2012年度 オーストラリア短期留学

オーストラリアその1中等部3年 A君

 今回、オーストラリアに行き、文化の違いからたくさんの事に驚き、また、様々な貴重な体験をすることができました。僕は短期留学に行く直前まではあまり実感が湧かなくて不安や緊張といったものがありませんでしたが、ホストファミリーに会う直前になってものすごく緊張しました。ホストファミリーと会って最初の日は英語が苦手なのに相手にきちんと通じるのかなと思っていたので自分から話しかけることがなかなかできませんでした。しかし、ホストファミリーは明るく笑顔で接してくれたので緊張は一日すぐなくなりました。ホストファミリーの家を見た時に随分広いなと思いました。バーベキューができるベランダ、プールもありました。家の周辺をよく見るとみな大きくて広い家ばかりでした。オーストラリアで過ごした心に残ったことはとてもたくさんあります。その中でも特に印象深かったのはメリーマウントカレッジについてです。ここは日本の学校とは異なった生活でした。まずモーニングティーというランチの前に軽食を摂る時間がありました。ランチの前に軽食を摂るというのは日本では考えられないことなのでとても新鮮味があり、おもしろいなと思いました。次に帰る時間がとても早いということです。日本では早くても16時から17時くらいに下校ですが、オーストラリアは15時30分くらいには家に着くと知った時はとても驚きました。しかし、そのおかげで家族と過ごす時間が増えるのはとてもよいことだと思いました。また、ホストファミリーとはよくオリンピックを見ていました。ホストマザーはニュージーランド出身なのでニュージーランドが金メダルを取った時は感動のあまり絶叫していました。ホストファザーは夜とても寒いのに家のプールに飛び込んで寒さのあまり叫んでいました。このとき16歳のホームバディと笑っていました。そして、食事のときも内容は理解できなかったのですが、家族みんなが会話を弾ませて、また、家族同士が「おはよう」「ありがとう」「さようなら」といった挨拶をしっかりしていたので、僕の家族はあまり話さないので見習わなければならないと思いました。ホストファミリーとビーチ、ムービーワールド、パーティーなど様々なところに行き、数え切れないほどの思い出を作りました。そして、何といってもオーストラリアの星は綺麗な上、のんびりした雰囲気で、人もみんな明るくフレンドリーでした。人との出会いは一期一会と言いますが、オーストラリアにおける人との出会いとたくさんの思い出は一生忘れることはできません。短期留学で出会ったすべての人に貴重な体験をさせていただき感謝の気持ちと、またいつの日かオーストラリアを訪れたいという気持ちで一杯です。
 


オーストラリアその2高等部1年 Bさん

 私は、今回のオーストラリア短期留学でとても多くのことを学びました。留学が決まったときは、とても嬉しくて楽しみに思っていました。しかし、留学の日が近づけば近づくほど不安も大きくなっていきました。実際、ホストファミリーに会うと、その不安は消えて緊張がほぐれました。なぜなら、ホストファミリーはとても気さくに話してくれたからです。ホストマザーに会った時に、「嫌なことははっきり“ノー”と言っていい」と言ってくれたので、その点もためらうことなく「ノー」と言えました。初めのうちはなかなか英語を理解することが出来なくて、何度も聞き返してしまいました。しかし、一週間経つと不思議と聞き取れるようになりました。私がホームステイしたホストファミリーはお父さん、お母さん、三人兄弟で、五人家族でした。ホストファミリーはとても明るくて、いつも笑いが絶えない家族でした。時に、私のバディーは私が英語を話せないのを気遣って何度も分かりやすい単語で会話を進め、コミュニケーションをとってくれて、とても感謝しています。
現地の学校では日本語クラスの子と一緒にショッピングに行くこともありました。そこでは一緒にショッピングをした子たちが日本語で案内してくれました。その子たちにオーストラリアで流行っているバンドやお菓子などを色々教えてもらいました。
また、休み時間に「モーニングティ」という軽食をとる時間がありました。その時間は友人とそのバディーの数人で過ごす、とても楽しい時間となりました。
オーストラリアにいる時は、とにかく笑顔が絶えませんでした。雰囲気ものんびりとしていて、時間がゆっくり流れているように感じました。犬の散歩の手伝いをしている時に、全く知らないおじさんが挨拶をしてくれたりしました。生徒たちがみんな「こんにちは!」や「はじめまして!」と日本語で挨拶してくれました。温かく迎えてもらえたことに感謝しています。
この留学を通して、世界には私の知らないことがまだまだたくさんあることに気づきました。そして、これからももっとたくさんのことを知っていきたいと思いました。将来は海外に出て、働くというのも、いいと思いました。そのためには、もっと英語を話せなくてはいけません。私が留学中に何度も、もっと英語を話せたら良かったと悔しく思うこともありました。
最後に、この短期留学で体験したこと、感じたことは一生忘れることの出来ない思い出だと思います。このような素晴らしい留学に参加できて本当に良かったです。そして、親切に、温かく支えてくれた全ての人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。


オーストラリアその3高等部1年 Cさん

 私は、今回の短期留学で非常に貴重な経験をすることができました。私は、幼なじみが9月からニューヨークの学校に通うと聞き、私も短期留学をしてみようと思い、今回の短期留学を申し込みました。しかし、私は英語が苦手なので行く前まですごく不安で仕方がありませんでした。案の定、最初はほとんどThsnk Youくらいしか言えませんでした。家には英和辞書が在り、私が分からないとそれを使って説明してくれました。それでも分からない場合はipad やパソコンの翻訳機能を使ってくれました。また、私に話すときは、ゆっくり話してくれたので、何を言っているか英語が苦手な私でも理解することができました。平日、家に帰ってからは、バディの子と一緒に宿題やゲームをしたり、ビーチに行ったり、バディの子の習い事を見に行ったり、家族と一緒にテレビを見たりしました。ちょうどオリンピックをやっていたので、日本が出ると盛り上がってくれたり、楽しく過ごすことができました。また、部活で洋楽を聞くことが多くあるので、車中やショッピングモールで流れていた知っている曲のことで話が盛り上がったりもしました。休日は、ショッピングやテーマパークに連れて行ってくれました。そこで驚いたことは、一緒に短期留学に来た江戸取生と会うと、私とその子が友達というだけで、私の家族とその家族は接点が無いのに一緒に行動してくれました。日本では、あまり無いことだと思いました。ホームスティ先の家族や友達なオーストラリアの人たちはみんな優しかったです。特に、ホームスティ先の家族は、私のことをとても気遣ってくれて親切にしてくれました。また、留学先のメリーマウントカレッジの生徒は、すれ違う度に日本語で「こんにちわ」と挨拶してくれて、嬉しかったです。また、オーストラリアの空や海はとても綺麗で、海では野生のイルカを見ることができました。日本と違い、とてもゆったりとした生活で過ごしやすい国だと思いました。私は、今回の短期留学を通して、コミュニケーションを取ることは、私が想像していたよりも難しくはなく、ジェスチャーや、単語を並べるだけでも伝わるということが分かりました。しかし、これはきっとホームスティ先の家族が、私の話をとても熱心に聞いてくれたからだと思います。親切にしてくれたホームスティ先の家族、今回の短期留学に行かせて両親にとても感謝しています。これからもっと語彙を増やして高校2年生で行くカナダ修学旅行ではたくさん会話ができるようになりたいです。


オーストラリアその4高等部1年 Dさん

 僕はこのオーストラリア短期留学でいろいろなことを学びました。また、とても多くの素晴らしい思い出を作ることができ、とても充実した短期留学でした。
 その一番の理由はきっと、オーストラリアの人たちが持っている「優しさ」だったのだと思います。オーストラリアの人たちは皆とても親切で、優しく、おおらかで、フレンドリーでもあり、まさに人間の鏡だと言ってもいいくらいです。
 まず僕が驚いたのは、去年と同じホストファミリーがまた僕を受け入れてくれたということです。僕は去年もこのオーストラリア短期留学に参加し、その時にホストファミリーの皆さんにとても親切にしてもらいました。その当時は、もし来年もまたオーストラリアに行けたら、できれば同じホストファミリーがいいなと思っていました。そしてそれが、本当に実現する人だとしったときは、とても嬉しかったです。そのおかげで今年は、去年の緊張は全くなく、初日から会話をたくさんすることができました。また、去年はホストファミリーの話す英語を理解するのにとても苦労していたのに、今年は普通の会話の速度でも大体理解できるようになっていたのが、自分でも驚きでした。そして、そのおかげで、英語のリスニング力もかなり上がったと思います。本当にホストファミリーには感謝しています。
 また、オーストラリアで通っていたメリーマウントカレッジという学校でも、沢山の人との出会いがありました。まず学校で何かとお世話になった、オーストラリアに住んでいる後藤さんと、安芸先生です。この2人とは去年も会っていて、僕のことを覚えてくれていたのが嬉しかったです。また、今年の英語の先生であるテリー先生は、とてもユーモアのある先生で楽しかったです。オーストラリアと日本の文化の違いも、授業の中で丁寧に教えてくれました。
 また、先生方だけでなく、メリーマウントカレッジの生徒達もとてもフレンドリーでした。僕は毎日学校にスクールバスで登校していたのですが、そのバスに乗っている人と会話して少しだけ仲良くなれました。また、去年会った人で僕のことを覚えてくれていた人がいたり、今年の四月に江戸取に来た人とまた会えたりしたことも嬉しかったです。また、休み時間には積極的に生徒に話しかけ、なるべく多く英語を話すように心がけました。そして、数多くのかけがえのない友達と思い出を作ることができました。
 僕が今回の短期留学に行けたのは、両親のおかげです。また、今回の短期留学がこんなに楽しめたのは、オーストラリアで色々な準備をして下さった先生方や、沢山の思い出をくれた生徒達のおかげです。全ての人たちへの感謝を忘れずに、この経験をこれから活かしていきたいです。


オーストラリアその5高等部1年  E君

 今年の夏休み、17日間の短期留学に参加しました。そこでは、普段得ることができない様々なものを得ることができました。
 第一に、「世界は広い」ということを感じました。僕は今回にいたるまで海外に行ったことがありませんでした。これまでは、「日本人だから、日本から出るわけでもないし、どうにかなるだろう」と思っていました。ところが、いざ行ってみると、自分の「井の中の蛙」状態を思い知らされました。オーストラリアでは、ほとんどの人が英語で話していて、世界は日本だけでなくいろいろな国があるのだと感じました。文化の違いも目立ちました。日本では、朝食、昼食、夕食の三食ですが、それらに加えて、現地ではモーニングティーという休み時間がありました。この時間は、家から持ち寄ってきたお菓子やジュースを飲み食いします。ちなみに、この学校のみならずこの国全体に浸透しているとのことです。また、学校は3時に修了しすぐに帰宅したり、夕食にカンガルーのお肉が出されたり、浴槽はなくシャワーを使って体を洗ったりするなどの文化もあります。正直に言うと、前半は驚きの毎日でした。
 留学前は英語が通じるかどうか不安でした。海外の観光旅行とは違い、ホームステイなのでよその家に泊まることになります。一番緊張したのは、ホストファミリーとの対面する瞬間でした。しかし、あちらの人は快く受け入れてくれました。外国の家族と言うだけあって、会話は全部英語で前半は話に全くついていけませんでした。それでも、何とか努力をして後半には少しずつ英語で会話をすることができました。帰国前日に「グッドイングリッシュ!」と現地の母に言われたのは、とても嬉しかったです。それで、今でもそのことを思い出します。英語が分からなくて、ジェスチャーで自分の言いたいことを表現したこともありました。すると、おのずと伝わりました。やはり外国へ行っても努力することが大切だと感じました。
 今回の留学で一番感謝しているのが、自分の親と現地の家族です。親は、今回のために多くのお金を出してくれて、僕を留学させてくれました。また、外国で通用するような名前を生まれたときに付けてくれました。おかげで、現地の学校でも仲良くできました。外国の家族は、僕が日本人で英語があまり話せないのにも関わらず、暖かく受け入れ接してくれました。お別れするときは泣きはしませんでしたが、心の中に寂しさが今でも残っています。
 来年3月に現地から日本に留学生が来ます。来年から違う学校になるということで、今回のバディーは来ませんが、留学生が来たら暖かく迎え入れてあげたいです。今度は、僕が迎え入れる番です。おそらく高校生の間に留学することはないので、しっかりその留学生に日本を案内してあげたいです。そして、留学生が喜んでオーストラリアへ帰れるようさせてあげたいです。


オーストラリアその6高等部1年 Fさん

 私は以前から外国や英語が好きで、外国人がどのような暮らしをしているのか知りたかったし、ネイティブの人と話をしてみたかったので、この短期留学に参加しました。これ以前に外国に行ったことが一度もなく、今回が初めての海外でした。たくさん緊張していたし、不安もたくさんありました。オーストリア初日の夜は、寂しくて泣きそうになったりもしました。しかし、ホームステイ先の家族は、私を実の家族のように接してくれて、とてもあたたかい家庭でした。初日に空港を出て歩いてバスへ向かっているときに、あるオーストラリア人のおじさんと目が合いました。するとその人はすぐに笑顔で「Hello」と私に挨拶してくれました。知らない人のはずなのに目が合っただけで挨拶してくれて、本当に嬉しかったです。私がオーストラリアに来て最初に思ったことは、オーストラリアの人は心優しいということでした。日本でこのようなことはあまりありません。本当にすばらしい文化だと思いました。
 また、私たちは小中高がついている学校へ2週間通ったのですが、その学校もとても良い学校でした。同じようにみんなが私達に笑顔で挨拶をしてくれます。向こうの生徒さんはフレンドリーで、いつも私達を笑顔にしてくれました。「日本が大好き」と言ってくれる人もたくさんいて、すごく嬉しかったです。現地の生徒と一緒に授業を受けたり、一緒に動物園に行ったり、一緒にランチを食べたり、数えきれないほどの思い出があります。年齢に関係なく仲良くしてくれて、本当に楽しかったです。
 休日はホストファミリーがSea Worldや遊園地など、色々なところへ連れて行ってくれました。日本にはいない生き物が見られたり、コアラを抱けたり、カンガルーに触れたりしました。今も私の部屋にはたくさんのオーストラリアでの思い出のものが飾ってあります。ホストファミリーの子供達が私に書いてくれた手紙、人形、現地で使った教科書、写真などを見るたびにたくさんの思い出が思い浮かびます。向こうで流行っていた歌を聞く度に泣きそうになります。お金には絶対に代えられない、大切なものをたくさん得ました。この二週間、本当に楽しかったです。貴重な体験がたくさんできました。全てが私の宝物です。
 最終日、ホストファミリーとお別れの時に、「I miss you」と言って、悲しくて思わず泣いてしまったら、ホストマザーが優しく抱きしめてくれました。「ありがとう」では伝えきれない思いがこみ上げてきました。帰国後もメールのやり取りをしています。今回の短期留学に参加して良かったと心から思います。この留学に関わった全ての人に感謝しています。絶対にまたオーストラリアへ行きたいです。I love Australia!!!


オーストラリアその7高等部1年 Gさん

 私はオーストラリアの短期留学に参加してかけがえのない体験をたくさんしました。そして、多くのことを学びました。一つ目は、オーストラリアは広大な土地で、自然に恵まれている国だということです。道路やスーパーマーケット、家の敷地など何もかもが日本
と違っていてとても大きかったことです。そして、家から徒歩10分のところには美しいビーチがどこまでも続いていて、車で30分のところには熱帯雨林や滝といった大自然が広がっていました。私は、滝で遊ぶことも緑で癒されることもできる、そんなオーストラリアの魅力にとても惹かれました。また、自然だけではなく、高層ビルがたくさんあるサァーファーズパラダイスの夜景もとても美しいと感じました。二つ目は、オーストラリアの方々はみんなフレンドリーだということです。初めは当たり前ですが、英語ばかりが飛び交っているのが慣れずに、日本が恋しくなることがありました。しかし、ホストファミリーが笑顔で次々と話しかけてくれたので、そのような不安な気持ちは知らない間に消えていました。そして、ホストファミリーの子どもたちと年齢が近く、偶然にも趣味が同じだということが分かり、すぐに打ち解けることができました。毎日、いろいろなゲームをして遊んだり、一緒にダンスの振り付けを考えたりして、日本に帰りたくないと思うほど楽しく過ごしていきました。また、現地の学校ではスクールバディをはじめとしたたくさんの人と関わることができてランチやモーニングティーでは毎日、いろいろな話で盛り上がりました。三つ目は、英語を上達させるためにの秘訣を実際に感じることがではたということです。オーストラリアで過ごしているうちにだんだんと英語に慣れていき、聞き取り易くなったと思うことはありました。しかし、二週間という短い期間だったので、正直今までよりも英語話せるようになったという感覚はあまりつかめませんでした。しかし、片言の英語だけれど相手に通じてほしいと思いながら、いつも話していたので、恥ずかしがらずに積極的に話してみるという、自分の会話力を上達させるための大きな一歩は歩めたのではないかと思います。今回の短期留学がこんなにも充実した日々を送ることができたと思える一番の要因は、ホストファミリーが私に優しく接してくれたからだと思います。日本に帰国してからも連絡を取り合っているのですが、ホストマザーからのメールの最後に「あなたのオーストラリアの母より」と書いてあるのを見たときは涙が出るほど嬉しかったです。本当の家族のように私を受け入れてくれたホストファミリーの方々に感謝の気持ちで一杯です。このかけがえのない経験を糧にしてこれからもっと英語力の向上に励んでいきたいと思います。そして今よりも英語を話せるようになったら、ホストファミリーのみんなとまた会いに行きたいです。


オーストラリアその8高等部1年 Hさん

 7月21日から8月6日、私がオーストラリアで過ごした17日間は何か異次元にいるような感覚でした。初めてオーストラリアを身近に感じた私にとっては新鮮なものばかりでした。正直、最初の頃は不安で一杯でした。「早く帰りたい!!」とも思いました。分からないことだらけでその上、言葉が通じないのはとても不安でした。しかし、時間が経つと不思議と「慣れ」というものが出てきます。初日は全く聞き取れなかった英語も大分聞き取ることができるようになり、ホストファミーや学校のことも分かってきました。一度慣れてしまえば、オーストラリアでの生活はとても楽しいものでした。オーストラリアの人たちはみなフレンドリーで気軽に声をかけてくれます。もちろん、何を言っているか分からなかったり、質問されても上手く答えられないときも少なくはありませんでした。しかし、オーストラリアの人たちの優しくて温かい雰囲気の中にいるのはとても居心地が良かったです。私が一番心に残っているのはオーストラリアの豊かな自然です。その中でも格段にすばらしかったのはビーチです。白い砂浜と真っ青な海はとても印象的でした。ずっと眺めていても飽きないほど綺麗でした。他にも珍しい動物がいました。学校の最終日に行ったカランビン野鳥園にはコアラやカンガルーだけでなく、見たこともない動物を数多く見ることができました。オーストラリアではお風呂に入らず、シャーワーを5分程度浴びるだけなのには驚きました。オーストラリアは水がとても貴重なのだそうです。日本は蛇口をひねれば、ずっと水を使い続けることができますが、オーストラリアではタンクに貯めた水がなくなってしまうとしばらく待たなければなりません。そういう面で日本はとても恵まれているのだと実感しました。日本と違う点は他にもたくさんあります。例えば、休日は店が閉まるのは夕方5時であったり、学校では2時間目と3時間目の間にモーニングティーという20分程度の休み時間があり、持参した軽食を摂る習慣があります。今回の短期留学で私はオーストラリアについて多くのことを学びました。しかし、それ同時に日本のことも同じくらい学びました。ずっと日本にいると分かりませんが、他の国と比較することによって見えてくる部分があります。私はこうした広い視野を持つことがいかに大切だということを身を持って知ることができました。このオーストラリア短期留学を私に強く勧めてくれたのは父です。「日本だけでなく、世界を知ることは重要だ」と言った父の言葉が今、こうして留学を終えて理解できました。今回、この短期留学に行かせてくれた両親、そして、何一つ不自由なく充実した留学ができるように支えてくださった先生方、ホストファミリー、旅行会社の方々、友人、すべての方々に感謝したいと思います。そして、今度は、自分が留学生を日本で受け入れたいと思います。


オーストラリアその8高等部1年 Iさん

 私は今年の夏、初めてホームステイでオーストラリアに行きました。
 空港に到着してから、バスに乗ってデンジャーポイントに行きました。そこで見た景色には感動しました。とても綺麗な海が広がっていて、清々しい気分になりました。州境も見ることが出来て嬉しかったです。ホストファミリーの方が休日に連れて行ってくれた海も本当に綺麗で、砂浜の砂はほとんどが白く、様々な種類の貝が多く落ちていました。野生のイルカやクジラを見ることが出来る海もあり、そこに連れて行ってくれたホストファミリーの方にはとても感謝しています。貴重な経験が出来ました。海だけでなく、高い建物が少ないためかとても広々とした景色が多くまた自然の豊かさも感じました。
 私がオーストラリアに行って一番強く感じたのは、人の温かさです。初めてホストファミリーの方と会った時、私は考えていた挨拶が飛んでしまうくらいに緊張してしまい、あまり話すことが出来ませんでした。そんな私にホストファミリーの方あ色々と話しかけてくれて、コミュニケーションを取ることが出来ました。また現地の学校に行った時は初対面なのに色々と話しかけてくれる人が多かったり、すれ違う度に日本語で挨拶してくれたり、充実した毎日を過ごすことが出来ました。近所の人や、お店の店員もよく挨拶をしてくれて、人と人の間に壁がないのだな、と感じました。
 現地の学校には、午前十時頃になると果物やお菓子を食べる、モーニングティの時間がありました。モーニングティはブレインフードとも呼ばれ、お腹がすいて授業に集中できなくなることを防ぐために設けられているそうです。この時間は色々な人コミュニケーションが取れて、楽しい時間でした。現地の生徒が積極的に話しかけてくれたり、友達を紹介してくれたりして様々な人と交流を深めることができました。会話をしていて話題が尽きることがなく、笑顔も絶えませんでした。
 滞在中の小学校訪問やバディとの会話で日本のおもちゃを紹介しました。改めて日本の文化の良さを感じた反面、日本についての知識を深め、詳しく説明出来たら良かった、と少し後悔する気持ちもありました。
 最初は迷っていたのですが、ホームステイをすることが出来て本当に良かったと思います。旅行では出来ない、ホームステイならではの体験が出来ました。家族のように接してくれたホストファミリーの方には感謝の気持ちで一杯です。毎日英語での意思疎通は大変で、もっと話せたらより楽しめたと思う気持ちもありますが、言葉だけでなく、伝えようとする気持ちの重要さも感じました。さらに英語を勉強し、またオーストラリアに行きたいと思っています。


オーストラリアその8高等部1年 Jさん

 今回のオーストラリア短期留学で、私はたくさんの貴重な体験をすることができました。現地では、毎日が驚きの連続で、そしてたくさんの事を学びました。
 7月21日の出発の日、“向こうでは英語で話せるのか”、“ホストファミリーとうまく生活していけるか”など、不安がたくさんありました。しかし、ホストファミリーも含めて、現地の方々はみんな優しく、とてもフレンドリーに私たちに話しかけてくれました。私がうまく英語を聞き取れない時にはゆっくりと言い直してくれたり、私たちの英語を理解しようという姿勢で話を聴いてくれ、とても助かりました。ホストファミリーの方々や現地の学校の先生たちともうまくコミュニケーションがとれ、とても仲良くなることができました。言葉の壁はあっても、心が通じ合えばその壁は乗り越えられること、また、例え英語での言い方が分からなくても、他の言い方を考えたり、ジェスチャーを加えてみたりして、積極的に話そうというその心が大切だということを知りました。最初は、話すのにもとても緊張しましたが、間違いを恐れずにたくさん話せ、うまくコミュニケーションがとれて本当に良かったです。
 また、この短期留学でオーストラリアの文化に触れ、とても勉強になりました。オーストラリアの先住民アボリジニの文化を知る授業もあり、楽しみながらみんなでアボリジニの伝統楽器を演奏できました。また、オーストラリアだけではないですが、よく知られている通り、家の中でも靴をはいたままでした。来る前から知っていたものの、驚いてしまい、日本とは文化が違うことを改めて実感しました。他に、日本との違いといえば、オーストラリアは降水量が少なく、水がとても貴重だということです。シャワーでもお湯を貯めているタンクがあるので、あまり長い時間それを使ってしまうと、家族の他の人の分がなくなってしまいます。だからなるべく節水を意識しなくてはなりませんでした。シャワーの時には、こまめに水を止めたり、なるべく急いで浴びたりなどを心がけました。とても大変でしたが、水の大切さが身にしみて分かったような気がします。日本でもこれからは水を大切にしながら生活していきたいです。
 この短期留学に行く前は二週間は長いと思っていましたが、実際に行ってみると、毎日が充実していてあっと言う間に過ぎていきました。今回のオーストラリアへは、私の家族や現地のホストファミリーの方々、学校の先生方など、たくさんの人々の支えがあったからこそ行くことができたと思っています。オーストラリアでのたくさんの貴重な経験、そこから学んだことを忘れずに、また、これからの生活にも活かしていきたいです。

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