を通して今回学んだことをクラスの中で生かすことができたらいいなと思います。

 三つ目は、感謝の気持ちです。インタープリターやホテルの人はもちろん、費用を出してくれた親にも感謝したいと思います。また、バスの運転士さんやバスガイドさん、食事やお弁当を作ってくださった人達など、自分が何気なく当たり前に受け止めていることを、きちんと考え直して当たり前に受け止める前に感謝の気持ちを表していきたいです。

 この他にも、私が学んだことは沢山あります。目的の中には、時間を有効活用すること、自己の学習姿勢を確立することなど、これからの生活に大切なことがありました。それらを事後学習を通して深めるとともに今後に生かしていきます。



 7組

 今回の二泊三日の体験学習を通して、自然の偉大さや楽しさを学びました。また、この体験学習では、規則正しい生活を送り、一つ一つのことに責任を持って行動しました。

 一日目、雨の中がんばって歩いた後は、班の人と協力してカレーを作りました。普段、普通に食べているカレーが、意外と難しくて驚きました。ご飯も少し固くなってしまいましたが、班の人達で一生懸命に作ったものなので、不思議とおいしく感じられました。

 二日目と三日目に選択した授業は、「植物」と「車山高原」です。二日目の「植物」では、霧ヶ峰高原と八島々原湿原に生存している植物や地形の特色などを学びました。そこで印象に残ったのは、大自然の中で生きる植物達の姿でした。霧ヶ峰では、年々遷移が進んでいます。遷移とは、元々そこに生存していたわけではない植物の群落が、時間をかけてその土地に群落をつくって生存し始めることです。インタープリターの先生は、「植物達は、日々遷移と戦いながら生きている」とおっしゃっていました。植物達は皆この場所に生存し続け、子孫を残すことに必死なのです。ただ生えているだけの植物達は楽しそうでいいなあとなんとなく思っていた私にとって、この一言はとても意味のある言葉になったと思います。言葉を発することも動くこともできない植物達の、必死に生きようとしている姿は、図鑑で見た写真とは違う、強くてたくましい姿に見えました。また、植物でさえ日々の中で必死に戦っているのだから、私はもっと普段からの生活をしっかりしていかなければならないと思います。三日目の「車山高原」では、車山高原に生存している植物や、そこから見える景色についてのことを学びました。三日目にインタープリターの先生が説明して下さった植物の中には、二日目に見学したときの少し発展した内容の説明もあり、二日目で身につけた知識の上にさらに知識を得ることが出来ました。夏の日のリフトは初めてだったので、下に雪がないリフトは新鮮でした。リフトから見た景色はとても綺麗で大きく、感動しました。歩いている時は残念ながら景色は霧のためあまり見えませんでしたが、リフトから見た景色が強く印象に残っています。

 今回の体験学習では、自然の大切さや楽しさを、実際に大自然の中で学び、それと共にこれからの学校生活を有意義なものにするために時間厳守、早寝早起きなどの、規則正しい生活を送りました。そこでは、友達と協力してカレーを作ったり、寝食を共にして、友達との仲を深めることが出来ました。二年生のうちでクラス全体をまとまって同じ課題に取り組むのは紫峰祭のみです。普段から何事も目標を持ってやっていきたいです。

 

 僕は、今回の体験学習で得たものが三つあります。それは、「協力することの大切さ」、「時間を有効活用する能力」、「自然の素晴らしさ」です。「協力することの大切さ」を得たのは、グループで行った飯盒炊爨の時です。僕は、米を洗う仕事でした。この仕事は比較的早く終わったので、野菜を切っている人、火を熾している人の手伝いをしました。そして、その全ての作業が終わった後、煙で目が痛くなったため皆で順番に煮込みました。この時、僕は「協力することの大切さ」を得ました。ほかの人が目が痛くなったら、すぐにまた別の人が手伝うこの動作が協力だと思います。なので、皆で協力し合いながら作ったカレーの味は格別でした。とても良い経験になりました。

 「時間を有効活用する能力」を養えることが出来たのは、班内での行動に理由があると思います。僕の班の目標は「必ず五分以上前に目的地に集合する」です。この目標を定めた意味は、二つあります。一つ目は、「相手をいやな気持ちにさせてしまわない」です。自分たちのためだけに相手を待たせるのは、相手を不愉快な気持ちにさせます。二つ目は「相手の命を削ってしまわない」です。道徳でも習いましたが、時間は命と同じです。ですから、たとえ一分しか遅れなかったとしても、相手の命を奪ったと言えてしまいます。食事や学習の集合時間を守り、お風呂も決められた短い時間で入らなくてはなりません。家で生活している時は、自分の好きな時間にお風呂にゆっくり入り、食事も自分のペースで食べています。しかし、体験学習のような集団生活では、皆が決められた時間を守って行動することが、充実した仲間との思い出を作るためには大切なことだと思いました。

 最後に「自然の素晴らしさ」を何よりも感じることができ、とても貴重な体験をすることが出来ました。二日目は「湿原とその周辺に生息する鳥類」を選びました。ここで自然の素晴らしさを体験しました。僕は十四種類の鳥を見ることが出来ました。後、沢山の種類の植物や虫も見ました。これらは、この素晴らしい自然があるからこそ、見ることの出来るものです。その素晴らしい自然の中での国鳥であるキジです。僕は三回も見ることが出来ました。色はとても鮮やかで、かなり大きかったです。このような自然でも我々人間に破壊されつつあります。僕も自然を守らなければいけない本当の意味がわかりました。ですから、まず自分を守っていきたいです。

 今回の体験学習はただの遊びではなく、将来の自分の夢に向かう大事な土台です。このことを忘れず、江戸取で学ぶことの出来ない自然の素晴らしさも忘れずに今後の学校生活を送り、心豊かなリーダーになりたいです。

 8組

 楽しかった体験学習もあっという間に終わってしまいました。この三日間はとても充実していて忘れられない思い出がたくさんできました。1日目は八島湿原でハイキングをした後に、飯盒炊爨でカレーを作りました。八島湿原のハイキングはあいにくの雨でしたが、みんなと楽しくハイキングをすることができました。普段雨の中を歩く機会があまりないので、雨の中のハイキングは新しさがありました。飯盒炊爨も火をおこすところからみんなと協力してやりました。自分たちで作ったカレーはとろみがあまりなく、さらさらしたスープカレーのようになってしまいましたが、なんだか特別な味がしました。このカレーはできた後の味なども大事ですが、みんなと協力してカレーを作ったということが一番大事なことだったのではないかと思います。

 二日目は環境学習でした。僕は地質の講座で岩石に関する様々なことを学べました。午前中は鉄平石の採掘所に行ってそこで働く人の話を聞いたり、実際にハンマーで鉄平石をたたいて割ってみたりしました。ここで採れた鉄平石は土木用の石や、敷石として使われ、主に関西地方に出荷されているそうです。昼食は屋外で自然に触れながらみんなで食べました。このようにして食べるご飯は、とてもおいしく感じました。午後になってまず、大河原峠に行って岩脈について学びました。岩脈というのはマグマが地上に出てくる前に冷え固まってしまったものです。岩脈の岩石はとても硬くて割るのが大変でした。ようやく割ることができ、観察してみると先程の鉄平石と比べて色が違うことに気がつきました。これは安山岩質のものと、玄武岩質のもの含有率の違いで色が違うそうです。大河原峠の次はトキンの岩に行って輝石を採取しました。輝石はとても小さいので探すのが大変なのだろうと思っていましたが、そこらじゅうにたくさんあってすぐに見つけることができました。

 三日目は車山に行きました。予想通り山頂付近の温度はかなり低く寒かったです。服は4枚も着ていきました。しかし冬の長野は更に寒くなり、0℃を下回る日が続くそうです。今回の体験学習は忘れられないものとなりました。この三日間の貴重な体験を通してこれからも一生懸命自ら学んで生きたいと思いました。

 

 あっという間に二泊三日の体験学習は終わってしまいました。一番印象に残ったのは二日目の環境学習です。私は霧ヶ峰高原の気象についての学習に参加しました。私たちは気温などを観測するために車山高原という場所に登りました。しかし最初のほうは順調であったものの、途中から雨が降り出したので雨合羽を着用して登りました。雨の中山を登るのは思っていたよりも歩きずらく、とても大変でした。がんばって登り続け、頂上の1925メートルに到着するとそこの景色は私の想像をはるかに超えるほどとてもきれいな景色が広がっていました。そこには富士山もうっすらですが見ることができました。車山高原の1800メートルの時と1925メートルの時との気温差を調べるとやはり頂上の方が気温は低くなっていました。その他にも雲のできる場所や霧と雲の違いは何かなど、今まで知らなかったことをインタープリターの先生に教えてもらうことができました。又、その先生には気象に関すること以外の植物なども詳しく教えてもらえました。この二日目の環境学習でたくさんの知識やその土地に関することなどの理解が深まり、とても勉強になったと私は思います。また、飯盒炊爨ではおいしくカレーを作ることができました。最初はうまく作れるかとても心配でしたが、班のみんなの一人ひとりが協力し合いながら作ることができたのでとてもうれしかったです。ご飯はやわらかく作れましたが、カレーのルーがスープ状になってしまい残念でした。しかしみんなで作った初めてのカレーはとてもおいしく最高でした。

 三日目の環境学習で私は富士見高原の講座をとりました。ゴンドラに乗れるという事で、私はとても楽しみにしていました。実際にゴンドラに乗ってみると思っていた以上によく揺れ、スピードが速かったため、少し怖かったですが、楽しかったです。ゴンドラに乗り終わった後も私たちはたくさんの花と植物を見ることができました。また、赤岳などの山々も見ることができました。一日目と二日目の疲労がたまり、歩くのがとても大変でしたが、たくさんの緑を見れてとても気持ちが良かったです。帰りに再びゴンドラに乗ると怖さがもうなくなっていて、外の景色を楽しむことができました。

 今回の体験学習を通して学校では学べないことや貴重な体験などをたくさんできて、とても勉強になりました。又、五分前行動や挨拶なども心がけてできたと思います。特に挨拶は先生方やホテルの方々を見かけたら大きな声で挨拶ができたのでよかったと思います。これらのことは体験学習の期間だけやるのではなく、学校にいるときや今後継続できるようにしていきたいです。そして今回の体験学習で学べたことをどこかで活かすことができたらいいなと思います


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