私が江戸取に入学してから7か月が経ちました。届いた制服を着て「江戸取生になれる」と思い、とても嬉しく感じたこと、入学式の前日に8時登校をするべきなのか迷って、早すぎる時間に登校したことが昨日のことのようです。しかし、ほんの半年と少しの間に多くのことができるようになりました。広い学校の中で迷うこともなくなり、たくさんの教材や提出物の管理に四苦八苦することもありません。勉強面では自分なりの方法を考え、多くの知識を得ることができました。部活動や総合学習とも両立させています。失敗や後悔も多いですが、小学生のときよりは明らかに少なくなりました。
私がここまで大きく変わることができたのは、やはり江戸取の力だと思います。先生方は、理想とそれを実現するための具体的な行動の両方をしっかりと教えてくださいます。また、今回の講話にもあったように「〜期生」という結びつきが非常に強いことも、私を変えてくれた原因の一つだと思います。初めの頃に何度も話のあった「切磋琢磨し合える友人関係」そのものである同期生、部活でいつもお世話になり、尊敬の対象である先輩方、江戸取だから作れる人間関係だといつも感じています。
そしてもう一つ、江戸取を江戸取らしくしているのは「規律」だと思います。制服は正しく着る、学校に必要のない物を持ってこない、当たり前のことが当たり前にできているというのは、何よりも大切なことです。また、電車内でのマナーについての注意をしてくださるのも「他の学校とは違う」という前提があってこそのものだと思います。もちろん電車内でのマナーは守らなければなりませんが、もし守っていない人がいたらお互いに注意し合えるという江戸取が、私は大好きです。
そして、私はこの学校で夢を叶えるために少しずつ努力をしていきたいと思います。その夢とは「活字に関係した職業」に就くことです。出版社、新聞社、図書館司書、翻訳家など、どれも私の得意な文系科目を生かして働くことができて、多くの人に情報を伝えられる素晴らしい職業だと思います。このような職業に就くためには、勉強の他に多くのことが必要です。これは一人で身に付けようと思うと難しく、また、かなりの時間がかかります。しかし、江戸取にはすべてがそろっています。勉強できる環境、先生方のお話の中にもある「授業では習えないこと」、紫峰祭や総合学習で磨かれる発想、行動力など、恵まれているとしか言いようがありません。
一日一日が早く終わってしまう今、私は江戸取で全力を尽くします。先生に言われたことだけではなく、自主的に様々なことに参加して、学び、楽しみ、残りの5年半を実りのあるものとしたいです。
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