1組

 今年、私は初めて文化祭をつくる側になりました。去年までは客という立場でいくつかの学校の文化祭へ行っていましたが、今年からはお客さんを「迎える」立場として紫峰祭をつくっていくことになるのだと思いました。
 私のクラスは、研究発表のテーマを決めるのは早かったのですが、実際に模造紙を書くなどの準備を始めたのは、この学年で後ろから一番目でした。他のクラスは夏休み中に準備が始まっているのに、1組は何もしていない状態だったので、かなりあせりました。そもそも、模造紙を書き始めたのが9月後半でした。周りのクラスが廊下の装飾をしているというのに、まだ役割分担が決まっていない、ということもありました。それでも、10月に入るとどうにか終わりが見えてきました。
 そして、紫峰祭当日になりました。あれだけ遅れていた1組でしたが、なんとか紫峰祭らしい、教室をつくることができ、たくさんの人に来ていただきました。私はアトラクション係として、宝くじの説明をしました。宝くじが意外と人気だったので、うれしかったです。
 初めての紫峰祭だったので、失敗も多かったと思いますが、同じクラスの人と一つのものをつくりあげるという、良い経験ができました。来年はもっと良い紫峰祭をつくり、お客さんを楽しませたいです。
また、紫峰祭で深まったであろうクラスの団結力をもっと深めていきたいです。



2組

 2組は、宇宙の謎と神秘について発表することになりました。今まで全く興味がなく、おもしろそうだと思ったことは一度もありませんでしたが、少しずつ調べていくうちに、宇宙の広大さに魅力を感じました。謎が多い分、色々と想像したり考えたりすることが多い気がします。なんだか楽しかったです。
 全体的に模造紙が完成し始めた頃にはもうすぐ紫峰祭という時期でした。各班の模造紙の出来もよく、もうすぐなんだと実感させられました。教室内の装飾では、チームワーク良く、順調に進んで行きました。分担しながら放課後もギリギリまで頑張っている人もいました。そして、翌日、本番がやってきました。2組のみんなで作り上げた努力の結晶となる作品です。とても素晴らしいものが出来上がりました。
 1日目は、初めてだったせいか、お客さんへの対応が不十分である部分がありました。1日目の反省を2日目に活かし、内装を変え、ゲームの種類を増やし、2日目に間に合わせました。2日目は宣伝の方にも力を入れて頑張りました。そうしたら、午前中だけで200人を超えました。みんな生き生きとした顔をしていて、とても楽しかったです。私達が宣伝していた場所は、2組の目の前のラウンジでした。そこでは、お客さんや他のクラスの宣伝の人達などでとてもにぎやかでしたが、それもそれでとても楽しかったです。
 お客さん達の笑顔や生徒達の元気でやる気に満ちあふれた顔などを見ると、なんだか心が温かくなるように思います。紫峰祭を通して、心も成長できたのではないかと思います。来年も頑張って最高な紫峰祭に出来るよう、努めたいと思います。
  


3組

 今回の紫峰祭でクラスが1つにまとまり、協力し合えたと思います。夏休み前から準備していてアイデアを出したり協力して作りました。手が空いている時には他の班の手伝いをしたりしました。準備では、私は歴史について調べる班でゲームはストラックアウトをやりました。でも、しっかり立たなかったり曲がったりしてしまいました。でも、前日準備では、机に固定したりしていろいろな工夫をしました。当日もボールを強く投げて、こわれた所が何カ所かあったけど、放課後にこわれないように補強して、2日間乗り越えました。
 紫峰祭はとてもお客さんが多く、たくさんの人が教室に来てくれました。でも、全く入ってこない時間があり、その時も私も呼び込みをして入ってもらえるように一生懸命やりました。いろんな方が来てくれて、幼稚園児から大人まで幅広い年代の方が来てくれました。特に年配の方や障害者の方にはゲームのときに、一般の方より基準を前にするなどその場に応じた対応をしました。
 他の学年の研究発表を見ると、クラス全体で模造紙の内容がまとまっていたので、来年はそのように書くようにしたいです。そして、来年のクラスを一つにしたいです。あと、子供の目線はもっと意識してやっていこうと思います。模造紙の説明やゲームのルール説明も来年はもっと分かりやすく説明していきたいと思います。
 


4組

 紫峰祭で最も僕の心に残ったのは、茂木健一郎先生の講演会です。この講演会は、たいへん明るい雰囲気で、聞いている人をステージの上に呼んでおもしろいことを考えさせたり、先生の体験談をおもしろおかしくお話しされたりながら、先生が最も伝えたいことをおっしゃっていました。
 先生のお話の中で、僕が最も印象深かったのは、やる気の出し方に関するお話でした。僕は今まで、テストに対して、最初はやる気があっても、テスト直前になると全くやる気がなくなる、ということがしばしばでした。そのことについて、僕は昔から何度も悩んでいて、思いついた解決策をすべて試していましたが、すべて失敗してしまっていました。今回の講演会では、そのやる気の出し方についてのお話があったので、とても興味深く聞くことができました。その内容は、「自分のレベルより少し高い位置に目標を置く」というものでした。そうすることで、脳のやる気を出す部分が刺激され、やる気が出るようになるとうかがいました。僕はその方法を早速家へ帰って試してみました。そうすると、初めて自分からやる気を出して勉強することができました。
 僕は、この講演会で、勉強の仕方について学ぶことができました。今後、この方法を使って、期末テストや中間テストで良い点を取りたいと思います。
 


コンサートの様子


5組

 私は、学校の行事に関わる委員をやってみたいと思い、紫峰祭実行委員になることを決意しました。小学校では、文化祭がなかったので、主催者側になるのは初めてでした。だから、夏休み前から話し合いが始まった時は「こんなに早くから準備をするんだ」と驚きました。話し合いの時は、きちんと意見をまとめられるか不安だったけど、みんなが積極的に意見を出してくれたので、まとめやすかったし、進行もしやすかったです。
 教室の飾り付けや机の配置が、なかなかきまらなかったりして、注意を何度かされましたが、前日の準備をみんなで頑張ったので、終わりました。色々な実験や模型なども考えて一生懸命に取り組みました。そこには、実験の仕方を教えてくれたり、サポートをしてくださった先生方がいました。そして、無事に紫峰祭当日をむかえました。
 お客さんの呼び込みをしたり、受付をしたりするなど、みんな積極的に参加していました。最初は緊張したけれど、慣れていきました。本番中にも、先生方がアドバイスをくれて、さらにいいものになっていきました。お客さんの中には、話を聞いてくれて、質問をしてくださる方や説明の仕方が丁寧でわかりやすいと言ってくださった方もいて、うれしかったです。
 あまり、他のクラスの出し物を見て回ることはできなかったけど、とてもいい思い出になりました。
 


6組

 今回の紫峰祭は、私にとってとても印象深いものとなりました。クラスでは夏休み頃からそれぞれの班で実験をし、まとめる。普段の総合学習より、さらに熱心に取り組んでいたと思いました。また、私は、始めのうちは自分の班で手一杯でした。しかし、少しずつクラスのことを考えられるようになり、わずかですが自分の成長を感じ、とてもうれしく思いました。そして、前日、当日の合計3日間は、私の立てた計画や出したアイデアがあちこちに見られ、達成感で一杯でした。クラスでの「協力」が一番発揮される行事はやはり紫峰祭だと思います。
 また、私はクラスだけではなく、演劇部にも所属していて、今回の紫峰祭では大ホールで「夢から覚めた夢」を演じることになりました。最初のオーディションでは希望の役に落ちてしまいましたが、「子供」というセリフは少なくても舞台に長くいる役をもらって、一生懸命練習しました。私はこの舞台が初めてだったので、本番前にはとても緊張して少し震えてしまうほどでした。しかし、先輩方に励まして頂き、無事失敗もなく公演を終えることができました。そしてこの、励ましてくださった先輩も何年か前にはこうして励まされていたのかと思うと、感謝の気持ちとともに、来年は私が励ます立場なのだ、と感じ、今まで以上に頑張ろうと思いました。
 クラスではリーダーとしての責任感、みんなで協力して一つのテーマに向かって努力する楽しさを、部活では、舞台は「役」「裏方」どちらが欠けても成り立たないこと、舞台を終えた後の達成感、満足感をそれぞれ得ることができました。 この紫峰祭で、私は少し成長できた気がします。まだまだ至らない点も多くありますが、日々努力を忘れずに頑張っていきたいです。
   


7組

 僕は今年紫峰祭実行委員を務めました。その中でこれからも役に立つような経験を3つしました。
 まず1つ目は企画を考えるときに中心になって活動したということです。今回はテーマを決めるとき、クイズを考えるとき、ゲームの細かいルールを決めるときなど、みんなで話し合って何かを決めることが多く、1人1人がただ作業しているだけでは全体の完成につながらないと身をもって感じました。
 次に2つ目は、お客さんに対して実際に模造紙の内容を説明できたことです。考えてみると、今まで学校の外から来て下さった相手をお客さんとしてきちんとコミュニケーションを取ったことはあまりありませんでした。将来大人になってからは、お客さんと接することは必要になるので、良い経験になりました。
 最後に3つ目は紫峰祭を終えたときに達成感を感じられたことです。今回は実行委員として人一倍仕事が多く、疲れたこともあったけど、その分成功させようという思いは強かったためお客さんがたくさん入いり、楽しいと喜んでくれたときは、とても達成感を感じました。
 今回の紫峰祭の経験や学んだことは、これからの生活や来年の紫峰祭で活かしていけたらいいなと思っています。
   


8組

 10月4日と5日に、紫峰祭が行われました。紫峰祭前日の朝に教室で準備を始めたとき、明日本当にこの教室にお客さんが来てくれるのか、正直不安でした。でも、当日、1日目は625人、2日目は725人のお客さんが入ってくれたので、嬉しかったです。予想以上にたくさんのお客さんに入っていただいたのは、みんなで協力したからだと思います。
 紫峰祭の準備は夏休み前の話し合いから始まり、準備は少しずつ進んでいました。でも夏休み前の話し合いでは、まだ紫峰祭まで時間があったこともあり、全然まとまりませんでした。みんなで本格的に作業な作業ができるようになったのは、紫峰祭が近くなってからだと思います。特に一番みんなで協力できたのは、前日だったと思います。仕事をしていない人が誰もいなくて、みんな自分で仕事を探していた雰囲気がすごく良かったと思います。班の人とはもちろん、ほかの班の人とも協力して準備ができてよかったです。
 教室をいくつかに区切って装飾したのは大変でしたが、その個性的な装飾を見て入っていただいた方もいました。みんなで頑張って装飾し、準備したことが結果に出てよかったと思います。また、シフトに入っていない人が自由時間を割いて宣伝に回った事も実ったと思いました。私も宣伝をしたので、少し喉が枯れてしまいました。当日は班関係なく、暇な人が積極的に宣伝をしたり受付をしたり人数をカウントしたりして、みんなで動けて良かったです。私も宣伝をしていて、自分の一言でお客さんが入ってくれるのはとても嬉しかったです。みんなで協力していい結果を残せてよかったです。