創立記念講話の感想

 

 

1組 女子

 「江戸川学園取手高等学校は1978年に開校、その9年後に中等部が開校しました。」

高等部35期生と中等部26期生で心を一つにして校歌を歌った後、木内校長先生のこのお言葉で始まった創立記念講話でした。私は、3年前の中等部1年生の時とはまったく違った想いでこの創立記念講話を聴かせて頂きました。これには2つの理由があります。

1つ目の理由は、念願の医科コースに在籍し、感謝と責任を感じながら聞かせていただいたからです。とても優秀なクラスメイトに囲まれて半年が経ち自覚が芽生えてきた今、校長先生のお言葉の一つひとつがとても心に響いてきました。

2つ目の理由は、今年私の妹も江戸川学園取手中学校の中等部1年生となり、姉妹で一緒に同じ講話をお聞きすることができるというとても貴重な時間であったからです。

私は、このような2つの想いから、初心に返り、いつにも増して、真剣な気持ちで今回の創立記念講話をお聴きする事ができました。

今回の講話の中で私の心に一番響いたのは、「今までの江戸川学園取手中・高等学校の代々の先輩たちが様々な伝統を築き上げてくれたからこそ後輩が充実した学校生活を送ることができているのだ。」ということです。以前にもこのお話はお聴きしたことがありましたが、高校生になって改めてこのお話の重みが伝わってきました。体育祭や紫峰祭をはじめとする学校行事や規律ある進学校としての規律正しい雰囲気はもちろんのこと、何よりも毎年飛躍し続けている素晴らしい大学合格の実績、その後の社会での先輩方ご活躍など、これらはすべて先輩方の努力によって築き上げられてきたものです。こうした先輩方の努力を無駄にしないためにも、私たち後輩は先輩方が築き上げてくれた江戸川学園取手中・高等学校の良き伝統を引き継ぎ、さらに後輩たちへとつなげていかなくてはならないのだということを改めて強く心に刻むことができました。

先輩方から引き継いだ伝統を守り、後輩たちへとつなげていくためには具体的にはどのようなことをしていかなければならないのか考えてみました。私は、規律ある進学校の生徒としての自覚を一人ひとりがしっかりと持った上で、校則を遵守し、「心力」「学力」「体力」のバランスに配慮して身に付け、自分の夢に向かって良き仲間とお互いに高め合いながら、日々の学校生活を有意義に過ごしていくことこそ大切なことだと思いました。私自身は、中等部時代に身に付けた「心力」「体力」に加えて、医科コースに相応しい「学力」を身に付けるために江戸取での残された2年半の時間を1分1秒を惜しんで日々精進していきたいと思います。

最後に、姉妹揃ってこの素晴らしい学校に通えることができて本当に幸せに思います。二人とも色々な面で頑張っていきたいと思っています。

1組 男子

 今回の創立記念講話をお聞きしていろいろ感じることが多くありました。

 まず、今の江戸川学園取手を築き上げた先輩方に恥じないような江戸取生にならなければならないということです。多くの先輩方が大学を経て社会で活躍していることを知りました。そして、今の江戸川学園取手があるのも諸先輩方のお陰だということも知ることができました。そのすばらしい先輩方が卒業されたこの江戸川学園に自分が所属しているということは自分たちも先輩方を目標としていかなければならないということです。しかし、今の自分は先輩方に遠く及びません。まだまだ努力が不足していますし、先輩方に比べようもありません。このままでは先輩方が築き上げられた江戸取の伝統が色褪せてしまいます。だからこそ、自分がどのように在るべきか、そして、今後どのようにしていかなくてはならないのか、今一度よく考えてみました。そして、自分の目標のために卒業まで努力をして、先輩方に恥じない江戸取生になり、諸先輩方と肩を並べられるくらいに成長していきたいと思います。

 もう一つは江戸取の環境のすばらしさです。今、自分たちが生活している校舎の至る所に歴史が刻まれています。そして、その諸先輩方が築き上げてくれた江戸取は、自分にとっても最良の環境で自分を厳しく育ててくれる場であると思います。今、自分たちが所属している医科コースもその一つです。医学部という大変困難な目標を達成するためにも、この医科コースは最高の環境です。普通科とは違った課外授業や医科講話をはじめとする特別な授業が準備されています。江戸取に入学して本当に良かったと思いました。これからも先生方をはじめとして、先輩方に自分たちは支えられているということに感謝して努力していきたいと思います。

 今回は自分自身をもう一度見直すことができる機会となりました。そして、自分たちを支えてくださっている方々に感謝する時間でもありました。今は1年生という初めの段階ですが、だからと言って油断をしてはいけないと思います。自分の目標はとても高く、だからこそ、これからも自分に甘えず、そして初心を忘れることなく、規律ある進学校の生徒として相応しい行動ができるような江戸取生でありたいと思います。また、勉強においても、これまでの数々の医学部に合格された先輩方のように、一日一日を大切にして、自分の目標とする大学に合格できるように努力を惜しまず、頑張っていきたいと思います。そして、今までの先輩方が受け継いできた伝統を守り、将来的には心豊かなリーダーとなるべく、この伝統ある江戸川学園取手での残り2年間の生活を大切に過ごしていきたいと思います。

 

2組 女子

 11月5日が創立記念日ということで、校長先生から、創立記念講話をお聴きしました。約3年振りの創立記念講話でしたが、中学1年生の頃にお聴きした時より、学校の歴史に対する感じ方が変わっていました。特に、今回の講話で、初めの方に、「卒業生が、学校外で、自信を持って『何十期生の誰々です』と言えていることは、素晴らしいことです。皆さんも、自分たちの学年を、自信を持って言えるように頑張りましょう。」というお話がありました。中学生の時なら、きっと「そうか、頑張ろう。」くらいにしか思わなかったかもしれませんが、高校生になった今、その言葉を受けて、学年のみんなでもっと良い学年にしていきたいと強く感じました。部活でOB会に出席するようになり、OB・OGの皆さんの話を聞いていると、「何期生の何々です。」というように名乗っていて、何期というのは、卒業した後にこそきちんと背負っていくべき大切なものなのだと、身をもって思ったからです。35期生として、誇れる学校生活を送り、卒業後も胸を張って「35期生です。」と言えるような学年にしたいです。

 また、「三位一体」や、「心豊かなリーダーの育成」など、中学生の頃から良くお聴きしてきたお話がありましたが、それらもやはり中学生の頃に聴くのと、高校生になって聴くのとでは、重みが少し違うような気がしました。中学生の頃も毎日忙しいなと感じながら過ごしていましたが、そんなのは比ではないくらいに高校生活の方が忙しいです。家に帰ると眠たくなってしまったり、今日はもういいなという気になったりします。そういう時に、「心力・学力・体力」の三位一体の大切さを感じます。「心力・学力・体力」がそろってこそ、真の「心豊かなリーダー」になれるという意味を初めて自分のこととして感じることができました。

 小学生の頃に憧れていた江戸取に入学してから早4年弱の月日が経ちました。良い意味で江戸取カラーに染まってきたと思いますが、4年弱在学することで、学校の雰囲気にも慣れてきて、少し気が緩んでしまっているところもあると思います。創立記念日というタイミングで、校長先生からの創立記念講話をお聴きすることができたので、これを機に自分の中で緩んでしまっていた部分を、しっかりと見直していきたいと思います。

 江戸取生活は、まだ2年と少し残っています。友人と共に良い思い出を作りながら、笑顔で卒業できるように頑張りたいと思いました。

2組 男子  

 私は、今回この創立記念講話をお聞きしてこの学校における自分の位置について見直しました。この学校は1978年に創立され、現在私達は35期生です。この約35年という時間は、他の歴史の長い学校と比べるとやや短いようにも思われます。しかし、他の学校と比べると、進学実績はとてもすばらしいと感じます。「学校は道場である」という言葉を、私は入学当初に学びました。この考えのもとに学習に取り組む姿勢がつくられ、学校が良い環境を提供してくれているということが、このすばらしい進学実績に結び付いているのだと思います。

 学校は、「心力・体力・学力」を身につける場所であると教えて頂きました。「学力」「体力」を養う教育を行っている学校はたくさんありますが、「心力」を養う「心の教育」を行っている学校は、そう多くはありません。「心の教育」はとても大切なものであると思います。私自身、これまでも自らを成長させる糧となったものが多かったと思っています。また、「学力」についても、この学校にはそれを養い、育ててくれる、良い環境、設備が整っていると思います。学習コーナーやジュニアスタディルーム、シニアスタディルーム、自然科学棟、コミュニティホールなど、必要に応じて多くの場所があります。「体力」においても、広い土地にグランドがいくつもあり、テニスコートや体育館など、運動し、身体を鍛える場所に恵まれていると思います。

 そして、これまで35年の伝統があり、この学校で学び、卒業していった先輩方がたくさんいます。近年、その先輩方が作り上げてきた良い伝統を汚すようなことがあってはなりません。もし、そういうことをする生徒がいたら、それは在校生である私達の責任でもあると思います。伝統を築いてくださったのは先輩方ですが、その伝統を守り、さらに良いものにしていくのは私達自身です。私たちが作る伝統によって、この先、江戸取に入ってくる生徒が変わってくると思います。すなわち、私達はこの学校の未来を担っているということを深く認識しなければならないと思います。そのためには、まず私自身から変わっていかなければならないと思います。私自身の変化が他の生徒の変化を誘うと私は思っています。だから私は、この伝統と未来を背負っていることについての認識を深め、さらに努力を続けていこうと思います。

 

3組 女子

私は今回の講話をお聴きして一番強く感じたことは、現在、江戸川学園取手高等学校に在籍している生徒だけの学校ではないということです。それ以上に多くの先輩が創り上げてきた学校であり、伝統のある学校なのだということを実感しました。先輩方が創り上げてきた良き伝統を引き継いでいきたいと思います。また、江戸取の教育理念である『心豊かなリーダー』となるために、『体力、心力、学力』の三つの向上に取り組んでいきたいと考えています。体力の面で大切なことは学校を休まないということです。学校を休んでしまうと、授業に参加できなくなり、学力低下の原因となってしまいます。加えて、社会人として働くことになった際、休むと会社や周りの人に迷惑をかけてしまいます。どんなに高い能力を持っていても、それを生かす場がなければ意味がありません。また、学校を休まないだけでなく、適度に運動をすることも大切なことです。いくら学校を休まないといっても、登下校だけで疲れてしまっていては、学校生活に支障をきたしてしまいます。それを防ぐためにも、徒歩通学や部活など体を動かす時間を積極的に取り入れていきたいです。

心力の面では、人に対して感謝の気持ちを常に持つよう心掛けたいです。人は一人では生きていけません。常に人に支えられて生きています。しかし、それがいくら両親であっても、「やってもらうことが当たり前」ではいけないと思います。力不足の部分を補ってもらっているのであって決して勘違いしてはいけないところです。普段、忘れがちですが、常に誰かに支えてもらっているということを忘れずに感謝の気持ちを素直に表現していきたいと思います。最後に学力の面では、学校の勉強を中心とした自学自修を確立していきたいです。授業で習ったことをその日のうちに必ず復習することが大切です。その積み重ねが一年、二年となったときに、毎日復習していなかった人と比べて格段に差がついていきます。授業のノートを見直すだけでも違ってくると思いますので、日々、実践していきたいです。また、授業に集中して取り組むということです。授業中に内容をある程度吸収してしまえば復習するときの負担も少なくなり、他にやりたい勉強に時間をまわすことができます。そして、一人で学習するときよりもずっと効率的ですから、授業に集中することはとても重要だと言えます。これら体力、心力、学力の向上はすべて自分の財産になってきます。その財産を決して無駄にしないよう、これからの高校生活の一日一日を大切に過ごしていきたいです。

3組 男子

僕が今回の講話をお聴きして考えたことは、我々の世代が世の中に大きな変革をもたらさなければならない、ということです。現在の世の中には、未解決の多くの問題があります。これらの問題の中には、変わらず存在しているわけではなく、次第に深刻化しつつあるものも多くあります。地球温暖化や資源確保の問題、人工爆発、自然の砂漠化などがそうです。僕たちの世代がこれらを解決しなければ、地球の将来が危うくなってくるでしょう。山積した問題を解決していき、日本や世界の将来を守ることが、僕達の世代に課せられた使命である、と僕は思っています。

日本は現在、大きな岐路に立っています。その中でも最も大きいものの一つに、これからも国際化が進んでいく世界の中で、今後どのような地位を占めていくか、ということがあります。二十世紀後半において国際社会での日本の地位は「二流国」であったと僕は思っています。1945年の敗戦以降、国際社会の中で日本は、常にアメリカに追従する立場に立ってきました。欧米を目標とし、経済成長を中心として「追いつけ追い越せ」のスローガンのもとに数十年間を過ごしました。つまり、二十世紀後半において日本はまさに発展途上国であったのです。平成に入り、日本は先進国としての立場を確立しましたが、僕は日本がいまだに発展途上国の価値観から抜け出せていないのではないか、と感じています。先進国であるということは、経済発展のみを目標とせず、国際社会の中で「このことに関しては日本は一流だ」という特定の位置を占めなければならないということです。これは今後、より重要になっていくでしょう。なぜなら、経済力のみを価値基準とするのは間違いだ、と国際社会は気付き始めているし、経済だけでは人口でも資源でも勝る中国、インド、ブラジルなどにいずれ勝てなくなっていくからです。日本は今、技術力や医療などの分野で世界の中で一定の地位を得ていますが、これらをより発展させ、日本の地位を確固たるものにしていく責任が、僕たちの世代にはあると思います。日本を、本当の意味で世界に貢献する一流国にするか、名前はたまに聞くけどよく知らない二流国とするか、どこにあるのか分からない三流国にするかは、僕たちにかかっているのです。

日本のために働くことと、世界のために働くことは、一見関係ないことのように見えますが、実際には深い関係があります。なぜなら、日本の得意分野を、世界のために活かすことができるからです。例えば、日本が得意とする技術力で、地球温暖化を食い止め、世界を救うといったことが、将来あるかもしれません。日本と世界の問題は刻一刻と進み続けています。僕たちは、日本と世界を救える最後の世代なのかもしれません。僕たちの世代が後の時代に対して持つ責任は、非常に大きいものだと思っています。

 

 

4組 女子

私たちにとって二度目の創立記念講話でした。中一の時とはまた違った、色々な思いが浮かびました。私たちが高等部三十五期生であるということは、私たちの上に三十四年分の先輩の歴史が積み重なっているということです。私が江戸取に入学したのは、卒業していった先輩の輝かしい姿を見て、私も先輩方のようになりたいと思ったからです。そういった先輩方のおかげで今の江戸取が成り立っていると思います。そこで、今の私は後輩の前に立つ先輩としてふさわしい行動をとれているか振り返ってみました。

江戸取生として、心力・学力・体力をバランス良く身につけていなくてはなりません。私はもっと学力をつけたいと思います。どうすれば学力が身につくかを考えてみると、第一にもっと努力をする必要があります。努力は、江戸取生として大切なことです。誠実であり、謙虚であり、努力することが求められます。これらは学校生活の基盤となるものであるので、確実に実行しなくてはなりません。それが確かな学力養成に繋がるのだと思います。第二に、「授業が一番」という言葉の意味を深く理解し、自分の行動に移していきます。「授業が一番」が表すことは、単に居眠りや私語なく授業を受けるという意味ではありません。授業を一番にするためには、家庭で予習・復習を怠らずに毎日地道な努力を積み上げていかなくてはならないと思います。この考えに基づいて、週末や試験前に慌てて勉強することのないよう、日々の予習・復習のサイクルを確立していきます。

江戸取の日々の着実な学習をするという教育方針は、大学進学のために必要不可欠なものです。このような方針を掲げている本校は、学びの場として最適な環境であり、私たちは非常に恵まれた場に毎日身を置いているのだと思うと、感謝しなくてはなりません。講話をお聴きして、私は江戸取に入学でき、今日まで通い続けることが、どれだけ幸せなことかを改めて感じました。きっとこの先、社会人になっても胸を張って江戸取の卒業生だと言えると思います。そして、今江戸取で過ごせているのは、今までその伝統を大切に継いで下さった先輩方と、生徒一人一人に丁寧に指導して下さり、また私たちが悪い方向へ進んでしまいそうなときは道を正して下さる先生方、そして何より、江戸取に通わせてくれて、いつもそばで支えてくれる両親と家族がいてくれるからなのです。私一人の後ろには沢山の人の支えがあります。その方々への感謝の念を忘れず、そしてこの素晴らしい江戸取の伝統を継いでいけるような立派な江戸取生になります。大人になって、自分の歩んだ道を振り返っても、江戸取の存在は私の中で大きなものであるだろうと思います。共に切磋琢磨できる大切な仲間、時に優しく、時に厳しく私たちを導いて下さる先生方、本当にありがとうございます。身の回りの方々への感謝の心を忘れず、背筋を伸ばして進んでいこうと思います。

4組 男子

今日講話をお聴きして、僕は三つの決心をしました。

まず、この江戸川学園取手高校の伝統をしっかり受け継いで、守っていくということです。過去の先輩方の作り上げてきた伝統があるからこそ、今の本校があるわけで、決して僕たち在校生だけのものではないのです。

二つ目は、この一つ目の事柄を踏まえて、これからの江戸取がよりよい学校になるように愛校心を持つということです。一人一人が江戸取の一員であるということを誇りに思って、外の方に対しても胸を張れるように、しっかりと行動することが大切です。言葉遣いや校外のマナーにおいて、江戸取生としてふさわしい行動を心がけていきたいと思います。これが更なる愛校心に繋がっていくのだと思います。

三つ目は、勉強を頑張るということです。私たちの先輩方は素晴らしい実績を残して卒業されました。僕もその流れに乗るべく、しっかりと勉強し、自分の希望する大学に進学したいです。そして後輩たちに更なる活気を与えられるようにしていきたいと思います。

以上の三つの決意を踏まえて、江戸取における残り一年半の生活を有意義に過ごしていきたいと思います。そして将来は心豊かなリーダーとして社会で活躍していきたいと思っています。そのために、今できることは何かを考えました。

ただ単に勉強ができれば心豊かなリーダーになれるかといったら、それは違うと思います。心力、体力も必要になってくると思います。この江戸川学園取手高等学校の一員として、規律を守り、適切な行動をし、愛校心を持つことによって、心力が養われていくと思います。学力と心力と平行して、体力もきちんとつけていきたいと思っています。効率よく仕事をしていく上では、上手に時間を使うことが重要になっていきます。今僕は部活動でギターを練習しており、そうした活動にも力を入れながら、勉強にも一生懸命励んで行きたいです。自分の本業は勉強だということを見失わないようにして、文武両道を目指します。残りの学校生活の中で、学力、心力、体力をつけ、将来立派な心豊かなリーダーになりたいと思います。

 

5組 女子

 私は今回の講話をお聴きして数字の重みと大切さをとても感じました。1978年に高等部が設立されてから、今年で35年目になりました。私がこの学校に入学したいと思ったのは、その進学実績や規律ある進学校という教育方針と世間の高い評判からです。進学実績や評判、評価は今までの34年分の先輩方が築き上げてきてくださったものであるということを理解し、それを引き継いでさらに発展させていくことが私達の使命だと思います。

 最近の江戸取生は、電車内やバス内でのマナーをはじめとした登下校時のマナーについて近隣住民の方や取手駅を利用する方から注意を受けることがあります。せっかく先輩方が築いて下さった評判や評価を下げてしまうことは、絶対にあってはならないし、今後入学してくる後輩たちのためにも、改善しなければなりません。今回の講話をきっかけにして、まずは自分から普段の生活態度を見直し、気付いたことがあったら周りの友達と注意し合うようにしたいです。また、先輩方のように精一杯努力をして、これからの江戸取の評価をさらに高めることで、後輩達の手本となれるような35期生を目指していきます。

 また、心豊かなリーダーの育成という教育理念から、中学1年生の時の道徳の授業やLHRなどで勉強以外にたくさんのことを学んできました。私は、電車やバスで騒ぐことはありませんが、鞄の置き方や歩き方など細かい所で迷惑をかけている部分があるかもしれないと思いました。また、規律ある進学校の生徒として、自分を律して行動したりするべきだと思います。制服を見ればどこの学校か分かるわけですから、自分の行動ひとつで学校全体の評価が変わってしまうことがある、ということをよく考えなければならないと思いました。また規律面を見直すと同時に、心力・体力・学力の三位一体の教育を実践している進学校の生徒として学習面についても見直そうと思いました。高等部に進学してから、あっという間に半年が過ぎてしまいました。大学受験まで2年と少ししかない今、高校生活に慣れてきて少し気が緩んできているということを実感しました。2年後やその先のために、毎日を積み重ねていくことが大切だということを忘れずに、もう一度緩んだ気持ちを引き締め直して、この学校に相応しい生徒になれるように頑張ることをここに決意しました。

5組 男子

 江戸取の中等部23期生として入学して早くも3年と7ヶ月が経ちました。これまで何かの折に、どこの学校に通っているのかを訊かれて「江戸取です」と答えることが何回かありました。その時の相手の反応はたいてい「頭がいいんだね」というものです。今、江戸取は県内でトップレベルの進学校といって間違いないと思います。これまでの30年余りでここまでこぎ着けることができたのは、他ならぬ先生方の熱心な教育と、先輩方の努力があったからこそのものです。また開校した当初は、スポーツの面で優れた学校だったことを示す、数多くの賞状やトロフィーが今も校内に飾られており、創立3年目には甲子園出場を果たすという輝かしい実績を残しました。

 今、自分は1人の江戸取生として何かの実績を残せているわけではありません。あの東日本大震災の時に、被災地の病院で私達の先輩である梅津先輩が、懸命に医療活動に取り組まれたという新聞記事を目にし、先輩から直接お話をお聴きする機会もありました。さらに、「夢を語る会」では、毎年、社会で活躍されている先輩方がお話をしに来てくださり、自分の将来に向けての思いを揺さぶられるお話ばかりです。今年の「夢を語る会」がもうすぐありますので、将来の夢について昨年までよりも深く考えることができると思います。江戸取には「生徒の夢は学校の目標」というスローガンがありますが、自分たちがより高い夢を持ってさらにそれに向けて努力を重ねれば、結果的に世間の評価が上がり、自分たちも今以上に誇りを持って「江戸取の生徒です」と言えるようになると思います。

 江戸取に入学してすぐにあった研修旅行の実践課題に「時間厳守」「挨拶の励行」「江戸取生としての自覚を高める」が掲げられて、当時の自分にとってはこれらの課題を実践することは厳しく感じられました。しかし研修旅行から帰ってきた後もこれらを意識して継続することで、「時間厳守」「挨拶の励行」は難しいことではなくなってきました。今では意識しなくても大きな声で挨拶し、普段から決められた時間を守って行動することができていると思います。しかし、最後の1つは、内容が抽象的で無意識にできるものではなく、「江戸取生としての自覚とは何か」を考えて生活しなければなりません。それは「規律ある進学校」の生徒としての自覚でもあり、「心豊かなリーダーの育成」をする学校の生徒としての自覚でもあります。

 今回、創立記念講話をお聴きして、自分が「規律ある進学校」の生徒としてふさわしい言動を、普段の生活でできているかについて改めて考えさせられました。これを機に皆が初心に返って自覚を高めることで、何かの折に通っている学校を訊かれて「江戸取です」と答えた時に「礼儀がしっかりしているね」と言ってもらえるような学校になれたら、と思います。

 

6組 女子

 私は、今回のお話をお聞きしてこの江戸川学園取手中学校・高等学校にはたくさんの先輩方がいて、素晴らしい歴史と伝統を作り上げて下さったことが分かりました。私たちはその伝統を受け継ぎ、江戸取生として恥ずかしくない生活を送らなければなりません。また、とれだけに留まらず、自分たちが新しい歴史を作り上げていくつもりで生活していくべきだと思います。私は今回、そのような学校生活を過ごすために一人一人が心がけるべき事について考えてみました。

 一つ目は目標を持って生活することです。小さな目標から大きな目標まで自分自身を成長させるために日々努力して達成していくことが大切です。目標は達成するためにあるものです。達成できなければそれは目標ではなく、自分は努力している人だと思うための自己満足でしかありません。私たちは目標を達成していくことにより自分自身を成長させることができるのです。

 二つ目は、将来の夢を持つことです。私の将来の夢は新聞記者になることです。実力主義の世界であるとは思いますが、今の学生時代に自分自身を成長させ有能な人間になれるように頑張っていきたいです。

 三つ目は、実践五項目を頭の中に入れて生活することです。江戸取では、社会生活を営む上で大切なことを簡潔に伝えてくれています。

実践五項目の内容について考えてみると、まず一つ目は挨拶の励行です。以前私の母が会社の新人の子で挨拶ができないから傲慢に見えると話していたことがありました。挨拶をしないと相手に不快な思いをさせるだけでなく、自分自身にとっても不利益なことなのだと改めて思いました。自分自身はここにいると示すためにも大きな声でさわやかに挨拶をすることは大切なのだと思います。

二つ目は江戸取ファッションに誇りを持つことです。制服は江戸取という集団に属していることを示すものです。ですから、江戸取ファッションに誇りを持つということは自分の所属している団体に誇りを持つということです。これは社会生活を営む上で自分自身に誇りを持つ事にも繋がります。ですから、とても大切だと言えます。

三つ目は、悪い言葉を遣わないようにすることです。言葉は言霊というように悪い言葉を遣うと自分も相手も不快な気分にさせてしまいます。そうならないためにも大切です。

四つ目は、相手を呼ぶときに「君・さん」をつけることです。親しき仲にも礼儀ありという言葉があるように、相手を尊重し、きちんと「君・さん」をつけるのは大事なことだと思います。

五つ目は徒歩通学をすることです。歩くことは健康にも良いし頭の発達にも繋がります。このように実践五項目は社会の一員として生活するために大切なことがしっかりと記されています。このことを頭の中に入れて実践していきたいです。

6組 男子

今回の創立記念講話をお聞きして、僕は改めて江戸取の歴史の重みを感じました。中等部の頃、先生が生徒会のOBが現在の生徒会を心配しているとお聞きして、先輩方にとても愛されているのだと思いました。また、大学生の生徒会OBの方と会った時には、進路のことを心配して頂きました。先輩方とのつながりは非常に大切なのだと思いました。それに比べて僕は、生徒会の後輩から仕事を頼まれたときに必要最低限の仕事しかしないなど、あまり後輩のことを真剣に考えていないと後から反省しました。江戸取の歴史を振り返るにつけ、先輩方の良いところを見習い、より良い歴史の1ページを刻まなければならないと思いました。僕個人の力や影響力は微々たるものですが、後輩がもし僕の悪いところを見習い、さらにその後輩がその悪いところを見習い、さらにそれが繰り返されていったとしたら、江戸取の発展の妨げになります。しかし、その反対に僕の良い行動を後輩が真似していったら、より良い学校になっていくと思います。僕は先輩に良い影響を与えられた後輩です。だから僕は良いところは後輩に伝えていき、悪いところは正すというフィルターのような役割を果たしていきたいと思います。そのためには多くの同級生の良いところを見習い、悪いところがあれば注意していかなければなりません。よりよい学校を作り上げていくためにもそういう努力をしていきたいと思います。

 そのような先輩になるために、僕はもっと努力をしていかなくてはなりません。僕はよく授業中に集中力が途切れてしまうことがあります。学生の本分は勉強です。まず自分がやるべきことをしっかりやるということを実践していきたいと思います。そのために必要なものは江戸取の校訓である「誠実・謙虚・努力」の三つであると思います。この三つを身につけた心豊かなリーダーになれるよう友人と切磋琢磨していきたいです。

 

7組 女子

今回、講話をお聞きして、伝統を守っていくことの大切さについて考えてみました。私が一番身近に感じている伝統は、部活動です。私は中学校1年生からずっとある部活に入っています。毎年、先輩方がどんどん引退され、卒業されていきます。そうしていくうちに、部活の形や雰囲気が少しずつ変わっていってしまいます。もちろん変わっていくことが、悪いことだとは思いません。しかし、何かが違う気がする、そんな感覚があります。そうして少しずつ変わっていってしまったとしても、これだけは守りたい、これはずっと残していくべきものだと感じるものがあり、それが伝統なのだと思います。

さて、この学校には、多くのフレーズがあります。こうしたフレーズのように、人に言われたことや書かれていることを、自分なりに言い換え、書き換えていくことによって、毎日の生活は随分変わるのではないでしょうか。よくお正月の書き初めで、今年の目標を書きます。そのときに、目標をインターネットで探し、それをプリントアウトすればいいと考える人は少ないはずです。また、字の上手な友達に頼んで代筆を頼んでみたり、変に時間をかけて真似をする人も少ないはずです。自分の目標は、自分で考え、書いた方がいいと思います。誰か他の人が言ったことを、自分の目標だと言えるようになるには、自分の言葉に書き直すことが必要です。そうして持てるようになった目標を自分の力で達成していきたいと思います。

最後に、この学校の教育方針についてです。時々来校される卒業生の方々は、よく「やっぱり江戸取だな、変わらなくていいな」と口にします。ずっと長い時間をかけて、確かに変化していくことはあると思いますが、長い時間をかけて育まれてきたものは自然と大切にされていくはずです。私も、日々の授業や部活動からも窺える、江戸取でずっと大切にされてきた伝統や教育理念を自分たちの宝物として、これからもずっと守っていきたいです。

7組 男子

創立記念講話をお聞きして、今の僕に出来ることは何かということを考えてみました。今の自分にできることは限りなくあります。勉強、スポーツ、部活、遊び、様々なことができます。そして、もう一つ、自分に出来ることがあります。それは「今の江戸取をさらに発展させること」です。僕は将来良い大学に入って、良い会社に就職したいと思っています。そして、そこで周りの人に「どこの学校出身なの?」と聞かれたときに、胸を張って江戸取だと答えたいです。そのためには、江戸取の生徒の11人が、江戸取生としての誇りをもって行動することが大切だと思います。自分1人では、江戸取を良くできないという考えは、間違っていると思います。自分1人が良い行動をすれば、きっと周りの友達に良い影響を与えることができるからです。また、後輩に良い姿を見せることで、後輩達にも良い影響を与えることができます。しかし、まだ僕は後輩に良い影響を与えているとは言えません。例えば、帰宅途中に中学生がはしゃいでいるのをたまに見かけます。しかし、僕はその姿を見ても注意することができません。心の中ではきちんと注意してあげたいという気持ちもありますが、なかなか実行に移すことができません。だから、江戸取を良くしていくために、何事にも積極的になることが大切だと思います。

江戸取に入学して、3年が経ち、変わったことは何かを考えて見ました。江戸取に入学して、いつの間にか身に付いていたことは、誰にでも挨拶をするということと、時間を厳守することです。これらは、これから社会に出て行く上でとても大切なことです。先生とすれ違ったら、今では無意識に「こんにちは」と挨拶ができるようになりました。本当に基本的なことですが、基本的なことをしっかり実践できなければ、それ以上のことはできないと思います。そういうことを身につけさせてくれた江戸取には、本当に感謝しています。

僕は、江戸取に誇りを持っています。中学校の頃は、挨拶ばかりしていて、何の意味があるのだろうか?規律って本当に必要なのだろうかと考えることがありました。しかし、いつの間にか、そういう疑問は消えていました。それは、この学校に慣れたということも一つの原因ですが、もう一つは、規律を守ることの大切さを身を持って実感できたからだと思います。また、江戸取生は皆、暖かい心を持っています。ちょっとしたことでも「ありがとう」言ってくれます。そんな江戸取が僕は大好きです。あと2年半しかない学校生活を楽しく仲間達と過ごして行きたいです

 

 


8組 女子

今年も11月に入り、この江戸川学園取手高等学校に入学してから、7ヶ月経ったことをあらためて今回の講話で実感することになりました。学習面では一学期の中間テストと期末テスト、校内模試を受験し、日頃勉強していなければ良い結果は出ないということや体育祭や紫峰祭などの大きな学校行事を経験し、級友との交流も深めてきました。振り返ってみると、長いようで短い7ヶ月だったと実感しています。その学校生活は、来年、江戸川学園取手高等学校に入学してくる後輩の目標や模範となれるようなものだったかと問われたならば、はっきり断言できるほど自信はありません。私は特に、試験や部活動で目覚ましい成績を残せているわけではありません。ただ。江戸取生としてのマナーをしっかり守って学校生活には臨めていると思っています。最近よくショートホームルームで、通学途中の電車の中や、バスの車内でのマナーについて注意を受けるという話を聞きます。たとえば、町の中でマナーを守れず周りの人たちに迷惑をかけている本校の生徒を見つけたときに注意できる先輩であることや、自分からきちんと公共のマナーが守れる生徒であれば、後輩の模範となれると思います。それは、当たり前のことですが、そういう当たり前のことができない同世代の高校生がたくさんいます。周りの大人たちも、そのことについては無関心なので社会自体が少しずつおかしな方向に傾いている気がしてなりません。常識をわきまえ、自分を律することができる人が少なくなってきているのだと思います。江戸取がなぜ「規律ある進学校」を開校以来、教育目標に掲げてきたかが分かりました。日本の将来を担う人材が必要だからです。もちろん、勉強に一生懸命取り組み、難関大学に現役合格することや部活動において県大会に出場するなど学校の代表として活躍することも後輩たちの良い目標や模範になると思います。その一方で、目立たないところで誰に言われなくても正しいことを行い、間違いを指摘できるような生徒も、後輩の良き手本と言えると思います。

 今回の講話で、私はそのように思いました。勉学に励みながら、人間としての常に正しい行動をとることによって、後輩に対して模範的な生徒でありたいと考えました。今の江戸川学園取手高等学校があるのは、先輩方が長い年月をかけて築き上げてきたからだと思います。私も高等部35期生として、これからの後輩に何かを残せるような先輩になれるように日々、努力したいです。


8組 男子

「江戸川学園取手高等学校」という学校名を聞いて、江戸取を知っている人たちはどのような印象を持つでしょうか。おそらく多くの人たちは、「規律が守れている進学校」、「制服を着崩すことなく、きちんと挨拶をすることができる生徒が通う学校」といった印象を持つと思います。そのような印象を人々が持つのは言うまでもなく、これまでの江戸取の先輩の方々が築き上げてきた努力の結果に他なりません。そして、今江戸取に通っている生徒は、その先輩たちが築き上げてきた江戸取の伝統を守っていく義務があると思います。僕たちが、その良き伝統に反するような行為をすれば、当然のことながら、先輩たちが築き上げてきたものもあっという間に崩れてしまいます。

 僕は高入生で江戸取を志望し、江戸取の入試に合格することができたおかげで今の僕が存在しているわけですが、もちろん江戸取を志望したことには理由があります。一つ目は、「江戸取に対する漠然としたあこがれ」です。地元の中学校に入学することを決めた後でも、塾に貼ってあった江戸取のポスターに興味を持っていました。二つ目は、礼儀正しい江戸取の先輩たちを見て、自分もあのような高校生になりたいと思ったからです。一番そう思わせたのは、入試説明会に参加するために江戸取を訪れた際に、すれ違う江戸取生たちが、他の高校の生徒のような粗雑な態度をとることが全くなく、制服を着崩すことをしていなかったということです。それを見て僕は、江戸取は良い意味で他の高校と大きく異なっていると強く感じました。三つ目は、江戸取の進学校としての雰囲気に強く惹かれたからです。入試説明会でクラスの授業風景や自然科学等を見学した際、これまで見たことのないような緊張感の中で行われていた授業や、設備の整った自然科学棟のいろいろな実験室を見て、このような充実した環境の中で学習できるとしたら、三年後の自分はどのくらい成長できているのだろうかと、強く思いました。

 僕が江戸取に入学したいと思った主な理由は以上の三つですが、江戸取を目指している人たちの志望理由には、他に道徳の授業や朝学習を重んじる学校であるからという志望理由も挙げる人もいるとは思います。こういう魅力に惹かれ、毎年多くの生徒が、江戸取に入学してきます。そして、毎年の積み重ねでより良い江戸取を形作っていくのだと思います。そう考えると、先輩たちが築き上げてきたものを受け継ぎ、さらに向上させることがいかに大切であるかが分かります。僕も一江戸取生として先輩方の努力を無駄にすることなく、規律ある進学校江戸取を、さらに良い学校になるように努力していきたいと思います。

 

9組 女子

 今回、初めて創立記念講話をお聴きしましたが、先輩達がこれまで築き上げてこられた江戸取の歴史の重さ、そして現在、社会に出て活躍している先輩方のおかげで私達は江戸取で充実した学校生活が送れることを実感しました。

 私は公立中学校からこの江戸取に入学してきたので、まだ江戸取のことがすべて理解できていません。中入生から色々な話を聴いていますが、それでもまだ戸惑うことばかりです。しかし、最近では少しずつ慣れてきて、江戸取の校則の一つ一つの意味をよく考えるようになりました。先輩達が社会人になって「私は江戸取の卒業生だ」と自信を持って言えるのは、江戸取の教育が社会に出てから評価されているからだと思います。他校の生徒と比べると規則正しい学校生活を送っている生徒ばかりだと感じます。それは先輩達が学校の教育方針をよく理解し、その伝統を守ってきたからだと思います。

 そして、進学校の実績として、先輩方はすばらしい進学実績をあげてこられました。日々の勉強を怠らず、はっきりとした目標に向かって、六年間、または三年間努力し続けた成果なのだと実感しました。私はまだ理系に進むか、文系に進むかということにも悩んでおり、具体的な目標は決まっていません。志望大学を早めに決めることはとても大事だと思います。私も高校入試のときは早い目標設定をしたからこそ、どんな挫折に遭ってもあきらめずに乗り切ることができ、勉強を毎日持続できたのではないかと感じます。先輩達の合格体験記などを見ても同様のことが書いてありました。今は最低限の課題をこなすということしか出来ていないのですが、自分の進路、そして将来のことを早めに考え、目標を設定したいと思います。先輩達が残してくれた教訓を生かせるようにしたいと思います。私も先輩方が残してくれた実績に続くことができるようこれから精一杯頑張りたいと思います。

 私自身、前に書いたようにまだ慣れないことだらけでこの半年間は大変なことが多かったように思います。しかし、それは今までの高入生の先輩方も同じだったと思いますし、一つ上の高入生の先輩も「高一のころは確かにつらかったけど、慣れてしまえば学校は楽しい。」と話していました。今はまだ余裕が持てませんが、私も勉強と部活の両立を図り、学校生活を楽しむことができるようにしたいと思います。

9組 男子

 私はこの創立記念講話をお聴きして、この江戸川学園取手中・高等学校の伝統など色々なことについて学びました。この学校は開校したばかりのときは、今のような進学校ではなかったと聞いています。しかし、今では多くの先輩方が難関大学に進学し、社会で出て活躍されています。江戸取がここまで発展したのも、多くの先生方、先輩方の大変な努力があったからだと思います。ですから、私たちにもこの伝統を受け継ぎ、そしてやがては後輩たちにも引き継いでいけるようにしていく責任があります。ですから私は、もっと頑張らなければならないと思いました。江戸取の教育の柱として、「教育理念」「教育方針」「教育実践」の三つがあります。まず、「教育理念」は「心豊かなリーダーの育成」です。私は「心豊かな」という言葉は、思いやりがあって、思慮が深く、他人の意見をきちんと受け入れられる、ということだと思います。そして、リーダーになるためには他人に信頼されていないといけません。ですから、私も思いやりを持ち、みんなに信頼され、他人のために尽くせるような人になりたいです。

 そして、二つ目の「教育方針」は「規律ある進学校」です。「規律」とは「社会生活・集団生活を営むために行為の基準として定められた決まり」という意味です。しかし、学校内でマナーが良くても、電車やバスなど公共の場でのマナーが悪かったとしたら全く意味がありません。評価というのは校内外双方が一致しなければ本物ではありません。

 三つ目の「教育方針」は「心力・学力・体力の向上」です。「心力」とは精神力や思いやりを持つことだと思います。私にはまだまだ足りないことなので、頑張って少しずつ鍛えていきたいと思います。「体力」とはその名のまま、体力だと思います。身体的な体力は大丈夫ですが、内面の精神力がまだ弱く、もっと鍛えていきたいです。そして最後に「学力」です。学力を鍛えるには勉強するしかないと思います。ですから、毎日の予習、復習を確実にこなした上で授業を受け、成績を着実に向上させていきたいと思います。私も先輩方を見習って、将来、後輩に尊敬される先輩になりたいです。