藤嶋 昭先生
講演会の感想

1組 女子 

  今回、「身の回りには面白いことが多い」という演題で、藤嶋昭先生の講演をお聞きしました。今回学んだことは多くありますが、その中の2つについて特に印象に残りました。まず1つ目に、周囲を見渡して、身近なこと、当たり前だと思っていることに対し、疑問を持つことが大切だということがあります。今、私達の豊かな生活が成り立っているのは、先人の様々な研究の成果だと思います。例えば、もし、今の生活から電気がなくなってしまったら、私達は不便どころか、生活自体が成り立たなくなってしまうと思います。それは、私達が、電気のある生活を身の回りにある空気のように当たり前のものだと認識しているからだと思います。講演会では、何気ない、普段の事から思いもよらない発見がある、とお聞きしました。今では私達の生活に必要不可欠で重要なことであっても、それは何気ないことから発見されるのだということを知ることができました。このことから、周囲に関心を持って目を向けることの大切さを感じました。私は、ただ何気なく生活してしまうことがあるので、その時間は無駄であると再認識しました。当たり前だと思うこと、今まで当たり前だと思っていた考えを覆したときの喜びは素晴らしいものだと思います。私もそうできるように、意識しながら生活していきたいと思います。

 2つ目に、何事も基礎が大事だということです。先ほど述べた、何気ない発見も、愚直に基礎を積み重ね続けてきた発見なのではないかと思います。講演会ではピラミッドを例に説明していただきました。土台、すなわち基礎がしっかりしていなければその上に積み上げることは困難になると思います。また、土台が脆く小さければ、上に積み上げようとどんなに頑張ったとしても、積み上げることができる量に限界が来てしまうのではないかと思います。いかに基礎が大事であるのかがとてもよくわかりました。手遅れにならないように、今の学習においても着実に基礎を固めていきたいと思います。

 今回の講演をお聞きして、高校生活がより良い方向に向かう機会になったと思います。前に述べた2つのことをこれからの生活に活かしていくためには、互いに切磋琢磨しあう仲間がいる江戸取は、とても良い環境です。この環境にいることに感謝して、自分自身を鍛えていきたいです。

 

1組 男子 

私たちは今回の講演会で、藤島昭先生から「身の回りには面白いことが多い」ということを教えていただきました。この「身の回りには面白いことが多い」とは、身の回りにあることを不思議に思い、自分から積極的に調べることです。そして「不思議」というのは、私たちの身の回りにある物事や現象のすべてが当てはまるのだと感じました。

私が今回の講演会に参加して一番強く思ったことは、子どもの頃のような気持ちを持ち続けることが重要だということです。私たちが子どもの頃は、当然知らないことが多く、家族や周りの人にたくさんの質問をしていました。しかし、今はどうでしょうか? 私たちは毎日多くの授業を受けて、様々なことを教えてもらっています。正直に言うと、授業内容の全てを理解することは難しいです。しかし、今こそ、子どもの頃に持っていた物事に対して疑問を持つ心を失わず、藤島先生のような探求心を旺盛にしていきたいと思います。そうすれば、大学生になった時に、この探求心はさらに強まると思います。そうしていくためには、藤島先生が仰っていたように、今(高校時代)は未来の自分自身の土台、基礎をしっかり作ることが大切だと思います。今勉強している数学、英語、物理、世界史などを一通り学び終えて、それから自分の興味がある分野について、さらに深く学んでいきたいと思います。

藤島先生は研究を成功させる秘訣として、研究費よりも研究所の雰囲気が重要だと仰っていました。このことは、部活動やクラスについても同じことが言えると思います。私のクラスでは、担任の先生がよく「皆が勉強しやすい雰囲気を自分たちで作ろう」と言われます。また、「挨拶がきちんとできて、礼儀正しい部活は強いところが多い」とも言われます。このように、雰囲気を良くするということは、自分の求める結果をさらに良くするものだと感じました。

 

2組 女子 

 今回の講演会では、藤嶋昭先生の「身の回りには面白いことが多い」というお話をお聞きしました。

 私はこれまであまり気にしていませんでしたが、身近なことでも不思議なことや面白いことが数多くあるのが分かって、どうしてそうなるのか、興味を持ち、もっと深く知りたいとも思いました。

 藤嶋先生は、「光触媒反応」を発見され、それを日常生活に応用し、人の役に立つような研究開発を行ってこられました。興味のあることや疑問に思ったことについて研究したり、それを応用して日常生活に役立てたりすることは、大変素晴らしいことだと思いました。私も、将来、人の役に立てるような仕事をしたいです。そして、今回この講演をお聞きして、視野が広がったように思います。

 私たちが今まで何も気にしないでいた身の回りのことも、本当はとても不思議で、それにはきちんとした理由があると知り、改めて自然や科学について興味を持ちました。

 また、藤嶋先生は、基本が一番大切だとおっしゃっていました。私たちにとっては、高校生である今が基本を作る大切な時期ですから、この「今」を大切にして今後の高校生活を過ごしていきたいと思いました。

 基本が大切だということは、何にでも共通して当てはまることだと思います。自分にとってもっとも身近なもので言えば勉強です。どんなに難しい問題でも、やはり基礎が出来ていることが何よりも重要だと思うので、基本的な事柄を大切にしていきたいと思います。大きな夢や目標を叶えるにも、小さな努力をコツコツと積み重ねていくことが大切なのだと思いました。

 そして、今回の講話をお聞きして気付いたことは、私たちの便利な生活は本当にたくさんの人の研究や発明によって支えられているということです。

 藤嶋先生の「光触媒反応」の研究が応用されて、私たちの身の回りのさまざまなものに役立っています。生活をより便利にしただけではなく、「シックハウス症候群」の原因物質を光触媒反応で分解するなど、人々の健康増進にも役立てられています。藤嶋先生の発明だけではなく、私たちが普段何気なく使っているもの、また当たり前だと思っているものはどれもみな、一生懸命研究し、発明した人がいるのだと思います。そう考えると、自分たちは本当にたくさんの人に支えられて今のような生活が出来ているのだと思いました。だから、いつも感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。

 今回の講演会で色々と考え方が変わりました。この講演をお聞きして学んだことを今後に生かしていきたいと思います。

 

2組 男子  

藤嶋先生は講演で、良い発想が生まれる条件には「基礎学力」「一般教養」「雰囲気」であるとおっしゃっていました。僕自身は、この三つの条件が、すべて欠けていると思いました。

 まず、「基礎学力」です。基礎学力は、今学校で勉強している内容です。これがいかに重要であるかを、ピラミッドを例にとって話してくださいました。「ピラミッドも頂上からは作れない」という言葉が、その象徴であると思います。また、ピラミッドが建てられてから4600年経った今も残っている理由として、計画がしっかりしていたこともあげられますが、この計画性も、基礎学力と関係が深いと思います。

 次に「一般教養」です。僕は理系の人は科学の本だけを読むことが必要だと思っていました。しかし、藤嶋昭先生は良書を読むことが必要だとおっしゃっていました。その理由は、人類の歴史や文化・将来像などを考察できる幅広い教養が必要であり、豊かな人間性が、これからの研究者の資質として求められているからだと思いました。

 最後に「雰囲気」です。僕は、最先端の施設設備や研究費よりも、雰囲気というものが大切であると思いました。それは、いくら良い環境であったとしても、互いに影響を及ぼし合いながら切磋琢磨する良きライバルがいなければ、競争心が湧き出てこなくなります。すると、「もっといいものを作ろう」といった向上心がなくなってしまい、井の中の蛙になってしまうと思うからです。また、向上心がなくなってしまうとセンスが落ちていくと思います。センスとは、独創的な発想を展開していく能力だと思います。このセンスが落ちてしまうということは、研究者としての能力が落ちてしまうということであると思います。この二つの理由で雰囲気は大切であると思います。

 今年、藤嶋先生は、ノーベル賞の候補として名前があがっておられたと聞いています。そうした先生の話が聞けて本当に良かったです。来年文理選択があって、僕は、来年理系に進もうと思っています。今回の講演で理系の人間に必要なものというのが分かりました。そして、今回学んだことを生かして、生活を少しずつ変えていこうと思います。まず、周りの友達と更に切磋琢磨し、基礎学力をつけようと思います。次にもっと本を読もうと思います。この二つのことをしっかりと実行し、僕も将来、藤嶋昭先生のようなノーベル賞受賞候補に名を連ねられるような研究者になりたいと思いました。

 

3組 男子  

 藤嶋昭先生は「光触媒反応」を発見されました。この発見は私たちの日常生活へ応用されているそうで、一例をあげると、シックハウス症候群の原因物質の分解による予防、ビルなどの建築物などに見ることのできる防汚性光触媒塗装、と言ったものなどだそうです。そう言えば、今私たちの周りの「日常」、この日常の中には科学によって生み出されたものがいくつあるでしょうか。いえ、自然のものはどれくらい残っているでしょうか。それほど、私たちの周りには科学が溢れているのです。もちろん、この科学は今回、お話頂いた藤嶋昭先生のように、数多くの科学者の方々が、長い年月をかけて生みだし、育ててきたものです。つまり、私たちの生活は過去の「遺産」だと言えると思います。 昔と今との大きな違いといえば、人には生物以外の移動手段があると思います。その移動手段とは、陸では車や列車、海では船、空では飛行機といったものです。これらは、移動速度や収容人数、最大重量など多くのことが異なっています。しかし、これらの移動手段には一つ共通していることがあります。それはエンジンが搭載されてから、飛躍的に性能が向上したということです。なぜかというと、エンジンは、一定の環境が整い、かつ、故障しない限り、人間が多くのことをせずとも動き続けることができるからです。この人間の生活を一変させ、必要不可欠となったエンジンは、私たちの文化そのものと言ってもよいと思います。
 先生のお話にあったのは、私たちの身の回りにある自然についての科学です。科学者の中には、自然の謎を科学で解明しようとされる方もいますし、人類の危機に備えることに関して研究されている方もいます。2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。この地震により多くの命が失われ、さらに帰る家を失った人が多くいます。この地震により、以前より研究されてきた、地震のメカニズムが注目を浴びました。また、地震によって誘発する恐れのある火山や噴火についての研究もまた、注目を集めてました。これらのように、私たちが知らないもしくは、当たり前のこと、また普段は全く関心がないことについても、日々、多くの研究者が研究を行い、その成果もまた私たちが知らないうちに身の回りに活かされています。私は今回の講演で改めてこれらのことを知りました。これからは私たちの身近なことについてもっと関心を持ち、深く知識を広げていこうと思います。

 

3組 男子 

 僕は藤嶋昭先生の講話をお聴きして、身の回りには面白いことが多いことが分かりました。今回の講演は専門的なことをお話ししてくださるのだと思っていましたが、藤嶋先生は普段身の回りで起こっている自然なことや、ピラミッドなどの原理や仕組みについてとてもわかりやすく教えてくださいました。身の回りに起こっている不思議なことへ興味関心を持っていることが大切だと思いました。
 また藤嶋先生は光触媒についてもお話してくださいました。僕はそもそも光触媒について全く知らなかったのでとても楽しみにしていました。酸化チタン触媒とは水槽の中に入れた酸化チタン電極と白金電極に強い光を当てると両電極からそれぞれ酸素と水素が発生するというものです。つまり光触媒とは光だけで植物の光合成のように化学反応をしてしまうものです。藤嶋先生は酸化チタンの光触媒を発見して、さらにそれから酸化チタンによる光分解の研究で実験を積み重ね光触媒反応の原理を解明されました。僕はこの光触媒の発見はアルフレッド・ノーベルのダイナマイトの発明に似ていると思いました。ダイナマイトはニトログリセリンをそのままだと危険なので衝撃に対する危険を減らす方法を模索中に、ニトロの運搬のときに使用されていた衝撃吸収用としての珪藻土とニトロをたまたま混同させ粘土状にしたものが爆発威力を損なうことなく有効であることを発見されました。科学者や数学者のような研究者は思いがけない出来事で発見や発明をして巨万の富を築くことはよくあることだと思います。逆に考えると、賢いにもかかわらず奇想天外な出来事や閃きがないと一生を棒に振ってしまうことがあるかもしれません。藤嶋先生とノーベルは偶然の出来事で良い意味で思いもよらない結果が得られたのだと思います。
 藤嶋先生のように、自分で発見、開発してできたものを日常で使ってもらって高い評価をしてもらうことはとても生き甲斐を感じるものだと思います。僕も藤嶋先生のように、身の回りのことにもっと目を向けて行こうと思いました。

 

4組 女子  

藤嶋昭先生の講演会を拝聴して、最初に感じたことは、「物事の見方が違う」ということでした。確かに身の回りには不思議だと思うことが多々ありますが、私自身特に何も考えずに生活してきました。しかし、講話の序盤の方で「空はなぜ青いのか」や「空はなぜ白いのか」などといった普段、あまり気にも留めないようなことに、とても興味を持っておられ、藤嶋先生と自分の視点の違いに驚きました。私も理系志望なので、将来、研究者の道に進もうかどうか、今とても悩んでいます。私が特に興味を持っているのは、化粧品の開発です。毎日目にする物ですし、人を美しくするという点に魅力を感じています。

 この講話を聞いて最も印象に残ったのは、研究を成功させるための条件というお話でした。先生は一番大切なものは、チームの雰囲気だとおっしゃっていました。私は成功させるために必要なものは、優秀な頭脳と忍耐だと思っていました。やはり偉業を成し遂げるには根気が必要です。時にはくじけそうになるくらい失敗の連続もあるでしょう。しかし、それでも諦めず自分が立てた研究目標に向かい、信念を持って貫くということは本当に価値がある尊敬すべき取り組みです。チームの雰囲気が明るい方が、絶対に成功の可能性も上がると思います。チームが一丸となって一つのものを作り上げるということが大切なのだと思いました。

 次に、ピラミッドのお話も印象的でした。よく勉強は積み木に例えられます。ピラミッドは土台の部分、つまり基礎の部分が非常に大切です。土台がしっかりしていなければ、その上にいくら立派なものを積み上げようとしても、積み上げることができません。また、完成の兆しが見えないものにはやる気もなかなか出ません。だから、仲間が必要なのだと思います。仲間がいれば、互いに励まし合い、切磋琢磨することができ、自分自身のモチベーションが上がり、完成することができるのだと思いました。

 最後に東京理科大学についてです。私は薬剤師になるという夢があり、薬学部のある大学を様々調べていました。東京理科大学には薬学部があり、設備が非常に充実しているため、見学に行った際に大変、感銘を受けました。特に医療、情報薬学の分野がとても魅力的だと感じました。将来、医療に関する仕事に就きたいという希望もあるので、この学部で学ぶことができれば良いと思いました。

 大学受験と聞くと、よくカリカリと鉛筆を動かし、受験のテクニックを頭に詰め込んで辛いというイメージを持ってしまいます。しかし、大学受験は将来を切り開くための関門に過ぎず、仮に通り抜けられたとしても、また更なる試験が待ち構えています。自分が本当にやりたいことが見付かれば、そのために努力も続けられると思います。私もこれから何度も、様々な壁に衝突すると思います。しかし、その壁に屈することなく、自分の信じた道を突き進んで行きたいと思いました。

 

4組 男子 

  僕は藤嶋昭先生が酸化チタンの光触媒を発見されたということを聞いたことがありました。しかし、酸化チタンがどのように日常生活に応用されるのかはまったく知りませんでした。酸化チタンは光に照らされることによって、超親水性の表面を作れると聞きました。それで酸化チタンがビルの壁などに使われていることを知って、酸化チタンというのは価値のある物質であり、これを発見した藤嶋昭先生は偉大な研究者だと思いました。

 藤嶋昭先生のお人柄については、今までほとんど存じ上げていなかったため、研究を通して、容易にいろいろなものを発明してしまわれる方かと思っていました。しかしお話を聞いて、何度も失敗を重ねて、現在の成果があるのだということが分かりました。研究を成功させる一番の要因は雰囲気であるというお話がありました。確かに、研究者にとって、研究がしやすい雰囲気の方がうまくいくような気がします。僕もやはり勉強するときは、周りの友達が皆頑張って勉強していると、自分もしっかり集中しなければと思って、気分良く勉強することができます。周りと競い合い、教え合う時の方が、成果も上がると思います。藤嶋先生は、酸化チタン光触媒の研究について周囲の評価を得られなかった時や、批判を受けた時も、一緒に研究していた仲間が励ましてくれたとおっしゃっていました。本当にその研究室の雰囲気が良くて、仲間がいたから研究が成功したのだと思いました。

 また、基礎を固めるというお話の中で、ピラミッドの例が挙げられていました。ピラミッドは昔の人が大きな石を一つ一つ上手に削り、それを長い時間をかけて積んでいったので、そのときから何千年も経った現在でも、ほとんど壊れずに残っています。天然の石をそのまま積み上げていくなど、基礎の土台作りの段階で手を抜いてしまったら、現代まで残存することはなかったと思います。藤嶋先生は、勉強も同様で、基礎的な部分で手を抜いてしまったらいけないとおっしゃっていました。確かに、基礎をおざなりにしていたら、後で大失敗をして、かえって苦労することになると思います。僕も、先生がおっしゃっていたように、今やるべき基礎的な勉強が完璧にできるように手を抜かないで努力しようと思います。

 僕は将来、理系の研究に携わりたいと思っていますので、今の勉強をしっかり身に付けていきたいです。東京理科大学は設備が整っていて、雰囲気が良さそうでした。僕も、仲間と共に研究をし、いつか藤嶋先生の発見に並ぶような研究成果を残したいと思います。

 

5組 女子

 今回、「身の回りには面白いことが多い」というテーマでお話を頂きました。日常生活において、私たちの周りには様々なものがあり、絶えずいろいろなことが起こっています。それは、天気・季節によって多種多様な生き物の生態や様々な物質の運動に表れます。つまり、私たちの居る環境は、たくさんの不思議が集まって形作られています。しかし、これらには皆、原因や理由があります。当たり前に見えることでも、実は凄いことであったりします。不思議に感じることにも、一見無駄に思えるようなことにもきちんと理由があります。化学や物理を通してそれらの事柄は証明できます。何かを見つけたいとき、この理由が気になって知りたいと思うか、それともただのありふれた景色と思って素通りするかは個人によって異なります。おそらく多くの人が、珍しいことには興味を示しても、見慣れた風景の中の不思議を見落としていると思います。自分が生まれるずっと前から葉っぱは緑で、これからも変わることはありません。そういうものだと思っているから、それを不思議だとは思いません。しかし、改めて言われてみると確かに不思議です。私は、誰かに言われて初めて疑問に思うことが多く、たまに自分で疑問に思うことがあっても、その答えを探る前に、疑問に思ったこと自体を忘れてしまいます。そういうことがなく、かつ、誰もが納得できる答えが出てくるまで根気強く調べていかれるのが藤嶋先生をはじめとする研究者といわれる先生方なのだと思います。そして、一度証明された事実はその後、当たり前のことになります。逆に言えば、私たちが当たり前に知っていることは、かつて誰かが疑問に思ったことを研究し、証明したことだということです。私たちは、ごく当たり前にその恩恵を受けています。もしそれが無くなってしまったら、大変困ることになります。自分が生きた時代の何年も後の人々の生活にまで大きく影響を与えてしまうなんて、科学者という仕事はなんて凄い仕事なのだろうと改めて思いました。
 世界には、まだ分かっていないことがたくさんあるとお聞きしました。分かってしまえば当たり前になってしまうまでには、実験の積み重ねがあり、科学者の努力があります。新しい発見は、予想以上に大変です。これから、それを行っていくのは私たち若者であるのに、理科離れが起こっています。藤嶋先生は、その理科離れを心配され、子ども図書館や童話作家の先生と共同で本をつくっておられるというお話もして下さいました。
 最後に、私は理科があまり好きではないのですが、今回のお話は興味深く楽しく聞かせていただきまして、ありがとうございました。

 

5組 男子

  数々の賞を受賞され、多くの本を出されている藤嶋先生のお話をお聞きしました。
 酸化チタン光触媒という言葉を聞いたことがなかったのですが、酸化チタンに光を当てただけで水が酸素と水素に分解されるということにとても驚きました。先生は、大学院の2年生の時に光触媒を発見し、科学誌に発表したものの多くの研究者から疑問視されたと言うことを仰っていました。しかし、先生は逆風を跳ね返されました。それが出来たのは、研究室の雰囲気だと仰っていました。担任の先生からもよく自分の所属する集団の雰囲気についてのお話があります。勉強をするにも実験をするにも雰囲気はとても大切なことであり、自分を左右するくらいのパワーがあるものだと改めて感じました。
 先生の発見は、いろいろな建造物になって世界各地で実用化されており、自分たちの近くにも空気清浄機・食器乾燥機・建物の外壁・自動車のサイドミラーなど先生の研究のおかげで私たちの生活が良くなっています。また、自動車の排気ガスを減らすことへの実用化も研究中だと言うことでした。
 科学は、面白いことばかりだと改めて思いました。空が何故青いのか、雲は何で白いのか、夕焼けは何故赤いのかなど、今まで気にも止めなかったことのお話を頂き、まだ、地球上には理由のわからないとがたくさんあって、それらの理由を発見することはとても辛いけれど楽しく、面白いことだと知りました。僕は、将来の職業ややりたいことが決まっていないので、将来の夢を考えるのにとても刺激になりました。ありがとうございました。

 

6組 女子

十月二十四日、「身の回りには面白いことが多い」というテーマで藤嶋昭先生の話をお聞きしました。藤嶋先生は、酸化チタン光触媒の研究をされており、ノーベル賞受賞候補としても有名です。藤嶋先生の研究されている酸化チタン触媒について調べてみると、実用化されているものとしては、農薬廃液の無毒化、脱臭・空気清浄機、殺菌作用を利用した病院の室内用塗装、汚れにくいビルの外壁などがあり、クリーンエネルギーとしての水素の製造の可能性としても注目されています。今回、藤嶋先生の話をお聞きして、初めて酸化チタンの可能性を知ることができました。僕は、理科が好きで、その中でも特に化学が好きです。授業の中では酸化チタンによる光触媒については習ったことがなかったので、新しい反応について知ることができる良い機会になりました。酸化チタンの光触媒の特徴としては、強い酸化力と超親水性の二つがあります。まず、強い酸化力についてです。酸化チタンは水や空気と接しているとき、表面に光が当たることで光エネルギーを吸収し、活性化します。このとき酸化チタンは強い酸化力を持ち、油汚れや細菌などを酸化分解します。この性質を発見したのは、水に入れた酸化チタン電極と白金電極から水素と酸素が発生したという結果からでした。藤嶋先生は、このことを研究し発表しましたが、当時の日本の学会では全く相手にされなかったそうです。当時。電気分解は電圧をかけなければ起こらないという認識があり、どうして光を当てるだけで水を分解できるのかという考えを持った人たちが多数だったようです。現在では、光をエネルギーに変えることができますが、その考え方さえなかった時代にこのことを発見した藤嶋先生は原理を証明するのに大変苦労されたと思います。周りから間違っているという認識を持たれ続けても、自分の発見を正しいと信じ、その後も研究を進め、正しかったことを証明した藤嶋先生は、とても忍耐力の強い方だと思いました。周囲から何を言われても自分が正しいと思ったことを証明しようとする先生の忍耐力を自分も身につけたいと思いました。次に、超親水性についてです。超親水性とは、水が均等に付着し、水滴が均等に分散する性質のことです。これにより、濡れても視界を確保することができるだけでなく、汚れが落ちやすくなります。これらの性質は僕たちの周りのものでは、車のサイドミラー等があります。強い酸化力と超親水性の両方を利用したものとしては、建物の壁等があります。このように、調べてみると身近なものに藤嶋先生の発見した性質が使われていることが分かりました。今回の講話をお聞きして、より化学に興味を持つことができました。藤嶋先生の周りから何を言われても諦めない精神を見習い、これからの人生に生かしていきたいと思います。

 

6組 男子

今回、藤嶋先生の講話のテーマである「光触媒」についてお聞きして、僕は身近なことに興味を持つ大切さを感じました。先生の発見された「光触媒反応」は、僕たちの日常生活の様々な分野で実用化しています。消臭できる空気清浄機、汚れにくいトンネルの照明、曇りにくいドアミラーなどがそれにあたります。そして何よりも僕が凄いと思ったのが、この発見が今から四十年以上前だということです。先生がまだ学生でおられたとき、このような素晴らしい発見をされたということは、同じ学生である僕に大きな希望を与えてくれました。

 また、先生は、この発見を論文として提出したときに、かなりの疑問や批判の声があったとおっしゃっていました。そのことに対して先生は、同じ研究をしていた先輩からの励ましがあったから大丈夫だったとおっしゃっていましたが、僕はそれ以上に先生ご自身の好奇心が、反対の声に勝ったからではないかと思います。人間が難しいことにチャレンジすることができるのは、そのことに強く興味を持っている、つまり好奇心があるからだと僕は思っています。

 さらに、僕は先生の発想力にも驚いています。先生は、芥川龍之介の作品『蜘蛛の糸』を読み、そこから蜘蛛が出す糸に興味を覚えたとおっしゃっていました。糸には粘りけがあり、その粘りで敵の動きを止め、食べるということは僕も知っていましたが、なぜ、雨が降った日の翌日に糸に水滴がついているのかは知りませんでした。あれは粘り気がなくなった糸に再び粘り気を与えるためにすることらしいですが、小説を読んだだけでそこまで興味を持ち、実際に研究する事ができるのは、本当に素晴らしいと思います。

 僕はこの講演会の間に、なぜ先生はこんなに難しいことを発見できたのだろうかと思っていました。そして僕なりに分析してみました。僕は先生が前述した好奇心に加えて、一度やると決めたことは何が何でもやり通すという強い意志を持たれていたからだと思います。先生は、僕たちにこの講演会で未来を担うための無限の可能性を与えてくれたと思っています。実際に、素晴らしい発見をされた先生のお話は、とても説得力もあり、その強い精神力を僕も身に付けたいです。僕たちも、期待に応えられるように精一杯努力し続けていきたいと思います。

 

7組 女子

私は、講演会を終えて、日常生活にはまだまだ何気なく不思議なことがいっぱいあるのかもしれないと、改めて感じました。私は藤嶋先生の講話をお聞きするまで未来の社会作りに貢献していく発見について、あまり興味はありませんでした。また、「光触媒」がどういうものなのか、全く知りませんでした。しかし、この「光触媒」が日常生活に応用されて、私たちの生活を便利にしていると知り、その技術はとても優れたものだということがわかりました。そして、何より、開発するまでにいろんな人の努力により、出来たものだということに感動しました。また、藤嶋先生は研究を成功させる条件として、「人」、「研究費」、「雰囲気」の三つをあげておられました。まず、研究は、人がいなければ進めていけません。言い換えると、人がいなければ素晴らしい研究は生まれないということです。次に、研究費です。研究にはたくさんの設備が必要です。研究に必要な物が十分に整えられてこそ、様々な実験、研究が行えます。最後に、この中で私が一番大切だと思うのは、「雰囲気」です。いくら研究費があり人がいてもチームワークがしっかりしていなければ、共同で素晴らしい発見はできません。それは、私たちの身近な例として、紫峰祭におけるクラス活動においても同じことが言えると思います。クラスで力を合わせて完成させたものは、本当に素晴らしく、達成感を味わえます。そして、どんなことも努力と協力が大切であるということです。

今回、藤嶋先生の講話をお聞きして、何かを発見し、作り上げていくことは大変なことですが、完成したときの達成感や喜びは、その何倍にもなるのだということが、一番心に残りました。私は学校生活の中で、これまで何度もそのようなことを経験することができました。自分自身で頑張った分、必ず自分に跳ね返ってくると思います。そういう自分の喜びを増やすためにも、もっと努力をしていけるように頑張りたいです。

 

7組 男子

 藤嶋昭先生の講演は、「身の回りには面白いことが多い」というテーマで、非常に分かりやすく、面白いものでした。
まず始めに、「空の色は何故青いのか?」「蜘蛛の出す糸はどういった構造になっているのか?」などの身近な、誰でも一度は疑問に思うようなことを、分かりやすく教えていただきました。その後、アインシュタインの相対性理論などの話を交えて、化学の発展のおかげで、現在の便利で豊かな社会は成り立っていることを説明していただきました。
藤嶋先生の発見された、酸化チタン光触媒も、この社会を豊かにしているものの一つです。この光触媒は、建造物の壁などに塗装することで、光を当てるだけで汚れが分解されて綺麗になるという性質があるそうです。このおかげで、掃除をする手間が省け、外壁が汚れずに綺麗な状態を維持できるということで、非常に便利なものであると思います。
藤嶋先生の講演の中で、非常に印象深かったことが二つあります。一つ目は、「研究を成功させる要件」という内容です。酸化チタン光触媒という素晴らしい発見を出来たのは、研究費や人などもそうですが、何より、「雰囲気」というものが一番の要因だと仰っておられました。人々がお互いに高め合い、場の雰囲気を良くすることが、いかに大切なことなのかを学ぶことが出来ました。二つ目は、「基礎をしっかりする」という内容です。エジプトにあるピラミッドは、基礎をしっかり作ったため、現在でもあの形が崩れないと仰っておられました。勉強も同じように、基礎力をしっかり身につけないと、応用問題は解くことが出来ません。だからこそ、基礎を軽んじることなく、重点的にやることが大切だということを改めて強く感じました。
自分たちの身近にあるもの。その、「あって当たり前」だと思っているものは、昔は無かったものが大半です。それは、様々な人々の試行錯誤や研究の成果によって作られました。そのような、今では当たり前だと思っているものに目を向け、それがどのような過程を経て作られたのかを知ることで、より新しい発見が見えてくるのかもしれません。

 


8組 女子

 私は、身近にある簡単なものが、日常生活へ様々な形で応用できると改めて感じました。簡単なところから物事を考えていくということは、難しい問題を解決していくことにも繋がると思います。

 例えば、勉強面においてもそうです。私は高校受験をしましたが、私は受験勉強を通して、基礎を固めることの大切さに気付かされました。英語の長文問題を解くにも単語力が必要ですし、数学の問題を解くのにも計算力が必要です。古文を読むには古文単語力が必要だと思います。これからの大学受験でも基礎がとても重要になってきます。自分自身の夢が実現するために、今勉強できることを大切にし、基礎をしっかりと身につけていきたいと思います。

 基礎の他にも、雰囲気もとても大切だと藤嶋先生が仰っていました。一人で勉強するより、友達と一緒に勉強する方がやる気も出るし、はかどります。江戸取には、朝学習という勉強時間があります。私のクラスでは、「みんなが頑張る、みんなで頑張る!」という目標を掲げ、それに向けて毎日、朝学習が少しでも良い雰囲気になるよう、クラス全員で協力しています。私は美術部所属ですが、道具や自分の実力よりも、雰囲気が一番大切です。美術部は、みな仲がよく、先輩がとても優しくて、大変雰囲気がよいです。このような良い雰囲気があるため、集中力もとぎれず、また、絵も上手に描けます。何をするにしても、雰囲気が悪ければ集中することはできません。私は、藤嶋先生の講話をお聴きして、雰囲気の大切さを改めて実感させられました。これからも、友達と一緒によい雰囲気を作れるように協力していきたいと思います。

 私は藤嶋先生の講話をお聴きして、身の回りには本当に面白いことがたくさんあることに気付かされました。「空は青く見える」「夕日は赤く見える」「雲は白く見える」など日常的になっていることも、よく考えるととても不思議に思えてきます。身の回りの不思議に思った出来事を一つ一つ調べることはとても勉強になると思います。

 私たちの住んでいる世界や自然の中には、まだ私たちが知らないことがたくさんあります。これからは、そのようなことにも興味を持っていきたいと思います。

 


8組 男子

 今回の講演のテーマである「身の回りには面白いことが多い」というのは、普段の日常では気付かないことが多いと思います。子どもの頃は不思議だと感じていたことが今では不思議に思わなくなることもあります。今回の講演会で、日常における「当たり前」を再び不思議なこととして捉えられるようになりました。

 講演会の冒頭で、なぜ空は青いのかという問いかけがありました。それはテレビや雑誌等で目にしたことはありましたが、あまり真剣に耳を傾けたことがなく、なぜそうなったのか、本質的なことを理解していませんでしたが、今回の藤嶋先生のお話から理解することができました。

 次にアインシュタインに関するお話がありました。僕は一般相対性理論と特殊相対性理論という名前だけは知っていましたが、現在の僕たちの生きている社会に大きく影響しているということにはとても驚き、百年以上も前にそういう理論が生み出されたということにとても感動しました。

 今回、藤嶋先生の講演で最も印象深かったのは、研究を成功させるためには何が必要なのか話していらっしゃったことです。僕は今まで学者や研究者の方々は施設や設備が最も必要だと感じていると思っていましたが、藤嶋先生は、研究費は最低限でよい。それよりも大切なのは、人(研究者)で、それよりも大切なのが、研究に対する熱い気持ちと研究に取り組む雰囲気が大切だと話しておられました。この事は、研究者や学者の方々以外にも当てはまることだと思いました。

 今回の講演会についてパンフレットに記されていた、光触媒についてのお話もあり、内容を理解するのは難しいということでしたが、光触媒は、空気浄化作用や、水浄化作用、セルフクリーニング(油汚れ分解や超親水性分解など)、抗菌、殺菌作用があるということは身近な生活において、利用されているということは理解できました。

 僕は今回の講演会で、改めて化学の素晴らしさを感じることができました。これからは、自分の身近な現象や物などに耳目を傾けることで自分の世界が広がっていくことと思います。いろいろなことを当たり前だと感ぜずに、小さなことにも疑問を持つことがとても大切だと感じ、深く追究していきたいと思います。

 

9組 女子

 「空はなぜ青いのか」「夕焼けはなぜ赤いのか」藤嶋先生の講演会はこのように身近な事例から始まりました。前日に配布された講演会の案内では化学的なことが羅列されていて、教科書のようで私にはよく理解できませんでしたが、このような身近なことからお話を始めてくださったことで親近感がわきました。私が日頃見ている空、夕焼け、それらがなぜその色をしているのかなんて考えたことがありませんでした。「空は青い」「夕焼けは赤い」それが私の中での認識でした。しかし、先生の講演から、日頃見ているふつうの風景への興味、また、そのように目にするものに対する化学的な視点が養われた気がしまた。

 講演会の中で偉人についてのお話がありましたが、私の尊敬する偉人は、イルカ・チェースです。彼の名言に「絶対に失敗しない人というのは、何も挑戦しない人のことです」という名言があります。イルカ・チェースについては何も知りませんが、この名言はとても感銘を受けました。私は今までに何度も失敗してきました。しかし、その失敗で得たことの価値を認めてくれるようなこの名言がとても好きです。講演会でアインシュタインやマイケル・ファラデーの名言についての紹介がありましたが、偉人の言葉というのはとても心に響きます。その理由として偉人達は、たくさんの業績を世に残し、それらが後世に継承されています。彼らの成功の陰には大変な努力があります。そういう努力がわかっているからこそ、後世においても彼らの名言が高く評価されているのだと思いました。藤嶋先生からこの講演会を通して化学的なことだけでなく、努力の素晴らしさといった学問を習う上で大切なことを学ばせていただきました。

 特に「光触媒」に関しては大変興味がわきました。光触媒について詳しく調べてみたところ、とても身近なことが応用できる点などが素晴らしいと思いました。将来、私も光触媒の効果を目で見てみたいと思いました。

 「化学」という言葉は日常生活で意識することがない言葉ですが、講演会を聞いた後と前では私の日常生活に向ける視点が変わったような気がします。身近なことに目を向け、それについて研究することは、結果に意味があるのではなく、それまでの研究過程に大きな意味があるということを気付かされたというお話もありました。私も自分の目標に向かって、努力し、その結果に一喜一憂するのではなく、それまでの過程の意義をよく意識しながら目標達成に向かって努力していきたいと思います。

 

9組 男子

今回、藤嶋先生が例として挙げられたピラミッドのように基礎はとても大事だと思います。それは、先生がおっしゃっていた光触媒や超親水性の実験もそうですが、数学等も同じです。例を挙げるなら、定期テストの問題がわからなければ早稲田の入試などできるはずがありませんし、三角比がわからなければ正弦定理はわかりません。中学の英文法を理解していなければ、英語を話すこともできませんし、大学入試の問題を解くことも、日常生活で触れる英語を読むこともできません。学校で学んでいることは、生活を豊かにするために必要なことだと思いました。

私が先生のお話を聞いてすごいと思ったことは、その基礎の実験を何回も繰り返されたということです。また、もうひとつは、ちょっとした発見から実験をしようと思う精神です。有名な科学者たちはそういった小さな発見をして、それに何回となく実験を積み重ねて大きな発見につなげています。そこに至るまで、大抵、周囲の人々に否定され続けるようです。私は、そういう勇気を持てず、結局やろうとも思わないので、藤嶋先生をはじめとする研究者の方々の学問に対する姿勢を尊敬しています。私も、将来そのような成功を修めるためにも普段何でもないと思われるものを改めて見直したり、物事に対して失敗を恐れずに努力を重ねていきたいと思いました。そして、大きな発見に結びついた小さな発見は、藤嶋先生が発見された光触媒のように世の中で役に立っていることをしっかり心に留めていきたいと思います。

 今回のお話では、一つの発見を大きな発見につなげることがいかに大変か、そして、改めて基礎というものの大切さを学びました。基礎をおろそかにしていては、応用などできません。今回のお話をお聞きして、基礎をおろそかにしている僕は、これから何もできないのかも知れないとも思いました。しかし、そうならないように学習面でも生活面でも基礎を大切にし、改めて藤嶋先生に感謝したいと思います。江戸取で学ぶことで、日常生活の基礎と学習の基礎を早く固めて、大学進学や将来の職業選択の際、それが大いに役立つものとし、さらに自己の人間的成長を促していきたいと思います。