1組 「勉強法は人それぞれ

 学習アドバイスで卒業生が共通でおっしゃっていたことがありました。それは勉強法は人それぞれであるということです。元から持っているものが違う他人の真似をしても成績が上がるということはなく、それを僻んでいても何も始まりません。自分には自分のやり方があり、自分のペースを守ることが大切だということは、卒業生の先輩方から聞くととても参考になりました。
 大学受験を乗り越えた先輩の言葉には深みがあり、たくさん努力をしてきたことが伝わりました。素直な人は成績が伸びる、とよく言われます。私は本当にその通りだなあと思います。自分に正直に、出来ていない問題とは一つ一つきちんと向き合ってこれからは解決していきます。
 自分は、こんなに努力しているのに、と思うときがたくさんあります。だけど、自分よりももっと努力している人がいるということを忘れてはいけません。また、自分で自分を限ってはいけないということを心に留め、人の何倍も努力していこうと思いました。
 卒業生を囲む会という形で、卒業した先輩方から貴重なお話を聞けるのは他の学校ではないそうです。私たちは、代々続くこの伝統に感謝し、そして、先輩方よりも受験でよい実績を残すことで恩返しをしなければなりません。私は、医学部に現役合格し、是非、卒業生を囲む会という場で後輩達にアドバイスをしてあげたいと思いました。

 

1組 「自分のペースを守る」

 私は医科コースに所属しており、明確に夢が決まっています。ですから、私と同じ夢を実現された先輩方のお話を伺うことができたことが特に刺激になりました。多くの先輩がおしゃっていた他人を気にせず自分のペースを守るという言葉は私の心にとても響き、勇気付けられました。というのも、私はつい最近、友達と話していて自分の要領の悪さに落ち込むことがあったからです。「先生に体系数学3周はしろ、と言われたら自分は5周だと素直に思える人は伸びる」という言葉を聞いて私は、人より多く、地道に努力することの大切さを感じとりました。改めて、人は人、自分は地道に努力して上を目指し、努力を自分の強みにしていきたいです。具体的にこれから実践していこうと思うのは、自分に1番会った学習法を見つけることです。早く自分が1番成長できる方法を生み出そうと思います。教科面での具体的な目標は、数学を苦手にしないことと、英語を伸ばすことです。2年生までで英語は完成させるつもりです。数学については、私は秀でた才能がないので、努力をしないと良い成績をとることができません。私は今、このことに落ち込むことなどしません。自分自身を受け入れ、努力で成績を上げます。友人や仲間とお互いに切磋琢磨しあえる質の高い集団を目指したいと考えています 。

 

 

2組 「勉強に対する姿勢」

 今回の卒業生を囲む会では、東大を始めとした難関大学に合格された先輩方の貴重なお話を訊くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。まず東大に合格した多くの先輩方が定期試験や到達度試験に向けて全力で勉強していたと知り、大変驚きました。そして当たり前のことですがこれはとても重要なことだと感じました。これからは小さな試験もおろそかにせずに全力で努力していきたいです。そして僕の今までの東大に抱くイメージは、生まれつき天才だけが行く大学だというものでした。しかし、先輩方の話を聞くと、どうもそういうことではなく、コツコツと努力して、高二の後半くらいから急に成績を伸ばしたというようなタイプの人が意外に多いということが分かりました。逆に言うと、高一や高二の前半はそこまでよい成績ではなくても、今の時期から本気で努力すれば、東大にも合格することができると思います。今回の卒業生を囲む会に参加して僕は今、勉強に対するモチベーションが高くなっています。この気持ちを一時的なものにしないで、これからも忘れないようにしたいです。 

 

2組 「一歩一歩前進する」

 大学受験を乗り越えてきた先輩方のお話を現在の自分の勉強に対する姿勢を客観視しながら、そして約1年半後の自分を想像しながら聴きました。東大は私の中で「日本で最難関の大学」というイメージが占拠しており、それが東大を志望する動機に結びつくことはありませんでした。しかし、結果として今私は東大を志望しています。それは、卒業生を囲む会やキャンパスの見学などを通じて、東大の持つ魅力に気づけたからです。その一つとして挙げられるのが、今回来て下さった東大に在籍中の先輩方も強調して話されていた「進学振り分け制度」です。進みたい専門分野がまだ定まっていない私にとっては、幅広い教養を学び、自分の適性と能力を見極める2年間が与えられるこの制度は、とても魅力的です。また、それだけでなく、整えられた研究環境、質の高い教授陣、出会える学友、そのすべてが魅力であり、最難関の入試を突破した者が学ぶに相応しい場所であると感じました。今自分に何が必要か、そのためには何をすべきか、日々問いかけながら、着実に勉強をこなし、合格へと一歩一歩前進していきたいです。

 

 

3組 「強い決意」

 今回の卒業生を囲む会については、今までとは比較にならないほど自分を奮起させたと思う。というのは、今年に入ってやっと私は大学受験を意識し始めたからだ。志望大学ほどは決まっていたが、それに対して具体的なアクションをしていたかと問われるとそうでもなかった。日々の勉強といえばその日の授業を復習したり、予習したりで、以前の復習などは行っていなかった。それが危機感を覚えてやっと過去の問題集に手を出したのが数ヶ月前だ。今までずっと先のことだと思っていた受験が急に身近に感じられたものだから、先輩方の話はすうっと入っていくような気持ちさえした。
 その中でも印象的なのは、東大に受かった先輩の話だ。何でも、学校で使われている数学の問題集を十回近くも繰り返していたと言う。自分は努力型だから、とその先輩は言うのだが、何が彼女をそんなにも突き動かしていたのだろうか。東大へ行くという強い決意だ。私とその先輩の違いを考えてみると、きっと第一に挙げられるのは強い決意だと思う。獣医学部に行きたいと、ことあるごとに言っている私だが、頭の中は漠然としているままだ。大学というのはとにかく遠い。自分が大学生になった時のことなど想像できない。これをもし想像することができたなら、精神的な支柱となって夢を支えてくれるだろう。実感が大事なのだ。
 実はこの先輩は部の先輩なのだ。自分も大学に受かったときに、体験談を話すことで誰かの起爆剤になりたいと感じた。

 

3組 「本気になること」

 今回、このままでは大学に受からないという事がはっきりわかりました。今からでも本気になって学習し、実力を伸ばさなければ勝負にならなくなってしまうことを自覚しました。大切なことは、失敗しても決して諦めないことです。僕は常々高い目標を持つことを意識しています。その時によく考えるのが、現実不可能な夢を抱いていては夢のまま終わってしまうということです。しかし、今回の卒業生を囲む会を通して、自分が本気にならないからいつまで経っても不可能なままであって、不可能だと思ってしまうから本気になれないのだということを学ぶことができました。いくら理想を掲げても、力がなければ夢のまま終わってしまいます。つまり、理想を掲げ続けるのは自由ですが、合格するためには本気になる覚悟をしなければいけません。そのことに対する責任を感じることなく、理想が自分を上げてくれると勘違いしていては、夢には近づかないことを自覚しました。
 合格した先輩方が一番伸びた時期に自分が入っていこうとしているこの時期に、遊んでいては決して勝てません。いよいよ、自分の夢のための受験戦争が始まったように感じます。

 

 

4組 「無駄に時間を過ごさない」

 今年は今までで一番刺激を受けた卒業生を囲む会となりました。理由の一つは、もう自分が受験を意識して生活しなければならない学年になったからだと思います。「高2の夏からでは遅い」とずっと思ってきたのに、もう高2の夏をすぐに迎えてしまいます。卒業生を囲む会に来てくれた先輩方は、高1から勉強を本格的に始めている人がほとんどで、とても焦りました。無駄に過ごしている一日が後々後悔につながるのだと思うと、これからは無駄に時間を過ごさないように気をつけないと、周りにどんどんおいていかれてしまうという気持ちが一層強くなりました。先輩方が高1の時点で本格的に勉強を始めているので、もちろん同じ学年の友人たちの中にも頑張っている人はたくさんいるはずです。なので、私も周りに差をつけられないように、周りに良い意味で差をつけられるように努力していかなければいけないと思っています。
 高2の夏に勉強合宿があります。それをきっかけに、きっとみんなどんどん受験に向かって勉強をしていくと思います。友人の頑張っている姿を見ながら、自分も気を引き締めて勉強しようと思えるように、お互い切磋琢磨していける友人関係と環境を作っていけたら良いと思いました。もう受験に対して、しっかり目を向けていかなければいけないと改めて思うことが出来たので良かったです。

 

4組 「量を重視した勉強」

 卒業生の先輩方の話を聞いて、勉強への向き合い方を再度考えさせられました。私はただ勉強量の少なさを効率がよいという言葉で言い換えていただけでした。私たちは江戸取という学ぶことに充実した場所で勉強しているため、当然難しい問題や受験で必須な問題もある程度知っています。したがって勉強の質を考えると私たちは非常に有利な状況で勉強することができているのです。結論を言ってしまうと受験を成功させるには量を重視した勉強をすることが必要です。先輩方の体験談をお聞きして共通しているところは、勉強に追われるように毎日を過ごしていた点です。高3の終盤になれば誰もが焦り、勉強に追われます。しかし受験に成功している先輩は高1ですでに焦り始めていました。焦るということは自分のやらなければならない勉強を把握していることだと思います。勉強に終わりがないのと同様に受験まで焦りや不安は消えません。焦りや不安が募る一方で先輩方のモチベーションの上げ方は様々ですが、中でも多いのは今まで自分がやってきた量への自信や積み上げられたノートを見て勇気を出すことです。量をこなすことで後々自分の力を信じる道具にもなりますし、自信も自然と湧いてくるのだと思います。量をこなすには日々の積み重ねだけです。先輩の話を聞いて私もあと一年半、全力で勉強しようと決心しています。
 

 

5組 「夢を叶えるために」

 この学校を卒業された優秀な先輩方の生の声を聴くことができとても有意義な一日になったと思います。高2から大学受験までのとても現実味のあるお話でした。このお話を聴いたことで約1年半後に迫った入試に対してのモチベーションが上がりました。
 自分には夢があります。それは人々の生活の助けとなる新しい物質や薬品を開発することです。この夢を叶えるためには当然大学へ入り研究を進めなければなりません。高度な知識も要求されます。そのため大学受験という難関を突破しなければならないのです。
 今回のお話は自分が夢を叶えるための大きな助けになりました。先輩方もいつも平坦な道を歩んできたわけではなく、いろいろな挫折を乗り越えて目標を達成できたのだということが分かりました。先輩達の話をお聴きして勇気がわき、がんばろうという意欲がわき出てきました。
 高2は夏休みに入ると勉強合宿もあります。その前に先輩方のお話を聴くことができて大変良かったと思います。ここで学んだことをしっかりと身につけ、大学受験で満足した結果を残せるように、今をしっかりと過ごしていきたいと思います。 

 

5組 「努力が全て」

 多くの人が、東大生に抱くイメージとは何でしょうか。「天才なんだ」「もともと頭が良いんだ」、こんなところだと思います。しかし、東大生みんなが天才ではない、東大に入れるほどに頑張った「努力家」なのだ、ということが、卒業生を囲む会を通して分かったことです。自分の努力は必ずどこかで報われるし、何よりも自分の自信となるものだ、ということを、どんな先輩も共通しておしゃっていもした。自分の高校3年間の生活を、胸張って堂々と話している先輩方の姿を見たら、「努力が全て」という言葉は本当に正しいんだな、と感じました。私も、2年後、卒業したときに自分の3年間のプロセスを、自信を持って話せるくらいに、文武両道、充実した高校生活を送っていこうと、決意しました。私は部活に入っていて、現役生の中では最高学年です。部活内の全ての高校一年生、中学生から見て、先輩です。自分達が最高学年になって、ひしひしと感じているのは、「先輩の役目とは技術を伝えるだけでなく、全てのことにおいて見本となり、勇気を与える存在でいることだ」というものです。それは、勉強の方でも一緒です。「努力次第で、東大にも医学部にも行ける」、こんなことを後輩に示すことができたら、どれほどの勇気を与えることができるでしょうか。まずは私が、「どんな人でも最高峰に行けるんだ」ということを示したいと思っています。

 

 

6組 「薬学部の道へ」

 私は卒業生を囲み会に参加して、自分には努力が足りないというと、つくづく感じました。私はテスト前は勉強時間が多いですが、テストが終わると気が抜けてしまい家でほとんど勉強をしなくなってしまいます。しかし先輩の先生の話を聞いていると、気を抜いている暇など全くないのだと思いました。私は夜遅くまで起きていることが出来ないので、朝早く起きて学校に来るまでに勉強時間を確保しようと思います。また、私は模試で思うような結果を出すことが出来ずに悩んでいました。模試のような難しい問題に全く手も足も出ず、も位階散々な結果でした。私は難しい問題を解かなくてはいけないと思うあまり、難易度の高い問題集を買って解いてみるものの、難しすぎて結局勉強になりませんでした。しかし先輩方の話を聞いていると私には応用力も勿論そうですが、基礎力が足りないのではないかと思いました。私は基礎が固められてないのに応用問題を解こうとしたために上手くいかなかったのだと思います。だからしっかり基礎力をつけてから応用問題に挑戦していきたいと思います。また、先輩方もおしゃっていましたが、あれこれと参考書を買うのではなく、学校で購入した問題集を完璧に解けるようになるまで何回も解き直すことが大切なことだと思いました。私は将来薬学の道に進みたいと思っているので慶応大学の薬学部に在籍していらっしゃる先輩のお話はとても参考になりました。そして薬学部にいくには相当な努力が必要なのだということも痛感しました。しかし薬学部は就職の面から考えてもとても魅力のある学部であることが分かり、相当な努力をしてでも私も薬学部の道に進みたいと思いました。

 

6組 「最後に勝つのは努力した人

 先輩方の大学受験合格までの道のりをお聞きして、私は「最後に勝つのは努力した人」だということを感じました。勉強は「質掛ける量」。質とは何をやるか、どうやるかということで、量とはどれだけの時間勉強したかということだと学びました。ですが、高二生の今は圧倒的に量が必要だと聞いて、気合いと根性で乗り越えるしかないと思いました。また、高二生のうちに、英語と数学に力を入れて完璧にすることが大学合格に繋がると先輩方が仰っていたので、完全習得できるように頑張りたいと思います。
 私は今、行きたい大学があります。ですがその大学は今の私には手の届かないところにあります。だからといって、諦めるつもりはありません。「追いかけ続ける勇気があればすべての夢は必ず実現できる」と先輩のお話の中にあったように、私もその通りだと思うからです。少し前までは、行きたい大学だけと、無理ならしょうがないと思っていました。でも今は違います。自分から夢を諦めて逃げ出していたことを恥ずかしく思います。自分を見直すきっかけを下さった先輩に感謝しなければいけないと思います。これから私は夢を実現させるために、自分のペースを守り、難しい問題は他の人も解けないんだと思えるくらい勉強して、志望大学合格を手にしたいと思いました。

 

 

7組 「受験を意識する」

 高2になり、本格的に受験を意識しながら参加した今回の卒業生を囲む会は、私にとって、とても良い刺激になりました。
 田中先輩は、一緒に勉強する仲間がいたことの素晴らしさを語ってくださいました。先輩が「一緒に勉強した仲間には本当に感謝しています」と言ったとき、先輩が泣きそうになっているのを見て、仲間がいることが受験を支えたのだなあ、と強く感じました。
 しかし、まだ私のクラスのメンバーは、まだ全員が仲間だという意識を持っていないと思います。これから共に受験勉強をしていくに当たって、自分は一人ではないという意識を持てることは、精神的な支えになります。これから、クラスの結束力を高めていきたいと思いました。
 また、田中先輩は、とにかく基礎が大事だと話されていました。すべてに於いて土台となるのは基礎力です。高3では、文法などの基礎の学習に使う時間は殆どありません。基礎を固めるのは、高2の今の時期が最後の機会です。私はそう思って、基礎を固めるためにできるだけ多くの時間を使っています。
 
田中先輩の言葉に励まされて、これから、もっと頑張ろうという気持ちになりました。

 

7組 「東大に行きたい

 今回、卒業生を囲む会に参加して、私はとても良い刺激を受けました。今までも、卒業生を囲む会の度にモチベーションが上がっていましたが、高校2年生になって受験が近くなってきたからか、あるいは分科会の方に来られた先輩達が二人とも東大だったからか分かりませんが、これまでよりずっとやる気になっている自分に気がつきました。そしてなによりも、あまり明言をしていなかった私ですが、今回は「東大に行きたい」と強く思いました。目指すところが最高峰なので、当然、沢山努力をしなくてはいけません。そして勿論、勉強が大切です。具体的になにをするかと言うと、まずは授業を予習、復習も含めて大事にすることです。ここで述べた大事なことは、どれも当たり前ことばかりです。逆に、当たり前ということは、成功した先輩は皆やっていたということだと思うので、自分も当たり前のことを当たり前にやっていくつもりです。こんかい、話をしてくださった先輩達は皆楽しそうに自分の体験を語っていました。私も今のやる気を保ったまま努力をし、そしていつか夢を達成し、自分の後輩に伝えたいです。そのためにも、今頑張っていこうと思いました。 

 

 

8組 「仲間とがんばる」

 卒業生を囲む会に参加して、先輩方の体験談を聞きましたが、去年とは比較にならないほど僕に良い影響を与えてくれたと思います。僕達は全体会、分科会あわせて5人の先輩方の話を聞きましたが、その中で印象に残った話があります。
 それは全体会で田中先輩が話していたことで「仲間とがんばった。」という話です。田中先輩は何度も受験勉強を一緒にがんばった仲間への感謝の言葉を発していました。受験に成功した先輩方は皆同じことを言っています。僕には想像しかできませんが確かに受験勉強を一人でやるのはとてもつらそうな気がします。切磋琢磨できる仲間がいれば、互いに伸ばし合うこともできるし、追い込みの時期でも気持ちを切らさずに仲間と一緒にがんばれると思います。田中先輩の話を聞き、そういう仲間がいると強いと思いました。現在僕は普通科文系に所属していますが、このクラスには勉強に対する意識の高い人もいれば低い人もいます。僕は男子の中でもすべての教科を含めると成績はあまり良くありません。しかし、周囲はどんどん目覚めていって意識が高まっていると思います。クラスの目標があってそれを皆すごく意識して毎日の学習を怠らない人がたくさんいます。僕はこのクラスの友人達が来年の受験を乗り越える受験仲間になっていくのではないか、と考えています。
 この囲む会はモチベーションが上がる良い機会であったと思います。これから受験を後悔しない結果にしていくためにもがんばっていきたいと思います。

 

8組 「大学受験に向けて」

 僕は今回の「卒業生を囲む会」に参加して、どのように大学受験に向けての準備を進めていけばよいのかということを学ぶことができました。正直なところ、僕は最初はあまり、この「卒業生を囲む会」に対して期待を抱いていませんでした。なぜかというと、この「卒業生を囲む会」にいらっしゃる卒業生の方々は数多くいる卒業生の中から選ばれた、ごく一部の人間達であり、僕のような、あまり成績の良くない人間にとっては大して役にたたないのではないかと考えていたからです。しかし実際に参加をし、話をお聞きすると、僕が思っていたよりも卒業生の方々は普通の人たちであり、話の内容もとても為になるものでした。僕は、「卒業生を囲む会」にいらっしゃる卒業生を自分とは関係のない別世界の人間という風に思っていたので、今回の話の内容にとても衝撃を受けると共に、やはり大学受験というものは才能などではなく努力によって制するものであるということを改めて再確認することができました。しかし、志望校を決めるといっても僕はまだ大学についてほとんど知りません。ですからまずは、どんな大学があるかを知るために、自分から大学について調べるようにしていこうと思います。そしてその時に、今回の「卒業生を囲む会」で聞いた卒業生達の生の声を参考にして志望校を決め、その大学に合格できた時には今度は僕が、「卒業生を囲む会」に出て、後輩達を導けるようになりたいと感じました。

 

 

9組 「受験と勉強法」

 高校2年生になって迎えた今回の卒業生を囲む会では、新しい発見に加えて、既に自身の経験により気が付いている勉強法を、先輩方の話を聞いて再確認できたという印象が強く残りました。
 合格した先輩方には共通点がありました。それは、自分自身に対して大きな自信を持ち、自分の勉強法を最後までやり抜いたということです。先輩方は、「受験勉強法は一人一人が違っていて良い」と話していました。勉強法に王道はなく、自分を信じて時間を大切にしながら、こつこつと勉強を積み重ねてゆくことがとても大切であると学びました。
 また先輩方は、受験勉強をする日々が「辛く楽しい」ものであったと話していました。僕は勉強をしている中で「辛い」または「楽しい」と感じたことはありますが、この二つの相反する感情が同時に続いたことはありません。もっと勉強をすることで、この体験をしてみたいと思っています。
 先輩方は、「高2から始めれば間に合うが、高3になって始めても間に合わない」と話していました。僕もそのように思います。約1年半後の大学受験に向けて、僕は今回の卒業生を囲む会で得た教訓を生かして、これからの生活や勉強の質を向上させていこうと思います。

 

9組 「素直になる」

 高2として迎えた今回の卒業生を囲む会での先輩方のお話は、今までの中で一番現実味があり、具体的なイメージを持つことができました。
 分科会に来て下さった先輩方が共通しておっしゃっていたことに、「定期試験の勉強の大切さ」があります。これは常々、先生方からも言われていることです。実際に、私自身も高2になって改めて定期試験の重要性を感じました。それは良い成績を取るということだけでなく、基本的なことから細かいことまでの知識を得るために、授業に真剣に取り組み、忘れないように復習するという、本当に基本的なサイクルを作り出す点においても重要なのだと思います。そのためには、毎日やることが大前提となります。高2までの積み重ねがその後に影響するのだと思います。私は高2までの積み重ねの中で、抜けている部分が多いと思います。部活との両立が上手くいかなかった、ただ単に怠けていたなど、理由を探せばいくらでも出てくると思いますが、過去はもう戻ってきません。今からやるしかないのです。では、どうすれば良いのか。自分の苦手なところを潰していく他にないのではないかと思います。自分の苦手を知るということは、自分を分析するわけですから、自分自身と正面から向き合うことになります。目をつぶらないで向き合うには、素直さが必要だと思います。ずっと私に欠けていたものです。自分に、あるいは他人に対して素直になっていこうと思います。

 

 

10組 「学習への取り組み方」

 僕は去年に続き、今年も卒業生を囲む会に参加させていただきました。たった1年しか経っていないけれど去年とは大きく違うものがありました。それは聞く姿勢です。去年はまだ入学して間もなくて、受験のことについてもよくわかりませんでした。しかし、1年経った今、高校2年生として受験に対する意識が大きく変わったと思います。
 お話しの中で一番興味深かったのは、日々の学習に対する取り組み方です。難関大学へ受かった先輩たちは、細部にこだわった努力を毎日コツコツ続けていた、ということです。また定期テストを大事にしていたということも分かりました。
 さらに、今回もう一つ得たことは、自分の志望校を定め、その学校を貫くということです。今までいろいろな言い訳をして定まってはいませんでしたが、今日を境に志望校が決まりました。まだまだ学力が足りませんが、もう絶対に変えたくありません。わざわざ高校から江戸取りに入学させてくれた親への恩返しのためにもそこを目指して頑張っていきます。

 

10組 「今がんばる」

 今回、卒業生を囲む会に参加して難関大学に現役で合格することのできた先輩方からたくさんのお話を聞くことが出来て本当に有意義な時間を過ごすことができたのだなと思いました。話を聞いて思ったのが高2の今の時期がとても重要だということです。江戸取に入ってなんだかんだでもう1年が経ってしまいました。このまま大した努力もせずに受け身の体勢のままでいたら同じようにあっという間に三年生になります。三年生になったら本格的に受験モードで時間がないと思います。高2の時にもう少しやっておけばよかったと難関大学に合格することの出来た先輩でさえもそう言っていたので、本当に今がんばらなければいけません。私は基礎が完璧というわけではないので今年の夏休みの間に英語であれば文法を、古典であれば助動詞など基礎の部分を完璧にしたいです。2年生の夏休みにやらないと冬休みがあるから大丈夫、そしていざ冬休みになればまだ春休みがあるから大丈夫と思って勉強を全然しなくて高3になってから焦ってしまうと分科会でおしゃっている先輩がいました。つまり今年の夏休みをどのように過ごすかで難関大学に合格できるかできないのかが決まってしまうといっても過言ではないのかもしれません。なので私はこの夏休み期末テストの勉強も受験勉強も両方頑張って充実した夏休みにしたいです。